JP3881532B2 - 可変光アッテネータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファラデー回転角可変装置の光軸上の前後に偏光子と検光子を配置した可変光アッテネータに関し、更に詳しく述べると、ファラデー回転角可変装置にファラデー回転方向の異なる複数のファラデー素子を組み込むと共に、それらと波長依存性損失が逆符号の光学フィルタ機能部を設けて、波長依存性を低減した可変光アッテネータに関するものである。この可変光アッテネータは、特に光ファイバ結合型として有用である。
【0002】
【従来の技術】
光通信システムあるいは光計測システムなどでは、透過光量を制御するための光アッテネータが必要である。この光アッテネータは、ファラデー回転角可変装置の光軸上の前後(入力側と出力側)に偏光子と検光子とを設置することで構成されている。組み込まれるファラデー回転角可変装置は、ファラデー素子(ファラデー効果を有する磁性ガーネット単結晶等)に2方向以上から外部磁界を印加し、それらの合成磁界を可変することにより、ファラデー素子を透過する光線のファラデー回転角を制御するものである。可変光アッテネータでは、このファラデー回転角の制御によって、光減衰量を可変制御する。
【0003】
光アッテネータにおいて、偏光子と検光子には、原理的には複合偏光プリズムを用いてもよいが、複合偏光プリズムを用いると入射光量が偏光子によってほぼ半減することになるために、ファイバ結合型デバイスでは、通常、楔形複屈折結晶(例えばルチル単結晶)を用いて偏波無依存型とする方が実際的である。
【0004】
入力用ファイバからの入射光は、レンズで平行光となって偏光子、ファラデー回転角可変装置のファラデー素子、検光子の順に通過し、レンズで集光されて出力用ファイバに結合する。ファラデー素子には永久磁石によって光線方向に平行な固定磁界が印加され、電磁石によって光線方向に直交する可変磁界が印加される。それらによる合成磁界を変えてファラデー素子の磁化方向を変えると、ファラデー回転角が可変され、それによって検光子を通過する光量が制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで近年、波長多重通信が実用化され始めたことにより、可変光アッテネータにおいても、使用状態に応じて、特に必要とする減衰量の近傍(とりわけ光減衰量が大きな領域)で波長依存性を小さくすることが要求されている。
【0006】
ファラデー回転角の波長依存性の低減に関しては、ファラデー回転角が変化するガーネット単結晶基本膜と、ファラデー回転角がほぼ一定のガーネット単結晶補償膜とを組み合わせる構成が提案されている。しかし、波長依存性損失(波長が変わると減衰量が変化する)の問題は、未だ解決されていない。
【0007】
例えば、エルピウム添加光ファイバ増幅器を多段に用いた波長多重伝送システムにおいては、増幅された信号光のレベル調整に可変光アッテネータが用いられている。このとき、合波された信号光が光アッテネータにより波長依存性損失を生じ、波長多重伝送システムの利得平坦化特性を悪化させている。そのため、光減衰時の波長依存性損失を最小限に抑えることは極めて重要な技術的課題となっている。
【0008】
本発明の目的は、波長依存性損失を低減した可変光アッテネータを提供することである。本発明の他の目的は、入出力の区別を必要としない構造の可変光アッテネータを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、偏光子、ファラデー回転角可変装置、検光子を、その順序で配列した構成の可変光アッテネータ、もしくは入力用ファイバ、レンズ、偏光子、ファラデー回転角可変装置、検光子、レンズ、出力用ファイバを、その順序で配列した構成の可変光アッテネータを前提とするものである。本発明の一つの実施態様として、前記ファラデー回転角可変装置は、第1のファラデー素子と、該第1のファラデー素子とはファラデー回転方向の異なり且つ該第1のファラデー素子とはファラデー回転角の波長係数の符号が異なる第2のファラデー素子と、それらのファラデー素子を磁気飽和させる固定磁界印加手段と、第1のファラデー素子のファラデー回転角を変化させる可変磁界印加手段とを具備し、且つ、上記の構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を有する構成がある。
【0010】
