JP5657590B2 - ペット用トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、猫や犬等のペット(小動物)の排泄物の処理に用いられるペット用トイレに関する。
猫や犬等のペットの排泄物を処理するためのペット用トイレとして、トイレ本体を液透過性の簀の子により上下に区画して、上層部分に猫砂と呼ばれる便床を形成する粒状の排泄物処理材を収容し、下層部分のトレーに繊維や吸水性樹脂等を含む液保持性の吸収体を収容して使用するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の如き従来のペット用トイレは、嵩張るため、設置する場合には広い面積を要し、また折り畳みできないため、例えば、ペットと一緒に旅行するため携帯しなければならない場合には携帯性に欠けるという課題があった。そこで、コンパクト化、軽量化が図られ、携帯性に優れたペット用トイレが多数提案されている(例えば特許文献2〜7参照)。特許文献2〜7に記載のペット用トイレは、当該ペット用トイレの基本構成部分(箱体、枠体等)が折り畳み可能に構成されている点で共通する。
特開2003−180182号公報 特開平8−66135号公報 特開2005−176715号公報 国際公開第2007/029830号 実用新案登録第3098845号公報 実用新案登録第3101716号公報 実用新案登録第3158367号公報
特許文献2に記載のペット用トイレは、排泄物吸収用の砂が収納される嵩高なトイレ本体が折り畳み可能に構成されていないため、コンパクト化、軽量化が十分に果たされているとはいえず、携帯性の点で改良の余地がある。また、特許文献3に記載のペット用トイレは、枠体と糞尿処理材が収容される袋体とが一体となり折り畳み可能であるが、枠体を広げ床面に載置したときに袋体は折り畳まれたまま床面と接すると共に、枠体はペットが中に入って排泄するための形状を保持できないという欠点を有している。また、特許文献3〜7に記載のペット用トイレは、これらを床に設置して使用した場合に、その床面に、排泄物が収容された袋やトレー等の底部が直接接触する構成となっているため、該床面に排泄物の臭いが付き易く、衛生面で問題がある。また、特に、トイレの軽量化の観点等から、排泄物が収容される袋やトレー等の底部が比較的厚みの薄い低強度の材料から形成されている場合、床面の状態如何によっては、該底部が床面との摩擦等によって破損し、排泄物が漏れ出すおそれがあり、やはり衛生面で問題がある。更に、特許文献4〜7に記載のペット用トイレは、その構成部材として柔軟な素材が用いられていること、あるいはトイレの外側面を形成する部材が吸収体を完全に囲繞する構成を採っていないこと等に起因して、これらを床に設置して使用した場合に、トイレ本来の排泄物を漏らさないという機能が十分とは言えず、また、使用時の形態のままトイレを移動する場合、排泄物を衛生的に保持しながら移動することが難しい。
従って本発明の課題は、衛生的で携帯性に優れるペット用トイレを提供することにある。
本発明は、排泄動作を行うペットの足場を構成する足場構成部材と、該足場構成部材を囲繞する平面視して四角形形状の枠体とを備えたペット用トイレであって、前記枠体は、該枠体を構成する二組の対辺のうちの一組をそれらの長さ方向の中央部が該枠体の内方に向かうように折り曲げることにより、折り畳み可能に構成されており、前記足場構成部材は、前記枠体の内周面から該枠体の内方に突出する支持体によって下方から支持されており、前記支持体は、前記枠体を構成する辺の一部からなり、不使用時には該枠体の内周面から突出することなく、該内周面と略面一状に配されて格納状態とされ、使用時には該枠体の内方に突出させられて使用状態とされるペット用トイレを提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明のペット用トイレは、衛生的で携帯性に優れる。
図1は、本発明のペット用トイレの第1実施形態の使用状態における長手方向に沿った断面を模式的に示す断面図である。 図2は、図1に示すペット用トイレの模式的な分解斜視図である。 図3は、図1に示すペット用トイレにおける展開状態の枠体の斜視図である。 図4は、図3に示す枠体を折り畳んだ状態を示す平面図である。 図5は、図1に示す第1実施形態のペット用トイレの変形例の図1相当図である。 図6は、本発明のペット用トイレの第2実施形態の使用状態における長手方向に沿った断面を模式的に示す断面図である。 図7は、図6に示す第2実施形態のペット用トイレの変形例の図6相当図である。 図8は、本発明のペット用トイレの第3実施形態の使用状態における長手方向に沿った断面を模式的に示す断面図である。 図9は、図8に示すペット用トイレにおける展開状態の処理材収納ケース(小枠体)及び簀の子の斜視図である。 図10は、図8に示す第3実施形態のペット用トイレの変形例の側面図である。 図11は、図8に示す第3実施形態のペット用トイレの他の変形例の側面図である。 図12は、本発明のペット用トイレにおける枠体の一例の下面図である。 図13は、図12に示す枠体の使用前の状態の斜視図である。 図14(a)〜図14(c)は、それぞれ、本発明のペット用トイレにおける枠体の他の一例を示す図であり、図14(a)は該枠体の下面図、図14(b)及び図14(c)は、それぞれ、該枠体の側面図である。 図15(a)は、図14に示す枠体における支持体の不使用時の状態(格納状態)を示す側面図、図15(b)は、該支持体の使用状態を示す斜視図である。 図16は、本発明のペット用トイレにおける枠体の他の一例を構成する辺の一部の下面図である。 図17は、図14に示す枠体における支持体の変形例の不使用時の状態(格納状態)を示す図15(a)相当図である。
