JP5656030B2 - 駆動装置及びその製造方法 - Google Patents

駆動装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5656030B2
JP5656030B2 JP2012180753A JP2012180753A JP5656030B2 JP 5656030 B2 JP5656030 B2 JP 5656030B2 JP 2012180753 A JP2012180753 A JP 2012180753A JP 2012180753 A JP2012180753 A JP 2012180753A JP 5656030 B2 JP5656030 B2 JP 5656030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape memory
memory alloy
movable member
drive device
base member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012180753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014037806A (ja
Inventor
松田 健
健 松田
小室 雅司
雅司 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMK Corp filed Critical SMK Corp
Priority to JP2012180753A priority Critical patent/JP5656030B2/ja
Priority to CN201310355198.0A priority patent/CN103590989B/zh
Publication of JP2014037806A publication Critical patent/JP2014037806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5656030B2 publication Critical patent/JP5656030B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、形状記憶合金を利用した駆動装置及びその製造方法に関する。
従来、形状記憶合金の特性、即ち、力を加えて変形しても通電により一定の温度(動作温度)以上に加熱すると収縮する特性を利用して駆動する駆動装置がカメラのレンズ駆動アクチュエータ等に広く用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
この駆動装置は、絶縁性のベース部材と、そのベース部材と互いに対向する可動部材とを備えるとともに、その対向面部間に通電した際の発熱により収縮する複数の形状記憶合金線が平行に配置され、非通電時には、付勢手段によりベース部材側に付勢された可動部材に押圧されて形状記憶合金線が湾曲した状態にあり、通電時には、可動部材が形状記憶合金線の収縮に連動してベース部材に対し離反する方向に相対移動するようになっている。
各形状記憶合金線は、その両端がベース部材の端部固定部にねじ又はリベット等の固定具により取り付けられるとともに、プリント配線基板に半田付けされる端子に接続されるようになっている。
特開2005−226456号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、非常に細い形状記憶合金線を一本毎にねじ止め等によりベース部材に固定する作業はとても煩雑であり、作業効率が悪いという問題があった。
また、形状記憶合金線が繰り返し変形することにより、その変形時の応力がネジ等で固定した部分に集中し易く、その為断線する虞があった。
そこで本発明は、このような従来の問題に鑑み、形状記憶合金部材の取付けが容易で製造作業効率の優れた駆動装置及びその製造方法の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、通電した際の発熱により収縮する線状又は帯状の形状記憶合金部材と、該形状記憶合金部材の端部が固定される固定部を有する絶縁性のベース部材と、前記形状記憶合金部材の通電による収縮に連動して前記ベース部材に対し相対移動する可動部材と、該可動部材を前記形状記憶合金部材が非通電時形状を成す方向に付勢する付勢手段とを備えてなる駆動装置であって、前記固定部の表裏各面に被せられる一対の押さえ板部を有し、前記固定部と互いに嵌合する導電性金属材製の端子金具を備え、前記形状記憶合金部材は、端部基端側が前記固定部の表面に沿って配置されるとともに、端部先端側が前記固定部の端面部を介して裏面側に折り返されて該裏面に沿って配置され、前記端部基端側及び端部先端側がそれぞれ前記固定部と押さえ板部との間に挟持されたことにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