JP5648495B2 - 電子機器及びポップアップ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器及びポップアップ機構に関する。
ポップアップ機能を備える電子機器が知られている(特許文献1参照)。従来技術では、メインスイッチのオン操作に応答してポップアップ機構が発光ユニットをポップアップ位置へ回動し、メインスイッチのオフ操作に応答してポップアップ機構が発光ユニットをポップダウン位置へ回動する。
特開2010−191017号公報
従来技術では、ポップアップしたユニットを手動によりポップダウン位置へ収めることが困難という問題があった。
請求項1に記載の発明は、所定のユニットを筐体内に収納する収納位置と該筐体から突出させる使用位置との間で移動させるポップアップ機構を備える電子機器に適用され、前記ポップアップ機構は、前記ユニットに設けられ、前記筐体内から該筐体の所定面へ向かう向きおよびその反対の向きへ進退移動する可動軸と、前記可動軸の進退移動をガイドするガイド部と、一端部で前記ユニットに設けられた第1軸を中心として前記ユニットを回動可能に支持し、かつ他端部で第2軸を中心として前記筐体側に回動可能に取り付けられたリンク部材と、前記リンク部材に係合するとともに該リンク部材を前記第軸を中心として回動する方向へ付勢するばね部材と、記ユニットを前記収納位置に保持する保持部材とを備え、前記保持部材による保持解除に応じて、前記ばね部材の前記リンク部材への付勢力により前記第2軸を中心として前記リンク部材を回動させながら前記第1軸を中心として前記ユニットを回動させることにより、前記可動軸を前記ガイド部に沿って前記所定面へ向けて移動させ、前記ユニットを前記収納位置から前記使用位置へ移動させることを特徴とする。
請求項8に記載のポップアップ機構の発明は、筐体に設けられた第1軸回りに回動可能に設けられたリンク部材と、前記リンク部材の一端に設けられた第2軸を中心に回動可能に設けられた機器ユニットと、前記機器ユニットの一端に設けられた第3軸と、前記筐体に設けられ、前記第3軸が移動可能に係合するガイド溝と、前記リンク部材を付勢することにより、前記リンク部材を前記第1軸回りの所定方向へ回動して前記機器ユニットを前記筐体に対する収納位置から突出位置へ移動する付勢ばねとを備え、前記機器ユニットが前記突出位置に位置した状態で前記第3軸が位置する前記ガイド溝の幅は、前記第3軸の径よりも広いことを特徴とする。
本発明による電子機器では、ダウン位置へ手動復帰できるポップアップ機構を提供できる。
発光部ユニットを収納位置へ移動した状態を例示する図である。 発光部ユニットを使用位置へ移動した状態を例示する図である。 図3(a)は使用位置に対応する図、図3(b)〜図(d)は途中位置に対応する図、図3(e)は収納位置に対応する図である。 ポップアップ機構を分解した図である。 係止爪による係止を説明する図である。 操作レバーと係止爪との関係を説明する斜視図である。 遷移状態において発光部ユニットに作用する力を説明する図である。 ユニット基礎部に形成されているカム溝を例示する図である。 使用状態において発光部ユニットに作用する力を説明する図である。 検出スイッチの周辺に配された部材を説明する図である。 図11(a)は使用位置に対応する図、図11(b)および図11(c)は収納途中の位置に対応する図である。 本実施形態と異なるカム溝を例示する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。本実施形態では、電子カメラにポップアップ機構を備え、該ポップアップ機構によって発光部ユニット10(図1、図2)をポップダウン位置(収納位置と呼ぶ)とポップアップ位置(使用位置と呼ぶ)との間で移動させる。発光部ユニット10には、撮影補助光を発するフラッシュ装置の発光体101(図3)が収容される。
図1および図2は、本発明の一実施の形態によるポップアップ機構を搭載した電子カメラの筐体の肩部分を拡大した図である。図1は、発光部ユニット10を収納位置へ移動した状態を例示する。図2は、図1の発光部ユニット10を使用位置へ移動した状態を例示する。図1において、上面カバー1に設けられた開口部1aが、後蓋30と収納位置に収納された発光部ユニット10とで塞がれている。図2において、使用位置へポップアップされた状態では、発光部ユニット10の発光窓10cが開口部1aから露出するまで回動されるとともに、該発光窓10cが筐体前面と略面一となるように筐体前面側へせり出される。開口部1aの背面側は、後蓋30と使用位置へポップアップされた発光部ユニット10とで塞がれている。開口部1aの前面側は、使用位置へポップアップされた発光部ユニット10の顎部10d(図3(a))で塞がれている。
