JP5658989B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来、帯状の基材シートの一方の面に接着剤層を有し、接着剤層を介して帯状の剥離シート上に仮着された接着シートにおいて、接着剤層に印刷を施す方法として、まず、接着シートを剥離シートから一旦剥離し、露出した接着シートの接着剤層に所定の印刷を施し、その後、剥離シートを再仮着する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の印刷装置では、再仮着時に、被印刷材(接着シート)と剥離紙(剥離シート)とに加わる力によっては、巻き取られた原反に予期せぬ方向の内部応力が加わった状態で再仮着されてしまうため、再仮着後、原反を所定形状に切断して使用するような場合、切断片が意図しない方向に反り変形してしまい、例えば、当該切断辺を積層しようにも反り変形の影響で積層できなかったり、積層できたとしても搬送に支障を来たしたりするといった不都合があった。
そこで、このような不都合を解消するために、再仮着後の原反の長さ方向の反り変形を制御する方法が検討されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載のラミネート装置では、帯状のラベル原反(接着シート)と帯状のラミネートフィルム(剥離シート)とが2つのローラの間に挟み込まれることにより貼り合わされる。そして、このラミネート装置において、当該2つのローラの回転軸をラベル原反の搬送方向に相対的にずらすことによって、貼り合わせ品から得られるラベル製品の反り方向を制御している。
そして、特許文献1に記載の印刷装置に、特許文献2に記載されているような原反の長さ方向の反りを制御する構成を適用することで、上記のような切断片を積層できなかったり、搬送し難くなったりするという不都合が解消されると考えられる。
特許第4408945号公報 特開2006−213035号公報
ところで、特許文献1や特許文献2に記載の構成では、接着シートと剥離シートとを適切に再仮着するためには、ローラにより両者に所定の押圧力を付与する必要がある。しかしながら、再仮着に必要な押圧力を付与すると、接着シートおよび剥離シートに付与される押圧力が幅方向で等しくなるため、接着剤層に印刷されたインクが剥離シートに転写してしまい、接着剤層の印刷がかすれたり、消失したりする問題がある。
本発明の目的は、再仮着後の原反の長さ方向の反りを制御するとともに、印刷のかすれや消失を防止することができる印刷装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、帯状の基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートと、前記接着剤層を介して前記接着シートに仮着された帯状の剥離シートとを備える第1原反を搬送する途中において、前記接着シートと前記剥離シートとを一旦離間させた状態で印刷を施した後、前記接着シートと前記剥離シートとを再仮着した第2原反を形成する印刷装置であって、前記第1原反および第2原反を搬送する搬送手段と、前記搬送されている第1原反の前記接着シートと前記剥離シートとを離間させる離間手段と、前記接着シートから離間した前記剥離シートを迂回させる迂回手段と、迂回中の剥離シートの前記接着シートに仮着されていた面、および、前記剥離シートから離間した接着シートの前記接着剤層を有する面のうち少なくとも一つの面に設定された印刷領域に印刷を施す印刷手段と、前記離間させた前記接着シートを前記迂回させた剥離シートに再仮着して前記第2原反を形成する再仮着手段とを備え、前記再仮着手段は、前記迂回させた剥離シートに当接する第1再仮着ローラと、前記離間させた接着シートを前記剥離シートに押圧しながら再仮着する第2再仮着ローラと、前記第1再仮着ローラの第1回転軸および前記第2再仮着ローラの第2回転軸を前記第2原反の搬送方向に対して相対的にずらした状態で保持することで前記第2原反の長さ方向の反りを制御する反り方向制御手段とを備え、前記第1再仮着ローラおよび前記第2再仮着ローラのうち少なくとも一方の外周面には、