記裏面側押さえ板部を加締めて係止突部を形成してなることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記端子金具は、前記両押さえ板部を対向配置に備えた筒状又はキャップ状に形成されてなることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1、2又は3の構成に加え、前記固定部の端面部には、前記形状記憶合金部材が掛け回される断面円弧状の折り返しガイド部が形成されてなることにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜3又は4の構成に加え、前記付勢手段は、前記端子金具を磁性体により構成するとともに、前記可動部材に磁石を備え、前記磁石と前記端子金具との吸着力により前記可動部材が前記ベース部材側に付勢されるようにしてなることにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項1〜4又は5の構成に加え、前記ベース部材と前記可動部材とが互いに対向するように配置され、前記形状記憶合金部材の収縮に連動して前記可動部材が前記ベース部材に対し前記対向する方向に相対移動するようにしてなることにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項6の構成に加え、前記ベース部材は、対向面側に一又は複数の動作凹部からなる変形許容部を備え、前記可動部材は、対向面側に前記動作凹部内に挿入される動作凸部を備え、前記形状記憶合金部材を前記ベース部材と可動部材との間に前記変形許容部上を横切るように配置し、前記動作凸部に押圧されて前記動作凹部内で撓んだ状態にある前記形状記憶合金部材が通電時の発熱により収縮することにより、前記動作凸部が押圧されて前記可動部材が前記ベース部材より離反する方向に相対移動するようにしたことにある。
請求項8に記載の発明の特徴は、 通電した際の発熱により収縮する線状又は帯状の形状記憶合金部材と、該形状記憶合金部材の端部が固定される固定部を有する絶縁性のベース部材と、前記形状記憶合金部材の通電による収縮に連動して前記ベース部材に対し相対移動する可動部材と、該可動部材を前記形状記憶合金部材が非通電時形状を成す方向に付勢する付勢手段とを備えてなる駆動装置の製造方法において、前記駆動装置は、前記固定部の表裏各面に被せられる一対の押さえ板部を有する導電性金属材製の端子金具を備え、前記形状記憶合金部材の先端側を前記固定部の端面部に掛け回すとともに緊張させ、その状態で前記可動部材を前記形状記憶合金部材が前記非通電時形状を成すように配置した後、前記端子金具を前記固定部に嵌合させ、前記形状記憶合金部材の端部基端側を前記固定部の表面に沿って配置させるとともに、端部先端側を前記固定部の裏面に沿って配置させ、且つ、前記端部基端側及び端部先端側をそれぞれ前記固定部と押さえ板部との間に挟持させることにある。
請求項9に記載の発明の特徴は、請求項8の構成に加え、前記端子金具を前記固定部に嵌合させた後、前記裏面側押さえ板部を加締めることにある。
請求項10に記載の発明の特徴は、請求項8又は9の構成に加え、前記ベース部材と前記可動部材とが互いに対向するとともに該対向面部間に前記形状記憶合金部材が配置され、該形状記憶合金部材が前記ベース部材と前記可動部材とが互いに重ね合わされた際に前記非通電時形状を成すようにしたことにある。
請求項11に記載の発明の特徴は、請求項10の構成に加え、前記付勢手段は、前記端子金具を磁性体により構成するとともに、前記可動部材に磁石を備え、前記磁石と前記端子金具との吸着力により前記可動部材を前記ベース部材に重ね合わせることにある。
本発明に係る駆動装置は、上述したように、通電した際の発熱により収縮する線状又は帯状の形状記憶合金部材と、該形状記憶合金部材の端部が固定される固定部を有する絶縁性のベース部材と、前記形状記憶合金部材の通電による収縮に連動して前記ベース部材に対し相対移動する可動部材と、該可動部材を前記形状記憶合金部材が非通電時形状を成す方向に付勢する付勢手段とを備えてなる駆動装置であって、前記固定部の表裏各面に被せられる一対の押さえ板部を有し、前記固定部と互いに嵌合する導電性金属材製の端子金具を備え、前記形状記憶合金部材は、端部基端側が前記固定部の表面に沿って配置されるとともに、端部先端側が前記固定部の端面部を介して裏面側に折り返されて該裏面に沿って配置され、前記端部基端側及び端部先端側がそれぞれ前記固定部と押さえ板部との間に挟持されたことにより、細い形状記憶合金部材の端部を容易にベース部材に固定することができるとともに、端子に確実に接続させることができる。
また、本発明において、前記裏面側押さえ板部を加締めてなることにより、端子金具と形状記憶合金部材とを確実に接続させることができる。
更に本発明において、前記端子金具は、前記両押さえ板部を対向配置に備えた筒状又はキャップ状に形成されてなることにより、固定部に端子金具を容易且つ安定した状態で嵌合させることができる。
