JP2018205586A - 光アイソレータ及び半導体レーザモジュール - Google Patents

光アイソレータ及び半導体レーザモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、小型で低コストの1.5段型光アイソレータを提供することを目的とする。【解決手段】順方向において、入射光と出射光の偏光方向が平行となる光アイソレータであって、光の透過経路上には、第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子が順に配置され、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子に対して、同一方向の磁場が印加されるように磁石が配置され、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子におけるファラデー回転方向が逆方向であることを特徴とする光アイソレータ。【選択図】図1

Description

本発明は、光通信や光計測で用いられ、ファイバ端やレンズ端からの反射光を光源となるレーザへ戻さないようにするための光学部品である光アイソレータ及びそれを用いた半導体レーザモジュールに関する。
光通信や光計測において、光源となる半導体レーザから出た光が、伝送路途中に設けられた部材表面からの反射によって半導体レーザに戻ってくると、レーザ発振が不安定になってしまう。このような反射戻り光を遮断するために、偏光面を非相反で回転させるファラデー回転子を用いた光アイソレータが使用される。
近年、光通信で使用される半導体レーザモジュールには、発振波長域が広い波長可変レーザ光源が用いられることが増えてきている。波長可変レーザ光源に対して使用される光アイソレータには、広い波長域で、高いアイソレーション機能を発揮することが求められる。
また、従来、波長可変レーザ光源を用いる場合は、光アイソレータを温度調節器(ペルチエ素子)上に配置し、波長安定性を高める方法がとられていたが、省電力化の観点から温度調節器は使用されなくなってきており、さらに、モジュール内部の温度も高く設定されることが増えてきている。そのため、波長可変レーザ光源に対して使用される光アイソレータには、広い温度域に対応することも求められている。
このような要求から、一般に、波長可変レーザ光源を用いたモジュールや高い信頼性が求められる用途には、1.5段型光アイソレータや2段型光アイソレータが使用されている。1.5段型光アイソレータは、図5に示すように、光の透過経路上(図中の符号X)に、第1偏光子51、第1ファラデー回転子52、第2偏光子53、第2ファラデー回転子54、第三偏光子55及び1/2波長板56を順に配置し、その周囲に磁石57,58を配置した構成を有する光アイソレータ50である。図5中の光の透過経路上のa’〜g’の各箇所における光の偏光方向を表した図が図6である。なお、図6の各a’〜g’中の矢印は、光の入射側から見た偏光方向を示すものである。
図6において、例えば、垂直方向に偏光した入射光は、第1偏光子51、第1ファラデー回転子52、第2偏光子53、第2ファラデー回転子54及び第三偏光子55を透過する過程で水平方向に偏光した光となる。その後、1/2波長板56によって偏光面は90°回転され、入射光と出射光との偏光方向は同一となる。
なお、半導体レーザモジュールでは、半導体レーザチップ、光アイソレータ、導波路型変調器の順に配置される場合が多い。半導体レーザチップは出射偏光方向依存性があり、導波路型変調は入射偏光方向依存性があるため、その間に配置される光アイソレータの入射光と出射光の偏光方向は一致させる必要がある。
特開2004−233385号公報
このような1.5段型光アイソレータには、高いアイソレーション機能とともに、小型化、低価格化の要求もあり、改良技術が求められている。
これに対して、特許文献1では、極性が反対となるように2個の磁石を配置し、1/2波長板を用いない構成とする反発型の1.5段型光アイソレータが提案されている。しかしながら、この方法では、2個の磁石が互いに反発するため、組み立てが難しくなり、磁石の固定にも高い信頼性が必要となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、小型で低コストの1.5段型光アイソレータ及びこれを用いた半導体レーザモジュールを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、順方向において入射光と出射光の偏光方向が平行となる光アイソレータについて、光の透過経路上に、第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子及び第2偏光子を順に配置すると共に、