JP5617007B1 - 間欠印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面に擬似接着された擬似接着樹脂層を有する剥離紙の該表面を、被印刷材の接着面に貼付してなる印刷原反を用いて被印刷材の表面に印刷をする間欠印刷機において、印刷原反を逆送りした時に擬似接着樹脂層が剥離紙から分離するのを防止する。【解決手段】印刷原反2を逆送りした時に、ニップローラ29U,29Dが設けられた部位において擬似接着樹脂層5が剥離紙4から分離するのを防止する剥がれ防止手段41を設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、間欠印刷機に関するものである。
印刷機として、特許文献1に開示された間欠印刷機がある。
この間欠印刷機は、裏面が接着面とされた被印刷材の裏面に剥離紙を貼付してなる印刷原反を、正送りと逆送りとを交互に繰り返し行いながら徐々に正送り方向へ移送して被印刷材の表面に印刷をするものである。
この間欠印刷機には、印刷原反として、被印刷材の接着面に糊殺し剤を印刷あるいは塗布し、その後、剥離紙を被印刷材の接着面に貼付することにより、糊殺しが施された印刷原反が用いられる。
前記印刷原反のように、被印刷材の接着面に糊殺し剤を印刷あるいは塗布した後、剥離紙を被印刷材の接着面に貼付したものにあっては、糊殺し剤と剥離紙との間には接着力がなく、そのため、被印刷材と剥離紙との間に空気層が混入しやすく、後工程で不具合が発生することがある。特に、印刷原反が正送りと逆送りとを交互に繰り返される間欠印刷機では、その傾向が強くその対策が急務である。
また、この問題を解決できる糊殺しが施された印刷原反を用いた印刷機が特許文献2に開示されている。
この特許文献2に開示された印刷機は、剥離工程と印刷工程と硬化工程と転写工程とを有し、
剥離工程において、裏面が接着面とされた被印刷材の裏面に剥離紙の表面を貼付してなる素材印刷原反を被印刷材と剥離紙とに一時的に分離し、
印刷工程において、この分離された剥離紙の表面に紫外線で硬化する糊殺し剤を印刷し、
硬化工程において、剥離紙の表面に印刷された糊殺し剤紫外線を照射して該糊殺し剤を硬化させ、
転写工程において、糊殺し剤が硬化した剥離紙と被印刷材とを再び貼り合わせて押圧することにより糊殺し剤を被印刷材の接着面に転写させる。
この特許文献2に開示された印刷機にあっては、被印刷材に剥離紙が貼付された状態では、糊殺し剤が剥離紙に密着しているので、被印刷材と剥離紙との間に空気層が混入する
おそれがなく、また、被印刷材の表面に印刷した後、剥離紙を被印刷材から剥がすと、被印刷材の接着面と糊殺し剤との間の剥離力より、剥離紙の表面と糊殺し剤との間の剥離力の方が軽いので、糊殺し剤が剥離紙から剥がれて被印刷材の接着面にひっつき、糊殺し層となる。
特許第4408945号公報 特開2004−226547号公報
前記特許文献2で開示された印刷原反を特許文献1のような間欠印刷機に用いると、糊殺し剤が施された剥離紙を被印刷材の接着面に貼り合わせる部位において、印刷原反を逆送りした時に剥離紙から糊殺し剤が剥がれ、糊殺し剤と剥離紙との間の接着力がなくなり、被印刷材と剥離紙との間に空気層が混入しやすくなるという不具合が発生する。
すなわち、図9(a)に示すように、印刷原反66を正送り方向67に移送することにより、糊殺し剤68が施された剥離紙69と被印刷材70とが、一対のニップローラ71で重ね合わされると共に挟持押圧されて、被印刷材70の接着面70aに表面に糊殺し剤68が施された剥離紙69の該表面が貼付される。また、印刷原反66が逆送り方向72に移送されると、図9(b)に示すように、ニップローラ71の逆送り方向72側において、貼り合わされた剥離紙69と被印刷材70とが再び分離するが、被印刷材70の接着面70aと糊殺し剤68との間の剥離力より、剥離紙69の表面と糊殺し剤68との間の剥離力の方が軽いので、剥離紙69と被印刷材70とが分離する際に、剥離紙69から糊殺し剤68が剥がれる。
剥離紙69から糊殺し剤68が一度剥がれると、前述したように、糊殺し剤68と剥離紙69との間の接着力がなくなり、被印刷材70と剥離紙69との間に空気層が混入しやすくなるという問題が生じる。
本発明は、この問題を解決することができる間欠印刷機を課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、裏面が接着面とされた被印刷材と剥離紙とを正送り方向に移送する際にこれら被印刷材と剥離紙とを挟持押圧することにより被印刷材の接着面に剥離紙の表面を貼付して印刷原反を形成する一対のニップローラを有し
