JP5654238B2 - 表面誘電体バリア放電プラズマユニット、および表面プラズマを発生させる方法 - Google Patents

表面誘電体バリア放電プラズマユニット、および表面プラズマを発生させる方法 Download PDF

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Description

本発明は、内部電極が配置される内部空間が設けられた固体誘電体構造を備え、さらに、内部電極と協働して表面誘電体バリア放電プラズマを発生させるための別の電極を備える表面誘電体バリア放電プラズマユニットであって、プラズマユニットには、構造の表面に沿ったガス流路がさらに設けられる表面誘電体バリア放電プラズマユニットに関する。
プラズマプロセスを行うために、誘電体構造に配置されるかまたは埋め込まれた電極構造を有する固体誘電体構造が知られている。第1の電極は構造の処理表面に配置され、一方、第2の電極は誘電体構造の反対面に配置される。上記プロセスにおいて、構造の処理表面に沿って、プラズマプロセスに必要なガス流を誘導することができる。
内部電極を有する専用のプラズマユニットも知られている。内部電極は、誘電体構造の表面に溝を形成するために誘電体材料が部分的に除去される工程と、電極堆積工程と、平坦な誘電体表面を得るように内部電極が誘電体材料で覆われる工程とによって得られる。さらに、第2の電極は誘電体構造の反対面に配置される。内部電極のみを有する専用のプラズマユニットも知られている。対の内部電極の間に電界を形成することにより、構造の処理表面に沿ってプラズマプロセスを行うことができる。
しかし、特に、低ガス透過性または非ガス透過性の材料を有する構造を処理する場合に、プラズマ処理が不均一になる。ガス流は、処理すべき構造と固体誘電体構造の処理表面との間のプラズマ領域に飛散し、処理すべき構造と化学的および/または物理的に反応する。その結果、ガスがプラズマ領域に入る領域から離れたおよびそこの下流側の所望の領域では、より少量の反応ガス粒子しか利用可能でなく、このようにして、不均一なプラズマ処理が生じる。プラズマ活性化ガスが処理構造に沿って通路する間に、プラズマ活性化ガスの組成が変化される。その結果、プラズマキャリアガスに添加される気体状の前駆体ガスまたは前駆体粒子の濃度は、ガスがプラズマ領域に入る領域で高すぎる可能性があり、ガスがプラズマ領域から離れる領域で低すぎる可能性がある。高度すぎる前駆体分解により、望ましくない前駆体フラグメントが生じる可能性があり、これにより、最終的には、気相重合による層品質の低下または望ましくないダストが生じる。一般に、プラズマ領域の流路に沿った前駆体ガス組成の変化の部分補償として、高いガス流量が適用されており、プラズマ領域から離れる未反応の前駆体ガスの大きな損失が生じる。
本発明の目的は、上記欠点が低減される上位概念による表面誘電体バリア放電プラズマユニットを提供することである。特に、本発明は、より均一かつより効率的なプラズマ処理を可能にする上位概念による表面誘電体バリア放電プラズマユニットを得ることを目的とする。さらに、本発明によれば、ガス流路は固体誘電体構造の処理表面に対してほぼ横方向に配向される。
ガス流路を構造の処理表面に対してほぼ横方向に、例えば、固体誘電体構造の側面を介してまたはそれに沿って配向することにより、構造の処理表面の近傍の所望のプラズマ処理領域がガス流によって直接延びることができる。したがって、所望の領域の上流側にあるが、プラズマ領域に配置されたガス流路断面が低減され、ガスをプラズマ領域全体により均一に供給することができ、その結果、より均一なプラズマプロセスが可能になる。さらに、ガス粒子がより効率的に処理される。
本発明は、部分的には、内部電極と別の電極との組み合わせを用いて、固体誘電体表面の処理表面に対してほぼ横方向のガス流路断面に沿った表面プラズマを軽減することができ、これにより、ガス粒子が、処理すべき構造に達する前に、ガス粒子によるプラズマプロセスを軽減する構造の処理表面の近傍における効率的なプラズマプロセスが可能になるという洞察に基づいていることに留意されたい。
さらに、本発明による装置によれば、装置を拡大してプラズマ領域を大きくすることができ、これによって、製造容量が向上する。
その上、ガス流路を構造の処理表面に対してほぼ横方向に配向することによって、固体誘電体構造は、ガス流で、例えば、ガスがプラズマ領域に向かって流れることができる開口部を規定する構造の側面または構造の壁に沿ってガスを流すことで、効率的に冷却されることができる。
好ましくは、内部電極は電解質として付与され、その電解質は、例えば、固体誘電体構造を効率的に冷却または加熱するための温度調節流体としてさらに機能する。このようにして、固体誘電体構造の電気絶縁および加熱ガイド特性に対する矛盾する要求が巧みに回避される。また、例えば、固体誘電体構造の温度が他の方法で調節される場合、電解質は単に内部電極として機能することもできる。
本発明による有利な実施形態では、固体誘電体構造の内部空間は押出成形法によって形成されており、これにより、標準的な押出成形法を用いて比較的容易に拡大することができるプラズマユニットの効率的な製造方法が可能になる。
さらに、本発明は、表面誘電体バリア放電プラズマを発生させる方法に関する。
本発明による他の有利な実施形態は以下の特許請求の範囲に記載されている。
次に、添付図を参照して、実施例のみによって、本発明の実施形態を説明する。
本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第1の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第2の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第3の実施形態の概略断面図である。 第1の固体誘電体構造の概略断面図である。 第2の固体誘電体構造の概略断面図である。 第3の固体誘電体構造の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第4の実施形態の概略側断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第5の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第6の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第7の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第8の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第9の実施形態の概略断面図である。 図1の表面誘電体バリア放電プラズマユニットの概略部分分解斜視図である。 図1の表面誘電体バリア放電プラズマユニットの概略平面図である。 図8aの表面誘電体バリア放電プラズマユニットの概略側断面図である。 図8bの表面誘電体バリア放電プラズマユニットの別の概略側断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第10の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第11の実施形態の概略断面図である。 図10aの表面誘電体バリア放電プラズマユニットの概略平面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第12の実施形態の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第13の実施形態の概略断面図である。 第1のプラズマ装置の概略断面図である。 図11のプラズマ装置の追加の概略断面図である。 第2のプラズマ装置の概略断面図である。 本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニットの第14の実施形態の概略断面図である。 固体誘電体構造の実施形態の概略側断面図である。 図15の固体誘電体構造の概略平断面図である。 別の固体誘電体構造の概略平断面図である。 プラズマ装置の概略断面図である。 プラズマ発生装置の概略断面図である。
図は、本発明による好ましい実施形態を示しているにすぎないことに留意されたい。図において、同じ参照番号は、同様のまたは対応する部分を指す。
