JP5658716B2 - 上衣 - Google Patents

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Description

本発明は、上衣に関し、特に、腕(袖部)と体幹(身頃)の運動機能に優れ、ポロシャツ,ブルゾン,パーカー,ウインドブレーカー,レインウェア,ジャンパー等のカジュアルウェア、ゴルフ,サイクルスポーツ等のスポーツウェア、あるいは、トレッキングウェア、その他、作業用ユニホーム等に用いられて好適な上衣に関する。
本発明の背景となる従来の技術としては、例えば、前身頃と後身頃を有し、前身頃と後身頃の上部に連接し、腕の前側に位置する前腕部材と、前腕部材の上端縁部に連接し後身頃から腕の後側に位置する後腕部材と、後腕部材の下端縁部と前腕部材の下端縁部に連接し腕の下方に位置する下腕部材が設けられ、前腕部材は肩部から離れるに従いわずかに身体の前側に湾曲する形状であり、後腕部材は前腕部材の側縁部に連接する側縁部が身体の前方に向かうように湾曲し、下腕部材は、袖口に近い部分は身体の前方に向かうように湾曲し、前身頃と後身頃に取り付けられる側縁部は裾部に向かうに従い互いに鋭角に交差し、鋭角の交差部分が襠部となり、縫製状態で運動に必要なゆとりを有し、縫製状体で袖部分が、肘を軽く曲げて腕を斜め下前方に出した状態の曲線に近い立体形状に形成されている上着があった(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の技術によれば、腕の前後左右の運動や肘の屈伸運動の際に上着が身体になじみ、運動性能が良好である、としている。
また、本発明の背景となる従来の技術としては、例えば、前後身頃のアームホールに取り付ける袖布を立体裁断し、前身頃と後身頃の脇側縫着ラインを、腋下の上端位置では身体の脇線ラインより後側に位置させると共に、下端位置では脇線ラインより前側に位置させて、脇側縫着ラインを上端より下端にかけて後側より前側へと傾斜させる一方、袖布の下端縫着ラインの腋側先端を、腋下の最下端位置から後側の前後身頃の脇側縫着ライン上端と一致させて縫着し、袖の付け根部分の後部側にゆとり部分を持たせているゴルフ用上衣があった(例えば、特許文献2参照。)。
この従来の技術によれば、アドレス位置およびトップ、フィニッシュ位置で、着用者(ゴルファー)は、スムーズにアドレスおよびスイングを行うことができる、としている。
特許第4537553号公報(第3−4頁、第1−3図) 特許第4485077号公報(第4−7頁、第1,2,10図)
しかしながら、上記した前者の従来技術によれば、上着の腕部分(袖)が肘を軽く曲げて腕を斜め下前方に出した状態の曲線に近い立体形状に形成されているものの、腕部分は、その上腕部,前腕部および袖口部の全てが、体幹の側面から外側に離れた位置に、つまり、身体の正面側から見て、前身頃に対して横向きに取り付けられている。この場合、腕部分(袖)は、身頃の脇部から左右側に離れた遠い位置に、突き出た状態となっている。
そのため、この従来技術では、例えば、ゴルフのアドレス姿勢、サイクリング,サイクルスポーツ等での自転車への乗車姿勢、野球,テニス,バレーボール,バトミントンでの相手側の攻撃に対する初期的身構え姿勢に見られるように、運動を開始する基本動作の姿勢(以下、「基本姿勢」という。)が、前傾姿勢で、且つ、両腕を体幹の前方斜め下に出す姿勢であって、当該基本姿勢をとる挙動の際に、肩峰および三角筋を中心とした肩周りに突っ張り感が生じ、スムーズに当該基本姿勢をとることに支障を来たすものであった。
さらに、この従来技術では、身頃(前身頃および後身頃)の肩刳りに袖が縫着される縫着位置(袖付け線)が、人体の左右方向の軸、所謂、前額軸(前頭軸)方向で見て、両肩の肩峰よりも外側、つまり、正中矢状面から遠い位置に配設されている。そのため、この従来技術では、前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方で斜め下に出す基本姿勢をとる際に、身頃が袖に引っ張られ、これが上腕および前椀を動かすときの抵抗となって、腕の動きに上衣の袖および身頃の動きが追従することは困難となっていた。