このように、ファラデー素子のもつファラデー回転角の波長特性に起因して発生する光アッテネータとしての波長依存性損失に対して、それと逆の特性をもつ光学フィルタ機能部を付加することによって、光アッテネータとしての波長依存性を低減することができる。
【0011】
第1のファラデー素子と第2のファラデー素子は、第1のファラデー素子による最大回転角をθ1max、最小回転角をθ1min、第2のファラデー素子による回転角をθ2 としたとき、
|θ1min|≦|θ2 |≦|θ1max
なる関係を満たすようにする。
【0012】
クロスニコル状態における第1のファラデー素子による回転角度をθ1kとしたとき、可変磁界印加手段による電磁石磁界方向からの偏光子光学軸角度θf を、θf ≒−θ1k/2+nπ/2(但し、n=0,1)
とするのが好ましい。コットンムートン効果の影響を受けない方位、即ち第1のファラデー素子へ入射する偏波面の方向を上記θf とすることにより、高減衰特性が得られる。
【0013】
偏光子と検光子としては、楔型複屈折板を使用するのが望ましい。検光子の光学軸を偏光子の光学軸の方位から第1のファラデー素子の回転方向に見て0度以上90度以下としても、第2のファラデー素子を使用するために、クロスニコル状態へ偏波面を戻すことが可能となる。
【0014】
第2のファラデー素子が偏光子と第1のファラデー素子に挾まれるように位置する場合には、偏光子の光学軸θf が、
θf ≒−θ1k/2−θ2 +nπ/2(但し、n=0,1)
となるように設定する。偏光子の次に第2のファラデー素子があると、その後ろに位置する第1のファラデー素子へ入射する偏波面がθ2 だけ異なってしまうからである。
【0015】
本発明の他の実施態様としては、ファラデー回転角可変装置は、第1のファラデー素子と、該第1のファラデー素子とはファラデー回転方向が異なり且つ該第1のファラデー素子とはファラデー回転角の波長係数の符号が異なる第2のファラデー素子と、前記第1のファラデー素子と同じファラデー回転方向で且つ該第1のファラデー素子とファラデー回転角の波長係数の符号が同じ第3のファラデー素子とをその順序で配列し、それら全てのファラデー素子を磁気飽和させる固定磁界印加手段と、第1及び第3のファラデー素子のファラデー回転角を変化させる可変磁界印加手段とを具備し、且つ、上記の構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を有する構成がある。第1及び第3のファラデー素子は、同じものであることが望ましい。
【0016】
順方向又は逆方向から入射した光に対し、クロスニコル状態における第2のファラデー素子による回転角度をθ1kとしたとき、可変磁界印加手段による電磁界方向からの偏光子光学軸角度θf を、
θf ≒−θ1k/2+nπ/2(但し、n=0,1)
とするのが好ましい。
【0017】
偏光子と検光子に楔型複屈折板を使用し、偏光子と検光子の光学軸のなす角度を90度とするのがよい。
【0018】
これら本発明においては、第2のファラデー素子は、保磁力が高く、可変磁界に対して殆ど回転角が変化しない特性を呈するものを用いるのが好ましい。それによって小型化が可能となるからである。なお、第2のファラデー素子を第1(及び第3)のファラデー素子から離して可変磁界が及ばないように設置れば、必ずしも高保磁力である必要はない。
【0019】
光学フィルタ機能部は、偏光子、検光子、ファラデー素子のいずれか少なくとも1つ以上の光学面に形成してもよいし、別途ガラス基板に形成して偏光子、ファラデー素子、検光子からなる配列体の内側もしくは外側の空間の少なくとも1箇所以上に挿入してもよい。ファイバ入出力型の場合には、光学フィルタ機能部は、両ファイバ端、両レンズ、偏光子、ファラデー素子、検光子のいずれか少なくとも1つ以上の光学面に形成してもよいし、別途ガラス基板に形成してファイバ端、レンズ、偏光子、ファラデー素子、検光子の間の少なくとも1箇所以上に挿入してもよい。このような光学フィルタ機能部は、例えば誘電体多層膜などにより所定の特性を発現するように設計製作する。
【0020】
光学フィルタ機能部の波長依存性損失傾斜は、光学フィルタ機能部が無い場合における最大・最小の波長依存性損失傾斜を勘案して決定するが、基本的には光学フィルタ機能部が無い場合の最大・最小の波長依存性損失傾斜の間に収まればよい。より好ましくは、例えば、光学フィルタ機能部無しの光アッテネータの最大波長依存性損失傾斜をWDL1、最小波長依存性損失傾斜をWDL2としたとき、光学フィルタ機能部の波長依存性損失傾斜Xが、
