JP5654366B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、大当たりの当否を決定するための抽選を実行するパチンコ遊技機に関する。
従来より、大当たりの当否を決定するための内部抽選を実行し、当選に応じて大当たり状態を発生させる、いわゆるセブン機と呼ばれるパチンコ遊技機が知られている。このタイプのパチンコ遊技機では、図柄の変動表示演出によるゾロ目の図柄の停止表示等に応じて大当たりが報知され、続けて大当たり状態が発生する。
さらに、上記のようなパチンコ遊技機の中には、電源投入後、予め設定された所定の周期で大当たりの当否結果を報知する所定の演出を通常演出に割り込ませて実行する機種もある(例えば、特許文献1参照。)。このようなパチンコ遊技機によれば、同時に電源投入された他の遊技機と同期した一斉演出として前記所定の演出を実行可能である。
しかしながら、前記従来のパチンコ遊技機では、次のような問題がある。すなわち、大当たり状態が発生中の遊技機については、前記一斉演出によって大当たりの当否結果を報知する意味がなく、大当たり状態中の遊技者の興趣が損なわれてしまうという問題がある。
特開2005−52264号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、大当たりの当否結果を報知する一斉演出を実行するパチンコ遊技機であって、大当たり状態が発生中であっても有効な一斉演出を実行可能なパチンコ遊技機を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、所定の始動条件の成立に応じて抽選処理を実行する抽選手段と、
前記抽選手段による抽選結果を特図保留として所定の上限保留数まで記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を1つずつ読み出す読出手段と、
前記読出手段が読み出した前記特図保留の当否を判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による判定結果に基づいて図柄変動を実行する図柄変動手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当たりであった場合に大当たり状態を発生する大当たり状態発生手段と、
前記大当たりが特定大当たりである場合、大当たり状態終了後に遊技者にとって有利な特定状態を発生する特定状態発生手段と、
電源が投入されてからの経過時間、及び/又は現在の時刻を把握可能な時刻把握手段と、
電源が投入されてからの経過時間が予め設定された時間になった時、及び/又は現在の時刻が予め設定された時刻となった時に、所定の一斉演出を実行する一斉演出実行手段と、
大当たり状態が開始してから終了するまでの所要時間を記憶する所要時間記憶手段と、
前記一斉演出が実行されるまでの残り時間を算出する残時間算出手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当たりであった場合に、前記図柄変動手段が図柄変動を実行する図柄変動時間、前記所要時間記憶手段が記憶する前記所要時間、及び前記残時間算出手段が算出した前記残り時間に基づいて、大当たり状態中に前記一斉演出が実行されるか否かを判断する一斉演出実行時期判断手段と、を備え、
該一斉演出実行手段は、大当たり状態の発生中ではない場合には前記当否判定手段による判定結果を報知する一斉演出を実行する一方、大当たり状態の発生中である場合には該大当たり状態の発生の契機となった大当たりが前記特定大当たりであるか否かを報知する一斉演出を実行し、
前記図柄変動手段は、前記一斉演出実行時期判断手段により大当たり状態の発生中に前記一斉演出が実行されないと判断された場合に、前記特定大当たりであるか否かを遊技者が識別可能に図柄変動を実行する場合がある一方、
大当たり状態の発生中に前記一斉演出が実行されると判断された場合に、前記特定大当たりであるか否かを遊技者が識別困難、あるいは識別不可能に図柄変動を実行することを特徴とするパチンコ遊技機にある(請求項1)。
本発明の第2の態様は、所定の始動条件の成立に応じて抽選処理を実行する抽選手段と、
前記抽選手段による抽選結果を特図保留として所定の上限保留数まで記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を1つずつ読み出す読出手段と、
前記読出手段が読み出した前記特図保留の当否を判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による判定結果に基づいて図柄変動を実行する図柄変動手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当たりであった場合に大当たり状態を発生する大当たり状態発生手段と、
前記大当たりが特定大当たりである場合、大当たり状態終了後に遊技者にとって有利な特定状態を発生する特定状態発生手段と、
電源が投入されてからの経過時間、及び/又は現在の時刻を把握可能な時刻把握手段と、
電源が投入されてからの経過時間が予め設定された時間になった時、及び/又は現在の時刻が予め設定された時刻となった時に、所定の一斉演出を実行する一斉演出実行手段と、
前記一斉演出が実行されるまでの残り時間を算出する残時間算出手段と、を備え、
該一斉演出実行手段は、大当たり状態の発生中ではない場合には前記当否判定手段による判定結果を報知する一斉演出を実行する一方、大当たり状態の発生中である場合には該大当たり状態の発生の契機となった大当たりが前記特定大当たりであるか否かを報知する一斉演出を実行し、