それに対して、上記した後者の従来技術によれば、身体の正面側から見て、予め上衣の袖部分を前身頃の前側に前向きに傾斜させた状態で取り付けているものの、前身頃および後ろ身頃が体幹の前傾姿勢に対応するものとはなっておらず、さらに、袖付け線は、前額軸(前頭軸)方向で見て、両肩の肩峰よりも外側に配設されているため、前者の従来技術と同様の問題点を有するものであった。したがって、この従来技術では、ゴルフのアドレス状態から次の運動動作(バックスイングからトップ、インパクト、フォロースルーおよびフィニッシュに至る一連の動作)へのスムーズな移行に支障を来たすものであった。
すなわち、上記した前者および後者の従来技術による上衣では、前傾姿勢で、且つ、両腕を体幹の前方で斜め下に出す基本姿勢をとる際の運動機能および当該基本姿勢から次の運動に移行する際の運動機能が未だ満足する構造に至っていないという課題を有するものであった。
それゆえに、本発明の主たる目的は、運動を開始する基本姿勢が前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方斜め下に出す姿勢であり、当該基本姿勢およびその次の動作への移行をスムーズに行うことが可能な運動機能に優れた、上衣を提供することである。
請求項1にかかる本発明の上衣は、前身頃および前身頃よりも着丈の長い後ろ身頃を有する身頃部と、セットイン仕様の前袖およびラグラン仕様の後ろ袖を有し、袖下の切替えポイント、矢状軸(人体の前後方向の軸)方向で見て、身頃部の脇線よりも体幹の前面側に近い位置に配置される袖部とを含み、身頃部と袖部が縫着される縫着位置(袖付け線)は、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、両肩の肩峰よりも内側に位置するように形成され、前袖は両肩の肩峰および三角筋前部を包み込み、後ろ袖は三角筋後部を包み込むように形成されていることを特徴とする、上衣である。
請求項1にかかる本発明の上衣では、前袖をセットイン仕様とし、後ろ袖をラグラン仕様とすると共に、袖下の切替えポイントが、矢状軸(人体の前後方向の軸)の方向で見て、身頃部の脇線よりも体幹の前面側に近い位置に配置されるようにパターンを設定することによって、袖部は、体幹の前方、つまり、前身頃の前方で斜め下に突き出る態様となる。そのため、運動を開始する基本姿勢として、前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方斜め下に出す姿勢をスムーズにとることが可能となっている。すなわち、上衣の着用者が前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方で斜め下に出す基本姿勢をとる際に、腕の動きに上衣の袖および身頃の動きが追従することができるため、従来の技術のように、身頃が袖に引っ張られて上腕および前椀を動かすときの抵抗となることもない。
この場合、身頃部は前傾姿勢をとるため、この上衣では、後ろ身頃の着丈を前身頃よりも長くすることで、上衣を着用した際の後ろ身頃のズレ上がりによる背中の露出が防止され、反対に、前身頃の着丈は後ろ身頃の着丈よりも短くなっているため、上衣を着用した際の前身頃のダブツキも解消される。
さらに、この上衣では、身頃部と袖部が縫着される縫着位置(袖付け線)を、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、両肩の肩峰よりも内側に配置し、それと共に、前袖が両肩の肩峰および三角筋前部を包み込み、後ろ袖が三角筋後部を包み込むようにパターンを形成することによって、肩の関節部分(特に、前肩部位)に、袖部と身頃部の縫着部位によるストレスが掛からないようにしているので、肩関節の可動域を狭めることもなく、肩周りの運動を阻害することがない。そのため、この上衣の着用者は、運動を開始する基本姿勢から次の動作への移行もスムーズに行うことが可能な運動機能に優れたものとなっている。
