JP2007228900A - 魚体切断装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1つの駆動軸13を中心に4つの旋回ユニットが旋回可能に設けられており(そのうちの1つの旋回ユニット5Aについてのみ表示)、帯鋸19の手前において、冷凍魚体Fは下端部が所定量突出した状態で保持されており、帯鋸19を通過する時その突出部が切断される。帯鋸19を通過してコロ63がカム55に係合すると、位置P4で示すように、ピン69が後退して冷凍魚体Fの保持が解除され、冷凍魚体Fは自重で落下してテーブル9に下端が突き当たり、所定量突出した状態となる。帯鋸19の手前に来るとコロ63とカム55の係合が外れ、ピン69が突き刺さって強固に保持され、そのままの状態で切断される。この切断動作が1回の旋回毎に繰り返される。
【選択図】 図3
Description
安全性や切断品質の均一化を図るために、冷凍魚体を保持手段で保持し、この保持手段を切断手段に向かう方向とこれに直交する方向に移動させて一定幅で切断する自動化方式も知られている(特許文献1)。
特許文献2には、複数枚の回転刃を回転させ、これらの回転刃を同時に通過させることができる構造の保持手段に生の魚体を保持した状態で移動させ、1つの魚体を同時に複数に輪切りにする装置が開示されている。
量産性を上げるためには、切断手段と魚体支持体のユニットを増設しなければならず、装置の大型化、高コスト化を避けられない。
特許文献2に記載された方式では、切断対象が生魚であるために保持手段は単に魚体を載せるだけの簡易な構成でよいが、冷凍魚体の場合には切断抵抗が大きいため、このような保持構造は適用できない。
また、特許文献2に記載された方式では、1つの魚体を同時に複数分割できるという点では切断効率が高いと言えるが、特許文献1に記載された方式と同様に、量産性を上げるためには、切断手段と魚体支持体のユニットを増設しなければならず、装置の大型化、高コスト化を避けられない。
また、1つの切断手段を複数の魚体支持体が共用できる方式とした。
図1に示すように、魚体切断装置1は、装置本体3と、装置本体3の上部に配置された旋回ユニット5と、装置本体3と並んで旋回ユニット5の下方に配置された切断手段7と、旋回ユニット5の下面側に固定配置された環状のテーブル9と、切断された魚片を回収するシュート11等を有している。
旋回ユニット5は、装置本体3に収容された図示しないモータで回転駆動される支軸としての駆動軸13に片持ち状態で支持され、同一水平面内で周方向に間隔をおいて配置された4つの旋回ユニット5A、5B、5C、5Dから構成されている。
切断手段7は、図示しないモータで回転駆動される駆動プーリ15と、従動プーリ17と、こられのプーリ間に掛け回された帯鋸19とを有し、帯鋸19は旋回ユニット5の通過領域の切断位置(後述)において各旋回ユニット5A、5B、5C、5Dと交差する方向に直線状に走行するように配置されている。
ガイドロッド29、29は垂直プレート23、23で形成されるコーナー空間Sに魚体を投入するときのガイド機能を呈するもので、上端部は外側に屈曲されている。
魚体保持手段31は、上下の水平プレート25、27を貫通した状態で回転自在に設けられたベースシャフト33と、水平プレート25、27間においてベースシャフト33に一端側を固定されて略水平に延びるアーム35と、水平プレート25、27に形成された溝25a、27aを貫通して垂直状に配置され、アーム35の他端側に回転自在に接続された角柱状の保持体37と、ベースシャフト33の上端部に一端側を固定された手動レバー39と、1つの垂直プレート23と手動レバー39との間に設定され、コーナー空間Sに収容された魚体を垂直プレート23、23との間で押圧する方向(矢印M方向)に保持体37を付勢する付勢手段としてのバネ41と、保持体37の押圧方向先端側に上下に設けられたピン支持体43、43と、保持体37を水平方向に貫通し、先端部にピン支持体43が固定された摺動ロッド45、45と、摺動ロッド45、45間を連結するブラケット47と、ブラケット47と保持体37に設定され、摺動ロッド45、45の進退動に付勢力を与えるバネ49、49を有している。
