JP5653744B2 - ラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反および通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品 - Google Patents

ラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反および通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品 Download PDF

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本発明は、医薬品、染毛剤、染色剤、化粧品、食品、日用品等を保存するためのラミネートチューブ容器の口頭部を封止するために用いられる深絞りされたカップ状の通路閉鎖材用原反に関し、特にラミネートチューブ容器の内容物の変質を防止するとともに、口頭部の閉鎖材における易開封性を有し、閉鎖材における層間剥離(デラミ)の発生を防止するラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反および当該原反を使用した通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品に関する。
近年、取扱いの利便性及び意匠性等の利点を有することから、プラスチック系チューブ容器に対する需要が増大している。このようなプラスチック系チューブ容器の中でも、特にラミネートチューブ容器は、平板の積層原反を筒状に加工して胴体部を形成するという製造方法が特徴であり、歯磨き、絵の具等の日用品のみならず、医薬品、化粧品、接着剤等の工業用品の分野にまで広く用いられている。ラミネートチューブ容器は、押し出し成形法やブロー成形法によって胴体部が形成される他のプラスチック系チューブ容器と異なり、アルミニウム箔や無機酸化物蒸着フィルム等の無機系高バリヤー材を自由に積層できるという大きな利点を有し、その内容物保護性が高く評価されている。
上記のようなラミネートチューブ容器は、口頭部を閉鎖することによって密封容器として製造されることも多い。しかし、ラミネートチューブ容器の胴体部におけるバリヤー性に対して、その容器の口頭部は、圧縮成形法又は射出成形法により形成されるため一般にはポリエチレンの単層構造からなり、胴体部と同様のバリヤー性は期待できない。
そこで、ラミネートチューブ容器全体のバリヤー性を向上させるために、口頭部の内面に、積層シートを打ち抜き・絞り加工して得た図3(a),(b)に示すようなカップ状の閉鎖材30,31を組み込み、容器の肩部を多層にすると共に容器の口を塞ぐことによってバリヤー性を高め、内容物の変質を防止する構造が知られている。このカップ状の通路閉鎖材をラミネートチューブ容器に組み込むときは、図4のように、ラミネートチューブ胴体部43に口頭部42が接着された容器の更に口頭部42内側に通路閉鎖材41が組み込まれることになる。
このようなカップ状の通路閉鎖材には、深絞り強度、耐熱強度、耐内容物性、チューブ口頭部からの脱落の防止、開封時の易開封性(易突き破り性)といった特性が要求される。
例えば、特許文献1には、深絞り性、耐熱性等に優れたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反が開示されている。この原反は、アルミニウム箔の両面を2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルム、特にポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムで被覆する構造を有している。
しかし、溶剤系成分を含む内容物を充填した場合、溶剤系成分が通路閉鎖材の最内層を透過し、金属箔の界面まで滲出し、デラミが生じるという問題点があった。このような問題点を解決するために耐浸透性に優れたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反が開発された(特許文献2)。この原反から形成された通路閉鎖材を使用したラミネートチューブ容器は、日用品、医薬品、化粧品、接着剤等の多くの内容物に対する要求特性を充足するものであった。その後、ラミネートチューブ容器の内容物も多岐にわたり、多種多様な内容物が充填されるようになった。
近年、染毛剤は染め上がりの発色効果を出すために、重炭酸アンモニウムの含有量を増量させており、強アルカリ性になってきている。他方、医薬品の外用剤においては、消炎鎮痛剤や鎮痒剤等も使い易い樹脂チューブへの充填が望まれている。このように、これらの染毛剤や医薬品をラミネートチューブ容器に充填する需要が生じている。しかしながら、これらの内容物は、通路閉鎖材に経時的な悪影響を及ぼすことが問題となっている。
すなわち、従来のカップ状の通路閉鎖材は合成樹脂フィルム層/金属箔層等がドライラミネートにより接着積層されたラミネート原反によって形成されている。このようなラミネート原反は、樹脂フィルム層、金属箔層等が接着剤によって積層されているので、染毛剤に含有されている重炭酸アンモニウム等やこれらの医薬品の内容成分の悪影響を受け、層間の接着強度が極端に弱くなったり、層間剥離(デラミ)が生じたりする。したがって、通路閉鎖材の開封性が大きく損なわれてしまうことが危惧されている。
