JP5685681B2 - 野菜芯取機 - Google Patents

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Description

本発明は、キャベツ、レタス、白菜等の野菜の芯を自動的に取り除く野菜芯取機装置に関するものである。
キャベツ、レタス、白菜等の芯のある野菜から芯を取り除く装置が各種提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
この種野菜芯取機では、カッター状の刃物を上方から野菜の芯部に突き刺して、芯とその芯径に相当する葉部も同時に取り去っている。
特開平7−115953公報 特許第2953860号
上記のとおり、従来の野菜芯取機では、上方からカッター状の刃物を野菜に突き刺しているため、芯部が完全に除去されず、芯部の周りにカッター状の刃物の円筒状の切込みが入るに過ぎないことがあった。このような場合、野菜を半割りにした後で、人手により包丁を使って残った芯部を取り去る必要があった。
また、上方から芯部を除去しようとしているので、切断された野菜くずや芯部が、周囲に飛び散ったり、野菜の中に残留してしまうことがあった。
本発明の目的は、野菜くずを芯部に残留させることなく、効果的に芯部を除去することのできる野菜芯取機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の野菜芯取機は、
左右一対の環状のチェーンと、該チェーンを間欠周回させるチェーン駆動手段と、左右のチェーン間に架設された複数対の載置用プレートであって、各対の載置用プレート間には、野菜を載置するための切欠きが形成された載置用プレートと、を有するコンベアと、
コンベアの上流側に設けられ、野菜を載置する載置ステーションと、
コンベアの下流側に設けられ、野菜を排出する排出ステーションと、
コンベアの下方に且つ載置ステーションと排出ステーションとの間に配備され、前記載置用プレートの切欠きを貫通して出没可能な芯取用回転刃と、該芯取用回転刃を回転させる回転刃駆動手段と、芯取用回転刃を昇降させる回転刃昇降手段と、を有する芯取ステーションと、
コンベアを挟んで、芯取ステーションの上方に配備され、野菜を上部より押さえるための浮き防止板と、該浮き防止板を昇降させる浮き防止板昇降手段と、を有する浮き防止ステーションと、
を有する。
本発明の野菜芯取機によれば、野菜を上部から押さえて、下側から芯部を除去することができるから、野菜の内部に野菜くずが残留せず、効率的に野菜の芯部を除去することができる。
本発明の野菜芯取機の断面図である。 載置ステーションの斜視図である。 芯取ステーション及び浮き防止ステーションの斜視図である。 野菜芯取工程における芯取ステーション及び浮き防止ステーションの拡大図である。 切断ステーションの斜視図である。 本発明の野菜芯取機のブロック図である。
本発明は、野菜(100)の芯部(101)を除去する装置に関するものである。芯部(101)を有する野菜として、キャベツ、レタス、白菜等を例示できるが、これら野菜に限定されるものではない。また、リンゴや梨、パイナップル等の芯部のある果物等にも本装置を適用できることは勿論である。なお、以下では、芯部(101)を除去される被処理物として野菜(100)を代表例として説明する。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の野菜芯取機(10)は、芯取りを行なう野菜(100)を水平な軌道上で搬送するコンベア(20)と、該コンベア(20)の野菜(100)の搬送方向(図1中矢印Aで示す)の上流側に野菜(100)を載置する載置ステーション(30)と、載置ステーション(30)の下流側にコンベア(20)を挟むようにして配置され、野菜(100)の芯部(101)を除去する芯取ステーション(40)及び芯取り中に野菜(100)の浮きや移動を防止する浮き防止ステーション(60)と、芯取りされた野菜(100)を2分の1又は4分の1に切断する切断ステーション(70)と、切断された野菜(100)が排出される排出ステーション(80)と、を有する。
野菜芯取機(10)は、作業者による操作部(11)の操作に応じて、制御手段(90)(図6参照)により制御される。制御手段(90)は、野菜芯取機(10)の適所に配置される。制御手段(90)は、後述する各駆動手段等をメモリ等に記憶されたプログラムに基づいて制御する。