前記第2原反の前記印刷領域の少なくとも一部に対して第1押圧力を付与する第1押圧領域と、前記第2原反の前記少なくとも一部以外の部分に対して前記第1押圧力よりも大きい第2押圧力を付与する第2押圧領域とが、前記第1回転軸および前記第2回転軸の軸方向に沿って並んで設けられ、前記反り方向制御手段は、前記第1回転軸および前記第2回転軸を保持する回転軸保持手段を有し、前記回転軸保持手段は、前記第1回転軸を保持する第1保持部材と、前記第2回転軸を保持する第2保持部材と、前記第1回転軸および前記第2回転軸の距離を調整する保持部材調整手段とを有し、前記第1保持部材は、前記第2保持部材が回転不能かつ前記第1回転軸の軸芯と前記第2回転軸の軸芯とを結ぶ線分に沿って摺動自在に嵌め込まれる凹部を有する、という構成を適用している。
この際、本発明の印刷装置では、前記第2保持部材は、当該第2保持部材が摺動する方向に貫通する雌ねじ部を有し、前記保持部材調整手段は、前記雌ねじ部に螺合される雄ねじ部が外周面に形成された軸部と、前記軸部の端部に設けられた操作部とを備える、ことが好ましい。
また、本発明の印刷装置では、前記保持部材調整手段は、前記第1回転軸を保持する第1保持部材と、前記第2回転軸を保持する第2保持部材と、前記第1保持部材および前記第2保持部材の距離を調整する、ことが好ましい
以上のような本発明によれば、反り方向制御手段の第1再仮着ローラの第1回転軸および第2再仮着ローラの第2回転軸が、第2原反の搬送方向に対して相対的にずらされて固定される(以下、第1回転軸および第2回転軸の第2原反の搬送方向に対する相対的なずれ量を、相対位置ずれ量ということがある)ので、第2原反の反り方向を制御できる。さらに、第1再仮着ローラおよび第2再仮着ローラの少なくとも一方には、第1押圧領域と第2押圧領域とが設けられている。そのため、再仮着の際に、印刷領域に対して第2押圧力より小さい第1押圧力で押圧力を付与でき、印刷領域の印刷のかすれや消失を防止できる。また、第1押圧力より大きい第2押圧力を、第1押圧力の付与部分以外の部分に付与できるので、第2原反を適切な強度で再仮着できる。
さらに、第1保持部材および第2保持部材の距離の調整により、第1回転軸および第2回転軸の距離(回転軸間距離)を調整できるので、第1押圧力および第2押圧力の大きさを調整できる。したがって、接着シートや剥離シートの厚みや材質、当該シート状に形成された印刷領域の面積、インクの種類、インクの乾燥状態等に応じて、印刷のかすれや消失をより適切に防止できるとともに、第2原反を適切な強度で再仮着できる。
本発明の実施形態に係る印刷装置の側面図。 印刷装置の再仮着手段および反り方向制御手段の側面図。 再仮着手段および反り方向制御手段の部分断面図。 第2再仮着ローラを原反の搬送方向に回動させた状態を示す図。 第2再仮着ローラを原反の搬送方向と反対方向に回動させた状態を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
また、実施形態では、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」といった方位を示す用語は、図1を基準として用いる。
図1において、印刷装置1は、帯状の基材シートBSの一方の面に接着剤層ADを有する接着シートSと、接着剤層ADを介して接着シートSに仮着された帯状の剥離シートRLとを備える原反Rを、搬送する途中において接着シートSから剥離シートRLを一旦離間させた状態で印刷を施すものである。
なお、印刷前の接着シートSは、帯状の剥離シートRLに仮着された状態で第1原反R1として予め準備されている。ここで、印刷が施された接着シートSと剥離シートRLとが仮着された原反を第2原反R2と称して説明する。
印刷装置1は、第1,第2原反R1,R2を右方向に搬送する搬送手段2と、剥離シートRLと接着シートSを離間させる離間手段としての離間ローラ3と、接着シートSから離間した剥離シートRLを迂回させる迂回手段4と、剥離シートRLから離間した接着シートSの接着剤層ADに印刷を施す印刷手段5と、離間ローラ3で離間させた接着シートSを迂回させた剥離シートRLに再仮着して第2原反R2を形成する再仮着手段6とを備えている。