そのため、このような染毛剤や医薬品を充填するラミネートチューブ容器において、経時変化による通路閉鎖材の層間接着強度の劣化を抑え、デラミの発生を防止し、易開封性の確保が可能となる通路閉鎖材用原反の開発が望まれていた。
特開平10−181755号公報 特開2000−153585号公報
本発明は、上記問題点を解決することを目的とする。すなわち、本発明は、絞り加工性、易開封性を有すると共に、通路閉鎖材における層間剥離(デラミ)を防止することによって耐内容物性を充足する通路閉鎖材用原反を提供することを目的とする。
特に重炭酸アンモニウムの含有量の高い染毛剤や、消炎鎮痛剤や鎮痒剤等の医薬品等の内容物を充填する通路閉鎖材付ラミネートチューブ容器に好適に使用され、染毛剤成分や外用剤の溶剤成分等の滲出による通路閉鎖材の層間剥離を防止し、開封用針で通路閉鎖材を破砕する際における易開封性を有し、開封後の破砕跡にもケバ等が残らない美観を確保することができる通路閉鎖材用原反及びそれを用いた通路閉鎖材付ラミネートチューブ容器の提供を目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために様々なフィルムの組み合わせを鋭意検討した結果、金属箔と内層側の樹脂層との積層に接着剤を使用せず、かつ層間剥離を防止することができる画期的な通路閉鎖材用原反を発明した。かかる通路閉鎖材用原反及びそれを用いた通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品の構成は以下の通りである。
(1)ラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反であって、ラミネートチューブに通路閉鎖材を形成した際の通路閉鎖材における外層から内層側へ、ポリオレフィン系樹脂フィルム、2軸延伸ポリエステルフィルム、金属箔、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂、ポリオレフィン系樹脂、少なくともポリオレフィン系樹脂を層構成中に有する共押出フィルム、とが順に積層されていることを特徴とするラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反である。
ここで、上記共押出フィルムとは、ポリオレフィン系樹脂を含む2種以上の樹脂を共押出しした多層フィルムである。このような多層フィルムとしては、L−LDPE/ナイロン/L−LDPE、L−LDPE/ナイロン/EVOH/ナイロン/L−LDPE等が挙げられる。これらは市販品を使用することもできる。
(2)前記エチレン−カルボン酸共重合体樹脂が、押出ラミネートにて積層されていることを特徴とする上記(1)に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反である。
(3)前記2軸延伸ポリエステルフィルムが、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反である。
(4)前記最外層のポリオレフィン系樹脂フィルムが、直鎖状低密度ポリエチレンフィルムであることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反である。
(5)前記最内層の共押出フィルムが、ポリアミドフィルムの両面にポリオレフィン系樹脂フィルムを積層して共押出延伸されたものであることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反である。
ここで、共押出延伸フィルムとして、上記の3層構造のフィルムを用いることによって、このフィルムの機械的強度がより強くなり絞り加工時の破れを確実に防止でき、かつ、内容物の滲出に対するバリヤー効果も向上させることができる。また、絞り加工時に破れ難くする一方で、開封の際には閉鎖材の切り裂き性がよくなければならないが、延伸することで、無延伸フィルムと比較して伸度が低いため開封針で切り裂き易くなる。また3層構造のフィルムは共押出の後2軸延伸をしても良い。2軸延伸すると開封の際に2方向に切り裂かれることになるので、易開封性は格段に向上する。3層フィルム全体の厚さは15〜60μmが好ましく、より好ましくは20〜30μmである。
(6)前記最内層の共押出フィルムが、エチレンビニルアルコール共重合樹脂フィルムの両面にポリアミドフィルムを積層し、さらにポリアミドフィルムの両外層にポリオレフィン系樹脂フィルムを積層して共押出延伸されたものであることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反である。
(7)前記最内層の共押出フィルムのポリオレフィン系樹脂フィルムが、直鎖状低密度ポリエチレンフィルムであることを特徴とする上記(5)又は(6)に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反である。
(8)チューブ胴体と深絞りされたカップ状の通路閉鎖材が内面に形成された口頭部とを有する通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品であって、前記通路閉鎖材が上記(1)乃至(7)のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反によって形成され、内容物として染毛剤が充填されていることを特徴とする通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品である。