水平プレート25、27に形成された溝25a、27aで区画される空間は、保持体37の進退動空間である。
摺動ロッド45はネジ軸45aとこれに螺合するロッド本体45bとから構成されており、螺合量を調整することによりピン支持体43の突出量を調整できるようになっている。
また、ブラケット47は、摺動ロッド45及びバネ49が固定される上下部分47a、47bが回動自在に連結されており、上下のピン支持体43、43は魚体の体型変化に応じてそれぞれ独立して弾性変位可能となっている。
コーナー空間Sに魚体をセットするときは、手動レバー39を手前に引いて保持体37を後退させた状態で魚体を投入する。
魚体保持調整手段51は、リンク機構53と、旋回ユニット5Aの下方に固定配置され、リンク機構53を駆動するカム55を有している。リンク機構53は、アーム21にブラケット57を介して固定された軸受59と、軸受59を貫通する摺動ロッド61と、摺動ロッド61の一端側に設けられ、所定の領域でカム55に係合するコロ(カムフォロア)63と、摺動ロッド61の他端側に固定されたジョイント65と、一端側をベースシャフト33の下端部に固定され、他端側がジョイント65に回転自在に連結されたリンク67を有している。
他の旋回ユニット5B、5C、5Dも同様の構成を有している。図1に示すように、各旋回ユニット5A、5B、5C、5Dの4本のアーム21は駆動軸13に対して一体に固定されている。すなわち、1つの駆動源により4つの旋回ユニット5A、5B、5C、5Dが同時に旋回するように構成されている。
図4は冷凍魚体Fを旋回ユニット5Aにセットした状態を示している。上述のように、冷凍魚体Fは、魚体保持手段31の手動レバー39を手前に引いた状態で垂直プレート23、23間に形成されるコーナー空間Sに下端がテーブル9に当接する状態に投入される。ピン支持体43には、1本又は複数本のピン69が固定されており、冷凍魚体Fをコーナー空間Sに投入した後に手動レバー39を戻すと、冷凍魚体Fにピン69が若干突き刺さり、冷凍魚体Fは位置ずれしない状態に保持される。ピン69の大きさ、数等は、切断時の抵抗により冷凍魚体Fが位置ずれをしない保持状態が得られる範囲で適宜に設定される。
図4では冷凍魚体Fの被保持面が平坦な例を示しているが、凹凸がある場合や冷凍魚体Fの体型サイズが変化する場合には、上述のように変化に応じて各ピン支持体43が独立して弾性変位する。したがって、冷凍魚体Fの形状が不均一でも常に位置ずれしない状態に保持することができる。
また、垂直プレート23、23をハ字状に配置してコーナー空間Sを形成し、保持体37で押圧するいわゆる3点支持による保持であるため、冷凍魚体Fの形状が不均一でも良好にフィットした状態で安定に保持することができる。
垂直プレート23、23は一枚板を折り曲げて形成してもよいが、2枚板でハ字状に配置して図2に示す隙間gを設けることにより、清掃が容易となる。
切断位置P1ではテーブル9は切断片を回収するために不連続となっており、その開放部位に帯鋸19が旋回ユニット5Aの通過方向と略直交する状態に配置されている。帯鋸19を通過した後のテーブル9の高さは帯鋸19と略面一に設定されている。
旋回ユニット5の旋回速度は、帯鋸19に対する冷凍魚体Fの突き当たり衝撃による切断弊害が生じない範囲でできるだけ高速に設定されている。
切断片がシュート11を介して落下せずに旋回領域に残り、後から来る旋回ユニットがこれを巻き込んでトラブルが生じないように、垂直プレート23の旋回方向後側には、テーブル9上に残った切断片をシュート11に落下させ、あるいはテーブル9の外に払いのけるガード73が設けられている(図1参照)。
すなわち、魚体保持手段31の保持体37が後退し、ピン69が冷凍魚体Fから抜ける。この保持解除により、冷凍魚体Fは開放されて自重で落下し、その下端がテーブル9に当接する。これにより、次に切断されるべき切り身部位F3が垂直プレート23の下端から所定量突出した状態となる。