図1は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の第1の実施形態の概略断面図を示している。ユニット1は、細長形状の複数の固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dのアセンブリを備える。各固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dの処理外面3a、3b、3c、3dが共通の処理面Tに実質的に延びるように、固体誘電体構造を形成すべく、素子2a、2b、2c、2dをほぼ平行に配置することが可能である。代わりに、素子2a、2b、2c、2dのそれぞれの外側面が互いに正確に平行でないように、前記素子を配置してもよい。この実施形態については、図11を参照してより詳細に説明する。さらに、隣接する固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dの間の空間4a、4b、4cは、固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dの表面に沿って延びるガス流路P1、P2、P3の少なくとも一部を規定する。以下に説明するように、ガス流路は別の断面を有することができる。
各固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dには、内部電極6a、6b、6c、6dが配置される上側内部空間5a、5b、5c、5dが設けられる。さらに、各固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dは、固体誘電体構造の外面に隣接して配置された別の外部電極7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7hを備える。表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の作動中、表面誘電体バリア放電プラズマ8a、8b、8c、8dを発生させるために、外部電極7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7hと内部電極6a、6b、6c、6dとの間には、電圧差が印加される。このようにして、固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dの外面において、外部電極は内部電極6a、6b、6c、6dと協働してプラズマ8a、8b、8c、8dを発生させる。
本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1は、高いガス圧で、例えば、0.1〜1バールの、または気圧よりもかなり高いガス圧で作動するように配置され、これによって、大きなガス体積および/または大きな表面積の処理が可能になる。
ユニット1の作動中、処理すべき構造は実質的に処理面Tに存在する。例えば、表面の活性化、接着性、着色性および印刷性の向上、プラズマグラフトによる堆積、プラズマ重合による堆積、処理すべき構造への粒子の化学結合のために、プラズマを発生させることにより、およびガス流路P1、P2、P3を介して処理面Tにガスを流すことにより、処理すべき構造には特定のプラズマプロセスが施される。このようにして、構造の物理的特性および/または化学的特性を変化させることができる。バッチプロセスを行うために、処理すべき構造を処理面Tに配置することができることに留意されたい。さもなければ、処理面Tに沿って、処理すべき構造をほぼ連続的に、または断続的に移動させることができる。複数のガス流路P1、P2、P3を設けることによって、ガス粒子が空間4を通って、異なる位置の処理表面3a、3b、3c、3dに流れることができ、これにより、プラズマプロセスがより均一かつ効率的になる。各固体誘電体構造の処理外面3a、3b、3c、3dが共通の処理面Tに実質的に延びるように、固体誘電体構造を形成すべくほぼ平行に配置された細長形状の複数の固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dのアセンブリを設けることによって、および隣接する固体誘電体構造の間に空間4a、4b、4cを設けることによって、このように規定されたガス流路P1、P2、P3が複数の位置の処理面Tに達し、その結果、プラズマプロセスがより一層均一に行われる。結果として、有利にはプラズマ処理プロセスもより均一に行われ、これにより、処理結果が改良され、選択的に、プラズマ処理を行うために必要なエネルギーおよび化学的前駆体ガスが低減される。
細長形状の固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dを設けることによって、比較的大きな処理表面3a、3b、3c、3dが得られる。誘電体構造素子2a、2b、2c、2dは、図1の断面に対してほぼ横方向の細長い形状を有する。ガス流路P1、P2、P3の少なくとも一部は固体誘電体構造素子2の外側面12に沿って延び、側面12は処理外面3から延びる。
代わりに、細長くない他の形状、例えば、略立方形状の誘電体構造を適用してもよい。
外側面12に沿って延びるガス流路P1、P2、P3は処理面Tに対してほぼ横方向に配向され、この場合、ユニット1の作動中に、それによって処理すべき構造が延びる。同様に、ガス流路P1、P2、P3を処理面Tに対してほぼ横方向に配向させることができ、この場合、ユニット1の作動中に、それによって処理すべき構造が処理方向に沿って移動される。
選択的に、空間4a、4b、4cの一部を用いて、処理されたガスを処理表面から搬送することができ、これにより、プラズマ処理の均一性および効率がさらに向上する。この場合、ガス流路P1、P2、P3の一部の流れ方向は反対方向にある。この選択は、非ガス透過性または低ガス透過性の表面を処理する場合に特に重要である。選択的に、濾過および/または冷却後にガスを再循環させることができる。
互いに隣接する外部電極7a、7b、7c、7d、7e、7f、7g、7hの間の距離を規定することによって、空間4a、4b、4cが設けられる。例えば、別個の中間部を設けることによって、あるいは外部電極の外側に配向された非平坦面を、例えばガス流路P1、P2、P3に沿った方向に、および/または断面に対してほぼ横方向に設けることによって、上記距離を規定することができる。
内部電極6a、6b、6c、6dは電解質によって形成され、このようにして、電気的機能に加えて、温度調節手段が容易になる。したがって、固体誘電体構造素子2a、2b、2c、2dを冷却および/または加熱することができる。液体および/またはガスによって、電解質を形成することができる。特定の温度範囲のプラズマ活性化された反応ガスの調節は、最適な反応速度の堆積等の処理に非常に有利であり得る。
処理面Tの反対側において、アセンブリは、最も離れた2つの外部電極に接続された金属キャップ等の金属導電構造9によって囲まれる。したがって、外部電極7のエッジの近傍で飛散ガスの望ましくないプラズマ形成をもたらす可能性がある外部電極7のエッジの近傍の高い電界値が軽減される。
選択的に、固体誘電体構造2は複数の別個の内部空間を有し、押出成形法による構造の製造が容易になる。上記複数の別個の内部空間の少なくとも1つは温度調節流体チャネルとして機能し得る。図1に示したように、固体誘電体構造2は上側内部空間5a、5b、5c、5dと下側内部空間5e、5f、5g、5hとを有することが可能である。このようにして、下側内部空間は追加の温度調節チャネルとして機能することができる。一般に、固体誘電体構造の内部空間は電極および/または温度調節流体チャネルとして機能することができる。しかし、この場合、電極として、選択的に温度調節流体チャネルとして機能する単一の内部空間を構造2に設けることもできることに留意されたい。
固体誘電体構造の断面が略正方形でない場合、2つ以上の内部空間を構造に設けることが有利であり、これにより、構造の内力がバランスされるので、押出成形による製造が容易になる。材料の製造中またはプラズマ処理の適用中に材料に生じる可能性がある、温度に依存し得る許容できない大きな応力が緩和される。追加の内部空間には、ガス、変圧器油等の電気絶縁体、またはエポキシ等の固体誘電体を充填することができる。さもなければ、追加の内部空間は電極として機能することができる。追加の内部空間の電極の電圧を操作することによって、例えば、外部電極の電圧と同様の電圧を印加することによって、表面プラズマの位置を有利に制御することができる。