前記読出手段は、前記残時間算出手段により算出された残り時間が予め設定された前兆時間よりも長い場合には、前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を記憶された順に読み出し、前記残時間算出手段により算出された残り時間が予め設定された前兆時間以内の場合には、前記記憶手段が記憶する特図保留の中からハズレの特図保留を優先的に読み出すことを特徴とするパチンコ遊技機にある(請求項2)。
本発明のパチンコ遊技機では、電源が投入されてからの経過時間が予め設定された時間になった時、及び/又は現在の時刻が予め設定された時刻となった時に、前記一斉演出が実行される。大当たり状態の発生中ではない場合には、前記当否判定手段による判定結果が前記一斉演出により報知される。本発明のパチンコ遊技機では、このような一斉演出が大当たり状態の発生中であっても実行され、その大当たり状態の契機となった大当たりが前記特定大当たりか否かが報知される。このように、本発明のパチンコ遊技機が実行する一斉演出は、大当たり状態中の遊技者にとっても有効な演出となっている。
また、遊技場内において、本発明のパチンコ遊技機を並べて配置する場合には、これらのパチンコ遊技機が配置されたエリアで前記一斉演出を同時発生でき、該一斉演出による効果を一層高めることができる。対応する複数の遊技者の大当たりに対する期待感を一斉に高揚でき、これにより、遊技場の雰囲気を盛り上げることができるようになる。
本発明のパチンコ遊技機は、大当たりの当否結果を報知するための一斉演出を実行するパチンコ遊技機であって、大当たり状態の発生中においても有効な一斉演出を実行する。大当たり状態の発生中に実行する一斉演出によれば、前記特定大当たりに対する期待感を高揚でき遊技の興趣を高めることができる。
本発明において、機種が同じパチンコ遊技機について前記一斉演出の実行タイミングを同様に設定しても良く、遊技場内の同じエリアに設置されたパチンコ遊技機について前記一斉演出の実行タイミングを同様に設定しても良い。さらに、遊技場内の全てのパチンコ遊技機について前記一斉演出の実行タイミングを同様に設定しても良い。
前記第1の態様のパチンコ遊技機は、大当たり状態が開始してから終了するまでの所要時間を記憶する所要時間記憶手段と、
前記一斉演出が実行されるまでの残り時間を算出する残時間算出手段と、
前記当否判定手段による判定結果が大当たりであった場合に、前記図柄変動手段が図柄変動を実行する図柄変動時間、前記所要時間記憶手段が記憶する前記所要時間、及び前記残時間算出手段が算出した前記残り時間に基づいて、大当たり状態中に前記一斉演出が実行されるか否かを判断する一斉演出実行時期判断手段と、を備え、
前記図柄変動手段は、前記一斉演出実行時期判断手段により大当たり状態の発生中に前記一斉演出が実行されないと判断された場合に、前記特定大当たりであるか否かを遊技者が識別可能に図柄変動を実行する場合がある一方、
大当たり状態の発生中に前記一斉演出が実行されると判断された場合に、前記特定大当たりであるか否かを遊技者が識別困難、あるいは識別不可能に図柄変動を実行する
この場合には、前記大当たり状態の発生中に前記一斉演出が実行されると判断されたとき、その大当たり状態が開始される際の図柄変動において、前記特定大当たりか否かの報知を回避できるようになる。その後、前記大当たり状態の発生中に実行される前記一斉演出に応じて前記特定大当たりであるか否かを報知できるようになるため、該一斉演出が一層、有効になる。
なお、前記図柄変動時間としては、図柄変動を開始するに当たって内部的に決定された時間を利用できる。また、前記所要時間としては、大当たり状態の継続時間が予め固定的に設定された時間であれば、その時間を設定するのが良い。遊技進行に応じて大当たり状態の継続時間が増減する可能性がある場合には、その平均的な継続時間や、最小の継続時間や、最大の継続時間等を前記所要時間として設定できる。
前記第2の態様のパチンコ遊技機は、前記一斉演出が実行されるまでの残り時間を算出する残時間算出手段を備え、
前記読出手段は、前記残時間算出手段により算出された残り時間が予め設定された前兆時間よりも長い場合には、前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を記憶された順に読み出し、前記残時間算出手段により算出された残り時間が予め設定された前兆時間以内の場合には、前記記憶手段が記憶する特図保留の中からハズレの特図保留を優先的に読み出す
この場合には、前記残り時間が前記前兆時間以内となって前記一斉演出の実行タイミングが近づいたとき、大当たりの報知を先送りできるようになる。これにより、前記一斉演出により大当たりが報知される確率を高くでき、前記一斉演出に対する遊技者の期待感を一層、高揚できるようになる。なお、前記前兆時間としては、例えば、5〜10分間程度の時間を設定することができる。この時間が長いほど前記一斉演出により大当たりが報知される確率を高くできる一方、長すぎると大当たりの報知が発生しない空白期間が生じて遊技の興趣が損なわれてしまうおそれがある。
本発明においては、前記記憶手段が記憶している特図保留の当否を判定する先読み手段を備え、
前記一斉演出実行手段は、前記当否判定手段の判定結果が大当たりでない場合であっても、前記先読み手段により、前記記憶手段が大当たりの特図保留を記憶していると判定された場合には、大当たりに当選した旨を報知する一斉演出を実行することが好ましい(請求項)。
この場合には、前記一斉演出により大当たりが報知される確率をさらに高くできる。これにより、前記一斉演出に対する遊技者の期待感を一層高揚でき、遊技の興趣を向上できる。