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子に対して同一方向の磁場が印加されるように磁石を配置し、この同一方向の磁場を印加する際、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子とのファラデー回転方向が互いに逆方向となるように第1ファラデー回転子及び第2ファラデー回転子の材料等を選択・調整することにより、従来の1.5段型光アイソレータに比べて、1個の偏光子と1/2波長板との2個の構成部材が不要となり、小型で低コスト、かつ、広い波長域、温度域において高いアイソレーション機能を発揮することを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
従って、本発明は、下記の光アイソレータ及びこれを用いた半導体レーザモジュールを提供する。
〔1〕
順方向において、入射光と出射光の偏光方向が平行となる光アイソレータであって、
光の透過経路上には、第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子が順に配置され、
第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子に対して、同一方向の磁場が印加されるように磁石が配置され、
第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子におけるファラデー回転方向が逆方向であることを特徴とする光アイソレータ。
〔2〕
上記磁石は、両端が異極に着磁された磁石であって、上記第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子の周囲に配置されている〔1〕記載の光アイソレータ。
〔3〕
上記第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子は、平板状基台の平面上に設置され、
第2偏光子の透過偏光方向は、基台の設置平面に対して平行である〔1〕又は〔2〕記載の光アイソレータ。
〔4〕
順方向における、上記第1ファラデー回転子の入射面が、光軸に対して傾斜している〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の光アイソレータ。
〔5〕
半導体レーザチップ、上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の光アイソレータ、及び導波路型変調器を含んで構成されることを特徴とする半導体レーザモジュール。
本発明の光アイソレータによれば、従来の1.5段型光アイソレータに比べて、1個の偏光子と1/2波長板の2個の構成部材が不要となるので、小型で低コスト、かつ、広い波長域、温度域において高いアイソレーション機能を発揮する光アイソレータを提供することが可能となる。
本発明の一実施態様を示す光アイソレータの概略図である。 図1の光アイソレータを透過する光の偏光方向を表す概念図であり、(A)は順方向、(B)は逆方向における図である。 本発明の別の実施態様を示す光アイソレータの概略平面図である。 図3の光アイソレータの概略正面図である。 従来の1.5段型光アイソレータの概略図である。 図5の光アイソレータを透過する光の偏光方向を表す概念図であり、(A)は順方向、(B)は逆方向における図である。
以下、本発明について、実施態様の一例として、図を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の光アイソレータは、順方向において、入射光と出射光の偏光方向が平行となるものである。このような光アイソレータは、出射偏光方向依存性がある半導体レーザチップと入射偏光方向依存性がある導波路型変調との間に配置される場合などに好ましく用いられる。
先ず、本発明の光アイソレータの構成について、図1及び図2を参照して以下で説明する。
図1は本発明の光アイソレータを示す概略図である。図1に示されるように、本発明の光アイソレータ10は、光の透過経路上(図中の符号X)には、第1ファラデー回転子12、第1偏光子13、第2ファラデー回転子14及び第2偏光子15が順に配置される。また、第1ファラデー回転子12と第2ファラデー回転子14に対しては、同一方向の磁場が印加されるように磁石17,18が配置されており、第1ファラデー回転子12と第2ファラデー回転子14におけるファラデー回転方向が逆方向となるようにしたものである。図1中の光の透過経路上のa〜eの各箇所における光の偏光方向を表した図が図2(A),(B)である。図2の各a〜e中の矢印は、光の入射側から見た偏光方向を示すものである。
