JP2003241141A - 非相反光デバイス - Google Patents

非相反光デバイス

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JP2003241141A JP2002044474A JP2002044474A JP2003241141A JP 2003241141 A JP2003241141 A JP 2003241141A JP 2002044474 A JP2002044474 A JP 2002044474A JP 2002044474 A JP2002044474 A JP 2002044474A JP 2003241141 A JP2003241141 A JP 2003241141A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い波長帯域または広い温度範囲で十分なア
イソレーションと低損失を低コストで実現する光非相反
テバイスを提供すること。 【解決手段】 光進行方向に対して直列に配置される複
数のファラデー回転子を具備してなる非相反光デバイス
であって、前記複数のファラデー回転子には、互いに異
なる材料組成を有し、かつ互いに逆向きの偏波面回転方
向を有し、かつその間に異方性物質が介在しない2種類
のファラデー回転子からなるファラデー回転子群が含ま
れる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信装置あるい
は光情報処理装置などで使用される非相反光デバイスに
関し、特に広帯域での動作が可能なファラデー回転子を
用いた非相反光デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】非相反光デバイスとして、例えば、光ア
イソレータは半導体レーザ、光ファイバアンプにおいて
戻り光による雑音防止のために用いられる。また、光サ
ーキュレータは光経路の整理に用いられる。現在、DW
DM技術の進歩や光ファイバアンプの広帯域化により、
光アイソレータ、光サーキュレータに対しても広帯域化
への対応が求められている。
【0003】光アイソレータ、光サーキュレータには、
光学結晶の組み合わせによるバルク型と、光導波路に機
能を組み込んだ導波路型があるが、現在、産業上、主に
利用されているのはバルク型であり、ほぼ例外なくファ
ラデー回転子を用いている。このように、現在主流の非
相反光デバイスには、ファラデー回転子が使用されてい
る。
【0004】図7に、45度ファラデー回転子71、第
1の偏光子72及び第2の偏光子73を用いた光アイソ
レータを従来例として示す。図7の構成の光アイソレー
タのアイソレーション特性の温度依存性及び波長依存性
は、デシベル表示では以下の式で表すことができる。
【0005】 アイソレーション(dB)=−10×log10I ・・・・・(1a) ただし、 I=10−EP1/10+10−EFR/10+10−EP2/10+sin2(Cλ×Δλ+C× ΔT) ・・・・・(1b)
【0006】ここで、EP1、EP2、EFRは、それ
ぞれ第1の偏光子72、第2の偏光子73、ファラデー
回転子71の偏光消光比を表し、Cλ、Cは、それぞ
れ、ある設定波長、ある設定温度において回転角が45
度であるファラデー回転子71の波長係数(設定波長か
ら1nm入射波長がずれた場合のファラデー回転角変化
量、deg/nm)、及び温度係数(設定温度から1K温度
がずれた場合のファラデー回転角変化量、deg/K)であ
り、Δλ、ΔTはそれぞれ設定波長、設定温度からのず
れである。ここで、EP1=60dB、EP2=60d
B、EFR=42dB、Cλ=0.07 deg/nm、C
=0.06 deg/K、設定波長1550nm、Δλ=−5
0〜+50nm、設定温度296K(23℃)、ΔT=
0K、つまり温度一定とし、その計算結果によるアイソ
レーションの波長依存性のグラフを図8に示す。
【0007】また、図7の構成の光アイソレータを多数
段直列に接続することでアイソレーションを段数倍にす
ることが可能である。さらに、直列接続にする2つの光
アイソレータの設定波長(中心波長)を互いに異なる波
長に設定する手法も存在する。
【0008】例えば、中心波長を1500nmと160
0nmに設定した光アイソレータを直列接続した例のア
イソレーション計算結果を図9に示す。
【0009】ところで、波長特性の改善手段としてこれ
まで多くの手段が提案されており、相澤らによる199
2年電子情報通信学会春季大会予稿集C−249に示さ
れている水晶の旋光性の波長依存性とファラデー回転子
の回転角の波長依存性の相殺が提案されてきた。この方
法は、通常のファラデー回転子に換えて、ファラデー回
転子と旋光子からなる偏波面回転部を用いる。
【0010】なお、光アイソレータの全般に関しては、
川上彰二郎、白石和男、大橋正治、共著「光ファイバと
ファイバ形デバイス」(培風館アドバンストエレクトロ
ニクスシリーズ)に詳しい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】DWDM技術や光ファ
イバアンプの広帯域化は、急速に進展しており、現在で