一方の固体誘電体構造の外面と構造の内部空間の縁との間の最小距離は、構造材料のブレークスルー特性によって、および最小の静電容量で内部電極と外部(導電性)表面誘電体バリアプラズマとを電磁結合しようとすることによって決定される。この静電容量は、プラズマ[ワット/m]の電力面密度に影響を与える決定要因である。実際には、上記最小距離は、一例として、約0.5mm〜約1mmの間で選択することができる。しかし、他の距離、例えば2mm以上の、または0.3mm以下の距離を適用することもできる。
図1に示した実施形態では、コロナ電極または鋭い電極とも呼ばれる外部電極7と処理表面3とが互いに接する位置において、外部電極7は固体誘電体構造2の側面全体12をほぼ覆い、外部電極7は鋭い端部を備え、これにより、固体誘電体構造2と、外部電極と、ガス流路を介して誘導されたガスとの間には、明確な三重点が提供される。外部電極は処理面Tの外側に配置されるので、外部電極の厚さは、外部電極が固体誘電体構造2の処理表面3に配置される状態と比較して比較的大きく選択することができる。さらに、例えば、処理すべき構造の材料によって加えられる摩擦力による電極の摩耗は、外部電極7を側面に配置することによって回避される。その上、比較的厚い金属ストリップを使用することによっておよび有効な温度制御によって、外部電極7の腐食または侵食を抑制することができる。外部電極7の寿命も延びる。外部電極7が少なくとも部分的に固体誘電体構造2の外面を覆うように外部電極7を配置することにより、構造2の冷却は、外部電極7で、例えば、外部電極7を冷却フィンまたはヒートシンクに接続することで行うことができることに留意されたい。さらに、冷却チャネルを外部電極7の内部に配置することができる。
固体誘電体構造2は、セラミック等の適切な誘電体材料、例えば、特定の種類のアルミナ材料、ガラス材料またはガラスセラミック材料から製造されている。例えばエポキシ樹脂を使用して電極を接着することによって、例えば誘電体材料と外部電極との接着を実現することができる。接着材料は、その電気破壊を回避するために、高い誘電強度を有するかまたは高い導電性を有することが好ましい。外部電極構造は、固体誘電体構造が挿入されるU字形状を有し得る。外部電極は、ステンレス鋼、高炭素鋼、白金またはタングステン等の金属、コーティングあるいは合金から製造することができる。
好ましくは、固体誘電体構造2の内部空間5は、比較的大きな処理表面3を設けることができるように実質的に細長い。ここで、内部空間5はチャネルを形成する。
有利には、固体誘電体構造2の内部空間5は押出成形法によって形成されており、これにより、本発明によるプラズマユニット1の比較的簡単で、堅牢かつ安価な製造方法が提供される。さらに有利には、比較的長い細長い内部空間を固体誘電体構造で、特に、単一の細長い内部空間を有する構造で実現することができる。このようにして、例えば数メートルの長さを有する比較的長い素子への拡大が可能である。押出成形法を適用することによって、一体の固体誘電体構造2を得ることができる。代わりに、細長くない固体誘電体構造が必要とされる場合、他の方法、例えばミリングによって、内部空間を形成してもよい。
外部電極7は固体誘電体構造2に直接接触するので、電界は、外部電極の鋭さに依存するだけでなく、ガスと固体誘電体構造2との誘電率の差によってもさらに強化される。
表面誘電体バリアプラズマ処理用の電極を拡大することにより、比較的高い静電容量負荷を生じさせ得る。有利には、各固体誘電体バリア構造に供給された電力は、個々の電源ユニットによりその内部電極6および外部電極7を介して供給される。細長い誘電体バリア構造の特定の長さ(典型的に1〜4m)の上方において、それらの構造の各々のために別個の電源を使用することがプロセス制御には有利である。代わりに、プラズマ処理ユニットの部分である全数の外部電極7から電極群を別個の電源に接続してもよい。第2の代替形態として、単一の誘電体構造の外部電極7は、各部分が別個の電源から電力を受け取る部分に分割することが可能である。高周波数においておよび/または急激に増加する繰り返しパルスによって、電極の間に交流電圧電位を印加する場合、電源毎の静電容量の低減を用いて、表面バリア放電を生じさせ得る。このようなパルスの印加により、処理表面に沿った表面バリア放電フィラメントのより均一な分布を得ることが可能である。さらに、より安価な構成要素を使用することによって、モジュール電源システムのコストを低減することができる。
図2は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の第2の実施形態の概略断面図を示している。外部電極7は固体誘電体構造2の外側面12を部分的に覆い、これにより、外側面の上部が露出されたままになる。その結果、表面プラズマが誘導される領域は、処理外面3から外側面12の露出された上部に延びる。図2に示した実施形態は、プラズマ活性化ガスによる表面の処理を可能にし、すなわち、ユニット1の処理面Tに沿って供給されるおそらく他のガスと組み合わせた、外部電極7の間のガス流路P1、P2、P3を介したガスの流れを可能にする。この種のいわゆるプラズマジェットは、高いガス速度の場合に有効であるが、この理由は、プラズマの反応性粒子を製造する間の時間が短く、構造の表面への反応性粒子の搬送距離が短いからである。特定の用途では、堆積前の前駆体ガスの部分分解(シザリング)が望ましいかもしれない。特定の用途では、サブミクロンサイズの粒子が構造の表面に堆積する前に、前駆体ガスの重合、これによるサブミクロンサイズの粒子の形成が実現される。特定の用途では、例えば、表面活性化、層または粒子の堆積、およびこのポリマー層の硬化またはさらなる架橋のために、ガス流路P1、P2およびP3に沿って、異なるガスを使用することが好ましいかもしれない。
図3は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の第3の実施形態の概略断面図を示している。ユニット1は、少なくとも部分的に固体誘電体構造2の処理外面3に沿って延びる接地および穿孔された導電板10を備える。穿孔された板10を設けることによって、プラズマ活性化ガスの分布がさらに改善される。この場合、下流側で処理すべき構造に達する前の、反応ガス粒子の間の、およびガス粒子と穿孔された板との間の衝突によって、プラズマ反応性の損失を制限するために、高いガス速度を適用することが好ましい。さらに、板10は接地されるので、より安全な状態が得られる。この選択は、例えば、床、家具、器具または人体の皮膚等の殺菌または消毒目的のために、プラズマユニットを使用する人にアクセス可能である空間で、物体が処理される場合に有利である。
図4aは、上側内部空間5aと下側内部空間5eとを有する第1の固体誘電体構造2の概略断面図を示している。上側内部空間5aは、例えば、導電コーティング、導電箔または導電管として付与された壁11を備える。固体誘電体構造2の温度を調節するために、壁11の内部空間には、流体、すなわち液体またはガス6が充填される。このようにして、導電壁11を設けることにより、導電体によって囲まれた温度調節流体が、電磁界から遮蔽され、これにより、長時間にわたって任意の材料組成物がより安定する。ガス流路P1、P2は側壁12に沿って延び、その壁12は処理表面3から延びる。
図4bは、上側内部空間5aが、好ましくはその中心にセンタリングされた固体電極6を備える第2の固体誘電体構造2の概略断面図を示している。銅であり得る電極6は、硫酸銅の水溶液であり得る導電温度調節流体13によって囲まれる。
さらに、図4cは、上側内部空間5aに導電温度調節流体6が充填される第3の固体誘電体構造2の概略断面図を示している。望ましくないプラズマ形成を回避するために、内部空間に導電温度調節流体を充填することによって、内部電極と固体誘電体構造との間のガスなしの接触の要求が満たされている。さらに、電解液電極を使用することにより、金属およびセラミックの異なる温度依存膨張係数に関する問題が解決されている。その上、熱的/化学的劣化による薄い金属コーティングの寿命の短縮の問題も解決されている。さらに、図4bと図4cの実施形態は、局部的なプラズマを発生させて、熱的損傷を生じさせる不可避の空気介在物によって、およびセラミックの小さな欠けおよび/または突出が存在することによって、押出成形されたセラミックチャネルへの固体金属ロッドまたは固体金属管の挿入が困難であり得るような図4aに示した実施形態よりも優れている。
