JP5647832B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、挿入部の先端部を構成する先端硬質部と、先端硬質部の直後に位置する湾曲部と、を有する内視鏡に関する。
図6は従来の内視鏡の挿入部を示している。
図示するように、内視鏡100の操作部(図示略)から前方に延びる挿入部101の先端部内には、挿入部101の軸線に沿って延びる複数の貫通孔を有しかつ硬質樹脂材からなる略円柱形状の硬質部材102が設けてあり、これらの孔には対物レンズ、照明レンズ、撮像素子などが設けてある。さらに一つの孔の後端部には可撓性材料からなる処置具送通用チューブ103の前端部が接続しており、処置具送通用チューブ103の後端部は途中から枝分かれしており、一方の後端部は挿入部101の内部を通って操作部に突設した鉗子口に接続しており、他方の後端部は操作部から後方に延びるユニバーサルチューブと、ユニバーサルチューブの端部に設けたコネクタ部の内部を通って該コネクタ部に突設した吸引用口金に接続している。硬質部材102の後部には、硬質部材102と同軸の略円筒形状をなし、かつ硬質樹脂材からなる第1セグメント104が固定してある。第1セグメント104の内面の上下2カ所には一対の係止リング105が一体的に設けてある。硬質部材102及び第1セグメント104の外周面には挿入部101の外周面を構成する被覆チューブ106の先端部が被覆してある。被覆チューブ106は可撓性材料製であるが硬質部材102及び第1セグメント104の外周面に被せた部分は変形不能であり、挿入部101の中で先端面から第1セグメント104の後端までの範囲に位置する部分が先端硬質部107を構成している。
被覆チューブ106の内面には第1セグメント104の後方に位置させて、複数のセグメント109〜115が前後方向に並べて固定してある。セグメント109〜115はいずれも第1セグメント104と同心をなす略円筒形状であり、第3セグメント110の内面の左右2カ所には一対の係止リング116が一体的に設けてある。
図示するように、第1セグメント104の左右両側部の後端部は一対の係止リング105より後方に位置しており、第1セグメント104の当該後端部と第2セグメント109の前端部の左右2カ所同士は、左右方向に延びる2本の回転接続軸117によって回転可能に接続してある。同様に、第2セグメント109と第3セグメント110は左右方向に延びる2本の回転接続軸118によって回転可能に接続しており、第3セグメント110と第4セグメント111は上下方向に延びる2本の回転接続軸119によって回転可能に接続しており、第4セグメント111と第5セグメント112は左右方向に延びる2本の回転接続軸120によって回転可能に接続しており、第5セグメント112と第6セグメント113は左右方向に延びる2本の回転接続軸121によって回転可能に接続しており、第6セグメント113と第7セグメント114は上下方向に延びる2本の回転接続軸122によって回転可能に接続しており、第7セグメント114と第8セグメント115は左右方向に延びる2本の回転接続軸123によって回転可能に接続している。
挿入部101の中で第1セグメント104の後端から最後尾のセグメントの後端までの範囲に位置する部分が湾曲部124を構成している。
さらに第1セグメント104の一対の係止リング105の内部を一対の操作ワイヤ125が後方から前方に貫通しており、各操作ワイヤ125の前端部には操作ワイヤ125の内径より広幅(大径)の前端ストッパ126が固着してある。図示するように処置具送通用チューブ103はその前端部近傍を屈曲させることにより(図6の仮想線参照)、一方の(対向する)前端ストッパ126との干渉を回避している。また、第3セグメント110の一対の係止リング116の内部を一対の操作ワイヤ127が後方から前方に貫通しており、各操作ワイヤ127の前端部には操作ワイヤ127の内径より広幅(大径)の前端ストッパ128が固着してある。さらに操作部には上下方向湾曲操作レバーと左右方向湾曲操作レバーがそれぞれ回転可能に支持してある。上下方向湾曲操作レバーと左右方向湾曲操作レバーの内側端部は共に操作部内に位置している。そして、上下方向湾曲操作レバーの内側端部には操作ワイヤ125の後端が接続しており、左右方向湾曲操作レバーの内側端部には操作ワイヤ127の後端が接続している。