前記被印刷材,剥離紙及び印刷原反を、正送りと逆送りとを交互に繰り返し行いながら徐々に正送り方向へ移送して前記一対のニップローラの正送り方向下流側において被印刷材の表面に印刷をする間欠印刷機であって、
前記一対のニップローラで被印刷材と剥離紙とを挟持押圧する前に、剥離紙の表面の一部に樹脂を印刷あるいは塗布して乾燥あるいは硬化させることで該表面に擬似接着された擬似接着樹脂層を施す擬似接着樹脂層成形部を設け
前記擬似接着樹脂層を有する剥離紙と被印刷材とを前記一対のニップローラで挟持押圧することで被印刷材の接着面に擬似接着樹脂層を転写させて印刷原反を形成する印刷原反成形部を設け
この印刷原反成形部で形成された印刷原反を逆送りした時に、ニップローラが設けられた部位において擬似接着樹脂層が剥離紙から分離するのを防止する剥がれ防止手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記剥がれ防止手段は、印刷原反の逆送り方向の移動にともなって一対のニップローラが印刷原反逆送り方向に移動することにより、剥離紙から擬似接着樹脂層が剥がれるのを防止するよう構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記剥がれ防止手段は、一対のニップローラを回転自在に支持するローラ支持部材と、このローラ支持部材を印刷原反の正逆送り方向に移動自在に支
持するガイド部材と、前記ローラ支持部材の印刷原反正送り方向の移動を規制するストッパとを備え、前記一対のニップローラを、印刷原反が正送りされる方向にのみ回転自在としたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記剥がれ防止手段は、一対のニップローラを回転自在に支持するローラ支持部材と、このローラ支持部材を印刷原反の正逆送り方向に移動駆動させる駆動手段とを備え、印刷原反の逆送り方向の移動にともなってローラ支持部材を前記駆動手段によって印刷原反逆送り方向に移動させることにより、剥離紙から擬似接着樹脂層が剥がれるのを防止することを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記剥がれ防止手段は、ニップローラから印刷原反逆送り方向に間隔をおいて位置していて被印刷材をニップローラへと案内する送りローラを有し、この送りローラは、剥離紙に対して被印刷材が鋭角の傾斜角度でニップローラ間に挿入するように配置され、
前記送りローラとニップローラとの間における被印刷材と剥離紙との間の間隔が、印刷原反が逆送りされた際、前記送りローラとニップローラとの間で、擬似接着樹脂層が被印刷材の接着面の接着力によって剥離紙から離反する方向に引っ張られても剥離紙が擬似接着樹脂層に追従する間隔とされていることを特徴とする。
本発明の間欠印刷機にあっては、表面に擬似接着樹脂層が擬似接着された剥離紙と被印刷材とを正送り方向に移送して一対のニップローラで挟持押圧することにより被印刷材の接着面に剥離紙の表面が貼り合わされて印刷原反とされ、このときに、被印刷材の接着面に擬似接着樹脂層が転写される。
そして、印刷原反が逆送り方向へ移送されたときには、剥がれ防止手段によって剥離紙から擬似接着樹脂層が分離するのが防止され、ニップローラで被印刷材の接着面に剥離紙の表面を貼付した以降の後工程において、擬似接着樹脂層の剥離紙に対する擬似接着が維持される。
第1の実施形態に係る間欠印刷機の側面図である。 第1の実施形態に係る間欠印刷機の擬似接着樹脂層成形部及び印刷原反成形部の側面図である。 第1の実施形態に係る擬似接着樹脂層成形部及び印刷原反成形部の要部の側面図である。 第1の実施形態に係る印刷原反成形部の拡大側面図である。 第2の実施形態に係る間欠印刷機の一部を示す側面図である。 第3の実施形態に係る間欠印刷機の一部を示す側面図である。 第4の実施形態に係る間欠印刷機の一部を示す側面図である。 第5の実施形態に係る間欠印刷機の一部を示す側面図である。 比較例に係る間欠印刷機の要部の概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図4は、本発明に係る間欠印刷機1の第1の実施形態を示している。
この間欠印刷機1は、印刷原反2を、正送りと逆送りとを交互に繰り返し行いながら徐々に正送り方向Aへ移送して印刷原反2(被印刷材3)の表面に印刷をするものである。
