JP5645270B2 - 野菜の芯取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、芯を有するキャベツ、レタス、白菜等の野菜の芯取り装置に関する。
芯を有するキャベツ、レタス、白菜等の野菜の芯取り装置として、例えば特許文献1が挙げられる。この装置は、チェーンコンベアで野菜を搬送する構造であり、チェーンコンベアには野菜を載置する載置用プレートが一定間隔に設けられており、 チェーンコンベアの下方には、載置用プレートの切欠きを貫通して出没可能な芯取用回転刃と、この芯取用回転刃を回転させる回転刃駆動手段と、芯取用回転刃を昇降させる回転刃昇降手段とが設けられている。
特開2011−177033号公報
芯取用回転刃は、例えばS字型の座繰り刃の回転によって野菜くずとして芯部を除去するので、野菜くずが葉間に入り、この野菜くずを取り除く工程を必要とする。また芯取用回転刃の回転によって葉部分を切断するので、切口が荒れる。また芯取用回転刃を回転させる回転刃駆動手段を必要とするので高価になる。
チェーンコンベアによる搬送構造は、搬送方向に少なくとも野菜の供給ステーション部、芯取りステーション部及び野菜の排出ステーション部を設ける必要があるので、 装置が大型化すると共に高価となる。また芯取りステーション部と排出ステーション部間に切断ステーション部を設けた構造は更に装置が大型化すると共にさらに高価となる。また芯取りと切断とをそれぞれ別のステーション部で同時に行なうので、 一見生産性に優れているように思われる。しかし、芯取り及び切断は、チェーンコンベアの停止、 芯取り装置及び切断装置による芯取り及び切断、その後にチェーンコンベアを1ピッチ駆動させるという工程を行なう必要があり、 生産性の向上が得られない。
またチェーンコンベアによる搬送構造は、搬送方向となる上側の載置用プレートと、戻り方向の下側の載置用プレートとの両方の載置用プレートの切欠きを貫通して芯取用回転刃を上下駆動させる必要がある。従って、芯取用回転刃の上下駆動量が大きくて生産性が悪い。
本発明の第1の課題は、野菜くずの発生が少なく、また葉間に野菜くずが入りにくくて綺麗な切断面が得られ芯部除去の品質の向上が図れると共に、装置の低廉化が図れる野菜の芯取り装置を提供することにある。
本発明の第2の課題は、生産性の向上が図れると共に、装置の小型化及び装置の更なる低廉化が図れる野菜の芯取り装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、野菜を載置する野菜載置手段と、この野菜載置手段上に載置された野菜を前記野菜載置手段に押し付けて保持する野菜保持手段と、前記野菜載置手段の下方に配設され、野菜の芯部を除去する芯取り刃物を有する芯取り刃物手段と、前記野菜載置手段と前記野菜保持手段で野菜を保持するように駆動する保持駆動手段と、野菜を保持した前記野菜載置手段及び前記野菜保持手段と前記芯取り刃物を相対的に上下動させて野菜の芯取りを行なう上下駆動手段とを備えた野菜の芯取り装置において、前記芯取り刃物は、上端に刃部を形成した筒状よりなり、装置の回転しない部材に固定されていることを特徴とする。
また、前記野菜載置手段と前記野菜保持手段の側方の一方側に設けられ、野菜を横又は縦若しくは横縦に分割する分割刃を有する分割手段と、この分割手段に対向して前記野菜載置手段と前記野菜保持手段の側方の他方側に設けられ、野菜を前記分割手段の分割刃に押し付ける野菜押し手段とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項2は、上記請求項1において、前記保持駆動手段は、前記野菜載置手段及び前記野菜保持手段を支持する載置・保持手段支持板に回転自在に支承されたピニオンと、このピニオンの一方側に噛合し前記野菜載置手段に設けられたラックと、前記ピニオンの他方側に噛合し前記野菜保持手段に設けられたラックと、前記野菜載置手段又は前記野菜保持手段の一方を上下駆動する駆動部材とからなることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項3は、上記請求項1において、前記野菜載置手段は、前記野菜押し手段の駆動方向に配設されて野菜を支持する少なくとも 