従って、上下湾曲操作レバーを回転操作すると、一方の操作ワイヤ125が後方に引かれ他方の操作ワイヤ125が前方に引かれる。すると、この一対の操作ワイヤ125の動きによって第1セグメント104と第2セグメント109、第2セグメント109と第3セグメント110、第4セグメント111と第5セグメント112、第7セグメント114と第8セグメント115がそれぞれ上下方向に相対回転するので湾曲部124が上下方向に湾曲する。一方、左右方向湾曲操作レバーを回転操作すると、一方の操作ワイヤ127が後方に引かれると共に他方の操作ワイヤ127が前方に引かれ、第3セグメント110と第4セグメント111、第6セグメント113と第7セグメント114がそれぞれ左右方向に相対回転するので湾曲部124が左右方向に湾曲する。
特開平5−42098号公報
湾曲部124の小回りをよくするために、一般的に挿入部101の先端面から回転接続軸117までの前後寸法は短くしたい。しかしこの寸法を短くするために、第1セグメント104の後端部形状を変えずに第1セグメント104の全長を短くすると、一方の前端ストッパ126と処置具送通用チューブ103の前端近傍部の前後間隔が短くなるため、処置具送通用チューブ103の前端部近傍と前端ストッパ126が干渉してしまう。すると、操作ワイヤ125の耐久性に影響が出たり、処置具送通用チューブ103の前端部近傍の屈曲角度がきつくなることに起因して処置具を当該部分に挿通するのが難しくなるおそれがある。
さらに、理想としては(隣り合うセグメント同士の最大回転角度を変えずに)できる限り湾曲部124を大きな角度で湾曲させたい。
本発明は、第1セグメントの全長を短くしつつ挿入部の内蔵物と操作ワイヤの前端が干渉するおそれが大きくなるのを防止でき、かつ隣り合うセグメント同士の最大回転角度を変えずに湾曲部を大きな角度で湾曲させられる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、操作部から延びる挿入部の先端部を構成する先端硬質部の内部に設けた、その後端が該先端硬質部の後端を規定する第1セグメントと、上記先端硬質部の直後に位置し上記挿入部の一部を構成する可撓性の湾曲部内に設けた、上記挿入部の径方向に延びる回転接続軸によって該第1セグメントに回転可能に接続した第2セグメントと、上記操作部及び挿入部の内部に配設した、前端を上記第1セグメントに設けた係止部に係止し、後端を上記操作部に設けた湾曲操作手段に係止した操作ワイヤと、を備える内視鏡において、上記回転接続軸の軸心を上記係止部の後端より前方に位置させたことを特徴としている。
本発明によれば、第1セグメントにおける回転接続軸が通る部分が係止部より前方に位置しているので、第1セグメントの全長は回転接続軸が通る部分を係止部より後方に位置させた場合に比べて短くなっている。しかし係止部の前後方向位置は(回転接続軸が通る部分を係止部より後方に位置させた場合と)変わらないので、先端硬質部の内部において操作ワイヤの前端が内蔵物(例えば処置具挿通用チューブ)と干渉するおそれが大きくなることはない。
しかも、第1セグメントにおける回転接続軸が通る部分を係止部より後方に位置させた場合と比べて、挿入部の先端面と回転接続軸の前後間隔が短くなるので、湾曲部の(前端から同じ前後距離に位置する部分の)曲げ角度が大きくなる。
本発明の一実施形態の内視鏡全体の平面図である。 直線状態にある挿入部の先端硬質部及び湾曲部の縦断側面図である。 湾曲部を湾曲させたときの図2と同様の縦断側面図である。 図2のIV-IV矢線に沿う断面図である。 (a)は、従来例の湾曲操作レバーを所定角度だけ回転操作したときの湾曲部の曲げ状態を説明するための模式図であり、(b)は、本実施形態の湾曲操作レバーを(a)の場合と同じ角度だけ回転操作したときの湾曲部の曲げ状態を説明するための模式図である。 従来例の図2と同様の縦断側面図である。
以下、図1から図5を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明中の前後方向は、内視鏡10の挿入部12の先端側を「前方」、コネクタ部14側を「後方」と定義している。
内視鏡10は、操作部11と、操作部11から前方に延びる挿入部12と、操作部11から挿入部12と反対側に延びる可撓性を有するユニバーサルチューブ13と、ユニバーサルチューブ13の後端に固定した、図示を省略したプロセッサ(光源装置兼画像処理装置)に接続するコネクタ部14と、を備えている。挿入部12の先端部を除く部分は柔軟であり、先端部に連なる部分は操作部11に設けた上下方向湾曲操作レバー15aと左右方向湾曲操作レバー15bの回転操作に応じて湾曲する湾曲部16となっている。挿入部12の先端部は硬質材料からなり変形不能な先端硬質部により構成してある。さらに、挿入部12の外周面全体には可撓性を有する円筒形状の被覆チューブ18が被せてある。操作部11に形成した処置具送通用突部19の表面には口金20が突設してあり、口金20の開口端部はゴム製キャップ21によって着脱自在に塞いである。