更にまた、本発明において、前記固定部の端面部には、前記形状記憶合金部材が掛け回される断面円弧状の折り返しガイド部が形成されてなることにより、形状記憶部材の端部先端側が応力集中を防止された状態で固定部の裏面側に折り返すことができる。
また、本発明において、前記付勢手段は、前記端子金具を磁性体により構成するとともに、前記可動部材に磁石を備え、前記磁石と前記端子金具との吸着力により前記可動部材が前記ベース部材と重なり合う側に付勢されるようにしてなることにより、可動部材が磁力により端子金具に引きつけられた状態にあるので、形状記憶合金部材の通電発熱による可動部材の変位が機械構造上阻害されずに最大限に得られ、その一方で、相対移動軌道から逸脱しないようになっている。
更に、本発明において、前記ベース部材と前記可動部材とが互いに対向するように配置され、前記形状記憶合金部材の収縮に連動して前記可動部材が前記ベース部材に対し前記対向する方向に相対移動するようにしたことにより、安定して動作することができる。
また、本発明において、前記ベース部材は、対向面側に一又は複数の動作凹部からなる変形許容部を備え、前記可動部材は、対向面側に前記動作凹部内に挿入される動作凸部を備え、前記形状記憶合金部材を前記ベース部材と可動部材との間に前記変形許容部上を横切るように配置し、前記動作凸部に押圧されて前記非通電時形状を成す前記形状記憶合金部材が通電発熱により収縮することにより、前記動作凸部が押圧されて前記可動部材が前記ベース部材より離反する方向に相対移動するようにしたことにより、形状記憶合金部材の形状記憶効果を利用して好適に可動部材を移動させることができる。
また、本発明に係る駆動装置の製造方法は、上述したように、通電した際の発熱により収縮する線状又は帯状の形状記憶合金部材と、該形状記憶合金部材の端部が固定される固定部を有する絶縁性のベース部材と、前記形状記憶合金部材の通電による収縮に連動して前記ベース部材に対し相対移動する可動部材と、該可動部材を前記形状記憶合金部材が非通電時形状を成す方向に付勢する付勢手段とを備えてなる駆動装置の製造方法において、前記駆動装置は、前記固定部の表裏各面に被せられる一対の押さえ板部を有する導電性金属材製の端子金具を備え、前記形状記憶合金部材の先端側を前記固定部の端面部に掛け回すとともに緊張させ、その状態で前記可動部材を前記形状記憶合金部材が前記非通電時形状を成すように配置した後、前記端子金具を前記固定部に嵌合させ、前記形状記憶合金部材の端部基端側を前記固定部の表面に沿って配置させるとともに、端部先端側を前記固定部の裏面に沿って配置させ、且つ、前記端部基端側及び端部先端側をそれぞれ前記固定部と押さえ板部との間に挟持させることにより、非常に細い形状記憶合金部材を好適に非通電時形状に形成することができるとともに、その端部をベース部材に容易に固定することができる。
本発明において、前記端子金具を前記固定部に嵌合させた後、前記裏面側押さえ板部を加締めることにより、形状記憶合金部材の端部を確実に端子金具に接続させることができる。
更に、本発明において、前記ベース部材と前記可動部材とが互いに対向するとともに該対向面部間に前記形状記憶合金部材が配置され、該形状記憶合金部材が前記ベース部材と前記可動部材とが互いに重ね合わされた際に前記非通電時形状を成すようにしてなることにより、形状記憶合金部材の緊張させた状態を維持しつつ非通電時形状に変形させることができる。
更にまた、本発明において、前記付勢手段は、前記端子金具を磁性体により構成するとともに、前記可動部材に磁石を備え、前記磁石と前記端子金具との吸着力により前記可動部材を前記ベース部材に重ね合わせることにより、可動部材をベース部材に一体化させることができ、運搬や電子機器への装着作業を容易に行うことができる。
本発明に係る駆動装置の一例を示す斜視図である。 同上の下側から見た斜視図である。 同上の分解斜視図である。 同上の駆動装置の縦断面図である。 図1中のベース部材を示す斜視図である。 図4中の固定部部分を示す部分拡大断面図である。 図1中の端子金具を示す斜視図である。 図1中の可動部材を示す斜視図である。 同上の可動部材の他の一例を示す縦断面図である。 (a)は本発明に係る駆動装置の非通電時の状態を示す側面図、(b)は同通電時の状態を示す側面図である。 (a)〜(d)は本発明に係る駆動装置の製造方法における各工程の状態を示す側面図である。
次に、本発明に係る駆動装置の実施の態様を図1〜図10に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は駆動装置、符号Aは駆動装置1が装着されるプリント配線基板である。
駆動装置1は、線状の形状記憶合金部材2,2...と、形状記憶合金部材2,2...の端部が固定される固定部3を有する絶縁性のベース部材4と、形状記憶合金部材2,2...の通電発熱による収縮に連動してベース部材4に対し相対移動する可動部材5と、可動部材5を形状記憶合金部材2,2...が非通電時形状を成す方向に付勢する付勢手段とを備えている。