コンベア(20)は、野菜芯取機(10)の長手方向に配備される。コンベア(20)は、長手方向に左右一対に張設された環状のチェーン(21)(21)と、コンベア(20)の一端に配備され、チェーン(21)を間欠周回させるチェーン駆動手段(22)と、コンベア(20)の他端に配備されたスプロケット(23)と、左右のチェーン(21)(21)間に架設された複数対の載置用プレート(25)(25)を具える。
チェーン駆動手段(22)は、モータ及び必要に応じて減速機構を具えた構成とすることができ、チェーン駆動手段(22)は、図6に示すように制御手段(90)に電気的に接続され、チェーン(21)(21)を間欠周回させる。
チェーン駆動手段(22)には、エンコーダ(図示せず)等を具え、後述するプレート検知センサ(92)からの検知信号に基づいて、作動及び停止が制御される。
載置用プレート(25)(25)は、左右のチェーン(21)(21)間に所定間隔毎に複数対架設される略長方形の板体であり、各対の載置用プレート(25)(25)は、対向する側面に野菜(100)を安定して載置できるように切欠き(26)(26)が形成されている。切欠き(26)(26)は、載置される野菜(100)が脱落しない程度の大きさとすることが望ましく、図示の切欠き(26)(26)は、夫々が略半円形となるように載置用プレート(25)(25)に形成されている。
野菜(100)は、後述するように、作業者によって、切欠き(26)(26)に野菜下部が嵌まるように載置される。
載置用プレート(25)(25)は、図1乃至図3に示すように、後述する載置ステーション(30)及び芯取ステーション(40)において、チェーン駆動手段(22)を停止させたときに、搬送方向Aとなる上側の載置用プレート(25)(25)と、戻り方向の下側の載置用プレート(25)(25)の上下位置が一致し、切欠き(26)(26)が上下に揃う間隔に配置することが望ましい。
載置用プレート(25)(25)の位置は、図3に示すように、載置用プレート(25)(25)の搬送方向の移行路に接近して配備されたプレート検知センサ(92)により検知することができる。プレート検知センサ(92)として、マグネット検知センサや光検知センサ、赤外線センサ等を例示でき、例えば、プレート検知センサ(92)として、マグネット検知センサを用いる場合には、各対の載置用プレート(25)(25)の一方にマグネット等の被検知部材を配備すればよい。
上記構成のコンベア(20)は、作業者の操作により、チェーン駆動手段(22)が作動して、載置用プレート(25)(25)を所定の位置、具体的には、載置用プレート(25)(25)を後述する載置ステーション(30)で停止した状態から、下流側の芯取ステーション(40)まで移動させる。
載置ステーション(30)は、コンベア(20)の上流側端部に配備され、図1及び図2に示すように、芯取りする野菜(100)が載置用プレート(25)(25)の切欠き(26)(26)に載置される。
野菜(100)の載置は、人手により行なわれる。
本発明では、野菜(100)の芯部(101)を下側から除去して、野菜くずを下方に落下せるために、野菜(100)は、芯部(101)が載置用プレート(25)(25)側となるように載置している。
この場合、作業者は、野菜(100)を載置する際に、芯部(101)の位置を目視により確認することができない。このため、作業者が目視により芯部(101)の位置を確認することができるように、載置ステーション(30)には、図1及び図2に示すように、コンベア(20)の下側から載置される野菜(100)を上向きに撮影する撮影手段(31)を配備している。撮影手段(31)は制御手段(90)に電気的に接続されており、撮影された映像又は画像は、制御手段(90)に電気的に接続されたモニタ手段(32)に表示される(図2参照)。モニタ手段(32)は、野菜(100)を載置する作業者が目視しやすい位置、例えば後述する野菜芯取機(10)のカバー(12)の前面に配置することが望ましい。
載置ステーション(30)には、モニタ手段(32)の近傍の適所に、図1に示すように、野菜芯取機(10)の操作部(11)が配置される。操作部(11)は、制御手段(90)に電気的に接続される(図6参照)。
然して、作業者は、モニタ手段(32)を目視しながら、載置ステーション(30)の載置用プレート(25)(25)の切欠き(26)(26)の略中央に野菜(100)の芯部(101)が位置するように野菜(100)を配置する。
野菜(100)を配置すると、作業者は、操作部(11)を操作することで、或いは、連続稼働の運転では、一定タクト時間内に野菜を配置することにより、チェーン駆動手段(22)を作動させて、野菜(100)を下流側である芯取ステーション(40)へ搬送させる。