本実施形態で用いられる印刷原反2を、図4を参照して説明すると、印刷基材3Aの裏面に接着剤3Bを塗布してなり該裏面が接着面3C(糊面)とされた被印刷材3と、この被印刷材3の接着面3Cにその表面が貼付された剥離紙4と、被印刷材3の接着面3Cと剥離紙4の表面との間に介在していて剥離紙4を被印刷材3から剥がした際に剥離紙4から離反して被印刷材3の接着面3Cの一部に非接着面を形成する擬似接着樹脂層5とを有する。
図1において、間欠印刷機1は、素材印刷原反巻出部6と、擬似接着樹脂層成形部7と、印刷原反成形部8と、表面印刷部9と、印刷原反巻取部10とを有しており、これらが
正送り方向Aの上流側から下流側にかけて順に並べて配置されている。
素材印刷原反巻出部6は、被印刷材3に剥離紙4が貼付され且つ前記擬似接着樹脂層5のない帯状の素材印刷原反2Aをロール状態に巻き回してなる素材印刷原反ロール11と、この素材印刷原反ロール11から素材印刷原反2Aを巻出すべく回転駆動する巻出しローラ12と、上下動自在とされていて素材印刷原反2Aの弛みや引っ張りを吸収するダンサーローラ13と、素材印刷原反2Aを正送り方向Aと逆送り方向Bとに駆動可能である上流側駆動装置14とを有する。これらは巻出機台15に設置されている。なお、この素材印刷原反巻出部6には、素材印刷原反2Aの蛇行を補正する蛇行補正機が設けられる。
素材印刷原反2Aは、素材印刷原反ロール11から被印刷材3を上にした状態で、巻出しローラ12によって常時一定速度で巻出される。
前記上流側駆動装置14は、上下2本のローラ16U,16Dを有し、且つこの2本のローラ16U,16Dが互いに外周面を当接させた平行組み合わせ構造とされたものである。本実施形態では、下側のローラ16Dが回転駆動される駆動ローラとされ、上側のローラ16Uが素材印刷原反2Aを上から押さえる押えローラとされている。
この上流側駆動装置14は、上下ローラ16U,16D間で素材印刷原反2Aを挟持しながら下側のローラ16Dを正回転駆動することで素材印刷原反2Aを正送り方向Aに移送し、該下側のローラ16Dを逆回転駆動することで素材印刷原反2A及び印刷原反2を逆送り方向Bに移送する。
前記擬似接着樹脂層成形部7は、上流側駆動装置14から送り出される素材印刷原反2Aを被印刷材3と剥離紙4とに分離し、この分離された剥離紙4の表面(上面)に擬似接着樹脂層5を施すものである。
この擬似接着樹脂層成形部7は、図2及び図3に示すように、装置台18に立設された側面視門型状の支持フレーム19と、この支持フレーム19に回転自在に設けられた複数のローラ20,21A,21B,22と、装置台18上に設けられた樹脂印刷機23と、乾燥機24とを有する。
支持フレーム19に設けられるローラ20,21A,21B,22は、剥離ローラ20と、一対の迂回ローラ21A,21Bと、送りローラ22とからなる。
剥離ローラ20は、上流側駆動装置14の正送り方向A下流側に位置し、上流側駆動装置14から正送り方向Aに水平直線状に移送されてくる素材印刷原反2Aに対して上方から接当する。迂回ローラ21A,21Bは、剥離ローラ20の上方に位置する上流側迂回ローラ21Aと、この上流側迂回ローラ21Aの正送り方向A側に間隔をおいて位置する下流側迂回ローラ21Bとからなる。送りローラ22は下流側迂回ローラ21Bの下方側に位置する。
樹脂印刷機23と乾燥機24は、剥離ローラ20と送りローラ22との間に配置され、樹脂印刷機23の正送り方向A下流側に乾燥機24が配置されている。
樹脂印刷機23はUV硬化型樹脂からなる擬似接着樹脂層5を剥離紙4の表面に印刷するものであり、水平状態に維持された剥離紙4の表面(上面)に接して該表面に擬似接着樹脂層5(UV硬化型樹脂)を印刷する版胴26と、この版胴26と上下方向で対応する配置で剥離紙4の下面に接して該剥離紙4を支持する圧胴27とを有する。
乾燥機24は、樹脂印刷機23によって剥離紙4の表面に印刷されたUV硬化型樹脂に対して紫外線を照射し、該樹脂を迅速に乾燥させると共に硬化させるものである。
この擬似接着樹脂層成形部7にあっては、上流側駆動装置14から移送されてくる素材印刷原反2Aの被印刷材3が剥離ローラ20によって剥離紙4から剥がされ(剥離紙4から被印刷材3が分離され)、この剥離紙4から分離した被印刷材3は剥離ローラ20から上方に移送され、被印刷材3から分離した剥離紙4は水平状態を維持したまま正送り方向Aに移送される。
被印刷材3から分離された剥離紙4は、樹脂印刷機23を通過する際に、その表面に擬似接着樹脂層5(UV硬化型樹脂)が印刷され、乾燥機24を通過する際に、該擬似接着樹脂層5(UV硬化型樹脂)が乾燥・硬化し、これによって剥離紙4の表面に擬似接着樹脂層5が擬似接着される(剥離紙4の表面に擬似接着された擬似接着樹脂層5が施される