請求項2にかかる本発明の上衣は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、前袖および後ろ袖は、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、袖部の袖口側が正中矢状面側(前記前身頃の内側)に位置するように、袖刳り側から袖口側にかけて弓弧状に湾曲され、且つ、後ろ袖の長さは、前袖の長さよりも長くなる分量に形成され、袖部の肘の高さが、腕の肘頭よりも高い位置となるように設定されていることを特徴とする、上衣である。
請求項2にかかる本発明の上衣では、前袖および後ろ袖が、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、袖部の袖口側が正中矢状面側(前記前身頃の内側)に位置するように、袖刳り側から袖口側にかけて弓弧状に湾曲するようにパターンが設定されているため、上記基本姿勢での肘の曲げ動作をスムーズに行うことが可能となっている。また、後ろ袖の長さが前袖の長さよりも長くなる分量に形成されているので、後ろ袖は前袖の動きに効果的に順応する。そして、前袖および後ろ袖は、それらの協働作用により、肩峰および三角筋をより一層効果的に包み込むように配設されるため、この上衣では、肘および肩周りの運動を阻害することがない。さらに、袖部の肘の高さが、腕の肘頭よりも高い位置となるように設定されているため、この上衣では、上記基本動作を行う際の肘部周りのストレスが掛からず、肘の突っ張り感および引っ掛り感が解消されるものとなっている。
請求項3にかかる本発明の上衣は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、身頃部と袖部の袖下との接合部に袖部の可動域を広げるための脇下襠部を含むことを特徴とする、上衣である。
請求項3にかかる本発明の上衣では、身頃部と袖部の袖下との接合部に脇下襠部が配設されているので、袖部の可動域を広げることが可能となっている。そのため、この上衣では、体幹前面での腕の曲げ伸ばしに起因する体幹後ろ面側のストレスおよび腕の上げ下ろしに起因する袖部の脇下に掛かるストレスを吸収することができ、肩および腕の動きに対する袖部および身頃部の追従性、つまり、自由度が優れたものとなっている。
本発明によれば、運動を開始する基本姿勢が前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方斜め下に出す姿勢であり、当該基本姿勢およびその次の動作への移行をスムーズに行うことが可能な運動機能に優れた上衣を提供するという効果がある。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明にかかる上衣の実施の形態の一例を示す図解図であって、(A)は上衣を正面側から見た図解図であり、(B)は上衣を右側面側から見た図解図であり、(C)は上衣を背面側斜め上方から見た図解図である。 本発明にかかる上衣の左半身を示す展開図解図である。 本発明にかかる上衣の袖刳り(アームホール)に配置した左前身頃,後ろ身頃および脇下襠部を示す展開図解図である。 本発明にかかる上衣の身頃部と袖部との縫着位置(袖付け線)と、袖部の肘の設定位置の関係を示す説明図解図である。
本発明にかかる上衣では、運動を開始する基本姿勢が前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方斜め下に出す姿勢を基本姿勢とし、当該基本姿勢およびその次の動作への移行をスムーズに行うことが可能な運動機能に優れた、上衣を提供するという目的を、通常の上衣と比べて、特に、身頃および袖のパターン設計を工夫することによって実現した。
