JP5648662B2 - テープ状収納部材の巻き取り方法およびテーピング電子部品連 - Google Patents

テープ状収納部材の巻き取り方法およびテーピング電子部品連 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を収納したテープ状収納部材をリールに巻き取るための巻き取り方法およびテープ状収納部材をリールに巻き取ることにより形成されるテーピング電子部品連に関する。
近年、テープ状収納部材の長手方向に沿って所定の間隔をおいて連続的に形成された収納凹部にチップ型電子部品を収納し、リールに巻き取った構造を有するテーピング電子部品連が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
なお、このテーピング電子部品連を構成するテープ状収納部材の、上記収納凹部に収納されたチップ型電子部品を実装するにあたっては、通常、テープ状収納部材の端部をリールから取り出し、自動実装機を用いてテープ状収納部材を搬送しながら、個々のチップ型電子部品を収納凹部から順次取り出して回路基板などの実装対象上に実装することが行われる。
ところで、テープ状収納部材を巻き取るリールとしては、例えば、図13(a),(b)に模式的に示すように、一対のフランジ部101a,101bを、所定の間隔をおいて互いに対向するように、軸心部102により結合してなるリール100が用いられている。
このようなリール100にテープ状収納部材を巻き取る場合、1つのテーピング電子部品連に含まれる(収納される)チップ型電子部品の数により、巻き取るべきテープ状収納部材の長さが異なる。そして、テープ状収納部材の長さが異なると、図14に示すように、テープ状収納部材110を巻き取ることにより形成される巻き取り構造体120の外径D1が異なることになる。そして、巻き取り構造体120の外径D1が、リール100を構成するフランジ部101a,101bの外径D2より大幅に小さくなると、フランジ部101a,101bの外周に近い領域が、巻き取り構造体120に支持されない状態となり、変形や損傷が生じやすくなり、実装時の自動実装機への装着などに支障を来すおそれがあり、信頼性が低くなるという問題点がある。
また、巻き取り構造体120の外径D1が、フランジ部101a,101bの外径D2より大幅に小さくなると、自動実装機に装着してチップ型電子部品の実装を行う際に、テープ状収納部材110の端部をリール100から取り出すことが困難になるという問題点がある。
上記のような問題点を解決するために、例えば、テープ状収納部材の一端側から所定の位置までは収納凹部にチップ型電子部品を収納せず、それ以降の収納凹部にチップ型電子部品を収納し、上記一端側を先端として、テープ状収納部材をリールに巻き取って、1つのテーピング電子部品連に含まれるべきチップ型電子部品が少ない場合にも、巻き取り構造体の外径D1が所定の大きさとなるようにすることも行われているが、その場合には、テープ状収納部材に無駄が生じたり、無用のテーピング電子部品連の重量増加やそれによる搬送時のコスト増加を招いたりするという問題点がある。
特開2008−254785号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電子部品を収納したテープ状収納部材をリールに巻き取るにあたって、巻き取るべきテープ状収納部材の長さが変動した場合にも、リールを構成するフランジ部の変形や損傷が生じにくく、かつ、テープ状収納部材の端部をリールから取り出しやすい位置にくるようにテープ状収納部材を巻き取ることが可能なテープ状収納部材の巻き取り方法および該方法を用いて製造される、信頼性が高く、取り扱い性に優れたテーピング電子部品連を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のテープ状収納部材の巻き取り方法は、
長手方向に沿って複数配設された収納凹部に電子部品を収納したテープ状収納部材を、一対のフランジ部が、所定の間隔をおいて互いに対向するような態様で軸心部により結合された構造を有するリールに巻き取るためのテープ状収納部材の巻き取り方法であって、
前記一対のフランジ部の少なくとも一方の、前記軸心部に干渉しない位置に、巻き取り治具が一体に備える複数の巻き取りガイドを挿入するための複数の貫通孔が形成されており、前記複数の貫通孔は、前記巻き取りガイドを挿入して前記テープ状収納部材を巻き取って巻き取り構造体を形成した場合に、前記巻き取りガイドは前記巻き取り構造体の内周に接するが、前記軸心部は前記巻き取り構造体の内周に接しない位置に配設されており