図1に示したアセンブリを形成するために、図4a〜図4cに示したような固体誘電体構造2を使用することができることに留意されたい。しかし、このような固体誘電体構造2を別個に使用することもできる。一例として、細長い物体を加工するために、例えば、繊維、繊維束または糸束のプラズマ処理のために、図4a〜図4cに示したような単一の細長い固体誘電体構造2を使用することができる。ガス流路P1、P2は固体誘電体構造2の側面12によって規定される。単一の固体誘電体構造2の場合、固体誘電体構造2に隣接して配置された別の非導電構造によって、ガス流路P1、P2をさらに規定することが可能である。
好ましくは、外部電極が地面に接続され、これにより、危険な状態が回避される。非ゼロ電圧を内部電極に印加することによって、内部電極と外部電極との電圧差が表面誘電体バリア放電プラズマを発生させる。所望の場合、他の方法で、例えば、内部電極を接地することによっておよび非ゼロ電圧を外部電極に印加することによって、電圧を印加することもできる。
図5は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の第4の実施形態の概略側断面図を示している。この場合、固体誘電体構造2の処理外面3は多孔質の電気絶縁層14によって覆われる。さらに、個々の固体誘電体構造2は3つの内部空間5a、5e、5iを有する。多孔質の電気絶縁層14を適用することによって、ガスの処理に適切なプラズマユニット1が得られる。いくつかの例は、例えば、大きな建物、病院、軍事基地等のための燃焼ガス、燃料変換システム(例えば燃料またはバイオマスから水素への)、空調用途、空気供給システムにおいて、工業用溶剤、炭化水素、CO、NOx、SO2、H2S、すす、ダストおよび微生物等の揮発性有機化合物を除去することである。多孔層14は、プラズマ補助化学変換用のガス汚染物質および触媒材料、例えば、MnOx、Au/TiO2を吸着するためのガス吸着材料、例えば多孔質アルミナ、ゼオライトを含むことが好ましい。チャネルを冷却することによって、ガス汚染物質を多孔層14に吸収することができる。ユニット1の作動中、表面プラズマ8を周期的にオンおよびオフにすることができる。プラズマの活性化時間において、多孔層14のプラズマで生成された化学種、主に、O、O、HO、H等の酸化化合物によって、汚染物質が酸化される。温度の上昇により、吸着された種の一部をユニット1の下流側のプラズマ活性化ガスで脱離して酸化することが可能である。実際の実施形態では、上側内部空間5aおよび中央内部空間5eは電極を備え、一方、下側内部空間5iは、外部電極7とほぼ同じ電位を有する絶縁体または電極を備える。
図6a〜図6eは、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の第5〜第9の実施形態の概略断面図をそれぞれ示している。内部電極6a、6bを備える単一の内部空間が各々設けられた一対の固体誘電体構造2a、2bが示されている。一般に、誘電体構造の外側寸法が、板状の構造よりも細長形状の構造に近似する場合に、1つ以上の内部空間を有する固体誘電体構造をより容易かつより堅牢に製造することができる。したがって、断面図で方形状の形状に近似する固体誘電体構造を比較的簡単に実現することができる。さらに、構造2a、2bは、固体誘電体構造2a、2bの外面に沿って異なる位置で表面プラズマ8a、8bを発生させる異なる外部電極7の構成を有する。特に、固体構造の第1の側にあり、固体構造の反対側にあり、固体構造の両側にありそしてブリッジ7eを介して接続された外部電極が示されている。
プラズマ活性化ガス、プラズマジェットの噴射は、処理すべき構造の近傍のより局部的に形成されたプラズマと組み合わせることができる。処理すべきおよびジェットを通す構造に沿って、異なるガスを使用することもできる。印加電圧によって、プラズマをジェットから、処理すべき構造に若干延ばすことができる。
固体誘電体構造の部分におけるプラズマの発生を回避するために、ガス透過性の鋸歯構造を有するコロナ電極を適用することができ、前記鋸歯構造は、より薄い、より可撓性のそして適切に取り付けられたコーティングと組み合わされ、このコーティングは、主電流を運ばないので腐食しない。
図7は、図1に示したような表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の概略部分分解斜視図を示している。チャネルとして形成された内部空間5を有する固体誘電体構造2a、2b、...、2jのアセンブリは互いに隣接して配置され、前記固体誘電体構造の間には外部電極7が配置される。金属管11はチャネル5に押し込まれ、アセンブリ全体は上記金属キャップ9の上方に配置される。金属キャップには、固体誘電体構造の側面に沿ったガス流路部に向かってガスを流すための入口15が設けられる。
図8a、図8b、図8cは、図1に示した表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の概略平面図、断面図および別の断面図をそれぞれ示している。内部空間5の端部は、ホース接続部18または他の接続手段を介して、電解質流入チャネル16および電解質流出チャネル17にそれぞれ接続される。このようにして、温度調節流体および電極として機能する電解質6は、流入チャネル入口Enから固体誘電体構造2を介して流出チャネル出口Exに向かって流れることができる。外部電極7は、内部空間5の長手方向軸線に対して横方向の第1の面A1と第2の面A2との距離Wに沿って延びる。したがって、第1の面A2と第2の面A2との間にはプラズマ領域が規定される。
図9は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の第10の実施形態の概略断面図を示している。ユニット1は、ずれた2つの列で互いに略平行に配置される複数の固体誘電体構造2を備える。構造は、電解質6が充填された中空管2として形成される。管2の外面は、好ましくはガス吸着剤である多孔質の電気絶縁層14で覆われる。選択的に、層は触媒材料を含む。管2は、接地された外部電極20を介して相互に接続され、その結果、外部電極20は、遠隔位置から、内部電極6と協働して表面誘電体バリア放電プラズマを発生させるための多孔質の電気絶縁層に延びる。さらに、プラズマユニット1には管2の外面に沿ってガス流路P1、P2、P3、P4が設けられる。プラズマユニット1を周期的に作動させて、吸着ガスを化学的に変換することができる。さらに、プラズマユニット1を周期的に作動させて、触媒材料を再活性化することができる。これに関連して、プラズマを周期的に作動させることは、プラズマプロセスが不連続であり、中断され、その結果、プラズマプロセスがその後アクティブおよび非アクティブであることを意味する。代わりに、処理すべき構造を連続的に処理するには、プラズマプロセスは連続的または準連続的である。
図10aと図10bは、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット1の第11の実施形態の概略断面図および概略平面図をそれぞれ示している。図10において、固体誘電体構造2は略板状であり、その構造には、対応するガス流路P1が延びる複数のスリット21が設けられる。原則として、単一のスリットを板状の構造2に適用することも可能である。しかし、複数のスリットを適用することによって、処理すべき構造2にガスをより均一に供給することができる。さらに、図10aと図10bにおいて、ユニット1は、外部電極として機能しかつ構造2の頂部に配置される単一の金属板7を備える。板7には、固体誘電体構造2のスリット21にほぼ対応するスリットが設けられる。さらに、チャネルとして形成された複数の内部空間5が誘電体構造2に設けられる。例えば、ミリング法または押出成形法によってチャネルを形成することができる。流体が温度調節流体として機能することもできるように、チャネルは、電解質として付与された内部電極を備える。外部電極と内部電極との間に電圧を印加することによって、表面プラズマ8が得られる。表面プラズマ8は金属板7のスリット21の比較的鋭いエッジに形成され、多数のプラズマフィラメントは、固体誘電体構造2のスリット21を介して、金属板7の反対側の構造2の外面に発生することができる。表面誘電体バリア放電プラズマユニット1全体を比較的軽量の製品として実現することができる。板状の固体誘電体構造は、一体的に、あるいは固体誘電体構造素子を組み立てることによって、例えば、エポキシ溶融物またはガラス溶融物で固体誘電体構造素子を互いに接合することによって形成することができる。
このようにして、固体誘電体構造の処理表面に対してほぼ横方向に配向されるガス流路は、固体誘電体構造の開口部を介して、例えば、一体の固体誘電体構造のスリットを介して、または固体誘電体構造を形成する固体誘電体構造素子のアセンブリで互いに隣接して配置される固体誘電体構造素子の間の空間を介して実現することができる。代わりに、固体誘電体構造の外部の空間を介して、ほぼ横方向に配向されたガス流路を実現してもよい。
