JPH11101928A - 光部品実装装置及びその製造方法 - Google Patents

光部品実装装置及びその製造方法

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JPH11101928A
JPH11101928A JP10066669A JP6666998A JPH11101928A JP H11101928 A JPH11101928 A JP H11101928A JP 10066669 A JP10066669 A JP 10066669A JP 6666998 A JP6666998 A JP 6666998A JP H11101928 A JPH11101928 A JP H11101928A
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JP
Japan
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groove
fixing
component mounting
optical fiber
optical
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JP10066669A
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English (en)
Inventor
Osamu Takigawa
滝川  修
Hideto Furuyama
英人 古山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光部品実装装置において、光ファイバを半田
材等で固定する場合、気密に封止できす、光学素子が大
気と接触し、劣化してしまう欠点を改善する。 【解決手段】 実装基板1と、この実装基板1上に保持
された光ファイバ2と、この実装基板1に固定され、前
記光ファイバ2に光結合されるレーザダイオード4と、
前記実装基板1に対して光ファイバ2を位置決め固定す
るための固定用基板8とを具備し、前記実装基板1及び
固定用基板8には、前記光ファイバ1を前記レーザダイ
オード4に対して位置決めするためのV溝3、3’と、
前記V溝3、3’に接続され、底面が平坦でかつ前記V
溝より浅い固定用溝6a、6a’、6b、6b’とが設
けられ、前記光ファイバ2は、前記V溝3、3’に保持
された状態で、前記固定用溝6a、6a’、6b、6
b’に封入された接着材により固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用端末装置
等に用いられる光部品実装装置に関し、シリコン等の単
結晶板に光ファイバ等の光部品が実装されてなる光部品
実装装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】公衆回線電話やコンピュータ間の情報通
信における光通信用端末装置には、シリコン基板に半導
体レーザや光ファイバ等の光部品を実装してなる光部品
実装装置が用いられている。この光部品実装装置は、光
源である半導体レーザと光ファイバとを高精度に光結合
した状態で保持するものである。
【0003】一般に、半導体レーザと光ファイバの光結
合には1μm以下の位置合わせ精度が必要とされてい
る。このため、シリコン基板には、V字形をした位置決
め用溝(V溝)が異方性エッチングにより高精度に形成
され、このV溝によって前記光ファイバを定位置に位置
決めした状態で保持するようにしている。
【0004】また、光部品実装装置の信頼性を維持する
ためには、前記半導体レーザや光ファイバを気密封止
し、かつ強固に固定することが必要である。このため、
前記V溝の中途部には、接着材用溝として前記V溝より
も大きめのV字半田溝が設けられ、前記光ファイバは、
このV字半田溝内に封入された半田材によって前記シリ
コン基板に固定されている。そして、前記光ファイバの
固定部分および半導体レーザはキャップ等が被されて気
密・液密にシールされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の装置にあっても次のような問題がある。第1の問題
は、V字半田溝の底部が狭いため、このV字半田溝に封
入された半田材との間に隙間が生じやすく、このため、
この隙間から湿気が入り込み半導体レーザに悪影響を与
える可能性があることである。
【0006】第2の問題は、V字半田溝内に封入された
半田材が、光ファイバとこのV字半田溝との隙間から前
記位置決め用のV溝側に押し出され光ファイバの端面を
汚染してしまう恐れがあることである。
【0007】第3の問題は、V溝を異方性エッチングに
より形成する際、エッチングマスクと単結晶基板の基板
方位との間に一定のずれが生じている場合が多く、これ
によりV溝の形成誤差が大きくなりやすいことである。
【0008】すなわち、エッチングマスクと基板方位と
の間にずれが生じている場合、原子配列の異方性による
エッチング速度の結晶方位依存性に基づき、以下に説明
するような過剰エッチングが生じてしまう。
【0009】すなわち、所望のV溝長さをL、溝幅をW