)。
一方、剥離紙4から分離されて剥離ローラ20から上方に移送される被印刷材3は、樹脂印刷機23よりも上方側で上流側迂回ローラ21Aによって正送り方向Aに移送変更され、乾燥機24の正送り方向A下流側で下流側迂回ローラ21Bによって下方に移送変更されて、送りローラ22に至る。
前記上流側迂回ローラ21A及び下流側迂回ローラ21Bは被印刷材3の接着面3Cに接することから、該接着面3Cに貼り付かないように非粘着処理ローラによって構成されている。
送りローラ22は、水平状態で移送される剥離紙4の上方に位置していて、被印刷材3を剥離紙4に対して上下方向に間隔をおいて正送り方向Aに送り出す。
前記印刷原反成形部8は、擬似接着樹脂層5が施された剥離紙4を被印刷材3に貼付して、印刷原反2を形成するものである。
この印刷原反成形部8は、図3及び図4に示すように、入口ローラ28と、この入口ローラ28の正送り方向A下流側に位置する上下一対のニップローラ29U,29Dとを有する。
入口ローラ28は、前記送りローラ22の正送り方向A下流側に位置していて、該送りローラ22と入口ローラ28との間で、被印刷材3を水平状態に維持する。したがって、剥離紙4と被印刷材3とは、送りローラ22と入口ローラ28との間で上下平行状として正逆送り方向A,Bに移送される。
一対のニップローラ29U,29Dは、互いに外周面を当接させた平行組み合わせ構造とされたものであって、これらニップローラ29U,29D間で被印刷材3と擬似接着樹脂層5が施された剥離紙4とを挟持するようになっている。下側のニップローラ29Dは高さが微調整可能とされ、上側のニップローラ29Uは所定範囲で上下動自在で且つバネ等によって下側のニップローラ29Dへ向けて押圧付勢する構造にしてある。そのため、上側のニップローラ29Uは常に下側のニップローラ29Dの高さ変更に追従するようになり、一対のニップローラ29U,29Dの外接状態(ニップローラ29U,29Dが印刷原反2を挟持する状態)が所定圧に保持されるようになっている。
この印刷原反成形部8では、擬似接着樹脂層5が施された剥離紙4は水平状態を維持したまま上下ニップローラ29U,29D間を通過する。一方、被印刷材3は入口ローラ28から上側のニップローラ29Uへと巻き付いて上下ニップローラ29U,29D間の剥離紙4の上側を通過する。剥離紙4と被印刷材3とが上下ニップローラ29U,29D間を通過する際に、剥離紙4の表面(上面)に被印刷材3の接着面3C(下面)が重ね合わされ、これらが上下ニップローラ29U,29D間で挟持押圧されることにより、被印刷材3の接着面3Cに剥離紙4の表面及び擬似接着樹脂層5が貼り付けられて印刷原反2が形成される。このときに、擬似接着樹脂層5は被印刷材3の接着面3Cに転写される。
この印刷原反2にあっては、擬似接着樹脂層5は、被印刷材3の接着面3Cとは貼り付いており且つ剥離紙4の表面とは擬似接着されているので、被印刷材3と剥離紙4との間に空気層が混入するおそれがない。
また、被印刷材3の接着面3Cと擬似接着樹脂層5との間の剥離力(接着力)より、剥離紙4の表面と擬似接着樹脂層5との間の剥離力(接着力)の方が軽いので、被印刷材3の表面に印刷した後に、剥離紙4を被印刷材3から強制的に剥がすと、擬似接着樹脂層5から剥離紙4が離反して該擬似接着樹脂層5が被印刷材3の接着面3Cに残り、被印刷材3の接着面3Cの一部に非接着面が形成される。
この印刷原反成形部8で形成された印刷原反2は、印刷原反成形部8から水平状態を維持したまま、次工程の表面印刷部9へと移送される。
この表面印刷部9は、印刷原反2に対して被印刷材3の表面に印刷する少なくとも1つ(使用する色数に合わせて設置台数が決められ、本実施形態では、4つ)の表面印刷機30を有し、この表面印刷機30は印刷機台31に設置されている。
各表面印刷機30は、ニップローラ29U,29Dから送り出された印刷原反2を印刷原反巻取部10の後述する下流側駆動装置32に至るまでの印刷原反2を水平状態で一直
線に移送する状態に配置されている。
表面印刷機30は、印刷原反2の被印刷材3側に接する版胴を備えると共に、この版胴に対応する配置で剥離紙4側に接する圧胴を備えている。この表面印刷機30において、版胴及び圧胴等はユニット化されており、版胴が上配置となり圧胴が下配置となっている。
なお、各表面印刷機30の版胴が1回転するなかで、印刷を終えた版胴が次の印刷開始点まで回転するまでの間に、印刷原反2を逆送りさせる間欠印刷を実施する。