実施例1における、パチンコ遊技機を示す正面図。 実施例1における、パチンコ遊技機の電気的な構成を示すシステム図。 実施例1における、特図保留読出処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、一斉演出開始判定処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、一斉演出処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、一斉演出の実行タイミングを説明するタイムチャート図。 実施例2における、特図保留読出処理の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、一斉演出を実行可能なパチンコ遊技機1に関する例である。このパチンコ遊技機1は、遊技場において複数並べて配置されることが好ましく、このように並べて配置されることで一斉演出による効果の一層向上が見込まれる遊技機である。この内容について、図1〜図6を用いて説明する。
本例のパチンコ遊技機1は、図1に示すごとく外観的な構成を備えている。パチンコ遊技機1は、図示しない台枠に取り付けられた開閉扉13と、開閉扉13の内側の遊技盤の盤面に形成された略円形状の遊技領域130と、遊技領域130の下部両側に配置された一対のスピーカ131と、遊技領域130の下側に設けられた上皿135及び下皿137と、上皿135の右下に配置された発射ハンドル134と、を備えている。
開閉扉13は、パチンコ遊技機1に対面して左側のヒンジ133を介して回動可能な状態で台枠に固定されている。開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139と、透明窓139の上部両側に配置された装飾ランプ136と、が設けられている。
発射ハンドル134は、遊技領域130への玉の打ち出し強さを調整するための操作ハンドルである。発射ハンドル134は、図示しないスプリングにより左回転方向の初期位置に向けて付勢されている。初期位置に発射ハンドル134が位置する場合の打ち出し強さはゼロであり、この状態では玉は発射されない。発射ハンドル134が右回転方向に操作されたとき、内部の発射装置421により玉が発射される。発射ハンドル134の操作量が大きくなるほど、玉の打ち出し強さが強くなる。発射ハンドル134は、玉の発射を一時停止するための発射停止ボタン(図示略)を備えている。発射停止ボタンを操作すれば、玉の発射を一時停止できる。
上皿135は、入賞に応じて払い出された賞球や、貸玉等を受け入れるための受け皿である。上皿135は、遊技者側に向けて張り出すように形成されている。上皿135の玉は、図示しない供給通路を経由して発射装置421に供給されるようになっている。
下皿137は、上皿135の玉が一杯になったときに賞球を払い出したり、遊技者の操作に応じて上皿135の玉を回収するための受け皿である。
遊技領域130は、遊技媒体であるパチンコ玉が流下する領域である。遊技領域130には、液晶表示部190を含む表示装置19を中心として、左側に通過ゲート141等が配置され、下側に始動口12や大入賞装置16等が配置されている。遊技領域130の最下部には、入賞することなく流下した玉を回収するための玉排出口138が開口している。また、遊技領域130の左縁には、普図表示部181及び普図保留表示部182が配置され、右縁には、特図表示部191が配置されている。
通過ゲート141は、通過玉を検知するゲートである。玉を通過させるのみの通過ゲート141には、賞球の払い出しが設定されていない。通過ゲート141が通過玉を検知すると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出され、普図判定が実行される。
始動口12は、大当たりの当否判定(以下、大当たり判定という。)の契機となる入賞口である。始動口12は、一対の可動羽根121を開口部120に設けた電チュー(電動チューリップ)である。通常時の一対の可動羽根121は、隙間を空けて相互に対面するように起立する状態(図1中、点線で示す状態。)にある。この状態では、上方に向けて開口する玉1個分の隙間を介してのみ、玉が入賞可能である。一方、相互に離隔するように回動した一対の可動羽根121(図1中、実線で示す状態。)は、開口部120への玉の流入をガイドする受け皿のように作用する。この状態では、始動口12への入賞が容易に発生する。始動口12は、普図判定の当選に応じて可動羽根121を開放する。可動羽根121の開放時間は、通常状態において0.2秒×1回、確変状態及び時短状態において1.5秒×3回となっている。始動口12に玉が入賞すると、大当たり判定用の抽選用乱数が抽出され、大当たり判定が実行される。
大入賞装置16は、大入賞口160を開口する、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置である。この大入賞装置16は、始動口12の下側に配置されている。大入賞装置16は、横長略矩形状を呈する大入賞口160と、該大入賞口160の下辺を中心として手前に回動する蓋部材161と、を有している。大入賞装置16では、遊技領域130をなす盤面と略面一をなすように蓋部材161が位置したときに大入賞口160が閉鎖状態となる。一方、蓋部材161が手前に回動したときに大入賞口160が開放状態となる。このように回動した蓋部材161は、玉を大入賞口160へ導くための受け皿となる。なお、大入賞装置16への入賞に対する払い出しは、1入賞当たり15個となっている。
普図表示部181は、普図判定の当否の表示部である。本例の普図表示部181は、1つのLEDにより構成されている。普図表示部181は、LEDの点滅により変動動作を表示する。普図表示部181は、普図判定で当選したとき、最終的にLEDを点灯させ、ハズレのときLEDを消灯させる。なお、普図変動時間は、通常状態下で30秒、時短状態を伴って発生する確変状態では1秒となっている。