続いて先端硬質部17と湾曲部16の内部構造について詳しく説明する。
先端硬質部17の内部には硬質樹脂材からなる略円筒形状の硬質部材25が設けてある。硬質部材25には軸線が前後方向に延びる複数の貫通孔が穿設してある。一つの貫通孔26には複数のレンズ群からなる対物レンズ30と、対物レンズ30の直後に位置する撮像素子31とが固定状態で設けてあり、撮像素子31から後方に延びる画像信号用ケーブル32は挿入部12、操作部11、ユニバーサルチューブ13、及び、コネクタ部14の内部を通ってコネクタ部14に突設した画像処理用接続スリーブ14aに接続している。硬質部材25に形成した左右一対の貫通孔27の前端部には一対の照明レンズ(図示略)がそれぞれ嵌合固定してあり、各照明レンズの後端から後方に向かって延びる一対のライトガイドファイバ33は挿入部12、操作部11、ユニバーサルチューブ13、及び、コネクタ部14の内部を通ってコネクタ部14に突設した光源用接続スリーブ14bに接続している。さらに硬質部材25に形成した左右一対の貫通孔28には、送水チューブ34と送気チューブ35の前端部がそれぞれ接続している。送水チューブ34と送気チューブ35は後方に向かって延びており、挿入部12、操作部11、ユニバーサルチューブ13、及び、コネクタ部14の内部を通ってコネクタ部14に突設した送気送水用口金14cに接続している。貫通孔29の後端部には可撓性材料からなる吸引兼処置具送通用チューブ36の前端部が接続しており、吸引兼処置具送通用チューブ36の後端部は挿入部12、操作部11、ユニバーサルチューブ13、及び、コネクタ部14の内部を通ってコネクタ部14に突設した吸引用口金(図示略)に接続している。さらに吸引兼処置具送通用チューブ36の中間部は操作部11の内部において枝分かれしており、この枝分かれした部分は処置具送通用突部19の内部を通って口金20の内側端部に接続している。
硬質部材25の外周面の後端部に凹設した環状段部25aには、硬質部材25と同軸の略円筒形状をなし、かつ金属からなる第1セグメント37の前端部が嵌合固定してある。第1セグメント37の後端部の周方向に略180°はなれた部分(図2、図3において上下に位置する部分)はその他に比べて後方に位置しており、当該2カ所が第1セグメント37の後端位置を規定している。そしてこの2カ所の内面には一対の係止リング38(係止部)が一体的に設けてある。図2及び図3に示すように硬質部材25及び第1セグメント37の外周面には被覆チューブ18の先端部及びその近傍部が被覆してあり、挿入部12の中で先端面から第1セグメント37の後端(係止リング38が設けられた上記2カ所)までの範囲に位置する部分が先端硬質部17を構成している。上記のように被覆チューブ18自体は可撓性を有しているが、硬質部材25及び第1セグメント37は実質的に変形不能であるため、先端硬質部17は実質的に変形(湾曲)不能である。
被覆チューブ18の内面における先端硬質部17の直後に位置する部分には、複数のセグメント40〜46が前後方向に並べて固定してある(図示は省略してあるが、実際には第8セグメント46の後方にも複数のセグメントが設けてある)。セグメント40〜46はいずれも第1セグメント37と同材質であり、かつ挿入部12が直線状態のとき(図2の状態のとき)に第1セグメント37と同心をなす略円筒形状である。
第2セグメント40の前端部の左右2カ所は第1セグメント37の後端部の左右2カ所と左右方向に重なっており、第2セグメント40と第1セグメント37の左右の当該重なり部分は左右方向に延びる2本の回転接続軸48によって回転可能に接続してある。図2及び図3から明らかなように、互いに同軸をなす2本の回転接続軸48の軸心は第1セグメント37の後端(係止リング38が設けられた上記2カ所)より前方に位置している。
