JPH04264515A - 光アイソレータ - Google Patents
光アイソレータInfo
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- JPH04264515A JPH04264515A JP2623291A JP2623291A JPH04264515A JP H04264515 A JPH04264515 A JP H04264515A JP 2623291 A JP2623291 A JP 2623291A JP 2623291 A JP2623291 A JP 2623291A JP H04264515 A JPH04264515 A JP H04264515A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザを用いた
光ファイバ通信や光ディスクの入出力等における光学系
の反射戻り光を阻止するための光アイソレータに関し、
特に入射光の偏光方向に影響を受けず、また温度及び光
の波長の変動に感応しない偏光無依存型の光アイソレー
タに関する。
光ファイバ通信や光ディスクの入出力等における光学系
の反射戻り光を阻止するための光アイソレータに関し、
特に入射光の偏光方向に影響を受けず、また温度及び光
の波長の変動に感応しない偏光無依存型の光アイソレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信や光ディスクの入出等の
主要な光源である半導体レーザでは、それに結合される
光ファイバの端面や、光ファイバ同士の接続点、あるい
は結合レンズ,光コネクタ等の光学系からの反射戻り光
を受けると発振が不安定になり、雑音の増加や出力変動
等、動作特性が大幅に劣化することが知られている。こ
の反射光による半導体レーザの動作不安定性を解消し、
安定な光通信用光源を実現するために、これまでに各種
の光アイソレータが開発されている。
主要な光源である半導体レーザでは、それに結合される
光ファイバの端面や、光ファイバ同士の接続点、あるい
は結合レンズ,光コネクタ等の光学系からの反射戻り光
を受けると発振が不安定になり、雑音の増加や出力変動
等、動作特性が大幅に劣化することが知られている。こ
の反射光による半導体レーザの動作不安定性を解消し、
安定な光通信用光源を実現するために、これまでに各種
の光アイソレータが開発されている。
【0003】偏光子,検光子としてローション・プリズ
ムを用い、YIG(イットリウム鉄ガーネット)単結晶
やBi置換ガーネット等のファラデー回転子、このファ
ラデー回転子を順方向に磁化するためのSmCoなどの
孔あき永久磁石を用いて構成した光アイソレータが一般
に広く知られているが、このような構成の光アイソレー
タはある偏光面しか有効でなく、光アイソレータの偏光
方向に合致しない光が入射した場合には通過光が大幅に
損失するという欠点があった。これに対して、例えば、
光アイソレータを光ファイバ間に挿入して使用する場合
には、光ファイバ中を伝搬する光ビームは一般に直線偏
光が保たれていないので、偏光依存性のない光アイソレ
ータが望ましい。
ムを用い、YIG(イットリウム鉄ガーネット)単結晶
やBi置換ガーネット等のファラデー回転子、このファ
ラデー回転子を順方向に磁化するためのSmCoなどの
孔あき永久磁石を用いて構成した光アイソレータが一般
に広く知られているが、このような構成の光アイソレー
タはある偏光面しか有効でなく、光アイソレータの偏光
方向に合致しない光が入射した場合には通過光が大幅に
損失するという欠点があった。これに対して、例えば、
光アイソレータを光ファイバ間に挿入して使用する場合
には、光ファイバ中を伝搬する光ビームは一般に直線偏
光が保たれていないので、偏光依存性のない光アイソレ
ータが望ましい。
【0004】そこで、偏光方向に依存せずに全ての偏光
面に対してアイソレーション効果を示す構成として、ロ
ーションプリズムの代わりに方解石のような平板状複屈
折結晶による常光,異常光の分離/合成を利用した偏光
無依存型の光アイソレータが提案されている。例えば、
松本氏が提案した特開昭55−22729号公報には、
レンズ,第1の平板状複屈折結晶,1個の磁気光学材料
(ファラデー回転子),旋光性結晶(または異方性結晶
)、および第2の平板状複屈折結晶を入射側から順次一
列に配置し、磁気光学材料を磁化するための永久磁石を
有する光アイソレータが示されている。