載置ステーション(30)の下流側は、図1に示すように、後述する野菜芯取機(10)の排出ステーション(80)まで全体がカバー(12)により包囲されている。カバー(12)は、メンテナンス等のために複数箇所開閉可能とすることが望ましい。
カバー(12)の前面には、前記モニタ手段(32)及び操作部(11)が配備されており、モニタ手段(32)の下側には、野菜(100)が侵入可能な入り口(14)が形成されている。入り口(14)には、後述するように、野菜(100)やその他の物体の侵入を検知する侵入検知センサ(93)(94)が上下に並んで設置されている(図3参照)。なお、侵入検知センサ(93)(94)については後述する。
また、排出ステーション(80)となる下流側の後面には、排出口(15)が形成されている。
入り口(14)の下流側には、野菜(100)の芯部(101)を除去する芯取ステーション(40)と、芯部(101)を除去される野菜(100)の浮き及び移動を防止する浮き防止ステーション(60)が配備されている。
芯取ステーション(40)は、コンベア(20)の下側、浮き防止ステーション(60)は、コンベア(20)を挟んで、芯取ステーション(40)の真上に形成される。
芯取ステーション(40)は、コンベア(20)の下側から搬送方向及び戻り方向の載置用プレート(25)(25)の切欠き(26)(26)を貫通して昇降可能な芯取用回転刃(41)と、該芯取用回転刃(41)を回転させる回転刃駆動手段(42)と、芯取用回転刃(41)を昇降させる回転刃昇降手段(43)を有する。
芯取用回転刃(41)は、図4及び図5に示すように、S字型の座繰り刃を例示することができる。例えば、木工用の座繰り刃を芯取用回転刃(41)に流用してもよい。
座繰り刃を用いることで、硬い芯部をきれいに切断除去でき、また、円形状の刃部は一部が切れているから、芯部除去の際に生じる野菜くずは刃の部分に詰まることなく、刃の下側に落下して排出させることができる。
芯取用回転刃(41)は、図3に示すように、刃面が上向きとなるように配置され、下端は回転軸(44)を介して回転刃駆動手段(42)に連繋されている。回転刃駆動手段(42)としてモータを例示でき、必要に応じて減速機構を介して回転軸(44)はモータに接続される。回転刃駆動手段(42)は、図6に示すように制御手段(90)に電気的に接続されて、作動及び停止が制御される。
回転刃駆動手段(42)は、回転刃昇降手段(43)に連繋されており、回転刃昇降手段(43)により回転刃駆動手段(42)を上下に移動させることで、芯取用回転刃(41)が昇降可能となっている。回転刃昇降手段(43)は、油圧シリンダ、エアシリンダ等を例示できる。
また、回転刃昇降手段(43)への野菜くずの付着を防止するために、回転刃昇降手段(43)には、回転刃駆動手段(42)と一体に昇降する先端が円錐状の昇降手段用カバー(45)が嵌められている。
回転刃昇降手段(43)は、図6に示すように制御手段(90)に電気的に接続されており、後述する浮き防止板(61)の昇降量に基づいて、制御手段(90)により芯取用回転刃(41)の昇降量を適宜調整可能となっている。
芯取用回転刃(41)の外周には、野菜くず(102)の飛散を防止する飛散防止カバー(50)が配備されている。飛散防止カバー(50)は、図3及び図4に示すように、芯取用回転刃(41)の外周を包囲する筒状部材であり、左右にリブ片(51)(51)が突設されており、各リブ片(51)(51)の先端には孔(図示せず)が開設されている。
飛散防止カバー(50)は、回転刃昇降手段(43)へカバー昇降機構(53)を介して連繋されている。
カバー昇降機構(53)は、図3及び図4に示すように、回転刃昇降手段(43)の昇降手段用カバー(45)から上向きに突設された左右2本の昇降支持軸(54)(54)と、各昇降支持軸(54)(54)に嵌められたスプリング(55)(55)と、昇降支持軸(54)(54)先端に取り付けられた抜止め(56)(56)を有する。
前記飛散防止カバー(50)のリブ片(51)(51)は、先端の孔が昇降支持軸(54)へスプリング(55)(55)と抜止め(56)(56)の間に嵌まるよう取付けされている。
昇降支持軸(54)(54)は、スプリング(55)(55)のバネ力によって、無負荷の状態では、飛散防止用カバー(50)の先端が芯取用回転刃(41)の刃先とほぼ同じ高さとなる長さであり、後述するとおり、載置用プレート(25)(25)に載置された野菜(100)に飛散防止用カバー(50)の先端が当接すると、スプリング(55)が縮んで、飛散防止用カバー(50)がそれ以上上昇しないように調整されている。