図3は、ポップアップ機構により移動される発光部ユニット10の位置を説明する遷移図である。図3(a)が使用位置に対応する図、図3(e)が収納位置に対応する図、図3(b)〜図3(d)は、それぞれ途中の位置に対応する図である。ポップアップ機構は、発光部ユニット10をリンク20を介してリンク結合軸21の回りに回転させ、さらに後述するカム溝50aに沿ってスライド軸11を並進移動させることにより、発光部ユニット10を収納位置と使用位置との間で移動させる。
図4は、ポップアップ機構を分解した図である。図4において、ユニット基礎部50は、不図示のカメラシャーシに固定されることによって上面カバー1の開口部1a内に収められている。ユニット基礎部50は、収納位置に移動された発光部ユニット10を収納する。ユニット基礎部50の両側面には、スライド軸11のスライド(並進移動)を前後方向にガイドするカム溝50aが形成されている。なお、図4において左下が前面側、右上が背面側である。
発光部ユニット10の背面側左右には、スライド軸穴10bがそれぞれ設けられている。発光部ユニット10は、ユニット基礎部50に形成されている上記カム溝50aと発光部ユニット10のスライド軸穴10bとをそれぞれ貫通するスライド軸11によって、前後方向(図3において左右方向)にスライド可能である。
発光部ユニット10には、リンク20の一端(ユニット結合軸穴20a側)が発光部ユニット結合軸12によって回動可能に結合される。発光部ユニット結合軸12と同軸に、開き付勢ばね13が取り付けられる。開き付勢ばね13の力は、発光部ユニット10のポップアップ動作の作動力となる。リンク20の他端(リンク結合軸穴20b側)は、ユニット基礎部50に形成された結合軸穴50bに圧入されるリンク結合軸21によって回動可能に支持される。以上の構成により、リンク20を介して発光部ユニット10をリンク結合軸21の回りに回転可能とする。
後蓋30は、後蓋結合軸32によって回動可能に上面カバー1と結合される。後蓋結合軸32と同軸に、後蓋付勢ばね31が取り付けられる。後蓋付勢ばね31の力は、後蓋30を閉じる力となる。
操作レバー43は、発光部ユニット10を使用位置へ移動させるための操作部材であり、ユニット基礎部50に取り付けられている。操作レバー43は通常、操作レバー付勢ばね44の力によって筐体背面側(図4において右上方向)に付勢されている。操作レバー43が筐体前面側(図4において左下方向)へ操作されると、後述するボス43a(図5)が係止爪40を回転させることにより、発光部ユニット10の係止部10aに対する係止爪40による係止を解除する。係止爪40は、係止爪付勢ばね41とともに係止爪結合軸42によってユニット基礎部50に取り付けられている。係止爪40は通常、係止爪付勢ばね41の力によって回転が抑止されている。係止爪40による係止が解除された発光部ユニット10は、上述した開き付勢ばね13の力で使用位置へ移動する。
検出スイッチ60は、発光部ユニット10が使用位置にあるか否かを検出するためのスイッチである。検出スイッチ60は、回動したリンク20のボス20c(図10)によって押下されると、オン信号を不図示の制御回路へ送出する。
上述した発光部ユニット10の収納位置および使用位置についてさらに説明する。
<収納位置>
図5は、図3(e)に例示した収納位置状態において、発光部ユニット10の係止部10aに対する係止爪40による係止を説明する図である。図5において、付勢ばね13(図4)の付勢力によって係止部10aに作用する力の方向は矢印(左上)方向である。これに対抗し、係止爪40が上記矢印と反対方向(右下)へ係止部10aを引き留める。係止爪40が係止する力の向きは、係止面401から係止爪40の回転軸(係止爪結合軸42)の略中心を通る向きであり、係止面401とは略直交する。このため、開き付勢ばね13の力によって上記係止状態が外れることは無い。
係止状態を解除するのは、後述するボス43aが係止爪40のボス40aを左方向へ押しこむ場合である。ボス43aは、操作レバー43と一体構成されている。操作レバー43が操作されない状態では、上述した操作レバー付勢ばね44の力によって操作レバー43が筐体背面側(図5において右方向)に付勢されているため、上記係止状態が外れることは無い。
<収納位置→使用位置への遷移>
図6は、操作レバー43と係止爪40との関係を説明する斜視図である。図6において、右側が筐体前面側であり、左側が筐体背面側である。係止爪40は、係止爪付勢ばね41の力によって係止爪結合軸42の回りに矢印方向に付勢され、ボス40aが操作レバー43のボス43aに当接されている。この状態で、図5に例示した係止状態が保たれている。
