JP5647835B2 - 画像消去装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本実施形態は、記録媒体としての紙にプリントされた画像を消去(無色化)する画像消去装置および画像消去装置を具備した画像形成装置に関する。
近年、地球環境の保護およびCO2による温室効果を抑制するため、紙資源を効率よく利用することが大きな課題となっている。紙資源の効率利用のために、「リユース」の技術がある。「リユース」の技術として、消去可能なインクで紙(画像記録媒体)に画像を印刷した後、当該紙を加熱することにより画像を消去(無色化)する技術がある。画像を消去した後の紙には、再度画像をプリントすると、消去した画像部分に濃度変化(メモリー現象)が生じることがある。
特開2010−77376号公報
本発明の実施形態は、画像を効率よく消去できる画像消去装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
実施形態によれば、画像消去装置は、少なくともロイコ色素と顕色剤と水と水溶性有機溶剤と界面活性剤を含有するインクで紙に印刷された画像を無色化する。画像消去装置は、加熱部とフィードバック機構と加熱部と制御部とを有する。加熱部は、紙を加熱する。フィードバック機構は、加熱部により加熱した紙を再び加熱部へ供給する。測定部は、加熱部で加熱された紙における画像濃度を測定する。制御部は、前記測定部により測定した画像濃度が閾値以上の場合は、フィードバック機構により加熱部に再供給し、前記測定部により測定した画像濃度が閾値未満となった場合は、規定回数だけフィードバック機構により加熱部に再供給して画像消去を終了する。
実施形態に係る画像消去装置の構成例を概念的に示す図である。 インライン型の画像消去装置における内部構造の第1の構成例を示す図である。 インライン型の画像消去装置における内部構造の第2の構成例を示す図である。 インライン型の画像消去装置における内部構造の第3の構成例を示す図である。 画像消去装置を具備する画像形成装置の構成例を示す図である。 メモリー現象を説明するための図である。 ポジメモリーを呈するインクの残像濃度に対するメモリー濃度の特性を例示する図である。 ネガメモリーを呈するインクの残像濃度に対するメモリー濃度の特性を例示する図である。 残像濃度に対するメモリー濃度の特性の一例を示す図である。 濃度の異なる画像に対する消去結果としての残像濃度とメモリー濃度とを示す図である。 複数回加熱の有効性についての実験結果を示す図である。 紙に対する調湿効果の有効性を実験した結果を示す図である。 画像消去処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態に係る画像消去装置の構成例を概念的に示す図である。
図1に示すように、画像消去装置10は、供給部11、主搬送路12、消去ユニット13、センサ14、切替機構15、フィードバック搬送路16、排出部17およびコントローラ18を有する。
主搬送路12は、画像消去の対象となる紙Pを搬送する。主搬送路12は、紙Pを供給部11から排出部17まで紙を搬送する。たとえば、主搬送路12は、たとえば、供給部11としての用紙トレイから1枚の紙を取り込む。主搬送路12は、供給部11からの紙Pを消去ユニット13へ搬送する。主搬送路12は、消去ユニット13を通過した紙Pをセンサ14へ搬送する。主搬送路12は、センサ14を通過した紙Pを切替機構15を介して排出部17としての紙の収納部へ紙を搬送する。
消去ユニット13は、紙Pを加熱する加熱機構13aを有する。加熱機構13aは、主搬送路12を搬送される紙Pを加熱する。加熱機構13aは、紙を加熱できるものであれば良い。たとえば、加熱機構13aは、ヒートローラ、サーマルバーあるいはサーマルプリンタヘッドが適用できる。消去ユニット13は、加熱機構13aの前段に調湿機構13bを設けても良い。調湿機構13bは、紙Pに水分を与えるものであれば良い。たとえば、調湿機構13bは、調湿ローラが適用できる。
センサ14は、紙Pにおける画像濃度を検出する。センサ14は、紙Pにおける画像濃度を示すデータをコントローラ18へ出力する。センサ14は、たとえば、光学センサであり、光源と光電変換部とにより構成される。センサ14としての光学センサは、紙面からの反射光により紙面における画像濃度を検出する。