前記印刷原反巻取部10は、表面に印刷が施された印刷原反2をロール状態に巻き取るものである。
この印刷原反巻取部10は、表面印刷部9の正送り方向Aの下流側で印刷原反2に駆動をかける下流側駆動装置32と、上下動自在とされていて印刷原反2の弛みや引っ張りを吸収するダンサーローラ35と、印刷原反2を巻き取るべく回転駆動する巻取ローラ36と、この巻取ローラ36の上流側に位置していて印刷原反2を巻取ローラ36に送るべく回転駆動する巻取送りローラ40とを有する。これらは巻取機台37に設置されている。
前記下流側駆動装置32は、上流側駆動装置14と同様に、上下2本のローラ38U,38Dが互いに外周面を当接させた平行組み合わせ構造とされ、下側のローラ38Dが回転駆動される駆動ローラとされ、上側のローラ38Uが印刷原反2を上から押さえる押えローラとされている。
この下流側駆動装置32にあっては、上下ローラ38U,38D間で印刷原反2を挟持しながら下側のローラ38Dを正回転駆動することで印刷原反2を正送り方向Aに移送し、下側のローラ38Dを逆回転駆動することで印刷原反2を逆送り方向Bに移送する。
この下流側駆動装置32によって下流側に送られる印刷原反2は、巻取送りローラ40によって常時一定速度で巻取ローラ36に送られ、該巻取ローラ36で巻き取られる。
前記間欠印刷機1にあっては、印刷原反2を、上流側駆動装置14と下流側駆動装置32とによって、正送りと逆送りとを一回ずつ交互に繰り返しながら徐々に正送り方向Aに移送する。換言すると、一回正送りした後、一回逆送りすることを1サイクルとし、このサイクルを繰り返し行うことで印刷原反2を全体としては正送り方向Aに移送する。そして、上流側駆動装置14と下流側駆動装置32との間で印刷原反2が前記1サイクルで正送り方向Aに進む量(印刷原反2が1サイクルでトータル的に進む量)と、素材印刷原反ロール11から素材印刷原反2Aが1サイクルの間に(1サイクルかけて)巻出される量と、印刷原反2が巻取送りローラ40で1サイクルの間に(1サイクルかけて)送られる量と、印刷原反2が巻取ローラ36に1サイクルの間に(1サイクルかけて)巻き取られる量とが同じになるように、巻出しローラ12,上流側駆動装置14の下側ローラ16D,下流側駆動装置32の下側ローラ38D,巻取送りローラ40及び巻取ローラ36の回転速度及び周速が制御部17によってコントロールされる。また、スリップ等によって、上流側駆動装置14と下流側駆動装置32との間における印刷原反2のトータル的な進み量、素材印刷原反2Aの巻出し量、印刷原反2が巻取送りローラ40によって送られる量、印刷原反2が巻取ローラ36に巻き取られる量に誤差が生じた場合は、検出手段によって検出されて制御部17によって補正される。
また、印刷原反2を正逆送りする際において、上流側駆動装置14よりも上流側に生じる素材印刷原反2Aの弛みやテンションはダンサーローラ13が上下動することにより吸収され、下流側駆動装置32よりも下流側に生じる印刷原反2の弛みやテンションはダンサーローラ35が上下動することにより吸収される。
なお、前記素材印刷原反巻出部6と印刷原反巻取部10とは、素材印刷原反巻出部6での巻出速度と印刷原反巻取部10での巻取速度との速度差(正送り時では上流側駆動装置14より下流側駆動装置32を僅かに速く正回転させ、逆送り時では下流側駆動装置32より上流側駆動装置14を僅かに速く逆回転させること)で印刷原反2にテンションを付与しつつ、間欠送り(一定間隔で逆送りを挟む搬送)をする。この間欠送りとは、被印刷材3に印刷する正送りと、被印刷材3の各印刷済み部間の余白部分を可及的に少なくさせる逆送りとを交互に行うことをいう。
なお、印刷原反巻取部10には、その他、印刷原反2をモニタリングするモニタリング装置や、印刷原反2に型抜き(ラベルごとに必要形状に切れ目を入れる)を施す型抜装置や、型抜き後の滓取り(ラベル以外の枠状部分を剥ぎ取る)を行う滓取装置などを設置してもよい。
また、本実施形態の間欠印刷機1では、印刷原反巻取部10で印刷原反2をロール状に巻き取る前に、印刷原反2(被印刷材3)の表面側にラミネートフィルムなどを貼り合わせるラミネート装置39が設けられている。
この間欠印刷機1にあっては、印刷原反2を逆送りした時に、ニップローラ29U,29Dが設けられた部位において、剥離紙4から擬似接着樹脂層5が剥がれるのを防止する剥がれ防止手段41が設けられている。
この剥がれ防止手段41は、図3及び図4に示すように、一対のニップローラ29U,29Dを回転自在に支持するローラ支持部材42と、このローラ支持部材42を印刷原反2の正逆送り方向A,Bに移動自在に支持するガイド部材43と、前記ローラ支持部材42の印刷原反2正送り方向Aの移動を規制するストッパ44とを備えている。