ユーザーが操作レバー43を前面方向へ操作すると、該操作レバー43のボス43aが係止爪40のボス40aを前方(図6において右方向)へ押しこみ、係止爪40を係止爪結合軸42を中心に付勢の向きと反対向きに回転させる。これにより、図5において係止爪40が係止爪結合軸42を中心として左回転するので、発光部ユニットの係止部10aに対する係止が解除される。係止が解除されると、発光部ユニット10は開き付勢ばね13の力で使用位置に向かって移動を始める。
図7は、図3(d)に対応する遷移状態において発光部ユニット10に作用する力を説明する図である。係止状態が解除された直後、発光部ユニット10には開き付勢ばね13の内径からの力F11と、開き付勢ばね13の腕からの力F12と、開き付勢ばね13によって付勢されたリンク20からの力F13と、スライド軸11を介してカム溝50aからの力F14とが働く。
上述した力F11〜F14は、発光部ユニット10を発光部ユニット結合軸12を中心として回転させながら、スライド軸11をカム溝50aの区間50a-2においてスライドさせる。図8は、ユニット基礎部50の両側面に形成されているカム溝50aを例示する図である。位置50a-1は、発光部ユニット10が収納位置にある場合のスライド軸11の位置に対応する。位置50a-1において、カム溝50aの幅がスライド軸11の径と略等しく形成される。収納位置にある発光部ユニット10へ外部から力が加わったとしても、スライド軸11がガタつかないようにするためである。
位置50a-3は、発光部ユニット10が使用位置にある場合のスライド軸11の位置に対応する。位置50a-3において、カム溝50aの幅は位置50a-1におけるカム溝50aの幅より広く形成される。位置50a-1と位置50a-3との間の区間50a-2は、カム溝50aの幅を位置50a-3における幅よりもさらに広くするように形成されている。スライド軸11の移動をスムーズにするためである。区間50a-2におけるカム溝50aの上部の形状50a-4は、位置50a-3から離れるにしたがって上方に広がり、位置50a-1へ近づくにつれて狭まる。
区間50a-2において、カム溝50aの幅をスライド軸11の径より広くして余裕を持たせているので、スライド軸11が位置50a-1から位置50-3まで滑らかにスライドする。図3(d)から図3(b)に示すように、スライド軸11が前方へスライドするのに伴って、リンク20のユニット結合軸穴20a(発光部ユニット結合軸12)のスライド軸11に対する相対位置が徐々に高くなる。これにより、発光部ユニット結合軸12を軸に発光部ユニット10が立ち上がり、発光部ユニット10の発光窓10cが上面カバー1の開口部1aから露出する。そして、リンク20がリンク結合軸21を中心として回転すると、発光窓10cが筐体前面側へせり出される。
<使用位置>
スライド軸11が位置50a-3へ到達し、カム溝50aの端(前面側)に当接すると、発光部ユニット10の発光窓10cが上面カバー1の開口部1aから露出して筐体前面側へせり出した状態で固定される(図3(a))。図9は、図3(a)に対応する使用状態において発光部ユニット10に作用する力を説明する図である。発光部ユニット10には開き付勢ばね13の内径からの力F31と、開き付勢ばね13の腕からの力F32と、開き付勢ばね13によって付勢されたリンク20からの力F33と、スライド軸11を介してカム溝50aからの力F34およびF35とが働く。
力F31〜F35は互いに釣り合うことから、発光部ユニット10はスライド軸11をカム溝50aの位置50a-3に接した状態(使用位置)で静止し、所定のフラッシュ配向角を維持する。なお、上述したように、位置50a-3においてカム溝50aの幅がスライド軸11の径より広く形成されるため、位置50a-1の場合に比べてクリアランスを有するが、開き付勢ばね13の力によって使用位置の状態で安定する。
図10は、検出スイッチ60の周辺に配された部材を説明する図である。リンク20が使用位置に対応する位置まで回動すると、リンク20と一体構成されているボス20cが検出スイッチ60の検出部60aを押しこむ。これにより、検出スイッチ60の回路が閉じられてオン信号を出力する。不図示の制御回路は、このオン信号に基づいてフラッシュ装置の発光可能状態を検出する。リンク20が使用位置に対応する位置まで回動しない場合には、検出スイッチ60がオフ信号を出力するので、不図示の制御回路は、このオフ信号に基づいてフラッシュ装置の発光不可能状態を検出する。