以下、本発明のペット用トイレについて、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。第1実施形態のペット用トイレ1Aは、図1及び図2に示すように、排泄動作を行う猫、犬等のペット(小動物)の足場を構成する足場構成部材2と、該足場構成部材2を囲繞する平面視して四角形形状の枠体3とを備えている。足場構成部材2(足場構成部材2を構成する後述する各部材)の形状は、枠体3内の形状(平面視して四角形形状)と同じであり、また、その大きさは、枠体3内と略同じかそれよりも若干小さい程度である。
第1実施形態における足場構成部材2は、ペットの排泄物(尿等)を透過可能な簀の子20と、該簀の子20の下方に配された液保持性の吸収体21と、該吸収体21の下方に配された底板22とを含んで構成されている。
簀の子20は、扁平で平面視して矩形形状をしており、トイレ使用時にペットに近い側に位置する上面20a、及び該上面20aと反対側に位置し且つトイレ使用時にペットから遠い側に位置する下面20bを有している。簀の子20は、該簀の子20を厚み方向に貫通する貫通孔(図示せず)を多数有しており、この貫通孔は、上面20a上の液を下面20bの下方に透過させる透液孔として機能する。多数の貫通孔は、簀の子20の略全域に均一に配置されている。簀の子20は、吸収体21よりもペットに近い側に配されることによって、ペットによる吸収体21へのいたずらを防止し、吸収体21を物理的に保護する防御部品として機能する。
簀の子20は、例えば、平面視して四角形形状の枠体と、該枠体内に配置され一方向に延びる複数の第1リブと、該枠体内に配置され各該第1リブと交差する方向に延びる複数の第2リブとを含んで構成され、該第1リブと該第2リブとの交点の周囲に複数の前記貫通孔が形成されたものが挙げられる。斯かる構成の簀の子20において、前記枠体には前記貫通孔が設けられておらず、そのため、該枠体は、実用上十分な強度を有し、簀の子20の強度確保に役立っている。簀の子20の形成材料としては、耐食性を有するものであれば特に制限はない。軽量で取り扱い易く、成形性が良い等の点から、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の汎用の合成樹脂で一体成形されたものが好ましい。また、表面に撥水加工や抗菌加工が施された樹脂等も、簀の子20の形成材料として好適に用いられる。
吸収体21としては、当該技術分野において尿等の排泄物を吸収・保持し得るものを特に制限無く用いることができる。吸収体21は、好ましくは、パルプ繊維、粘土鉱物系材料、高分子吸収材料等の成分の1種以上を含む原料を扁平な板状又はシート状に成形したものである。
底板22は、足場構成部材2の底部を構成する扁平な板状部材であり、吸収体21を下方から支持する。底板22が配されていることにより、吸収体21が、足場構成部材2(簀の子20)上にペットが載ったとき(トイレ使用時)の荷重に耐えられないような低強度のもの(例えば厚みの薄いシート状の吸収体)であっても、吸収体21が撓みにくく、平坦なペットの足場が安定して提供されるようになる。底板22の形成材料としては、簀の子20の形成材料と同様のものを用いることができる。
第1実施形態においては、簀の子20及び吸収体21は、上端が開口部として開口した有底筒状の防水性袋4内に収納されている。防水性袋4は、図1に示すように、その底部側が枠体3内に収納され、上端部側が、枠体3の上端3aから外方に延出し、その延出部40が枠体3の外周面3A側に折り返されている。防水性袋4の底部は、吸収体21と底板22とに挟まれている。このように、吸収体21が防水性袋4内に収納されていることにより、吸収体21に吸収保持された排泄物の外部への漏れ出しが効果的に防止される。また、吸収体21の廃棄時には、吸収体21に直接手を触れることなく、防水性袋4の延出部40を把持して該防水性袋4ごと廃棄すれば良く、廃棄処理を衛生的に行える。防水性袋4としては、通液性を有さないシートで形成されたものを用いることができ、該シートとしては、例えば、ポリエチレン、ポロプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂製;撥水加工された紙;防水加工された布等を用いることができる。
枠体3は、相対向する一組の長辺30,30と相対向する一組の短辺31,31とから構成され、中央部が上下方向に貫通した平面視して四角形形状の開口を有し、該開口がこれら四辺30,31によって囲まれた筒状を有している。これら四辺30,31は、それぞれ、鉛直方向(図1の上下方向)に平行であり、これら四辺30,31によって囲まれた前記開口の径は、枠体3の上端3aから下端3bに向かって一定である。枠体3の外周面3Aは、四辺30,31それぞれの外面から形成され、枠体3の内周面3Bは、四辺30,31それぞれの内面から形成されている。