面に対してアイソレーション効果を示す構成として、ロ
ーションプリズムの代わりに方解石のような平板状複屈
折結晶による常光,異常光の分離/合成を利用した偏光
無依存型の光アイソレータが提案されている。例えば、
松本氏が提案した特開昭55−22729号公報には、
レンズ,第1の平板状複屈折結晶,1個の磁気光学材料
(ファラデー回転子),旋光性結晶(または異方性結晶
)、および第2の平板状複屈折結晶を入射側から順次一
列に配置し、磁気光学材料を磁化するための永久磁石を
有する光アイソレータが示されている。
【0005】だが、特開昭55−22729号公報で提
案されたような従来構成の光アイソレータは温度及び光
の波長の変動に敏感で、逆方向からの戻り光が温度及び
光の波長の変動によってその多くが順方向での入射点を
透過してしまうという重大な欠点があった。そのため、
そのような欠点を除去するための構成がいくつか提案さ
れている。例えば、Chang氏が提案した欧州特許広
告第0352002号公報には、図5に示すように5個
の平板状複屈折結晶(異方性結晶部材)152,156
,160,164,168の隣接する各2個の間毎に1
個ずつ合計4個のファラデー回転子(非可逆性回転子)
154,158,165,166を挿入配置して構成し
た光アイソレータ150が示されている。その第2,第
3,第4,第5の平板状複屈折結晶156,160,1
64,168の結晶光軸方向(ウォークオフ方向)は、
第1の平板状複屈折結晶152の結晶光軸方向に対して
それぞれ135°,180°,315°,および90°
に方向付けされ、4個のファラデー回転子154,15
8,162,166は全て同一方向に偏光面を45°回
転させる。そして、第1〜第5の平板状複屈折結晶15
2,156,160,164,168の厚みは、それぞ
れ1:1.41:1:1.41:2の比率で設定されて
いる。
案されたような従来構成の光アイソレータは温度及び光
の波長の変動に敏感で、逆方向からの戻り光が温度及び
光の波長の変動によってその多くが順方向での入射点を
透過してしまうという重大な欠点があった。そのため、
そのような欠点を除去するための構成がいくつか提案さ
れている。例えば、Chang氏が提案した欧州特許広
告第0352002号公報には、図5に示すように5個
の平板状複屈折結晶(異方性結晶部材)152,156
,160,164,168の隣接する各2個の間毎に1
個ずつ合計4個のファラデー回転子(非可逆性回転子)
154,158,165,166を挿入配置して構成し
た光アイソレータ150が示されている。その第2,第
3,第4,第5の平板状複屈折結晶156,160,1
64,168の結晶光軸方向(ウォークオフ方向)は、
第1の平板状複屈折結晶152の結晶光軸方向に対して
それぞれ135°,180°,315°,および90°
に方向付けされ、4個のファラデー回転子154,15
8,162,166は全て同一方向に偏光面を45°回
転させる。そして、第1〜第5の平板状複屈折結晶15
2,156,160,164,168の厚みは、それぞ
れ1:1.41:1:1.41:2の比率で設定されて
いる。
【0006】このように、ファラデー回転子の回転およ
び複屈折結晶の方向付けと厚みの設定により、逆方向に
通過する光線が温度および光の波長の変動にほとんど影
響を受けないで分離され、減少されると記載されている
。
び複屈折結晶の方向付けと厚みの設定により、逆方向に
通過する光線が温度および光の波長の変動にほとんど影
響を受けないで分離され、減少されると記載されている
。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示されるような従来構成の光アイソレータにおいては、
光線方向から見た光線の様子を表わす図6に示すように
、順方向の入射光と出射光とが同一直線上から比較的遠
く離れて位置しているので、光アイソレータに接続する
ときのコリメートレンズおよびシングルモード光ファイ
バの軸調整においてその調整範囲が広範囲になってしま
って、組立てが容易でなく組立作業時間が長くなるとい
うような解決すべき課題があった。
示されるような従来構成の光アイソレータにおいては、
光線方向から見た光線の様子を表わす図6に示すように
、順方向の入射光と出射光とが同一直線上から比較的遠
く離れて位置しているので、光アイソレータに接続する
ときのコリメートレンズおよびシングルモード光ファイ