すなわち、前身頃および前身頃よりも着丈の長い後ろ身頃を有する身頃部と、セットイン仕様の前袖およびラグラン仕様の後ろ袖を有し、袖下の切替えポイントが、矢状軸(人体の前後方向の軸)の方向で見て、身頃部の脇線よりも体幹の前面側に近い位置に配置される袖部とを含み、身頃部と袖部が縫着される縫着位置は、前額軸方向で見て、両肩の肩峰よりも内側に位置するように形成され、さらに、前袖は両肩の肩峰および三角筋前部を包み込み、後ろ袖は三角筋後部を包み込むように形成されるパターンを形成することによって、本発明にかかる上衣では、身頃部前傾姿勢となり、且つ、袖部前身頃の前方で斜め下に突き出る姿勢となる。
ここでいう「通常の上衣」とは、例えば、ゴルフ用ウェアの上衣に用いられるポロシャツ,ブルゾン,パーカー,ウインドブレーカー,レインウェア,ジャンパー等のカジュアルウェアを含む、一般的な衣類の上衣のことであり、身頃部の前身頃と後ろ身頃の脇線ラインが身体の正中矢状面と略平行で上端から下端にかけて直線状に下垂させた態様となっている。また、身頃部は、体幹が前額面(人体を前後に分ける垂直面)に沿って平行となるように配設され、前額面に対しての傾斜角度は0°となっている。さらに、前身頃および後ろ身頃と袖刳り[アームホール(AH)]に縫着される袖部も、身体の前額面と略同一平面上で左右横向きに取り付けられている。この場合、袖部は、前身頃および後ろ身頃に対して傾斜角度が0°であり、左右横向きに延在した状態に配設されている。
以下に示す実施の形態の説明において、上衣を左側面側から見た図解図は、図1の(B)と線対称になるため、図示は省略している。また、上衣12の右半身(右身)を示す展開図解図は、図2の左半身(左身)を示す展開図解図と線対称になるため、図示は省略している。さらに、上衣の袖刳り(アームホール)AHに配置した右前身頃,後ろ身頃および脇下襠部を示す説明図解図は、図3の袖刳り(アームホール)AHに配置した左前身頃,後ろ身頃および脇下襠部を示す説明図解図と線対称になるため、図示は省略している。
図1は、本発明にかかる上衣の実施の形態の一例を示す図解図であって、(A)は上衣を正面側から見た図解図であり、(B)は上衣を右側面側から見た図解図であり、(C)は上衣を背面側斜め上方から見た図解図である。
この実施の形態にかかる上衣10は、図1の(A),(B)(C)に示すように、主として、上衣本体12と、上衣本体12に縫着された袖部14および襟部16で構成され、上衣本体12、袖部14および襟部16は、布,織物等の生地で形成されている。
上衣本体12は、身頃部18を含み、身頃部18は、前身頃20および後ろ身頃22を含む。前身頃20は、左前身頃24および右前身頃26を有する。左前身頃24および右前身頃26は、それぞれ、胸から裾までの分量を通常の上衣よりも少なく形成されている。また、後ろ身頃22の着丈は、前身頃20の着丈よりも長く形成され、腰を包み込むように形成されている。さらに、身頃部18は、図1の(B)に示すように、前額面(人体を前後に分ける垂直面)に対して、所定の傾斜角度を有し、前傾姿勢となるように形成されている。
身頃部18は、図1の(B)に示すように、たとえば前額面に対しての傾斜角度が10°〜20°の範囲に設定されるのが好ましく、10°〜15°の範囲に設定されるのがさらに好ましいものとなっている。この実施の形態では、例えば、裾線(Bottom Line)BLの略中央部とショルダーポイントSPを結ぶ直線が、前額軸(Frontal Line)FL−FLに対して傾斜している角度θ1を、通常の上衣に対する身頃部18の傾斜角度(前傾角度)としている。
なお、左前身頃24および右前身頃26の両方またはいずれか一方には、適宜、胸ポケット(図示せず)および脇ポケット(図示せず)等が配設され得る。また、図1に示す上衣10では、後ろ身頃22が単一の布地パターンで構成されているが、後ろ身頃22は、左後ろ身頃および右後ろ身頃を縫着したもので構成してもよい。