2個の支持部材と、この支持部材を回転自在に支承する支持枠とを有し、前記支持部材には前記野菜押し手段の駆動方向に分割され中心部に位置決め穴を有する位置決め板と、この分割された位置決め板の前記位置決め穴を下方に駆動する位置決め板駆動部とを有することを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項4は、上記請求項1において、前記野菜載置手段と前記芯取り刃物の間には、進退自在に配設されたカメラを有する芯部認識手段を備えていることを特徴とする。
請求項1によれば、芯取り刃物は筒状よりなり、芯部の周囲を切断して芯部を除去するので、野菜くずの発生が少なく、また葉間に野菜くずが入りにくくて綺麗な切断面が得られ、芯部除去の品質の向上が図れる。また芯取り刃物は装置の回転しない部材に固定され、回転駆動手段を必要としないので、装置の低廉化が図れる。
また、キャベツを保持する野菜載置手段と野菜保持手段の下方に芯取り刃物を配設し、左右に分割手段の分割刃とキャベツを分割刃に押し付ける野菜押し手段を配設した構造よりなるので、小型化及び装置の低廉化が図れる。特に芯取り刃物を上昇してキャベツの芯取りを行う場合には、芯取り後に即座に分割手段による分割工程を行うことができ、生産性の向上が図れる。また分割手段は、野菜載置手段と野菜保持手段の側方に配設されているので、横分割刃と縦分割刃の両方又はいずれか一方を設けることができ、分割の多様性が図れる。
請求項2によれば、ピニオンの両側にラックが噛合し、一方のラックは野菜載置手段に固定され、他方のラックは野菜保持手段に固定されているので、野菜載置手段又は野菜保持手段を上下動させると、野菜載置手段と野菜保持手段の上下動量は同じであり、キャベツWの大小に係わらずキャベツの中心出しが行なえ、分割の品質向上が図れる。
請求項3によれば、位置決め板は2分割されており、位置決め穴が下方に駆動されると、位置決め穴はキャベツより離れるので、キャベツを支持棒に沿って分割刃の方向に野菜押し手段でスムーズに押すことができる。
請求項4によれば、カメラでキャベツの芯部を認識すると、芯部のずれを修正することができ、芯部除去の品質の向上が図れる。
本発明の野菜の芯取り装置の一実施の形態の正面図である。 図1の右側面図である。 図1の平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 芯取り刃物と装置固定部材との関係を示す断面図である。
本発明の野菜の芯取り装置の一実施の形態を図1乃至図6により説明する。以下、キャベツWに適用した場合について説明する。本実施の形態は、図1に示すように、キャベツWを載置する野菜載置手段20と、この野菜載置手段20上に載置されたキャベツWを野菜載置手段20に押し付けて保持する野菜保持手段30と、キャベツWを野菜載置手段20と野菜保持手段30で保持するように駆動する保持駆動手段40と、野菜載置手段20の下方に配設され、キャベツWの芯部を除去する芯取り刃物手段50と、野菜載置手段20と芯取り刃物手段50間に進退自在に設けられ、キャベツWの芯部を認識する芯部認識手段60と、野菜載置手段20と野菜保持手段30の両側方側に設けられ、キャベツWを分割する分割手段70とを備えている。
まず、枠体1の構造について説明した後、前記各手段の構造について説明する。
〔枠体1〕(図1〜図4参照)