魚体保持調整手段51のコロ63がカム55に係合する領域から帯鋸19に到達するまでの区間においてテーブル9の高さは冷凍魚体Fの所定量の突出が得られるように低く設定されている。すなわち、所定の切断寸法(所定量)dの間隔に設定されている。
所定の切断寸法dの調整は、図1に示すハンドル71を回して、図示しないネジ機構を介してテーブル9の位置を上下動させることによりなされる。
この状態で切断位置P1に到達し、図5で示した場合と同様に切り身部位F3が切断される。
この切断動作が1回の旋回毎に繰り返され、且つ、他の旋回ユニット5B、5C、5Dでも同様な切断動作が繰り返される。したがって、1つの旋回ユニット5Aでは1周毎に切断がなされるが、装置全体として1/4周期で切断がなされ、大量生産が可能となる。
例えば、上記実施の形態では各旋回ユニットを水平面内で旋回させる構成としたが、垂直面内で旋回させる構成としてもよい。この場合、冷凍魚体Fの自重による落下は得られないが、小型モータ等の駆動源により水平方向に所定量ずつ送るようにすればよい。
また、4つの旋回ユニットを同時に旋回させる構成としたが、1つの旋回ユニットを高速で旋回させ、帯鋸19の手前で切断弊害が生じないように減速させるようにしてもよい。
また、ピン69を冷凍魚体Fに突き刺す構成としたが、切断抵抗に耐え得る保持状態(位置決め状態)が得られる範囲で、単に突起を冷凍魚体Fの表面に当接させてその摩擦力で保持するようにしてもよい。
また、ピン69を設けずに保持体37の前面に突起を固定し、保持体37を直接冷凍魚体Fに押圧接触させて保持するようにしてもよい。
5 旋回ユニット
7 切断手段
9 魚体移動手段としてのテーブル
13 支軸としての駆動軸
31 魚体保持手段
51 魚体保持調整手段
53 リンク機構
55 カム
69 ピン
F 魚体としての冷凍魚体
Claims (6)
- 支軸を中心として旋回可能な旋回ユニットと、前記旋回ユニットの通過領域に設けられた切断手段とを有し、前記旋回ユニットで魚体を保持し、前記旋回ユニットが前記切断手段を通過する毎に魚体を所定量ずつ切断することを特徴とする魚体切断装置。
- 支軸を中心として旋回可能な旋回ユニットと、前記旋回ユニットに設けられ、魚体を開放可能に保持する魚体保持手段と、前記旋回ユニットの通過領域に設けられ、魚体を切断する切断手段と、魚体が前記切断手段を通過した後前記魚体保持手段の保持を解除するとともに、魚体が前記切断手段に到達する前に前記魚体保持手段の保持を回復させる魚体保持調整手段と、前記魚体保持手段の保持が解除されたときに前記切断手段に対して魚体を所定量移動させる魚体移動手段とを有していることを特徴とする魚体切断装置。
- 請求項2記載の魚体切断装置において、
前記旋回ユニットが略水平面内で旋回可能に設けられ、前記魚体保持手段が魚体を略垂直に保持する構成を有し、前記魚体移動手段は、前記魚体保持手段の保持が解除されたときに自重で落下する魚体を所定位置で止める構成を有していることを特徴とする魚体切断装置。 - 請求項2又は3記載の魚体切断装置において、
前記魚体保持手段が付勢力で魚体を押圧して保持する構成を有し、前記魚体保持調整手段が、前記旋回ユニットに設けられ前記魚体保持手段の付勢力を解除可能なリンク機構と、前記リンク機構を駆動するカムとを有していることを特徴とする魚体切断装置。 - 請求項2乃至4のうちのいずれかに記載の魚体切断装置において、
前記魚体保持手段が、保持したときに魚体に突き刺さるピンを有していることを特徴とする魚体切断装置。 - 請求項1乃至5のうちのいずれかに記載の魚体切断装置において、
前記旋回ユニットが1つの支軸を共有して同一面内に複数設けられていることを特徴とする魚体切断装置。
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-
2006
- 2006-03-02 JP JP2006055729A patent/JP2007228900A/ja active Pending
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