袖部14は、左袖部28および右袖部30を含む。左袖部28および右袖部30は、図1の(A),(B),(C)および図2に示すように、それぞれ、左前袖28f,左後ろ袖28b,左脇袖28s、および、右前袖30f,右後ろ袖30b,右脇袖30sを含む。左前袖28fおよび右前袖30fは、セットイン仕様に形成され、左後ろ袖28bおよび右後ろ袖30bは、ラグラン仕様に形成されている。
この実施の形態にかかる上衣10では、たとえば図1および図2に示すように、左前袖28f,左後ろ袖28bおよび左脇袖28sが、それらの袖幅方向の側端縁に沿って縫着されることにより、筒状の左袖部28が形成され、同様に、右前袖30f,右後ろ袖30bおよび右脇袖30sが、それらの袖幅方向の側端縁に沿って縫着されることにより、筒状の右袖部30が形成される。
この上衣10では、特に、袖部14と身頃部18が縫着される縫着位置(袖付け線)、つまり、アームホールAHの位置が、たとえば図1および図4に示すように、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、両肩の肩峰Acよりも内側に位置するように形成されている。また、左袖部28および右袖部30は、たとえば図1の(A),(B),(C)および図4に示すように、それぞれ、その左前袖28fおよび右前袖30fが両肩の肩峰Acおよび三角筋前部(図示せず)を包み込み、その左後ろ袖28bおよび右後ろ袖30bが三角筋後部(図示せず)を包み込むように形成されている。
また、袖部14の左袖部28は、図1の(B)、図2および図3に示すように、その袖下の切替えを前身頃20および後ろ身頃22の縫着線である身頃部18の脇線32よりも体幹の前面側に近い位置に配置するパターンに設定されている。つまり、袖部14の袖下の切替え線34は、たとえば図2および図3に示すように、当該袖部14の袖下の切替え線34と袖刳り(アームホール)AHとの接点(交点)34Cpが切替えポイントとなり、この切替えポイントが、矢状軸(Sagittal Axis)方向(人体の前後方向の軸)で見て、身頃部18の脇線32よりも体幹の前面側に近い位置に配置されるように、左袖部28のパターンが設定されている。図2および図3に示す32Upは、袖刳り(アームホール)AHの下端側中央の脇下ポイントであり、脇線32と袖刳り(アームホール)AHとの接点(交点)である。
同様に、袖部14の右袖部30の袖下の切替え線と袖刳り(アームホール)AHとの接点(交点)が、矢状軸方向(人体の前後方向の軸)で見て、身頃部18の脇線32よりも体幹の前面側に近い位置に配置されるように、右袖部30のパターンが設定されている。
また、左袖部28の左前袖28f,左後ろ袖28bおよび右袖部30の右前袖30f,右後ろ袖30bは、それぞれ、図1の(C)に示すように、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、左袖口36側および右袖口38側が正中矢状面側(前身頃の内側)に位置するように、袖刳り(アームホール)AH側から、左袖口36側および右袖口38側にかけて、たとえば弓弧状に湾曲されている。この場合、袖部14の左袖部28および右袖部30は、それぞれ、左袖口36側および右袖口38側が正中矢状面側(前身頃の内側)に位置させるため、図1の(C)に示すように、たとえば前額面に対して、左袖部28および右袖部30を正中矢状面側(前身頃の内側)に向ける角度は、20°〜40°の範囲に設定されるのが好ましく、20°〜30°の範囲に設定されるのがさらに好ましいものとなっている。
この実施の形態では、例えば、身頃部18の左右のサイドネックポイントSNPを結ぶ直線が、身頃部18の左側のサイドネックポイントSNPと左側のショルダーポイントSPとを結ぶ直線、および、身頃部18の右側のサイドネックポイントSNPと右側のショルダーポイントSPとを結ぶ直線に、それぞれ、交差する角度θ2を、左袖部28および右袖部30を正中矢状面側(前身頃の内側)に向ける角度としている。