枠体1は、底板2と、両側板3、4、天板5、後方板6、前方板7とからなっている。この枠体1内に装置の主な手段を配設する装置配設部10を形成するように、天板5より下方に伸びた縦仕切り板11と側板4より側板3方向に伸びて縦仕切り板11に連接された横仕切り板12とからなっている。ここで、前方板7は装置配設部10部分を除いて設けられ、装置配設部10の前方には横方向にスライド可能で装置配設部10を開閉する扉 (図示せず)が設けられている。装置配設部10内には、野菜載置手段20、野菜保持手段30、保持駆動手段40、芯取り刃物手段50の刃物部分、芯部認識手段60、分割手段70等が配設されている。
〔野菜載置手段20〕(図1〜図3、図5参照)
野菜載置手段20は、後記する分割手段70のエアシリンダ74の作動方向に配設され、キャベツWを支持する支持棒21、21を有している。この支持棒21、21はコ字形の支持枠22の側部22a、22aに回転自在に支承されている。支持棒21、21には中央に位置決め穴23aを有して2分割された位置決め板23、23が固定されており、位置決め板23、23の一方の側方部には、それぞれローラ24、24が回転自在に支承されている。ローラ24、24に対応した支持枠22の側部22aには、 2個の作動ロッド25a、25aを有するエアシリンダ25が固定されており、作動ロッド25a、25aにはローラ24、24の上下を挟むコ字形形状の駒26、26が固定されている。ここで、エアシリンダ25の作動ロッド25a、25aが突出した状態においては、前記位置決め板23、23はほぼ水平状態にある。
〔野菜保持手段30〕(図1〜図3、図5参照)
野菜保持手段30は、前記野菜載置手段20の上方に配設され、前記支持棒21、21と同様に分割手段70のエアシリンダ74の作動方向に配設された押え棒31、31を有している。この押え棒31、31は前記支持枠22と同様の構造よりなるコ字形の支持枠32の側部32a、32aに回転自在に支承されている。野菜載置手段20の支持枠22の基部22b及び野菜保持手段30の支持枠32の基部32bは、垂直に配設されて上下は端が枠体1の天板5及び横仕切り板12に固定された上下ガイド棒33、33に上下摺動自在に嵌挿されている。また上下ガイド棒33、33には載置・保持手段支持板34の上板部34a及び下板部34bが摺動自在に嵌挿されており、上板部34aは野菜保持手段30の上方部に位置し、下板部34bは野菜載置手段20の下方に位置している。
〔保持駆動手段40〕(図1〜図3参照)
野菜載置手段20の支持枠22の基部22bと野菜保持手段30の支持枠32の基部32b間で基部22bと基部32bの外側には載置・保持手段支持板34に回転自在に支承されたピニオン41が配設されている。ピニオン41の両側にはラック42、43が噛合しており、ラック42は上方に伸びて野菜載置手段20の支持枠22の基部22bに固定され、ラック43は下方に伸びて野菜保持手段30の支持枠32の基部32bに固定されている。載置・保持手段支持板34には作動ロッド44aを上方に向けて配設されたエアシリンダ44が固定されており、エアシリンダ44の作動ロッド44aは野菜保持手段30の支持枠32の基部32bに固定されている。載置・保持手段支持板34の外側には、作動ロッド取付け具45が固定されており、作動ロッド取付け具45には横仕切り板12に固定されたエアシリンダ46の作動ロッドが取付けられている。
芯取り刃物手段50〕(図1、図2、図4及び図6参照)
位置決め板23、23の位置決め穴23aの下方の横仕切り板12上には、上端に刃部を形成した筒状の芯取り刃物51が固定されている。横仕切り板12の芯取り刃物51に対応した部分には貫通穴12aが形成されている。芯取り刃物51の上方部分(刃部部分)の外周及び内周は、外側に若干傾斜した傾斜面52、53となっている。芯取り刃物51の直下の底板2上には芯収納箱55を配設して使用する。
〔芯部認識手段60〕(図1、図2及び図4参照)