<使用位置→収納位置への遷移>
発光部ユニット10を収納させる場合は、ユーザーが発光部ユニット10を開口部1a内へ押し込むように操作する。図11は、収納位置へ移動される発光部ユニット10の位置を説明する遷移図である。図11(a)が使用位置に対応する図、図11(b)および図11(c)は、それぞれ収納途中の位置に対応する図である。ポップアップ機構は、発光部ユニット10をリンク20を介してリンク結合軸21回りに回転させ、さらにカム溝50aに沿ってスライド軸11を並進移動させることにより、発光部ユニット10を収納位置へ移動させる。
この場合のポイントとなるのがカム溝50aに設けられている上記クリアランスである。ユーザーが手で発光部ユニット10を押さえることにより、操作力F40が図11(a)に例示する向きに与えられる。発光部ユニット10のスライド軸11は、位置50a-3(図8)においてカム溝50aの上部形状50a-4の壁に当接するまで発光部ユニット結合軸12を中心に左向きに回転する。上部形状50a-4の壁に当接すると発光部ユニット10の回転は制限され、スライド軸11がカム溝50aに沿って区間50a-2を右方向(背面側)へ動き始める。
上述したように、区間50a-2におけるカム溝50aは、その上部形状50a-4が広がり形状を有し、区間50a-2のカム溝50aの幅は位置50a-3におけるカム溝50aの幅より広い。これにより、図11(b)に例示するように、カム溝50aの上部形状50a-4の壁に当接した直後のスライド軸11の移動方向D2と、発光部ユニット結合軸12を中心とするスライド軸11の回転軌道の接線D1とがなす角度が所定角度以下(たとえば、35度)に抑えられる。この場合の発光部ユニット10は、発光部ユニット結合軸12を中心に回転しつつ、スライド軸11がカム溝50aに沿ってスムーズに右方向(背面側)へスライド移動を始める。
スライド軸11がスライド移動するにつれて、図11(c)に例示するように、スライド軸11の移動方向D2cと、発光部ユニット結合軸12を中心とするスライド軸11の回転軌道の接線D1cとがなす角度が上記所定角度より大きくなる。しかしながら、発光部ユニット結合軸12とリンク結合軸21との前後方向(図11(c)において左右方向)の間隔Xが大きくなるので、操作力F40のうち垂直方向(図11(c)において上下方向)成分が、スライド軸11を支点として発光部ユニット結合軸12を下方へ押しこみ、リンク20をリンク結合軸21を中心に右回転させる。これに伴い、スライド軸11はさらに右方向(背面側)へスライドする(図11(c))。
最終的に、発光部ユニット10の係止部10aが係止爪40によって係止されるまで押し込まれ(図5)、スライド軸11がカム50aの位置50a-1へ到達して(図8)収納状態となる(図3(e))。図12に例示するように、仮に、カム溝50a'が上述した50aのような広がり形状を有しておらず、全ての区間で略同一の幅を有しているとすれば、係止状態が解除された直後のスライド軸11の移動方向D2'と、発光部ユニット結合軸12を中心とするスライド軸11の回転軌道の接線D1とがなす角度が所定角度より大となる。この場合の発光部ユニット10は、発光部ユニット結合軸12を中心に回転することも、スライド軸11がカム溝50a'に沿って右方向(背面側)へスライド移動することもできず、ユーザーの手による発光部ユニット10の押し込み操作だけで発光部ユニット10を収納させることは極めて困難である。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)発光部ユニット10を筐体内に収納する収納位置と該筐体から突出させる使用位置との間で移動させるポップアップ機構を備える電子カメラにおいて、ポップアップ機構は、発光部ユニット10を回動可能に支持し、筐体内から該筐体の前面へ向かう向きおよびその反対の向きへ進退移動するスライド軸11と、スライド軸11の移動をガイドするカム溝50aと、一端が発光部ユニット10に発光部ユニット結合軸12を中心として回動可能に取り付けられ、かつ他端がカメラシャーシにリンク結合軸21を中心として回動可能に取り付けられたリンク20と、発光部ユニット結合軸12を中心として発光部ユニット10およびリンク20を使用位置へ回動させる方向へ付勢する開き付勢ばね13と、発光部ユニット結合軸12を中心とする回動を阻止して発光部ユニット10を収納位置に保持する係止爪40とを備え、係止爪40による保持解除に応じて、開き付勢ばね13による付勢力により、発光部ユニット結合軸12を中心として発光部ユニット10およびリンク20を回動させながらリンク結合軸21を中心としてリンク20を回動させ、かつスライド軸11をカム溝50aに沿って前面へ向けて移動させながらスライド軸11を中心として発光部ユニット10を回動させるようにした。これにより、ダウン位置へ手動復帰可能なポップアップ機構が得られる。