バの軸調整においてその調整範囲が広範囲になってしま
って、組立てが容易でなく組立作業時間が長くなるとい
うような解決すべき課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上述の
点に鑑みて、入射光の偏光面に依存せず、また温度及び
光の波長の変動に感応しないことと同時に、順方向の入
射光と出射光とが同一直線上に一致する高性能な偏光無
依存型の光アイソレータを提供することにある。
点に鑑みて、入射光の偏光面に依存せず、また温度及び
光の波長の変動に感応しないことと同時に、順方向の入
射光と出射光とが同一直線上に一致する高性能な偏光無
依存型の光アイソレータを提供することにある。
【0009】上記目的を達成するため、本発明は、結晶
光軸が表面に対し傾いた第1の平行平板状複屈折性物質
、偏光面を回転させるための第1ファラデー回転子、前
記第1の平行平板状複屈折性物質に対し√2倍の厚さを
有し、かつ平行平板面に対して垂直な軸の回りに135
°回転させた結晶光軸を有する第2の平行平板状複屈折
性物質、前記第1のファラデー回転子と同じ向きに偏光
面を回転させる第2のファラデー回転子、前記第1の平
行平板状複屈折性物質に対し2倍の厚さを有し、かつ平
行平板面に対して垂直な軸の回りに270°回転させた
結晶光軸を有する第3の平行平板状複屈折性物質、前記
第2のファラデー回転子と逆向きに偏光面を回転させる
第3のファラデー回転子、前記第2の平行平板状複屈折
性物質と同一厚さを有し、かつ同一方向の結晶光軸を有
する第4の平行平板状複屈折性物質、前記第3のファラ
デー回転子と同じ向きに偏光面を回転させる第4のファ
ラデー回転子、前記第1の平行平板状複屈折性物質と同
一厚さを有し、かつ同一方向の結晶光軸を有する第5の
平行平板状複屈折性物質、および前記第1から第4まで
のファラデー回転子を磁化するための永久磁石とを具備
したことを特徴とする。
光軸が表面に対し傾いた第1の平行平板状複屈折性物質
、偏光面を回転させるための第1ファラデー回転子、前
記第1の平行平板状複屈折性物質に対し√2倍の厚さを
有し、かつ平行平板面に対して垂直な軸の回りに135
°回転させた結晶光軸を有する第2の平行平板状複屈折
性物質、前記第1のファラデー回転子と同じ向きに偏光
面を回転させる第2のファラデー回転子、前記第1の平
行平板状複屈折性物質に対し2倍の厚さを有し、かつ平
行平板面に対して垂直な軸の回りに270°回転させた
結晶光軸を有する第3の平行平板状複屈折性物質、前記
第2のファラデー回転子と逆向きに偏光面を回転させる
第3のファラデー回転子、前記第2の平行平板状複屈折
性物質と同一厚さを有し、かつ同一方向の結晶光軸を有
する第4の平行平板状複屈折性物質、前記第3のファラ
デー回転子と同じ向きに偏光面を回転させる第4のファ
ラデー回転子、前記第1の平行平板状複屈折性物質と同
一厚さを有し、かつ同一方向の結晶光軸を有する第5の
平行平板状複屈折性物質、および前記第1から第4まで
のファラデー回転子を磁化するための永久磁石とを具備
したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、上記のように、順方向に磁化され
る一対のファラデー回転子による偏光面の回転と、逆方
向に磁化される他の一対のファラデー回転子による偏光
面の回転と、平行平板状複屈折性物質の厚さが1:√2
:2:√2:1の割合であること、その複屈折性物質の
結晶光軸の方向が0°,135°,270°,135°
0°であることにより、順方向の入射光と出射光とが同
一直線上に一致する。
る一対のファラデー回転子による偏光面の回転と、逆方
向に磁化される他の一対のファラデー回転子による偏光
面の回転と、平行平板状複屈折性物質の厚さが1:√2
:2:√2:1の割合であること、その複屈折性物質の
結晶光軸の方向が0°,135°,270°,135°
0°であることにより、順方向の入射光と出射光とが同
一直線上に一致する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例の光アイソレータ
の概略構成を示す。この光アイソレータ1は5個の平行
平板状複屈折結晶2,6,10,14,18とこれらの
複屈折結晶間に1個づつ挿入配置された4個のファラデ
ー回転子4,8,12,16およびこれらにファラデー
回転子を磁化する永久磁石20,20とから構成され、