搬送手段2は、回転モータ20によって駆動し第1原反R1を巻回して支持する支持ローラ21と、それぞれ回転モータ22,23によって駆動し第1,第2原反R1,R2を繰り出す駆動ローラ24,25と、駆動ローラ24,25との間に第1,第2原反R1,R2を挟み込むピンチローラ26,27と、回転モータ28によって駆動し、印刷が施された第2原反R2を回収する回収ローラ29とを備えている。
そして、搬送手段2は、回転モータ20,22,23,28の駆動により、第1,第2原反R1,R2を搬送方向Aへ搬送する。
離間ローラ3は、搬送手段2で搬送される第1原反R1の剥離シートRLに当接し、剥離シートRLと接着シートSとを離間させて剥離シートRLを下方向に案内する。
迂回手段4は、離間ローラ3の下方に設けられた第1迂回ローラ41と、この第1迂回ローラ41の右方に設けられた第2迂回ローラ42とを備えている。そして、迂回手段4は、離間ローラ3にて離間された剥離シートRLを接着シートSに対して迂回させて再仮着手段6まで案内する。
印刷手段5は、接着シートSの接着剤層ADにおける印刷領域S1(図3参照)に印刷を施す輪転印刷機51と、この輪転印刷機51で印刷されたインクを乾燥または硬化させる硬化手段52と備えている。なお、接着シートSの接着剤層ADにおいて、輪転印刷機51によって印刷が施されない領域を非印刷領域S2(図3参照)とする。
輪転印刷機51は、接着剤層AD側に設けられた版胴53と、接着シートSを版胴53に押圧する圧胴54とを備えている。版胴53の外周面には、刷版55が設けられている。
硬化手段52は、輪転印刷機51の右方に設けられており、エア吹付装置や紫外線照射装置等で構成され、印刷面である接着剤層ADにエアを吹き付けてインクを乾燥させたり、紫外線硬化型のインクを用いている場合は紫外線を照射したりすることにより、インクを硬化させるように構成されている。
なお、輪転印刷機51の代わりに、インクジェット印刷機、スクリーン印刷機等の公知の印刷機を用いてもよい。
再仮着手段6は、図1に示すように、印刷手段5の右方に設けられており、図2および図3にも示すように、迂回手段4によって迂回させた剥離シートRLに当接する第1再仮着ローラ61と、接着シートSを剥離シートRLに押圧しながら両者を再仮着して第2原反R2を形成する第2再仮着ローラ62と、第1,第2再仮着ローラ61,62の両端を回転可能に保持するとともに第2原反R2の長さ方向の反りを制御する反り方向制御手段7とを備えている。
第1,第2再仮着ローラ61,62は、例えば金属等の高剛性部材からなるローラ本体610,620と、それぞれのローラ本体610,620の図3中左右方向両側面の中央部に設けられた第1,第2回転軸611,621と、それぞれのローラ本体610,620の外周面に設けられた凹部613,623内に設けられ、それぞれの外周面と同一面となる弾性部材63,64とを備えている。このような第1,第2再仮着ローラ61,62により、弾性部材63,64が第1押圧力を付与する第1押圧領域614,624を形成し、凹部613,623以外のローラ本体610,620外周面により、第1押圧力よりも大きい第2押圧力を付与する第2押圧領域612,622を形成する。
反り方向制御手段7は、第1回転軸611および第2回転軸621を保持する回転軸保持手段71と、回転軸保持手段71を第1回転軸611の回転中心を中心に回動可能に支持する回動支持手段72と、回動支持手段72の回動を規制する規制手段73とを備えている。
回転軸保持手段71は、第1回転軸611を回転可能に保持する第1保持部材74と、第2回転軸621を回転可能に保持する第2保持部材75と、第1回転軸611および第2回転軸621の間の距離を調整するための保持部材調整手段76とを備えている。
第1保持部材74は、上下に延びるように設けられた略長方形ブロック状の本体部741を有している。そして、本体部741の下端側の一側面には、第1回転軸611を保持する保持孔742が設けられ、他側面には、軸芯が保持孔742の軸芯と一致する回動軸743が突出して設けられている。さらに、本体部741の下面には、半円状に並べられた複数の歯で構成される係合溝部744が設けられている。また、本体部741の上端側の一側面には、第2保持部材75が上下に移動可能に嵌め込まれる保持凹部745が設けられている。