とする。今、結晶方位とマスク方向にずれ角θが生じた
場合の過剰エッチング幅をΔW、過剰エッチング長さを
ΔLとすると、 ΔW=W(cosθ−1)+Lsinθ ΔL=L(cosθ−1)+Wsinθ と計算される。
【0010】ここで、例えば、W=100μm、L=1
0mmとすると、たとえθ=0.1°であってもΔW=
18μmと、±10%近い形成誤差が生じてしまう。ま
た、θ=0.5°ともなるとΔW=87μmと、約±4
5%ともはや許容できない誤差となってしまう。
【0011】したがって、この発明の目的とするところ
は、光部品実装装置の信頼性を高めるために、光ファイ
バを気密にかつ強固にシールできる光部品実装装置を提
供することにある。
【0012】この発明の更なる詳しい目的は、光ファイ
バを固定用溝内に接着材を用いて固定する場合、この溝
と接着材との間に隙間が生じることを防止できる光部品
実装装置を提供することである。
【0013】また、この発明の他の詳しい目的は、光フ
ァイバを固定用溝内に接着材を用いて固定する場合、前
記接着材が固定用溝内から光ファイバの位置決め用の溝
側にはみ出すことを有効に防止できる光部品実装装置を
提供することである。
【0014】この発明の更なる他の詳しい目的は、単結
晶基板の結晶方位とエッチングマスクのずれに起因する
光ファイバの位置決め用溝の形成誤差を低減し、光ファ
イバと半導体レーザ等の発光素子やフォトダイオード等
の受光素子とを高精度に位置決め保持できる光部品実装
装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、実装基板と、この実装基板上に保持さ
れた光ファイバと、この実装基板に固定され、前記光フ
ァイバに光結合される光学素子と、前記実装基板に対し
て光ファイバを位置決め固定するための固定部材とを具
備し、前記実装基板固定部材のうち少なくともいずれか
一方には、前記光ファイバを位置決めするための位置決
め用溝と、前記位置決め用溝に接続され、底面が平坦で
かつ前記位置決め用溝より浅い固定用溝とが設けられ、
前記光ファイバは、前記位置決め用溝に保持された状態
で、前記固定用溝に封入された接着材により固定されて
いることを特徴とする光部品実装装置を提供する。
【0016】前記固定用溝の底面が平坦になっているこ
とで、この固定用溝内に満たされる接着材とこの固定用
溝との間に隙間ができずらくなる。また、この固定用溝
が位置決め用溝よりも浅く形成されているから、固定用
溝と光ファイバの隙間から位置決め用溝に接着材がはみ
だしずらくなる。これらにより、光部品実装装置の信頼
性が高められる。
【0017】前記実装基板は、単結晶基板であり、前記
位置決め用溝は、実装基板の結晶方向に沿って設けられ
ている。また、前記位置決め用溝は、光ファイバの延設
方向に沿って複数設けられ、前記固定用溝は、一対の位
置決め用溝の間に、これらに接続されて設けられている
ことが好ましい。この場合、前記位置決め用溝は、光フ
ァイバの延設方向に沿って3個以上設けられ、前記固定
用溝は、一対の前記位置決め用溝に挟まれ、光ファイバ
の延設方行に沿って2個以上設けられていることが好ま
しい。
【0018】このような構成によれば、前記光ファイバ
が連続的に形成された一本の位置決め用溝に保持されて
いる場合と比較して、実装基板の結晶方向依存性に起因
する光ファイバの位置ずれを小さくできる。したがっ
て、光ファイバと発光/受光素子、すなわちレーザダイ
オードやフォトダイオード等との位置決めが高精度に行
なえる。
【0019】なお、このような光部品実装装置の製造方
法は、短結晶基板からなる基板上に光ファイバを位置決
めするための位置決め用溝を、この光ファイバの延設方
向に沿って複数分割して設ける第1の工程と、光ファイ
バ固定用の接着材が封入される固定用溝を、前記分割さ
れた位置決め用溝間に、この位置決め用溝同士を接続す
るように設ける第2の工程とを有することが好ましい。
【0020】このような製造方法によれば、位置決め用
溝を分割して形成することで、光ファイバの位置決め誤
差を小さくすることが可能になる。そして、分割された
位置決め用溝間に前記固定用溝を設けるようにすること
で、この固定用溝として底面が平坦でかつ前記位置決め
用溝よりも浅いものを形成することが可能になる。
【0021】前記固定用溝には、金属層が蒸着形成され
ていることが好ましい。このような構成によれば、接着
材による光ファイバの固定をより強固なものとすること
ができる。
【0022】また、前記固定板、実装基板の少なくとも
どちらか一方には、前記固定用溝に連通する少なくとも
1以上の通孔が設けられていて、前記通孔を通して、前
記固定用溝内に接着材が充填されていることが好まし
い。このような構成によれば、この通孔を通じて接着材
中の気泡を追い出すことができ、かつ接着材の量調節が
容易となる。また、前記通孔が2以上設けられている場
合には、一方の通孔から接着材を供給しつつ、他方の通
孔から接着材を排出するといった接着材の充填方法をと
ることができ、接着材の充填が容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1はこの実施形態に係る光部品実