切替機構15は、紙Pの搬送方向を選択する。切替機構15は、センサ14を通過した紙Pをフィードバック搬送路16へ搬送するか排出部17へ搬送するかを切り替える分岐ゲートである。切替機構15は、再び消去ユニット13へ搬送すべき紙をフィードバック搬送路16へ導き、排出すべき紙を排出部へ導く。切替機構15は、コントローラ18により制御される。フィードバック搬送路16は、センサ14を通過した後の紙を再び消去ユニット13へ搬送する。
コントローラ18は、画像消去装置10全体の制御を司る。コントローラ18は、プロセッサおよび記録素子などにより構成される。コントローラ18は、記録素子に記憶したプログラムをプロセッサが実行することにより種々の機能を実現する。たとえば、コントローラ18は、センサ14が検知したデータに基づいて切替機構15を制御する機能を有する。コントローラ18は、センサ14が検知する画像濃度に基づいて紙を再度消去ユニット13へ搬送すべきか否かを判断する。紙を再度消去ユニット13へ搬送すべきと判断した場合、コントローラ18は、切替機構15により紙をフィードバック搬送路16へ導くことにより、当該紙を消去ユニット13へ搬送する。
次に、画像消去装置の内部構造の構成例について説明する。
図2は、インライン型の画像消去装置20における内部構造の第1の構成例を示す図である。
図2に示す第1の構成例の画像消去装置20は、紙留め21、マイクロスイッチ22a、搬送ローラ22b〜22f、加熱ローラ対23、反射率測定系24、選別ガイド25、用紙ガイド26a、搬送ローラ26b〜26j、紙ホルダ27、およびコントローラ28を有する。
紙留め21は、供給部11として機能する。紙溜め21は、画像を消去すべき紙(使用済みの紙)を積載する。紙溜め21は、取出ローラ21aを有する。取出ローラ21aは、紙留め21の下部に設置される。取出ローラ21aは、紙留め21の一番下の紙(最も先にセットされた紙)から順に1枚ずつ紙を画像消去装置20の内部へ送り込む。マイクロスイッチ22aは、紙溜め21から搬送される紙の有無を検知する。マイクロスイッチ22aは、紙留め21の入口近傍に設置される。マイクロスイッチ22aにより紙が「有」と判定されれば、コントローラ18は、紙留め21から取り込んだ紙に対する画像消去処理を開始する。
マイクロスイッチ22aで検知された紙は、主搬送路12の一部を形成する搬送ローラ22b及び22cにより加熱ローラ対23へ搬送される。加熱ローラ対23は、消去ユニット13を構成する。加熱ローラ対23は、主搬送路12の一部としても機能する。加熱ローラ対23は、加熱ローラ対23aと対向ローラ23bとからなるヒートローラである。加熱ローラ対23は、主搬送路12を搬送する紙を加熱する。加熱ローラ対23により加熱された紙は、反射率測定系24へ搬送される。ヒートローラとしての加熱ローラ対23は、紙を加熱する別の機構に置き換えても良い。たとえば、画像消去装置20には、加熱ローラ対(ヒートローラ)23の代わりに、サーマルバーあるいはサーマルプリンタヘッドなどを設置しても良い。なお、加熱ローラ対23による加熱温度は、たとえば、140℃以上250℃以下である。
反射率測定系24は、センサ14として機能する。反射率測定系24は、たとえば、紙の全面における反射率(画像濃度を示す値)を測定し、その測定した反射率を示すデータをコントローラ28へ出力する。反射率測定系24は、紙面における残像濃度の最大値を示す検知データを測定するようにしても良い。図2に示す構成例では、反射率測定系24は、主搬送路12を搬送する紙の両面における反射率を測定する構成を有する。
選別ガイド25は、切替機構15として機能する。選別ガイド25は、コントローラ28の制御により駆動される分岐ゲートである。選別ガイド25は、反射率測定系24を通過した紙をフィードバック搬送路26へ導くか排出部27へ導くかを切り替える。たとえば、選別ガイド25は、図2に示す実線の状態において紙をフィードバック搬送路としての用紙ガイド26aへ導く。選別ガイド25は、図2に点線で示す状態において紙を排出部としての紙ホルダ27へ導く。
用紙ガイド26aと搬送ローラ26b〜26jとは、フィードバック搬送路16を構成する。用紙ガイド26aと搬送ローラ26b〜26jとは、選別ガイド25からの紙を加熱ローラ対23へ搬送する。搬送ローラ22d〜22fは、主搬送路12の一部を構成する。搬送ローラ22d〜22fは、選別ガイド25からの紙を紙ホルダ27へ搬送する。紙ホルダ27は、排出部17として機能し、消去処理が施された紙を収納する。