X≒−(WDL1+WDL2)/2
となるように設定する。任意の使用減衰域内でのみ十分に波長依存性損失を低減できればよいような場合には、光学フィルタ機能部無しの光アッテネータにおける任意の使用減衰域での最大波長依存性損失傾斜をWDL3、最小波長依存性損失傾斜をWDL4としたとき、光学フィルタ機能部の波長依存性損失傾斜Xが、
X≒−(WDL3+WDL4)/2
となるように設定する。このように光学フィルタ機能部の波長依存性損失を設定することで、可変光アッテネータとしての波長依存性損失をより効果的に低減できる。
【0021】
【実施例】
本発明に係る可変光アッテネータの一実施例を図1に示す。なお、図1のAでは各光部品の配置状態を分かり易くするために、ファラデー回転角可変装置の磁界印加手段を省いて描いており、ファラデー回転角可変装置の具体的構成については、図1のBに一例を示す。
【0022】
可変光アッテネータは、入力用ファイバ10、レンズ12、偏光子14、ファラデー回転角可変装置16、検光子18、レンズ20、出力用ファイバ22を有し、それらがその順序で配列されている。ここで偏光子14及び検光子18は、ともに楔形複屈折結晶板(例えばルチル結晶)からなる。ファラデー回転角可変装置16は、光路上に位置する第1のファラデー素子30と第2のファラデー素子32、それらを磁気飽和させる固定磁界印加手段(一対の永久磁石34,36)と、第1のファラデー素子30のファラデー回転角を変化させる可変磁界印加手段(電磁石38)とからなる。なお、第2のファラデー素子32は、第1のファラデー素子30とはファラデー回転方向が異なり、ファラデー回転角の波長係数の符号が異なるものである。
【0023】
図示のように、永久磁石34,36による光線方向に平行な磁界と、電磁石38による光線方向に直交する磁界の中に、第1のファラデー素子30と第2のファラデー素子32を組み込む。第2のファラデー素子32として垂直磁気異方性が大きい材料あるいは高保磁力材料を用いれば、このように固定磁界と可変磁界の両方が印加される位置に配置しても特に問題はない(垂直磁気異方性が小さい場合あるいは保磁力が低い場合には、固定磁界のみ印加される位置に配置すればよい)。電磁石38による磁界がゼロの時、第1のファラデー素子30と第2のファラデー素子32の磁化方向は光線方向である。電磁石38による磁界を印加すると、第1のファラデー素子30の磁化方向は回転するが、第2のファラデー素子32の磁化方向は回転しない。このため、第1のファラデー素子30は、永久磁石34,36による固定磁界と電磁石38による可変磁界の合成磁界の変化によりファラデー回転角が変化するが、第2のファラデー素子32のファラデー回転角は変化せず、結局、第1のファラデー素子30のファラデー回転角の変化に応じてファラデー回転角可変装置16のファラデー回転角が変化し、第2のファラデー素子32によってファラデー回転角の波長依存性が低減するのである。
【0024】
本発明では、上記の構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を設ける。本実施例では、検光子18とレンズ20との間に光学フィルタ40を挿入している。この光学フィルタ40は、ガラス基板上に誘電体多層膜からなる所望の特性の光学フィルタ膜を形成したものである。
【0025】
このような光学フィルタは、原理的には、ファイバ端、レンズ、偏光子、検光子、第1及び第2のファラデー素子の間のどこに挿入してもよいし、複数箇所に分散挿入してもよい。光学フィルタ機能部は、上記の光学フィルタのような別部材ではなく、ファイバ端、レンズ、偏光子、検光子、第1及び第2のファラデー素子のいずれか少なくとも1つ以上の光学面に光学フィルタ膜を形成する構成でもよい。しかし、光学フィルタのような別個の部材とする方が、組立に際しての部品の準備や管理が容易となり、製作の自由度が高いなどの点で好ましい。
【0026】