位置決め板23、23と芯取り刃物51間にはカメラ61が配設されており、カメラ61はレバー62の一端部に固定されている。レバー62の他端部には支軸63が固定されており、支軸63は縦仕切り板11に固定された支持枠64に回転自在に支承されている。またレバー62の他端部には縦仕切り板11に固定されたエアシリンダ65の作動ロッドが連結されている。カメラ61の映像は図示しないモニターに映し出されるようになっている。
〔分割手段70〕(図1〜図3参照)
野菜載置手段20と野菜保持手段30に対応した側板4部分には四角形の枠状よりなる分割手段70が固定されている。分割手段70は横分割刃71と縦分割刃72を備えている。分割手段70に対応した側板4の外側部分にはシュート73が固定されている。ここで、横分割刃71は野菜載置手段20と野菜保持手段30の中間に位置するように配設されている。分割手段70に対応して縦仕切り板11にはエアシリンダ74が固定されており、エアシリンダ74の作動ロッドには押し板75が固定されている。
次に作用について説明する。図1の状態において、キャベツWの芯部を位置決め板23、23の位置決め穴23aに合わせて載置する。キャベツWの芯部はカメラ61で撮像され、図示しないモニターで表示される。芯部が位置決め穴23aの中心に合っている場合はスタートボタンを押すと、エアシリンダ44、65が作動する。エアシリンダ44が作動して作動ロッド44aが引っ込むと、野菜保持手段30と共にラック43が下降し、ピニオン41が右回転し、ラック42と共に野菜載置手段20が上昇する。そして、野菜載置手段20の支持棒21、21と野菜保持手段30の押え棒31、31でキャベツWを挟持する。この場合、野菜保持手段30の下降量と野菜載置手段20の上昇量とは同じであるので、キャベツWの中心部が分割手段70の中心、即ち横分割刃71及び押し板75の中心に位置させられる。従って、キャベツWの大小に係わらずキャベツWの中心出しが行なわれる。
エアシリンダ65が作動して該エアシリンダ65の作動ロッドが引っ込むと、レバー62は支軸63を中心として回転し、カメラ61は野菜載置手段20の位置決め板23、23と芯取り刃物51間から退避する。
野菜載置手段20の支持棒21、21と野菜保持手段30の押え棒31、31でキャベツWを保持すると、次にエアシリンダ46の作動ロッドが引っ込む。これにより、載置・保持手段支持板34が下降する。載置・保持手段支持板34には、ピニオン41、ラック42、43を介して野菜載置手段20及び野菜保持手段30が支持されているので、載置・保持手段支持板34と共に野菜載置手段20及び野菜保持手段30が共に下降する。即ち、キャベツWは野菜載置手段20と野菜保持手段30に保持された状態で下降する。これにより、キャベツWの芯部は芯取り刃物51によって打ち抜かれて除去され芯取り刃物51内に保持される。この場合の芯取り量は、載置・保持手段支持板34の下降位置を制御することにより制御できる。ところで、キャベツWの葉は、芯部を中心として上方に重なって巻き込まれている。そこで、芯取り刃物51が芯部を筒状に切断すると、中心部の葉は分離され、芯部が容易に芯取り刃物51内に挿入される。
次にエアシリンダ46が前記と逆方向に作動して該エアシリンダ46の作動ロッドが突出し、前記と逆の動作で載置・保持手段支持板34が上昇し、野菜載置手段20と野菜保持手段30でキャベツWを保持した状態で野菜載置手段20と野菜保持手段30が下降する前の位置まで上昇する。続いてエアシリンダ44へ供給されるエアが減圧又は停止する。これにより、キャベツWの中心部の位置を保持したまま、野菜保持手段30の押え棒31、31によるキャベツWの押え力が弱くなる。次にエアシリンダ65、25が作動する。エアシリンダ65の作動ロッドが前記と逆方向に作動すると、前記と逆方向にレバー62が回転し、カメラ61は野菜載置手段20と芯取り刃物51間に位置する。エアシリンダ25が作動して該エアシリンダ25の作動ロッド25a、25aが引っ込むと、駒26、26が下降してローラ24、24を押し下げる。これにより、位置決め板23、23が支持棒21、21を支軸として回転して位置決め板23、23の内側部が下降し、位置決め穴23aがキャベツWより離れる。