普図保留表示部182は、普図判定用に保留された抽選用乱数の表示部である。普図保留表示部182は、4つのLEDが縦に連設された表示部である。普図保留表示部182は、LEDの点灯個数により保留数(上限保留数4個)を表示する。
特図表示部191は、大当たり判定の当否の表示部である。本例の特図表示部191は、2桁の数字を変動表示した後、何れかの数字を停止表示することで大当たり判定の当否を表示する。特図表示部191に停止表示される数字(特図停止図柄)は、ハズレ、通常大当たり、確変大当たりの種類毎に予め複数パターンずつ設定され、大当たり判定結果に応じて何れかの変動パターンが決定される。停止表示される数字が単純なアラビア数字でないうえ停止時間も1秒間と短いため、一般の遊技者にとっては、特図停止図柄に応じて大当たり判定結果を把握することは難しくなっている。遊技中では液晶表示部190の図柄変動により各種の遊技演出が実行されるので、専ら特図表示部191に注目して大当たり判定の結果を把握しようとする遊技者も少ない。
表示装置19は、図1に示すごとく、略中央に液晶表示部190が配置された表示装置である。この液晶表示部190は、大当たり判定の当否を遊技者に分かり易く報知する図柄変動手段201、大当たり判定用に保留された抽選用乱数である特図保留を表示する特図保留表示部192、及び他の遊技機と同期して一斉演出を実行する一斉演出実行手段202としての機能を備えている。この一斉演出実行手段202については、パチンコ遊技機1の電気的な構成を説明した後で詳しく説明する。
特図保留表示部192は、液晶表示部190の表示画面の下部に沿って略等間隔で表示された4個の保留ランプ195よりなる。特図保留表示部192は、保留ランプ195の点灯個数により保留数(上限保留数4個)を表示する。
図柄変動手段201は、液晶表示部190に図柄を変動表示し、停止表示された図柄(演出停止図柄)の組合せに応じて大当たりを報知する。大当たりの場合、所定の図柄変動時間に渡る図柄の変動表示後、ゾロ目の3桁の数字を表示する。本例の図柄変動手段201は、通常大当たりに当選したとき偶数のゾロ目を表示する。一方、確変状態(特定状態)を伴う確変大当たり(特定大当たり)に当選したときには、一部の例外を除き、1/3の確率で偶数のゾロ目を停止表示し、2/3の確率で奇数のゾロ目を停止表示する。但し、後述する一斉演出実行時期判断手段219により、大当たり状態の発生中に一斉演出が実行されると判断された場合には、特定大当たりに当選していても必ず偶数のゾロ目を停止表示する。
次に、パチンコ遊技機1の電気的な構成について、図2を用いて説明する。パチンコ遊技機1は、主回路20を中心として構成されている。主回路20に対しては、玉の払出を制御する払出制御回路41、玉の打込を制御する発射制御回路42、遊技演出を制御する副制御回路43、液晶表示部190を制御する表示制御回路44、入賞玉あるいは通過玉の検出器51〜53、始動口(電チュー)12を開放する電チューソレノイド56、大入賞装置16を開放させる大入賞ソレノイド55、特図表示部191や普図表示部181等を構成する各種のLED45、及び電力供給のための電源回路46等が電気的に接続されている。
入賞玉あるいは通過玉の検出器としては、図1及び図2に示すごとく、通過ゲート141の通過玉を検出するゲート通過検出器51、始動口12への入賞玉を検出する始動入賞検出器52、及び大入賞装置16への入賞玉を検出する大入賞検出器53がある。
電チューソレノイド56は、始動口12の可動羽根121を開閉するためのソレノイドである。
大入賞ソレノイド55は、大入賞装置16の蓋部材161を回動駆動して、大入賞装置16を入賞可能な状態とするソレノイドである。
払出制御回路41は、主回路20からの指示を受けて払出装置411を制御し、所定数の玉の払出を実行させる制御回路である。
発射制御回路42は、発射ハンドル134の操作量に応じて発射装置421を制御することで、玉の打ち出し強さをコントロールする制御回路である。
副制御回路43には、駆動アンプを含むスピーカ装置431、装飾ランプ136などの装飾ランプ類432、及び液晶表示部190の表示等を制御する表示制御回路44が電気的に接続されている。
主回路20は、図2に示すごとく、CPU(Central Processing Unit)21、記憶素子であるROM(Read Only Memory)22・RAM(Random Access Memory)24、所定範囲の乱数を発生する乱数発生部27、抽選用乱数を抽出する乱数抽出部26、時間計測チップであるRTC(Real Time Clock)28、及び入出力インタフェースをなすI/O(Input/Output)25等を備えている。
ROM22は、CPU21に実行させる各種の処理プログラムを記憶しているほか、図示しない大当たり判定用の抽選テーブル及び普図判定用の抽選テーブルを記憶する抽選テーブル記憶手段221、大当たり状態が開始されてから終了するまでの所要時間(本例では5分)を記憶する所要時間記憶手段222としての機能を備えている。
大当たり判定用の抽選テーブルでは、0〜34999の範囲の乱数のうち、通常状態における大当たりの当選乱数、及び確変状態における大当たりの当選乱数が規定されている。通常状態については当選乱数が100個規定され、当選確率が1/350となっている。確変状態については当選乱数が1000個規定され、当選確率が1/35となっている。本例では、これらの当選乱数のうちの半分が、確変大当たり(特定大当たり)に対応する確変当選乱数となっており、大当たりのうちの確変大当たりの割合が50%となっている。一方、本例の普図判定用の乱数テーブルでは、全ての乱数が当選乱数となっている。それ故、本例の普図判定の当選確率は1/1である。
