JP6127098B2 - 印刷機及び印刷方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された印刷機は、巻出し装置と、糊殺し印刷装置と、印刷原反成形装置と、表印刷装置とを備えている。巻出し装置は、ロール状の素材印刷原反をセットして巻出す装置である。素材印刷原反は、裏面が接着面(糊面)とされた帯状の印刷材の該裏面に帯状の剥離紙を貼付したものである。糊殺し印刷装置は、素材印刷原反の印刷材を、一旦、剥離紙から剥離し、該印刷材の裏面の一部に特殊な印刷を施すことで幕を作り、印刷材の接着面の粘着の効力をなくしてしまう(糊殺しをする)装置である。印刷原反成形装置は、糊殺しされた印刷材を剥離紙に再貼付する装置であり、糊殺しを施された印刷材と剥離紙とを上下一対のローラ間に通して、該ローラによって挟圧して印刷原反を形成する装置である。表印刷装置は、印刷原反成形装置で形成された印刷原反の印刷材の表面に文字や図柄等の通常印刷を施す装置である。
請求項1に係る発明の印刷機は、剥離紙の表面の一部に樹脂を印刷あるいは塗布して乾燥あるいは硬化させることで該表面に擬似接着された透明あるいは半透明の擬似接着樹脂層を形成する擬似接着樹脂層成形装置と、前記擬似接着樹脂層成形装置で形成された擬似接着樹脂層に印刷を施す裏印刷装置と、裏面が接着面とされた印刷材と擬似接着樹脂層を有する剥離紙とを一対のニップローラ間で挟持押圧することにより、剥離紙の表面に印刷材の接着面を貼付すると共に印刷材の接着面に擬似接着樹脂層を転写させて印刷原反を形成する印刷原反成形装置と、前記印刷原反成形装置で形成された印刷原反の印刷材の表面に印刷を施す表印刷装置とを備えている。
剥離紙の表面に擬似接着された透明あるいは半透明の擬似接着樹脂層に印刷を施すようにしたので、印刷材の表側に設けられる印刷と、印刷材の裏側に設けられる印刷とが同じ向きから行える。これによって、印刷材の表側に印刷を設ける印刷ユニットと、印刷材の裏側に印刷を設ける印刷ユニットとが同様の印刷ユニットを用いることができ、専用の裏印刷ユニットを使用せずに印刷材の裏面である接着面に印刷をするのと同等の効果を得ることができる。
図1〜図4は、本発明に係る印刷機1の第1の実施形態を示している。本実施形態に係る印刷機1は間欠印刷機を示している。
この間欠印刷機1は、印刷原反2を、正送りと逆送りとを交互に繰り返し行いながら徐々に正送り方向Aへ移送して印刷原反2(印刷材3)の表面に印刷をするものである。
素材印刷原反ロール12は、印刷材3に剥離紙4が貼付され且つ前記擬似接着樹脂層5のない帯状の素材印刷原反2Aをロール状態に巻き回してなるものである。巻出しローラ13は、素材印刷原反ロール12から素材印刷原反2Aを巻出すべく回転駆動する。ダンサーローラ14は、上下動自在とされていて素材印刷原反2Aの弛みや引っ張りを吸収する。上流側駆動装置15は、素材印刷原反2Aを正送り方向Aと逆送り方向Bとに駆動可能である。これら素材印刷原反ロール12、巻出しローラ13、ダンサーローラ14、上流側駆動装置15は、第1機台70に設置されている。なお、この素材印刷原反巻出装置6には、素材印刷原反2Aの蛇行を補正する蛇行補正機が設けられる。
前記上流側駆動装置15は、上下2本のローラ16U,16Dを有し、且つこの2本のローラ16U,16Dが互いに外周面を当接させた平行組み合わせ構造とされたものである。本実施形態では、下側のローラ16Dが回転駆動される駆動ローラとされ、上側のローラ16Uが素材印刷原反2Aを上から押さえる押えローラとされている。
前記擬似接着樹脂層成形装置7は、上流側駆動装置15から送り出される素材印刷原反2Aを印刷材3と剥離紙4とに分離し、この分離された剥離紙4の表面(上面)に擬似接着樹脂層5を施すものである。