続いてエアシリンダ74が作動して押し板75が前進する。前記したように、野菜保持手段30の押え棒31、31によるキャベツWの押え力が弱くなっているため、キャベツWは支持棒21、21上を滑り、横分割刃71及び縦分割刃72に押し付けられる。これによりキャベツWは、横縦に2分割、即ち4分割され、シュート73より外部に排出される。エアシリンダ74の作動ロッドが後退した後、エアシリンダ44の作動ロッド44aが前記と逆方向に作動して上昇し、野菜保持手段30が上昇すると共に、ラック43、ピニオン41、ラック42を介して野菜載置手段20が下降する。これにより、野菜載置手段20と野菜保持手段30との間が開き、キャベツWを野菜載置手段20に載置し易くなる。これにより1サイクルが終了する。このサイクルを順次繰り返して行なうと、芯取り刃物51内に順次芯部が上方より押し込まれ、下方の芯部はその後芯取り刃物51より落下して芯収納箱55に収納される。
このように、芯取り刃物51は筒状よりなり、芯部の周囲を切断して芯部を除去するので、野菜くずの発生が少なく、また葉間に野菜くずが入りにくくて綺麗な切断面が得られ、芯部除去の品質の向上が図れる。また芯取り刃物51は装置の回転しない部材に固定され、回転駆動手段を必要としないので、装置の低廉化が図れる。ここで、芯取り刃物51の上方部分の外周及び内周を外側に若干傾斜した傾斜面52、53に形成すると、切断された芯部は芯取り刃物51内に入り易くなる。
本実施の形態の芯取り刃物51は、チェーンコンベアによる搬送手段における芯取りステーション部に配設して使用しても良い。しかし、本実施の形態のように、野菜の供給(載置)ステーション部と芯取りステーション部が同一のステーション部よりなる構造に適用すると、装置の小型化及び低廉化が図れる。また野菜を載置した野菜載置手段及び野菜保持手段と芯取り刃物51との相対的な上下動量が少なくてよく、生産性の向上が図れる。
キャベツWを保持する野菜載置手段20と野菜保持手段30の下方に芯取り刃物手段50の芯取り刃物51を配設し、左右に分割手段70の分割刃71、72とキャベツWを分割刃71、72に押し付けるエアシリンダ74を配設した構造にすると、更に小型化及び装置の低廉化が図れる。特に芯取り刃物51を上昇してキャベツWの芯取りを行う場合には、芯取り後に即座に分割手段70による分割工程を行うことができ、生産性の向上が図れる。また分割手段70は、野菜載置手段20と野菜保持手段30の側方に配設されているので、横分割刃71と縦分割刃72の両方又はいずれか一方を設けることができ、分割の多様性が図れる。
なお、上記実施の形態においては、野菜載置手段20及び野菜保持手段30を下降させて芯取り刃物51でキャベツWの芯取りを行なったが、野菜載置手段20及び野菜保持手段30は下降させないで芯取り刃物51を上昇させてキャベツWの芯取りを行なっても良い。この場合、芯取り刃物51は装置の固定板である横仕切り板12には固定しなく、芯取り刃物51を回転しない部材に固定し、この部材を上下駆動するようにする。またキャベツWを保持するのに野菜保持手段30を下降、野菜載置手段20を上昇させたが、野菜保持手段30のみを下降又は野菜載置手段20のみを上昇させてキャベツWを保持しても良い。しかし、本実施の形態のようにラック42、43及びピニオン41で野菜保持手段30を下降、野菜載置手段20を上昇させると、野菜保持手段30の下降量と野菜載置手段20の上昇量は同じであるので、キャベツWの大小に係わらずキャベツWの中心出しを行なうことができる。この場合、本実施の形態はエアシリンダ44で野菜保持手段30を上下駆動したが、野菜載置手段20をエアシリンダで上下駆動しても良い。