それらの平行平板状複屈折結晶とファラデー回転子は一
直線上に一列に配列される。平行平板状複屈折結晶2,
6,10,14,18としては方解石板の他にルチルな
どの各種の複屈折性物質が利用できる。ファラデー回転
子4,8,12,16としてはYIG(イットリウム鉄
ガーネット)単結晶、Bi置換ガーネット、RIG(希
土類鉄ガーネット)などの各種の磁気光学材料が利用で
きる。また、永久磁石20,22としては例えばSm
Co などの環状の孔あき永久磁石等が利用できる。
の概略構成を示す。この光アイソレータ1は5個の平行
平板状複屈折結晶2,6,10,14,18とこれらの
複屈折結晶間に1個づつ挿入配置された4個のファラデ
ー回転子4,8,12,16およびこれらにファラデー
回転子を磁化する永久磁石20,20とから構成され、
それらの平行平板状複屈折結晶とファラデー回転子は一
直線上に一列に配列される。平行平板状複屈折結晶2,
6,10,14,18としては方解石板の他にルチルな
どの各種の複屈折性物質が利用できる。ファラデー回転
子4,8,12,16としてはYIG(イットリウム鉄
ガーネット)単結晶、Bi置換ガーネット、RIG(希
土類鉄ガーネット)などの各種の磁気光学材料が利用で
きる。また、永久磁石20,22としては例えばSm
Co などの環状の孔あき永久磁石等が利用できる。
【0013】図2の上段部分に示されるように、順方向
の入射位置に配置される第1の平行平板状複屈折結晶2
は結晶光軸が表面に対し約45°前後傾いている。次の
第2の平行平板状複屈折結晶6は第1の平行平板状複屈
折結晶2の厚さaに対し√2倍の厚さ
の入射位置に配置される第1の平行平板状複屈折結晶2
は結晶光軸が表面に対し約45°前後傾いている。次の
第2の平行平板状複屈折結晶6は第1の平行平板状複屈
折結晶2の厚さaに対し√2倍の厚さ
【0014】
【外1】
【0015】を有し、かつ自らの平行平板面に対して垂
直な軸の回りに、第1の平行平板状複屈折結晶2の結晶
光軸方向に対して135°回転させた方向の結晶光軸(
図中、矢印で示す)を有する。第3の平行平板状複屈折
結晶10は第1の平行平板状複屈折結晶2に対し2倍の
厚さ2aを有し、かつ自らの平行平板面に対して垂直な
軸の回りに、第1の平行平板状複屈折結晶2の結晶光軸
方向に対して270°回転させた方向の結晶光軸を有す
る。第4の平行平板状複屈折結晶14は第2の平行平板
状複屈折結晶6と同一厚さ
直な軸の回りに、第1の平行平板状複屈折結晶2の結晶
光軸方向に対して135°回転させた方向の結晶光軸(
図中、矢印で示す)を有する。第3の平行平板状複屈折
結晶10は第1の平行平板状複屈折結晶2に対し2倍の
厚さ2aを有し、かつ自らの平行平板面に対して垂直な
軸の回りに、第1の平行平板状複屈折結晶2の結晶光軸
方向に対して270°回転させた方向の結晶光軸を有す
る。第4の平行平板状複屈折結晶14は第2の平行平板
状複屈折結晶6と同一厚さ
【0016】
【外2】
【0017】を有し、かつ同一方向(135°)の結晶
光軸を有する。第5の平行平板状複屈折結晶18は第1
の平行平板状複屈折結晶2と同一厚さaを有し、かつ同
一方向の結晶光軸を有する。すなわち、第1〜第5の平
行平板状複屈折結晶2,6,10,14,18の厚さは
1:√2:2:√2:1の比率に設定され、その結晶光
軸の方向は0°,135°,270°,135°,0°
に設定される。
光軸を有する。第5の平行平板状複屈折結晶18は第1
の平行平板状複屈折結晶2と同一厚さaを有し、かつ同
一方向の結晶光軸を有する。すなわち、第1〜第5の平
行平板状複屈折結晶2,6,10,14,18の厚さは
1:√2:2:√2:1の比率に設定され、その結晶光
軸の方向は0°,135°,270°,135°,0°
に設定される。
【0018】第1と第2のファラデー回転子4と8はと
もに永久磁石20により順方向H1に磁化されて、光の
偏光面を45°回転させるのに対し、第3と第4のファ
ラデー回転子12と16はこれらと逆向きにともに永久
磁石22により逆方向H2に磁化されて、光の偏光面を
−45°回転させる。
もに永久磁石20により順方向H1に磁化されて、光の
偏光面を45°回転させるのに対し、第3と第4のファ
ラデー回転子12と16はこれらと逆向きにともに永久
磁石22により逆方向H2に磁化されて、光の偏光面を
−45°回転させる。
【0019】図2の中段および下段部分は入射光線の伝
搬状態を追跡したものであり、光線方向から見た光線の