図11は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット41の第12の実施形態の概略断面図を示している。固体誘電体構造42はほぼ平行に配置される。しかし、構造42の外側面50は正確に平行ではなく、これにより、可撓性の外部構造48を処理するために使用することができる湾曲した処理表面43が設けられる。内部電極46を設けるために、内部空間45が用いられる。処理表面43に向かっておよびそこからガスを搬送するために、外部電極47の間の流路44が用いられる。プラズマ処理領域から上流側と下流側とにガス流を分離するために、ガス噴射管49が使用される。ガス噴射管49は電気絶縁状態または導電状態であり得る。ケーブルを電源から外部電極47に電気的に接続するために、導電ガス噴射管を使用することが可能である。
図11に示した実施形態は、例えば織物、ポリマー箔または紙等のロールからロールに搬送される可撓性材料の処理に特に適切である。したがって、可撓性材料の連続処理を容易にするように回転させることができるシリンダを形成すべく、複数の固体誘電体バリア構造素子を配置することができる。
代わりに、固体誘電体バリア構造素子の形状は、プラズマ処理表面43が円筒状のユニットの内部にあるようなものにすることができ、この場合、円筒状の構造、例えば管またはホースの外面の処理のために、円筒状のユニットを適用することができる。
一般に、当該表面の各側を同時にまたは連続ステップで処理することによって、任意の平坦状の構造の両側を処理することができる。外部電極47はU字形状であり、高い誘電強度または高い導電性を有する接着層によって誘電体構造42に接続することができる。図11において、U字形状の電極は固体誘電体構造の3つの側面を覆う。
図12は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット51の第13の実施形態の概略断面図を示している。ほぼ平行に配置された固体誘電体構造52は、内部電極56として各々機能する内部空間55を有する。各固体誘電体構造の内部電極56aと56bの間に電界を印加することによって、したがって、外部電極構造を使用することなく、表面プラズマが処理表面53に沿って形成される。外部電極を回避することによって、プラズマにより生じる電極の腐食が回避され、プラズマ処理ユニットの寿命が著しく延びる。外側面62に沿って延びるガス流路4は、ユニット51によって処理すべき構造58が延びる処理面に対してほぼ横方向に配向される。
代わりに、穿孔された追加の外部電極63をプラズマ処理表面53の反対側に配置してもよい。この選択は、処理表面53のみによる処理では不十分であろう比較的厚いガス透過性多孔質構造を処理するのに特に有用である。穿孔された電極63と内部電極56aおよび56bとの間に追加の電界を印加することにより、表面誘電体バリアプラズマの空間構造を比較的薄い領域から処理表面53に沿ってより大きな体積に広げて、多孔質材料58へのプラズマのより深い侵入を達成することができる。調節可能なプラズマパワー密度およびプラズマ体積を得るために、2つの電源v1とv2を使用し、同じ周波数で、しかし、調節可能な振幅および/または相対位相シフトで作動させることが可能である。
図13は、第1のプラズマ装置22の概略断面図を示している。本装置は、上記のような本発明の実施形態による4つの表面誘電体バリア放電プラズマユニット1a、1b、1c、1dを備える。特に、本装置は一次ユニット1aと二次ユニット1b、1cと三次ユニット1dとを備える。ユニット1の図示例のように、処理面Tに達する外部電極7に沿って複数のガス流路P1、P2、P3、P4に分割するために、ガスおよび/または前駆体が入口15を介してプラズマユニット1aに供給される。外部電極7と内部電極5との間に電圧を印加することによって、表面プラズマが処理面Tに発生され、このようにして、処理すべき構造23が処理される。さらに、プラズマ装置は、ローラ24a、24bと、処理すべき構造23をプラズマユニット1a、1b、1c、1dに沿って処理面Tにガイドするためのガイド手段25a、25bとを備える。その上、装置22は、追加のガス入口27を介して追加のガス混合物を供給するための、および/または噴霧器29を介して液体エアロゾル粒子を供給するためのユニット26を備える。温度制御された再循環液体は、入口28を介して供給され、出口30を介して、超音波噴霧に適切な特定のレベルに維持される。
図14は、プロセスをより詳細に示すためのプラズマ装置22の追加の概略断面図を示している。装置22の作動中、処理すべき構造23は処理面Tに沿って処理方向TDに移動している。第1のステップでは、表面放電プラズマ予備処理のために、構造が一次プラズマユニット1aを通過し、次に、二次プラズマユニット1b、1cを介して主なプラズマプロセスが行われる。その後、三次プラズマユニット1dによってプラズマ後処理が行われる。両方の二次プラズマユニット1b、1cの間のプラズマ重合領域とも呼ばれる主ガス通路Gを介して、ガスが処理面Tに供給される。ガスを含有するエアロゾルは、ユニット26に供給されたガス混合物(例えば窒素−ブタジエン)と、液滴噴霧器29を介して供給された液体エアロゾルとからなる。液体31、例えばスチレンは、サブミクロンサイズの固体粒子(例えばSiO2粒子)の懸濁液を含むことが可能である。
図15は、複数の固体誘電体構造2a、2b、2c、2dのアセンブリを備える第2のプラズマ装置32の概略断面図を示している。固体誘電体構造の処理表面3a、3b、3c、3dは処理容量33を囲む。さらに、処理容量33を囲むように、処理表面が湾曲している。固体誘電体構造は、ほぼ均質な処理と効果的な温度調節とを可能にするために、処理容量33から離れた処理表面3から延びる外側部34を備える。隣接する2つの固体誘電体構造の外側面の間の空間は、少なくとも部分的にガス流路P1、P2、P3、P4を規定する。プラズマ装置32の作動中、ガスはガス流路を介して処理容量33に向かっておよびそこから流れる。処理容量33には、処理すべき構造、好ましくは、誘電体構造2の処理表面3の形状とほぼ一致する外周縁を有する構造が配置される。選択的に、ガス流が、処理容量33の所望の位置で、例えば処理容量33の中央で、処理すべき構造を保持するための圧力を発生させて、摩擦を回避する。一例として、プラズマ装置32によって、繊維34等の、円形断面を有する本体を処理することができる。本装置は、スリット、空間が設けられている、したがってガス流路P2、P4が規定されている2つの固体誘電体構造2a、2b;2c、2dを備える。固体誘電体構造2a、2b、2c、2dは、表面プラズマを発生させるための内部電極を組み込んだ内部空間を有する。
少数の誘電体構造、例えば6つの誘電体構造が処理容量を囲むように、構成を設計することもできることに留意されたい。
したがって、複数の用途のために、例えばガス、または構造の処理表面を洗浄するために、例えば接着性、着色性および印刷性の向上のために、プラズマ重合による層の堆積、プラズマ補助グラフトによる層の堆積、粒子の堆積、殺菌または消毒目的のために、本発明によるプラズマユニットを使用することができる。
図16は、本発明による表面誘電体バリア放電プラズマユニット100の第14の実施形態の概略断面図を示している。ユニット100は、空間104a〜104dを規定する細長形状の複数の固体誘電体構造102a〜102eを備え、空間104a〜104dは、ガス流P1〜P4が主ガス流路Pから処理表面103a〜103eに流れることを可能にし、ここで、誘電体構造内部の電極106a〜106eと、U字形状の外部電極107a〜107eとを供給することによって、表面プラズマが発生される。プラズマユニット100によって処理すべき基板110は、ユニット100の作動中に移動方向D1に搬送される。
本発明の態様によれば、処理表面に対してほぼ横方向に外部電極に沿ってガス流路部を設けることにより、外部電極への望ましくない堆積を軽減することができる。外部電極は、表面プラズマを軽減し、したがって、ガス流路に沿った望ましくない堆積を軽減する。しかし、ガスまたは物体(表面)、さらには繊維ウェブ/繊維のDBD処理において、それらの固体誘電体構造、および/またはそれらの構造に隣接する電極における望ましくないコーティングの形成が生じることがある。