(9)チューブ胴体と深絞りされたカップ状の通路閉鎖材が内面に形成された口頭部とを有する通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品であって、前記通路閉鎖材が上記(1)乃至(7)のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反によって形成され、内容物として医薬品が充填されていることを特徴とする通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品である。
本発明に係るラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反は、強靭でかつ引っ張りに強く、絞り加工時に破れを生じることがない。一方で、開封用針で開封する際の易開封性に優れると共に、重炭酸アンモニウム等の成分を含有する染毛剤や消炎鎮痛剤等の医薬品に対しても通路閉鎖材における層間剥離を防止し、内容物を選ばずどのような用途のラミネートチューブ容器の通路閉鎖材としても使用することができるという優れた効果を奏する。
実施形態1に係る通路閉鎖材用原反を示す断面図である。 実施形態2に係る通路閉鎖材用原反を示す断面図である。 本発明に係る通路閉鎖材用原反を使用した通路閉鎖材の一例を示す斜視図である。(a)は通常の通路閉鎖材であり、(b)は環状角部が形成された通路閉鎖材である。 実施形態3に係る通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品を示す部分断面図である。 実施形態4に係る通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品の製造工程断面図である。 実施形態4に係る通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品を示す部分断面図である。 比較例1に係る従来の通路閉鎖材用原反を示す断面図である
本発明に係るラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反及び通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品の実施形態の一例を図面に沿って説明する。ただし、下記に示す実施形態は本発明の一例であって、本発明を限定するものではない。
実施形態1
図1は、本実施形態に係るラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反を示す断面図である。図1に示す如く、本実施形態1に係る通路閉鎖材用原反10は、通路閉鎖材を形成した際における外層(上部側)から内層(下部側)へ、ポリオレフィン系樹脂フィルム1、2軸延伸ポリエステルフィルム2、金属箔3、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂4、ポリオレフィン系樹脂5、少なくともポリオレフィン系樹脂を層構成に有する共押出延伸フィルム6、とが順に積層されている。
ここで、ポリオレフィン系樹脂フィルム1としては、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(L−LDPE)、高密度ポリエチレン系フィルム(HDPE)、中密度ポリエチレンフィルム、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、ポリプロピレン系フィルム(PP)、ポリブテンフィルム等が挙げられる。特にL−LDPEは、優れた絞り加工性を有しているため好ましい。ポリオレフィン系樹脂フィルム1の厚さとしては、10〜60μmが好ましい。特に好ましくは15〜40μmが好ましい。
また、2軸延伸ポリエステルフィルム2としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、ポリブチレンテレフタレート系フィルム(PBT)、ポリエチレンイソフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等が挙げられる。中でも特にPETが好ましい。
また、金属箔3としては、アルミニウム(Al)、ステンレス、錫、鉛、銅、鉄、ニッケル又はこれらの合金(例えば、JIS 8079材)等が挙げられる。特に入手のし易さや価格、伸びのよさ等の点からAl箔及びAl合金箔が好ましい。
また、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂4としては、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)等が挙げられる。かかるエチレン−カルボン酸共重合体樹脂4は、上記の金属箔3に押出ラミネートにて積層されるのが好ましい。押出ラミネートは積層面上にアンカーコート剤を塗布し、樹脂を押し出すことによって行っても良い。このように押出ラミネートにて積層することによって、金属箔3との界面に接着剤層を形成しないことによって、金属箔3とエチレン−カルボン酸共重合体樹脂4との層間剥離を防止することができる。また、各層の厚さは、金属箔3は20〜70μm、特に好ましくは40〜60μmであり、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂4は、10〜40μmである。