また、この駆動装置1は、固定部3と互いに嵌合する端子金具6,6を備え、この端子金具6の底面をプリント配線基板Aの接続パターンAaに半田付け等により接続することにより、プリント配線基板A上に固着されるとともに電気的に接続され、可動部材5のベース部材4に対する相対移動により可動部材5と一体又は一体化された被駆動体を駆動させるようになっている。
形状記憶合金部材2,2...は、ニッケル−チタン合金等の形状記憶効果を示す合金、即ち形状記憶合金により線状に形成され、常温で変形させても通電させた際の発熱により収縮して元の形状に復元するようになっている。
ベース部材4は、図5に示すように、絶縁性材料又は絶縁被膜を施した材料により細長板状に成形され、長手方向両端に本体部端面より長手方向外側に突出した平板状の固定部3,3が備えられている。
また、このベース部材4の表面側には、一又は複数の動作凹部10,10...からなる動作許容部11を備え、複数の形状記憶合金部材2,2...がこの動作許容部11を横切るように両固定部3,3間方向に向けて配置され、その両端がそれぞれ端子金具6により固定部3に固定されている。
動作許容部11は、ベース部材4の片面側に突出した側面視山型状の複数の支持部12,12を備えて側面視波型状に形成され、当該波型状の谷間部が動作凹部10,10...を構成している。
尚、支持部12の頂部は、側面視円弧状に形成されるとともに各形状記憶合金部材2,2...の位置に合わせてベース部材長手方向に向けたガイド溝13,13...が互いに平行配置に形成されている。
固定部3は、平板状に形成され、図6に示すように、各形状記憶合金部材2,2...の端部基端側2aが固定部3の表面に沿って配置されるとともに、端部先端側2bが固定部3の端面部を介して裏面側に折り返されて裏面に沿って配置され、その外側に端子金具6を嵌め込むことにより各形状記憶合金部材2,2...の端部が固定されるようになっている。
また、この固定部3の端面部には、断面円弧状の複数の折り返しガイド部14、14...が櫛状を成すように形成され、この各折り返しガイド部14に形状記憶合金部材2,2...を掛け回すことにより、一点に応力を集中させずにその端部先端側が固定部3の裏面側に折り返されるようになっている。
各折り返しガイド部14は、図6に示すように、固定部3の端面部に表裏面間方向に向けた溝状に形成され、この溝底部が円弧状を成している。そして、この各折り返しガイド部14内に形状記憶合金部材2,2...を通すことにより応力集中を防止するとともに、各形状記憶合金部材2,2...の位置決め及びずれ防止がされるようになっている。
また、固定部3の裏面は、ベース部材4本体の底面と段差を成すように配置され、段差部15が形成されたことにより固定部3に嵌め込まれた端子金具6の底面、即ち基板接続面がベース部材4本体底面4aと同一平面状に配置されるようになっている。
端子金具6は、図7に示すように、互いに対向配置にあって且つ互いに導通された一対の押さえ板部20,21を有する形状に形成され、底面、即ち裏面側の押さえ板部21が半田付け等によりプリント配線基板Aの接続パターンAaに接続されるようになっている。
この端子金具6は、磁性体でもある導電性金属材を絞り加工することにより一体に形成され、互いに対向する一対の押さえ板部20,21と、両押さえ板部20,21の両側縁間を連結する配置の一対の側板部22,22とが角筒状を成し、その角筒状の一端が端板部23により閉鎖されて一端が開口したキャップ状に形成されている。
そして、この端子金具6を固定部3に嵌合させることにより、各押さえ板部20,21がそれぞれ固定部3の表裏各面に被せられ、押さえ板部20,21と固定部3との間に各形状記憶合金部材2,2...が挟持され、それにより形状記憶合金部材2,2...の端部が固定部3に固定されるとともに端子金具6に接続されるようになっている。
端子金具6の開口内縁部6aは、断面円弧状を成すように形成され、形状記憶合金部材2,2...の変形に際し、応力が集中するのを防止している。
また、固定部3の裏面には、ベース部材4の長手方向と交差する方向に向けた加締め用溝24が形成されており、図6に示すように、この加締め用溝24の位置に合わせて裏面側の押さえ板部21を加締めることにより係止突部25が形成され、形状記憶合金部材2,2...の端部を確実に固定部3に固定するとともに、端子金具6と形状記憶合金部材2,2...との安定した接続状態が確保されている。
尚、端板部23には、板厚方向に貫通した挿通孔26,26が形成され、この挿通孔26,26が端子金具6を固定部3に嵌め込む際の空気抜きの役割を担うようになっている。
一方、可動部材5は、ベース部材4と互いに対向するように配置され、形状記憶合金部材2,2...の通電発熱による収縮に連動してベース部材4に対し対向方向に相対移動するようなっている。
この可動部材5は、対向面側にベース部材4の各動作凹部10,10...内に挿入される側面視山形状の動作凸部30,30...を備え、付勢手段により付勢されて可動部材5がベース部材4に重ね合わされることにより、各動作凸部30,30...が動作凹部10,10...内に嵌め込まれ、可動部材5とベース部材4との対向面部間に配置された形状記憶合金部材2,2...を動作凸部30,30...の嵌合面形状に合わせて波型に変形させるようになっている。