も200nm以上の波長範囲での動作が求められてい
る。
【0012】まず、1段構成では、図8より30dB以
上のアイソレーションが得られるのは中心波長から±2
5nm程度の範囲であることがわかる。なお、図8の計
算結果は、最良の状態であって、実際の波長依存性は図
8の場合より劣ることが多い。
【0013】また、既述の通り、多数段直列接続するこ
とでアイソレーションを段数倍にすることが可能である
が、挿入損失も同時に段数倍になることと部品点数が多
くなり高価な偏光子とファラデー回転子のコスト、さら
にはアセンブリ費用が増大するため段数を増やす手法は
2段程度が限界となる。
【0014】さらにまた図9の場合は、1550nm±
100nmの範囲で40dB近いアイソレーションが得
られるが、単純な2段構成よりも損失が増大する。ま
た、最も基本的な改善法はファラデー回転子材料の波長
や温度に対する依存性を抑えることであるが、従来の技
術では実現が容易ではない。
【0015】相澤らによる1992年電子情報通信学会
春季大会予稿集C−249に示されている水晶の旋光性
の波長依存性とファラデー回転子のファラデー回転の波
長依存性の相殺による波長依存性の改善は、顕著な効果
が見込めるが、例えば水晶旋光子を用いた場合、10m
mを越える長さの結晶が必要になり、大幅な部材費増の
原因となる。また、前記改善法はアイソレーションまた
は挿入損失の一方のみの波長依存性の相殺が可能であ
り、もう一方の波長依存性は逆に倍になる。
【0016】以上から40dB以上のアイソレーション
を200nmの範囲で要求する高増幅度の光ファイバア
ンプなどに低コストで対応でき、かつ損失の波長または
温度依存性も小さい光アイソレータは実現が非常に困難
である。同様のことは光サーキュレータでもいえる。
【0017】そこで、本発明は、光アイソレータ、光サ
ーキュレータなどの非相反光デバイスに用いられるファ
ラデー回転子の偏波面回転角の波長依存性、温度依存性
が原因で生じるアイソレーションの波長依存性または温
度依存性を低減することを課題とする。
【0018】言い換えると、本発明の課題は、広い波長
帯域または広い温度範囲で十分なアイソレーションと低
損失を低コストで実現する光非相反テバイスを提供する
ことである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の非相反光デバイ
スは、波長依存性及び温度依存性を有するファラデー回
転子を、複数枚かつ複数種類組み合わせることにより、
ファラデー回転角の波長依存性及び温度依存性を補償
し、全体として低減する手段を有する。
【0020】具体的には45度以上の偏波面回転角を有
する主ファラデー回転子と前記主ファラデー回転子と逆
方向の偏波面回転方向を有する従ファラデー回転子を用
い、主ファラデー回転子と従ファラデー回転子の偏波面
回転角の和が広い波長帯域または温度領域で+45度ま
たは−45度になるようにすることである。
【0021】本解決手段においては、光の入射方向にか
かわらず偏波面回転部における回転角は+45度または
−45度に保たれるため、アイソレーションと挿入損失
の双方の波長依存性または温度依存性を抑制できる。
【0022】さらに主ファラデー回転子または従ファラ
デー回転子は、1枚の結晶厚膜である必要はなく、主フ
ァラデー回転子と従ファラデー回転子の偏波面回転角度
の和が広い帯域で+45度または−45度になることを
満たせば何枚でもかまわない。
【0023】ただし、ファラデー回転子間に偏光子があ
ると、その偏光子の偏光透過方向と直交する電界振動方
向成分が失われるため、主ファラデー回転子と従ファラ
デー回転子の間に偏光子が存在してはならない。
【0024】ところで、ファラデー回転角の波長依存性
の大きさは、ファラデー回転子の厚さに比例する。ま
た、ファラデー回転角の大きさ自体も厚さに比例する。
そのため、主ファラデー回転子と従ファラデー回転子が
同一の材料では、本解決手段は実現し得ない。
【0025】また、主ファラデー回転子と従ファラデー
回転子の偏波面回転方向は互いに逆方向である必要があ
るが、この要求事項に対しては同一磁界中において偏波
面回転方向が逆向きのファラデー回転子材料を選択した
上で同一方向の磁界中に主ファラデー回転子と従ファラ
デー回転子を配置するか、また、同一磁界中においては
偏波面回転方向が同じ向きのファラデー回転子材料を選
択した上で、交番磁界の符号が異なるピーク位置に主フ
ァラデー回転子と従ファラデー回転子を配置することで
も実現できる。
【0026】即ち、本発明の非相反光デバイスは、光進
行方向に対して直列に配置される複数のファラデー回転
子を具備してなる非相反光デバイスであって、前記複数
のファラデー回転子には、互いに異なる材料組成を有
し、かつ互いに逆向きの偏波面回転方向を有し、かつそ
の間に異方性物質が介在しない2種類のファラデー回転
子からなるファラデー回転子群が含まれる。
【0027】また、本発明の非相反光デバイスは、光進
行方向に対して直列に配置される複数のファラデー回転
子を具備してなる非相反光デバイスであって、前記複数
のファラデー回転子が、ファラデー回転子以外の異方性