同様に、第2セグメント40の後端部と第3セグメント41の前端部の左右2カ所は回転接続軸48と平行な2本の回転接続軸49によって回転可能に接続しており、第3セグメント41の後端部と第4セグメント42の前端部の上下2カ所は上下方向に延びる2本の回転接続軸50によって回転可能に接続しており、第4セグメント42の後端部と第5セグメント43の前端部の左右2カ所は回転接続軸48と平行な2本の回転接続軸51によって回転可能に接続しており、第5セグメント43の後端部と第6セグメント44の前端部の左右2カ所は回転接続軸48と平行な2本の回転接続軸52によって回転可能に接続しており、第6セグメント44の後端部と第7セグメント45の前端部の上下2カ所は回転接続軸50と平行な2本の回転接続軸53によって回転可能に接続しており、第7セグメント45の後端部と第8セグメント46の前端部の左右2カ所は回転接続軸48と平行な2本の回転接続軸54によって回転可能に接続している。また、第3セグメント41、第4セグメント42、第6セグメント44、及び、第7セグメント45の内面の上下2カ所には上下一対の案内リング41a、42a、44a、45aがそれぞれ設けてあり、第4セグメント42、第6セグメント44、及び、第7セグメント45の内面の左右2カ所には左右一対の案内リング42b、44b、45bがそれぞれ設けてある。さらに第3セグメント41の内面の左右2カ所には係止リング41bが設けてある。図2及び図3に示すように挿入部12の中で第1セグメント37の後端から最後尾に位置するセグメント(図示略)の後端までの範囲に位置する部分が湾曲部16を構成している。
図示するように上下の係止リング38、案内リング41a、42a、44a、45aの内部には金属からなる上下一対の操作ワイヤ56が前後方向にそれぞれ貫通しており、左右の係止リング41b、案内リング42b、44b、45bの内部には金属からなる左右一対の操作ワイヤ57が前後方向にそれぞれ貫通している。上下の操作ワイヤ56の前端部には係止リング38の内径より大径(広幅)である前端ストッパ58がそれぞれ固着してあり、左右の操作ワイヤ57の前端部には係止リング41bの内径より大径(広幅)である前端ストッパ59がそれぞれ固着してある。図4に示すように正面から見ると吸引兼処置具送通用チューブ36と下側の前端ストッパ58(係止リング38)の位置は重なっているものの、図示するように吸引兼処置具送通用チューブ36の前端部近傍を上側に屈曲させてあるので(図2、図3の仮想線参照)、吸引兼処置具送通用チューブ36の前端部近傍と下側の前端ストッパ58との干渉は回避されている。さらに上下の操作ワイヤ56の後端部は挿入部12を通って操作部11の内部空間まで延びており、操作部11の内部空間に位置する上下方向湾曲操作レバー15aの内側端部にそれぞれ固定してある。一方、左右の操作ワイヤ57の後端部は挿入部12を通って操作部11の内部空間まで延びており、操作部11の内部空間に位置する左右方向湾曲操作レバー15bの内側端部にそれぞれ固定してある。
従って上下方向湾曲操作レバー15aを回転操作すると、一方の操作ワイヤ56が後方に引かれ、他方の操作ワイヤ56が前方に引かれる。すると一対の操作ワイヤ56の動きによって第1セグメント37と第2セグメント40、第2セグメント40と第3セグメント41、第4セグメント42と第5セグメント43、第5セグメント43と第6セグメント44、第7セグメント45と第8セグメント46がそれぞれ上下方向に相対回転するので湾曲部16が上下方向に湾曲する(図3参照)。一方、左右方向湾曲操作レバー15bを回転操作すると、一方の操作ワイヤ57が後方に引かれると共に他方の操作ワイヤ57が前方に引かれ、第3セグメント41と第4セグメント42、第6セグメント44と第7セグメント45がそれぞれ左右方向に相対回転するので湾曲部16が左右方向に湾曲する。
以上説明した本実施形態によれば、左右の回転接続軸48の軸心が第1セグメント37の後端(係止リング38が設けられた上記2カ所)より前方に位置しているので、第1セグメント37の全長(前後長)は回転接続軸48が通る部分を係止リング38より後方に位置させた場合(従来例である図6の場合)に比べて短くなっている。しかし係止リング38の前後方向位置は(図6のように回転接続軸117の軸線を係止リング105より後方に位置させた場合に位置させた場合と)変わらないので、先端硬質部17の内部において前端ストッパ126が内蔵物(例えば吸引兼処置具送通用チューブ36、あるいは送気チューブ35など)と干渉するおそれが図6のように構成した場合より大きくなることはない。
さらに内視鏡10の湾曲部16は内視鏡100の湾曲部124より大きく湾曲するという利点がある。