剥離ローラ20は、上流側駆動装置15の正送り方向A下流側に位置し、第2機台33及び第5機台34に立設された側面視門型状の支持フレーム19に、回転自在に設けられている。この剥離ローラ20は、上流側駆動装置15から正送り方向Aに水平直線状に移送されてくる素材印刷原反2Aに対して上方から接当する。上流側駆動装置15から移送されてくる素材印刷原反2Aは、この剥離ローラ20が設けられた位置において、印刷材3と剥離紙4とに分離され(印刷材3が剥離ローラ20によって剥離紙4から剥がされ)、この剥離紙4から分離した印刷材3は剥離ローラ20から上方に移送され、印刷材3から分離した剥離紙4は水平状態を維持したまま正送り方向Aに移送される。
図2、図3に示すように、樹脂印刷機23は、UV硬化型樹脂からなる透明あるいは半透明の擬似接着樹脂層5を剥離紙4の表面(上面)に印刷するものである。この樹脂印刷機23は、水平状態に維持された剥離紙4の表面に接して該表面に擬似接着樹脂層5(UV硬化型樹脂)を印刷する版胴26と、この版胴26と上下方向で対応する配置で剥離紙4の下面に接して該剥離紙4を支持する圧胴27とを有する。
印刷材3から分離された剥離紙4は、樹脂印刷機23を通過する際に、その表面に擬似接着樹脂層5(UV硬化型樹脂)が印刷され、乾燥機24を通過する際に、該擬似接着樹脂層5(UV硬化型樹脂)が乾燥・硬化し、これによって剥離紙4の表面に擬似接着樹脂層5が擬似接着される(剥離紙4の表面に擬似接着された擬似接着樹脂層5が施される)。
下流側迂回ローラ21Cの下方には、送りローラ22が設けられ、送りローラ22は、支持フレーム19に支持されている。送りローラ22は、水平状態で移送される剥離紙4の上方に位置していて、印刷材3を剥離紙4に対して上下方向に間隔をおいて正送り方向Aに送り出す。
図2、図3に示すように、裏印刷装置8は、裏印刷ユニット71と、乾燥機72とを有する。これら裏印刷ユニット71及び乾燥機72は第4機台75に設置されている。裏印刷ユニット71の正送り方向A下流側に乾燥機72が配置されている。一台の裏印刷ユニット71について一台の乾燥機72が設けられ、本実施形態では、裏印刷ユニット71及び乾燥機72は、二台づつ設けられている。裏印刷ユニット71は、使用する色数に合わせて設置台数が決められる。したがって、図例では、裏印刷ユニット71と乾燥機72は、二台づつ設けた場合を例示しているが、これに限定されることはなく、裏印刷ユニット71及び乾燥機72は、一台づつ設けられてもよいし、三台以上設けられていてもよい。
各裏印刷ユニット71の版胴が1回転するなかで、印刷を終えた版胴が次の印刷開始点まで回転するまでの間に、印刷原反2を逆送りさせる間欠印刷を実施する。
この印刷原反成形装置9は、図3に示すように、入口ローラ28と、この入口ローラ28の正送り方向A下流側に位置する上下一対のニップローラ29U,29Dとを有する。
入口ローラ28は、前記送りローラ22の正送り方向A下流側に位置していて、該送りローラ22と入口ローラ28との間で、印刷材3を水平状態に維持する。したがって、剥離紙4と印刷材3とは、送りローラ22と入口ローラ28との間で上下平行状として正逆送り方向A,Bに移送される。
また、印刷材3の接着面3Cと擬似接着樹脂層5との間の剥離力(接着力)より、剥離紙4の表面と擬似接着樹脂層5との間の剥離力(接着力)の方が軽いので、印刷材3の表面に印刷した後に、剥離紙4を印刷材3から強制的に剥がすと、擬似接着樹脂層5から剥離紙4が離反して該擬似接着樹脂層5が印刷材3の接着面3Cに残り、印刷材3の接着面3Cの一部に非接着面が形成される。また、前述したように、擬似接着樹脂層5の印刷材3側の面(上面)に文字や図柄等の通常印刷が施され且つ擬似接着樹脂層5は透明あるいは半透明であるので、擬似接着樹脂層5に施された印刷が印刷材3の裏側から視認可能であり、印刷材3の裏面である接着面3Cに印刷をするのと同等の効果が得られる。