原則として、望ましくないコーティングは処理表面103a〜103eに形成されることがある。従来の平面型SDBD電極(横方向ガス流路を有しない)を使用した場合に適用される方法と同様に、基板が連続的または段階的に処理表面を通過するときに、箔、紙、繊維ウェブ、または繊維束等のような移動している基板自体による連続した機械的除去によって、望ましくないコーティングを回避することができる。
しかし、材料のこの機械的除去が行われない場合、例えば、ガスを処理し、ガスで粒子を合成または被覆する場合、あるいは物体が処理表面から有限の距離において処理される場合、処理表面への望ましくない堆積が頻繁に発生する。
さらに、ユニット100は、望ましくない堆積物質を除去するために、固体誘電体構造に沿って、誘電体のワイヤ束または繊維束、あるいは非常に開放的なガス透過性繊維ウェブ等の洗浄品111を備える。処理表面の望ましくない堆積物質を除去するために用いることができないかまたはそれほど適切ではないガス処理、または粉末を含む物体の任意の表面の処理のために、誘電体構造が使用される場合に、特に洗浄品111を使用することができる。
図示した実施形態では、洗浄品は、再利用するために、ローラシステム112a〜112dを介して洗浄室113内に移動される。その代わりにまたはそれに加えて、洗浄品111が連続的に置換される。例えば、表面処理またはガス処理のために、プラズマが存在しない際におよび/またはプラズマの適用が行われていない際に、洗浄手順を連続的、断続的または周期的に適用することができる。少なくとも重要な部分または処理表面全体を洗浄するために、繊維/繊維ウェブが、処理表面103の面の互いに独立した2つの方向に処理表面に沿って移動されることが好ましい。さらに、洗浄品自体の洗浄手順は種々の方法で、例えばプラズマ処理を用いることによって行うことができることに留意されたい。
代わりに、他の洗浄装置、例えば固定ブラシを使用してもよい。このような洗浄装置は、特に、シリンダとして配置された固体誘電体構造と組み合わせて適用することができる。シリンダまたは洗浄装置の一方または両方が回転移動することができる。構造は、電源を分離するように接続される別個の電極を有する種々の素子として形成されるので、回転シリンダ構成の特定の場合において、洗浄中にプラズマをオフにすることができる。
処理表面に沿って通過する導電性電極ワイヤを使用する方法も考慮すべきである。この場合、U字形状の外部電極は、それらの導電性ワイヤと同じ極性を有しないかまたは有する。U字形状の電極の不在は、容易に洗浄することができない望ましくない堆積をガス流路に生じさせるので好ましくない。SDBDを処理表面に形成する導電性ワイヤの概念は代替例として含むことができる。
処理表面への金属の堆積を回避するために、洗浄品はポリマーまたはガラスを含むことが好ましい。図17は、固体誘電体構造120の実施形態の概略側断面図を示している。図18は、図17の固体誘電体構造の概略平断面図を示している。構造は、U字形状の外部電極121と、誘電体123、124に埋め込まれた内部電極122とを備える。ユニット120の作動中、その処理側で表面プラズマ125が発生する。図16では、2つの固体誘電体構造が組み立てられて、単一のプラズマユニットが形成される。ユニットは、処理表面125の端部を規定する反応器壁126を備える。この領域の電界を制限するために、反応器壁126の内側面には、比較的大きな電極127が存在する。
製造(押出成形によるものではない)のための1つの選択は、U字形状の外部電極121と中央円筒導体122、すなわち内部電極との間の空間に、充填後に硬化される液体材料123、124を充填することである。材料は、電極のために使用される金属と同じ大きさの十分な誘電強度および熱膨張係数を提供するガラス、セラミック、ガラスセラミック、エポキシまたは任意の複合材料であり得る。
代わりに、内部電極122を備える円筒状のセラミック管またはガラス管123と充填誘電体材料124との組み合わせによって、電極の間の空間を充填してもよい。低い製造コストと高い絶縁破壊強度とを提供することに加えて、この構造は、電源から外部ケーブルへの高電圧フィードスルーの比較的容易な製造を可能にする。固体誘電体に硬化するための液体を中間空間に充填することによって、気泡等の凸凹の発生が軽減される。
さらに、円筒状のセラミック管またはガラス管123が反応器壁の外部に延び、したがって、反応器の境界における絶縁破壊の可能性が軽減され、装置の堅牢性が向上することに留意されたい。その上、図19に示した他の形態において、充填誘電体材料124も反応器壁の外部に延び、その結果、プラズマユニットの堅牢性がさらに向上することに留意されたい。
図17〜図19に示した構造は、製造工程に関する利点を提供する。金属外部電極は本質的にU字形状の構造を有し、内部電極は本質的に円筒状の構造を有する。セラミックまたはガラスの粒子状物質(の混合物)を含む粉末または液体材料、最終的にはバインダ材料を使用した射出成形によって、誘電体バリア材料を得ることができる。さらに、材料は、高電圧絶縁と、隣接する電極材料の材料に依存する熱膨張係数とを実現するために、適切なガラス添加剤またはセラミック添加剤を有するエポキシ樹脂を含むことが可能である。平坦な処理表面を形成する内部電極と共に、U字形状の外部電極に粉末または液体を噴射することができる。
代替例として、内部電極は、最初に薄層として堆積されるか、あるいは細い金属管として、押出成形法により製造されているセラミック管またはガラス管に挿入される。次に、誘電体管がU字形状の構造に挿入され、誘電体管とU字形状の外部電極との間の空間が射出成形によって充填される。別の代替例として、内部固体電極材料が電解液電極に置き換えられる。
さらに、U字形状の電極は、薄い金属シート材料を含むことが可能であり、この金属シート材料は、温度変化および/または機械的振動の状態下において、固体誘電体構造に対するより良い結合/接着特性を有することが可能である。この特定の場合において、外部電極(図示せず)の腐食耐性および侵食耐性を向上させるために、U字形状の金属構造のエッジを、追加の細長い金属素子によって延長するかまたはそれに接続することが可能である。
さらに、示されている構造は、ストリーマ放電の得られた空間構造に関する利点を提供する。このことを以下に説明する。
ストリーマはイオン化フィラメントであり、これらのイオン化フィラメントは、最大印加電界を有する領域に形成され、時間の関数としてのフィラメントの長さを処理表面に沿って、より低い印加電界を有する領域まで増加させる。ストリーマは10m/sのオーダーの速度を有することができる。延びるストリーマの構造は、導電性「ストリーマチャネル」によって規定された、典型的に約100マイクロメートルの直径を有する伝播およびイオン化「ストリーマヘッド」として示すことができ、前記導電性「ストリーマチャネル」は、ヘッドと、このヘッドが当初形成された電極との間の弱くイオン化された導電性プラズマである。
ストリーマヘッドの伝播、したがってストリーマチャネルの長さは、弱くイオン化されたプラズマチャネルに沿った電圧の低下によりストリーマの長さに応じて減少するストリーマヘッドの電位、および伝播ストリーマヘッドの近傍のイオン化されていないガスの電界等の種々の要因に依存する。次に、前記電界は、電極形状と、固体誘電体構造の形状および誘電率と、他の近傍のストリーマ放電の電荷および構造(ストリーマの間の静電反発力)とに依存することが可能である。
公知の板状の固体誘電体構造では、ストリーマが形成される処理表面と内部電極との距離が一定である。その結果、近傍のストリーマの電荷と相まって、ストリーマの長さにわたり電圧が低下することにより、ストリーマの長さが制限される。
固体誘電体構造および電極の提供された構成の目的は、内部電極と外部電極との間に印加される最小電圧電位を用いて、最大長さを有する最大数のストリーマを形成することである。最小電圧の最適化されたストリーマ放電構造が、誘導化学プロセスの効果およびエネルギー効率に有用であることが予想される。
このことは以下のように実現することができる。図17〜図19に示した構造では、ストリーマチャネル長さの増加中に、ストリーマの「ヘッド」と内部電極との距離が減少する。このようにして、導電チャネルの抵抗性によるストリーマヘッドの電位損失は、伝播ストリーマヘッドの近傍のイオン化されていないガスにおいて、局部的な印加電界の増加により補償される。さらに、伝播ストリーマヘッドの近傍の局部的な印加電界も誘電体材料の誘電率に依存する。図17〜図19に示した固体誘電体構造に関して、この構造は、2つ以上の誘電体材料、例えば、内部電極を含むセラミック管、および円筒管とU字形状の外部電極との間の空間にあるガラス状の充填材料からなることができる。円筒管の誘電率が周囲材料よりもはるかに高く選択された場合、伝播ストリーマヘッドの近傍の印加電界は、構造の中央領域に接近したときに高められ、この場合、ガラス状の充填材料の厚さは比較的薄い。一例として、セラミック管はアルミナ(相対誘電率ε=10を有するAl)から製造することができ、充填材料は、相対誘電率ε=3〜5を有する種類のガラスから製造することができる。チタン酸バリウムおよび/またはチタン酸ストロンチウム等の材料を添加することによって、非常に高い誘電率を有するセラミック−ガラス複合材料を製造することができる。
