JP5658989B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
この特許文献1に記載の印刷装置では、再仮着時に、被印刷材(接着シート)と剥離紙(剥離シート)とに加わる力によっては、巻き取られた原反に予期せぬ方向の内部応力が加わった状態で再仮着されてしまうため、再仮着後、原反を所定形状に切断して使用するような場合、切断片が意図しない方向に反り変形してしまい、例えば、当該切断辺を積層しようにも反り変形の影響で積層できなかったり、積層できたとしても搬送に支障を来たしたりするといった不都合があった。
そこで、このような不都合を解消するために、再仮着後の原反の長さ方向の反り変形を制御する方法が検討されている(例えば、特許文献2参照)。
また、本発明の印刷装置では、前記保持部材調整手段は、前記第1回転軸を保持する第1保持部材と、前記第2回転軸を保持する第2保持部材と、前記第1保持部材および前記第2保持部材の距離を調整する、ことが好ましい。
さらに、第1保持部材および第2保持部材の距離の調整により、第1回転軸および第2回転軸の距離(回転軸間距離)を調整できるので、第1押圧力および第2押圧力の大きさを調整できる。したがって、接着シートや剥離シートの厚みや材質、当該シート状に形成された印刷領域の面積、インクの種類、インクの乾燥状態等に応じて、印刷のかすれや消失をより適切に防止できるとともに、第2原反を適切な強度で再仮着できる。
また、実施形態では、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」といった方位を示す用語は、図1を基準として用いる。
図1において、印刷装置1は、帯状の基材シートBSの一方の面に接着剤層ADを有する接着シートSと、接着剤層ADを介して接着シートSに仮着された帯状の剥離シートRLとを備える原反Rを、搬送する途中において接着シートSから剥離シートRLを一旦離間させた状態で印刷を施すものである。
なお、印刷前の接着シートSは、帯状の剥離シートRLに仮着された状態で第1原反R1として予め準備されている。ここで、印刷が施された接着シートSと剥離シートRLとが仮着された原反を第2原反R2と称して説明する。
そして、搬送手段2は、回転モータ20,22,23,28の駆動により、第1,第2原反R1,R2を搬送方向Aへ搬送する。
輪転印刷機51は、接着剤層AD側に設けられた版胴53と、接着シートSを版胴53に押圧する圧胴54とを備えている。版胴53の外周面には、刷版55が設けられている。
硬化手段52は、輪転印刷機51の右方に設けられており、エア吹付装置や紫外線照射装置等で構成され、印刷面である接着剤層ADにエアを吹き付けてインクを乾燥させたり、紫外線硬化型のインクを用いている場合は紫外線を照射したりすることにより、インクを硬化させるように構成されている。
なお、輪転印刷機51の代わりに、インクジェット印刷機、スクリーン印刷機等の公知の印刷機を用いてもよい。
規制部材731は、ワイヤー733を介して操作手段732に連結され、操作手段732の操作に基づき係合溝部744に対して進退する係合突部734を備えている。
操作手段732は、係合突部734を進退させるためのボタン735を備えている。
そして、回動支持手段72に対して第1保持部材74を回動させる際には、まず、ボタン735を押して係合突部734を係合溝部744から退避させ、第1保持部材74を回動させた後、ボタン735から手を離して係合突部734を係合溝部744に係合させることで、第1保持部材74の回動が規制される。
まず、図4に示すように、第1再仮着ローラ61の第1回転軸611の軸芯と第2再仮着ローラ62の第2回転軸621の軸芯とを結ぶ線分Mが、第1回転軸611の軸芯を基準として第2原反R2の搬送方向A(図2の右方向)側に傾くように、第1保持部材74を回動させる。つまり、第2再仮着ローラ61の第2回転軸621を、第1再仮着ローラ61の第1回転軸611よりも、第2原反R2の搬送方向Aに沿って右方向にずらす。この場合、第2原反R2の長手方向の反り方向は、接着シートSを内側にして反る方向となる。すなわち、第2原反R2は、接着シートSが内側で剥離シートRLが外側となる円弧状に反ることになる。
これとは逆に、図5に示すように、上記線分Mが第2原反R2の搬送方向Aとは反対方向(図2の左方向)側に傾くように第1保持部材74を回動させる。つまり、第2回転軸621を、第1回転軸611よりも、第2原反R2の搬送方向Aに沿って左方向にずらすと、第2原反R2の反り方向は、剥離シートRLを内側にして反る方向となる。すなわち、第2原反R2は、剥離シートRLが内側で接着シートSが外側となる円弧状に反ることになる。
また、線分Mを搬送方向Aに対して直交するように第1保持部材74を回動させ、第1回転軸611および第2回転軸621を搬送方向Aに沿って相対的にずらさないと、第2原反R2は、反らないようになる。
まず、原反Rを駆動ローラ24とピンチローラ26との間に挟み込み、離間ローラ3において接着シートSと剥離シートRLとを離間させる。次に、接着シートSを印刷手段5の版胴53と圧胴54との間に挟み込み、剥離シートRLを第1,第2迂回ローラ41,42で接着シートSに対して迂回させておく。そして、再仮着手段6において接着シートSと剥離シートRLとを挟み込んで再仮着させ、駆動ローラ25とピンチローラ27との間に挟み込み、回収ローラ29に巻回させておく。また、第2原反R2の反りを所望の状態に制御するように、反り方向制御手段7を調整しておく。