前記複数の貫通孔に、前記一対のフランジ部のうちの一方のフランジ部の外側面から、前記巻き取りガイドを抜き取り可能に挿入した状態で前記リールを前記巻き取り治具とともに回転させて前記テープ状収納部材を巻き取ることにより、
前記軸心部に直接に同じ長さの前記テープ状収納部材を巻き取った場合に形成される巻き取り構造体よりも外周寸法が大きく、かつ、前記軸心部が内周に接しない巻き取り構造体を形成する工程を備えていること
を特徴としている。
また、前記複数の貫通孔が、所定の前記貫通孔に前記巻き取りガイドを挿入して前記テープ状収納部材の巻き取りを行うことにより、内周寸法が異なる複数種類の前記巻き取り構造体を形成することができるような態様で配設されていることが好ましい。
上記構成を備えることにより、1つのリールで、長さの異なるテープ状収納部材を巻き取って、外径が所定の大きさの巻き取り構造体を形成することが可能になる。
また、本発明のテープ状収納部材の巻き取り方法においては、前記複数の貫通孔の少なくとも一部を、前記軸心部を回転中心として回転対称となる位置に配設することが好ましい。
貫通孔を、軸心部を回転中心として回転対称となる位置に配設することにより、さらに確実に、リールを構成するフランジ部の変形や損傷を生じにくい態様で、テープ状収納部材を巻き取ることが可能になる。
また、前記リールとして、前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に、前記巻き取り構造体を所定の位置に保持する保持部を備えたリールを用いることが好ましい。
巻き取り構造体を所定の位置に保持する保持部を備えたリールを用いることにより、巻き取り構造体を確実に所定の位置に保持して、信頼性を向上させることができる。
また、前記保持部が、前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に配設された、突起部、弾性材料、および粘着性材料からなる群より選ばれる少なくとも1つからなるものであることが好ましい。
突起部、弾性材料、および粘着性材料からなる群より選ばれる少なくとも1つを保持部として備えたリールを用いることにより、さらに確実に巻き取り構造体の位置ずれを抑制、防止することが可能になり、本発明をさらに実効あらしめることができる。
また、前記巻き取りガイドが、巻き取られるべき前記テープ状収納部材の先端部を固定するための固定部を備えていることが好ましい。
固定部を備えた構成とすることにより、別途締結治具や接着部材などを用意したりすることなく、テープ状収納部材の先端部を巻き取りガイドに容易に固定して、テープ状収納部材の巻き取りを効率よく実施することができる。
また、本発明のテーピング電子部品連は、
長手方向に沿って複数配設された収納凹部に電子部品を収納したテープ状収納部材が、一対のフランジ部が、所定の間隔をおいて互いに対向するような態様で軸心部により結合された構造を有するリールに巻き取られてなるテーピング電子部品連であって、
前記一対のフランジ部の少なくとも一方の、前記軸心部に干渉しない位置に複数の貫通孔が形成されているとともに、
前記テープ状収納部材を巻き取ることにより形成された巻き取り構造体が、内周を前記軸心部と接することなく、前記一対のフランジ部間に保持されていること
を特徴としている。
また、本発明のテーピング電子部品連においては、前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に、前記テープ状収納部材を巻き取ることにより形成される巻き取り構造体を所定の位置に保持する保持部を備えており、前記巻き取り構造体が、前記保持部により、内周を前記軸心部と接することなく、前記一対のフランジ部間に保持されていることが好ましい。
上記構成とすることにより、巻き取り構造体が、内周を軸心部と接することなく、リールを構成するフランジ部間に確実に保持された信頼性の高いテーピング電子部品連を得ることが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、本発明のテーピング電子部品連においては、前記貫通孔が、前記軸心部を回転中心として回転対称となる位置に形成されていることが好ましい。
貫通孔が、前記軸心部を回転中心として回転対称となる位置に形成されている場合、上述の本発明のテープ状収納部材の巻き取り方法を適用して効率よく製造することが可能なテーピング電子部品連を得ることができる。