このような構成とすれば、図2(A)に示すように、特定の方向に偏光した入射光(図中符号a)は、第1ファラデー回転子12により偏光面が45°回転する(図中符号b)。次に、第1ファラデー回転子12により偏光面が回転した光を透過するように第1偏光子13を透過する(図中符号c)。続いて、第2ファラデー回転子14により偏光面が、第1ファラデー回転子12によるファラデー回転方向とは逆方向に45°回転する(図中符号d)。さらに、第2ファラデー回転子14により偏光面が回転した光を透過するように第2偏光子15を透過して(図中符号e)、光アイソレータから出射する。このとき出射光の偏光方向は、入射光の偏光方向と平行となる。
また、逆方向の戻り光は、図2(B)に示すように、先ず、第2偏光子14によって、特定の方向に偏光した光のみが透過する(図中符号d)。次に、第2ファラデー回転子14によって、続く第1偏光子13において透過可能な偏光方向とは異なる方向に回転する(図中符号c)。このため、第1偏光子13では戻り光が透過できず、遮断されることになる(図中符号b)。
なお、この第1偏光子13を透過できる戻り光があった場合でも、第1ファラデー回転子12により偏光面が回転し、入射光の偏光方向に対して垂直方向となる(図中符号a)。半導体レーザチップは、出射レーザ光の偏光方向と同一な方向に偏光した戻り光に対して影響を受けやすいが、直交する方向に偏光した戻り光に対しては影響が小さいという性質がある。そのため、本発明の光アイソレータは、半導体レーザチップと共に用いられることが好ましい。
本発明の光アイソレータを、図5に示される従来の1.5段型光アイソレータと比較すると、本発明の光アイソレータは1個の偏光子と1/2波長板との構成部材を用いていないため、低コストで作製することができ、小型化も可能となる。
本発明の光アイソレータは、同一方向の磁場が印加されたときに、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子におけるファラデー回転方向が逆方向となるため、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子とは、互いに異なる材料を用いる。例えば、第1ファラデー回転子の材料として、(GdBi)3(FeGa)512を用い、第2ファラデー回転子の材料として、(TbEuBi)3(FeGa)512を用いることができる。上記の第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子との材料を入れ替えてもよい。
上記ファラデー回転子の材料は、ファラデー効果を示す材料であれば特に限定されないが、上記のほか、例えば、イットリウム鉄ガーネット(Y3Fe512)、ファラデー回転ガラス、テルビウムガリウムガーネット(Tb3Ga512)等が挙げられ、これらは単結晶でも多結晶でよい。また、上記ファラデー回転子の材料は、ファラデー回転子を短くすることができる観点から、使用波長域においてファラデー回転係数又はベルデ定数の大きな材料を用いることが好ましい。さらに、広い波長域や温度域に対応するため、ファラデー回転係数又はベルデ定数の波長依存性や温度依存性が小さい材料を用いる方が好ましい。
上記ファラデー回転子の回転角度(旋光度)は、ファラデー回転子のファラデー回転係数又はベルデ定数、ファラデー回転子の長さ、磁場の強さによって決定することができる。第1ファラデー回転子及び第2ファラデー回転子において、ファラデー回転角度が45°となるときが最もアイソレーション機能が高くなる。使用する波長と温度とが一定の場合には、ファラデー回転の回転角度が45°となるようにファラデー回転子の長さや磁場の強さを決定すればよいが、波長可変レーザ光源を用いる場合や温度が変動する場合は、その使用波長域や使用温度域全体で、アイソレーション機能が安定して高くなるように設計することが好適である。
本発明で用いられる第1偏光子と第2偏光子については、その偏光子の種類は特に限定されず、第1偏光子と第2偏光子とは、互いに異なる種類の偏光子を用いてもよく、或いは、同一の偏光子を用いてもよい。光アイソレータに用いられる偏光子の種類としては、偏光ガラス、偏光ビームスプリッタ(PBS)、複屈折性結晶を用いたプリズム型偏光子、ワイヤーグリッド型偏光子等が挙げられる。中でも、偏光ガラスは、光路長を短縮できるため好ましい。
前述したように、第1偏光子は、第1ファラデー回転子により偏光面が回転した光を透過するように設置される。また、第2偏光子は、第2ファラデー回転子により偏光面が回転した光を透過するように設置される。なお、ファラデー回転角度は使用波長や温度によって変動するため、ここでは、一部の偏光成分が透過すればよい。また、第1偏光子と第2偏光子の透過偏光方向は、相対的に45°異なるようにすることが好ましい。
本発明に用いる磁石の種類は特に限定されず、SmCo磁石、Nd−Fe−B磁石、射出成型磁石等を用いることができる。なかでもSmCo磁石は、キュリー温度が高く、錆びにくいため好ましい。また、その形状も限定されない。