第2保持部材75は、幅寸法(図2の左右方向の寸法)が保持凹部745の幅寸法(図2の左右方向の寸法)と略等しいブロック状に形成され、保持凹部745内を摺動可能に設けられている。第2保持部材75の一側面には、第2回転軸621を保持する保持孔751が設けられている。さらに、第2保持部材75には、上下に貫通する雌ねじ部752が設けられている。
保持部材調整手段76は、操作部761から下方に延びるとともに、雌ねじ部752に螺合される雄ねじ部762が外周面に形成された軸部763を備えている。この軸部763は、第1保持部材74に回転可能、かつ、軸方向に移動不可能に保持されている。
以上のような構成により、第1,第2再仮着ローラ61,62は、第1押圧領域614,624で接着シートSにおける印刷領域S1を押圧可能に、かつ、第2押圧領域612,622で接着シートSにおける非印刷領域S2を押圧可能に保持される。また、保持部材調整手段76の回転により第2保持部材75を第1保持部材74に対して進退させて、第1,第2再仮着ローラ61,62の距離を調整することで、接着シートSおよび剥離シートRLの厚みや材質に応じて第1,第2押圧力が適切に調整され、印刷のかすれ防止と、適切な押圧力による再仮着とを両立することができる。
回動支持手段72は、図3に示すように、略板状に形成されており、図示しないフレームに固定されている。この回動支持手段72の上端側の一側面には、第1保持部材74の回動軸743を回動可能に支持する回動孔721が設けられている。
規制手段73は、第1保持部材74の係合溝部744に対向するように回動支持手段72で保持された規制部材731と、第1保持部材74の上端側に設けられた操作手段732とを備えている。
規制部材731は、ワイヤー733を介して操作手段732に連結され、操作手段732の操作に基づき係合溝部744に対して進退する係合突部734を備えている。
操作手段732は、係合突部734を進退させるためのボタン735を備えている。
そして、回動支持手段72に対して第1保持部材74を回動させる際には、まず、ボタン735を押して係合突部734を係合溝部744から退避させ、第1保持部材74を回動させた後、ボタン735から手を離して係合突部734を係合溝部744に係合させることで、第1保持部材74の回動が規制される。
次に、第2原反R2の反り方向の制御方法について説明する。
まず、図4に示すように、第1再仮着ローラ61の第1回転軸611の軸芯と第2再仮着ローラ62の第2回転軸621の軸芯とを結ぶ線分Mが、第1回転軸611の軸芯を基準として第2原反R2の搬送方向A(図2の右方向)側に傾くように、第1保持部材74を回動させる。つまり、第2再仮着ローラ61の第2回転軸621を、第1再仮着ローラ61の第1回転軸611よりも、第2原反R2の搬送方向Aに沿って右方向にずらす。この場合、第2原反R2の長手方向の反り方向は、接着シートSを内側にして反る方向となる。すなわち、第2原反R2は、接着シートSが内側で剥離シートRLが外側となる円弧状に反ることになる。
これとは逆に、図5に示すように、上記線分Mが第2原反R2の搬送方向Aとは反対方向(図2の左方向)側に傾くように第1保持部材74を回動させる。つまり、第2回転軸621を、第1回転軸611よりも、第2原反R2の搬送方向Aに沿って左方向にずらすと、第2原反R2の反り方向は、剥離シートRLを内側にして反る方向となる。すなわち、第2原反R2は、剥離シートRLが内側で接着シートSが外側となる円弧状に反ることになる。
また、線分Mを搬送方向Aに対して直交するように第1保持部材74を回動させ、第1回転軸611および第2回転軸621を搬送方向Aに沿って相対的にずらさないと、第2原反R2は、反らないようになる。
次に、印刷装置1を用いた印刷方法を説明する。