コントローラ28は、コントローラ18として機能する。コントローラ28は、反射率測定系24からのデータにより当該紙面における残像濃度の最大値を判定する。コントローラ28は、反射率測定系24で測定した残像濃度の最大値と予め設定した閾値(D)との比較結果と当該紙を加熱ローラ対23で加熱した回数とにより、当該紙を加熱ローラ対23へ戻すべきか否かを判断する。たとえば、コントローラ28は、残像濃度の最大値が閾値を超えた後、加熱ローラ対23に紙を規定回数分だけ通すように選別ガイド25を制御する。
図3は、インライン型の画像消去装置30における内部構造の第2の構成例を示す図である。
図3に示す第2の構成例の画像消去装置30は、紙留め31、マイクロスイッチ32a、搬送ローラ32d〜32f、加熱ローラ対33、反射率測定系34、選別ガイド35、用紙ガイド36a、搬送ローラ36b〜36j、紙ホルダ37、コントローラ38、および調湿ローラ対39を有する。
紙留め31、マイクロスイッチ32a、搬送ローラ32d〜32f、加熱ローラ対33、反射率測定系34、選別ガイド35、用紙ガイド36a、搬送ローラ36b〜36j、紙ホルダ37およびコントローラ38は、第1の構成例で説明した紙留め21、マイクロスイッチ22a、搬送ローラ22d〜22f、加熱ローラ対23、反射率測定系24、選別ガイド25、用紙ガイド26a、搬送ローラ26b〜26j、紙ホルダ27およびコントローラ28と同様な構成により実現できる。
調湿ローラ対39は、紙に水分を与える。調湿ローラ対39は、調湿ローラ対39aと対向ローラ39bとからなる。調湿ローラ対39と加熱ローラ対33とは、消去ユニット13を構成する。調湿ローラ対39は、主搬送路12の一部としても機能する。調湿ローラ対39は、加熱ローラ対33により加熱する前の紙に水分を与える。第2の構成例の画像消去装置30では、画像消去の対象となる紙に対して、調湿ローラ対39で水分を与えてから加熱ローラ対33で加熱する。なお、調湿ローラ対39が紙に与える水分量は、たとえば、10%以上20%以下である。
また、画像消去装置30には、紙における水分量を検知する湿度センサ39cを設けても良い。この場合、コントローラ38は、調湿ローラ対39により紙に供給する水分量を制御することが可能となる。たとえば、湿度センサ39cは、調湿ローラ対39と加熱ローラ対33との間に設置する。湿度センサ39cが検知した紙における水分量を示す検知データは、コントローラ38に出力される。コントローラ38は、湿度センサ39cによる検知データに基づいて調湿ローラ対39が紙に与える水分量をフィードバックコントロールしても良い。
図4は、インライン型の画像消去装置40における内部構造の第3の構成例を示す図である。
図4に示す第3の構成例の画像消去装置40は、紙留め41、マイクロスイッチ42a、搬送ローラ42d〜42f、加熱ローラ対43A及び43B、反射率測定系44、選別ガイド45、用紙ガイド46a、搬送ローラ46b〜46j、紙ホルダ47、およびコントローラ48を有する。
紙留め41、マイクロスイッチ42a、搬送ローラ42d〜42f、反射率測定系44、選別ガイド45、用紙ガイド46a、搬送ローラ46b〜46j、紙ホルダ47およびコントローラ48は、第1の構成例で説明した紙留め21、マイクロスイッチ22a、搬送ローラ22d〜22f、反射率測定系24、選別ガイド25、用紙ガイド26a、搬送ローラ26b〜26j、紙ホルダ27およびコントローラ28と同様な構成により実現できる。
第3の構成例の画像消去装置40は、複数の加熱ローラ対43A及び43Bを有する。加熱ローラ対43A及び43Bは、消去ユニットを構成する。加熱ローラ対43A及び43Bは、それぞれが主搬送路を搬送される紙を順に加熱する。各加熱ローラ対43A及び43Bは、上述した加熱ローラ対23と同様な構成であっても良い。また、各加熱ローラ対43A及び43Bは、サーマルバーあるいはサーマルプリンタヘッドなどに置き換えても良い。
また、第3の構成例の画像消去装置40において、用紙ガイド46a及び搬送ローラ46b〜46jからなるフィードバック搬送路は、反射率測定系44を通過した後の紙を加熱ローラ対43Bの前段に搬送する。図4に示す第3の構成例の画像消去装置40は、反射率測定系44を通過した後にフィードバック搬送路により搬送される紙を1回分だけ再加熱する。これにより、コントローラ48は、紙を加熱する回数を1回単位で制御できる。ただし、フィードバック搬送路は、反射率測定系44を通過した後の紙を加熱ローラ対43Aの前段に搬送するようにしても良い。このような構成では、反射率測定系44を通過した後にフィードバック搬送路により搬送される紙を2回分再加熱するため、コントローラ48は、紙を加熱する回数を2回単位で制御する。