さらに、身頃部18が前傾姿勢の状態において、たとえば前額面(Frontal Plane)を基準面としたとき、袖部14の左袖部28が、前身頃20の前方で且つ斜め下方に突き出る角度は、図1の(B)に示すように、たとえば前額面に対しての傾斜角度が30°〜70°の範囲に設定されるのが好ましく、50°〜60°の範囲に設定されるのがさらに好ましいものとなっている。この実施の形態では、例えば、裾線(Bottom Line)BLの略中央部とショルダーポイントSPを結ぶ直線と、ショルダーポイントSPと左袖部28の左袖口36を結ぶ直線とが、交差する角度θ3を、前身頃20の前方で且つ斜め下方に突き出る傾斜角度としている。
なお、右袖部30が前身頃20の前方で且つ斜め下方に突き出る角度は、上記した左袖部28と同様である。
この上衣10では、前身頃20,後ろ身頃22および左袖部28,右袖部30が上記した構成を有することによって、身頃部18は前傾姿勢となり、さらに、袖部14は前身頃20の前方(つまり、体幹の前方)で且つ斜め下方に突き出る姿勢で、しかも、左袖口36側および右袖口38側が正中矢状面側(前身頃の内側)に位置する姿勢となるように形成されるものとなっている。
さらに、左後ろ袖28bおよび右後ろ袖30bの長さは、図1の(C)および図4に示すように、それぞれ、左前袖28fおよび右前袖30fの長さよりも長くなる分量に形成され、左袖部28および右袖部30の肘Eの高さは、それぞれ、左腕および右腕の肘頭PEよりも高い位置となるように設定されている。また、左袖部28および右袖部30には、図1に示すように、それぞれ、例えば、左前袖28f,左後ろ袖28bおよび右前袖30f,右後ろ袖30bの側端縁から袖幅方向に延びるダーツ部40が配設されている。当該ダーツ部40は、身体の肘頭PEよりも高い位置に設定された上記左袖部28および右袖部30の肘Eの近傍部位に、1つまたは2つ以上配設され得るものである。ダーツ部40は、切替えダーツ処理が施されることによって、上衣10の着用者が基本姿勢から次の運動動作に移行する際の肘部分の挙動において、当該肘Eの突っ張り感および引っ掛り感を解消することができる。また、このダーツ部40での切替えダーツ処理によって、肘Eの内側の生地の分量を少なくすることができるので、袖部14は視覚的にもスタイリッシュな装飾効果を有するものとなっている。
さらに、この上衣10では、身頃部18と左袖部28および右袖部30の袖下との接合部には、それぞれ、左袖部28および右袖部30の可動域を広げるための切替え部としての左脇下襠部42および右脇下襠部44を含む。左脇下襠部42および右脇下襠部44は、それぞれ、左袖部28および右袖部30の脇下の分量を少なくし、左袖部28および右袖部30の動きの自由度を高めるための補助的機能を有するものである。左脇下襠部42および右脇下襠部44は、同様の構造および作用・効果を有するため、ここでは、左脇下襠部42についてのみ説明する。
すなわち、左脇下襠部42は、図1の(B)、図2および図3に示すように、左前身頃24および左前袖28f間で且つ左前身頃24側に配置される左脇下前襠部42fと、後ろ身頃22および左後ろ袖28b間で且つ後ろ身頃22側に配置される左脇下後ろ襠部42bとを含む。左脇下前襠部42fは、図3に示すように、たとえば三角形状に形成され、左脇下後ろ襠部42bは、たとえば台形状の態様を有し、左脇下後ろ襠部42bは、左脇下前襠部42fよりも分量が多く形成されている。この場合、左脇下後ろ襠部42bの上下方向の最大長さおよび左右方向の最大長さが、左脇下前襠部42fのそれよりも長く形成されている。左脇下前襠部42fおよび左脇下後ろ襠部42bは、それぞれ、ニット素材等のストレッチ性(伸縮性)に富んだ生地で形成されている。この場合、例えば、左脇下前襠部42fの伸縮方向を上下方向に形成し、左脇下後ろ襠部42bの伸縮方向を左右方向に形成するようにすることも適宜可能である。また、左脇下襠部42は、左脇下前襠部42fおよび左脇下後ろ襠部42bに換えて、バイアステープ等のバイアス生地で構成されるようにしてもよい。