また、前記保持部が、前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に配設された、突起部、弾性材料、および粘着性材料からなる群より選ばれる少なくとも1つからなるものであることが好ましい。
突起部、弾性材料、および粘着性材料からなる群より選ばれる少なくとも1つを保持部として備えたリールを用いた場合、より確実に巻き取り構造体の位置ずれを抑制、防止することが可能になり、さらに信頼性の高いテーピング電子部品連を提供することが可能になる。
本発明のテープ状収納部材の巻き取り方法は、上述のように、一対のフランジ部の少なくとも一方の、軸心部に干渉しない位置に、巻き取りガイド挿入用の貫通孔を形成し、貫通孔に巻き取りガイドを挿入した状態でリールを回転させてテープ状収納部材を巻き取るようにしているので、軸心部に直接に同じ長さのテープ状収納部材を巻き取った場合に形成される巻き取り構造体よりも、外周寸法の大きい巻き取り構造体を形成することが可能になる。
そのため、テープ状収納部材の長さが短くて、軸心部に直接にテープ状収納部材を巻き取ると、巻き取り構造体の外周寸法が小さくなり、リールを構成するフランジ部の外周に近い領域が巻き取り構造体により支持されずに変形や損傷が生じ易くなるという問題がある場合にも、外周寸法の大きい巻き取り構造体を形成して、リールを構成するフランジ部の外周に近い領域に変形や損傷が生じることを抑制、防止することが可能になる。
また、巻き取り構造体の外周に位置するテープ状収納部材の端部を、軸心部に直接にテープ状収納部材を巻き取った場合よりも、リールの外周に近付けることが可能になり、リールに巻き取られた状態にある巻き取り構造体から、テープ状収納部材の端部を取り出しやすくなる。その結果、取り扱い性に優れたテーピング電子部品連を得ることが可能になる。
また、内周が、リールの軸心部に接しない巻き取り構造体を形成するようにしているので、巻き取り構造体が、リールの軸心部から離れた位置に保持されるため、より確実に、リールを構成するフランジ部の変形や損傷を生じにくい態様で、テープ状収納部材を巻き取ることが可能になる。
また、本発明のテーピング電子部品連は、一対のフランジ部の少なくとも一方の、軸心部に干渉しない位置に複数の貫通孔が形成され、テープ状収納部材を巻き取ることにより形成された巻き取り構造体が、内周を軸心部と接しないような態様で一対のフランジ部間に保持された構造を有しているので、テープ状収納部材の長さが短い場合にも、巻き取り構造体の外周寸法を、軸心部に直接にテープ状収納部材が巻き取られている場合に比べて大きくすることが可能になり、リールを構成するフランジ部の外周に近い領域に変形や損傷が生じにくい、信頼性の高いテーピング電子部品連を提供することができる。
また、巻き取り構造体の外周に位置するテープ状収納部材の端部を、軸心部に直接にテープ状収納部材を巻き取った場合よりも、リールの外周に近付けることが可能になり、リールに巻き取られた状態にある巻き取り構造体から、テープ状収納部材の端部を取り出すことが容易で、取り扱い性に優れたテーピング電子部品連を提供することができる。
本発明の一実施形態(実施形態)にかかるテーピング電子部品連を示す正面図である。 本発明の一実施形態(実施形態)にかかるテーピング電子部品連を示す側面図である。 (a)は本発明の一実施形態(実施形態)にかかるテーピング電子部品連に用いられているリールの構成を示す正面図、(b)は側面図である。 (a)は本発明の実施形態において、テーピング電子部品連を製造するのに用いた巻き取り治具を示す側面図、(b)は正面図である。 本発明の実施形態において、テーピング電子部品連を製造するのに用いた巻き取り治具を構成する巻き取りガイドに形成した固定部(挿入孔)の構成を示す図である。 本発明のテーピング電子部品連の製造方法(テープ状収納部材の巻き取り方法)を説明する図であって、テープ状収納部材を巻き取る前の状態を示す図ある。 本発明のテーピング電子部品連の製造方法(テープ状収納部材の巻き取り方法)を説明する図であって、テープ状収納部材を巻き取った後の状態を示す図ある。 本発明のテーピング電子部品連の製造方法(テープ状収納部材の巻き取り方法)を説明する図であって、より短いテープ状収納部材を巻き取る場合の巻き取り前の状態を示す図ある。 本発明のテーピング電子部品連の製造方法(テープ状収納部材の巻き取り方法)を説明する図であって、より短いテープ状収納部材を巻き取った後の状態を示す図ある。 