この剥がれ防止手段41は、図3に示すように、一対のニップローラ29U,29Dを回転自在に支持するローラ支持部材42と、このローラ支持部材42を印刷原反2の正逆送り方向A,Bに移動自在に支持するガイド部材43と、前記ローラ支持部材42の印刷原反2正送り方向Aの移動を規制するストッパ44とを備えている。
ローラ支持部材42は、ストッパ44に接当した状態から、少なくとも印刷原反2の最大逆送り量、逆送り方向Bに移動可能とされている。
したがって、印刷原反2を逆送りする際には、印刷原反2の逆送り方向Bの移動に同期して一対のニップローラ29U,29Dが印刷原反2の逆送り方向Bに移動するので、すなわち、擬似接着樹脂層5が剥離紙4及び印刷材3と一緒に逆送り方向Bに移動するので、剥離紙4から擬似接着樹脂層5が剥がれるのが防止されるのである。
前記印刷原反成形装置9で形成された印刷原反2は、印刷原反成形装置9から水平状態を維持したまま、印刷原反成形装置9の正送り方向A下流側に配置された表印刷装置10へと移送される。
図4に示すように、この表印刷装置10は、表印刷ユニット30と、乾燥機76とを有する。これら表印刷ユニット30及び乾燥機76は第6機台48及び第7機台49に設置されている。表印刷ユニット30の正送り方向A下流側に乾燥機76が配置されている。一台の表印刷ユニット30について一台の乾燥機76が設けられ、本実施形態では、表印刷ユニット30及び乾燥機76は、二台づつ設けられている。表印刷ユニット30は、使用する色数に合わせて設置台数が決められる。したがって、図例では、表印刷ユニット30と乾燥機76は、二台づつ設けた場合を例示しているが、これに限定されることはなく、表印刷ユニット30及び乾燥機76は、一台づつ設けられてもよいし、三台以上設けられていてもよい。
ニップローラ29U,29Dから送り出された印刷原反2は、後述する下流側駆動装置32に至るまでの印刷原反2を水平状態で一直線に移送する状態に配置されている。
表印刷ユニット30は、印刷原反2の印刷材3側に接する版胴77を備えると共に、この版胴77に対応する配置で剥離紙4側に接する圧胴78を備えている。各表印刷ユニット30の版胴77が1回転するなかで、印刷を終えた版胴77が次の印刷開始点まで回転するまでの間に、印刷原反2を逆送りさせる間欠印刷を実施する。
図5に示すように、前記擬似接着樹脂層成形装置7、裏印刷装置8、印刷原反成形装置9、表印刷装置10によって形成された印刷物83は、剥離紙4と、この剥離紙4の表面の一部に樹脂を印刷あるいは塗布して乾燥あるいは硬化させることで該表面に擬似接着された透明あるいは半透明の擬似接着樹脂層5と、裏面が接着面3Cとされていて該裏面3Cを前記剥離紙10の表面に貼着することにより該裏面3Cに擬似接着樹脂層5が転写された印刷材3と、この印刷材3の表面に印刷された表印刷部81と、前記擬似接着樹脂層5の印刷材3側に印刷された裏印刷部82とを有する。
この印刷原反巻取装置11は、表印刷装置10の正送り方向Aの下流側で印刷原反2に駆動をかける下流側駆動装置32と、上下動自在とされていて印刷原反2の弛みや引っ張りを吸収するダンサーローラ35と、印刷原反2を巻き取るべく回転駆動する巻取軸36と、この巻取軸36の上流側に位置していて印刷原反2を巻取軸36に送るべく回転駆動する巻取送りローラ40とを有する。これら下流側駆動装置32、ダンサーローラ35、巻取軸36、巻取送りローラ40は、巻取機台37に設置されている。
この下流側駆動装置32にあっては、上下ローラ38U,38D間で印刷原反2を挟持しながら下側のローラ38Dを正回転駆動することで印刷原反2を正送り方向Aに移送し、下側のローラ38Dを逆回転駆動することで印刷原反2を逆送り方向Bに移送する。