物質が間に介在しないファラデー回転子群を含み、さら
に、このファラデー回転子群に含まれるファラデー回転
子のうち少なくとも1個が同じファラデー回転子群に含
まれる他のファラデー回転子と逆向きの偏波面回転方向
及び異なる材料組成を有し、かつ前記ファラデー回転子
群における偏波面回転角度の合計がほぼ45度またはほ
ぼ−45度とすることができる。
【0028】また、本発明の非相反光デバイスは、偏波
面回転角の合計がほぼ45度またはほぼ−45度をなす
ファラデー回転子群の光入射側及び光出射側の双方にお
いて、少なくとも1つの偏光子が配置されて構成するこ
とができる。
【0029】また、本発明の非相反光デバイスは、偏波
面回転角の合計がほぼ45度またはほぼ−45度をなす
ファラデー回転子群を複数含み、かつ前記ファラデー回
転子群のすべての光入射側及び光出射側に、少なくとも
1つの偏光子が配置されて構成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0031】(実施の形態1)初めに、本発明の非相反
光デバイスの実施の形態1である光アイソレータに用い
るファラデー回転子群について説明する。
【0032】図1は、本発明の実施の形態1におけるフ
ァラデー回転子群を示す模式的な斜視図である。4及び
5はYIG結晶であり、6はビスマス置換テルビウム鉄
ガーネット厚膜である。また、7はSmCoマグネット
である。
【0033】YIG結晶4及び5は、各々1550n
m、室温の条件下で45度偏波面回転する。これらは、
入射波長1550nm近辺で波長依存性が0.04 deg/
nmであり、YIG結晶4、5合わせて1550nmで
90度偏波面を回転させ、かつ合わせて1550nm近
辺で0.08 deg/nmの波長依存性を有する。
【0034】他方、ビスマス置換テルビウム鉄ガーネッ
ト厚膜6は、1550nm、室温の条件下で−45度の
偏波面回転角と1550nm近辺で0.064deg/nm
の波長依存性を有する。
【0035】また、7はSmCoマグネットで1つのマ
グネットで全てのファラデー回転子に対する印加磁界を
発生する。これは、YIG結晶とビスマス置換テルビウ
ム鉄ガーネット厚膜が同一磁界で逆方向のファラデー回
転の向きを有することから可能になっている。
【0036】図2に、YIG結晶4及び5の組み合わせ
のファラデー回転角の波長依存性と、ビスマス置換テル
ビウム鉄ガーネット厚膜6(以下、TBIG厚膜と略す
る)のファラデー回転角の波長依存性、及びYIG結晶
4,5とTBIG厚膜6の組み合わせにおけるファラデ
ー回転角の波長依存性を示す。即ち、図2は、本実施の
形態1におけるファラデー回転角の波長依存性を示す図
である。
【0037】図2によれば、YIG結晶4,5と、TB
IG厚膜6の組み合わせにおける1400nmから17
30nmの範囲で、ファラデー回転角の総和は45度±
1度の範囲に収まる。
【0038】また、YIG結晶4及び5のファラデー回
転係数の温度依存性は、入射波長1550nm近辺で温
度依存性が0.042deg/Kであり、YIG結晶4及び
5を合わせて1550nmで90度偏波面を回転させ、
かつ合わせて1550nm近辺で0.084 deg/Kの温
度依存性を有する。
【0039】TBIG厚膜6は1550nmで−45度
の偏波面回転角と1550nm近辺で0.062 deg/K
の温度依存性を有する。
【0040】温度依存性は、温度範囲に依らずほぼ一定
であるため、YIG結晶4,5とTBIG厚膜6の組み
合わせの温度依存性は0.022deg/Kとなり、ファラ
デー回転子単体に比べ明らかに温度依存性が小さくな
る。
【0041】従って、このようなファラデー回転子を用
いた非相反光デバイスにおいては、アイソレーションの
波長依存性と温度依存性を小さく抑えることができる。
【0042】図3は、本実施の形態1の光アイソレータ
を示す模式的な側面図である。本実施の形態1は、上記
のYIG結晶4,5、及びTBIG厚膜6からなるファ
ラデー回転子群の入射側と出射側に、銀微粒子を含む偏
光ガラスからなる偏光子8,9を加えた実施の形態であ
り、偏光依存型の光アイソレータとして動作する。
【0043】図4に、本実施の形態における温度一定状
態でのアイソレーションの波長依存性を示す。本実施の
形態は、1段構成であるにもかかわらず、図9にその特
性を示した従来例の2段構成より広い波長帯域で高いア
イソレーションを得られることがわかる。
【0044】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2である光アイソレータを示す模式的な側面図であ
る。本実施の形態2は、実施の形態1のファラデー回転
子群を2つ用い、 YIG結晶10,11とTBIG厚
膜12からなる第1のファラデー回転子群とYIG結晶
13,14とTBIG厚膜15からなる第2のファラデ
ー回転子群との間と、入射側、出射側に銀微粒子を含む
偏光ガラスからなる偏光子16,17,18を加えた実
施の形態である。また、磁界印加手段として、SmCo
マグネット19を用いた。
【0045】本実施の形態2は、実施の形態1を2台接
続した形態に比べ、偏光子1枚だけ構成要素が少ない。