装部品の分解図を示したものである。図1中符号1で示
すのは単結晶シリコン基板からなる実装基板である。こ
の実装基板1上には、光ファイバ2を定位置に保持する
ための複数本のV溝3と、前記光ファイバ2と光結合さ
れるレーザダイオード4を実装するための配線パターン
5が形成されている。
【0024】前記V溝3の長手方向中途部の互いに離間
した2個所には、前記光ファイバ2を固定するための半
田材12が満たされる第1、第2の固定用溝6a、6b
が設けられている。
【0025】図2(a)は、図1のIA−IA線に沿う
前記V溝3の断面を示すものであり、図2(b)は、I
B−IB線に沿う前記第1の固定用溝6aの断面を示す
ものである。なお、第2の固定用溝6bは、第1の固定
用溝6aと同一の形状であるので図示を省略する。
【0026】図2(b)から分かるように、この実施形
態の固定用溝6a、6bは、前記V溝3と異なり底面が
平坦に形成され、かつこのV溝3よりも浅く形成されて
いる。
【0027】前記光ファイバ2は、図1に8で示す固定
用基板により前記実装基板1上に固定されるようになっ
ている。すなわち、この固定用基板8には前記実装基板
1と同寸法のV溝3’及び固定用溝6’a、6’bが形
成されていて、前記光ファイバ2を前記実装基板側のV
溝3及び固定用溝6a、6bとの間に挟みこむことで定
位置に位置決めする。そして、この光ファイバ2は、前
記固定用溝6a、6b及び6’a、6’bとによって区
画された空間に充填された半田材12により、前記実装
基板1及び固定用基板8に固定される。
【0028】一方、前記レーザダイオード4は、通常の
方法により図1に9で示す実装基板1上の定位置にボン
ディングされ、前記光ファイバ2と光結合されるように
なっている。
【0029】このようにして実装基板1上に光ファイバ
2及びレーザダイオード4が固定されたならば、これら
の固定部分には図示しないキャップが被せられ、これら
の固定部分に外部から塵埃や湿気が入り込まないように
気密かつ液密に封止されるようになっている。
【0030】次に、この発明の特徴部分である前記V溝
3及び固定用溝の6a、6bの形成方法及びその効果に
ついて説明する。なお、前記固定用基板8に設けられた
V溝3’及び固定用溝6’a、6’bの形成方法は次に
説明する形成方法と同じであるのでその説明は省略す
る。
【0031】図3(a)〜図3(d)は、V溝3及び固
定用溝6a、6bの作製工程を示す図である。図1で
は、前記V溝3は複数本設けられていたが、以下の説明
及び図3(a)〜図3(d)では、説明を簡単にするた
めに、前記V溝3が1本の場合について説明するものと
する。
【0032】図3(a)〜図3(d)を説明する前に、
図4(a)、図4(b)を参照して従来のV溝形成方法
に関する問題点について説明しておく。図4(b)中1
0で示すのはエッチングマスクである。このマスク10
には、図4(a)に実線10aで示すような、長さL、
幅Wの矩形状のマスクパターンが形成されている。ここ
で、マスク10(マスクパターン10a)は、実装基板
1の結晶方位に対し、所定の角度θだけずれた状態で位
置決めされているとする。
【0033】このように、マスクずれが生じた状態でエ
ッチングを実行すると、従来例の項で説明したように、
エッチングの結晶依存性によって図に点線で示すように
超過エッチングが生じ、仕上がったV溝11には所望の
寸法に対してΔL、ΔWの寸法誤差が生じてしまう。
【0034】通常、Siなどの単結晶基板は結晶方位を
X線回折法により確認するが、その精度がウェハ表面で
±0.5゜程度、ウェハ面内の結晶方向を示すオリエン
テーションフラット(以下オリフラと記す)の精度で±
1゜程度である。また、特別精度の良い装置であったと
してもウェハ表面精度で±0.1゜、オリフラ精度で±
0.1゜が実質的な限界である。この結果、Siなどの
単結晶基板は総合結晶軸精度として±0.1゜程度しか
望めないことになる。
【0035】図4(a)、(b)の例で、結晶方位とマ
スク方向の誤差を0.1゜として、V溝幅W=100μ
m、V溝長L=10mmを考えると、従来例の項で説明
したように、溝幅誤差ΔW=18μm(±9%)という
比較的大きな形成誤差を生じてしまう。これを解消する
ため、従来は単結晶基板をへき開し、そのへき開面にマ
スクの方向を合わせるという手法がとられてきた。
【0036】しかしながら、この方法は一般的な半導体
製造プロセスそのまま適用することが難しく、一般的に
生産性が非常に低いということがある。すなわち、非円
形ウェハを用いたプロセスとなるため特注設備を用いた
生産となり、基本投資額が肥大化しやすい。また、非円
形ウェハの場合、レジスト塗布むらが生じ易くなるばか
りでなく、ウェハのチッピングによるパーティクル(ゴ
ミ)の発生でブロセス歩留りの低下を生じ易い。従っ
て、生産コストが高くなり、この種の実装装置の利点が
損なわれてしまう問題がある。
【0037】一方、図3(a)〜図3(d)に示す本実
施形態によれば、このような問題を解消することができ
る。まず、図3(a)に示すように、異方性エッチング
によりV溝3を形成する。この実施形態では、例えばW
=100μm、L=10mmのV溝3を、図に符号3
a、3b、3cで示す3つの短溝に分割し、マスクを位