なお、第2の構成例の画像消去装置と第3の構成例の画像消去装置とを組み合わせた画像消去装置を構成しても良い。すなわち、画像消去装置の消去ユニットは、調湿ローラと複数の加熱ローラとを有するもので実現しても良い。
次に、上述した画像消去装置を具備する画像形成装置の構成について説明する。
図5は、画像消去装置20を具備する画像形成装置50の構成例を示す図である。
図5に示す画像形成装置50は、紙留め21、マイクロスイッチ22a、搬送ローラ22b〜22f、加熱ローラ対23、反射率測定系24、選別ガイド25、用紙ガイド26a、搬送ローラ26b〜26j、紙ホルダ27、コントローラ28、取出ローラ51、プリンタ搬送系52、プリンタ部53および排紙トレイ54を有する。
紙留め21、マイクロスイッチ22a、搬送ローラ22b〜22f、加熱ローラ対23、反射率測定系24、選別ガイド25、用紙ガイド26a、搬送ローラ26b〜26j、紙ホルダ27およびコントローラ28は、図2に示す第1の構成例の画像消去装置20を構成するものである。ただし、紙ホルダ27には、紙を搬出するための取出口が設けられる。また、図5に示す構成例では、コントローラ28は、プリンタ搬送系52及びプリンタ部53などの制御も行うものとする。
画像形成装置50において、画像消去装置20は、画像消去処理を施した紙を紙ホルダ27に収納する。紙ホルダ27は、画像を消去した紙が上に積載される。画像形成装置50は、紙ホルダ27に収納した紙を画像を形成する紙として使用する。紙ホルダ27の下部には、取出口から紙を1枚づつ搬出するための取出ローラ51が設けれる。取出ローラ51は、紙ホルダ27の一番下の紙(最も先に画像消去処理された紙)から順に1枚ずつ紙を取出し、紙ホルダ27の取出し口からプリンタ搬送系52へ紙を送り込む。
プリンタ搬送系52は、紙ホルダ27から取出した紙をプリンタ部53へ搬送する。プリンタ搬送系52は、プリンタ部53により画像がプリントされた紙を排出トレイ54へ搬送する。図5に示す構成例では、プリンタ搬送系52は、搬送ガイド52a、搬送ローラ52b、52c、押圧ローラ52d、従動ローラ52e、駆動ローラ52f、搬送ベルト52g、搬送ローラ52h、52iおよび搬送ガイド52jなどを有する。
搬送ガイド52aは、取出ローラ51により紙ホルダ27から取り出された紙を搬送ローラ52b、52cへ搬送する。搬送ローラ52b、52cは、所定のタイミングで紙を搬送ベルト52gへ搬送する。搬送ベルト52gは、駆動ローラ52fと従動ローラ52eとで張力が与えられる。搬送ベルト52gは、駆動ローラ52fの回転に伴って駆動される。押圧ローラ52dは、紙Pを搬送ベルト52gに押し付ける。搬送ベルト52gは、たとえば、表面に所定間隔で穴が空いている。搬送ベルト52gの内側には、紙を搬送ベルト52gに吸着させるためのファンに連結された負圧チャンバが設置される。紙は、搬送ベルト52gに吸着されながら搬送される。
プリンタ部53は、紙に画像をプリントする。プリンタ部53は、画像消去装置20で消去(無色化)可能なインクで紙に画像をプリントする。プリンタ部53により画像がプリントされた紙は、搬送ベルト52g、搬送ローラ52h、52i及び搬送ガイド52jを介して排紙トレイ54に排紙される。プリンタ部53は、インクジェットヘッド53aを有する。インクジェットヘッド53aは、インクに消色温度以上の温度が加えられないように設計される。
インクジェットヘッド53aは、搬送ベルト52gにより搬送される紙に画像をプリントする。インクジェットヘッド53aは、消色可能なインクを吐出するインクジェットヘッドである。たとえば、消色可能なインクとしては、たとえば、均一系染料インクが用いられる。均一系染料インクは、ロイコ染料、フェノール性顕色剤、複数のアルコール類、水、界面活性剤で構成される。均一系染料インクは、製造が簡単かつ低コストであり、目詰まりしにくい特性がある。
なお、図5では、画像消去装置20を具備する画像形成装置50の構成例を示しているが、画像形成装置50は、画像消去装置20に代えて画像消去装置30及び40を具備しても良い。