本発明のテーピング電子部品連の製造方法(テープ状収納部材の巻き取り方法)を説明する図であって、より長いテープ状収納部材を巻き取る場合の巻き取り前の状態を示す図ある。 本発明のテーピング電子部品連の製造方法(テープ状収納部材の巻き取り方法)を説明する図であって、より長いテープ状収納部材を巻き取った後の状態を示す図ある。 テープ状収納部材の巻き取りに用いられるリールにおける、貫通孔の形状および配設態様の変形例を示す図である。 テープ状収納部材の巻き取りに用いられるリールにおける、保持部の構成の変形例を示す図である。 テープ状収納部材を巻き取るのに用いられる従来のリールの構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 従来のリールを用いてテープ状収納部材を巻き取る場合の問題点を説明する図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1Aは本発明の一実施形態にかかるテーピング電子部品連を示す正面図であり、図1Bは側面図である。
また、図2(a)はテーピング電子部品連を構成するリールを示す正面図、図2(b)は側面図である。
このテーピング電子部品連1は、図1A、図1B、図2(a),(b)に示すように、一対のフランジ部11a,11bを、所定の間隔をおいて互いに対向するような態様で軸心部12により結合した構造を有するリール13に、長手方向に沿って複数配設された収納凹部にチップ型電子部品を収納したテープ状収納部材10を巻き取ることにより形成されている。
このテーピング電子部品連1において用いられているリール13を構成する一対のフランジ部11a,11bには、軸心部12に干渉しない位置に貫通孔14が形成されている。
なお、貫通孔14は、図2(a)に示すように、フランジ部11a,11bの周方向に所定の間隔をおいて形成されているとともに、径方向にも所定の間隔をおいて形成されている。なお、貫通孔14は、一対のフランジ部11a,11bの、互いに対向(正対)する位置に配設されている。
また、各貫通孔14は、軸心部12を回転中心として、60゜の間隔をおいて回転対称となる位置に配設されている。
また、一対のフランジ部11a,11bの互いに対向する面(対向面)には、テープ状収納部材10が巻き取られることにより形成される巻き取り構造体20を所定の位置に保持するための弾性材料からなる保持部15を備えている。この実施形態では、保持部15はフランジ部11a,11bの対向面に、軸心部12から外周近傍にまで達する、弾性材料からなる4つの帯状部材(帯状保持部)15aを、周方向に90°の間隔をおいて配設する(貼り付ける)ことにより形成されている。
なお、保持部15は、上述のような弾性材料から形成する場合に限らず、粘着性を有する材料を用いて形成したり、フランジ部11a,11bの対向面に、突起部(例えば帯状の突起部)を形成して保持部としたりすることも可能である。
そして、テープ状収納部材10を巻き取ることにより形成された巻き取り構造体20が、内周を軸心部12と接しないような態様で、保持部15により一対のフランジ部11a,11b間に保持されている。
次に、上述のような構造を有するテーピング電子部品連1を製造する方法(テープ状収納部材10を巻き取る方法)について説明する。
上述のテーピング電子部品連1を製造するにあたっては、まず、一対のフランジ部11a,11bが、所定の間隔をおいて互いに対向するような態様で軸心部12により結合された構造を有するとともに、一対のフランジ部11a,11bに、周方向に所定の間隔をおいて形成されているとともに、径方向にも所定の間隔をおいて形成された、複数の貫通孔14が設けられたリール13を用意する。なお、各貫通孔14は、軸心部12を回転中心として、60゜の間隔をおいて回転対称となる位置に配設されていることは上述の通りである。
また、テーピング装置を構成する巻き取り治具として、図3(a),(b)に示すような巻き取り治具22を用意する。この巻き取り治具22は、巻き取り治具本体22bと、巻き取り治具本体22bの所定の位置に配設された、上述のリール13を構成するフランジ部11a,11bに形成された貫通孔14のうちの所定の貫通孔14(14a)に挿入される丸棒状の複数の巻き取りガイド22aとを備えている。なお、この実施例では、6本の巻き取りガイド22aが、同一円周上の回転対称となる位置に、60゜の間隔をおいて配設されている。