軌道を示す。図中の○印は光線を表わし、その面積の違
いは強度の違いを示す。図2に示す様に、温度及び光の
波長の変動によって上記各ファラデー回転子における偏
光面の回転角が理想的な角度45°(または−45°)
からdf(または−df)だけずれたとしても、全体の
誤差角は相殺によりほぼ零(−df−df+df+df
=0)となるので、比較的低い順方向挿入損失および比
較的高いアイソレーションを常に保持することができる
。
搬状態を追跡したものであり、光線方向から見た光線の
軌道を示す。図中の○印は光線を表わし、その面積の違
いは強度の違いを示す。図2に示す様に、温度及び光の
波長の変動によって上記各ファラデー回転子における偏
光面の回転角が理想的な角度45°(または−45°)
からdf(または−df)だけずれたとしても、全体の
誤差角は相殺によりほぼ零(−df−df+df+df
=0)となるので、比較的低い順方向挿入損失および比
較的高いアイソレーションを常に保持することができる
。
【0020】また、図2から必要な部品のみ抽出した図
3に示すように、光アイソレータ1の前後において順方
向に関して出射光は偏光面の方向のいかんにかかわらず
、入射光の延長線上にあることが分る。
3に示すように、光アイソレータ1の前後において順方
向に関して出射光は偏光面の方向のいかんにかかわらず
、入射光の延長線上にあることが分る。
【0021】更に、4個のファラデー回転子4,8,1
2,16において、各2個が逆方向に偏光面を回転させ
るので、光アイソレータ1を透過しても光の偏光面が保
持される。
2,16において、各2個が逆方向に偏光面を回転させ
るので、光アイソレータ1を透過しても光の偏光面が保
持される。
【0022】次に、本発明に従う具体的な実験例につい
て図4を用いて説明する。平行平板状複屈折結晶2,6
,10,14,18としてルチル結晶のルチル平行平板
を用い、それらの厚みをそれぞれ、1.6mm,2.2
63mm,3.2mm,2.623mm,1.6mmと
した。また、45°偏光面回転用ファラデー回転子4,
8としてYIG単結晶を使用し、−45°偏光面回転用
ファラデー回転子12,16として(GdLuBi)I
G単結晶を使用した。また、シングルモード型光ファイ
バ24,30と光アイソレータ1との間にマイクロレン
ズ26,28を配置した。
て図4を用いて説明する。平行平板状複屈折結晶2,6
,10,14,18としてルチル結晶のルチル平行平板
を用い、それらの厚みをそれぞれ、1.6mm,2.2
63mm,3.2mm,2.623mm,1.6mmと
した。また、45°偏光面回転用ファラデー回転子4,
8としてYIG単結晶を使用し、−45°偏光面回転用
ファラデー回転子12,16として(GdLuBi)I
G単結晶を使用した。また、シングルモード型光ファイ
バ24,30と光アイソレータ1との間にマイクロレン
ズ26,28を配置した。
【0023】以上の構成において、入射側光ファイバ2
4からシングルモードの光線を入射させたところ、出射
光が入射光とほぼ同一直線上に得られることが確かめら
れた。また、透過特性を評価したところ、室温20℃に
おいて順方向挿入損失は−2.0dBアイソレーション
(逆方向損失)は65dBが得られた。更に、40℃付
近までほぼ同じアイソレーションが保持されたことが確
認された。また、光ファイバ24から入射光として種々
の偏光した光を入射したところ、偏光面が光アイソレー
タ透過後もまったく変化しないことが確かめられた。
4からシングルモードの光線を入射させたところ、出射
光が入射光とほぼ同一直線上に得られることが確かめら
れた。また、透過特性を評価したところ、室温20℃に
おいて順方向挿入損失は−2.0dBアイソレーション
(逆方向損失)は65dBが得られた。更に、40℃付
近までほぼ同じアイソレーションが保持されたことが確
認された。また、光ファイバ24から入射光として種々
の偏光した光を入射したところ、偏光面が光アイソレー
タ透過後もまったく変化しないことが確かめられた。
【0024】このように、光アイソレータ1の入射光と
出射光とがほぼ同一直線上にあるので、レンズ26,2
8および光ファイバ24,30の位置調整を比較的狭い
範囲で行なうだけで済み、短時間で組立を完了すること
ができた。
出射光とがほぼ同一直線上にあるので、レンズ26,2
8および光ファイバ24,30の位置調整を比較的狭い
範囲で行なうだけで済み、短時間で組立を完了すること