枠体3は、その内周面3Bから該枠体3の内方に突出する支持体32を備えており、足場構成部材2(簀の子20、吸収体21、底板22)は、図1に示すように、該支持体32によって下方から支持されている。第1実施形態においては、図2に示すように、支持体32は、枠体3内の四隅の下端部に設けられており、これら4個の支持体32それぞれの上端と足場構成部材2の底部(底板22)とが接触している。これら4個の支持体32は、それぞれ、長辺30の内面から枠体3の内方に向けて突出し且つ該長辺30の内面と略垂直な矩形形状の突出部32aと、短辺31の内面から枠体3の内方に向けて突出し且つ該短辺31の内面と略垂直な矩形形状の突出部32bとからなり、両突出部32a,32bがそれらの突出方向の先端部で互いに連接されて構成されている。
支持体32は、枠体3を構成する辺30,31の一部からなり、不使用時には、図3に示すように、枠体3の内周面3Bから突出することなく、内周面3Bと略面一状に配されて格納状態とされ、使用時には、図1及び図2に示すように、枠体3の内方に突出させられて使用状態とされる。更に説明すると、枠体3には、該枠体3の角部を跨いで該枠体3の周方向〔枠体3の高さ方向(辺の幅方向)と直交する方向〕に延びる、4本の直線状の切り込み線33が設けられており、各切り込み線33よりも下端3b側に位置する部分が、突出部32a,32bからなる支持体32となっている。そして、図3に示す格納状態の支持体32(突出部32a,32b)を枠体3の内方に向けて押し込むと、押し込まれた支持体32は、切り込み線33の長さ方向の両端部とそれらの下方に位置する枠体3bの下端3bとを結ぶ、2本の直線状の折曲線34,34を起点として、枠体3の内方に突出し、図1及び図2に示す使用状態となる。また、斯かる使用状態の支持体32を枠体3の外方に向けて押し込むと、再び図3に示す格納状態となる。尚、切り込み線33は、その長さ方向の全長に亘って切れ目が連続しているものであるが、このような切り込み線に代えて、ミシン目状に形成された複数の切れ目からなる切り取り線としても良い。
枠体3は、該枠体3を構成する二組の対辺のうちの一組をそれらの長さ方向の中央部が該枠体の内方に向かうように折り曲げることにより、折り畳み可能に構成されている。第1実施形態においては、図2及び図3に示すように、相対向する一組の短辺31,31それぞれの長さ方向の中央部に、該長さ方向と直交する幅方向に延びる直線状の谷折り線35が形成されており、一組の短辺31,31それぞれを、その谷折り線35にて谷折りすることにより、図4に示すように枠体3を折り畳むことができる。また、図4に示す折り畳み状態の枠体3において、一組の短辺31,31それぞれの谷折り線35部分を枠体3の外方に押し込むと、再び図3に示す展開状態となる。
枠体3の形成材料としては、適度な強度を有し、且つ前述した支持体32(突出部32a,32b)の突出又は格納操作、及び枠体3を構成する辺の折り畳み操作が可能なものが好ましく用いられ、例えば、ボール紙、段ボール等の板紙;合成樹脂製等の薄板;プラスチックダンボールシート等を用いることができる。特に、プラスチックダンボールシートは、構造体としての強度を保ちながら枠体を軽量化することが容易であるため、本発明で好ましく用いられる。枠体3は、必ずしも耐水性を有している必要は無く、従って、その形成材料は耐水性を有していなくても良い。
枠体3の大きさは特に制限されず、トイレ1Aを使用するペットのサイズに合わせて設計可能である。枠体3は、例えば長辺30が200〜800mm、短辺31が100〜500mm、高さ(辺30,31の幅方向の長さ)が10〜200mmである。枠体の高さに関しては、その全体を、ペットが跨いで中に入ることができる高さとする他、例えば、図12及び図13に示す枠体37のように、枠体の長辺30又は短辺31を高さ方向に一部切り欠く等して、枠体の一部に、ペットが進入し易い高さ領域を設けることもできる。尚、ここに示した枠体3の各部の寸法は、内寸法(枠体3の内側の寸法)である。
第1実施形態のペット用トイレ1Aを使用するには、先ず、図4に示す折り畳み状態の枠体3を、手で広げるなどして図3に示す展開状態とし、次いで、展開状態の枠体3における格納状態の4個の支持体32を、それぞれ、枠体3の内方に向けて押し込んで突出させることにより、図2に示す使用状態とする。そして、図2に示すように、使用状態の4個の支持体32上に底板22を載置し、更に底板22上に、防水性袋4内に収納された吸収体21及び簀の子20を該防水性袋4ごと載置し、底板22上に載置された防水性袋4における枠体3からはみ出た部分(延出部40)を、枠体3の外周面3A側に折り返して、図1に示すペット用トイレ1Aを完成させる。
ペットは、簀の子20上にて排泄動作を行う。ペットが排泄した尿等の排泄物は、液透過性の簀の子20を透過し、吸収体21に吸収保持される。第1実施形態のペット用トイレ1Aは、猫、犬、ウサギ、ハムスター等の小動物のトイレとして使用でき、特に、犬用のトイレとして好適である。