浮き防止ステーション(60)は、図1、図3及び図4に示すように、前記芯取ステーション(40)の真上に配置される。
浮き防止ステーション(60)は、上部から野菜(100)を押さえる浮き防止板(61)と、該浮き防止板(61)を昇降させる浮き防止板昇降手段(62)を有する。
浮き防止板(61)は、図3及び図4に示すように、リング体(63)から構成することができ、該リング体(63)の左右から上方に向けてコ字状の枠体(64)に連繋されており、該枠体(64)の上杆は、浮き防止板昇降手段(62)に連繋されている。
浮き防止板昇降手段(62)は、油圧シリンダ、エアシリンダ等を例示できる。
浮き防止板昇降手段(62)は、図6に示すように制御手段(90)に電気的に接続されている。浮き防止板(61)の昇降量は、浮き防止板昇降手段(62)に配備された下降量検知センサ(96)により検知することができる。下降量検知センサ(96)は、図6に示すように、制御手段(90)に電気的に接続されている。
例えば、下降量検知センサ(96)は、光検知センサとすることができ、前記リング体(63)の枠体(64)から上方に向けて複数のスリット(66)を開設した被検出棒(67)に光検知センサを接近して配備し、昇降により通過したスリット(66)の数をカウントすることで、リング体(63)の昇降量を検知することができる。
なお、下降量検知センサ(96)は、上記に限定されるものではない。
下降量検知センサ(96)により検知された浮き防止板(61)の下降量は、載置用プレート(25)(25)に載置された野菜(100)の高さと対応し、野菜(100)の高さは、芯部(101)の高さに関係にあるから、得られた下降量に基づいて、芯取用回転刃(41)の上昇量を調整することで、後述するとおり無駄の少ない芯取作業を行うことができる。
なお、前述のとおり、載置ステーション(30)と芯取ステーション(40)との間の入り口(14)には、図3に示すように、上下に侵入検知センサ(93)(94)が配置されている。
各侵入検知センサ(93)(94)として、赤外線センサを例示することができ、図6に示すように、制御手段(90)に電気的に接続されている。
下側の侵入検知センサ(94)は、載置用プレート(25)(25)上の野菜(100)を検知できる高さ又は角度に配置され、上側の侵入検知センサ(93)は、載置用プレート(25)(25)上の一般的に普通の大きさの野菜(100)よりも上側への物体の侵入を検知できるように配置されている。
下側の侵入検知センサ(94)は、主として、入り口(14)を通過する載置用プレート(25)(25)上に野菜(100)が載置されているか否かを検知するものであり、載置用プレート(25)(25)が入り口(14)を通過したときに、下側の侵入検知センサ(94)の反応がない場合には、空の載置用プレート(25)(25)が入り口(14)を通過したものとして、以下に示す芯部除去工程は行なわない。
逆に、コンベア(20)の作動時に、下側の侵入検知センサ(94)が物体の通過を検知した場合には、以下に示す芯部除去工程に移行する。
なお、上側及び下側の侵入検知センサ(93)は、コンベア(20)の停止時において、作業者の手やその他の物体が、入り口(14)からカバー(12)内に侵入したことの検知も行ない、上側及び/又は下側の侵入検知センサ(93)が物体を検知した場合には、野菜芯取機(10)を停止するように制御することが望ましい。
然して、前記チェーン駆動手段(22)の作動により、野菜(100)が載置された載置用プレート(25)(25)が芯取ステーション(40)まで移動して停止すると、野菜(100)の芯部(101)の除去工程が開始される。
芯部除去工程は、まず、浮き防止板昇降手段(62)を作動させて、浮き防止板(61)を下方に移行させることにより開始することができる。図4に示すように、載置用プレート(25)(25)に載置された野菜(100)の上面に浮き防止板(61)が当接すると、野菜(100)は浮き防止板(61)と載置用プレート(25)(25)の切欠き(26)(26)に挟まれて、固定される。
野菜(100)の上面と浮き防止板(61)が当接すると、制御手段(90)は、下降量検知センサ(96)により検知された浮き防止板(61)の下降量を検出する。検出された下降量は、野菜(100)の高さと対応関係にあるから、制御手段(90)は、検出された下降量に基づいて予め設定された高さ分だけ、芯取用回転刃(41)を上昇させるべく、回転刃昇降手段(43)を作動させることが望ましい。