RAM24は、CPU21のワークエリアや一時書き込みに利用される読み書き可能な記憶素子である。RAM24の記憶エリアには、各4データ分の特図保留エリア241及び普図保留エリア242が割り当てられている。特図保留エリア241は、大当たり判定用の特図保留を記憶する記憶手段を構成している。普図保留エリア242は、普図判定用の保留乱数の記憶領域である。
乱数抽出部26は、大当たり判定及び普図判定用の抽選用乱数を抽出する抽選手段を構成している。乱数抽出部26は、乱数発生部27が発生する乱数の中から当否判定に適用する抽選用乱数を抽出する。乱数抽出部26は、ゲート通過検出器51による通過玉の検出に応じて普図判定用の抽選用乱数を抽出し、始動入賞検出器52による入賞玉の検出に応じて大当たり判定用の抽選用乱数を抽出する。
本例の主回路20は、ROM22から読み出したプログラムをCPU21に実行させることにより、以下の(1)〜(9)の各手段としての機能を実現する。
(1)保留手段211
保留手段211は、前記乱数抽出部26が抽出した大当たり判定用及び普図判定用の抽選用乱数を適宜、保留する手段である。特図保留エリア241内の保留数が1〜3個であれば、保留手段211は、抽出された抽選用乱数を特図保留エリア241に格納する。一方、保留数が4個である場合には、抽選用乱数を特図保留エリア241に格納することなく消去する。保留手段211は、保留数がゼロであっても抽出された抽選用乱数を一旦、特図保留エリア241に格納する。なお、普図判定用の抽選用乱数についても同様に取り扱われる。
(2)読出手段212
読出手段212は、大当たり判定用の抽選用乱数を読み出す手段である。読出手段212は、図柄変動手段201による図柄変動が停止中であって、かつ、大当たり状態の発生中ではないとき、大当たり判定用の抽選用乱数の読み出しを実行する。読出手段212は、特図保留エリア241に記憶された特図保留の中から記憶されたタイミングが最も古い特図保留を大当たり判定用に読み出しする。
(3)当否判定手段213
当否判定手段213は、大当たりの当否を決定するための大当たり判定を実行する手段である。当否判定手段213は、大当たり判定用の抽選テーブルに対して抽選用乱数を照合することで大当たり判定を実行する。当否判定手段213は、読出手段212による読出乱数を利用して大当たり判定を実行する。確変当選乱数と照合できた場合には、確変大当たりの当選となる。確変当選乱数以外の当選乱数と照合できた場合には、通常大当たりの当選となる。なお、普図判定についても、上記の大当たり判定と同様に抽選用乱数が読み出され、同様に抽選処理が実行される。
(4)先読み手段214
先読み手段214は、特図保留エリア241に記憶された残りの特図保留を参照して先読みする手段である。先読み手段214は、読出手段212が大当たり判定用の抽選用乱数を読み出したとき、他の残りの特図保留を参照し、その中に大当たりの当選乱数が含まれているか否かを判定する。
(5)大当たり状態発生手段215
大当たり状態発生手段215は、大当たり状態を発生させる手段である。大当たり状態発生手段215は、読出手段212による読出乱数が大当たりの当選乱数であって、これにより当否判定手段213が大当たりと判定したとき、大当たり状態を発生させる。大当たり状態は、大入賞口160が開口するラウンドが15回繰り返される非常に有利な状態である。大当たり状態としては、確変状態(特定状態)が後続する確変大当たり状態と、終了に応じて直ちに通常状態に復帰する通常大当たり状態と、がある。
(6)特定状態発生手段216
特定状態発生手段216は、確変大当たり(特定大当たり)の当選に応じて確変状態(特定状態)を発生させる手段である。特定状態発生手段216は、確変大当たりを契機とした大当たり状態の終了後に確変状態を発生させ、その後、新たな大当たり当選までその確変状態を継続させる。確変状態下の大当たり判定では、大当たりの当選確率が高くなり有利である。なお、本例の確変状態は、図柄変動手段201、特図表示部191及び普図表示部181による図柄変動時間が短縮される時短状態を伴って発生する。
なお、本例のパチンコ遊技機1では、遊技状態を表す状態フラグが設定されている。状態フラグの0、1及び2のフラグ値は、それぞれ、通常状態、大当たり状態、確変状態に対応している。
(7)時刻把握手段217は、現在時刻を取得する手段である。時刻把握手段217は、RTC28から現在時刻を取得する。
(8)残時間算出手段218
残時間算出手段218は、一斉演出が実行されるまでの残り時間を算出する手段である。残算出手段218は、時刻把握手段217が取得した現在時刻に基づいて、予め設定された一斉演出時刻(本例では、パチンコ遊技機1のメーカー側で一律に9:30、12:00、15:00、18:00、20:00が設定されている。)のうち直近の時刻までの残り時間を算出する。
(9)一斉演出実行時期判断手段219
一斉演出実行時期判断手段219は、前記当否判定手段213による当否の結果が大当たりであった場合に、対応する大当たり状態の発生中に一斉演出が実行されるか否かを判断する手段である。一斉演出実行時期判断手段219は、図柄変動手段201が図柄変動を実行する図柄変動時間、所要時間記憶手段222が記憶する所要時間(大当たり状態の継続時間)、及び残時間算出手段218による残り時間に基づいて、大当たり状態中に一斉演出が実行されるか否かを判断する。具体的には、残り時間が、図柄変動時間よりも長く図柄変動時間と所要時間との合計時間よりも短いとき、大当たり状態中に一斉演出が実行されると判断する。
次に、前記一斉演出実行手段202について説明する。この一斉演出実行手段202は、現在時刻が一斉演出時刻(本例では、9:30、12:00、15:00、18:00、20:00。)に到達したときに、一斉演出を実行する手段である。本例の一斉演出は、液晶表示部190による表示演出である。一斉演出実行手段202は、対応するパチンコ遊技機1の遊技状態や大当たり判定の当否等に応じて異なる一斉演出を実行する。