図20は、本発明の態様によるプラズマ装置の概略断面図を示している。反応器には、基板通路250に沿った複数のプラズマ領域201、202、203に沿ってまたはそれらを介して基板207を搬送するための第1および第2の巻き取りロール208、209が設けられる。プラズマ領域201、202、203は、基板207を処理するためのプラズマ発生装置を備える。各領域201、202、203では、特定の処理が行われる。特に、第1の領域201では、表面活性化が行われ、第2の領域202では、粒子、好ましくはナノ粒子が堆積して付着され、そして第3の領域203では、基板への最後の重合および/または化学結合架橋および化学結合強化が行われる。
原則として、基板207を処理するために、記載した全てのプラズマ領域を適用することが不要であることに留意されたい。一例として、いくつかの場合に、例えば、第2の領域202の付着作用が、特定の用途の物理的要求を満たすように発生した場合に、第3の領域を省略することができる。第2の例として、基板表面活性化および粒子堆積のために交互にプラズマ領域202を用いて、第1の領域を省略することができる。
各プラズマ領域201、202、203のプラズマ発生装置は、基板207を処理するための表面誘電体バリア放電装置を備える。表面誘電体バリア放電構造は誘電体230、231、232、233を備え、この場合、基板通路250の近傍の外面の適切な部分が電極234によって覆われる。電極234に電位を印加すると、電極234の間の表面の近傍でプラズマフィラメントが発生される。
図20では、第1の領域201は、誘電体230、231、232、233を有するこのような複数の表面誘電体バリア放電装置を備える。同様に、第3の領域203は、誘電体235、236、237、238と電極234とを有する複数の表面誘電体バリア放電装置を備える。
図20に示した第2の領域202は、基本の表面誘電体バリア放電素子を使用して構成されるより複雑なプラズマ発生装置を備える。複数の表面誘電体バリア放電素子242は、隣接する表面誘電体バリア放電素子242の反対側外面243A、243Bの間のチャネル241を規定するように平行に配置される誘電体239を有し、前記反対側外面243A、243Bは、反応器の領域202のプラズマ発生装置の概略断面図を示している図21に示したように、少なくとも電極240によって覆われる。
好ましくは、誘電体239の端部は基板通路250の近傍に配置される。選択的に、処理すべき基板207の近傍でプラズマフィラメントを発生させるために、基板通路250の近傍の誘電体239の端面には、電極v1、v2が設けられる。
単一の外面243Bに配置された電極v3、v4に電圧電位を印加することによって、表面プラズマフィラメント放電226がチャネル241に発生される。さらに、反対側外面243A、243Bに配置された電極v5、v6に電圧電位を印加することによって、容量プラズマフィラメント放電227がチャネル241に発生される。このようにして、反応器の領域202のプラズマ発生装置の選択された電極を駆動することにより、粒子流路241の予め選択された位置において、異なる種類の放電を発生させることができる。
粒子流路241では、処理すべき基板207に粒子が飛散する。所望の場合、このような粒子は、本明細書に記載したようなチャネル241で予め処理することができる。表面放電を発生させることによって、瞬時の局部的な温度上昇が生じる。電極に印加される電圧周波数に従った周波数を有する別の圧力波が発生され、周波数は、例えば約0.1〜100kHzの範囲にある。表面放電によって生じる局部的な温度上昇の現象は、プラズマにより生じる熱伝達のために用いることができ、そして固体粒子および/または液体粒子を誘電体239の表面243A、243Bから追い出す力がそれらの粒子に加えられるという効果を有する。
本発明は、本明細書に記載した実施形態に限定されない。多数の別形態が可能であることが理解されるであろう。
さらに、内部電極と、表面誘電体バリア放電プラズマを発生させるための固体誘電体構造の外面に隣接して配置されている別の外部電極とを使用する代わりに、表面プラズマを発生させるための一対の内部電極を使用することができる。その上、外部電極が使用される場合、表面プラズマを発生させるために、電極を固体誘電体構造に直接接触するようにまたはそれに隣接するように配置することができる。
上記実施形態は、断面が円形の内部空間を有する。しかし、他の形状、例えば方形状の内部空間を適用することもできる。
誘電体構造の処理表面が電極を有しないように、および外側面が少なくとも部分的に外部電極によって覆われるように、図6、図9、図10および図12に示した実施形態を修正することができることに留意されたい。
このような他の形態は、当業者に対して明らかであり、以下の特許請求の範囲に記載される本発明の範囲内にあると考えられる。
1 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
1a 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
1a 一次プラズマユニット
1b 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
1b 二次プラズマユニット
1c 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
1c 二次プラズマユニット
1d 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
1d 三次プラズマユニット
2 固体誘電体構造素子
2a 固体誘電体構造素子
2b 固体誘電体構造素子
2c 固体誘電体構造素子
2d 固体誘電体構造素子
2e 固体誘電体構造
2f 固体誘電体構造
2g 固体誘電体構造
2h 固体誘電体構造
2i 固体誘電体構造
2j 固体誘電体構造
3 処理表面
3a 処理外面
3a 処理表面
3b 処理外面
3b 処理表面
3c 処理外面
3c 処理表面
3d 処理外面
3d 処理表面
4 空間
4 ガス流路
4a 空間
4b 空間
4c 空間
5 内部空間
5 チャネル
5 内部電極
5a 上側内部空間
5b 上側内部空間
5c 上側内部空間
5d 上側内部空間
5e 下側内部空間
5e 中央内部空間
5f 下側内部空間
5g 下側内部空間
5h 下側内部空間
5i 下側内部空間
6 内部電極
6 液体またはガス
6 固体電極
6 導電温度調節流体
6 電解質
6a 内部電極
6b 内部電極
6c 内部電極
6d 内部電極
7 外部電極
7 金属板
7a 別の外部電極
7b 別の外部電極
7c 別の外部電極
7d 別の外部電極
7e 別の外部電極
7e ブリッジ
7f 別の外部電極
7g 別の外部電極
7h 別の外部電極
8a 表面誘電体バリア放電プラズマ
8b 表面誘電体バリア放電プラズマ
8c 表面誘電体バリア放電プラズマ
8d 表面誘電体バリア放電プラズマ
9 金属導電構造
9 金属キャップ
10 接地および穿孔された導電板
11 導電壁
11 金属管
12 外側面
12 側壁
13 導電温度調節流体
14 多孔質の電気絶縁層
15 入口
16 電解質流入チャネル
17 電解質流出チャネル
18 ホース接続部
20 接地された外部電極
21 スリット
22 第1のプラズマ装置
23 処理すべき構造
24a ローラ
24b ローラ
25a ガイド手段
25b ガイド手段
26 ユニット
27 追加のガス入口
28 入口
29 液滴噴霧器
30 出口
31 液体
32 第2のプラズマ装置
33 処理容量
34 外側部
34 繊維
41 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
42 固体誘電体構造
43 湾曲した処理表面
44 流路
45 内部空間
46 内部電極
47 外部電極
48 可撓性の外部構造
49 ガス噴射管
50 外側面
51 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