また、可動部材5は、両端に少なくとも対向面側を平坦に形成した平坦部31,31が形成され、付勢手段により付勢されて可動部材5がベース部材4に重ね合わされた際に、平坦部31,31が端子金具6の表面、即ち、表面側押さえ板部20,21に重ね合わせ配置に当接するようになっている。
尚、付勢手段は、可動部材5に磁石部を備え、磁石部と磁性体である端子金具6との吸着力により可動部材5がベース部材4と重なり合う側に付勢されるようにしている。
可動部材5は、可動部材5全体をフェライト磁石等により構成することにより磁石部を備えるようにしてもよく、また、図9に示すように、可動部材5の各平坦部31,31に磁石32,32を埋め込むようしてもよい。
このように構成された駆動装置1では、図10(a)に示すように、非通電時においては、付勢手段即ち、可動部材5と端子金具6とが磁石の磁力mにより吸着されて可動部材5がベース部材4に重ね合わされ、それに伴い各動作凸部30,30...が動作凹部10,10...内に挿入されることにより、動作凸部30,30...の頂部が各形状記憶合金部材2,2...と当接し、各形状記憶合金部材2,2...が波型状(非通電時形状)に変形した状態にある。
この駆動装置1に通電、即ち、端子金具6,6間に電圧を生じさせ、各形状記憶合金部材2,2...に電流を流すと、形状記憶合金部材2,2...が形状記憶効果、即ち通電発熱によって収縮し、図10(b)に示すように、形状記憶合金部材2,2...の動作凸部30,30...頂部に接触した部分の対向面間方向位置が可動部材側に変位し、それに連動して動作凸部30,30...を介して各形状記憶合金部材2,2...に押し上げられ、付勢手段による付勢力、即ち磁石部と磁性体である端子金具6との磁力mに抗して可動部材5がベース部材4より離反する方向に相対移動する。
その際、可動部材5が磁力mにより端子金具6に引きつけられた状態にあるので、形状記憶合金部材2,2...の通電発熱による可動部材5の変位は、機械構造上では阻害されずに最大限に得られ、その一方で、相対移動軌道から逸脱しないようになっている。
そして、端子金具6間に負荷した電圧が除去されると、付勢手段の付勢力、即ち磁石2と端子金具6との吸着力mに付勢されて可動部材5が図10(a)に示す原位置、即ち、ベース部材4に可動部材5が重ね合わされる位置に復帰し、それに伴い各動作凸部30,30...が動作凹部10,10...内に挿入され、動作凸部30,30...に押圧されて各形状記憶合金部材2,2...が波型状(非通電時形状)に変形する。
次に、本発明に係る駆動装置の製造方法について図11に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
駆動装置1を製造するには、図11(a)に示すように、まず、ベース部材4を表側、即ち動作許容部11が形成された側を上にして設置し、そこに各形状記憶合金部材2,2...を各支持部12,12のガイド溝13に通して互いに平行に動作許容部11上を横切るように配置し、更に各形状記憶合金部材2,2...の両先端側2bを固定部3端面部に形成された断面円弧状の折り返しガイド部14に掛け回すとともに下向きにテンションtをかけて緊張させる。
その際、各形状記憶合金部材2,2...は、その一方又は両方の先端側に図示しないテンション装置を介在させる等して、製造に最適なテンションt、即ち、両固定部3,3間で緩むことなく緊張した状態にあって、且つ、引張方向に作用する一定の荷重を許容し、破断することのない程度の張力に調整されている。
次に、図11(b)に示すように、ベース部材4の片面側より可動部材5を近づけて重ね合わせ、可動部材5を各形状記憶合金部材2,2...が非通電時形状を成すように配置する。
即ち、可動部材5をベース部材4に重ね合わせて配置することにより、動作凸部30,30...が各形状記憶合金部材2,2...と接触して動作凹部10,10...内に向けて押圧する。
その際、各形状記憶合金部材2,2...は、緊張した状態にあるので、動作凸部30,30...に押圧されることにより、引張方向の荷重が作用し、波形に沿って伸長するように変形して非通電時形状が形成される。
そして、可動部材5をベース部材4に重ね合わせた状態を保持したまま、図11(c)に示すように、端子金具6,6をベース部材4の長手方向外側より近づけ、固定部3に嵌合させる。
この端子金具6を固定部3に嵌め込む際、形状記憶合金部材2,2...が端面部に掛け回され、且つ緊張した状態にあるので、端子金具6が嵌め込み方向に進むに連れて各押さえ板部20,21の開口内側縁7aにガイドされて端部基端側2aが固定部3表面に沿わされるとともに固定部3表面と押さえ板部20との間に挟まれ、同様に端部先端側2bが固定部3裏面に沿わされるとともに、固定部3裏面と押さえ板部21との間に挟まれる。