一斉演出実行手段202は、大当たり状態の発生中ではないとき、読出手段212による読出乱数が大当たりの当選乱数であるか、あるいは先読み手段214による参照乱数の中に大当たりの当選乱数が含まれているとき、大当たりに当選した旨の一斉演出を実行する。一方、これら全ての乱数が何れもハズレであったときには、ハズレの一斉演出を実行する。一方、大当たり状態の発生中である場合には、その大当たり状態が確変大当たりを契機としたものであれば、その旨を報知する一斉演出を実行する。なお、特図保留が無いうえ、図柄変動手段201による図柄変動が停止中の遊技機については、ハズレに対応する一斉演出が実行される。
以上のように構成された本例のパチンコ遊技機1が実行する内部処理について、図3〜図6を参照して説明する。図3は、特図保留を読み出す特図保留読出処理の流れを示すフロー図である。図4は、一斉演出開始判定処理の流れを示すフロー図である。図5は、一斉演出処理の流れを示すフロー図である。また、図6は、一斉演出の実施タイミングを示すタイムチャート図である。
特図保留読出処理では、図3に示すごとく、まず、特図保留の有無が判断される(S101)。特図保留が有れば(S101:YES)、発生中の遊技状態を表す状態フラグが参照され、そのフラグ値が大当たり状態に対応する1以外であれば(S102:NO)、図柄変動中であるかが判断される(S103)。図柄変動中でなければ(S103:NO)、最も古い特図保留が読み出される(S104)。この特図保留に当たる抽選用乱数について大当たりの当否が判定され(S105)、その当否に応じて変動時間が決定される(S106)。
ステップS105の当否が確変大当たりであった場合には(S107:YES)、一斉演出時刻までの残り時間が算出される(S118)。この残り時間が、ステップS106で決定された図柄変動時間よりも長く図柄変動時間と前記所要時間(大当たり状態の継続時間)との合計時間よりも短い場合には(S119:YES)、液晶表示部190に停止表示させる演出停止図柄として、通常大当たりに対応する偶数のゾロ目が決定される(S121)。さらに、特図表示部191に停止させる特図停止図柄として、確変大当たりに応じた停止図柄が決定される(S109)。
ステップS107において確変大当たりではなかった場合(S107:NO)、及び前記ステップS118の残り時間が、ステップS106で決定された図柄変動時間よりも短いか、あるいは図柄変動時間と前記所要時間(大当たり状態の継続時間)との合計時間よりも長い場合には(S119:NO)、通常の手順で液晶表示部190に停止表示させる演出停止図柄が決定されると共に(S108)、特図停止図柄が決定される(S109)。
次に、一斉演出開始判定処理では、図4に示すごとく、まず、現在時刻が一斉演出時刻に到達したか否かが判断される(S201)。現在時刻が一斉演出時刻であれば(S201:YES)、割込処理として図5の一斉演出処理が実行される。
一斉演出処理では、図5に示すごとく、まず、発生中の遊技状態を表す状態フラグが判断される(S301)。そのフラグ値が大当たり状態に対応する1以外であれば(S301:YES)、読出手段212による読出乱数、及び先読み手段214による参照乱数について大当たりの当否が判定される(S302)。大当たりの特図保留があった場合には(S303:YES)、大当たりを表す演出Aが液晶表示部190により実行される(S304)。一方、大当たりの特図保留が無かった場合には(S303:NO)、ハズレを表す演出Bが液晶表示部190により表示される(S314)。
ステップS301で状態フラグ1、すなわち大当たり状態の発生中である場合には、その大当たり状態が確変状態を伴う確変大当たりか否かが判断される(S312)。確変大当たりである場合には(S312:YES)、確変大当たりを報知する演出Cが液晶表示部190に表示される(S313)。確変大当たりではない場合には(S312:NO)、確変大当たりを報知しない演出Dが液晶表示部190に表示される(S323)。
なお、一斉演出は、図6のタイムチャート図に示すごとく、各パチンコ遊技機1の液晶表示部190で個別に実行される通常演出の継続中であるか否かに関わらず、割込処理により実行される。一斉演出の実行中では、各パチンコ遊技機1の個別の通常演出が潜在的に実行されている。潜在的に実行中の通常演出は、演出の途中であるか否かに関わらず、一斉演出の終了に応じて液晶表示部190による表示が再開される。一方、特図表示部191による図柄変動については、一斉演出によって中断することなく通常通りに演出が実行される。
以上のように構成された本例のパチンコ遊技機1は、他の遊技機と共に一斉演出を実行する遊技機である。この一斉演出は、大当たり状態であるか否かに関わらず遊技者にとって非常に有効である。大当たり状態の発生中でなければ、一斉演出に応じて大当たりか否かが報知される。大当たり状態の発生中であれば、契機となった大当たりが確変大当たりか否かが報知される。さらに、本例の一斉演出は、読み出された特図保留のみならず、残りの特図保留全ての当否を反映した演出である。そのため、この一斉演出に応じて大当たりが報知される確率が高くなっている。このように本例のパチンコ遊技機1が実行する一斉演出は、より多くの遊技者の期待感を効果的に高揚できる有効な演出となっている。さらに、このような一斉演出を複数のパチンコ遊技機1で同時に実行すれば、遊技場の雰囲気を盛り上げて興趣を高めることが可能である。
以上の通り、本例のパチンコ遊技機1は、大当たりの当否結果を報知する一斉演出を実行する遊技機であって、大当たり状態が発生中であっても有効な一斉演出を実行可能なパチンコ遊技機である。