第1実施形態のペット用トイレ1Aによれば、使用時には、ペットの排泄物を吸収保持する吸収体21が、枠体3の内周面3Bに突設された支持体32によって下方から支持されて、トイレ1Aの設置面(床面等)に接触しないようになされているため、該設置面に排泄物の臭いが付き難い。また、トイレ1Aは、その設置面の状態に左右され難いため、第1実施形態のように平面性を保つことができる底板22を配することによって、偏りなく排泄物を吸収することができ、更に、使用時の形態のままトイレ1Aを移動する場合、枠体3を両手で持ち上げても排泄物を衛生的に保持しながら移動することができる。また、不使用時には、枠体3の内周面3Bから突出した状態の支持体32を該内周面3Bと略面一状に配して格納状態とし且つ枠体3を折り畳むことにより、トイレ1Aをコンパクト化できるため、携帯性に優れる。
図5には、第1実施形態のペット用トイレ1Aにおいて、前述した簀の子20に代えて、簀の子20Aを採用した例が示されている。簀の子20Aは、その下面20bに複数の凸部23を有しており、該複数の凸部23において吸収体21と接触している。複数の凸部23は下面20bの略全域に均一に配されており、各凸部23の高さは同じである。凸部23の配置は、特に制限されないが、例えば、簀の子20が前述したように枠体並びに第1リブ及び第2リブを含んで構成されている場合、該第1リブと該第2リブとの交点に凸部23を形成することができる。このように、吸収体21との対向面である下面20bに凹凸を有する簀の子20Aを採用することにより、吸収体21が物理的に保護されることに加えて、ペットの足が直接触れる簀の子20Aの上面20aが凸部23の存在によって吸収体21から離間するため、吸収体21が排泄物を吸収保持して湿潤状態となっている場合に、ペットの足がその湿潤状態の吸収体21に触れて濡れることが効果的に防止され、トイレ1Aをより衛生的に使用できるようになる。凸部23による斯かる作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、凸部23の高さは5〜50mmが好ましく、10〜20mmであることがより好ましい。
次に、本発明のペット用トイレの他の実施形態について説明する。後述する他の実施形態については、前述した第1実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
図6には、本発明のペット用トイレの第2実施形態が示されている。第2実施形態のペット用トイレ1Bにおいては、図6に示すように、簀の子20の上面20aに、適量の排泄物処理材5が積載されて排泄物処理層が形成されており、排泄物処理材5は、上端が開口部として開口した有底筒状の液透過性袋6内に収納されている。液透過性袋6は、その底部側が枠体3内に収納され、上端部側が、枠体3の上端30Aから外方に延出し、その延出部60が枠体3の外周面3A側に折り返されている。液透過性袋6の延出部60は、図6に示すように、防水性袋4の延出部40に重ね合わされている。液透過性袋6の底部は、前記排泄物処理層と簀の子20とに挟まれている。
排泄物処理材5としては、当該技術分野において猫砂やトイレ砂等として用いられている粒状の排泄物処理材を特に制限無く用いることができる。排泄物処理材5は、好ましくは、植物由来の素材の粉砕物、合成樹脂、粘土鉱物等の成分の1種以上を含んで構成され、成形された成形物が挙げられる。排泄物処理材5の形状は、例えば、円筒形状、球状、立方体、直方体等とすることができる。
液透過性袋6としては、例えば、防水性袋4の如き、通液性を有さないシートで形成された袋に、排泄物処理材5よりも小さい開孔径を有する透液孔を多数形成したものを用いることができる。液透過性袋6は、少なくともその底部(前記排泄物処理層の下部と接触する部分)が液透過性を有していれば良く、従って、透液孔は、少なくとも液透過性袋6の底部に形成されていれば良いが、液透過性袋6の全域に形成されていても良い。
第2実施形態のペット用トイレ1Bにおいて、ペットは、前記排泄物処理層上にて排泄動作を行う。ペット用トイレ1Bは、猫のような、排泄後に排泄物処理材を足でかき混ぜる習性がある小動物のトイレとして好適である。第2実施形態によっても第1実施形態と同様の効果が奏される。特に、排泄物処理材5が液透過性袋6内に収納されていることにより、排泄物処理材5の廃棄時には、排泄物処理材5に直接手を触れることなく、液透過性袋6の延出部60を把持して該液透過性袋6ごと廃棄すれば良く、廃棄処理を衛生的に行える。
第2実施形態のペット用トイレ1Bにおいては、図7に示すように、底板22を使用せず、足場構成部材2を簀の子20と吸収体21とから構成することもでき、その場合、ペット用トイレの一層のコンパクト化、軽量化が図られる。但し、底板22を使用しない場合、吸収体21としては、足場構成部材2(簀の子20)上にペットが載ったとき(トイレ使用時)の荷重に十分に耐え得る、比較的高強度のもの(例えば一定の厚みを有する板状の吸収体)を用いることが好ましく、厚みの薄いシート状の吸収体の使用は避けた方が望ましい。