前述したように、磁石は、第1ファラデー回転子及び第2ファラデー回転子に対して、同一方向の磁場が印加されるように配置されるものである。本発明で使用される磁石の個数は1個であっても複数個でもよく、第1ファラデー回転子及び第2ファラデー回転子には、別の磁石によって磁場を印加してもよい。
上記磁石は、両端が異極に着磁された磁石であって、第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子及び第2偏光子の周囲に配置されていることが好適である。例えば、円筒状の磁石の内部に、第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子及び第2偏光子が配置されていてもよく、或いは、複数個の棒状又は平板状の磁石を、第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子及び第2偏光子の周囲に配置してもよい。
第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子及び第2偏光子は、平板状基台の平面上に設置されてもよい。例えば、図3に示す光アイソレータ10は、第1ファラデー回転子12、第1偏光子13、第2ファラデー回転子14及び第2偏光子15が平板状基台19の平面上に設置されている。このようにすれば、光アイソレータを半導体レーザモジュール内に設置する際に、接合歪みによる特性劣化を防ぐことができるので好適である。また、図4に示すように、第2偏光子15の透過偏光方向は、基台19の設置平面19aに対して平行であることが好ましい。このようにすれば、入射偏光方向依存性がある導波路型変調器等と併せて使用する際に、組み込みが容易となる。
本発明では、順方向において、第1ファラデー回転子の入射面が、光軸に対して傾斜していることが好ましい。このようにすれば、第1ファラデー回転子表面に形成した対空気ARコートにおける残存反射の影響を低減することができ有利である。
本発明の光アイソレータは、半導体レーザチップ及び導波路型変調を一体とした半導体レーザモジュールとして用いることができる。この半導体レーザモジュールにおいては、半導体レーザチップ、光アイソレータ、導波路型変調器の順に配置されることが好ましい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
〈実施例1〉
第1ファラデー回転子として(GdBi)3(FeGa)512結晶を、第2ファラデー回転子として(TbEuBi)3(FeGa)512結晶を選択した。これらの材料は、同一方向の磁場を印加した際に、ファラデー回転は逆方向となる。また、第1偏光子及び第2偏光子として、偏光ガラス(コーニング社製ポーラコア)を用いた。
第1ファラデー回転子として、11.0mm×11.0mmの(GdBi)3(FeGa)512結晶を準備し、片面には対空気AR(反射防止)コートを、もう一方の面には対接着剤ARコートを施した。この(GdBi)3(FeGa)512結晶の対接着剤ARコートを施した側に、第1偏光子を、接着剤を介して貼り付けた。この第1偏光子の大きさは、11.0mm×11.0mm×0.2mmであり、その両面には対接着剤ARコートを施してある。さらに、第1偏光子には、第2ファラデー回転子として、11.0mm×11.0mmの(TbEuBi)3(FeGa)512結晶を、接着剤を介して貼り付けた。この結晶の両面には対接着剤ARコートを施してある。
一方、片面には対空気AR(反射防止)コートを、もう一方の面には対接着剤ARコートを施した11.0mm×11.0mm×0.2mmの第2偏光子を準備した。この第2偏光子の対接着剤ARコートを施した側を、第2ファラデー回転子に接着剤を介して貼り付けた。
第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子を貼り合せたものを、1.0mm×1.0mmサイズに切断して、光学素子を作製した。作製した光学素子を平板状の基台の平面上に配置し、さらに、光学素子の周囲に、棒状のSmCo磁石を二個配置して、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子に対して、同一方向の磁場が印加されるようにして、光アイソレータを作製した。
なお、ここでは、温度25℃、波長1550nmで、第1ファラデー回転子及び第2ファラデー回転子におけるファラデー回転角度が45°となるように、ファラデー回転子の長さ、磁場の強さを設定している。また、第1偏光子と第2偏光子の透過偏光方向は、相対的に45°異なっている。