置決めして形成する。短溝3a、3b、3cの長さ寸法
は、V溝3の長さ寸法の1/10すなわち1mmとす
る。
【0038】一方、図3(a)に実線で示したのは前記
短溝3a、3b、3cを形成するためのマスクパターン
である。ここで、結晶軸とマスクパターン方向のずれを
図4(a)の場合と同様に0.1゜とすると、各短溝3
a、3b、3cの長さは図4の場合の1/10であるた
め、溝幅誤差はΔW=1.8μmと小さくなる。
【0039】ここで、V溝幅を100μmに仕上げたい
場合、元々の幅Wを99μmと補正しておけば、V溝の
仕上り幅が99〜100.8μmとなり、溝幅100±
1μmが実現する。
【0040】次に、図3(b)以下の工程で前記固定用
溝6a、6bを形成する。まず、図3(b)に示すよう
に、V溝3a〜3bに対し、両端部がこれらを囲う形成
されてなる固定用溝用マスクパターン14を形成する。
このマスクパターン14を用いた異方性エッチングによ
り固定用溝6a、6bを形成した状態を示したのが図3
(b)である。
【0041】この固定用溝6a、6bを形成するための
エッチングは、前記V溝3(短溝3a〜3c)よりも浅
くなる深さで停止させるようにする。この固定用溝6
a、6bは、底面が光ファイバ2に接触しない程度の深
さがあればよい。例えば、光通信で用いられる石英系フ
ァイバ(125μmφ)の中心を基板表面の高さとする
場合、100μm程度の深さがあれば十分である。
【0042】ここで、固定用溝用マスクパターン14の
両端部を単なる矩形ではなく、短溝3a〜3cと接する
ことなくこれらを囲むように形成するようにしたこと
で、短溝3a〜3cの端部側面が崩れるのを防ぐことが
できる。
【0043】また、この実施形態のように、V溝3を3
つの短溝3a〜3cに分割して形成した後で固定用溝6
a、6bを形成することで、V溝3よりも浅い固定用溝
6a、6bを作成することが可能になる効果がある。
【0044】すなわち、図4(a)に示すような長尺な
るV溝11を形成した後、この溝11の中途部に固定用
溝を形成する場合には、当然のことながら、前記V溝1
1以上の深さまでエッチングしなければ固定用溝の底面
を平坦にすることはできない。また、底面が平坦な固定
用溝を形成した後に前記V溝11を形成する方法では、
固定用溝の底面もV状にエッチングされてしまう。
【0045】したがって、この実施形態に示すようなプ
ロセスをとることで、初めてV溝3よりも浅くかつ底面
が平坦な固定用溝6a、6bが形成できることが分か
る。このように生成されたV溝3及び固定用溝6a、6
bによれば、光ファイバ2は短溝3a〜3cにより位置
が規定され、固定用溝6a、6b内に導入された半田材
で固定されることになる。
【0046】図3(d)は、本実施形態により作製した
V溝3(短溝3a〜3c)に光ファイバを装着した状態
を示す例である。この図では各短溝3a〜3c間のオフ
セットによる歪みを誇張して示したが、このオフセット
の量は、前述したΔW(1.8μm)であるため、実際
には、前記光ファイバ2はそれほど歪まない。
【0047】したがって、この実施形態では、精度良く
形成された3つの短溝3a〜3cによって光ファイバ2
の位置精度が決定されるため、V溝3の総延長がかなり
長い場合でもその精度を十分に確保することができる。
【0048】本発明者らの確認試作では、溝幅W=10
0μm、溝総延長75mmのV溝3を250μm間隔で
1ウェハ当たり240本同時形成し、25枚のウェハに
ついて加工を行なった結果、95%以上の溝が±1%以
下の誤差であり、60%以上の溝が±0.5%以下の誤
差という優れた結果が得られた。また、同様のプロセス
を別のロットで確認した場合も同様であった。更に、溝
総延長100mmの溝で確認した場合も同様であった。
【0049】なお、上記実施形態では、第1の溝長を1
mmとして溝幅(100μm)の10倍とした。即ち、
結晶軸誤差0.1゜程度の場合に溝幅を1%程度の誤差
とするには溝長を溝幅の10倍以内とすれば良く、V溝
加工精度をさらに高めるためにはこの比を小さく、例え
ば5倍とすればよい。その際には、光ファイバ2の支持
力が弱まるため、途中の短溝の数を増やせばよい。
【0050】また、短溝3a〜3cと固定用溝6a、6
bの形成順序は図3(a)〜(d)に示した場合と逆で
も良い。具体的には、まず、図5(a)に示す工程で固
定用溝6a、6bを形成した後に、図5(b)に示す工
程でマスクパターン14′を形成し、前記固定用溝6
a、6b(図示せず)を形成するようにしてもよい。こ
こで、マスクパターン14′の端部を単なる矩形状では
なく、固定用溝6a、6bに対して細くなるように形成
したのは、形成した短溝3a〜3cによって固定用溝6
a、6bの側面が崩れるのを防止するためである。
【0051】以上述べたように、この実施形態によれ
ば、光ファイバ2の装着精度が向上する他、固定用溝6
a、6bの底面を平面としたため気泡等ができずらくな
る効果がある。
【0052】さらに、固定用溝6a、6bの深さをV溝
3よりも浅くしたことにより以下の効果を得ることがで
きる。まず、固定用溝6a、6b内に封入された半田材
がV溝3側に流れ出すことを有効に防止できる効果があ