前記間欠印刷機1にあっては、印刷原反2を、上流側駆動装置15と下流側駆動装置32とによって、正送りと逆送りとを一回ずつ交互に繰り返しながら徐々に正送り方向Aに移送する。換言すると、一回正送りした後、一回逆送りすることを1サイクルとし、このサイクルを繰り返し行うことで印刷原反2を全体としては正送り方向Aに移送する。そして、上流側駆動装置15と下流側駆動装置32との間で印刷原反2が前記1サイクルで正送り方向Aに進む進み量(印刷原反2が1サイクルでトータル的に進む量)と、素材印刷原反ロール12から素材印刷原反2Aを巻出しローラ13によって1サイクルの間に(1サイクルかけて)巻き出す進み量と、印刷原反2を巻取送りローラ40によって1サイクルの間に(1サイクルかけて)巻取軸36に送りだす進み量と、印刷原反2が1サイクルの間に(1サイクルかけて)巻取軸36に巻き取られる量とが同じになるように、巻出しローラ13,上流側駆動装置15の下側ローラ16D,下流側駆動装置32の下側ローラ38D,巻取送りローラ40及び巻取軸36の回転速度及び周速が制御装置17によってコントロールされる。また、スリップ等によって、上流側駆動装置15と下流側駆動装置32との間における印刷原反2のトータル的な進み量、素材印刷原反2Aの巻出し量、印刷原反2が巻取送りローラ40によって送られる量、印刷原反2が巻取軸36に巻き取られる量に誤差が生じた場合は、検出手段によって検出されて制御装置17によって補正される。
なお、前記素材印刷原反巻出装置6と印刷原反巻取装置11とは、素材印刷原反巻出装置6での巻出速度と印刷原反巻取装置11での巻取速度との速度差(正送り時では上流側駆動装置15より下流側駆動装置32を僅かに速く正回転させ、逆送り時では下流側駆動装置32より上流側駆動装置15を僅かに速く逆回転させること)で印刷原反2にテンションを付与しつつ、間欠送り(一定間隔で逆送りを挟む搬送)をする。この間欠送りとは、印刷材3に印刷する正送りと、印刷材3の各印刷済み部間の余白部分を可及的に少なくさせる逆送りとを交互に行うことをいう。
また、印刷原反巻取装置11には、その他、印刷原反2をモニタリングするモニタリング装置や、型抜き後の滓取り(ラベル以外の枠状部分を剥ぎ取る)を行う滓取装置などを設置してもよい。
この第2の実施形態では、擬似接着樹脂層成形装置7の樹脂印刷機23が、剥離紙4の表面にホットメルト樹脂からなる擬似接着樹脂層5を塗布するものであることが前記第1の実施形態の間欠印刷機1と異なる点であり、その他の構成は、前記第1の実施形態と同様に構成される。
なお、この第2の実施形態では、ホットメルト樹脂は常温で硬化するので乾燥機は設けられていない。擬似接着樹脂層にその他の樹脂を使用する場合であって必要な場合は乾燥機を設けてもよい。
この第3の実施形態では、表印刷ユニット30及び乾燥機76は、3台づつ設けられている。また、第1の実施形態では素材印刷原反2Aを印刷材3と剥離紙4とに分離し、剥離紙4の表面に擬似接着樹脂層5を施した後に、再び、印刷材3に剥離紙4を貼付して印刷原反2としたが、この第3の実施形態では、印刷材3と剥離紙4とは、それぞれ別々の巻出装置から巻き出されて一対のニップローラ29U,29Dによって印刷原反2とした点が第1の実施形態と異なる点であり、その他の構成は、前記第1の実施形態又は他の実施形態と同様に構成される。
図7において、印刷材3を巻き出す印刷材巻出装置54は、接着面3Cに離型紙55が貼付された印刷材3をロール状態に巻き回してなる印刷材ロール56と、この印刷材ロール56から印刷材3を巻き出すべく回転駆動する巻出駆動ローラ57と、印刷材ロール56から巻き出された印刷材3から離型紙55を分離させる分離ローラ58と、印刷材3から分離された離型紙55を巻き取る離型紙巻取ローラ59と、分離ローラ58から離型紙巻取ローラ59に送られる離型紙55を案内する離型紙ガイドローラ60と、上下動自在とされていて印刷材3の弛みや引っ張りを吸収するダンサーローラ61と、印刷材3をニップローラ29U,29Dへと送る送りローラ22と、これらを支持するサポートフレーム62とを有する。