ができた。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光ア
イソレータは、偏光面に依存せず、かつ温度及び光の波
長変動からの特性への影響が少ないという利点に加えて
、順方向の入射光線と出射光線の位置が同一直線上でほ
ぼ一致するという効果が得られる。従って、本発明によ
れば、光学回路中へ本発明の光アイソレータを挿入設置
する際に、特別精密な光軸調整を行う必要がなくなり、
本来の性能が簡単に得られる。
イソレータは、偏光面に依存せず、かつ温度及び光の波
長変動からの特性への影響が少ないという利点に加えて
、順方向の入射光線と出射光線の位置が同一直線上でほ
ぼ一致するという効果が得られる。従って、本発明によ
れば、光学回路中へ本発明の光アイソレータを挿入設置
する際に、特別精密な光軸調整を行う必要がなくなり、
本来の性能が簡単に得られる。
【図1】本発明の一実施例の光アイソレータを示す概略
構成図である。
構成図である。
【図2】図1の光アイソレータにおける複屈折結晶の結
晶光軸の方向とファラデー回転子の偏光面回転方向、お
よび入射光線を伝搬状態を光線方向から見た光線の軌道
を示す概念図である。
晶光軸の方向とファラデー回転子の偏光面回転方向、お
よび入射光線を伝搬状態を光線方向から見た光線の軌道
を示す概念図である。
【図3】図1の光アイソレータの前後における順方向の
入射光と出射光の軌道上の位置を示す概念図である。
入射光と出射光の軌道上の位置を示す概念図である。
【図4】本発明の実験例の構成を示す概略構成図である
。
。
【図5】従来の光アイソレータの入射光線の伝搬状態を
示す概念図である。
示す概念図である。
【図6】従来の光アイソレータの前後における順方向の
入射光と出射光の軌道上の位置を示す概念図である。
入射光と出射光の軌道上の位置を示す概念図である。
2,3,10,14,18 平行平板状複屈折結晶(
複屈折性物質) 4,8,12,16 ファラデー回転子20,22
永久磁石 24,30 光ファイバ 2,,28 マイクロレンズ
複屈折性物質) 4,8,12,16 ファラデー回転子20,22
永久磁石 24,30 光ファイバ 2,,28 マイクロレンズ
Claims (1)
- 【請求項1】 結晶光軸が表面に対し傾いた第1の平
行平板状複屈折性物質、偏光面を回転させるための第1
ファラデー回転子、前記第1の平行平板状複屈折性物質
に対し√2倍の厚さを有し、かつ平行平板面に対して垂
直な軸の回りに135°回転させた結晶光軸を有する第
2の平行平板状複屈折性物質、前記第1のファラデー回
転子と同じ向きに偏光面を回転させる第2のファラデー
回転子、前記第1の平行平板状複屈折性物質に対し2倍
の厚さを有し、かつ平行平板面に対して垂直な軸の回り
に270°回転させた結晶光軸を有する第3の平行平板
状複屈折性物質、前記第2のファラデー回転子と逆向き
に偏光面を回転させる第3のファラデー回転子、前記第
2の平行平板状複屈折性物質と同一厚さを有し、かつ同
一方向の結晶光軸を有する第4の平行平板状複屈折性物
質、前記第3のファラデー回転子と同じ向きに偏光面を
回転させる第4のファラデー回転子、前記第1の平行平
板状複屈折性物質と同一厚さを有し、かつ同一方向の結
晶光軸を有する第5の平行平板状複屈折性物質、および
前記第1から第4までのファラデー回転子を磁化するた
めの永久磁石とを具備したことを特徴とする光アイソレ
ータ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2623291A JPH04264515A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 光アイソレータ |
US07/937,896 US5381261A (en) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Optical isolator |
DE69219526T DE69219526D1 (de) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Optischer isolator |
CA002080904A CA2080904A1 (en) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Optical isolator |
EP95114378A EP0691563A3 (en) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Optical isolator |
PCT/JP1992/000171 WO1992015040A1 (fr) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Isolateur optique |
EP92905098A EP0525208B1 (en) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Optical isolator |
AU12091/92A AU644044B2 (en) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Optical isolator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2623291A JPH04264515A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 光アイソレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04264515A true JPH04264515A (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=12187590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2623291A Pending JPH04264515A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 光アイソレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04264515A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0707230A1 (en) * | 1994-10-11 | 1996-04-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Optical isolator |
US5973832A (en) * | 1998-10-19 | 1999-10-26 | Uniphase Corporation | High performance optical circulators |
US6049425A (en) * | 1996-07-02 | 2000-04-11 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Multiple-stage optical isolator |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP2623291A patent/JPH04264515A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0707230A1 (en) * | 1994-10-11 | 1996-04-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Optical isolator |
US6028702A (en) * | 1994-10-11 | 2000-02-22 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical isolator |
US6049425A (en) * | 1996-07-02 | 2000-04-11 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Multiple-stage optical isolator |
US5973832A (en) * | 1998-10-19 | 1999-10-26 | Uniphase Corporation | High performance optical circulators |
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