次に、画像消去装置が消去の対象とするインクの特性について説明する。
画像消去装置が消去(消色)の対象とするインクは、均一系染料インクである。均一系染料インクは、ロイコ染料、フェノール性顕色剤、複数のアルコール類、水、界面活性剤で構成される。均一系染料インクは、新しくプリントした画像において、過去に消去した画像部分に濃度変化を生じることがある。過去に消去した画像部分に濃度変化を生じる現象をメモリー現象と称する。
図6は、メモリー現象を説明するための図である。
以降、過去にプリントして消した画像部分が、周囲の画像部分よりも濃くなる現象をポジメモリーと称し、薄くなる現象をネガメモリーと称すことにする。
図6に示すように、残像濃度とメモリー濃度とは、インク組成および加熱条件で変化する。残像濃度は、無地部分の画像濃度に対する残像部分の画像濃度であるものとし、メモリー濃度は、周辺部分の画像濃度に対するメモリー部分(画像を消去した部分)の画像濃度であるものとする。
ポジメモリーは、インク組成における界面活性剤が少なければ少ないほど、大きく現れる。また、ポジメモリーは、加熱条件において加熱量が少なくければ少ないほど、大きく現れる。つまり、加熱温度が一定であれば、ポジメモリーは、加熱時間が短ければ短いほど、大きく現れる。加熱時間が一定であれば、ポジメモリーは、加熱温度が低ければ低いほど、大きく現れる。
一方、ネガメモリーは、インク組成における界面活性剤が多ければ多いほど、大きく現れる。また、ネガメモリーは、加熱条件において加熱量が多ければ多いほど、大きく現れる。つまり、加熱温度が一定であれば、ネガメモリーは、加熱時間が長ければ長いほど、大きく現れる。加熱時間が一定であれば、ネガメモリーは、加熱温度が高ければ高いほど、大きく現れる。
図7は、ポジメモリーを呈するインクの残像濃度に対するメモリー濃度の特性を例示する図である。図8は、ネガメモリーを呈するインクの残像濃度に対するメモリー濃度の特性を例示する図である。
図7及び図8は、どちらも残像濃度に対するメモリー濃度の特性(図中に菱形のプロットで示す特性)が曲線で代表されることを示している。なお、図7及び図8に示す四角形のプロットは、加熱機構としてヒートローラに代えて熱板を用いて高温かつ十分な時間加熱消去した後の結果であり、加熱による濃度変化の到達限界に近い値と想定される。
図7で特性を例示するポジメモリーインクは、残像濃度が不可視域(例えば、0.01以下)に至った後、追加加熱してもメモリー濃度が認識困難な領域(例えば、−0.02〜0.02)の上限値以下に低減させることは難しい。
図8で特性を例示するネガメモリーインクは、残像濃度が不可視域(例えば、0.01以下)に至った後に更に加熱することにより、メモリー濃度が認識困難な領域の下限値を超えて領域まで変化する。どちらのインクも、残像とメモリーとを同時に解決する視点では適用しにくい特性と言える。様々なインク組成を評価した結論として、ポジメモリーとは不可視領域にあるため画像濃度では検出できない一種の残像であり、対するネガメモリーは消色剤として作用する界面活性剤がインク中に過多に存在するために生じる残像濃度に対するメモリー濃度の特性の負方向への偏移であると考えられる。
図9は、残像濃度に対するメモリー濃度の特性の一例を示す。残像濃度が不可視域(例えば、0.01以下)に至った後、更に適切に加熱することによりメモリー濃度が認識困難な領域(例えば、−0.02〜0.02)に収まることが判る。一方で、元の画像濃度の差異による残像濃度に対するメモリー濃度の特性の偏移には注意が必要である。様々な評価データから元の画像濃度が薄くなると、メモリー濃度が負方向に偏移することが判明した。
図10は、図9に特性を示すインクで、元画像の画像濃度を約2/3にして同様の評価を行った結果を三角形のプロットで示す図である。また、図10では、残像濃度とメモリー濃度との消去結果として望ましい領域Rを示している。図10に示すような元画像濃度による特性偏移があるため、加熱処理を過多に実施すると、残像濃度とメモリー濃度とが最適範囲から逸脱する状況が発生することがある。このため、画像消去装置における加熱処理は、必要かつ十分な条件で実施しなくてはならない。
図11は、複数回加熱の有効性についての実験結果を示す図である。図11に示す実験結果によれば、同じ加熱時間で消去する場合、複数回加熱する方式が消去性の向上に顕著に有利であることを示している。図11に示す実験では、加熱ローラ対(ニップが3mmのヒートローラー)を通過する紙の搬送速度とパス回数とを変えて残像濃度を評価している。図11に示す実験結果では、トータルの加熱時間よりパス回数がより消去性改善により効果があることを示している。