また、ポリオレフィン系樹脂5としては、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(L−LDPE)、高密度ポリエチレン系フィルム(HDPE)、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等が挙げられる。特にLDPEが好ましい。積層に際しては、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂4と共に押出ラミネートにて積層されるのが好ましい。当該ポリオレフィン系樹脂5の厚みは、10〜30μmが好ましい。
さらに、本実施形態1における共押出延伸フィルム6としては、ポリアミドフィルム8の両面にポリオレフィン系樹脂フィルム7,9を積層して共押出延伸されたものを用いている。ポリアミドフィルム8としては、内容物の浸透に対するバリヤー性が高く、耐アルカリ性に優れるため、特にナイロン(Ny)が好ましい。ナイロンとしては、例えば、6−ナイロン、66−ナイロン、11ナイロン、MXD6ナイロン等を使用することができる。ポリオレフィン系樹脂フィルム7,9としては、L−LDPEが好適である。
本実施形態1に係る通路閉鎖材用原反は、上述の積層構造を有し、総厚は150μm以下が好ましい。
実施形態2
図2は、本実施形態に係るラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反を示す断面図である。図1と同等の部材については同じ符号を用いる。図2に示す如く、本実施形態2に係る通路閉鎖材用原反20は、通路閉鎖材を形成した際における外層(上部側)から内層(下部側)へ、ポリオレフィン系樹脂フィルム1、2軸延伸ポリエステルフィルム2、金属箔3、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂4、ポリオレフィン系樹脂5、少なくともポリオレフィン系樹脂を層構成に有する共押出延伸フィルム11、とが順に積層されている。
ここで、ポリオレフィン系樹脂フィルム1、2軸延伸ポリエステルフィルム2、金属箔3、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂4、ポリオレフィン系樹脂5については実施形態1に示したものが例示として挙げられる。
実施形態2における共押出延伸フィルム11としては、エチレンビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)フィルム14の両面にポリアミドフィルム13,15を積層し、さらにポリアミドフィルムの両外層にポリオレフィン系樹脂フィルム12,16を積層して共押出延伸されたものが用いられている。
また、ポリアミドフィルム13,15としては、ナイロンが好ましい。ナイロンとしては、例えば、6−ナイロン、66−ナイロン、11ナイロン、MXD6ナイロン等が挙げられる。ポリオレフィン系樹脂フィルム12,16としては、L−LDPEが好適である。
本実施形態2に係る通路閉鎖材用原反は、上述の積層構造を有し、総厚は150μm以下が好ましい。
実施形態3
図4は、本実施形態3に係る通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品を示す部分断面図である。
図4に示す如く、本実施形態3に係る通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品40は、まずAl箔の両面にEMAAを介し、外層側に向ってPET/PE/着色PE/PEを積層し、内層側に向ってPE/共押出しシートの2軸延伸したもの(L−LDPE/Ny/EVOH/Ny/L−LDPE)及びL−LDPEを積層して得られたチューブ胴体用原反43を円筒状に形成する。チューブ胴体用原反43には、コンプレッション法によって口頭部42を形成する。口頭部42は、ポリエチレン溶融樹脂によって形成されている。
また、図3(a)に示す通路閉鎖材30を製造する。かかる通路閉鎖材30は、実施形態1に係る通路閉鎖材用原反を、打ち抜き機によって所望の形状・大きさに打ち抜いた後、上金型と下金型を用いてカップ状の閉鎖材30を成形することができる。
ここで本発明に係る通路閉鎖材用原反は、外気に触れる最外層は、ポリオレフィン系樹脂フィルムが用いられている。ポリオレフィン樹脂フィルムは、絞り加工において特に最外層に必要とされる伸びと破れ難さを有している。最外層は、外気に触れると同時にラミネートチューブ容器の口頭部内面に接着される。そこで、口頭部はポリエチレンで形成されることが多いため、口頭部内面との熱溶着性がよいことから、ポリオレフィン系樹脂としてポリエチレンを用いることが好ましい。かかる通路閉鎖材30を口頭部42の内面に接合する。
次に図示しないが、このようなラミネートチューブに内容物として、例えば、染毛剤や消炎鎮痛剤や鎮痒剤等の医薬品を充填し、封止し、口頭部キャップを螺着して、通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品40が完成する。
実施形態4
図5及び図6は、本実施形態4に係る通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品を示す製造工程断面図及び部分断面図である。