まず、原反Rを駆動ローラ24とピンチローラ26との間に挟み込み、離間ローラ3において接着シートSと剥離シートRLとを離間させる。次に、接着シートSを印刷手段5の版胴53と圧胴54との間に挟み込み、剥離シートRLを第1,第2迂回ローラ41,42で接着シートSに対して迂回させておく。そして、再仮着手段6において接着シートSと剥離シートRLとを挟み込んで再仮着させ、駆動ローラ25とピンチローラ27との間に挟み込み、回収ローラ29に巻回させておく。また、第2原反R2の反りを所望の状態に制御するように、反り方向制御手段7を調整しておく。
この状態で、回転モータ20,22,23,28を駆動すると、第1原反R1が搬送方向A方向に搬送され、離間ローラ3により接着シートSと剥離シートRLとに分離される。
そして、接着シートSは、右方向に案内され、輪転印刷機51において接着剤層ADに印刷が施された後、硬化手段52においてインクの硬化処理が施されて、再仮着手段6に案内される。
一方、剥離シートRLは、第1,第2迂回ローラ41,42により接着シートSに対して迂回させられ、再仮着手段6に案内される。
再仮着手段6まで案内された接着シートSおよび剥離シートRLは、当該再仮着手段6により再仮着され、接着シートSに印刷が施されるとともに反り方向制御手段7により反り方向が制御された第2原反R2が形成される。この後、第2原反R2は、回収ローラ29によりロール状に巻き取られる。
ここで、再仮着手段6における第2原反R2の形成の際には、第1,第2再仮着ローラ61,62で接着シートSと剥離シートRLとが押圧されるので、接着シートSの印刷領域S1に印刷されたインクが剥離シートRLに転写してしまうおそれがある。一方、このような転写を防止するために押圧力を小さくすると、接着シートSと剥離シートRLとの再仮着強度が弱くなってしまう。
そこで、本実施形態では、第1,第2再仮着ローラ61,62に、印刷領域S1に第1押圧力を付与する第1押圧領域614,624と、非印刷領域S2に第1押圧力よりも大きい第2押圧力を付与する第2押圧領域612,622とを設けることで、印刷のかすれ防止と、適切な押圧力による再仮着とを両立することができる。
以上のような本実施形態によれば、反り方向制御手段7により第1再仮着ローラ61の第1回転軸611および第2再仮着ローラ62の第2回転軸621を結ぶ線分Mが、第2原反R2の搬送方向に対して相対的にずらされて固定することで、第2原反R2の反り方向を制御できる。さらに、第1,第2再仮着ローラ61,62の第1押圧領域614,624で印刷領域S1に第1押圧力を付与するとともに、第2押圧領域612,622で非印刷領域S2に第1押圧力よりも大きい第2押圧力を付与するので、印刷のかすれ防止と、適切な押圧力による再仮着とを両立することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、第1回転軸611を回転軸保持手段71の回動中心としたがこれに限られず、第2回転軸621を回動中心にしてもよいし、第1,第2回転軸611,621と異なる回転軸を回動中心としてもよい。
さらに、線分Mの傾きが互いに異なる状態で第1,第2再仮着ローラ61,62が固定された再仮着手段を複数準備しておき、所望の反り状態や原反Rの材質に応じて、複数の再仮着手段のうちの一つを印刷装置1にセットしてもよい。
また、例えば第2再仮着ローラ62の代わりに外周面の全てが同じ硬度のローラを設けても、第1再仮着ローラ61の第1押圧領域614により印刷領域S1に第1押圧力を付与でき、第2押圧領域612により非印刷領域S2に第1押圧力よりも大きい第2押圧力を付与できる。
さらに、第2押圧領域612を第1再仮着ローラ61の両端に設けたが、印刷領域S1の位置に応じて設ければよく、一端のみに設けてもよいし、中央に設けてもよい。
そして、印刷領域S1に印刷のかすれが問題とならない部分が存在する場合には、印刷領域S1における印刷のかすれが問題になる部分を第1押圧力で押圧し、かすれが問題にならない部分を第1押圧力よりも大きい第2押圧力で押圧するようにしてもよい。
さらに、再仮着手段6および反り方向制御手段7は、接着シートSと剥離シートRLとが合流する位置に設けられていなくてもよい。例えば、合流する位置には駆動ローラとピンチローラとを設けておいて両シートを右方向へと案内するにとどめ、その後に、再仮着手段6および反り方向制御手段7を設けて再仮着および反り方向制御を行うようにしてもよい。