すなわち、図11に示す実験結果によれば、合計の加熱時間が同じであっても、ゆっくり加熱して画像を消すより、短時間で何度も加熱した方が残像が薄いと評価できる。この理由については、昇温と降温の熱サイクルが関係するものと想定される。従って、均一系染料インクでは、紙に対する加熱の制御は、搬送速度の制御よりパス回数の制御の方が消去特性の向上に有利であると考えられる。このため、本実施形態の画像消去装置では、加熱ローラ対のパス回数制御することにより画像を効率的に消去する。
上記のような加熱温度、パス回数(加熱回数)あるいは搬送速度などを変えた実験によれば、残像濃度とメモリー濃度とには関連性があると考えられる。たとえば、上記した実験結果によれば、紙に対する加熱制御により残像濃度もメモリー濃度も変化するが、初回に消す画像の濃度が一定の場合、残像濃度とメモリー濃度とをプロットすると曲線に乗る。結果として、均一系染料インクでは、残像濃度とメモリー濃度とは、独立なパラメターではないと考えられる。
本実施形態の画像消去装置は、上述したような均一系染料インクの特性を踏まえて、印刷画像に必要かつ十分な加熱処理を適切に加えることで残像を不可視レベルまで消し、かつメモリー濃度を認知困難な水準まで低減するインライン型の加熱による画像消去装置である。本実施形態の画像消去装置では、均一系染料インク固有の問題であるメモリー現象を低減でき、効率よく画像を消去(消色)できる。
すなわち、本実施形態の画像消去装置は、メモリー濃度を適正範囲に収めるために残像濃度が不可視化する加熱条件以上の熱処理を加え、かつ、ネガメモリー発生を誘引するような必要以上の加熱は加えない。このため、本実施形態の画像消去装置では、紙を複数回加熱する方式を採用している。
さらに、エネルギーの視点でも紙へのダメージの視点でも、加熱温度の低温化は、重要な要素である。図12は、紙に対する調湿(調湿効果)の有効性を実験した結果を示す図である。図12に示す実験結果では、紙を加熱前に吸湿させる(加熱前の紙に水分を与える)ことにより、加熱ローラ対(ヒートローラー)の加熱温度を10〜20℃上昇させたのと同等以上の効果が得られることを示している。このため、図4に示す第3の構成例の画像消去装置40のように、加熱ローラ対の前段に調湿機構としての調湿ローラ対を設けても良い。
次に、上記画像消去装置による紙に対する画像消去処理について説明する。
図13は、画像消去処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図13に示す画像消去処理は、何れの画像消去装置20、30、40にも適用可能である。画像消去処理は、画像消去装置におけるコントローラの制御による実行される。ここでは、画像消去装置20における画像消去処理を想定して説明するものとする。
まず、画像消去装置20において、コントローラ28は、紙溜め21に紙が有るか否かを判断する(ステップS11)。紙溜め21に紙が無い場合(ステップS11、NO)、コントローラ28は、画像消去処理を終了する。紙留め21に紙がある場合(ステップS11、YES)、コントローラ28は、取出ローラ21aにより紙溜め21から1枚の紙を取出す(ステップS12)。
取出ローラ21aにより紙を取出すと、コントローラ28は、変数nを初期化する(ステップS13)。変数nの初期化処理として、コントローラ28は、変数nを「0」(n=0)とするものとする。変数nは、紙面の残像濃度が規定値未満になってから消去ユニット(加熱ローラ対23)を通過した回数を示す値である。変数nは、紙面の残像濃度が規定値未満になった後、紙を消去ユニット(加熱ローラ対23)へ戻すごとにカウントアップさせる値である。
取出ローラ21aにより取出した紙は、主搬送路としての搬送ローラ22b、22cなどにより消去ユニットとしての加熱ローラ対23へ搬送される。なお、第2の構成例の画像消去装置30は、紙溜め31から取出した紙を調湿ローラ対39へ搬送される。また、第3の構成例の画像消去装置40では、紙留め41から取出した紙を加熱ローラ対23Aへ搬送する。