即ち、図5(a)は図6の内視鏡100の上下方向湾曲操作レバーを一方に回転させて一方の操作ワイヤ125を後方に所定量だけ引き、かつ、他方の操作ワイヤ125を前方に所定量だけ引いたときの挿入部101の様子を示した模式図である。このときの第2セグメント109の初期位置(湾曲部124が直線状態にあるときの位置)からの回転角度はθαであり、先端硬質部107の後端から後方に直線距離L1だけ離れた部分Aの初期位置からの湾曲角はθ1であり、部分Aの初期位置からの湾曲量(先端硬質部17の軸線に対して直交する方向の移動量)はH1である。これに対して図5(b)に示すように、本実施形態の内視鏡10の上下方向湾曲操作レバー15aを一方に回転させて一方の操作ワイヤ56を後方に所定量だけ引き、かつ、他方の操作ワイヤ56を前方に所定量だけ引いたとき(第2セグメント40の初期位置からの回転角度がθαのとき)の先端硬質部17の後端から後方に直線距離L1だけ離れた部分A(回転接続軸48からは後方に直線距離L2(>L1)だけ離れた部分)の初期位置からの湾曲角はθ2(>θ1)であり、部分Aの初期位置からの湾曲量はH2(>H1)である。内視鏡10(挿入部12)の先端面から部分Aまでの前後長と内視鏡100(挿入部101)の先端面から部分Aまでの前後長は同一であるものの(先端硬質部17と先端硬質部107は同じ長さとする)、回転接続軸48から部分Aまでの前後長L2が回転接続軸117から部分Aまでの前後長L1より長いため、第2セグメント40と第2セグメント109の回転角度θαが同じであるにも拘わらずθ2とH2はθ1とH1よりそれぞれ大きくなる。従って、操作ワイヤ56(操作ワイヤ125)の引き量が同じであるにも拘わらず、湾曲部16の上下方向の湾曲角及び湾曲量は挿入部101の湾曲部124よりそれぞれ大きくなる。
同様に左右方向湾曲操作レバー15bを回転させることにより操作ワイヤ57を図6の内視鏡100と同じ量だけ引いたときの部分Aの左右方向の湾曲角及び湾曲量は挿入部101の湾曲部124よりそれぞれ大きくなる。
以上本実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば左右方向湾曲操作レバー15b、係止リング41b、案内リング42b、44b、45b、操作ワイヤ57を省略することにより、内視鏡10の湾曲部16を上下方向にのみ湾曲するものとしてもよい。また、符号15aの部材を左右方向湾曲操作レバーとし、かつ符号56の部材を左右方向操作用の操作ワイヤとした上で左右方向湾曲操作レバー15b、係止リング41b、案内リング42b、44b、45b、操作ワイヤ57を省略することにより、内視鏡10の湾曲部16を左右方向にのみ湾曲するものとしてもよい。
また第1セグメント37に設ける「係止部」の形状は係止リング38とは異なるものであってもよい。例えば断面C字状であり、かつ、その開口幅(C字の両端間の隙間)が操作ワイヤより狭いものであってもよい。
10 内視鏡
11 操作部
12 挿入部
13 ユニバーサルチューブ
14 コネクタ部
14a 画像処理用接続スリーブ
14b 光源用接続スリーブ
14c 送気送水用口金
15a 上下方向湾曲操作レバー(湾曲操作手段)
15b 左右方向湾曲操作レバー(湾曲操作手段)
16 湾曲部
17 先端硬質部
18 被覆チューブ
19 処置具挿通用突部
20 口金
21 ゴム製キャップ
25 硬質部材
25a 環状段部
26 27 28 29 貫通孔
30 対物レンズ
31 撮像素子
32 画像信号用ケーブル
33 ライトガイドファイバ
34 送水チューブ
35 送気チューブ
36 吸引兼処置具挿通用チューブ
37 第1セグメント
38 係止リング(係止部)
40〜46 セグメント
41a 42a 44a 45a 案内リング
41b 係止リング
42b 44b 45b 案内リング
48〜54 回転接続軸
56 57 操作ワイヤ
58 59 前端ストッパ
100 内視鏡
101 挿入部
102 硬質部材
103 処置具挿通用チューブ
104 第1セグメント
105 係止リング
106 被覆チューブ
107 先端硬質部
109 第2セグメント
110〜115 セグメント
116 係止リング
117〜123 回転接続軸
125 127 操作ワイヤ
126 128 前端ストッパ
129 湾曲部

Claims (1)

  1. 操作部から延びる挿入部の先端部を構成する先端硬質部の内部に設けた、その後端が該先端硬質部の後端を規定する第1セグメントと、
    上記先端硬質部の直後に位置し上記挿入部の一部を構成する可撓性の湾曲部内に設けた、上記挿入部の径方向に延びる回転接続軸によって該第1セグメントに回転可能に接続した第2セグメントと、
    上記操作部及び挿入部の内部に配設した、前端を上記第1セグメントに設けた係止部に係止し、後端を上記操作部に設けた湾曲操作手段に係止した操作ワイヤと、
    を備える内視鏡において、
    上記回転接続軸の軸心を上記係止部の後端より前方に位置させたことを特徴とする内視鏡。
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