図5に示す如く、本実施形態4に係る通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品は、まずAl箔の両面にEMAAを介し、外層側に向ってPET/PE/着色PE/PEを積層し、内層側に向ってPE/共押出しシートの2軸延伸したもの(L−LDPE/Ny/EVOH/Ny/L−LDPE)及びL−LDPEを積層して得られたチューブ胴体用原反52を円筒状に形成し、マンドリル50に外嵌する。
また、図3(b)に示す通路閉鎖材31を製造する。かかる通路閉鎖材31は、実施形態2に係る通路閉鎖材用原反を、打ち抜き機によって所望の形状・大きさに打ち抜いた後、上金型と下金型を用いてカップ状の閉鎖材31を成形することができる。
次に図5に示す如く、マンドリル50の先端に閉鎖材31を嵌着する。この際に、閉鎖材31の嵩高さをマンドリル50の繋止部51の高さより大きく形成してあり、閉鎖材31の凸部先端面の裏側とマンドレル50の繋止部51の先端との間に空間が形成される。
次に成型機のキャビティ55内に溶融樹脂56をホールピン57の周囲に配置する。溶融樹脂56としては、高密度ポリエチレン樹脂を用いた。次にマンドレル50の繋止部51の先端面の直径l2より小なる先端直径l3を有するホールピン57を閉鎖材31の凸部先端面に圧接することにより、ホールピン57の先端面が閉鎖材31の凸部先端面の中央部分を押し込むことによって図3(b)のおける環状角部32が形成される。この際、ホールピン57の基部にはコイルスプリング62があり、閉鎖材に圧接することによりバネ圧が生じている。
このような製造工程によって、図6に示す口頭部を得ることができる。図6に示す如くチューブ胴体部73の先端には、溶融樹脂により口頭部71が形成されている。口頭部71には、後述するキャップを螺着するための螺合部78が形成されている。また口頭部71の内側には閉鎖材31が接合されており、開口部近傍に環状角部70が形成されている。ここで環状角部70の角長l4により、口頭部71の厚みに依存し、開封針による通路閉鎖材の開封時において、閉鎖材の脱落を防止する係止機能を生ずる。
角幅l5は、閉鎖材用原反の厚みに依存し、閉鎖材用原反厚の2倍から3倍に形成するのが好ましい。
次に図示しないが、このようなラミネートチューブに内容物として、例えば、染毛剤や消炎鎮痛剤や鎮痒剤等の医薬品を充填し、封止し、口頭部キャップを螺着して、通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品が完成する。
以下に本発明に係る通路閉鎖材用原反について実施例及び比較例を示す。
実施例1
本実施例では、まず、Al箔(厚み40μm)の片面に、二軸延伸PETフィルム(厚み12μm)を貼り合わせ、さらに二軸延伸PETフィルムの外側にL−LDPEフィルム(厚み20μm)を積層する。
次に、上記Al箔の他面側にEMAA樹脂(厚み25μm)を押出しラミネートする。さらにLDPEフィルム(厚み20μm)を積層し、更にL−LDPE/Ny/L−LDPEの3層共押出延伸フィルム(総厚み20μm、各層の厚み5μm/10μm/5μm)を積層して、総厚137μmの通路閉鎖材用原反を得た。外層から内層側への積層構造は以下の通りである。
L−LDPE/PET/Al箔/EMAA/LDPE/共押出フィルム(L−LDPE/Ny/L−LDPE)
実施例2
本実施例では、まず、Al箔(厚み40μm)の片面に、二軸延伸PETフィルム(厚み12μm)を貼り合わせ、さらに二軸延伸PETフィルムの外側にL−LDPEフィルム(厚み20μm)を積層する。
次に、上記Al箔の他面側にEMAA樹脂(厚み25μm)を押出しラミネートする。さらにLDPEフィルム(厚み20μm)を積層し、L−LDPE/Ny/EVOH/Ny/L−LDPEの5層共押出フィルム(総厚み25μm、各層の厚み5μm/5μm/5μm/5μm/5μm)を積層して、総厚142μmの通路閉鎖材用原反を得た。外層から内層側への積層構造は以下の通りである。
L−LDPE/PET/Al箔/EMAA/LDPE/共押出フィルム(L−LDPE/Ny/EVOH/Ny/L−LDPE)
比較例1
比較例1では、図7に示す積層構造の通路閉鎖材用原反を製造した。まず、Al箔層83(厚み50μm)の両面に2軸延伸PETフィルム層82,84(厚み12μm)を貼り合わせ、PETフィルムの外層側にL−LDPEフィルム層81(厚み30μm)を積層した。上記PETフィルムの他面側に、L−LDPE86/Ny87/L−LDPE88の3層共押出フィルム85(総厚み20μm、各層の厚み5μm/10μm/5μm)を積層して、総厚124μmの通路閉鎖材用原反を得た。外層から内層側への積層構造は以下の通りである。
L−LDPE/PET/Al箔/PET/共押出フィルム(L−LDPE/Ny/L−LDPE)
[絞り加工性、作業性試験]
作成した通路閉鎖材用原反を通路閉鎖材付ラミネートチューブ容器製造機(KMK社製コンプレッションヘッダー)にて、絞り加工性及び作業性の適正試験を実施した。
ラミネートチューブ容器の評価は、染毛剤、消炎鎮痛剤に適するφ25mm以上のサイズのチューブ容器を用いて実施した。
絞り加工性の評価は、成形されたカップの通路閉鎖材の破れの有無を目視で確認した。
作業性の評価は、通路閉鎖材付ラミネートチューブ容器製造機での生産性で評価した。
−絞り加工性−
◎:破れがまったくない。
○:頻度は非常に少ないが、Al箔にシワが見られる。
△:頻度は少ないが、軽度の破れが確認される。
×:目視で確認できる明確な破れがある。