そして、端子金具6が固定部3に完全に嵌合されることにより、形状記憶合金部材2,2...の端部基端側2aを固定部3の表面に沿って配置させるとともに、端部先端側2bを固定部3の裏面に沿って配置させ、且つ、端部基端側2a及び端部先端側2bをそれぞれ固定部3と押さえ板部20,21との間に挟持させ、形状記憶合金部材2,2...の端部が固定部3に固定されるとともに端子金具6に接続される。
また、端子金具6と可動部材5が磁力mにより吸着され、可動部材5がベース部材4に重ね合わされた状態、即ち各形状記憶合金部材2,2...が非通電時形状を成す位置で保持される。
次に、図11(d)に示すように、段差部15を利用して固定部3の裏面に露出した各形状記憶合金部材2,2...の先端部分2bを切断する。このとき、ベース部材4本体の底面と固定部3裏面との間に段差部15が形成されていることにより、形状記憶合金部材2,2...の切断部がベース部材4及び端子金具6の底面と干渉しないように切断できるようになっている。
最後に、加締め用溝24の位置に合わせて下面側より裏面側押さえ板部21を加締め、端子金具6を固定部3に固定するとともに、形状記憶合金部材2,2...の端部先端側と端子金具6とを確実に接続させ、組立てが完了する。
尚、上述の実施例では、ベース部材と可動部材とが互いに対向し、両対向面部間に形状記憶合金部材を配設し、形状記憶合金部材の通電発熱による収縮に連動して可動部材がベース部材より離反する方向に移動する構造としたものについて説明したが、本発明は、そのような構造に限定されず、ベース部材に固定部を備え、当該固定部に上述の如き端子金具を用いて形状記憶合金部材の端部を固定する構造であればよい。
例えば、ベース部材と可動部材とを互いに対向させ、形状記憶合金部材を可動部材の上面側に架け渡してその両端部をベース部材の固定部に端子金具を用いて固定するとともに、可動部材をベース部材から離反する方向に付勢する付勢手段を備え、形状記憶合金部材の通電発熱に伴う収縮により可動部材をベース部材側に移動させるようにした構造等であってもよい。
また、上述の実施例では、端子金具を一端が開口したキャップ状に形成した例について説明したが、側面視コ字状等の互いに対向する一対の押さえ板部を備えた他の形状であってもよい。
更に、上述の実施例では、複数の形状記憶合金部材を互いに平行配置に備えた例について説明したが、形状記憶合金部材は1本であってもよい。また、上述の実施例では形状記憶合金部材を線状としたものについて説明したが、帯状であってもよい。
m 磁力
t テンション(張力)
A プリント配線基板
1 駆動装置
2 形状記憶合金部材
3 固定部
4 ベース部材
5 可動部材
6 端子金具
10 動作凹部
11 動作許容部
12 支持部
13 ガイド溝
14 折り返しガイド部
15 段差部
20 押さえ板部
21 裏面側押さえ板部
22 側板部
23 端板部
24 加締め用溝
25 係止突部
26 挿通孔
30 動作凸部
31 平坦部
32 磁石

Claims (11)

  1. 通電した際の発熱により収縮する線状又は帯状の形状記憶合金部材と、該形状記憶合金部材の端部が固定される固定部を有する絶縁性のベース部材と、前記形状記憶合金部材の通電による収縮に連動して前記ベース部材に対し相対移動する可動部材と、該可動部材を前記形状記憶合金部材が非通電時形状を成す方向に付勢する付勢手段とを備えてなる駆動装置であって、
    前記固定部の表裏各面に被せられる一対の押さえ板部を有し、前記固定部と互いに嵌合する導電性金属材製の端子金具を備え、
    前記形状記憶合金部材は、端部基端側が前記固定部の表面に沿って配置されるとともに、端部先端側が前記固定部の端面部を介して裏面側に折り返されて該裏面に沿って配置され、前記端部基端側及び端部先端側がそれぞれ前記固定部と押さえ板部との間に挟持されたことを特徴としてなる駆動装置。
  2. 前記裏面側の押さえ板部を加締めて係止突部を形成してなる請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記端子金具は、前記両押さえ板部を対向配置に備えた筒状又はキャップ状に形成されてなる請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記固定部の端面部には、前記形状記憶合金部材が掛け回される断面円弧状の折り返しガイド部が形成されてなる請求項1、2又は3に記載の駆動装置。
  5. 前記付勢手段は、前記端子金具を磁性体により構成するとともに、前記可動部材に磁石を備え、前記磁石と前記端子金具との吸着力により前記可動部材が前記ベース部材側に付勢されるようにしてなる請求項1〜3又は4に記載の駆動装置。
  6. 前記ベース部材と前記可動部材とが互いに対向するように配置され、前記形状記憶合金部材の収縮に連動して前記可動部材が前記ベース部材に対し前記対向する方向に相対移動するようにしてなる請求項1〜4又は5に記載の駆動装置。
  7. 前記ベース部材は、対向面側に一又は複数の動作凹部からなる変形許容部を備え、前記可動部材は、対向面側に前記動作凹部内に挿入される動作凸部を備え、