コントローラ28は、加熱ローラ対23により紙を加熱する(ステップS15)。コントローラ28は、規定の搬送速度(加熱時間)、かつ、規定の加熱温度で紙を加熱するように制御する。たとえば、加熱ローラ対23は、140℃以上250℃以下の一定の加熱温度に制御される。加熱ローラ対23により加熱した紙は、さらに搬送される。反射率測定系24は、加熱ローラ対23により加熱された紙面における画像濃度(残像濃度)を測定する(ステップS16)。たとえば、反射率測定系24は、紙面における残像濃度の最大値を測定する。コントローラ28は、反射率測定系24で測定した残像濃度の最大値と予め設定した閾値「D」とを比較する(ステップS17)。残像濃度に対する閾値「D」は、たとえば、0.01である。
反射率測定系24で測定した残像濃度が閾値「D」以上である場合(ステップS17、NO)、コントローラ28は、当該紙をフィードバック搬送路へ搬送するように選別ガイド25を制御する(ステップS20)。これにより、選別ガイド25は、紙をフィードバック搬送路へ導く。フィードバック搬送路は、当該紙を消去ユニットとしての加熱ローラ対23の前段に搬送する。この場合、コントローラ28は、変数nの値を変更することなく、上記ステップS14からの処理を再度実行する。また、残像濃度が閾値未満であることが連続して検出された回数を変数nとする場合、コントローラ28は、残像濃度が閾値以上と判定するごとに変数nを初期化するようにしても良い。
なお、第2の構成例の画像消去装置30では、選別ガイド35で導かれる紙をフィードバック搬送路により調湿ローラ対39の前段へ搬送する。また、第3の構成例の画像消去装置40では、選別ガイド45で導かれる紙をフィードバック搬送路により加熱ローラ対43Aと加熱ローラ対43Bとの間へ搬送する。
反射率測定系24で測定した残像濃度が閾値「D」未満である場合(ステップS17、YES)、コントローラ28は、残像濃度が閾値未満となった紙が加熱ローラ対23の通過回数としての変数nの値が規定回数「N」以上であるか否かを判断する(ステップS18)。規定回数「N」はインクの特定および加熱条件に応じて設定される値である。たとえば、規定回数「N」は実験結果によって設定される。
変数nの値が規定回数未満である場合(ステップS18、NO)、コントローラ28は、変数nをインクリメント(n=n+1)し(ステップS19)、当該紙をフィードバック搬送路26へ搬送するように選別ガイド25を制御する(ステップS20)。変数nをインクリメントすることにより、コントローラ28は、残像濃度が閾値未満となった後の紙に対する加熱回数を計数する。
変数nが規定回数以上である場合(ステップS18、YES)、コントローラ28は、
当該紙を紙ホルダ27へ搬送するように選別ガイド25を制御する(ステップS21)。
選別ガイド25が紙を紙ホルダ27へ導くと、主搬送路としての搬送ローラ22d〜22fは、当該紙を紙ホルダ27へ搬送する。紙を紙ホルダへ搬送した場合、コントローラ28は、上記ステップS11へ戻り、紙溜め21に次に画像消去処理すべき紙があるか否かを判断する。紙溜め21に紙が有れば、コントローラ28は、上記ステップS12以降の処理を再度実行する。紙溜め21に紙が無ければ、コントローラ28は、画像消去処理を終了する。
上記のように、本実施形態の画像消去装置は、均一系染料の消色インクで描かれた画像を熱で消去するため、紙面における残像濃度が規定の閾値未満になるまで消去ユニットに紙を繰返して通し、さらに、紙面における残像濃度が規定の閾値未満になった後に当該紙を規定回数分だけ消去ユニットに通す。上記実施形態の画像消去装置によれば、残像の不可視化とメモリー現像とを低減できる。この結果として、紙のリユースを促進することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲の記載を付記する。
[1]
少なくともロイコ色素と顕色剤と水と水溶性有機溶剤と界面活性剤を含有するインクで紙に印刷された画像を無色化する画像消去装置において、
紙を加熱する加熱部と、
前記加熱部により加熱した紙を再び前記加熱部へ供給するフィードバック機構と、
前記フィードバック機構により前記加熱部に複数回供給することにより紙を複数回加熱させる制御部と、
を有することを特徴とする画像消去装置。
[2]
さらに、前記加熱部で加熱された紙における画像濃度を測定する測定部を有し、
前記制御部は、前記測定部により測定した画像濃度が閾値未満となった紙を規定の複数回分だけ前記フィードバック機構により前記加熱部に再供給する、
ことを特徴とする[1]に記載の画像消去装置。
[3]