一対のニップローラ29U,29Dを支持する支軸45にはワンウェイクラッチ46が設けられ、印刷原反2が正送りされる方向(図3に矢視C,Dで示す方向)の一方向にのみ回転自在とされている(上側のニップローラ29Uは矢視C方向にのみ回転自在で、下側のニップローラ29Dは矢視D方向にのみ回転自在である)。したがって、ニップローラ29U,29Dは矢視C,D方向とは逆の方向(印刷原反2が逆送りされる方向)には回転不能とされている。
ガイド部材43は、前記支持フレーム19とこの支持フレーム19から正送り方向Aに間隔をおいて配置されたサポート部材47との間に架け渡されている。このサポート部材47に前記ストッパ44が設けられている。
ローラ支持部材42は、ストッパ44に接当した状態から、少なくとも印刷原反2の最大逆送り量、逆送り方向Bに移動可能とされている。
前記構成の剥がれ防止手段41にあっては、印刷原反2を正送りする場合には、図3に示すように、ローラ支持部材42はストッパ44に接当していて、その正送り方向Aへの移動が規制されており、また、ニップローラ29U,29Dは、印刷原反2が正送り方向Aに移動することにより、印刷原反2とニップローラ29U,29Dとの間の摩擦力によって矢視C,D方向に回転し、印刷原反2の移動の抵抗とならず、印刷原反2の正送り方向Aの移動を許容する。
印刷原反2を逆送りする場合には、ニップローラ29U,29Dは矢視C,D方向とは逆の方向には回転不能であることから、一対のニップローラ29U,29Dが印刷原反2によって引っ張られることにより、図4に示すように、ローラ支持部材42が印刷原反2と一緒に逆送り方向Bに移動する。
したがって、印刷原反2を逆送りする際には、印刷原反2の逆送り方向Bの移動に同期して一対のニップローラ29U,29Dが印刷原反2の逆送り方向Bに移動するので、すなわち、擬似接着樹脂層5が剥離紙4及び被印刷材3と一緒に逆送り方向Bに移動するので、剥離紙4から擬似接着樹脂層5が剥がれるのが防止されるのである。
また、印刷原反2とニップローラ29U,29Dとの間の摩擦力よりもローラ支持部材42とガイド部材43との間の摩擦力が小さいので、印刷原反2を正送りすると、一対のニップローラ29U,29Dが印刷原反2によって引っ張られることにより、ローラ支持部材42がストッパ44に接当するまで正送り方向Aに移動する。
図5は、第2の実施形態に係る間欠印刷機1の剥がれ防止手段41を示している。
この剥がれ防止手段41は、駆動手段48によってローラ支持部材42を正逆送り方向A,Bに移動駆動可能とした点が前記第1の実施形態に係る剥がれ防止手段41と大きく異なる点である。この第2の実施形態に係る間欠印刷機1の、その他の構成は前記第1の実施形態と同様に構成される。
この第2の実施形態では、一対のニップローラ29U,29Dは自由に正逆回転自在であり、ワンウェイクラッチは設けられていない。
前記駆動手段48は、サーボモータ等のモータからなる駆動源49と、この駆動源49の動力をローラ支持部材42に伝達して該ローラ支持部材42を移動させる動力伝達機構50とを有する。
動力伝達機構50は、本実施形態では、ローラ支持部材42の下端に正逆送り方向A,Bに沿って配置されて固定されたラック51と、該ラック51と噛合していると共にサーボモータによって回転駆動されるピニオン52とによって構成されている。
この第2の実施形態にあっては、印刷原反2を正送りする際は、ローラ支持部材42が駆動手段48によって駆動されて印刷原反2の送り速度と同じかあるいはそれ以下の速度で下流方向(正送り方向A)に移動し、ある一定のところで停止する。
一方、印刷原反2を逆送りする際は、ローラ支持部材42が駆動手段48によって駆動されて印刷原反2の送り速度と同じか(同期して)あるいはそれ以上の速度で上流方向(逆送り方向B)に移動する。したがって、ニップローラ29U,29Dはワンウェイクラッチがなくても回転方向C,D方向にしか回らない。
この実施形態にあっても印刷原反2の逆送り方向Bの移動にともなって一対のニップローラ29U,29Dが印刷原反2逆送り方向Bに移動するので、すなわち、擬似接着樹脂層5が剥離紙4及び被印刷材3と一緒に逆送り方向Bに移動するので、剥離紙4から擬似接着樹脂層5が剥がれるのが防止される。
なお、ローラ支持部材42を移動駆動する前記駆動手段48は一例を示したものであり、この第2の実施形態のものに限定されることはなく、ローラ支持部材42を正逆送り方向A,Bに移動駆動できる構造のものであればよい。また、駆動源49として、モータの他、エアシリンダ等のアクチュエータを用いたものであってもよい。