図8には、本発明のペット用トイレの第3実施形態が示されている。第3実施形態のペット用トイレ1Cにおいては、排泄物処理材5(排泄物処理層)を、第2実施形態のように液透過性袋6内に収納する代わりに、処理材収納ケース内に収納する。即ち、ペット用トイレ1Cにおいては、図8に示すように、簀の子20の上面20aに、適量の排泄物処理材5が積載されて排泄物処理層が形成されており、排泄物処理材5は、簀の子20と共に、吸収体21上に載置された処理材収納ケース内に収納されている。
処理材収納ケースは、枠体3内に収納可能な大きさを有し且つ簀の子20を囲繞する平面視して四角形形状の小枠体7からなる。小枠体7は、枠体3よりも大きさが小さい点以外は枠体3と同様に構成されており、折り畳み可能である。枠体3と小枠体7とは、平面視形状が互いに相似の関係にあり、小枠体7は、枠体3に対する相似比が1未満である。
更に説明すると、小枠体7(処理材収納ケース)は、図8及び図9に示すように、相対向する一組の長辺70,70と相対向する一組の短辺71,71とから構成され、中央部が上下方向に貫通した平面視して四角形形状の開口を有し、該開口がこれら四辺70,71によって囲まれた筒状を有している。これら四辺70,71は、それぞれ、鉛直方向(図8の上下方向)に平行であり、これら四辺70,71によって囲まれた前記開口の径は、小枠体7の上端7aから下端7bに向かって一定である。小枠体7の外周面7Aは、四辺70,71それぞれの外面から形成され、小枠体7の内周面7Bは、四辺70,71それぞれの内面から形成されている。
小枠体7(処理材収納ケース)は、その内周面7Bから該小枠体7の内方に突出する支持体72を備えており、足場構成部材2の1つである簀の子20は、図8に示すように、該支持体72によって下方から支持されている。第3実施形態においては、枠体3と同様に、支持体72は、小枠体7内の四隅の下端部に設けられており、これら4個の支持体72それぞれと簀の子20とが接触している。これら4個の支持体72は、それぞれ、長辺70の内面から小枠体7の内方に向けて突出し且つ該長辺70の内面と略垂直な矩形形状の突出部72aと、短辺71の内面から小枠体7の内方に向けて突出し且つ該短辺71の内面と略垂直な矩形形状の突出部72bとからなり、両突出部72a,72bがそれらの突出方向の先端部で互いに連接されて構成されている。
支持体72は、小枠体7(処理材収納ケース)を構成する辺70,71の一部からなり、不使用時には、図3に示す枠体3の支持体32と同様に、小枠体7の内周面7Bから突出することなく、内周面7Bと略面一状に配されて格納状態とされ、使用時には、図8及び図9に示すように、小枠体7の内方に突出させられて使用状態とされる。小枠体7の支持体72の具体的な構成は、枠体3の支持体32と同じである。
小枠体7(処理材収納ケース)は、該小枠体7を構成する二組の対辺のうちの一組をそれらの長さ方向の中央部が該枠体の内方に向かうように折り曲げることにより、折り畳み可能に構成されている。第3実施形態においては、図9に示すように、相対向する一組の短辺71,71それぞれの長さ方向の中央部に、該長さ方向と直交する幅方向に延びる直線状の谷折り線75が形成されており、一組の短辺71,71それぞれを、その谷折り線75にて谷折りすることにより、図4に示す枠体3と同様に、小枠体7を折り畳むことができ、また、斯かる折り畳み状態の小枠体7は、簡単に図9に示す展開状態に戻すことができる。
小枠体7(処理材収納ケース)の形成材料としては、基本的に、枠体3の形成材料と同様のものを用いることができるが、排泄物処理材5を収納するという機能を考慮すると、小枠体7は耐水性を有していることが好ましく、従って、その形成材料は耐水性を有していることが好ましい。耐水性を有し小枠体7の形成材料として好適なものの例示として、合成樹脂製等の薄板;プラスチックダンボールシート等が挙げられる。特に、プラスチックダンボールシートは、構造体としての強度を保ちながら小枠体を軽量化することが容易であるため、本発明で好ましく用いられる。
小枠体7(処理材収納ケース)の大きさは特に制限されず、トイレ1Cを使用するペットのサイズに合わせて設計可能である。小枠体7は、例えば長辺70が190〜798mm、短辺71が90〜498mm、高さ(辺70,71の幅方向の長さ)が10〜300mmである。小枠体の高さに関しては、その全体を、ペットが跨いで中に入ることができる高さとする他、例えば、図12及び図13に示す枠体37のように、小枠体の長辺70又は短辺71を高さ方向に一部切り欠く等して、小枠体の一部に、ペットが進入し易い高さ領域を設けることもできる。尚、ここに示した小枠体7の各部の寸法は、内寸法(小枠体7の内側の寸法)である。
第3実施形態のペット用トイレ1Cにおいて、ペットは、処理材収納ケース(小枠体7)内に入り、前記排泄物処理層上にて排泄動作を行う。ペット用トイレ1Cは、猫のような、排泄後に排泄物処理材を足でかき混ぜる習性がある小動物のトイレとして好適であり、第2実施形態と同様の効果を奏する。特に、排泄物処理材5が処理材収納ケース内に収納されていることにより、排泄物処理材5の交換あるいは廃棄時には、該処理材収納ケースを持ち上げさえすれば、排泄物処理材5に直接手を触れることなくこれを衛生的に交換あるいは廃棄でき、また、このとき同時に、枠体3内に収納されている吸収体21を交換あるいは廃棄することもできる。また、処理材収納ケースは、枠体3と同様に折り畳み可能であるため、トイレ1Cは、不使用時にはコンパクト化でき携帯性に優れる。