そして、巻き取りガイド22aには、図4に示すように、巻き取るべきテープ状収納部材10の先端部を挿入して固定するための固定部として機能する挿入孔22cが形成されている。
そして、図5に示すように、巻き取り治具22の複数の巻き取りガイド22aを、リール13のフランジ部11a,11bに形成された貫通孔14のうちの、所定の同一円周上に位置する複数(この実施形態では6個)の貫通孔14(14a)に挿入する。このとき、巻き取り治具本体22bの主面がリール13を構成するフランジ部11bの主面(外側面)に当接するまで、巻き取り治具22をリール13に向かって押し込む。
なお、この実施形態では、一対のフランジ部11a,11bの、互いに対向する位置に形成された貫通孔14(14a)の両方を貫通するように、巻き取りガイド22aが挿入される。
次に、テープ状収納部材10の先端部を、所定の巻き取りガイド22aの挿入孔(固定部)22cに挿入して固定した後、巻き取り治具22を回転させることによりリール13を回転させ、図6に示すように、テープ状収納部材10を、貫通孔14(14a)に挿入された、複数(6本)の巻き取りガイド22aの外側を周回するように巻き取る。
それから、所定の長さだけテープ状収納部材10が巻き取られた時点で、巻き取りを停止し、必要に応じて、テープ状収納部材10をカットし、切断端部を巻き取り構造体20の外周に取り出し可能に固定する。
その後、巻き取りガイド22の巻き取りガイド22aを、リール13の貫通孔14(14a)から抜き取る。
これにより、図1A、図1Bに示すような構造を有するテーピング電子部品連1が得られる。
そして、このテーピング電子部品連の製造方法の場合、以下に説明するように、テープ状収納部材10の長さがさらに短い場合(1つのテーピング電子部品連に少ない電子部品を収容したい場合)や、テープ状収納部材10の長さがさらに長い場合(1つのテーピング電子部品連に多くの電子部品を収容したい場合)に、容易かつ確実に対応することができる。
例えば、上記実施形態の場合よりもテープ状収納部材10の長さが短い場合(1つのテーピング電子部品連により少ない電子部品を収容したい場合)には、巻き取りガイド22aが上記実施形態の巻き取りガイド22よりも外側に形成された巻き取り治具22を用い、図7に示すように、フランジ部11a,11bの一番外側の円周上に位置する6つの貫通孔14(14b)に巻き取りガイド22aを挿入し、リール13を回転させてテープ状収納部材10を巻き取ることにより、図8に示すように、短いテープ状収納部材10を巻き取って、内周が上記実施形態の場合よりも大きく、外周位置が上記実施形態の場合とほぼ同じ位置にある巻き取り構造体20を形成することができる。
また、例えば、上記実施形態の場合よりもテープ状収納部材10の長さが長い場合(1つのテーピング電子部品連に多く電子部品を収容したい場合)には、巻き取りガイド22aが上記実施形態の巻き取りガイド22aよりも内側に形成された巻き取り治具22を用い、図9に示すように、フランジ部11a,11bの一番内側の円周上に位置する6つの貫通孔14(14c)に巻き取りガイド22aを挿入し、リール13を回転させてテープ状収納部材10を巻き取ることにより、図10に示すように、長いテープ状収納部材10を巻き取って、内周が上記実施形態の場合よりも小さく、外周位置が上記実施形態の場合とほぼ同じ位置にある巻き取り構造体20を形成することができる。
なお、巻き取りガイド22を用いずに、テープ状収納部材10を直接軸心部12に巻き取ることにより、さらに長いテープ状収納部材10をリール13に巻き取ることができる。
上述のように、この実施形態のテーピング電子部品連の製造方法によれば、テープ状収納部材10の長さが長い場合や短い場合のいずれの場合にも、巻き取り構造体20の外周寸法をほぼ同じとすることが可能になる。すなわち、上述のような巻き取り治具22を用い、テープ状収納部材10の長さに応じて、巻き取りガイド22aを所定の貫通孔14に挿入して巻き取ることにより、テープ状収納部材10の長さ、リール13を構成するフランジ部11a,11bの外周に近い領域が、巻き取り構造体20により支持され、フランジ部11a,11bに変形や損傷が生じにくい、信頼性の高いテーピング電子部品連1を得ることができる。
また、巻き取り構造体20の外周位置を、軸心部12に直接にテープ状収納部材10を巻き取った場合よりも、リール13の外周に近付けることが可能になるため、リール13に巻き取られた状態にある巻き取り構造体20から、その外周に位置するテープ状収納部材10の端部を取り出しやすくなり、取り扱い性に優れたテーピング電子部品連を提供することができる。