る。
【0053】すなわち、図2(c)に示すように、固定
用溝の深さがV溝よりも深い場合には、図にS1で示す
ように大きな隙間が生じ、この隙間からV溝内に半田材
が流れ出すおそれが高い。この場合、半田材が光ファイ
バの端面に達し、光の導入面に付着する恐れもある。
【0054】一方、この実施形態によれば、半田材がV
溝内に流れ出す可能性のある隙間は図2(b)にS2で
示すように小さな寸法となる。従って半田材の流れ出し
を有効に防止できる効果がある。
【0055】また、固定用溝6a、6bの深さをV溝3
よりも浅くすることにより、この実装装置を薄肉に形成
することができ、装置の小型化を図ることができる。さ
らに、この装置の放熱を基板裏面から行なう場合、装置
の放熱性が良くなる。
【0056】なお、この実施形態では、光ファイバ2を
固定するための接着材として半田材12を挙げたが、こ
れに限定されるものではなく、エポキシ樹脂等の有機系
の接着材を用いても良い。
【0057】また、この実施形態では光ファイバ2が発
光素子としてのレーザダイオード4に光結合される例を
挙げたが、受光素子、例えばフォトダイオードと光結合
されるものであっても良い。
【0058】図6(a)は、レーザダイオードと光ファ
イバとの光結合状態を示すものであり、図6(b)はフ
ォトダイオード光ファイバとの光結合状態を示すもので
ある。
【0059】図6(a)では、前述したようにレーザダ
イオードの発光部と光ファイバの中心部とが精度良く位
置合わせされており、レーザダイオードから出社された
光のほとんどが光ファイバに導入されることになる。
【0060】一方、図6(b)に示す構成であっても、
フォトダイオードの受光面と光ファイバの中心部が精度
良く位置合わせされる。この光ファイバからの光信号は
フォトダイオードの受光面に導入される。
【0061】したがって、この第1の実施形態の構成
は、発光素子を用いる場合だけでなく受光素子を用いる
場合であっても、また、両者を同時に用いる場合であっ
ても適用可能である。同一の実装基板上に発光素子と受
光素子の両方を実装して用いる場合には、それらをそれ
ぞれ異なる光ファイバに光結合しても良いし、同じ光フ
ァイバにそれぞれ光結合するようにし1本の光ファイバ
で送受信の両方を行なえるように構成しても良い。
【0062】1本の光ファイバで送受信を行なう場合に
は、送信信号と受信信号とを分割するための光学系、例
えばハーフミラーやビームスプリッタを前記実装基板上
に実装するようにすれば良い。 (第2の実施形態)図7(a)、(b)は、この発明の
第2の実施形態を示したものである。なお、第1の実施
形態と同様の構成要素には同一符号を付してその説明は
省略する。また、この図7(a)、(b)では、光ファ
イバ2及びレーザダイオード4の図示は省略した。
【0063】図7(a)に示すように、この実施形態の
実装基板1に設けられた固定用溝6は、第1の実施形態
と異なり、V溝3の中途部に1つのみ形成されている。
この実施形態の固定用溝6も、第1の実施形態と同様に
前記V溝3よりも浅く形成されている。
【0064】また、図7(b)に示すように、固定用基
板8側に設けられた固定用溝6’についても、実装基板
1に設けられた固定用溝6と同形状に形成されている。
これらV溝3(3’)及び固定用溝6(6’)は、前記
第1の実施形態と同様の方法で形成することができ、第
1の実施形態と同様の効果を奏する。 (第3の実施形態)図8(a)、(b)は、この発明の
第3の実施形態を示すものである。なお、第2の実施形
態(図7(a)、(b))と同様の構成要素には同一符
号を付してその説明は省略する。
【0065】この実施形態は、第2の実施形態の構成に
加え、固定用溝6(6’)の内面を覆う金属の薄膜17
(17’)を設けたものである。この装置の製造工程は
第1の実施形態と基本的には同様であるが、金属薄膜1
7、17′を形成する工程が加わる。この工程は、配線
パターン5の形成と同時に行うことができる。即ち、V
溝3及び固定用溝6の形成を行った後に、配線5用のパ
ターンと金属薄膜17用のパターンのPEP工程を行
い、さらにチタン100nm、白金50nm、金500
nmを連続蒸着し、レジストを除去すると共にその部分
のメタルを取り去る、いわゆるリフトオフで配線パター
ン5と金属薄膜17を形成することができる。
【0066】このような構成によれば、金属薄膜17、
17′は、半田材と界面で互いに溶け合い、半田付けを
より強固なものにすることができるという効果がある。 (第4の実施形態)図9は、本発明の第4の実施形態を
示すものである。この実施形態は、固定用基板8の変形
例に関するものであるから、光部品実装装置のその他の
構成については図示及びその説明を省略する。
【0067】本実施形態の固定用基板19は、第3の実
施形態の固定用基板8の構成に加え、基板19及び金属
薄膜17’を貫通する気泡抜きの穴20(通孔)を設け
たことを特徴とするものである。この気泡抜き穴20
は、金属薄膜17’の形成前にPEP、異方性エッチン
グを行うことで形成することができる。穴20の大きさ
は固定用溝6′と反対側の面の開口部で、例えば、1m
m×1.5mmの大きさとする。
【0068】このような構成によれば、固定用溝6、