【0046】図6に、本実施の形態2の温度一定状態で
のアイソレーションの波長依存性を示す。図6によれ
ば、1400nmから1750nmの範囲で60dB近
いアイソレーションが得られている。
【0047】本実施の形態2及び実施の形態1は、偏光
依存型光アイソレータに関するものであるが、銀微粒子
を含む偏光ガラスからなる偏光子をルチル結晶平板など
のウォークオフ偏光子に変更すれば、偏光無依存型に容
易に拡張可能である。
【0048】 また光アイソレータの拡張形態でもある
光サーキュレータにも適用が可能である。例えば、特願
2000−113310号記載の光サーキュレータは、
ウォークオフ偏光子とファラデー回転子のみからなるた
め、ファラデー回転子に実施の形態1記載の構成を適用
すれば、本実施の形態と同等のアイソレーション特性が
得られる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明により、ファラデ
ー回転子の波長依存性または温度依存性を実質的に打ち
消し、非相反光デバイスの特にアイソレーション特性の
波長依存性を大幅に低減することが出来た。
【0050】従って、本発明によれば、広い波長帯域ま
たは広い温度範囲で十分なアイソレーションと低損失を
低コストで実現した光非相反テバイスを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるファラデー回転子群を示
す模式的な斜視図。
【図2】実施の形態1におけるファラデー回転角の波長
依存性を示す図。
【図3】実施の形態1の光アイソレータを示す模式的な
側面図。
【図4】実施の形態1における温度一定状態でのアイソ
レーションの波長依存性を示す図。
【図5】実施の形態2の光アイソレータを示す模式的な
側面図。
【図6】実施の形態2における温度一定状態でのアイソ
レーションの波長依存性。
【図7】従来の光アイソレータを示す模式的な斜視図。
【図8】従来の光アイソレータにおけるアイソレーショ
ンの波長依存性を示す図。
【図9】中心波長を1500nmと1600nmに設定
した光アイソレータを直列接続した場合のアイソレーシ
ョンの波長依存性を示す図。
【符号の説明】
4,5,10,11,13,14 YIG結晶 6,12,15 ビスマス置換テルビウム鉄ガーネッ
ト(TBIG)厚膜 7,19 SmCoマグネット 8,9,16,17,18 銀微粒子を含む偏光ガラ
スからなる偏光子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光進行方向に対して直列に配置される複
    数のファラデー回転子を具備してなる非相反光デバイス
    において、前記複数のファラデー回転子には、互いに異
    なる材料組成を有し、かつ互いに逆向きの偏波面回転方
    向を有し、かつその間に異方性物質が介在しない2種類
    のファラデー回転子からなるファラデー回転子群が含ま
    れることを特徴とする非相反光デバイス。
  2. 【請求項2】 光進行方向に対して直列に配置される複
    数のファラデー回転子を具備してなる非相反光デバイス
    において、前記複数のファラデー回転子が、ファラデー
    回転子以外の異方性物質が間に介在しないファラデー回
    転子群を含み、さらに、このファラデー回転子群に含ま
    れるファラデー回転子のうち少なくとも1個が同じファ
    ラデー回転子群に含まれる他のファラデー回転子と逆向
    きの偏波面回転方向及び異なる材料組成を有し、かつ前
    記ファラデー回転子群における偏波面回転角度の合計が
    ほぼ45度またはほぼ−45度であることを特徴とする
    請求項1記載の非相反光デバイス。
  3. 【請求項3】 前記偏波面回転角の合計がほぼ45度ま
    たはほぼ−45度をなすファラデー回転子群の光入射側
    及び光出射側の双方において、少なくとも1つの偏光子
    が配置されることを特徴とする請求項2記載の非相反光
    デバイス。
  4. 【請求項4】 前記偏波面回転角の合計がほぼ45度ま
    たはほぼ−45度をなすファラデー回転子群を複数含
    み、かつ前記ファラデー回転子群のすべての光入射側及
    び光出射側に、少なくとも1つの偏光子が配置されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の非相反光デバイス。
JP2002044474A 2002-02-21 2002-02-21 非相反光デバイス Withdrawn JP2003241141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083419A1 (ja) * 2006-01-19 2007-07-26 Mitsumi Electric Co., Ltd. 導波路型広帯域光アイソレータ
JP2013041882A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Fujitsu Ltd 光増幅装置

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