JP5648512B2 - エキスパンド方法、エキスパンド装置、粘着シート - Google Patents
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半導体ウェーハをエキスパンドしてチップを生成するエキスパンド方法であって、
前記半導体ウェーハの裏面に、伸縮可能な素材で形成されると共に孔部が形成された粘着シートを貼り付ける第1の工程と、
前記粘着シートが貼り付けられた前記半導体ウェーハの裏面を鉛直上方に向けた状態で前記粘着シートを引き伸ばし、前記半導体ウェーハを複数のチップに分断する第2の工程と、を含み、
前記第2の工程において、前記引き伸ばされた粘着シートの孔部及び前記複数のチップの間隙を通して、前記半導体ウェーハの裏面側から主面側に向けて流体を流すことを特徴とする、
エキスパンド方法である。
前記第2の工程において、層流の状態で前記流体を流すことを特徴とするものとしてもよい。
前記第2の工程において流す流体は、例えば、前記流体の平均流速にエキスパンド後のチップ間隔を乗じ、前記流体の動粘性係数で除したレイノルズ数を2000以下とすることにより、層流の状態とされる。
前記流体として、純水に二酸化炭素を溶かし込んだ液体を用いることを特徴とするものとしてもよい。
前記流体として、界面活性剤を添加した液体を用いることを特徴とするものとしてもよい。
半導体ウェーハをエキスパンドしてチップを生成するためのエキスパンド装置であって、
半導体ウェーハに貼り付けられ、孔部が形成された粘着シートを引き伸ばすことにより前記半導体ウェーハを複数のチップに分断するための駆動手段と、
前記駆動手段が動作する際に、前記引き伸ばされた粘着シートの孔部及び前記複数のチップの間隙を通して、鉛直上方から鉛直下方に向けて流体を流す流体発生手段と、
を備えるエキスパンド装置である。
前記流体発生手段は、鉛直上方から前記粘着シートに対して前記流体を供給する流体供給部と、前記粘着シートに供給された前記流体を鉛直下方に吸引する流体吸引部と、を含むものとしてもよい。
前記流体吸引部は、前記流体の流路を部分的に狭めるためのスリット形状を有する部材を含むものとすると、好適である。
前記流体発生手段は、層流の状態で前記流体を流すことを特徴とするものとしてもよい。
前記流体発生手段は、前記流体の平均流速にエキスパンド後のチップ間隔を乗じ、前記流体の動粘性係数で除したレイノルズ数を2000以下とすることにより、層流の状態で前記流体を流すことを特徴とするものとしてもよい。
前記流体発生手段は、純水に二酸化炭素を溶かし込んだ液体を流すことを特徴とするものとしてもよい。
前記流体発生手段は、界面活性剤を添加した液体を流すことを特徴とするものとしてもよい。
10A 主面
10B 裏面
10C 改質層
10D チップ
20 粘着シート
20A 孔部
100 エキスパンド装置
110 ダイシングリング
115 アクチュエータ
120 部材
130 流体供給部
140 流体吸引部
140A スリット部材
140B バキュームポンプ
Claims (12)
- 半導体ウェーハをエキスパンドしてチップを生成するエキスパンド方法であって、
前記半導体ウェーハの裏面に、伸縮可能な素材で形成されると共に孔部が形成された粘着シートを貼り付ける第1の工程と、
前記粘着シートが貼り付けられた前記半導体ウェーハの裏面を鉛直上方に向けた状態で前記粘着シートを引き伸ばし、前記半導体ウェーハを複数のチップに分断する第2の工程と、を含み、
前記第2の工程において、前記引き伸ばされた粘着シートの孔部及び前記複数のチップの間隙を通して、前記半導体ウェーハの裏面側から主面側に向けて流体を流すことを特徴とする、
エキスパンド方法。 - 請求項1に記載のエキスパンド方法であって、
前記第2の工程において、層流の状態で前記流体を流すことを特徴とする、
エキスパンド方法。 - 請求項2に記載のエキスパンド方法であって、
前記第2の工程において流す流体は、前記流体の平均流速にエキスパンド後のチップ間隔を乗じ、前記流体の動粘性係数で除したレイノルズ数を2000以下とすることにより、層流の状態とされることを特徴とする、
エキスパンド方法。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエキスパンド方法であって、
前記流体として、純水に二酸化炭素を溶かし込んだ液体を用いることを特徴とする、
エキスパンド方法。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のエキスパンド方法であって、
前記流体として、界面活性剤を添加した液体を用いることを特徴とする、
エキスパンド方法。 - 半導体ウェーハをエキスパンドしてチップを生成するためのエキスパンド装置であって、
半導体ウェーハに貼り付けられ、孔部が形成された粘着シートを引き伸ばすことにより前記半導体ウェーハを複数のチップに分断するための駆動手段と、
前記駆動手段が動作する際に、前記引き伸ばされた粘着シートの孔部及び前記複数のチップの間隙を通して、鉛直上方から鉛直下方に向けて流体を流す流体発生手段と、
を備えるエキスパンド装置。 - 請求項6に記載のエキスパンド装置であって、
前記流体発生手段は、鉛直上方から前記粘着シートに対して前記流体を供給する流体供給部と、前記粘着シートに供給された前記流体を鉛直下方に吸引する流体吸引部と、を含む、
エキスパンド装置。 - 請求項7に記載のエキスパンド装置であって、
前記流体吸引部は、前記流体の流路を部分的に狭めるためのスリット形状を有する部材を含む、
エキスパンド装置。 - 請求項6ないし8のいずれか1項に記載のエキスパンド装置であって、
前記流体発生手段は、層流の状態で前記流体を流すことを特徴とする、
エキスパンド装置。 - 請求項9に記載のエキスパンド装置であって、
前記流体発生手段は、前記流体の平均流速にエキスパンド後のチップ間隔を乗じ、前記流体の動粘性係数で除したレイノルズ数を2000以下とすることにより、層流の状態で前記流体を流すことを特徴とする、
エキスパンド装置。 - 請求項6ないし10のいずれか1項に記載のエキスパンド装置であって、
前記流体発生手段は、純水に二酸化炭素を溶かし込んだ液体を流すことを特徴とする、
エキスパンド装置。 - 請求項6ないし11のいずれか1項に記載のエキスパンド装置であって、
前記流体発生手段は、界面活性剤を添加した液体を流すことを特徴とする、
エキスパンド装置。
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