なお、この実施形態では、貫通孔14を、フランジ部11a,11bの周方向に所定の間隔をおいて複数形成するとともに、径方向にも所定の間隔をおいて複数形成し、巻き取りガイド22aを、フランジ部11a,11bに形成された貫通孔14のうち、所定の円周上に位置する貫通孔14に挿入して、テープ状収納部材10の巻き取りを行うことにより、形成される巻き取り構造体20の内周の径を可変として、巻き取られるべきテープ状収納部材10の長さにかかわらず、外周位置がほぼ同じ位置にある巻き取り構造体20を形成することができるようにしているが、例えば、図11に示すように、フランジ部11a,11bの径方向が長手方向となる長穴状の貫通孔14を周方向に所定の間隔をおいて形成し、巻き取りガイド22aをこの長穴状の貫通孔14に挿入して、貫通孔14の長手方向における位置を所定の位置に保持しつつ、テープ状収納部材10の巻き取りを行うことによっても、巻き取り構造体20の内周の径を可変として、巻き取るべきテープ状収納部材10の長さにかかわらず、外周位置がほぼ同じ位置にある巻き取り構造体20を形成することができる。
なお、貫通孔14の形状は、さらに他の形状とすることも可能であり、扁平度の高い楕円形や、細長い長方形や台形など、種々の形状とすることが可能である。そして、その場合も、同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、リール13を構成する一対のフランジ部11a,11bの両方に、貫通孔14を形成するようにしているが、リール13を構成するフランジ部11a,11bの強度が十分にある場合には、一対のフランジ部11a,11bのいずれか一方にのみ貫通孔14を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、フランジ部11a,11bの互いに対向する両面に、弾性材料からなる4つの帯状部材(帯状保持部)15aを、周方向に90°の間隔をおいて配設する(貼り付ける)ことにより保持部15を形成しているが、保持部15の形状はこれに限られるものではなく、図12に示すように、フランジ部11a,11bの互いに対向する両面に、2つの帯状部材(例えば、弾性材料からなる帯状部材)15aを、周方向に180°の間隔をおいて配設することにより形成してもよい。また、特に図示しないが、フランジ部の互いに対向する面の全面に弾性材料や粘着性材料からなる保持部を配設するようにしてもよい。
また、保持部15は、フランジ部11a,11bの互いに対向する両面のうちの一方にのみ設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、巻き取り治具22を構成する巻き取りガイド22aに、テープ状収納部材10の先端部を挿入して固定するための固定部として挿入孔22cを形成しているが、固定部の構成としては、例えば、
(a)巻き取りガイドに突出させたり格納したりすることが可能なピン(突起)を設け、テープ状収納部材の先端部を固定する際には、ピンを巻き取りガイドから突出させて、テープ状収納部材の先端部に突き刺して固定し、テープ状収納部材を巻き取った後に、ピンを格納して、巻き取りガイドをリールを構成するフランジ部の貫通孔から引き抜くことができるようにした構成。
(b)巻き取りガイドにテープ状収納部材の先端部を挟み込んで固定する挟み込み固定部を設けるようにした構成、
(c)巻き取りガイドに粘着性材料を配設してテープ状収納部材の先端部を粘着固定できるようにした構成、
(d)巻き取りガイドに真空吸引孔を設けてテープ状収納部材の先端部を吸引固定できるようにした構成
など種々の構成とすることが可能である。
本発明はさらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、テープ状収納部材の具体的な構成、テープ状収納部材に収納される電子部品の種類、リールの具体的な構成(貫通孔の配設位置や配設個数など)、巻き取り構造体の具体的な形状、巻き取り治具の具体的な構成などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 テーピング電子部品連
10 テープ状収納部材
11a,11b フランジ部
12 軸心部
13 リール
14(14a,14b,14c) 貫通孔
15 保持部
15a 帯状部材(帯状保持部)
20 巻き取り構造体
22 巻き取り治具
22a 巻き取りガイド
22b 巻き取り治具本体
22c テープ状収納部材を固定するための固定部(挿入孔)