次に、可変光アッテネータの動作原理について図2により説明する。例えば、偏光子14と検光子18を、それら両複屈折結晶板の光学軸が互いに平行となるように配置した場合、次のように動作する。入力用ファイバ10から出射しレンズ12で平行ビームとなった光は、偏光子14により常光oと異常光eに分離する。常光oと異常光eの偏光方向は互いに直交している。そして、各々の光はファラデー回転角可変装置16を通過する際、光軸に平行方向の磁化の大きさに応じて偏光方向が回転し、それぞれ検光子18により常光o1 と異常光e1 、常光o2 と異常光e2 とに分離する。検光子18から出射する常光o1 と異常光e2 とは互いに平行で、レンズ20によって出力側ファイバ22に結合する(実線で示す)が、検光子18から出射する異常光e1 と常光o2 は互いに平行ではなく広がるために、レンズ20を通っても出力側ファイバ22には結合しない(破線で示す)。
【0027】
電磁石38による印加磁界がゼロの時、ファラデー回転角は90度(磁化が光軸と平行)であり、偏光子14から出射した常光oは検光子18から異常光e1 として出射し、偏光子14から出射した異常光eは検光子18から常光o2 として出射するために、レンズ20を通っても出力側ファイバ22には結合しない。それに対して電磁石38による印加磁界が十分大きいと、ファラデー回転角は0度に近づき、偏光子14から出射した常光oは殆どそのまま検光子18から常光o2 として出射し偏光子14から出射した異常光eは殆どそのまま検光子18から異常光e2 として出射するため、両光は平行で全てレンズ20によって出力側ファイバ22に結合する。このようにして電磁石38による印加磁界の強さに応じて、第1のファラデー素子30の磁化が回転してファラデー回転角は約90度から約0度までの範囲で変化し、それに応じて出力側ファイバ22に結合する光量が異なることになり、可変光アッテネータとして機能することになる。
【0028】
第1のファラデー素子と第2のファラデー素子の組成と物性の一例を以下に示す。
〔第1のファラデー素子〕
組成:Tb1.000.65Bi1.35Fe4.05Ga0.9512
電磁石磁界がゼロの時のファラデー回転角:96度
波長変化率:−0.15%/nm
〔第2のファラデー素子〕
組成:Gd1.000.75Bi1.25Fe4.00Ga1.0012
電磁石磁界がゼロの時のファラデー回転角:−19.7度
波長変化率:+0.15%/nm
【0029】
偏光子と検光子の光学軸のなす角を90度、第1のファラデー素子による回転角を96度、第2のファラデー素子による回転角を−15度(第1のファラデー素子の回転方向を+とした場合)、光学フィルタの波長特性を−0.4dBの損失傾きとした時の、波長特性(光減衰量に対する波長依存性損失の関係)を図3に示す。比較のために、光学フィルタが無い場合の波長特性を図4に示す。なお波長帯域は1530〜1560nmである。光学フィルタが無い場合は最大0.6dBであるのに対して、光学フィルタを挿入することで、光減衰量2〜20dB以上にわたり±0.2dB以内に収まっている。
【0030】
光学フィルタは、使用波長帯域における光学フィルタ無し光アッテネータの波長特性から計算し設計する。その具体的な計算方法は、図4における光学フィルタ無し光アッテネータの最大波長依存性損失傾斜をWDL1、最小波長依存性損失傾斜をWDL2とし、光学フィルタの波長依存性損失傾斜をXとした時、X≒−(WDL1+WDL2)/2
となるように設定する。波長に対する光学フィルタ、光学フィルタ無し光アッテネータ(従来構造)、光学フィルタ有り光アッテネータ(本発明品)の波長依存性損失の関係を図5に示す。
【0031】
また、光学フィルタ有り光アッテネータの波長1545nmにおける電磁石駆動電流に対する光減衰量と波長依存性損失の関係を図6に示す。
【0032】
第2のファラデー素子による回転角θ2 は、第1のファラデー素子による最大回転角をθ1max、最小回転角をθ1min、としたとき、
|θ1min|≦|θ2 |≦|θ1max
なる関係を満たすようにする。
【0033】
例1:θ1max=−θ2 の場合
例えば、電磁石による可変磁界ゼロの時の第1のファラデー素子の回転角を96度、第2のファラデー素子の回転角を−96度、偏光子と検光子の光学軸のなす角を90度、光学フィルタ特性を、前記のように、X≒−(WDL1+WDL2)/2、又はX≒−(WDL3+WDL4)/2とした時、第1のファラデー素子と第2のファラデー素子のファラデー回転角波長係数と温度係数の符号が逆であるから、電磁石磁界ゼロ(電流0mA)において、高減衰域で温度・ファラデー回転角の波長依存特性が極めて少ない可変光アッテネータが実現可能であり、更に光学フィルタ特性により波長依存性損失は任意の使用減衰域で減少させることが可能となる。光学フィルタの波長依存性損失傾斜を−0.4dBとした時の波長依存性を図7に示す。光減衰量2〜30dB間の波長依存性損失は±0.1dBとなる。