なお、本例は、パチンコ遊技機1の製品出荷時に予め設定された一斉演出時刻を採用した例である。これに代えて、遊技場側が任意に一斉演出時刻を設定可能としても良い。この場合、一斉演出時刻の設定方法としては、遊技場の管理装置による制御で設定しても良いし、一斉演出時刻を設定するための時刻設定スイッチを遊技機側に設けることも良い。
また、電源投入と同時に時間計測を開始するタイマを設けると共に、所定時間毎あるいは予め設定された時間経過毎に一斉演出が実行されるように構成しても良い。
光センサや振動センサや赤外線センサ等の検知センサを各遊技機に設けると共に、この検知センサで検知可能な光や振動や赤外線等を所定時刻に発生させることで、各遊技機で一斉演出が実行されるようにしても良い。
なお、本例では、特図保留が無く図柄停止中の遊技機についてもハズレの一斉演出を実行したが、実行されないようにしても良い。
(実施例2)
本例は、実施例1のパチンコ遊技機1を基にして、読出手段(図2中の符号212)の構成、及び特図保留読出処理の内容を変更した例である。この内容について、図2及び図7を用いて説明する。
まず、本例の読出手段212は、残時間算出手段218により算出された残り時間が予め設定された前兆時間(本例では5分間を設定。)以内であるか否かを判断するように構成されている。そして、読出手段212は、残り時間が前兆時間以内となった前兆状態においては、図7の特図保留読出処理の流れを示すフロー図のごとく、大当たりの特図保留よりもハズレの特図保留を優先的に読み出してくる。
本例の特図保留読出処理では、まず、特図保留の有無が判断される(S401)。特図保留が有れば(S401:YES)、状態フラグのフラグ値(S402)、及び図柄変動中か否か(S403)、が判断される。状態フラグのフラグ値が1以外、すなわち大当たり状態中ではなく(S402:NO)、図柄変動中でもない場合には(S403:NO)、最も古い特図保留が読み出され(S404)、読出手段212の制御フラグである読出フラグにゼロがセットされる(S405)。
読み出された最も古い特図保留について当否判定が実行された後(S406)、前兆状態であるか否か(S407)、ステップS406の当否が大当たりであったか否か(S408)、が判断される。前兆状態であって(S407:YES)、かつ、大当たりであった場合には(S408:YES)、読出フラグのフラグ値が判断される(S409)。読出フラグがゼロであるとき(S409:YES)、次に古い特図保留の有無が判断される(S410)。次に古い特図保留が有れば(S410:YES)、大当たりの特図保留が次に古い特図保留と入れ替えられると共に(S411)、読出フラグに1がセットされた後(S412)、ステップS406に戻る。
ステップS411で入れ替えた特図保留がハズレである場合には(S406→S408:NO)、後述するステップS461に移行する。一方、前記ステップS411で入れ替えた特図保留が大当たりの当選乱数である場合には(S406→S408:YES)、読出フラグのフラグ値が判断される(S409、S421)。読出フラグに1がセットされている場合には(S409:NO、S421:YES)、2番目に古い特図保留の有無が判断される(S422)。2番目に古い特図保留があれば(S422:YES)、大当たりの特図保留が2番目に古い特図保留と入れ替えられると共に(S423)、読出フラグに2がセットされた後(S424)、ステップS406に戻る。一方、2番目に古い特図保留がない場合には(S422:NO)、後述するステップS461に移行する。
ステップS423で入れ替えた特図保留がハズレである場合には(S406→S408:NO)、後述するステップS461に移行する。一方、前記ステップS423で入れ替えた特図保留が大当たりの当選乱数である場合には(S406→S408:YES)、読出フラグのフラグ値が判断される(S409、S421、S441)。読出フラグに2がセットされている場合には(S409:NO、S421:NO、S441:YES)、3番目に古い特図保留の有無が判断される(S442)。3番目に古い特図保留があれば(S442:YES)、大当たりの特図保留が3番目に古い特図保留と入れ替えられると共に(S443)、読出フラグに3がセットされた後(S444)、ステップS406に戻る。一方、3番目に古い特図保留がない場合には(S442:NO)、後述するステップS461に移行する。
ステップS407〜410の何れかの判断が否定された場合、及び読出フラグに3がセットされている場合には(S409:NO、S421:NO、S441:NO)、ステップS461に移行し、図柄変動時間が決定される(S461)。さらに、液晶表示部190に停止させる演出停止図柄が決定されると共に(S462)、特図表示部191に停止させる特図停止図柄が決定される(S463)。
以上のような構成の本例のパチンコ遊技機1では、一斉演出時刻前の5分間の前兆状態において、ハズレの特図保留が優先的に読み出される。この前兆状態では、大当たりの報知が一斉演出の実行時刻に向けて先送りされることになる。そのため、一斉演出に応じて大当たりを報知できる確率が高くなり、一斉演出に対する遊技者の期待感を一層、高揚できる。
なお、前兆時間は、本例の5分には限定されず適宜、変更可能である。好ましくは、5分〜10分程度の時間範囲から選択することが良い。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
以上、実施例1及び2のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 パチンコ遊技機
12 始動口
130 遊技領域
16 大入賞装置
160 大入賞口
19 表示装置