第3実施形態のペット用トイレ1Cにおいては、意匠性の向上の観点から、図10及び図11に示すように、枠体3と小枠体7(処理材収納ケース)とで外周面3A,7Aの色を異ならせることもできるし、外周面3A,7Aに模様を設けることもできる。また、同様の観点から、枠体3及び小枠体7の少なくとも一方は、それを構成する四辺のうちの少なくとも一辺に、該一辺を厚み方向に貫通する所定形状の打ち抜き部を有していても良い。
図10に示すペット用トイレ1Cにおいては、枠体3を構成する長辺30に、4個の長楕円形状の打ち抜き部36からなる図柄が4個形成されており、各打ち抜き部36を介して小枠体7の外周面7Aを視認可能になされている。このように、枠体3と該枠体3内に収納される小枠体7とで外周面3A,7Aの色を異ならせ、且つ枠体3に打ち抜き部36を形成することにより、ペット用トイレの意匠性を一層向上させることができる。打ち抜き部36の形状及び数は適宜設定可能であり、また、打ち抜き部36は、枠体3を構成する四辺30,31のうちの任意の辺に形成することができる。
図11に示すペット用トイレ1Cにおいては、枠体3を構成する長辺30に、4個の長楕円形状の打ち抜き部36からなる図柄が4個形成されており、各打ち抜き部36を介して小枠体7の外周面7Aを視認可能になされていると共に、小枠体7を構成する長辺70にも、4個の長楕円形状の打ち抜き部76からなる図柄が3個形成されており、意匠性が高められている。打ち抜き部76の形状及び数は適宜設定可能であり、また、打ち抜き部76は、小枠体7を構成する四辺70,71の任意の辺に形成することができる。
また、図11に示すペット用トイレ1Cにおいては、小枠体7を構成する一組の長辺70,70は、それぞれ、その長さ方向と直交する幅方向(図11の上下方向)の長さが一定でなく、長さ方向の一端と他端とで長さが異なっており、そのため、小枠体7の上端7aを形成する、長辺70の上端70aは、図11に示す如きトイレ1Cの側面視において傾斜している。結果として、小枠体7を構成する一組の短辺71,71は、図示していないが、一方が他方に比して幅広になっており、トイレ1Cの一側面(例えば前面)とその反対側の他側面(後面)とで、小枠体7の高さが異なっている。斯かる構成により、例えば、猫が排泄後に小枠体7内の排泄物処理材を足でかき混ぜるなどした場合に、排泄物処理材が外部に飛び散ることが効果的に防止される。尚、図11では長辺70、70の上端が傾斜していたが、これに代えて短辺71,71の上端が傾斜する形態であっても良い。また、斯かる上端の傾斜の形状としては、図11の直線状に代えて、波形状や流線形状等とすることもできる。
図12及び図13には、本発明のペット用トイレにおける枠体の一例としての枠体37が示されている。枠体37においては、図12に示すように、相対向する一組の支持体32,32間に架け渡された枠体補強部材8が配されている。枠体37内には、矩形形状の枠体補強部材8が対角線状に2個配されており、これら2個の枠体補強部材8,8は、同一形状・同寸法であり、枠体37の中央で交差している。枠体補強部材8は、使用時において、図示しない足場構成部材の下方に配される。
2個の枠体補強部材8,8は、それぞれ、不使用時には、図13に示すように、枠体37を構成する長辺30と一体化されて格納状態とされ、使用時には、図12に示すように、長辺30から切り離されて、相対向する一組の支持体32,32それぞれに連結される。更に説明すると、未使用の枠体37において、該枠体37を構成する一組の長辺30,30それぞれには、枠体37の上端3aを形成する、長辺30の上端30aの近傍に、ミシン目状に形成された複数の切れ目からなる切り取り線82が形成されており、この切り取り線82に包囲された部分が、格納状態の枠体補強部材8となっている。枠体補強部材8は、格納状態において、その長さ方向の両端部に、該枠体補強部材8を支持体32に嵌合する際に使用される矩形形状の切り欠き部80を有し、且つ該長さ方向の中央部に、該枠体補強部材8を他の枠体補強部材8に嵌合する際に使用される矩形形状の切り欠き部81を有している。
そして、図13に示す格納状態の枠体補強部材8を把持して引っ張ると、該枠体補強部材8は切り取り線82に沿って長辺30から切り離され、こうして切り離された2個の枠体補強部材8,8の一方を、枠体37の上部開口(上端3a)側から該枠体37内に挿入し、その両端部の切り欠き部80,80を対角線状に配置された2個の支持体32,32に嵌合することにより、該一方の枠体補強部材8を枠体両支持体32,32に連結し、更に、他方の枠体補強部材8を、その中央部の切り欠き部81を該一方の枠体補強部材8の中央部の切り欠き部81に嵌合し且つその両端部の切り欠き部80,80を他の2個の支持体32,32に嵌合することにより、該一方の枠体補強部材8及び該他の2個の支持体32,32に連結すると、図12に示す状態となる。こうして互いに連結された4個の支持体32と2個の枠体補強部材8,8とは、それらの上端(足場構成部材が載置される部分)及び下端(ペット用トイレの設置面と接触する部分)がそれぞれ面一になっている。枠体37の使用時には、一組の長辺30,30それぞれは、その上端部の一部(枠体補強部材8が存していた部分)が欠けた状態となっている。