また分割手段70として1個の横分割刃71及び1個の縦分割刃72を設けた場合について説明したが、その設ける横分割刃71及び縦分割刃72の個数は限定されないことは言うまでもない。また横分割刃71と縦分割刃72を設けたが、横分割刃71又は縦分割刃72のいずれか一方のみを設けても良い。
ピニオン41の両側にラック42、43が噛合し、一方のラック42は野菜載置手段20に固定され、他方のラック43は野菜保持手段30に固定されているので、野菜載置手段20又は野菜保持手段30を上下動させると、野菜載置手段20と野菜保持手段30の上下動量は同じであり、キャベツWの大小に係わらずキャベツWの中心出しが行なえ、分割の品質向上が図れる。また位置決め板23、23は2分割されており、位置決め穴23aが下方に駆動されると、位置決め穴23aはキャベツWより離れるので、キャベツWを支持棒21、21に沿って分割刃71、72の方向にエアシリンダ74でスムーズに押すことができる。またカメラ61でキャベツWの芯部を認識すると、芯部のずれを修正することができ、芯部除去の品質の向上が図れる。
また野菜としてキャベツWに適用した場合について説明したが、芯部を有するレタス、白菜等の野菜・果物類にも適用できることは言うまでもない。
W キャベツ
20 野菜載置手段
21 支持棒
22 支持枠
23 位置決め板
23a 位置決め穴
24 ローラ
25 エアシリンダ
30 野菜保持手段
31 押え棒
32 支持枠
33 上下ガイド棒
34 載置・保持手段支持板
40 保持駆動手段
41 ピニオン
42、43 ラック
44 エアシリンダ
50 芯取り刃物手段
51 芯取り刃物
52、53 傾斜面
60 芯部認識手段
61 カメラ
62 レバー
65 エアシリンダ
70 分割手段
71 横分割刃
72 縦分割刃
74 エアシリンダ

Claims (4)

  1. 野菜を載置する野菜載置手段と、この野菜載置手段上に載置された野菜を前記野菜載置手段に押し付けて保持する野菜保持手段と、前記野菜載置手段の下方に配設され、野菜の芯部を除去する芯取り刃物を有する芯取り刃物手段と、前記野菜載置手段と前記野菜保持手段で野菜を保持するように駆動する保持駆動手段と、野菜を保持した前記野菜載置手段及び前記野菜保持手段と前記芯取り刃物を相対的に上下動させて野菜の芯取りを行なう上下駆動手段とを備えた野菜の芯取り装置において、前記芯取り刃物は、上端に刃部を形成した筒状よりなり、装置の回転しない部材に固定され、前記野菜載置手段と前記野菜保持手段の側方の一方側に設けられ、野菜を横又は縦若しくは横縦に分割する分割刃を有する分割手段と、この分割手段に対向して前記野菜載置手段と前記野菜保持手段の側方の他方側に設けられ、野菜を前記分割手段の分割刃に押し付ける野菜押し手段とを備えたことを特徴とする野菜の芯取り装置。
  2. 前記保持駆動手段は、前記野菜載置手段及び前記野菜保持手段を支持する載置・保持手段支持板に回転自在に支承されたピニオンと、このピニオンの一方側に噛合し前記野菜載置手段に設けられたラックと、前記ピニオンの他方側に噛合し前記野菜保持手段に設けられたラックと、前記野菜載置手段又は前記野菜保持手段の一方を上下駆動する駆動部材とからなることを特徴とする請求項1記載の野菜の芯取り装置。
  3. 前記野菜載置手段は、前記野菜押し手段の駆動方向に配設されて野菜を支持する少なくとも 2個の支持部材と、この支持部材を回転自在に支承する支持枠とを有し、前記支持部材には前記野菜押し手段の駆動方向に分割され中心部に位置決め穴を有する位置決め板と、この分割された位置決め板の前記位置決め穴を下方に駆動する位置決め板駆動部とを有することを特徴とする請求項1記載の野菜の芯取り装置。
  4. 前記野菜載置手段と前記芯取り刃物の間には、進退自在に配設されたカメラを有する芯部認識手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の野菜の芯取り装置。
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