離型紙55が剥がされた印刷材3は、ダンサーローラ61、送りローラ22、入口ローラ28を経てニップローラ29U,29Dへと送られる。
図8は、第4の実施形態に係る間欠印刷機1の一部を示している。この第4の実施形態に係る間接印刷機1には、擬似接着樹脂層成形装置7は設けられていない。この実施形態の場合、裏印刷装置8の裏印刷ユニット71によって剥離紙4の表面(上面)に文字や図柄等の通常印刷が施される。その他の構成は、前記第1実施形態と同様に構成される。
本実施形態の印刷機1にあっては、剥離紙4の表面に擬似接着された透明あるいは半透明の擬似接着樹脂層5に印刷を施すようにしたので、印刷材3の表側に設けられる印刷と、印刷材3の裏側に設けられる印刷とが同じ向きから行える。これによって、印刷材3の表側に印刷を設ける印刷ユニットと、印刷材3の裏側に印刷を設ける印刷ユニットとが同様の印刷ユニットを用いることができ、専用の裏印刷ユニットを使用せずに印刷材3の裏面である接着面3Cに印刷をするのと同等の効果を得ることができる。
3C 接着面
4 剥離紙
5 擬似接着樹脂層
7 擬似接着樹脂層成形装置
8 裏印刷装置
9 印刷原反成形装置
10 表印刷装置
29U ニップローラ
29D ニップローラ
Claims (4)
- 剥離紙の表面の一部に樹脂を印刷あるいは塗布して乾燥あるいは硬化させることで該表面に擬似接着された透明あるいは半透明の擬似接着樹脂層を形成する擬似接着樹脂層成形装置と、
前記擬似接着樹脂層成形装置で形成された擬似接着樹脂層に印刷を施す裏印刷装置と、
裏面が接着面とされた印刷材と擬似接着樹脂層を有する前記剥離紙とを一対のニップローラ間で挟持押圧することにより、前記剥離紙の表面に前記印刷材の接着面を貼付すると共に前記印刷材の接着面に前記擬似接着樹脂層を転写させて印刷原反を形成する印刷原反成形装置と、
前記印刷原反成形装置で形成された印刷原反の印刷材の表面に印刷を施す表印刷装置とを備えた印刷機。 - 前記擬似接着樹脂層成形装置は、前記剥離紙の表面が上方を向く状態で、該剥離紙の表面に擬似接着樹脂層を形成する装置であり、
前記裏印刷装置は、前記擬似接着樹脂層の上面に印刷を施す装置であり、
前記印刷原反成形装置は、印刷材の裏面を下方に向けて剥離紙の表面に該印刷材の裏面を貼着する装置であり、
前記表印刷装置は、前記印刷材の表面が上方を向く状態で該印刷材の表面に印刷を施す装置である請求項1に記載の印刷機。 - 剥離紙の表面の一部に樹脂を印刷あるいは塗布して乾燥あるいは硬化させることで該表面に擬似接着された透明あるいは半透明の擬似接着樹脂層を形成し、
前記擬似接着樹脂層に、裏印刷装置によって印刷を施し、
裏面が接着面とされた印刷材と擬似接着樹脂層を有する前記剥離紙とを一対のニップローラ間で挟持押圧することにより、前記剥離紙の表面に前記印刷材の接着面を貼付すると共に前記印刷材の接着面に前記擬似接着樹脂層を転写させ、
前記印刷材の表面に、表印刷装置によって印刷を施すようにした印刷方法。 - 糊殺し印刷とは異なる文字や図柄等の通常印刷をする裏印刷装置によって剥離紙の表面に前記通常印刷を施し、
裏面が接着面とされた印刷材と表面に前記通常印刷が施された前記剥離紙とを一対のニップローラ間で挟持押圧することにより、前記剥離紙の表面に前記印刷材の接着面を貼付すると共に前記剥離紙の表面に施された前記通常印刷を前記印刷材の接着面に転写させ、
前記印刷材の表面に、表印刷装置によって印刷を施すようにした印刷方法。
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