そして、接着シートSは、右方向に案内され、輪転印刷機51において接着剤層ADに印刷が施された後、硬化手段52においてインクの硬化処理が施されて、再仮着手段6に案内される。
一方、剥離シートRLは、第1,第2迂回ローラ41,42により接着シートSに対して迂回させられ、再仮着手段6に案内される。
再仮着手段6まで案内された接着シートSおよび剥離シートRLは、当該再仮着手段6により再仮着され、接着シートSに印刷が施されるとともに反り方向制御手段7により反り方向が制御された第2原反R2が形成される。この後、第2原反R2は、回収ローラ29によりロール状に巻き取られる。
さらに、線分Mの傾きが互いに異なる状態で第1,第2再仮着ローラ61,62が固定された再仮着手段を複数準備しておき、所望の反り状態や原反Rの材質に応じて、複数の再仮着手段のうちの一つを印刷装置1にセットしてもよい。
さらに、第2押圧領域612を第1再仮着ローラ61の両端に設けたが、印刷領域S1の位置に応じて設ければよく、一端のみに設けてもよいし、中央に設けてもよい。
そして、印刷領域S1に印刷のかすれが問題とならない部分が存在する場合には、印刷領域S1における印刷のかすれが問題になる部分を第1押圧力で押圧し、かすれが問題にならない部分を第1押圧力よりも大きい第2押圧力で押圧するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、印刷手段5により接着シートSの接着剤層ADに印刷する構成を例示したが、迂回している剥離シートRLの仮着面やその反対面に印刷する構成とし、剥離シートRLの繰出方向下流側に印刷面を硬化させる硬化手段52を設けるとよい。なお、硬化手段52は必須要件ではない。
2…搬送手段
3…離間ローラ(離間手段)
4…迂回手段
5…印刷手段
6…再仮着手段
7…反り方向制御手段
61…第1再仮着ローラ
62…第2再仮着ローラ
71…回転軸保持手段
72…回動支持手段
73…規制手段
74…第1保持部材
75…第2保持部材
76…保持部材調整手段
611…第1回転軸
614,624…第1押圧領域
612,622…第2押圧領域
621…第2回転軸
AD…接着剤層
BS…基材シート
Claims (3)
- 帯状の基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートと、前記接着剤層を介して前記接着シートに仮着された帯状の剥離シートとを備える第1原反を搬送する途中において、前記接着シートと前記剥離シートとを一旦離間させた状態で印刷を施した後、前記接着シートと前記剥離シートとを再仮着した第2原反を形成する印刷装置であって、
前記第1原反および第2原反を搬送する搬送手段と、
前記搬送されている第1原反の前記接着シートと前記剥離シートとを離間させる離間手段と、
前記接着シートから離間した前記剥離シートを迂回させる迂回手段と、
迂回中の剥離シートの前記接着シートに仮着されていた面、および、前記剥離シートから離間した接着シートの前記接着剤層を有する面のうち少なくとも一つの面に設定された印刷領域に印刷を施す印刷手段と、
前記離間させた前記接着シートを前記迂回させた剥離シートに再仮着して前記第2原反を形成する再仮着手段とを備え、
前記再仮着手段は、
前記迂回させた剥離シートに当接する第1再仮着ローラと、
前記離間させた接着シートを前記剥離シートに押圧しながら再仮着する第2再仮着ローラと、
前記第1再仮着ローラの第1回転軸および前記第2再仮着ローラの第2回転軸を前記第2原反の搬送方向に対して相対的にずらした状態で保持することで前記第2原反の長さ方向の反りを制御する反り方向制御手段とを備え、
前記第1再仮着ローラおよび前記第2再仮着ローラのうち少なくとも一方の外周面には、前記第2原反の前記印刷領域の少なくとも一部に対して第1押圧力を付与する第1押圧領域と、前記第2原反の前記少なくとも一部以外の部分に対して前記第1押圧力よりも大きい第2押圧力を付与する第2押圧領域とが、前記第1回転軸および前記第2回転軸の軸方向に沿って並んで設けられ、
前記反り方向制御手段は、前記第1回転軸および前記第2回転軸を保持する回転軸保持手段を有し、
前記回転軸保持手段は、前記第1回転軸を保持する第1保持部材と、前記第2回転軸を保持する第2保持部材と、前記第1回転軸および前記第2回転軸の距離を調整する保持部材調整手段とを有し、
前記第1保持部材は、前記第2保持部材が回転不能かつ前記第1回転軸の軸芯と前記第2回転軸の軸芯とを結ぶ線分に沿って摺動自在に嵌め込まれる凹部を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記第2保持部材は、当該第2保持部材が摺動する方向に貫通する雌ねじ部を有し、
前記保持部材調整手段は、前記雌ねじ部に螺合される雄ねじ部が外周面に形成された軸部と、前記軸部の端部に設けられた操作部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記保持部材調整手段は、前記第1保持部材および前記第2保持部材の距離を調整することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
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