作製した光アイソレータの順方向における挿入損失は0.25dBであった。アイソレーションを評価するため、第2偏光子の透過偏光方向と同一方向の偏光を逆方向から入射した。第1ファラデー回転子透過後の偏光状態を確認するため、偏光板を回転させてその透過光を測定した。その結果、透過光の水平方向〔図2(B)の符号aに示す矢印に垂直方向〕成分は−55dB、垂直方向〔図2(B)の符号aに示す矢印と同一方向〕成分は−48dBであった。
実施例1の光アイソレータは、従来の1.5段型光アイソレータ(比較例1)と比較して、アイソレーション機能は同等でありながら、光軸方向について、約0.3mm(偏光子:0.2mm、1/2波長板:約0.1mm)の短尺化が可能となる。また、偏光子1枚と1/2波長板1枚分のコストを削減することができる。
〈比較例1〉
ファラデー回転子として(TbEuBi)3(FeGa)512結晶を選択した。また、偏光子として、偏光ガラス(コーニング社製ポーラコア)を用いた。
片面には対空気AR(反射防止)コートを、もう一方の面には対接着剤ARコートを施した11.0mm×11.0mm×0.2mmの第1偏光子を準備した。この第1偏光子の対接着剤ARコートを施した側に、第1ファラデー回転子として、11.0mm×11.0mmの(TbEuBi)3(FeGa)512結晶を、接着剤を介して貼り付けた。この結晶の両面には対接着剤ARコートを施してある。
第1ファラデー回転子には、11.0mm×11.0mm×0.2mmの第2偏光子を、接着剤を介して貼り付けた。第2偏光子の両面には対接着剤ARコートを施してある。さらに、第2偏光子には、第2ファラデー回転子として、11.0mm×11.0mmの(TbEuBi)3(FeGa)512結晶を、接着剤を介して貼り付けた。この結晶の両面には対接着剤ARコートを施してある。
第2ファラデー回転子には、11.0mm×11.0mm×0.2mmの第三偏光子を、接着剤を介して貼り付けた。第2偏光子の両面には対接着剤ARコートを施してある。
一方、片面には対空気AR(反射防止)コートを、もう一方の面には対接着剤ARコートを施した11.0mm×11.0mm×0.09mmの水晶1/2波長板を準備した。この水晶1/2波長板の対接着剤ARコートを施した側を、第三偏光子に接着剤を介して貼り付けた。
第1偏光子、第1ファラデー回転子、第2偏光子、第2ファラデー回転子、第三偏光子、1/2波長板を貼り合せたものを、1.0mm×1.0mmサイズに切断して、光学素子を作製した。作製した光学素子の周囲に、棒状のSmCo磁石を二個配置して、第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子に対して、同一方向の磁場が印加されるようにして、光アイソレータを作製した。
なお、ここでは、温度25℃、波長1550nmで、第1ファラデー回転子及び第2ファラデー回転子におけるファラデー回転角度が45°となるように、ファラデー回転子の長さ、磁場の強さを設定している。
作製した光アイソレータの順方向における挿入損失は0.28dBであった。アイソレーションを評価するため、第2偏光子の透過偏光方向と同一方向の偏光を逆方向から入射して、透過光を測定したところ−54.5dBであった。
10 光アイソレータ
12 第1ファラデー回転子
13 第1偏光子
14 第2ファラデー回転子
15 第2偏光子
17,18 磁石
19 基台

Claims (5)

  1. 順方向において、入射光と出射光の偏光方向が平行となる光アイソレータであって、
    光の透過経路上には、第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子が順に配置され、
    第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子に対して、同一方向の磁場が印加されるように磁石が配置され、
    第1ファラデー回転子と第2ファラデー回転子におけるファラデー回転方向が逆方向であることを特徴とする光アイソレータ。
  2. 上記磁石は、両端が異極に着磁された磁石であって、上記第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子の周囲に配置されている請求項1記載の光アイソレータ。
  3. 上記第1ファラデー回転子、第1偏光子、第2ファラデー回転子、第2偏光子は、平板状基台の平面上に設置され、
    第2偏光子の透過偏光方向は、基台の設置平面に対して平行である請求項1又は2記載の光アイソレータ。
  4. 順方向における、上記第1ファラデー回転子の入射面が、光軸に対して傾斜している請求項1〜3のいずれか1項記載の光アイソレータ。
  5. 半導体レーザチップ、上記請求項1〜4のいずれか1項記載の光アイソレータ、及び導波路型変調器を含んで構成されることを特徴とする半導体レーザモジュール。
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