また、前記実施形態では、印刷手段5により接着シートSの接着剤層ADに印刷する構成を例示したが、迂回している剥離シートRLの仮着面やその反対面に印刷する構成とし、剥離シートRLの繰出方向下流側に印刷面を硬化させる硬化手段52を設けるとよい。なお、硬化手段52は必須要件ではない。
1…印刷装置
2…搬送手段
3…離間ローラ(離間手段)
4…迂回手段
5…印刷手段
6…再仮着手段
7…反り方向制御手段
61…第1再仮着ローラ
62…第2再仮着ローラ
71…回転軸保持手段
72…回動支持手段
73…規制手段
74…第1保持部材
75…第2保持部材
76…保持部材調整手段
611…第1回転軸
614,624…第1押圧領域
612,622…第2押圧領域
621…第2回転軸
AD…接着剤層
BS…基材シート

Claims (3)

  1. 帯状の基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートと、前記接着剤層を介して前記接着シートに仮着された帯状の剥離シートとを備える第1原反を搬送する途中において、前記接着シートと前記剥離シートとを一旦離間させた状態で印刷を施した後、前記接着シートと前記剥離シートとを再仮着した第2原反を形成する印刷装置であって、
    前記第1原反および第2原反を搬送する搬送手段と、
    前記搬送されている第1原反の前記接着シートと前記剥離シートとを離間させる離間手段と、
    前記接着シートから離間した前記剥離シートを迂回させる迂回手段と、
    迂回中の剥離シートの前記接着シートに仮着されていた面、および、前記剥離シートから離間した接着シートの前記接着剤層を有する面のうち少なくとも一つの面に設定された印刷領域に印刷を施す印刷手段と、
    前記離間させた前記接着シートを前記迂回させた剥離シートに再仮着して前記第2原反を形成する再仮着手段とを備え、
    前記再仮着手段は、
    前記迂回させた剥離シートに当接する第1再仮着ローラと、
    前記離間させた接着シートを前記剥離シートに押圧しながら再仮着する第2再仮着ローラと、
    前記第1再仮着ローラの第1回転軸および前記第2再仮着ローラの第2回転軸を前記第2原反の搬送方向に対して相対的にずらした状態で保持することで前記第2原反の長さ方向の反りを制御する反り方向制御手段とを備え、
    前記第1再仮着ローラおよび前記第2再仮着ローラのうち少なくとも一方の外周面には、前記第2原反の前記印刷領域の少なくとも一部に対して第1押圧力を付与する第1押圧領域と、前記第2原反の前記少なくとも一部以外の部分に対して前記第1押圧力よりも大きい第2押圧力を付与する第2押圧領域とが、前記第1回転軸および前記第2回転軸の軸方向に沿って並んで設けられ
    前記反り方向制御手段は、前記第1回転軸および前記第2回転軸を保持する回転軸保持手段を有し、
    前記回転軸保持手段は、前記第1回転軸を保持する第1保持部材と、前記第2回転軸を保持する第2保持部材と、前記第1回転軸および前記第2回転軸の距離を調整する保持部材調整手段とを有し、
    前記第1保持部材は、前記第2保持部材が回転不能かつ前記第1回転軸の軸芯と前記第2回転軸の軸芯とを結ぶ線分に沿って摺動自在に嵌め込まれる凹部を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第2保持部材は、当該第2保持部材が摺動する方向に貫通する雌ねじ部を有し、
    前記保持部材調整手段は、前記雌ねじ部に螺合される雄ねじ部が外周面に形成された軸部と、前記軸部の端部に設けられた操作部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記保持部材調整手段は、前記第1保持部材および前記第2保持部材の距離を調整することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
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