これは、野菜(100)が高い程、球形も大きく、芯部(101)の高さも高くなり、逆に、野菜(100)が低い程、球形も小さく、芯部(101)の高さも低くなるからであり、野菜(100)の高さに応じて、芯取用回転刃(41)の上昇高さを変えることで、芯部(101)の切り残しを防止でき、且つ、芯部(101)以外の葉部分まで余分に切り落とすことによる歩留りの悪化を防止できる。
なお、検知された浮き防止板(61)の下降量(野菜の高さ)と、必要な芯取用回転刃(41)の上昇量は、芯取りされる野菜の種類等によって異なるため、プログラム等により予め設定しておくことが望ましい。
これにより、野菜(100)の大小に関係なく、野菜(100)の高さに基づいて、芯部(101)の大きさを事前に推定して、効率的な芯取作業を行なうことができる。
野菜(100)を浮き防止板(61)で押さえた状態で、回転刃駆動手段(42)を作動させて、芯取用回転刃(41)を回転させつつ、回転刃昇降手段(43)を予め設定された量だけ上昇させる。
これにより、芯取用回転刃(41)は、上下の載置用プレート(25)(25)の切欠き(26)(26)を通過しつつ上昇する。
図4に示すように、芯取用回転刃(41)が、野菜(100)の下面に当たると、芯部(101)の除去が開始される。
このとき、飛散防止カバー(50)は、先端が野菜(100)の下面に当たった状態で、スプリング(55)が縮んで、上昇を停止する。
芯取用回転刃(41)の回転により、芯部(101)は、細かく切断されていき、切断された野菜くず(102)は、図4に示すように、芯取用回転刃(41)の内側及び芯取用回転刃(41)と飛散防止カバー(50)の間から周囲に飛散することなく、下方に落下する。
回転刃昇降手段(43)の作動で、所定の高さ位置まで芯取用回転刃(41)が上昇したことが制御手段(90)により検知されると、回転刃駆動手段(42)を停止すると共に、回転刃昇降手段(43)を逆向きに作動させて、芯取用回転刃(41)を下降させる。
また、浮き防止板昇降手段(62)を逆方向に作動させて、浮き防止板(61)を上昇させ、野菜(100)の固定を解く。
これにより、芯部除去工程が終了する。
上記芯部除去工程が完了すると、コンベア(20)のチェーン駆動手段(22)を作動させて、芯取された野菜(100)を次の切断工程を行なう切断ステーション(70)に移行させる。
切断ステーション(70)は、図1及び図5に示すように、1又は複数の切断刃(71)(72)(72)により、芯取りされた野菜(100)を切断する部分であり、切断が不要な場合には、本切断ステーション(70)は省略することができる。
以下では、野菜(100)を4分の1に切断する切断ステーション(70)について説明するが、切断刃(71)(72)(72)の枚数及び設置角度を変えることにより、2分の1、4分の1、或いは、6分の1等に野菜(100)を切断することもできる。
本実施例による切断ステーション(70)は、芯取ステーション(40)からコンベア(20)により搬送された野菜(100)を先ず左右に2分割する縦方向に配置された切断刃(71)と、その後に上下にさらに2分割する左右一対の横方向に配置された切断刃(72)(72)を有する。
切断刃(71)(72)(72)は、丸刃を例示することができ、夫々、回転軸(73)(74)(74)を介して、切断刃駆動手段(75)(76)(76)に接続されている。
切断刃駆動手段(75)(76)(76)は、モータとすることができ、該モータは、必要に応じて回転軸(73)(74)(74)に対して減速機構を介して接続されている。
切断刃駆動手段(75)(76)(76)は、図6に示すように制御手段(90)に電気的に接続されており、作動及び停止が制御されている。
然して、コンベア(20)のチェーン駆動手段(22)を作動させて、載置用プレート(25)(25)に載置された野菜(100)が切断ステーション(70)に搬送されると、制御手段(90)は、切断刃駆動手段(75)(76)(76)を作動させる。チェーン駆動手段(22)を作動させつつ、切断刃駆動手段(75)(76)(76)を作動させることにより、野菜(100)は、切断刃(71)(72)(72)に向かって進行し、切断刃(71)(72)(72)により4分割に切断される。
これにより、切断工程が完了する。
なお、制御手段(90)が、切断刃駆動手段(75)(76)(76)を作動させるかどうか、即ち、載置用プレート(25)(25)に野菜(100)が載置されているか否かは、前工程である芯部除去工程が行なわれたかどうかにより判断することができる。