このような構成の枠体37によれば、枠体補強用の材料を特に追加することなく、簡単に枠体を補強することが可能となり、ペット用トイレの軽量化を図りつつ、枠体の強度を高め、使用時に四角形形状を維持することが可能となる。
図14には、本発明のペット用トイレにおける枠体の他の一例としての枠体38が示されている。枠体38は、該枠体38内の四隅の下端部に設けられた4個の支持体32に加えて、更に、枠体38を構成する一組の長辺30,30それぞれの長さ方向の中央部の下端部に設けられた2個の支持体32Aを有している。各支持体32Aは、長辺30の内面から枠体3の内方に向けて突出する2個の矩形形状の突出部32c,32cからなり、平面視して略三角形形状をしている。
前述した枠体3においては、各支持体を構成する複数の突出部は、常時、それらの突出方向の先端部で互いに連結されていて一体不可分であったが、図14に示す枠体38においては、各支持体を構成する複数の突出部は、不使用時には、それぞれ独立していて連結しておらず、使用時に、各突出部に設けられた切り欠き部どうしを嵌合させることによって連結される。図15には、支持体32A(突出部32c)の不使用時及び使用時の状態が示されている。図15aは、図14(c)の楕円で囲んだ部分の支持体不使用時(突出部どうしの連結前)の状態を示したものである。
支持体32Aは、枠体38を構成する長辺30の一部からなり、不使用時には、図15(a)に示すように、枠体38の内周面3Bから突出することなく、内周面3Bと略面一状に配されて格納状態とされ、使用時には、図14(a)に示すように、枠体38の内方に突出させられて使用状態とされる。更に説明すると、枠体38を構成する一組の長辺30,30それぞれには、図15(a)に示すように、枠体38の下端3bを形成する、長辺30の下端30bの近傍に、略L字状の切り込み線33Aが2箇所に亘って形成されており、各切り込み線33Aよりも下端30b側に位置する部分が、枠体38の内方に回動可能な突出部32cとなっている。各突出部32cは、格納状態において、その長さ方向の一端部(枠体38の内方に突出させたときの突出方向の先端部近傍)に、該突出部32cを他の突出部32cに嵌合する際に使用される切り欠き部39を有している。
そして、図15(a)に示す格納状態の突出部32c,32cを枠体38の内方に向けて押し込むと、押し込まれた突出部32cは、切り込み線33Aの長さ方向の、長辺30の中央寄りの端部と該端部の下方に位置する長辺30の下端30bとを結ぶ、1本の直線状の折曲線34Aを起点として、枠体38の内方に突出し、こうして突出させられた2個の突出部32c,32cどうしを、図15(b)に示すように、それらの切り欠き部39にて互いに連結すると、図14(a)に示すように、使用状態の支持体32Aが得られる。また、使用状態の支持体32Aにおいて、2個の突出部32c,32cどうしの切り欠き部39での連結を解除すると、再び図15(a)に示す格納状態となる。尚、切り込み線33Aは、その長さ方向の全長に亘って切れ目が連続しているものであるが、このような切り込み線に代えて、ミシン目状に形成された複数の切れ目からなる切り取り線としても良い。枠体38における他の4個の支持体32も、支持体32Aと同様に構成されている。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記実施形態では、各支持体は2個以上の突出部から構成されていたが、図16に示すように、1個の突出部のみから構成されていても良い。図16に示す例では、枠体を構成する長辺30の下端30bの近傍に切り込み線又は切り取り線(図示せず)を該下端30bに沿って形成するなどして、該切り込み線又は該切り取り線よりも下端30b側に位置する部分を、該枠体の内方に回動可能な突出部32dとし、使用時にこの突出部32dを枠体内方に押し込む(折り曲げる)だけで、支持体が形成されるように構成されている。
また、枠体あるいは小枠体(処理材収納ケース)を構成する辺の一部からなる支持体に関し、例えば、図14に示す枠体38の支持体32Aにおいては、図15(a)に示すように、該支持体32Aの輪郭を形成する略L字状の切り込み線33Aの角部、及び該切り込み線33Aと折曲線34Aとの角部は、それぞれ、略直角となっていたが、図17に示すように、丸みを帯びた角部とすることもできる。このように、支持体の輪郭を形成する切り込み線(切り取り線)の、枠体の下端(支持体が存する辺の下端)側とは反対側に位置する角部を、丸みを帯びた角部とすることにより、トイレの外観から受ける印象が優しい感じのものとなり、意匠性が向上する。このような、支持体の輪郭を形成する切り込み線(切り取り線)の角部の丸みは、枠体38のみならず前述した枠体3にも適用でき、その場合、切り込み線33と2本の折曲線34,34それぞれとの角部(図3参照)を、丸みを帯びた角部とすることができる。