−作業性−
◎:全くトラブルがない。
○:頻度は非常に少ないが、通路閉鎖材の移載にトラブルが発生した。
△:頻度は少ないが、トラブルが発生した。
×:トラブルが発生し、通常の生産が困難となった。
Figure 0005653744
[易開封性試験]
絞り加工性試験で破れなく形成されたカップ状の通路閉鎖材を用いてφ25mmサイズのラミネートチューブ容器を製造した。
染毛剤11種類(一般用5種、業務用6種)、消炎鎮痛剤6種類を各5本に30g充填し、染毛剤は50℃ドライ環境下で3ヶ月間、消炎鎮痛剤は40℃、相対湿度75%環境下で6ヶ月間保存した。
その後、容器のキャップに形成されている開封用針で通路閉鎖材を開封し、その状態を目視で評価した。
−評価基準−
◎:開封に全く問題ない。
○:開封は問題なくできるが、若干のデラミネーションが認められる。
△:開封はできるが、デラミネーションの影響で開いた穴が小さい。
×:穴が開かない。
(染毛剤)
Figure 0005653744
(消炎鎮痛剤)
Figure 0005653744
(評価)
絞り加工性:比較例1に係るチューブ容器に比較して、遜色のない絞り加工性及び作業性を有する。
耐内容物性:染毛剤に対して、はるかに耐性を示した。
消炎鎮痛剤に関しては、比較例1で使用できない内容物に対して、実用の可能性があることが分かった。
1,81 ポリオレフィン系樹脂フィルム
2,82 2軸延伸ポリエステルフィルム
3,83 金属箔
4,84 エチレン−カルボン酸共重合体樹脂
5 ポリオレフィン系樹脂
7,9,12,16,86,88 ポリオレフィン系樹脂フィルム
6,11 共押出延伸フィルム 8,13,15,87 ポリアミドフィルム
14 エチレンビニルアルコール共重合樹脂フィルム
20 通路閉鎖材用原反
40 通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品

Claims (8)

  1. ラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反であって、ラミネートチューブに通路閉鎖材を形成した際の通路閉鎖材における外層から内層側へ、ポリオレフィン系樹脂フィルム、2軸延伸ポリエステルフィルム、金属箔、エチレン−カルボン酸共重合体樹脂、ポリオレフィン系樹脂、少なくともポリオレフィン系樹脂を層構成中に有する共押出フィルム、とが順に積層され、前記エチレン−カルボン酸共重合体樹脂が、金属箔に押出ラミネートにて積層されていることを特徴とするラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反。
  2. 前記2軸延伸ポリエステルフィルムが、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項1に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反。
  3. 前記最外層のポリオレフィン系樹脂フィルムが、直鎖状低密度ポリエチレンフィルムであることを特徴とする請求項1又は2に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反。
  4. 前記最内層の共押出フィルムが、ポリアミドフィルムの両面にポリオレフィン系樹脂フィルムを積層して共押出延伸されたものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反。
  5. 前記最内層の共押出フィルムが、エチレンビニルアルコール共重合樹脂フィルムの両面にポリアミドフィルムを積層し、さらにポリアミドフィルムの両外層にポリオレフィン系樹脂フィルムを積層して共押出延伸されたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反。
  6. 前記最内層の共押出フィルムのポリオレフィン系樹脂フィルムが、直鎖状低密度ポリエチレンフィルムであることを特徴とする請求項又はに記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反。
  7. チューブ胴体と絞り加工されたカップ状の通路閉鎖材が内面に形成された口頭部とを有する通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品であって、前記通路閉鎖材が上記請求項1乃至のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反によって形成され、内容物として染毛剤が充填されていることを特徴とする通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品。
  8. チューブ胴体と絞り加工されたカップ状の通路閉鎖材が内面に形成された口頭部とを有する通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品であって、前記通路閉鎖材が上記請求項1乃至のいずれか一に記載されたラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反によって形成され、内容物として医薬品が充填されていることを特徴とする通路閉鎖材付ラミネートチューブ製品。
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