図6は、第3の実施形態に係る間欠印刷機1の剥がれ防止手段41を示している。
この第3の実施形態にあっては、送りローラ22が剥がれ防止手段41の一部を構成しており、この送りローラ22は、一対のニップローラ29U,29Dを支持するローラ支持部材42に取付固定されたブラケット53に回転自在に支持されている。また、送りローラ22は前記各実施形態と同様に、ニップローラ29U,29Dから印刷原反2逆送り方向Bに間隔をおいて位置しており、また、入口ローラ28は設けられていなく、且つローラ支持部材42は固定されていて動かない。また、一対のニップローラ29U,29Dは正逆回転自在である。
送りローラ22の高さは、その下端が、上側のニップローラ29Uの下端よりも若干上方に位置する高さとされ、送りローラ22から上側のニップローラ29Uへと案内される被印刷材3が、ニップローラ29U,29D間に水平状態で挿入される剥離紙4に対して小さな鋭角の傾斜角度をもって上側のニップローラ29Uと剥離紙4(擬似接着樹脂層5)との間に挿入するよう構成されている。
また、送りローラ22のニップローラ29U,29Dからの位置は、印刷原反2を逆送り方向Bに最大量逆送りしても、印刷原反2を逆送する前において上側のニップローラ29Uが被印刷材3の上面に接する接当点Eが、送りローラ22を越えない位置とされている。
送りローラ22とニップローラ29U,29Dとの間における、被印刷材3と剥離紙4との上下方向の間隔Xは、正送り方向Aに行くに従って漸次小さくなるようになっており、この上下間隔Xは、印刷原反2が逆送りされた際、前記送りローラ22とニップローラ29U,29Dとの間で、擬似接着樹脂層5が被印刷材3の接着面3Cの接着力によって剥離紙4から離反する方向に引っ張られても剥離紙4が擬似接着樹脂層5に追従し、該剥離紙4が擬似接着樹脂層5から剥がれない間隔Xとされている。
この第3の実施形態の間欠印刷機1の、その他の構成は、前記第1の実施形態と同様に構成される。
図7は、第4の実施形態に係る間欠印刷機1の一部(擬似接着樹脂層成形部7)を示している。
この第4の実施形態では、擬似接着樹脂層成形部7の樹脂印刷機23が、剥離紙4の表面にホットメルト樹脂からなる擬似接着樹脂層5を塗布するものであることが前記第1の
実施形態の間欠印刷機1と異なる点であり、その他の構成は、前記第1の実施形態又は他の実施形態と同様に構成される。
この第4の実施形態では、剥離紙4の表面に塗布された擬似接着樹脂層5(ホットメルト樹脂層)が硬化すると、剥離紙4の表面に擬似接着樹脂層5が擬似接着される(剥離紙4の表面に擬似接着された擬似接着樹脂層5が施される)。効果は、第1の実施形態と同様である。
なお、この第4の実施形態では、ホットメルト樹脂は常温で硬化するので乾燥機は設けられていない。擬似接着樹脂層にその他の樹脂を使用する場合であって必要な場合は乾燥機を設けてもよい。
図8は、第5の実施形態に係る間欠印刷機1の一部を示している。
第1の実施形態では素材印刷原反2Aを被印刷材3と剥離紙4とに分離し、剥離紙4の表面に擬似接着樹脂層5を施した後に、再び、被印刷材3に剥離紙4を貼付して印刷原反2としたが、この第5の実施形態では、被印刷材3と剥離紙4とは、それぞれ別々の巻出部から巻き出されて一対のニップローラ29U,29Dによって印刷原反2とした点が第1の実施形態と異なる点であり、その他の構成は、前記第1の実施形態又は他の実施形態と同様に構成される。
なお、図例では、剥離紙4を巻き出す剥離紙巻出部は前記第1の実施形態の素材印刷原反巻出部6と同様の構成で形成されるので、図示を省略する。
図8において、被印刷材3を巻き出す被印刷材巻出部54は、接着面3Cに離型紙55が貼付された被印刷材3をロール状態に巻き回してなる被印刷材ロール56と、この被印刷材ロール56から被印刷材3を巻き出すべく回転駆動する巻出駆動ローラ57と、被印刷材ロール56から巻き出された被印刷材3から離型紙55を分離させる分離ローラ58と、被印刷材3から分離された離型紙55を巻き取る離型紙巻取ローラ59と、分離ローラ58から離型紙巻取ローラ59に送られる離型紙55を案内する離型紙ガイドローラ60と、上下動自在とされていて被印刷材3の弛みや引っ張りを吸収するダンサーローラ61と、被印刷材3をニップローラ29U,29Dへと送る送りローラ22と、これらを支持する支持フレーム62とを有する。