また、前記実施形態では、吸収体21及び底板22は何れも1枚の板状又はシート状の部材であったが、それぞれ、複数枚の板状又はシート状の部材を枠体内に並べて配置しても良い。また、支持体の数及び配置箇所は、前記実施形態に制限されず適宜設定可能である。更に、排泄物上に砂等をかけて隠す習性のない動物(例えば犬など)が用いる場合には、排泄物処理材5が不要となる他、簀の子20もトイレから省略することができる。この場合には、足場構成部材2としては、底板22と吸収体21のみ、又は、十分剛性の高い吸収体21のみ、とすることができる。前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用でき、各実施形態のそれぞれ異なる部分を、適宜変更しあるいは組み合わせた形態とすることができる。
1A,1B,1C ペット用トイレ
2 足場構成部材
20,20A 簀の子
21 吸収体
22 底板
23 凸部
3,37,38 枠体
30,70 長辺
31,71 短辺
32,32A,72 支持体
32a,32b,32c,32d,72a,72b 突出部
33,33A 切り込み線
34,34A 折曲線
35,75 谷折り線
36,76 打ち抜き部
39,80,81 切り欠き部
4 防水性袋
40 防水性袋の延出部
5 排泄物処理材
6 液透過性袋
60 液透過性袋の延出部
7 小枠体(処理材収納ケース)
8 枠体補強部材
82 切り取り線

Claims (10)

  1. 排泄動作を行うペットの足場を構成する足場構成部材と、該足場構成部材を囲繞する平面視して四角形形状の枠体とを備えたペット用トイレであって、
    前記枠体は、該枠体を構成する二組の対辺のうちの一組をそれらの長さ方向の中央部が該枠体の内方に向かうように折り曲げることにより、折り畳み可能に構成されており、
    前記足場構成部材は、前記枠体の内周面から該枠体の内方に突出する支持体によって下方から支持されており、
    前記支持体は、前記枠体を構成する辺の一部からなり、不使用時には該枠体の内周面から突出することなく、該内周面と略面一状に配されて格納状態とされ、使用時には該枠体の内方に突出させられて使用状態とされるペット用トイレ。
  2. 前記足場構成部材の下方に、相対向する一組の前記支持体間に架け渡された枠体補強部材が配されており、
    前記枠体補強部材は、不使用時には前記枠体を構成する辺と一体化されて格納状態とされ、使用時には該辺から切り離されて、相対向する一組の前記支持体それぞれに連結される請求項1記載のペット用トイレ。
  3. 前記足場構成部材は、ペットの排泄液を透過可能な簀の子と、該簀の子の下方に配された液保持性の吸収体とを含んで構成されている請求項1又は2記載のペット用トイレ。
  4. 前記簀の子は、その下面に複数の凸部を有しており、該凸部において前記吸収体と接触している請求項3記載のペット用トイレ。
  5. 前記足場構成部材は、更に、前記吸収体の下方に配された底板を含んで構成されている請求項3又は4記載のペット用トイレ。
  6. 前記簀の子及び前記吸収体は、上端が開口部として開口した有底筒状の防水性袋内に収納されており、該防水性袋は、その底部側が前記枠体内に収納され、上端部側が、該枠体の上端から外方に延出し、その延出部が該枠体の外周面側に折り返されている請求項3〜5の何れか一項に記載のペット用トイレ。
  7. 前記簀の子の上面に、排泄物処理材が積載されて排泄物処理層が形成されており、該排泄物処理層は、上端が開口部として開口した有底筒状の液透過性袋内に収納されており、該液透過性袋は、その底部側が前記枠体内に収納され、上端部側が、該枠体の上端から外方に延出し、その延出部が該枠体の外周面側に折り返されている請求項3〜6の何れか一項に記載のペット用トイレ。
  8. 前記簀の子の上面に、排泄物処理材が積載されて排泄物処理層が形成されており、該排泄物処理材は、該簀の子と共に、前記吸収体上に載置された処理材収納ケース内に収納されており、該処理材収納ケースは、前記枠体内に収納可能な大きさを有し且つ前記簀の子を囲繞する平面視して四角形形状の小枠体からなり、
    前記小枠体は、該小枠体を構成する二組の対辺のうちの一組をそれらの長さ方向の中央部が該小枠体の内方に向かうように折り曲げることにより、折り畳み可能に構成されており、
    前記簀の子は、前記小枠体の内周面から該小枠体の内方に突出する簀の子支持体によって下方から支持されており、
    前記簀の子支持体は、前記小枠体を構成する辺の一部からなり、不使用時には該小枠体の内周面から突出することなく、該内周面と略面一状に配されて格納状態とされ、使用時には該小枠体の内方に突出させられて使用状態とされる請求項3〜6の何れか一項に記載のペット用トイレ。
  9. 前記枠体と前記小枠体とで外周面の色が異なる請求項8記載のペット用トイレ。
  10. 前記枠体及び前記小枠体の少なくとも一方は、それを構成する四辺のうちの少なくとも一辺に、該一辺を厚み方向に貫通する所定形状の打ち抜き部を有している請求項8又は9記載のペット用トイレ。
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