勿論、その他のセンサを設置することで検知することも可能である。
さらにチェーン駆動手段(22)を作動させることで、切断された野菜(100)は、カバー(12)の排出口(15)となる排出ステーション(80)から排出され、コンベア(20)の終端から下方に落下する。
排出ステーション(80)には、コンベア(20)の終端に、切断された野菜(100)の受け台(81)又は収容箱等を設置しておくと、芯部(101)が除去されて切断された野菜(100)を、受け台(81)又は収容箱等に載せたり、収容することができる。
上記により、効率的に野菜(100)の芯部(101)を除去し、切断を行なうことができる。
本発明は、野菜の芯部を効率的に除去することのできる野菜芯取機として有用である。
(10) 野菜芯取機
(20) コンベア
(25) 載置用プレート
(26) 切欠き
(30) 載置ステーション
(40) 芯取ステーション
(41) 芯取用回転刃
(50) 飛散防止カバー
(60) 浮き防止ステーション
(61) 浮き防止板
(70) 切断ステーション
(80) 排出ステーション
(100) 野菜
(101) 芯部

Claims (7)

  1. 左右一対の環状のチェーンと、該チェーンを間欠周回させるチェーン駆動手段と、左右のチェーン間に架設された複数対の載置用プレートであって、各対の載置用プレートの対向する側面に、野菜を載置するための切欠きが形成された載置用プレートと、を有するコンベアと、
    コンベアの上流側に設けられ、野菜を載置する載置ステーションと、
    コンベアの下流側に設けられ、野菜を排出する排出ステーションと、
    コンベアの下側を周回する載置用プレートの下方に且つ載置ステーションと排出ステーションとの間に配備され、チェーン駆動手段を間欠停止させたときに、上側を周回する載置用プレートと下側を周回する載置用プレートの上下に並んだ切欠きを貫通して出没可能な芯取用回転刃と、該芯取用回転刃を回転させる回転刃駆動手段と、芯取用回転刃を昇降させる回転刃昇降手段と、を有する芯取ステーションと、
    上側を周回する載置用プレートの上方に且つコンベアを挟んで芯取ステーションの上方に配備され、野菜を上部より押さえるための浮き防止板と、該浮き防止板を昇降させる浮き防止板昇降手段と、を有する浮き防止ステーションと、
    を有することを特徴とする野菜芯取機。
  2. 回転刃は、S字型の座繰り刃である請求項1に記載の野菜芯取機。
  3. 浮き防止板の下降量を検知する下降量検知センサを有し、該下降量検知センサにより検知された浮き防止板の下降量に基づいて、回転刃昇降手段による芯取用回転刃の上昇量を変化させる請求項1又は請求項2に記載の野菜芯取機。
  4. 芯取用回転刃の外周に配備された筒状の飛散防止カバーと、該飛散防止カバーは、回転刃昇降手段に対して、回転刃と共に昇降可能且つ野菜の下面に当たって、飛散防止カバーの上端に負荷が加わると上昇を停止するカバー昇降機構により連繋されている請求項1乃至請求項の何れかに記載の野菜芯取機。
  5. 載置ステーションは、載置用プレートの切欠きを下方から撮影する撮影手段を有し、該撮影手段により撮影された映像は、撮影手段に電気的に接続されたモニタ手段で目視可能である請求項1乃至請求項の何れかに記載の野菜芯取機。
  6. 芯取ステーションと排出ステーションとの間には、芯取りされた野菜を水平及び/又は垂直に切断する切断刃と、該切断刃を回転する切断刃駆動手段と、を有する切断ステーションを有する請求項1乃至請求項の何れかに記載の野菜芯取機。
  7. 載置ステーション及び排出ステーションに野菜を載置及び排出する載置口と排出口を有し、少なくとも、芯取ステーションを覆うカバーを有し、載置口と芯取ステーションとの間には、物体の侵入を検知する侵入検知センサが上下に設置されており、下側の侵入検知センサは、通過する野菜の有無を検知する高さ位置、上側の侵入検知センサは、下側の侵入検知センサよりも高い位置に設置され、コンベアが作動しているときは、下側の侵入センサが物体の侵入を検知した場合に、コンベアの間欠停止位置にて、回転刃昇降手段及び回転刃駆動手段の作動を許容し、コンベアが停止しているときは、上側及び/又は下側の侵入検知センサが物体の侵入を検知した場合に、回転刃昇降手段及び回転刃駆動手段の作動を許容しない請求項1乃至請求項の何れかに記載の野菜芯取機。
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