6’に満たされた半田材中に混入した気泡を、前記気泡
抜き穴20を通して効率良く追い出すことができる。さ
らに、穴20の大きさを適切に選択することにより、余
分な半田材もこの穴20から追い出すことができるか
ら、半田材のはみ出し、特に前記V溝3、3’側へのは
み出しを防止することができる。
【0069】なお、ここでいう適切な大きさとは、V溝
3と光ファイバ2の隙間への半田材のはみ出しは半田材
の表面張力によりストップされるが、穴20の方からは
半田材が追い出される程度の大きさである。したがっ
て、穴20の大きさは、通常、V溝3と光ファイバ2と
で区画される隙間の合計より大きければ良いが、作製の
し易さを考慮すると、一辺が0.2〜3mm以上の長方
形が望ましい。
【0070】穴20の製造方法としては、超音波加工等
の機械加工やレーザ加工による方法が可能であるが、溝
加工と同じ、PEPと異方性エッチングによる方法でも
可能である。PEPと異方性エッチングを用いた場合
は、寸法精度がより正確にできるほか、割れたりしない
利点がある。
【0071】また、このような構成によれば、この固定
用基板19で予め光ファイバ2を実装基板1側に押さえ
つけた後、穴20から半田材を注入し充填することがで
きる。このことにより、気泡の発生が少ない充填が行な
える効果がある。
【0072】さらに、半田の代わりに有機物の充填剤、
例えばエポキシ樹脂を充填することもでき、この場合、
温度を半田の場合ほど高温にしなくても充填できる。こ
のように有機物を充填する場合には、金属薄膜17′を
形成しなくても良い。
【0073】なお、以下の実施例では、このエポキシ樹
脂と半田材とを含めて接着材と称することととする。ま
た、図10に示すように、前記固定用溝6’内に複数の
気泡抜き穴20a、20bを設けるようにしても良い。
このような構成によれば、一方の穴20aから接着材を
注入しつつ余分な接着材を他方の穴20bから追い出す
ことができ、接着材の充填及び気泡の発生をより効果的
に防止することが可能となる。
【0074】また、この実施形態の構成は、第1の実施
形態の固定用基板8(図1)のように、2つの固定用溝
6’a、6’bが設けられているような構成にも有効で
あり、この場合、それぞれの固定用溝6’a、6’b内
に気泡抜き穴を設けるようにすれば良い。
【0075】(第5の実施形態)図11は、本発明の第
5の実施形態に係わる光実装部品の押さえ基板の構成を
示す斜視図である。なお、第3の実施形態と同一部分に
は同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
【0076】本実施形態は、第3の実施形態の構成に加
えて、固定用溝6′の中央部に凸部21を設けたもので
ある。この凸部21は、V溝3′と直行する方向に沿っ
て、前記固定用溝6’を2分割する形で設けられてい
る。
【0077】この凸部21は、固定用溝6’の形成を2
回の工程に分けることで形成することで作成できる。す
なわち、最初に前記固定用溝6’を2分割した状態で形
成し、次にこの溝間をエッチングすることで所望の高さ
を有する凸部21をを形成することができる。この凸部
21の高さは、前記光ファイバ2に接触しない程度のも
のであれば良い。
【0078】このような構成によれば、固定用溝6’の
一方側に形成された穴20から注入された接着材は、凸
部21で絞られた状態で固定用溝6’の他方側に射出さ
れる形となるから、気泡の発生を確実に抑えることがで
きる。
【0079】また、実装基板1側の固定用溝6内の対応
位置にも同様な凸部を形成するようにすれば、さらに大
きな効果を得ることができる。なお、金属の薄膜11′
は、上記と同様に、接着材としてエポキシ樹脂等の有機
物を充填する場合は無くても良い。
【0080】また、このような固定用基板は、第1の実
施形態のように、第1、第2の固定用溝を有する実装基
板にも適用可能である。また、前記穴は、図12に示す
ように複数設けられていても良い。 (第2〜第5の実施形態の効果)図13に示すのは、各
実施形態に応じて用意したサンプルについての検査結果
を示す表である。
【0081】この検査は、金属薄膜の有無、気泡抜き穴
の有無、凸部の有無、接着材の種類、充填方法の各項目
を変化させてなる11個のサンプル(A〜K)及び従来
品を容易して行なった。ここで、接着材の種類は、半田
材若しくはエポキシ樹脂である。充填方法の種類は、予
め固定用溝内に接着材を配設しておく「設置法」若しく
は前記気泡抜き穴を通して接着材を注入する「注入法」
である。
【0082】なお、いずれの充填方法においても、半田
材を用いる場合には基板温度280℃に上昇させ、エポ
キシ樹脂を用いる場合は室温で充填し、100℃で固化
させるようにした。
【0083】また、接着材の量は、設置法では、固定用
基板の固定用溝と実装基板の固定用溝とで区画される空
問の容積よりも約5%多い量とした。また、注入法で
は、気泡抜き穴の数が1つの場合には前記空間と同体
積、気泡抜き穴が2つの場合には一方の穴から注入した
接着材が他方の穴からはみ出すまでの量とした。
【0084】検査は、固定用溝内でリークが生じるか、
すなわち、固定用溝内に充填された接着材内に気泡が残