190 液晶表示部
191 特図表示部
20 主回路
201 図柄変動手段
202 一斉演出実行手段
211 保留手段
212 読出手段
213 当否判定手段
214 先読み手段
215 大当たり状態発生手段
216 特定状態発生手段
217 時刻把握手段
218 残時間算出手段
219 一斉演出実行時期判断手段
222 所要時間記憶手段
241 特図保留エリア(記憶手段)
242 普図保留エリア
26 乱数抽出部(抽選手段)

Claims (3)

  1. 所定の始動条件の成立に応じて抽選処理を実行する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果を特図保留として所定の上限保留数まで記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を1つずつ読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記特図保留の当否を判定する当否判定手段と、
    前記当否判定手段による判定結果に基づいて図柄変動を実行する図柄変動手段と、
    前記当否判定手段による判定結果が大当たりであった場合に大当たり状態を発生する大当たり状態発生手段と、
    前記大当たりが特定大当たりである場合、大当たり状態終了後に遊技者にとって有利な特定状態を発生する特定状態発生手段と、
    電源が投入されてからの経過時間、及び/又は現在の時刻を把握可能な時刻把握手段と、
    電源が投入されてからの経過時間が予め設定された時間になった時、及び/又は現在の時刻が予め設定された時刻となった時に、所定の一斉演出を実行する一斉演出実行手段と、
    大当たり状態が開始してから終了するまでの所要時間を記憶する所要時間記憶手段と、
    前記一斉演出が実行されるまでの残り時間を算出する残時間算出手段と、
    前記当否判定手段による判定結果が大当たりであった場合に、前記図柄変動手段が図柄変動を実行する図柄変動時間、前記所要時間記憶手段が記憶する前記所要時間、及び前記残時間算出手段が算出した前記残り時間に基づいて、大当たり状態中に前記一斉演出が実行されるか否かを判断する一斉演出実行時期判断手段と、を備え、
    該一斉演出実行手段は、大当たり状態の発生中ではない場合には前記当否判定手段による判定結果を報知する一斉演出を実行する一方、大当たり状態の発生中である場合には該大当たり状態の発生の契機となった大当たりが前記特定大当たりであるか否かを報知する一斉演出を実行し、
    前記図柄変動手段は、前記一斉演出実行時期判断手段により大当たり状態の発生中に前記一斉演出が実行されないと判断された場合に、前記特定大当たりであるか否かを遊技者が識別可能に図柄変動を実行する場合がある一方、
    大当たり状態の発生中に前記一斉演出が実行されると判断された場合に、前記特定大当たりであるか否かを遊技者が識別困難、あるいは識別不可能に図柄変動を実行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 所定の始動条件の成立に応じて抽選処理を実行する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果を特図保留として所定の上限保留数まで記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を1つずつ読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した前記特図保留の当否を判定する当否判定手段と、
    前記当否判定手段による判定結果に基づいて図柄変動を実行する図柄変動手段と、
    前記当否判定手段による判定結果が大当たりであった場合に大当たり状態を発生する大当たり状態発生手段と、
    前記大当たりが特定大当たりである場合、大当たり状態終了後に遊技者にとって有利な特定状態を発生する特定状態発生手段と、
    電源が投入されてからの経過時間、及び/又は現在の時刻を把握可能な時刻把握手段と、
    電源が投入されてからの経過時間が予め設定された時間になった時、及び/又は現在の時刻が予め設定された時刻となった時に、所定の一斉演出を実行する一斉演出実行手段と、
    前記一斉演出が実行されるまでの残り時間を算出する残時間算出手段と、を備え、
    該一斉演出実行手段は、大当たり状態の発生中ではない場合には前記当否判定手段による判定結果を報知する一斉演出を実行する一方、大当たり状態の発生中である場合には該大当たり状態の発生の契機となった大当たりが前記特定大当たりであるか否かを報知する一斉演出を実行し、
    前記読出手段は、前記残時間算出手段により算出された残り時間が予め設定された前兆時間よりも長い場合には、前記記憶手段に記憶されている前記特図保留を記憶された順に読み出し、前記残時間算出手段により算出された残り時間が予め設定された前兆時間以内の場合には、前記記憶手段が記憶する特図保留の中からハズレの特図保留を優先的に読み出すことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 前記記憶手段が記憶している特図保留の当否を判定する先読み手段を備え、
    前記一斉演出実行手段は、前記当否判定手段の判定結果が大当たりでない場合であっても、前記先読み手段により、前記記憶手段が大当たりの特図保留を記憶していると判定された場合には、大当たりに当選した旨を報知する一斉演出を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
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