【0034】
例2:−θ2 =θ1 の場合
お互いの波長係数(度/nm)の符号が逆であるため、ファラデー回転角波長依存性が相殺され、波長依存性ゼロとなるポイントが得られる。このゼロとなるポイントは、θ2 を、|θ1min|≦|θ2 |≦|θ1max|なる範囲内に配置し、偏光子と検光子の光学軸のなす角を調整することにより、任意の光減衰量で決定できる。例えば、電磁石磁界ゼロの時の第1のファラデー素子の回転角96度、第2のファラデー素子の回転角−15度、偏光子と検光子の光学軸のなす角を90度とした場合、第1のファラデー素子の回転角が15度の時にクロスニコル状態となり光減衰量が最大となり、第2のファラデー素子により波長依存性は相殺される(図8のA参照)。また上記と同じ条件で、偏光子と検光子の光学軸のなす角を80度とした場合、波長依存性が相殺されるのは、第1のファラデー素子の回転角が15度の時(クロスニコル状態に達しない)であり、光減衰量は15dB付近となる(図8のB参照)。θ2と、偏光子と検光子の光学軸のなす角を調整することにより、波長依存性損失が平坦な領域を設けることが可能となり、光学フィルタ特性を利用できる。
【0035】
クロスニコル状態における第1のファラデー素子による回転角度をθ1kとしたとき、可変磁界印加手段による電磁石磁界方向からの偏光子光学軸角度θf を、θf ≒−θ1k/2+nπ/2(但し、n=0,1)
とするのが好ましい。これによって、コットンムートン効果の影響を受けない方位、つまり第1のファラデー素子へ入射する偏波面の方向を上記θf に設定することにより、高減衰特性を得る可変光アッテネータが得られる。例えば、電磁石磁界ゼロの時の第1のファラデー素子のファラデー回転角96度、偏光子と検光子の光学軸のなす角を105度とした場合、θ1k=15度(即ち、105度−90度)であり、θf ≒−7.5度+nπ/2となる。
【0036】
検光子の光学軸は、偏光子の光学軸の方位から第1のファラデー素子の回転方向に見て0度以上90度以下とすることができる。単一のファラデー素子からなる光アッテネータでファラデー回転角を0度以上90度以下にした場合には、損失が最小になる領域と高減衰となる領域は同時には得られない。それは、損失が最小になる検光子透過軸よりクロスニコル状態へ偏波面を回転させることができないからである。しかし、第1のファラデー素子の他に第2のファラデー素子を用いることにより、上記0度以上90度以下にした場合でもクロスニコル状態へ偏波面を戻すことが可能となり、更にコットンムートン効果の影響を受けない方位θf に設定することにより高減衰特性の可変光アッテネータが可能となる。例えば、電磁石磁界ゼロ時の第1のファラデー素子のファラデー回転角96度、第2のファラデー素子のファラデー回転角15度、偏光子と検光子の光学軸のなす角90度とした場合の減衰特性を図9に示す。なお、測定波長は1545nm、温度25℃である。
【0037】
第2のファラデー素子が偏光子と第1のファラデー素子に挾まれるように位置している場合には、偏光子の光学軸θf を、
θf ≒−θ1k/2−θ2 +nπ/2(但し、n=0,1)
とするのが好ましい。偏光子と第1のファラデー素子との間に第2のファラデー素子が有る場合と無い場合とでは、第1のファラデー素子へ入射する偏波面が異なるからである。例えば、電磁石磁界ゼロ時の第1のファラデー素子のファラデー回転角96度、第2のファラデー素子のファラデー回転角−15度、偏光子と検光子のなす角90度とした場合、
θ1k=15度(即ち、90度−(−15度)−90度)であり、θf =7.5度+nπ/2となる。
【0038】
本発明に係る可変光アッテネータの他の実施例を図10に示す。この可変光アッテネータは、入力用ファイバ50、レンズ52、偏光子54、ファラデー回転角可変装置、検光子58、光学フィルタ80、レンズ60、出力用ファイバ62を有する。偏光子54及び検光子58は、ともに楔形複屈折結晶板(例えばルチル結晶)からなり、偏光子54と検光子58の光学軸のなす角度は90度に設定する。ファラデー回転角可変装置は、光路上に位置する第1のファラデー素子71と第2のファラデー素子72と第3のファラデー素子73、それらを磁気飽和させる一対の永久磁石74,76(固定磁界印加手段)と、第1及び第3のファラデー素子71,73のファラデー回転角を変化させる電磁石78(可変磁界印加手段)とからなる。なお、この実施例では、偏光子54は永久磁石74と第1のファラデー素子71の間に、検光子58は第3のファラデー素子73と永久磁石76との間に挿入している。ここで、第1のファラデー素子71と第3のファラデー素子73とは同一であるのに対して、第2のファラデー素子72は、第1のファラデー素子71及び第3のファラデー素子73とはファラデー回転方向が異なり、ファラデー回転角の波長係数の符号が異なるものとする。