Claims (10)

  1. 長手方向に沿って複数配設された収納凹部に電子部品を収納したテープ状収納部材を、一対のフランジ部が、所定の間隔をおいて互いに対向するような態様で軸心部により結合された構造を有するリールに巻き取るためのテープ状収納部材の巻き取り方法であって、
    前記一対のフランジ部の少なくとも一方の、前記軸心部に干渉しない位置に、巻き取り治具が一体に備える複数の巻き取りガイドを挿入するための複数の貫通孔が形成されており、前記複数の貫通孔は、前記巻き取りガイドを挿入して前記テープ状収納部材を巻き取って巻き取り構造体を形成した場合に、前記巻き取りガイドは前記巻き取り構造体の内周に接するが、前記軸心部は前記巻き取り構造体の内周に接しない位置に配設されており
    前記複数の貫通孔に、前記一対のフランジ部のうちの一方のフランジ部の外側面から、前記巻き取りガイドを抜き取り可能に挿入した状態で前記リールを前記巻き取り治具とともに回転させて前記テープ状収納部材を巻き取ることにより、
    前記軸心部に直接に同じ長さの前記テープ状収納部材を巻き取った場合に形成される巻き取り構造体よりも外周寸法が大きく、かつ、前記軸心部が内周に接しない巻き取り構造体を形成する工程を備えていること
    を特徴とするテープ状収納部材の巻き取り方法。
  2. 前記複数の貫通孔が、所定の前記貫通孔に前記巻き取りガイドを挿入して前記テープ状収納部材の巻き取りを行うことにより、内周寸法が異なる複数種類の前記巻き取り構造体を形成することができるような態様で配設されていることを特徴とする請求項記載のテープ状収納部材の巻き取り方法。
  3. 前記複数の貫通孔の少なくとも一部を、前記軸心部を回転中心として回転対称となる位置に配設することを特徴とする請求項1または2記載のテープ状収納部材の巻き取り方法。
  4. 前記リールとして、前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に、前記巻き取り構造体を所定の位置に保持する保持部を備えたリールを用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のテープ状収納部材の巻き取り方法。
  5. 前記保持部が、前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に配設された、突起部、弾性材料、および粘着性材料からなる群より選ばれる少なくとも1つからなるものであることを特徴とする請求項記載のテープ状収納部材の巻き取り方法。
  6. 前記巻き取りガイドが、巻き取られるべき前記テープ状収納部材の先端部を固定するための固定部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のテープ状収納部材の巻き取り方法。
  7. 長手方向に沿って複数配設された収納凹部に電子部品を収納したテープ状収納部材が、一対のフランジ部が、所定の間隔をおいて互いに対向するような態様で軸心部により結合された構造を有するリールに巻き取られてなるテーピング電子部品連であって、
    前記一対のフランジ部の少なくとも一方の、前記軸心部に干渉しない位置に複数の貫通孔が形成されているとともに、
    前記テープ状収納部材を巻き取ることにより形成された巻き取り構造体が、内周を前記軸心部と接することなく、前記一対のフランジ部間に保持されていること
    を特徴とするテーピング電子部品連。
  8. 前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に、前記テープ状収納部材を巻き取ることにより形成される巻き取り構造体を所定の位置に保持する保持部を備えており、前記巻き取り構造体が、前記保持部により、内周を前記軸心部と接することなく、前記一対のフランジ部間に保持されていること
    を特徴とする請求項記載のテーピング電子部品連。
  9. 前記貫通孔が、前記軸心部を回転中心として回転対称となる位置に形成されていることを特徴とする請求項7または8記載のテーピング電子部品連。
  10. 前記保持部が、前記一対のフランジ部の互いに対向する面の少なくとも一方に配設された、突起部、弾性材料、および粘着性材料からなる群より選ばれる少なくとも1つからなるものであることを特徴とする請求項記載のテーピング電子部品連。
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