留し、この気泡が連通して湿気などの侵入が発生するか
について行なった。具体的には、この光部品実装装置を
溶剤中に浸して加熱し、この状態で装置のシール部から
泡が発生するかによってリークの有無を判定するように
した。
【0085】検査結果は、それぞれ40個のサンプルに
ついて検査し、そのうちリークが生じた数により表し
た。また、比較のため、従来例の項で説明した従来の構
成の光部品実装装置の検査結果も合わせて表示した。
【0086】図13の表から分かるように本発明の光部
品実装装置によれば、従来のものと比べリークを効果的
に抑制することができる。なお、この発明は、上記一実
施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更し
ない範囲で種々変形可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したような構成によれば、光フ
ァイバを気密にかつ強固にシールできる光部品実装装置
を提供することができ、信頼性の高い光部品実装装置を
提供することができる。
【0088】光ファイバを固定用溝内に接着材を用いて
固定する場合、この溝と接着材との間に隙間が生じるこ
とを防止できる。光ファイバを固定用溝内に接着材を用
いて固定する場合、前記接着材が固定用溝内から光ファ
イバの位置決め用の溝側にはみ出すことを有効に防止で
きる。
【0089】単結晶基板の結晶方位とエッチングマスク
のずれに起因する光ファイバの位置決め用溝の形成誤差
を低減し、光ファイバと半導体レーザ等の発光素子やフ
ォトダイオード等の受光素子とを高精度に位置決め保持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の光部品実装装置を
分解して示す斜視図。
【図2】(a)、(b)は、図1の実装基板の断面図、
(c)は、第1の実施形態の効果を説明するための参考
図。
【図3】(a)、(b)、(c)、(d)は、V溝及び
固定用溝の作成を示す工程図。
【図4】(a)、(b)は、マスクパターンと結晶方向
とのずれを説明するための参考図。
【図5】(a)、(b)は、第1の実施形態の変形例を
示す工程図。
【図6】(a)、(b)は、第1の実施形態の変形例を
説明するための図。
【図7】(a)は、第2の実施形態の実装基板を示す斜
視図、(b)は、固定用基板を示す斜視図。
【図8】(a)は、第3の実施形態の実装基板を示す斜
視図、(b)は、固定用基板を示す斜視図。
【図9】第4の実施形態の固定用基板を示す斜視図。
【図10】第4の実施形態の変形例を示す斜視図。
【図11】第5の実施形態の固定用基板を示す斜視図。
【図12】第5の実施形態の変形例を示す斜視図。
【図13】本発明の効果を説明するための表。
【符号の説明】
1…実装基板 2…光ファイバ 3…V溝(位置決め用溝) 3a…短溝(位置決め用溝) 4…レーザダイオード(光学素子) 5…配線パターン 6a…固定用溝 6b…固定用溝 8…固定用基板 10…マスク 10a…マスクパターン 14…マスクパターン 17…金属薄膜 19…固定用基板 20…穴 20a…穴 20b…穴 21…凸部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装基板と、 この実装基板上に保持された光ファイバと、 この実装基板に固定され、前記光ファイバに光結合され
    る光学素子と、 前記実装基板に対して光ファイバを位置決め固定するた
    めの固定部材とを具備し、 前記実装基板固定部材のうち少なくともいずれか一方に
    は、 前記光ファイバを前記光学素子に対して位置決めするた
    めの位置決め用溝と、 前記位置決め用溝に接続され、底面が平坦でかつ前記位
    置決め用溝より浅い固定用溝とが設けられ、 前記光ファイバは、前記位置決め用溝に保持された状態
    で、前記固定用溝に封入された接着材により固定されて
    いることを特徴とする光部品実装装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光部品実装装置におい
    て、 前記実装基板は、単結晶基板であり、 前記位置決め用溝は、実装基板の結晶方向に沿って設け
    られていることを特徴とする光部品実装装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光部品実装装置におい
    て、 前記位置決め用溝は、光ファイバの延設方向に沿って複
    数設けられ、 前記固定用溝は、一対の位置決め用溝の間に、これらに
    接続されて設けられていることを特徴とする光部品実装
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光部品実装装置におい
    て、 前記位置決め用溝は、光ファイバの延設方向に沿って3
    個以上設けられ、 前記固定用溝は、一対の前記位置決め用溝に挟まれ、光
    ファイバの延設方行に沿って2個以上設けられているこ
    とを特徴とする光部品実装装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光部品実装装置におい