この実施の形態にかかる上衣10の左半身(左身)において、たとえば図2および図3に示すように、左脇下前襠部42f,左脇下後ろ襠部42bの上辺縁端が、左脇袖28sの袖縫着線(アームホールAH側縁端)と縫着され、左脇下前襠部42fの左辺縁端および左脇下後ろ襠部42bの下辺縁端が、脇線32側の左前身頃24の縁端と縫着され、左脇下後ろ襠部42bの右辺縁端が、脇線32側の後ろ身頃22の縁端と縫着され、左脇下前襠部42fおよび左脇下後ろ襠部42bは、左前身頃24および後ろ身頃22が縫着される脇線32に連続する状態で縫着して一体化され、左脇下襠部42を構成するものとなっている。この場合、左脇下前襠部42fおよび左脇下後ろ襠部42bは、アームホールAHの脇下ポイント32Upから下に垂直に延びる擬似脇線33と脇線32とが連続する状態で縫着して一体化される。
なお、上衣10の左半身(左身)における右脇下襠部44の構成も、上記した左脇下襠部42の構成と同様である。
この実施の形態にかかる上衣10では、袖部14の左前袖28f,右前袖30fをセットイン仕様とし、左後ろ袖28b,右後ろ袖30bをラグラン仕様とすると共に、袖部14の袖下の切替えポイント、矢状軸(人体の前後方向の軸)の方向で見て、前身頃20および後ろ身頃22の縫着線である身頃部18の脇線32よりも体幹の前面側に近い位置に配置するようにパターンを設定することによって、袖部14は、体幹の前方、つまり、前身頃20の前方で斜め下に突き出る態様となっている。
したがって、この上衣10では、運動を開始する基本姿勢として、前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方斜め下に出す姿勢をスムーズにとることができる。つまり、上衣10の着用者が前傾姿勢で且つ両腕を体幹の前方で斜め下に出す基本姿勢をとる際に、腕の動きに上衣10の袖部14および身頃部18の動きを追従させることができる。そのため、従来の技術のように、身頃部18が袖部14に引っ張られて上腕および前椀を動かすときの抵抗となることを防止することができる。この上衣10では、身頃部18は前傾姿勢をとるため、後ろ身頃22の着丈を前身頃20よりも長くすることで、上衣10を着用した際の後ろ身頃22のズレ上がりによる背中の露出が防止される。反対に、前身頃20の着丈は後ろ身頃22の着丈よりも短くなっているため、上衣を着用した際の前身頃20のダブツキも解消することができる。
さらに、この上衣10では、身頃部18と袖部14が縫着される縫着位置(袖付け線)つまり、アームホールAHの位置を、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、両肩の肩峰よりも内側に配置している。それと共に、袖部14の左前袖28f,右前袖30fが、両肩の肩峰および三角筋前部を包み込み、左後ろ袖28b,右後ろ袖30bが、三角筋後部を包み込むようにパターンを形成することによって、肩の関節部分(特に、前肩部位)に、袖部14と身頃部18の縫着部位によるストレスが掛からないようにしている。
したがって、この上衣10の着用者は、肩関節の可動域を狭めることがなく、肩周りの運動を阻害されることもない。すなわち、この上衣10は、運動を開始する基本姿勢から次の動作への移行もスムーズに行うことができる運動機能に優れたものとなっている。
また、この上衣10では、左前袖28f,右前袖30fおよび左後ろ袖28b,右後ろ袖30bが、前額軸方向(人体の左右方向の軸)で見て、袖部14の左袖口36,右袖口38側が正中矢状面側(前記前身頃の内側)に位置するように、アームホールAH(袖刳り側)から左袖口36,右袖口38側にかけて弓弧状に湾曲するようにパターンが設定されている。そのため、基本姿勢での肘部分の曲げ動作をスムーズに行うことができる。そして、左後ろ袖28b,右後ろ袖30bの長さが、左前袖28f,右前袖30fの長さよりも長くなる分量に形成されているので、左後ろ袖28b,右後ろ袖30bは、左前袖28f,右前袖30fの動きに効果的に順応する。左前袖28f,右前袖30fおよび左後ろ袖28b,右後ろ袖30bは、それらの協働作用により、肩峰および三角筋をより一層効果的に包み込むように配設されている。さらに、袖部14の肘Eの高さは、腕の肘頭EPよりも高い位置となるように設定されている。したがって、この上衣10では、肘および肩周りの運動を阻害することがなく、基本姿勢を行う際の肘部周りのストレスが掛からず、肘の突っ張り感および引っ掛り感を解消することができる。
