JP5654374B2 - オイルポンプの駆動制御装置 - Google Patents
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図1は、本発明の一実施例になる自動車に搭載されたオイルポンプの駆動制御装置を示している。オイルポンプとして内接歯車式ポンプを採用している。同図において、1はポンプカバー、2aはインナハウジング、2bはアウタハウジングである。ポンプカバー1およびインナハウジング2a間の空所内に、ポンプとして機能するインナロータ3およびアウタロータ4と電動モータ5とが組み込まれている。アウタロータ4の内歯にインナロータ3の外歯が部分的に噛合し、ポンプ室63の軸方向における両側はポンプカバー1と蓋部材15とで塞がれている。アウタロータ4の内歯とインナロータ3の外歯との間にポンプ室63が形成されている。
エンジンの駆動により、第2油路10bに流入しているオイル温度が上昇すると、第2油路10b近傍にある形状記憶合金バネ41の温度もオイル温度と略同じ温度へと上昇する。形状記憶合金バネ41は温度が上昇するにつれてバネ定数が増加するため、オイル温度が上昇するにつれて形状記憶合金バネ41の付勢力が増し、ボール42に下側から加わる力が増加する。そして、オイル温度が所定値以上になると、バイアスバネ43の付勢力に抗して、形状記憶合金バネ41がボール42を第1油路10a上端より上側へと押動し、油路10がボール42によって遮断されることなくオイルが流動可能な状態となる。オイルが流動可能な状態になると、オイルポンプの吐出圧が、第2油路10bから第1油路10a、さらに中空部分11に加わるため、クラッチ軸大径部71を左側へと押す力が加わる。これにより、クラッチ軸7は圧縮バネ74の付勢力に抗して左側に移動する。
電動モータ5の停止により、オイルポンプの吐出圧がなくなると、圧縮バネ74の付勢力によってクラッチ軸大径部71から中空部分11へと力がかかるので、中空部分11から油路10を介してオイルポンプへとオイルを押し戻す動きが生じる。このとき、ボール76と溝94との回転位相がずれていても、ボール76は出没可能であるから、ボール76が貫通孔小径部91cにスムーズに嵌まる、すなわち、クラッチ軸7は右へ移動し、ボール76は貫通孔小径部91cに至る。
実施形態2も実施形態1と同様に接続状態と遮断状態とをクラッチ軸7の移動によって切り替えることができるオイルポンプである。しかし、クラッチ軸7とインナロータ3とがボール76を介して締結されているか否かによりクラッチを切り替えていた実施形態1とは異なり、実施形態2ではエンジン入力軸8の回転をクラッチ軸7に伝達するか否かによりクラッチを切り替えている。
4 アウタロータ
5 電動モータ
7 クラッチ軸
8 エンジン入力軸
10 油路
Claims (5)
- アウタロータとインナロータとを、アウタロータの内歯とインナロータの外歯とが噛合するように配設した内接歯車式のオイルポンプの駆動制御装置であって、
上記アウタロータを筒状ロータによって直接回転駆動する電動モータと、
上記インナロータと同軸上に設けられ、エンジンによって回転駆動されるエンジン入力軸と、
上記エンジン入力軸の回転が上記インナロータに伝達されるようにする接続状態と、該伝達を遮断する遮断状態とになるように上記インナロータの軸方向に移動するクラッチと、
上記クラッチを上記接続状態または上記遮断状態になるように移動させるクラッチ作動手段とを備えており、
上記クラッチは、上記インナロータと同軸上に配置されたクラッチ軸と、当該クラッチ軸に設けられ上記接続状態又は上記遮断状態を嵌合の有無により実現する嵌合機構とを備えており、上記クラッチ軸は、上記嵌合機構を介して上記インナロータ及び上記エンジン入力軸の少なくとも一方と連結または分離することによって、上記接続状態または上記遮断状態にしており、
上記クラッチ作動手段は、上記クラッチ軸及び上記嵌合機構を上記インナロータの軸方向に沿って移動させることにより上記接続状態と上記遮断状態との切り替えを行っている
ことを特徴とするオイルポンプの駆動制御装置。 - 請求項1に記載のオイルポンプの駆動制御装置において、
上記クラッチ作動手段は、上記クラッチを上記接続状態になるように付勢するスプリングと、
上記クラッチを当該ポンプの吐出圧により上記スプリングの付勢に抗して上記遮断状態にする吐出圧導入手段とを備えており、
上記スプリングは、上記クラッチ軸を上記インナロータの軸方向に付勢しており、
上記吐出圧導入手段は、上記クラッチ軸を上記インナロータの軸方向であって上記スプリングの付勢の方向とは反対側に移動させる
ことを特徴とするオイルポンプの駆動制御装置。 - 請求項2に記載のオイルポンプの駆動制御装置において、
上記吐出圧導入手段は、上記吐出圧を上記クラッチに導入する油路と、
該油路を開閉する開閉弁と、
オイル温度が所定値以上になったときに、上記クラッチが上記接続状態から上記遮断状態になるように上記開閉弁を閉状態から開状態にする感温部材とを備えている
ことを特徴とするオイルポンプの駆動制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のオイルポンプの駆動制御装置において、
上記クラッチ軸が上記嵌合機構を介して上記インナロータと連結または分離する際には、上記クラッチは、上記接続状態への移動によって上記インナロータと共に回転するように上記嵌合機構によって該インナロータに嵌合し、上記遮断状態への移動によって上記インナロータとの嵌合が解除される
ことを特徴とするオイルポンプの駆動制御装置。 - 請求項4に記載のオイルポンプの駆動制御装置において、
上記クラッチは、ロッド状をなし、かつ上記インナロータと同軸上に設けられており、
上記クラッチの周面から出没可能となるように突出方向にスプリング付勢された、上記嵌合機構の一部であるボールを周方向に間隔をおいて複数備え、
上記インナロータは、当該インナロータと同軸に形成されていて上記クラッチが嵌まる嵌合孔を有し、該嵌合孔内周面には、上記ボールが嵌合するための軸方向に延びる嵌合溝を複数備えている
ことを特徴とするオイルポンプの駆動制御装置。
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