この第5の実施形態では、被印刷材3は巻出駆動ローラ57によって被印刷材ロール56から常時一定速度で巻出されると共に、分離ローラ58によって被印刷材3から離型紙55が剥がされて該離型紙55が離型紙巻取ローラ59に巻き取られる。
離型紙55が剥がされた被印刷材3は、ダンサーローラ61、送りローラ22、入口ローラ28を経てニップローラ29U,29Dへと送られる。
そして、上流側駆動装置14と下流側駆動装置32との間で印刷原反2が1サイクルで正送り方向Aに進む量と、被印刷材3が1サイクルの間に(1サイクルかけて)被印刷材ロール56から巻出される量とが同じになるように、巻出駆動ローラ57の回転速度及び周速が制御部17によってコントロールされる。なお、この場合も、被印刷材ロール56から被印刷材2が巻出される量に誤差が生じた場合は、検出手段で検出されて制御部17によって補正される。
また、印刷原反2を正逆送りする際において、送りローラ22よりも上流側に生じる被印刷材3の弛みやテンションはダンサーローラ61が上下動することにより吸収される。
2 印刷原反
3 被印刷材
3C 接着面
4 剥離紙
5 擬似接着樹脂層
22 送りローラ
29U ニップローラ
29D ニップローラ
41 剥がれ防止手段
42 ローラ支持部材
43 ガイド部材
44 ストッパ
48 駆動手段
A 正送り方向
B 逆送り方向
C ニップローラの印刷原反が正送りされる方向の回転
D ニップローラの印刷原反が正送りされる方向の回転
X 被印刷材と剥離紙との間の間隔

Claims (5)

  1. 裏面が接着面とされた被印刷材と剥離紙とを正送り方向に移送する際にこれら被印刷材と剥離紙とを挟持押圧することにより被印刷材の接着面に剥離紙の表面を貼付して印刷原反を形成する一対のニップローラを有し
    前記被印刷材,剥離紙及び印刷原反を、正送りと逆送りとを交互に繰り返し行いながら徐々に正送り方向へ移送して前記一対のニップローラの正送り方向下流側において被印刷材の表面に印刷をする間欠印刷機であって、
    前記一対のニップローラで被印刷材と剥離紙とを挟持押圧する前に、剥離紙の表面の一部に樹脂を印刷あるいは塗布して乾燥あるいは硬化させることで該表面に擬似接着された擬似接着樹脂層を施す擬似接着樹脂層成形部を設け
    前記擬似接着樹脂層を有する剥離紙と被印刷材とを前記一対のニップローラで挟持押圧することで被印刷材の接着面に擬似接着樹脂層を転写させて印刷原反を形成する印刷原反成形部を設け
    この印刷原反成形部で形成された印刷原反を逆送りした時に、ニップローラが設けられた部位において擬似接着樹脂層が剥離紙から分離するのを防止する剥がれ防止手段を設けたことを特徴とする間欠印刷機。
  2. 前記剥がれ防止手段は、印刷原反の逆送り方向の移動にともなって一対のニップローラが印刷原反逆送り方向に移動することにより、剥離紙から擬似接着樹脂層が剥がれるのを防止するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の間欠印刷機。
  3. 前記剥がれ防止手段は、一対のニップローラを回転自在に支持するローラ支持部材と、このローラ支持部材を印刷原反の正逆送り方向に移動自在に支持するガイド部材と、前記ローラ支持部材の印刷原反正送り方向の移動を規制するストッパとを備え、前記一対のニップローラを、印刷原反が正送りされる方向にのみ回転自在としたことを特徴とする請求項2に記載の間欠印刷機。
  4. 前記剥がれ防止手段は、一対のニップローラを回転自在に支持するローラ支持部材と、このローラ支持部材を印刷原反の正逆送り方向に移動駆動させる駆動手段とを備え、印刷原反の逆送り方向の移動にともなってローラ支持部材を前記駆動手段によって印刷原反逆送り方向に移動させることにより、剥離紙から擬似接着樹脂層が剥がれるのを防止することを特徴とする請求項2に記載の間欠印刷機。
  5. 前記剥がれ防止手段は、ニップローラから印刷原反逆送り方向に間隔をおいて位置して
    いて被印刷材をニップローラへと案内する送りローラを有し、この送りローラは、剥離紙に対して被印刷材が鋭角の傾斜角度でニップローラ間に挿入するように配置され、
    前記送りローラとニップローラとの間における被印刷材と剥離紙との間の間隔が、印刷原反が逆送りされた際、前記送りローラとニップローラとの間で、擬似接着樹脂層が被印刷材の接着面の接着力によって剥離紙から離反する方向に引っ張られても剥離紙が擬似接着樹脂層に追従する間隔とされていることを特徴とする請求項1に記載の間欠印刷機。
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