さらに、この上衣10では、身頃部18と袖部14の袖下との接合部に、左脇下襠部42および右脇下襠部44が形成されているので、当該左脇下襠部42,右脇下襠部44の可動域を広げることができる。したがって、体幹前面での腕の曲げ伸ばしに起因する体幹後ろ面側のストレスおよび腕の上げ下ろしに起因する袖部14の脇下に掛かるストレスを吸収することができ、肩および腕の動きに対する袖部14および身頃部18の自由度を優れたものとすることができる。
上記した上衣10は、上腕および前腕の内の少なくとも上腕(袖部)と体幹(身頃)の運動機能に優れ、ポロシャツ,ブルゾン,パーカー,ウインドブレーカー,レインウェア,ジャンパー等のカジュアルウェア、あるいは、スポーツウェア、トレッキングウェア、その他にも、作業服およびユニホーム等に用いられて好適な上衣であるが、特に、ゴルフのアドレス姿勢、サイクリング,サイクルスポーツ等での自転車への乗車姿勢、野球,テニス,バレーボール,バトミントンでの相手側の攻撃に対する初期的身構え姿勢に見られるように、基本姿勢が、前傾姿勢で両腕を体幹の前方で且つ斜め下に出す姿勢であって、当該基本姿勢を適切にとる必要のある上衣に好適なものとなっている。
10 上衣
12 上衣本体
14 袖部
16 襟部
18 身頃部
20 前身頃
22 後ろ身頃
24 左前身頃
26 右前身頃
28 左袖部
28f 左前袖
28b 左後ろ袖
28s 左脇袖
30 右袖部
30f 右前袖
30b 右後ろ袖
30s 右脇袖
32 脇線
32Up,34Cp 接点(交点)
33 擬似脇線
34 袖下の切替え線
36 左袖口
38 右袖口
40 ダーツ部
42 左脇下襠部
42f 左脇下前襠部
42b 左脇下後ろ襠部
44 右脇下襠部
44b 右脇下後ろ襠部
AH アームホール
BL 裾線
SP ショルダーポイント
Ac 肩峰
FL−FL 前額軸(Frontal Line)
SNP サイドネックポイント
θ1 身頃部の傾斜角度(前傾角度)
θ2 袖部を正中矢状面側(前身頃の内側)に向ける角度
θ3 袖部が前身頃(体幹)の前方で且つ斜め下方に突き出る角度

Claims (3)

  1. 前身頃と前記前身頃よりも着丈の長い後ろ身頃を有する身頃部、および
    セットイン仕様の前袖とラグラン仕様の後ろ袖を有し、袖下の切替えポイント、矢状軸方向で見て、前記身頃部の脇線よりも体幹の前面側に近い位置に配置される袖部を含み、
    前記身頃部と前記袖部が縫着される縫着位置は、前額軸方向で見て、両肩の肩峰よりも内側に位置するように形成され、
    前記前袖は前記両肩の肩峰および三角筋前部を包み込み、前記後ろ袖は三角筋後部を包み込むように形成されていることを特徴とする、上衣。
  2. 前記前袖および前記後ろ袖は、前額軸方向で見て、前記袖部の袖口側が正中矢状面側に位置するように、袖刳り側から袖口側にかけて弓弧状に湾曲され、且つ、前記後ろ袖の長さは、前記前袖の長さよりも長くなる分量に形成され、
    前記袖部の肘の高さが、腕の肘頭よりも高い位置となるように設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の上衣。
  3. 前記身頃部と前記袖部の前記袖下との接合部に前記袖部の可動域を広げるための脇下襠部を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の上衣。
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