【0039】
永久磁石74,76による光線方向に平行な磁界と、電磁石78による光線方向に直交する磁界中に、第1のファラデー素子71と第2のファラデー素子72と第3のファラデー素子73とが、その順序で組み込まれる。第2のファラデー素子72としては、保磁力が高い材料(あるいは垂直磁気異方性が大きい材料)を用い、可変磁界に対して殆ど回転角が変化しない特性を呈するものとする。
【0040】
電磁石78による磁界がゼロの時、第1及び第3のファラデー素子71,73と第2のファラデー素子72の磁化方向は光線方向である。電磁石78による磁界を印加すると、第1及び第3のファラデー素子71,73の磁化方向は回転するが、第2のファラデー素子72の磁化方向は高保磁力のため回転しない。このため、第1及び第3のファラデー素子71,73は、永久磁石74,76による固定磁界と電磁石78による可変磁界の合成磁界の変化によりファラデー回転角が変化するが、第2のファラデー素子72のファラデー回転角は変化せず、結局、第1及び第3のファラデー素子71,73のファラデー回転角の変化に応じてファラデー回転角可変装置のファラデー回転角が変化し、第2のファラデー素子72によってファラデー回転角の波長依存性が低減するのである。
【0041】
順方向又は逆方向から入射した光に対し、クロスニコル状態における第2のファラデー素子72による回転角度をθ1kとしたとき、可変磁界印加手段による電磁界方向からの偏光子光学軸角度θf を、
θf ≒−θ1k/2+nπ/2(但し、n=0,1)
とする。
【0042】
このような構成にすると、順方向及び逆方向における偏光子の光学軸をコットンムートン効果に影響されない位置に設定することができ、それにより、順方向及び逆方向それぞれにおいて高減衰が得られる。また、入力側と出力側が対称となるために、入出力の区別を必要としない構造となる。
【0043】
光学フィルタ80は、前記実施例と同様、光学フィルタ無しの構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつものである。本実施例では、永久磁石76とレンズ60との間に挿入している。この光学フィルタ80は、前記実施例と同様、ガラス基板上に誘電体多層膜からなる所望の特性の光学フィルタ膜を形成したものである。
【0044】
例えば、各ファラデー素子の組成と物性の一例を以下のようなものとする。
〔第1のファラデー素子〕
組成:Tb1.000.65Bi1.35Fe4.05Ga0.9512
電磁石磁界がゼロの時のファラデー回転角:48度
波長変化率:−0.15%/nm
〔第2のファラデー素子〕
組成:Gd1.000.75Bi1.25Fe4.00Ga1.0012
電磁石磁界がゼロの時のファラデー回転角:−15度
波長変化率:+0.15%/nm
〔第3のファラデー素子〕
組成:Tb1.000.65Bi1.35Fe4.05Ga0.9512
電磁石磁界がゼロの時のファラデー回転角:48度
波長変化率:−0.15%/nm
【0045】
このような組み合わせとした場合、順方向の入射光については、第1及び第3のファラデー素子71,73の合計の回転角が15度の時にクロスニコル状態となり、35dB以上の減衰量が得られた。同時に、逆方向の入射光についても、35dB以上の減衰量が得られた。そして、前記実施例と同様の特性が得られ、波長依存性及び温度特性が改善された。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上記のように、従来の(光学フィルタ機能部無しの)光アッテネータにより生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を設けたことにより、従来特性に比べて高い光減衰域での波長依存性損失を大幅に低減することができる。
【0047】