52 固体誘電体構造
53 プラズマ処理表面
55 内部空間
56 内部電極
56a 内部電極
56b 内部電極
58 処理すべき構造
58 多孔質材料
62 外側面
63 穿孔された追加の外部電極
100 表面誘電体バリア放電プラズマユニット
102a 細長形状の固体誘電体構造
102b 細長形状の固体誘電体構造
102c 細長形状の固体誘電体構造
102d 細長形状の固体誘電体構造
102e 細長形状の固体誘電体構造
103 処理表面
103a 処理表面
103b 処理表面
103c 処理表面
103d 処理表面
103e 処理表面
104a 空間
104b 空間
104c 空間
104d 空間
106a 電極
106b 電極
106c 電極
106d 電極
106e 電極
107a U字形状の外部電極
107b U字形状の外部電極
107c U字形状の外部電極
107d U字形状の外部電極
107e U字形状の外部電極
110 処理すべき基板
111 洗浄品
112a ローラシステム
112b ローラシステム
112c ローラシステム
112d ローラシステム
113 洗浄室
120 固体誘電体構造
121 U字形状の外部電極
122 内部電極
122 中央円筒導体
123 誘電体
123 液体材料
123 円筒状のセラミック管またはガラス管
124 誘電体
124 液体材料
124 充填誘電体材料
125 表面プラズマ
125 処理表面
126 反応器壁
127 比較的大きな電極
201 プラズマ領域
201 第1の領域
202 プラズマ領域
202 第2の領域
203 プラズマ領域
203 第3の領域
207 基板
208 第1の巻き取りロール
209 第2の巻き取りロール
226 表面プラズマフィラメント放電
227 容量プラズマフィラメント放電
230 誘電体
231 誘電体
232 誘電体
233 誘電体
234 電極
235 誘電体
236 誘電体
237 誘電体
238 誘電体
239 誘電体
240 電極
241 チャネル
241 粒子流路
242 表面誘電体バリア放電素子
243A 外面
243B 外面
250 基板通路
A1 第1の面
A2 第2の面
D1 移動方向
En 流入チャネル入口
Ex 流出チャネル出口
G 主ガス通路
P 主ガス流路
P1 ガス流路
P2 ガス流路
P3 ガス流路
P4 ガス流路
T 共通の処理面
TD 処理方向
v1 電極
v2 電極
v3 電極
v4 電極
v5 電極
v6 電極
W 距離

Claims (20)

  1. 内部電極が配置される内部空間が設けられた固体誘電体構造を備え、さらに、前記内部電極と協働して表面誘電体バリア放電プラズマを発生させるための外部電極を備える表面誘電体バリア放電プラズマユニットであって、前記表面誘電体バリア放電プラズマユニットには、前記固体誘電体構造の表面に沿ってさらにガス流路が設けられ、該ガス流路が、前記固体誘電体構造の処理面に対して垂直方向に配向され、前記固体誘電体構造が、処理外面と該処理外面に対して所定の角度をなす外側面とを有する細長い形状を有し、前記外側面に沿って、前記ガス流路の少なくとも一部が配置され、固体誘電体構造の外側面が少なくとも部分的に外部電極によって覆われる表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  2. 前記処理外面が電極を有しない請求項1に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  3. 前記外部電極が前記固体誘電体構造の処理外面に隣接して配置される請求項1または2に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  4. 前記内部電極は電解質で構成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  5. 前記電解質がさらに温度調節流体として機能する請求項4に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  6. 前記内部電極が導電体によって囲まれる請求項1〜5のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  7. 前記固体誘電体構造が開口部を有し、該開口部に前記ガス流路が接続される請求項1〜6のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  8. 各固体誘電体構造の処理外面が共通の処理面に延びるようにほぼ平行に配置された複数の固体誘電体構造のアセンブリをさらに備え、そして隣接する固体誘電体構造の間の空間が前記ガス流路の少なくとも一部を規定する請求項1〜7のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  9. 前記固体誘電体構造が板状であり、前記誘電体構造には、前記ガス流路が延びるスリットが設けられる請求項1〜6のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  10. 前記固体誘電体構造には複数のスリットが設けられ、該複数のスリットの各々がガス流路の少なくとも一部を規定する請求項9に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  11. 前記固体誘電体構造の前記内部空間が細長い請求項1〜10のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  12. 前記固体誘電体構造の前記内部空間が、押出成形法および/または射出成形法によって形成されている請求項1〜11のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  13. 前記固体誘電体構造が複数の別個の内部空間を有し、該複数の別個の内部空間の少なくとも1つが単に温度調節流体チャネルとして機能する請求項1〜12のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  14. 前記固体誘電体表面の処理外面が少なくとも部分的に前記外部電極によって覆われる請求項1〜13のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  15. 少なくとも部分的に前記固体誘電体構造の処理外面に沿って延びる接地および穿孔された導電板をさらに備える請求項1〜14のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  16. 前記固体誘電体構造の処理外面が、ガスを吸着する多孔質の電気絶縁層によって覆われる請求項1〜15のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  17. 外部電極が地面に接続される請求項1〜16のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  18. 複数の固体誘電体構造を備え、固体誘電体構造が、外部電極が配置される細長い中空管を形成し、該中空管の処理外面が多孔質の電気絶縁層によって覆われ、前記外部電極が遠隔位置から前記多孔質の電気絶縁層に延びる請求項1〜17のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  19. 複数の固体誘電体構造のアセンブリを備え、前記固体誘電体構造の処理表面が処理容量を囲み、前記ガス流路が、少なくとも部分的に、隣接する2つの固体誘電体構造の外側面の間の空間によって規定される請求項1〜18のいずれか1項に記載の表面誘電体バリア放電プラズマユニット。
  20. 表面誘電体バリア放電プラズマを発生させる方法において、固体誘電体構造の内部空間に配置された内部電極と外部電極との間に電圧を印加するステップを含み、さらに、前記構造の表面に沿ったガス流路に沿ってガス流を誘導するステップを含む方法であって、前記ガス流路が、表面誘電体バリア放電プラズマユニットの固体誘電体構造の処理面に対して垂直方向に配向され、前記固体誘電体構造が、処理外面と該処理外面に対して所定の角度をなす外側面とを有する細長い形状を有し、前記外側面に沿って、前記ガス流路の少なくとも一部が配置され、固体誘電体構造の外側面が少なくとも部分的に外部電極によって覆われる方法。
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