(2)上記(1)の電子カメラにおいて、発光部ユニット10が使用位置にある場合のスライド軸11の位置50a-3と、発光部ユニット10が収納位置にある場合のスライド軸11の位置50a-1との間のカム溝50aの幅は、スライド軸11の径より広くした。これにより、スライド軸11の移動がスムーズになる。
(3)上記(2)の電子カメラにおいて、位置50a-3におけるカム溝50aの幅は、位置50a-1におけるカム溝50aの幅より広くした。これにより、ダウン位置へ手動復帰させる際の操作感が向上する。すなわち、発光部ユニット10を押し込むと、スライド軸11を発光部ユニット結合軸12を中心に回転させつつ、該スライド軸11をカム溝50aに沿ってスムーズにスライドさせることができる。
(4)上記(2)または(3)の電子カメラにおいて、位置50a-1におけるカム溝50aの幅は、スライド軸11の径と略等しくしたので、収納位置にある発光部ユニット10へ外部から力が加わったとしても、スライド軸11のガタつきを防止できる。
(5)上記(2)〜(4)の電子カメラにおいて、位置50a-3から位置50a-1へ向かうカム溝50aの幅は、係止爪40による保持解除直後のスライド軸11の移動方向D2と、発光部ユニット結合軸12を中心とするスライド軸11の回転軌道の接線D1とがなす角度が所定角度以下となるように形成した。これにより、ダウン位置へ手動復帰させる際の操作感が向上する。すなわち、スライド軸11を発光部ユニット結合軸12を中心に回転させつつ、スライド軸11をカム溝50aに沿ってスムーズにスライドさせることができる。
(6)上記(1)〜(5)の電子カメラにおいて、スライド軸11を中心とする発光部ユニット10の回転軌道は、筐体の前面より筐体内側に位置するようにしたので(図3)、上面カバー1の前面側を切り欠く必要がない。この結果、前面側から開口部1aの割線が見えないから、収納位置状態における外観をよくすることができる。
(7)上記(1)〜(6)の電子カメラにおいて、発光部ユニット10が使用位置へ突出する筐体の開口1aと、突出後の発光部ユニット10との間の前面側の間隙を塞ぐように発光部ユニット10に顎部10dを設けたので、使用位置状態における外観をよくすることができる。
(8)上記(1)〜(7)の電子カメラにおいて、係止爪40は、係止爪結合軸42を中心として回動可能にカメラシャーシに取り付けられた係止部材であり、発光部ユニット10の発光部ユニット結合軸12を中心とする回動を阻止するために発光部ユニット10を係止する力の向きは、該係止位置から係止爪結合軸42へ向かう向きと略一致するようにした。これにより、収納位置で係止する状態を確実に保つことができる。
(変形例1)
上述した説明では、発光部ユニット10の係止部10aに対する係止解除のために、係止爪40を係止爪結合軸42の回りに回転させる回転式構成にしたので、省スペースの点において有利である。この代わりに、発光部ユニット10の係止部10aに対する係止解除のために、係止爪40を並進移動させる並進式構成にしても構わない。この場合でも、係止爪40および操作レバー43をそれぞればねで付勢させておくことが好ましい。可動方向のいずれか一方へガタ寄せしておくことは、係止爪40や操作レバー43の誤動作防止に有効である。
(変形例2)
使用位置と収納位置との間を移動する際の発光部ユニット10の軌道は、リンク20の有効長(ユニット結合軸穴20aとリンク結合軸穴20bと間の直線距離)と発光部ユニット結合軸12(ユニット結合軸穴20a)とスライド軸11(スライド軸穴10b)との間の距離によって一意に決まる。本実施形態では、上面カバー1に設けられた開口部1aの割線が筐体の正面側から見えないようにするために必要な長さを定めている。これらの長さは、筐体の厚さ(前面と背面との間の距離)や、発光部ユニット10の大きさ等に基づいて、適宜変更して構わない。
(変形例3)
発光部ユニット10をポップアップ位置とポップダウン位置との間で移動させる電子カメラを例に説明したが、カメラユニットをポップアップ位置とポップダウン位置との間で移動させる携帯電話機や、マイクユニットをポップアップ位置とポップダウン位置との間で移動させる録音機器などのポップアップ機構を備える他の電子機器にも本発明を適用することもできる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…上面カバー