エルビウム添加光ファイバ増幅器を多段に用いた波長多重伝送システムにおいては、増幅された信号光のレベル調整に光アッテネータが用いられている。このとき、合波された信号光が光アッテネータ等の光デバイスにより波長依存性損失を生じ、波長多重伝送システムの利得平坦化特性を悪化させている。そのため、光減衰時の波長依存性損失を最小限に抑えることができる本発明の可変光アッテネータは、特にこのような用途に有効である。
【0048】
ファラデー回転角可変装置として、第1のファラデー素子と、該第1のファラデー素子とはファラデー回転方向が異なる第2のファラデー素子と、前記第1のファラデー素子と同じファラデー回転方向の第3のファラデー素子とをその順序で配列し、それら全てのファラデー素子を磁気飽和させる固定磁界印加手段と、第1及び第3のファラデー素子の回転角を変化させる可変磁界印加手段とを具備する構成とすると、順方向と逆方向でほぼ同一特性となり、入出力の区別不要となる。そのため、使い易く、設置の間違いが生じないばかりでなく、光信号双方向において高特性で使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変光アッテネータの一実施例を示す説明図。
【図2】その動作説明図。
【図3】本発明に係る光アッテネータの波長依存性損失特性の一例を示すグラフ。
【図4】光学フィルタ無し光アッテネータの波長依存性損失特性の一例を示すグラフ。
【図5】光学フィルタ機能部の設計手法の説明図。
【図6】本発明に係る光アッテネータの特性例を示すグラフ。
【図7】第1及び第2のファラデー素子の回転角と波長依存性の関係を示すグラフ。
【図8】第1及び第2のファラデー素子の回転角と波長依存性の関係を示すグラフ。
【図9】光アッテネータの減衰特性の説明図。
【図10】本発明に係る可変光アッテネータの他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
10 入力側ファイバ
12 レンズ
14 偏光子
16 ファラデー回転角可変装置
18 検光子
20 レンズ
22 出力側ファイバ
30 第1のファラデー素子
32 第2のファラデー素子
34,36 永久磁石
38 電磁石
40 光学フィルタ

Claims (16)

  1. 偏光子、ファラデー回転角可変装置、検光子を、その順序で配列した可変光アッテネータにおいて、
    前記ファラデー回転角可変装置は、第1のファラデー素子と、該第1のファラデー素子とはファラデー回転方向が異なり且つ該第1のファラデー素子とはファラデー回転角の波長係数の符号が異なる第2のファラデー素子と、それらのファラデー素子を磁気飽和させる固定磁界印加手段と、第1のファラデー素子のファラデー回転角を変化させる可変磁界印加手段とを具備し、且つ、上記の構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を有することを特徴とする可変光アッテネータ。
  2. 入力用ファイバ、レンズ、偏光子、ファラデー回転角可変装置、検光子、レンズ、出力用ファイバを、その順序で配列した可変光アッテネータにおいて、
    前記ファラデー回転角可変装置は、第1のファラデー素子と、該第1のファラデー素子とはファラデー回転方向が異なり且つ該第1のファラデー素子とはファラデー回転角の波長係数の符号が異なる第2のファラデー素子と、それらのファラデー素子を磁気飽和させる固定磁界印加手段と、第1のファラデー素子のファラデー回転角を変化させる可変磁界印加手段とを具備し、且つ、上記の構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を有することを特徴とする可変光アッテネータ。
  3. 第1のファラデー素子による最大回転角をθ1max、最小回転角をθ1min、第2のファラデー素子による回転角をθ2 としたとき、
    |θ1min|≦|θ2 |≦|θ1max
    なる関係を満たす請求項1又は2記載の可変光アッテネータ。
  4. 偏光子と検光子に楔型複屈折板を使用し、検光子の光学軸を偏光子の光学軸の方位から第1のファラデー素子の回転方向に見て0度以上90度以下とした請求項1乃至3のいずれかに記載の可変光アッテネータ。
  5. クロスニコル状態における第1のファラデー素子による回転角度をθ1kとしたとき、可変磁界印加手段による電磁石磁界方向からの偏光子光学軸角度θf を、
    θf ≒−θ1k/2+nπ/2(但し、n=0,1)
    とした請求項4記載の可変光アッテネータ。