    前記形状記憶合金部材を前記ベース部材と可動部材との間に前記変形許容部上を横切るように配置し、前記動作凸部に押圧されて前記動作凹部内で撓んだ状態にある前記形状記憶合金部材が通電時の発熱により収縮することにより、前記動作凸部が押圧されて前記可動部材が前記ベース部材より離反する方向に相対移動するようにした請求項6に記載の駆動装置。
  8. 通電した際の発熱により収縮する線状又は帯状の形状記憶合金部材と、該形状記憶合金部材の端部が固定される固定部を有する絶縁性のベース部材と、前記形状記憶合金部材の通電による収縮に連動して前記ベース部材に対し相対移動する可動部材と、該可動部材を前記形状記憶合金部材が非通電時形状を成す方向に付勢する付勢手段とを備えてなる駆動装置の製造方法において、
    前記駆動装置は、前記固定部の表裏各面に被せられる一対の押さえ板部を有する導電性金属材製の端子金具を備え、
    前記形状記憶合金部材の先端側を前記固定部の端面部に掛け回すとともに緊張させ、その状態で前記可動部材を前記形状記憶合金部材が前記非通電時形状を成すように配置した後、前記端子金具を前記固定部に嵌合させ、前記形状記憶合金部材の端部基端側を前記固定部の表面に沿って配置させるとともに、端部先端側を前記固定部の裏面に沿って配置させ、且つ、前記端部基端側及び端部先端側をそれぞれ前記固定部と押さえ板部との間に挟持させることを特徴としてなる駆動装置の製造方法。
  9. 前記端子金具を前記固定部に嵌合させた後、前記裏面側押さえ板部を加締める請求項8に記載の駆動装置の製造方法。
  10. 前記ベース部材と前記可動部材とが互いに対向するとともに該対向面部間に前記形状記憶合金部材が配置され、該形状記憶合金部材が前記ベース部材と前記可動部材とが互いに重ね合わされた際に前記非通電時形状を成すようにしてなる請求項8又は9に記載の駆動装置の製造方法。
  11. 前記付勢手段は、前記端子金具を磁性体により構成するとともに、前記可動部材に磁石を備え、前記磁石と前記端子金具との吸着力により前記可動部材を前記ベース部材に重ね合わせる請求項10に記載の駆動装置の製造方法。
JP2012180753A 2012-08-17 2012-08-17 駆動装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5656030B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180753A JP5656030B2 (ja) 2012-08-17 2012-08-17 駆動装置及びその製造方法
CN201310355198.0A CN103590989B (zh) 2012-08-17 2013-08-15 驱动装置以及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180753A JP5656030B2 (ja) 2012-08-17 2012-08-17 駆動装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014037806A JP2014037806A (ja) 2014-02-27
JP5656030B2 true JP5656030B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=50081266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012180753A Expired - Fee Related JP5656030B2 (ja) 2012-08-17 2012-08-17 駆動装置及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5656030B2 (ja)
CN (1) CN103590989B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201409679D0 (en) * 2014-05-30 2014-07-16 Exergyn Ltd Slotted bundle holder for use in an energy recovery device
JP5787120B1 (ja) * 2014-06-09 2015-09-30 Smk株式会社 駆動装置
US9909572B2 (en) * 2014-06-20 2018-03-06 Smk Corporation Drive device
JP5999381B2 (ja) * 2014-06-20 2016-09-28 Smk株式会社 駆動装置
JP6213738B2 (ja) * 2014-10-10 2017-10-18 Smk株式会社 駆動装置及びその取付け構造
JP5950139B1 (ja) * 2015-03-04 2016-07-13 Smk株式会社 電子機器の振動発生装置