1a…開口部
10…発光部ユニット
11…スライド軸
12…発光部ユニット結合軸
13…開き付勢ばね
20…リンク
21…リンク結合軸
30…後蓋
31…後蓋付勢ばね
32…後蓋結合軸
40…係止爪
41…係止爪付勢ばね
42…係止爪結合軸
43…操作レバー
44…操作レバー付勢ばね
50…ユニット基礎部
50a…カム溝
50a-1…位置
50a-2…区間
50a-3…位置
50a-4…上部形状
50b…リンク結合軸穴
101…発光体

Claims (8)

  1. 所定のユニットを筐体内に収納する収納位置と該筐体から突出させる使用位置との間で移動させるポップアップ機構を備える電子機器において、
    前記ポップアップ機構は、
    前記ユニットに設けられ、前記筐体内から該筐体の所定面へ向かう向きおよびその反対の向きへ進退移動する可動軸と、
    前記可動軸の進退移動をガイドするガイド部と、
    一端部で前記ユニットに設けられた第1軸を中心として前記ユニットを回動可能に支持し、かつ他端部で第2軸を中心として前記筐体側に回動可能に取り付けられたリンク部材と、
    前記リンク部材に係合するとともに該リンク部材を前記第軸を中心として回動する方向へ付勢するばね部材と、
    記ユニットを前記収納位置に保持する保持部材とを備え、
    前記保持部材による保持解除に応じて、前記ばね部材の前記リンク部材への付勢力により前記第2軸を中心として前記リンク部材を回動させながら前記第1軸を中心として前記ユニットを回動させることにより、前記可動軸を前記ガイド部に沿って前記所定面へ向けて移動させ、前記ユニットを前記収納位置から前記使用位置へ移動させることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記ユニットが前記使用位置にある場合前記可動軸が位置する前記ガイド部の幅は、前記可動軸の径よりも広いことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    前記ユニットが前記使用位置にある場合に前記可動軸が位置する前記ガイド部の幅は、前記ユニットが前記収納位置にある場合に前記可動軸が位置する前記ガイド部の幅より広いことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項2または3に記載の電子機器において、
    前記ユニットが前記収納位置にある場合に前記可動軸が位置する前記ガイド部の幅は、前記可動軸の径と略等しいことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記ユニットが前記使用位置にある場合の前記可動軸の位置から前記ユニットが前記収納位置にある場合の前記可動軸の位置へ向かう前記ガイド部の幅は、前記保持部材による保持解除直後の前記可動軸の移動方向と、前記第1軸を中心とする前記可動軸の回転軌道の接線とがなす角度が所定角度以下となるように形成されることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記ユニットが前記使用位置へ突出する前記筐体の開口と、前記突出後の前記ユニットとの間の前記所定面側の間隙を塞ぐように前記ユニットに顎部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記保持部材は、第3軸を中心として回動可能に前記筐体側に取り付けられた係止部材であり、前記ユニットの前記第1軸を中心とする回動を阻止するために前記ユニットを係止する力の向きは、前記係止部材による係止位置から前記第3軸へ向かう向きと略一致することを特徴とする電子機器。
  8. 筐体に設けられた第1軸回りに回動可能に設けられたリンク部材と、
    前記リンク部材の一端に設けられた第2軸を中心に回動可能に設けられた機器ユニットと、
    前記機器ユニットの一端に設けられた第3軸と、
    前記筐体に設けられ、前記第3軸が移動可能に係合するガイド溝と、
    前記リンク部材を付勢することにより、前記リンク部材を前記第1軸回りの所定方向へ回動して前記機器ユニットを前記筐体に対する収納位置から突出位置へ移動する付勢ばねとを備え、
    前記機器ユニットが前記突出位置に位置した状態で前記第3軸が位置する前記ガイド溝の幅は、前記第3軸の径よりも広いことを特徴とするポップアップ機構。
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