  6. 第2のファラデー素子が偏光子と第1のファラデー素子に挾まれるように位置し、第2のファラデー素子の回転角をθ2 としたとき、偏光子の光学軸θf が、
    θf ≒−θ1k/2−θ2 +nπ/2(但し、n=0,1)
    である請求項4記載の可変光アッテネータ。
  7. 偏光子、ファラデー回転角可変装置、検光子を、その順序で配列した可変光アッテネータにおいて、
    前記ファラデー回転角可変装置は、第1のファラデー素子と、該第1のファラデー素子とはファラデー回転方向が異なり且つ該第1のファラデー素子とはファラデー回転角の波長係数の符号が異なる第2のファラデー素子と、前記第1のファラデー素子と同じファラデー回転方向で且つ該第1のファラデー素子とファラデー回転角の波長係数の符号が同じ第3のファラデー素子とをその順序で配列し、それら全てのファラデー素子を磁気飽和させる固定磁界印加手段と、第1及び第3のファラデー素子のファラデー回転角を変化させる可変磁界印加手段とを具備し、且つ、上記の構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を有することを特徴とする可変光アッテネータ。
  8. 入力用ファイバ、レンズ、偏光子、ファラデー回転角可変装置、検光子、レンズ、出力用ファイバを、その順序で配列した可変光アッテネータにおいて、
    前記ファラデー回転角可変装置は、第1のファラデー素子と、該第1のファラデー素子とはファラデー回転方向が異なり且つ該第1のファラデー素子とはファラデー回転角の波長係数の符号が異なる第2のファラデー素子と、前記第1のファラデー素子と同じファラデー回転方向で且つ該第1のファラデー素子とファラデー回転角の波長係数の符号が同じ第3のファラデー素子とをその順序で配列し、それら全てのファラデー素子を磁気飽和させる固定磁界印加手段と、第1及び第3のファラデー素子のファラデー回転角を変化させる可変磁界印加手段とを具備し、且つ、上記の構成により生じる波長依存性損失に対して少なくとも符号が逆の波長依存性損失をもつ光学フィルタ機能部を有することを特徴とする可変光アッテネータ。
  9. 順方向又に入射した光に対し、クロスニコル状態における第2のファラデー素子による回転角度をθ1kとしたとき、可変磁界印加手段による電磁石磁界方向からの偏光子光学軸角度θf を、
    θf ≒−θ1k/2+nπ/2(但し、n=0,1)
    とした請求項7又は8記載の可変光アッテネータ。
  10. 逆方向に入射した光に対し、クロスニコル状態における第2のファラデー素子による回転角度をθ1kとしたとき、可変磁界印加手段による電磁石磁界方向からの偏光子光学軸角度θf を、
    θf ≒−θ1k/2+nπ/2(但し、n=0,1)
    とした請求項7又は8記載の可変光アッテネータ。
  11. 偏光子と検光子に楔型複屈折板を使用し、偏光子と検光子の光学軸のなす角度を90度とした請求項7乃至10のいずれかに記載の可変光アッテネータ。
  12. 第2のファラデー素子は、保磁力が高く、可変磁界に対して殆ど回転角が変化しない特性を呈するものである請求項7乃至11のいずれかに記載の可変光アッテネータ。
  13. 光学フィルタ機能部無しの光アッテネータにおける最大波長依存性損失傾斜をWDL1、最小波長依存性損失傾斜をWDL2としたとき、光学フィルタ機能部の波長依存性損失傾斜Xが、
    X≒−(WDL1+WDL2)/2
    である請求項1乃至12のいずれかに記載の可変光アッテネータ。
  14. 光学フィルタ機能部無しの光アッテネータにおける任意の使用減衰域での最大波長依存性損失傾斜をWDL3、最小波長依存性損失傾斜をWDL4としたとき、光学フィルタ機能部の波長依存性損失傾斜Xが、
    X≒−(WDL3+WDL4)/2
    である請求項1乃至12のいずれかに記載の可変光アッテネータ。
  15. 偏光子、検光子、ファラデー素子のいずれか少なくとも1つ以上の光学面に光学フィルタ機能部を形成した請求項1乃至14のいずれかに記載の可変光アッテネータ。
  16. 光学フィルタ機能部が、ガラス基板に光学フィルタ膜を形成した光学フィルタであり、該光学フィルタを、偏光子、ファラデー素子、検光子の配列体の内側もしくは外側の空間の少なくとも1箇所以上に挿入した請求項1乃至14のいずれかに記載の可変光アッテネータ。
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