    て、 前記固定用溝は、前記光ファイバの延設方向に沿って2
    個以上設けられていることを特徴とする光部品実装装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光部品実装装置におい
    て、 前記固定用溝には、金属層が蒸着形成されていることを
    特徴とする光部品実装装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光部品実装装置におい
    て、 前記固定板、実装基板の少なくともどちらか一方には、
    前記固定用溝に連通する少なくとも1以上の通孔が設け
    られていることを特徴とする光部品実装装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光部品実装装置におい
    て、 前記通孔を通して、前記固定用溝内に接着材が充填され
    ていることを特徴とする光部品実装装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の光部品実装装置におい
    て、 前記固定部材の固定用溝内に、光ファイバの長手方向と
    直交する方向に設けられ、前記固定用溝を仕切る凸部が
    形成されていることを特徴とする光部品実装装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の光学部品実装装置にお
    いて、 前記光学素子は、発光素子であることを特徴とする光部
    品実装装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の光学部品実装装置にお
    いて、 前記光学素子は、受光素子であることを特徴とする光部
    品実装装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の光学部品実装装置にお
    いて、 前記光学素子は、異なる光ファイバにそれぞれ光結合さ
    れた発光素子および受光素子であることを特徴とする光
    部品実装装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の光学部品実装装置にお
    いて、 前記光学素子は、同一の光ファイバにそれぞれ光結合さ
    れた発光素子および受光素子であることを特徴とする光
    部品実装装置。
  14. 【請求項14】 単結晶基板からなる基板上に光ファイ
    バを位置決めするための位置決め用溝を、この光ファイ
    バの延設方向に沿って複数分割して設ける第1の工程
    と、 光ファイバ固定用の接着材が封入される固定用溝を、前
    記分割された位置決め用溝間に、この位置決め用溝同士
    を接続するように設ける第2の工程とを有することを特
    徴とする光部品実装装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の製造方法において、 前記第2の工程は、 前記固定用溝を形成するためのマスクパターンの両端部
    を、すでに形成された位置決め用溝の端部を囲むように
    形成し、 このマスクパターンを通して前記基板をエッチングし、
    前記固定用溝を形成する工程を含むことを特徴とする光
    部品実装装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 単結晶基板からなる基板上に光ファイ
    バ固定用の接着材が封入される固定用溝を形成する第1
    の工程と、 光ファイバを位置決めするための位置決め用溝を、前記
    固定用溝を挟む位置に光ファイバの延設方向に沿って形
    成する第2の工程とを有することを特徴とする光部品実
    装装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の光部品実装装置の製
    造方法において、 前記第2の工程は、 前記位置決め用溝を形成するためのマスクパターンの端
    部を、すでに形成された固定用溝の幅よりも狭くかつこ
    の固定用溝と重なるように形成し、 このマスクパターンを通して前記基板をエッチングし、
    前記位置決め用溝を形成する工程を含むことを特徴とす
    る光部品実装装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019098A1 (en) * 2002-08-21 2004-03-04 Hymite A/S Encapsulated optical fiber end-coupled device
JP2008505362A (ja) * 2004-06-30 2008-02-21 イクスポーネント フォトニクス,インコーポレイティド ファイバ結合光学機器のパッケージ化
CN108615715A (zh) * 2018-07-11 2018-10-02 日月光半导体(昆山)有限公司 半导体封装件及其使用的导线框架条

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