前記加熱部の前段で紙に水分を与える調湿部を有し、
前記フィードバック機構は、前記調湿部で水分を与えた後に前記加熱部で加熱した紙を再び前記調湿部へ搬送する、
ことを特徴とする[1]又は[2]の何れか1つに記載の画像消去装置。
[4]
前記加熱部は、複数の加熱機構であり、
前記制御部は、紙が前記加熱機構で規定の複数回分だけ加熱されるように前記フィードバック機構を制御する、
ことを特徴とする[1]乃至[3]の何れか1つに記載の画像消去装置。
[5]
画像形成装置において、
紙を収納する収納部と、
前記収納部から1枚の紙を取り出す取出機構と、
前記取出機構により取出した紙に少なくともロイコ色素と顕色剤と水と水溶性有機溶剤と界面活性剤を含有するインクで画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された紙を加熱する加熱部と、
前記加熱部により加熱した紙を再び前記加熱部へ供給するフィードバック機構と、
前記フィードバック機構により紙を前記加熱部に複数回通過させた後、前記収納部へ収納する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
10…画像消去装置、11…供給部、12…主搬送路、13…消去ユニット、13a…加熱機構、13b…調湿機構、14…センサ、15…切替機構、16…フィードバック搬送路、17…排出部、18…コントローラ、20、30、40…画像消去装置、21、31、41…紙溜め、21a、31a、41a…取出ローラ、22b〜22f、32d〜32f、42d〜42f…搬送ローラ、23、33、43A、43B…加熱ローラ対、24、34、44…反射率測定系、25、35、45…選別ガイド、27、37、47…紙ホルダ、28、38、48…コントローラ、39…調湿ローラ対、39c…湿度センサ、50…画像形成装置、51…取出ローラ、52…プリンタ搬送系、53…プリンタ部、53a…インクジェットヘッド、54…排紙トレイ。

Claims (4)

  1. 少なくともロイコ色素と顕色剤と水と水溶性有機溶剤と界面活性剤を含有するインクで紙に印刷された画像を無色化する画像消去装置において、
    紙を加熱する加熱部と、
    前記加熱部により加熱した紙を再び前記加熱部へ供給するフィードバック機構と、
    前記加熱部で加熱された紙における画像濃度を測定する測定部と、
    前記測定部により測定した画像濃度が閾値以上の場合は、フィードバック機構により加熱部に再供給し、前記測定部により測定した画像濃度が閾値未満となった場合は、規定回数だけフィードバック機構により加熱部に再供給して画像消去を終了する制御部と、
    を有することを特徴とする画像消去装置。
  2. 前記加熱部の前段で紙に水分を与える調湿部を有し、
    前記フィードバック機構は、前記調湿部で水分を与えた後に前記加熱部で加熱した紙を再び前記調湿部へ搬送する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像消去装置。
  3. 前記加熱部は、複数の加熱機構であり、
    前記制御部は、紙が前記加熱機構で規定の複数回分だけ加熱されるように前記フィードバック機構を制御する、
    ことを特徴とする前記請求項1又は2の何れか1項に記載の画像消去装置。
  4. 画像形成装置において、
    紙を収納する収納部と、
    前記収納部から1枚の紙を取り出す取出機構と、
    前記取出機構により取出した紙に少なくともロイコ色素と顕色剤と水と水溶性有機溶剤と界面活性剤を含有するインクで画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された紙を加熱する加熱部と、
    前記加熱部により加熱した紙を再び前記加熱部へ供給するフィードバック機構と、
    前記加熱部で加熱された紙における画像濃度を測定する測定部と、
    前記測定部により測定した画像濃度が閾値以上の場合は、フィードバック機構により加熱部に再供給し、前記測定部により測定した画像濃度が閾値未満となった場合は、規定回数だけフィードバック機構により加熱部に再供給して前記収納部へ収納する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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