JP6769602B2 (ja) * 2016-08-02 2020-10-14 株式会社テージーケー アクチュエータ
JP6813170B2 (ja) * 2016-08-02 2021-01-13 株式会社テージーケー アクチュエータ
JP6769603B2 (ja) * 2016-08-02 2020-10-14 株式会社テージーケー アクチュエータ
JP6853574B2 (ja) * 2017-06-16 2021-03-31 株式会社テージーケー アクチュエータ
JP6660364B2 (ja) * 2017-11-17 2020-03-11 株式会社丸和製作所 アクチュエータおよびアクチュエータの製造方法
US11105962B2 (en) * 2018-01-25 2021-08-31 Tdk Taiwan Corp. Optical system and control method for the optical system
US11146187B2 (en) * 2019-02-06 2021-10-12 Seiko Instruments Inc. Inertial force imparting device and tactile sensation presenting device
CN110651800B (zh) * 2019-08-24 2022-01-04 吴川市金源饼业有限公司 一种适合于润湿性食品烤制的烘烤设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035110Y2 (ja) * 1986-03-29 1991-02-08
JPS62158155U (ja) * 1986-03-31 1987-10-07
JPH0644038Y2 (ja) * 1988-03-12 1994-11-14 富士通株式会社 フレキシブルケーブルの接続構造
JP4142597B2 (ja) * 2004-02-10 2008-09-03 トキコーポレーション株式会社 形状記憶合金アクチュエータ
JP5042656B2 (ja) * 2007-02-09 2012-10-03 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 撮像装置
JP5878869B2 (ja) * 2010-08-20 2016-03-08 株式会社青電舎 衝撃駆動型アクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN103590989B (zh) 2016-05-11
JP2014037806A (ja) 2014-02-27
CN103590989A (zh) 2014-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5656030B2 (ja) 駆動装置及びその製造方法
JP5967366B2 (ja) 平型形状記憶ケーブル体及びそれを使用した駆動装置
KR101765571B1 (ko) 구동장치 및 그 부착구조
JP6135168B2 (ja) 電磁継電器
US20130323547A1 (en) Breaker, safety circuit with breaker and secondary battery with breaker
JP5938195B2 (ja) 車載用ledウエッジ電球
JP2002198112A (ja) 電気コネクタ
KR101898350B1 (ko) 프레스 피트 단자
JP2006278336A (ja) 電気コネクタージャック
JP6156666B2 (ja) 駆動装置
JP5020155B2 (ja) コンタクト
EP2605336A1 (en) Connector
JP6285720B2 (ja) アクチュエータ
WO2016063583A1 (ja) 温度スイッチ
JP5286374B2 (ja) モールドコイルおよびモールドコイルを用いた電磁弁
JP4852001B2 (ja) 駆動モジュールおよびその組立方法
JP5101984B2 (ja) 駆動モジュール
JP2007317445A (ja) コネクタ
JP2019161058A (ja) 巻線部品
JP2008192602A (ja) 端子部材の接続構造、端子部材の接続方法、電子部品およびスイッチ
JP5245126B2 (ja) 駆動装置
JP5242241B2 (ja) ヒューズ
JP6715473B2 (ja) 可動子及びこれを用いた接点装置
US6087606A (en) Waterproof switch with single contact and method for manufacturing same
JP2012160325A (ja) 電磁リレー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5656030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees