JP5642501B2 - 点呼・点検システム - Google Patents

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本発明は、点呼・点検システムに係り、特に、管理者側に設置されたサーバ装置と、車両に搭載された車載装置と、の間で通信を行うことにより運行前に点呼・点検を行う点呼・点検システムに関するものである。
トラック、バス、電車などの運行事業の管理者は、事業用自動車の運行を開始しようとする運転者に対して点呼・点検を行い、疾病、疲労、飲酒などの運転者の健康についての報告や、自動車の点検についての報告を求めている。
従来、この点呼・点検の報告は、運転者がハンディテンキーやパソコンなどに点呼・点検の報告を入力して、その入力情報を管理者側のサーバ装置に送信することにより行われていた(特許文献1、2)。このため、運転者は、管理者と対面することなく、点呼・点検の報告を打ち込むだけなので、点呼・点検の重要性の意識付を行うことが難しく、高い意識を持って点呼・点検を行うことができなかった。
結果、自身の健康管理や車の点検を怠りがちになる、という問題があった。また、点呼・点検自体を忘れて運行を開始してしまう運転者もいた。しかも、ハンディキーの操作では、スムーズに点呼・点検を行うことができない、という問題があった。
特開2007−24543号公報 特開2000−311287号公報
そこで、本発明は、運転者に点呼・点検の重要性を意識付け、スムーズに点呼・点検を行うことができる点呼・点検システムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、管理者側に設置されたサーバ装置と、車両に搭載された車載装置と、の間で通信を行うことにより運行前に点呼・点検を行う点呼・点検システムにおいて、前記サーバ装置が、前記管理者を撮影する第1カメラと、前記第1カメラによって撮影された管理者画像を前記車載装置に送信する第1画像送信手段と、を有し、前記車載装置が、タッチパネル表示器と、前記サーバ装置から受信した前記管理者画像を表示する管理者画面、点検確認事項を表示する点検画面及び前記点検確認項目に対する回答を入力するための入力画面を前記タッチパネル表示器上に並べて表示させる表示制御手段と、前記入力画面の操作により入力された回答を前記サーバ装置に送信する回答送信手段と、を備え、前記表示制御手段が、前記入力画面上の操作によって回答が入力される毎に、前記点検画面に表示される点検確認項目を切り換えることを特徴とする点呼・点検システムに存する。
請求項2記載の発明は、管理者側に設置されたサーバ装置と、車両に搭載された車載装置と、の間で通信を行うことにより運行前の点呼・点検を行う点呼・点検システムにおいて、前記サーバ装置が、前記管理者を撮影する第1カメラと、前記管理者の音声を集音する集音マイクと、前記第1カメラによって撮影された管理者画像を前記車載装置に送信する第1画像送信手段と、前記集音マイクによって集音された前記管理者の音声を前記車載装置に送信する音声送信手段と、を有し、前記車載装置が、タッチパネル表示器と、前記サーバ装置から受信した管理者の音声を再生するスピーカと、前記サーバ装置から受信した前記管理者画像を表示する管理者画面及び前記スピーカにより再生された音声により報知された点検確認項目に対する回答を入力するための入力画面を前記タッチパネル表示器上に並べて表示させる表示制御手段と、前記入力画面の操作により入力された回答を前記サーバ装置に送信する回答送信手段と、を備えたことを特徴とする点呼・点検システムに存する。
請求項3記載の発明は、前記車載装置が、運転者を撮影する第2カメラと、前記第2カメラによって撮影された運転者画像を前記サーバ装置に送信する第2画像送信手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の点呼・点検システムに存する。
請求項4記載の発明は、前記サーバ装置が、前記車載装置から全ての点検確認事項についての回答が送信されたか否かを判定する判定手段と、送信操作に応じて配送情報を前記車載装置に送信する配送情報送信手段と、前記判定手段により全ての点検確認事項についての回答が送信されていないと判定されている間、前記送信操作が行われても前記配送情報送信手段による配送情報の送信を禁止する禁止手段と、を備えたことを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の点呼・点検システムに存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、サーバ装置において第1画像送信手段が、第1カメラによって撮影された管理者画像を車載装置に送信する。車載装置において表示制御手段が、サーバ装置から受信した管理者画像を表示する管理者画面、点検確認事項を表示する点検画面及び点検確認項目に対する回答を入力するための入力画面をタッチパネル表示器上に並べて表示させ、入力画面上の操作によって回答が入力される毎に、点検画面に表示される点検確認項目を切り換える。また、回答送信手段が、入力画面の操作により入力された回答をサーバ装置に送信する。
従って、運転者は管理者の顔をみながら回答を入力する毎に切り替わる点検確認事項に対して順次、回答の入力を行うため、管理者と実際に会話しているかのように対話形式で点呼・点検を行うことができる。このため、運転者に点呼・点検の重要性を意識付け、スムーズに点呼・点検を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、サーバ装置において第1画像送信手段が、第1カメラによって撮影された管理者画像を車載装置に送信し、音声送信手段が、集音マイクによって集音された管理者の音声を車載装置に送信する。車載装置において表示制御手段が、サーバ装置から受信した管理者画像を表示する管理者画面及びスピーカにより再生された音声により報知された点検確認項目に対する回答を入力するための入力画面をタッチパネル表示器上に並べて表示させる。
従って、運転者は管理者の顔をみながら回答を入力する毎にスピーカから出力される管理者からの点検確認事項に対して順次、回答の入力を行うため、管理者と実際に会話しているかのように対話形式で点呼・点検を行うことができる。このため、運転者に点呼・点検の重要性を意識付け、スムーズに点呼・点検を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、車載装置において第2画像送信手段が、第2カメラによって撮影された運転者画像をサーバ装置に送信するので、管理者が運転者の顔を見ることができ、運転者の状態に合わせた配送指示を行うことができ、安全運転に寄与する。
請求項4記載の発明によれば、サーバ装置において、判定手段が、車載装置から全ての点検確認事項についての回答が送信されたか否かを判定し、配送情報送信手段が、送信操作に応じて配送情報を車載装置に送信し、禁止手段が、判定手段により全ての点検確認事項についての回答が送信されていないと判定されている間、送信操作が行われても配送情報送信手段による配送情報の送信を禁止する。従って、車載装置側では全ての点検確認事項についての回答を入力して送信しないと配送情報を受け取れないので、点呼・点検忘れを防止することができる。
本発明の点呼・点検システムの一実施形態を示すブロック図である。 図1に示すナビゲーション装置を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 図1に示すナビゲーション装置を構成するタッチパネル表示器の点呼・点検での表示例を示す図である。 図1に示すナビゲーション装置を構成するタッチパネル表示器の配送情報の表示例を示す図である。 図1に示すサーバ装置を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の点呼・点検システムを図面に基づいて説明する。図1は、本発明の点呼・点検システムの一実施形態を示すブロック図である。同図に示すように、点呼・点検システム1は、管理者側に設置されたサーバ装置2と、車両に搭載された車載装置としてのナビゲーション装置3と、を備えている。
上記サーバ装置2は、パーソナルコンピュータなどから構成され、サーバ装置2全体の制御を司るCPU21と、管理者を撮像するための第1カメラ22と、各種情報を入力するための入力装置23と、表示器24と、ナビゲーション装置3と無線通信を行うための無線通信器25と、を備えている。
上記CPU21は、後述する第1カメラ22及び入力装置23に接続されていて、第1カメラ22が撮像した画像及び管理者の操作によって入力装置23により入力された情報が供給される。また、CPU21は、表示器24及び無線通信器25に接続されていて、これらの動作を制御する。
上記第1カメラ22は、例えば表示器24に取り付けられていて、表示器24を視認している管理者を撮影して、撮影した画像をCPU21に対して供給する。上記入力装置23は、キーボードやマウスなどから構成され、管理者によって操作される。上記表示器24は、例えば液晶表示器などから構成され、各種情報を表示する。上記無線通信器25は、例えば、携帯電話などから構成されていて、後述するナビゲーション装置3との無線通信を行う。
上記ナビゲーション装置3は、GPS31と、メモリ32と、地図データベース33と、タッチパネル表示器34と、生体情報を計測する生体情報計測装置35と、車両情報を計測する車両情報計測装置36と、運転者の画像を撮像するための第2カメラ37と、サーバ装置2と無線通信を行うための無線通信器38と、ナビゲーション装置3全体の制御を司るCPU39と、を備えている。
上記GPS31は、図示しないGPS(全地球測位システム)衛星からのGPS信号を定期的に受信して、メモリ32内に順次格納する。上記地図データベース33は、地図情報が予め格納されるメモリである。タッチパネル表示器34は、各種情報を表示すると共に、画面が押圧されると、その押圧位置を検知してCPU39に対して出力する。
上記生体情報計測装置35は、例えばアルコール検知器や血圧計などから構成され、運転者の呼気に含まれるアルコールや運転者の血圧などの生体情報を計測して、その計測結果をメモリ32内に格納する。
上記車両情報計測装置36は、例えば速度センサ、加速度センサなどから構成され、これらセンサから車両の走行状態を示す速度、加速度、減速度など車両情報を計測して、その計測結果をメモリ32内に格納する。
上記第2カメラ37は、例えばタッチパネル表示器34に取り付けられていて、タッチパネル表示器34を視認している運転者を撮影して、撮影した画像をCPU39に対して出力する。上記無線通信器38は、例えば、携帯電話などから構成されていて、上述したサーバ装置2との無線通信を行う。
上記CPU39は、GPS31に接続されていて、GPS31が受信したGPS信号が供給される。また、CPU39は、メモリ32及び地図データベース33に接続されていて、これらに格納されている情報を読み出すことができる。さらに、CPU39は、タッチパネル表示器34、第2カメラ37及び無線通信器38に接続されていて、これらの動作を制御する。
次に、上述した構成の点呼・点検システム1のナビゲーション装置3の動作について図2〜図4を参照して説明する。図2は、図1に示すナビゲーション装置3を構成するCPU39の処理手順を示すフローチャートである。図3は、図1に示すナビゲーション装置3を構成するタッチパネル表示器34の点呼・点検での表示例を示す図である。図4は、図1に示すナビゲーション装置3を構成するタッチパネル表示器34の配送情報の表示例を示す図である。
まず、CPU39は、車両のイグニッションスイッチがオンして、運転者により図示しない運行開始ボタンの操作が行われると、図2に示す点呼・点検処理を開始する。点呼・点検処理において、CPU39は、まず最初に無線通信器38を介してサーバ装置2に対して点呼・点検要求を行う(ステップS1)。次に、CPU39は、ナビゲーション装置3を起動し(ステップS2)、その後、メモリ32に格納された車両情報を読み出して、読み出した車両情報を無線通信器38を介してサーバ装置2に送信する(ステップS3)。
次に、CPU39は、生体情報を取得して、取得した生体情報を無線通信器38を介してサーバ装置2に送信する(ステップS4)。ステップS3においてCPU39は、例えばタッチパネル表示器34に「生体情報を入力して下さい」と表示する。運転者は、この表示に従って生体情報計測装置35を構成するアルコール検知器に息を吹きかけたり、血圧計を装着することにより、呼気中のアルコール濃度、血圧などの生体情報を計測する。
生体情報計測装置35は、測定した生体情報をメモリ32に格納する。CPU39は、この生体情報計測装置35により書き込まれた生体情報を読み出すことにより、生体情報を取得する。
次に、CPU39は、対面形式での点呼・点検を行う(ステップS5)。ステップS5において、CPU39は、所定時間毎に無線通信器38を用いて第2カメラ37で撮影した運転者の画像をサーバ装置2に送信すると共に、サーバ装置2の第1カメラ22で撮影した管理者の画像を受信する。以上のことから、CPU39および無線通信器38で請求項中の第2画像送信手段を構成することが分かる。
また、CPU39は、図3に示すように、例えばタッチパネル表示器34の右側に第2カメラ37で撮像した運転者画像を表示する運転者画面34A及びサーバ装置2から受信した管理者画像を表示する管理者画面34Bを左右に並べて表示する。運転者画面34A、管理者画面34Bには、第1カメラ22、第2カメラ37により撮影された運転者、管理者の動画がリアルタイムに表示される。
同時に、CPU39は、この運転者画面34A及び管理者画面34Bの下側に点検確認事項を表示する点検画面34Cを表示する。さらに、CPU39は、点検確認事項に対する回答を入力するための入力画面34Dをタッチパネル表示器34の左画面に表示する。即ち、タッチパネル表示器34には、運転者画面34A、管理者画面34B、点検画面34C及び入力画面34Dが並べて表示される。また以上のことから、CPU39が、請求項中の表示制御手段を構成することが分かる。
CPU39は、運転者の入力画面34Dの操作によって点検画面34Cに表示された点検確認項目に対する回答を入力される毎に、点検画面34Cに表示される点検確認項目を切り換えると共に無線通信器38を介して入力された回答をサーバ装置2に対して送信する。このことからCPU39及び無線通信器38が、請求項中の回答送信手段を構成することがわかる。
点検画面34C及び入力画面34Dの一例について説明すると、図3(A)に示すように、CPU39は、点検画面34Cに「今日の体調はいかがでしょうか?」と表示する。このとき、入力画面34Dには、「健康状態」及び「飲酒状態」の文字を横に並べて表示し、「健康状態」の下に「良い」、「普通」、「悪い」の文字を縦に並べて表示し、「飲酒状態」の下に「無し」、「有り」の文字を縦に並べて表示する。
「今日の体調はいかがでしょうか?」との点検確認項目に対応して運転手が、タッチパネル表示器34上の「健康状態」の下の「良い」、「普通」、「悪い」の何れかをタッチして回答を入力すると、CPU39は、入力した回答をサーバ装置2に送信すると共に、点検画面34Cを例えば「飲酒しましたか?」との点検確認項目に切り換える。
この点検確認項目に対応して運転手が、タッチパネル表示器34上の「飲酒状態」の下の「無し」、「有り」の何れかをタッチして回答すると、CPU39は、入力した回答をサーバ装置2に送信すると共に、点検画面34Cを例えば図3(B)に示すように「ブレーキはいかがでしょうか?」との点検確認項目に切り換える。
また、CPU39は、図3(B)に示すように、切り換えた点検確認項目に対応する入力画面34Dに切り換える。このとき、入力画面34Dには、「ブレーキ」、「バッテリ」、「エンジン」、「タイヤ」の文字を横に並べて表示し、「ブレーキ」の下に「ペダル」、「ブレーキ液」、「Pブレーキ」を縦に並べて表示し、「バッテリー」の下に、「電圧」、「残量」、「比重」を縦に並べて表示し、「エンジン」の下に「冷却水」、「液量」、「ファンベルト」を縦に並べて表示し、「タイヤ」の下に「空気圧」、「亀裂・破損」、「ボルトゆるみ」を縦に並べて表示する。
そして、「ブレーキはいかがでしょうか?」との点検確認項目に対応して運転手が、タッチパネル表示器34上の「ブレーキ」の下の「ペダル」、「ブレーキ液」、「Pブレーキ」をタッチしてブレーキについて点検した事項を入力すると、CPU39は、入力した点検事項をサーバ装置2に送信すると共に、点検画面34Cを例えば「バッテリーはいかがでしょうか?」との点検確認項目に切り換える。
このステップS5において、回答の入力及び点検確認項目の切り替えが交互に行われる。即ち、運転者は管理者の顔をみながら回答を入力する毎に切り替わる点検確認事項に対して順次、回答の入力を行うため、管理者と実際に会話しているかのように対話形式で点呼・点検を行うことができる。このため、運転者に点呼・点検の重要性を意識付け、スムーズに点呼・点検を行うことができる。
次に、CPU39は、全ての点検確認事項に対する回答が入力されたと判断するとステップS4の対面形式での点呼・点検を終了して、次のステップS5に進む。ステップS5においてCPU39は、無線通信器38を介してサーバ装置2からの配送情報の受信待ち状態となる。CPU39は、サーバ装置2から配送情報を受信すると(ステップS6でY)、図4に示すように受信した配送情報を表示して(ステップS7)、点呼・点検処理を終了する。
上記ステップS7において、CPU39は、GPS31が受信したGPS信号から車両の現在位置を取得して、地図データベース33から現在位置周辺の地図を検索する。その後、CPU39は、タッチパネル表示器34の中央及び右画面に検索した地図及び現在位置を示すマークを示すナビ画面34Eを表示する。
また、CPU39は、タッチパネル表示器34の左画面に受信した配送情報に書き込まれた「目的地」、「経由地」を示す配送画面34Fを表示する。さらに、CPU39は、ナビ画面34Eの左上側に、現在位置から目的地までの地図及び現在位置から経由地を経由した目的地までの経路を地図上に示す配送経路画面34Gを重畳する。
次に、上述した構成の点呼・点検システム1のサーバ装置2の動作について図5を参照して説明する。図5は、図1に示すサーバ装置2を構成するCPU21の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、CPU21は、無線通信器25を介してナビゲーション装置3から点呼・点検要求を受信すると、点呼・点検処理を開始する。
まず、CPU21は、無線通信器25を介してナビゲーション装置3からの車両情報及び生体情報を受信する(ステップS21)。次に、CPU21は、対面形式での点呼・点検を行う(ステップS22)。ステップS22において、CPU21は、所定時間毎に無線通信器25を用いて第1カメラ22で撮影した管理者の画像をナビゲーション装置3に送信すると共に、ナビゲーション装置3の第2カメラ37で撮影した運転者の画像を受信する。以上のことから、CPU21および無線通信器25が、請求項中の第1画像送信手段として働くことが分かる。
そして、CPU21は、ナビゲーション装置3と同様に、表示器24に第2カメラ37で撮像した運転者画像を表示する運転者画面34A及びサーバ装置2から受信した管理者画像を表示する管理者画面34Bを並べて表示する。これにより、この運転者画面34A、管理者画面34Bには、第1カメラ22、第2カメラ37により撮影された運転者、管理者の動画がリアルタイムに表示される。同時に、CPU21は、無線通信器25を介してナビゲーション装置3からの回答を順次受信して、受信した回答を表示器24上に順次表示する。
ところで、CPU21は、上記点呼・点検処理と並列に配送情報の入力処理を行うことができる。この入力処理において管理者は、入力装置23を用いて表示器24に表示された回答を見ながら配送先や経由先を配送情報として入力することができる。
話を点呼・点検処理に戻して、次に、CPU21は、ナビゲーション装置3から全ての点検確認事項についての回答が送信された否かを判定する(ステップS23)。回答が送信されたと判定すると(ステップS23でY)、CPU21は、入力装置23を用いて管理者が配送情報の送信操作を行うのを待って(ステップS24でY)、配送情報送信手段として働き、上記入力処理で入力した配送情報をナビゲーション装置3に送信して(ステップS25)、処理を終了する。
一方、全ての点検確認事項についての回答が送信されていないと判定した場合(ステップS23でN)、CPU21は、管理者が配送情報の送信操作を行ったか否かを判定する(ステップS26)。送信操作を行っていれば(ステップS26でY)、CPU21は、禁止手段として働き、表示器24に点呼・点検が終了していない旨を表示して(ステップS27)、配送情報を送信することなく、再びステップS22に戻る。これに対して、送信操作が行われていなければ(ステップS26でN)、CPU21は、ステップS27を行うことなく、直ちにステップS22に戻る。
上述した点呼・点検システム1によれば、ナビゲーション装置3が、第2カメラ37によって撮影された運転者画像をサーバ装置2に送信するので、管理者が運転者の顔を見ることができ、運転者の状態に合わせた配送指示を行うことができ、安全運転に寄与する。
上述した点呼・点検システム1によれば、サーバ装置2において、CPU21が、ナビゲーション装置3から全ての点検確認事項についての回答が送信されたか否かを判定し、全ての点検確認事項についての回答が送信されていないと判定されている間、送信操作が行われても配送情報の送信を禁止する。従って、ナビゲーション装置3側では全ての点検確認事項についての回答を入力して送信しないと配送情報を受け取れないので、点呼・点検忘れを防止することができる。
上述した点呼・点検システム1によれば、点呼・点検を行う車載装置が、タッチパネル表示器34上に地図情報と地図上の車両の現在位置を表示するナビゲーション装置3に内蔵されているので、ナビゲーション装置3と車載装置とを別々に設ける必要がなく、コストダウンを図ることができる。
なお、点検確認事項の切り替えとしては、例えば、ナビゲーション装置3のメモリ32内に予め複数の点検確認事項を格納しておいて、点呼・点検時にメモリ32から点検確認事項を順次読み出して切り替えても良いし、点検確認事項に対する回答をサーバ装置2に送信する毎に、サーバ装置2から次の点検確認事項をナビゲーション装置3に対して送信し、ナビゲーション装置3では受信した点検確認事項に切り替えるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、点検確認事項を示す点検画面34Cを表示し、表示されている点検確認事項に対する回答が入力されると、点検画面34Cに表示される点検確認事項を切り替えていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、サーバ装置2からナビゲーション装置3への画像の送信を行えるだけでなく、音声の送信を行えるようにすれば、管理者の音声により点検確認事項を運転者に報知するようにしてもよい。
このためには、サーバ装置2に集音マイクを設け、管理者の音声を集音できるようにし、管理者の音声をリアルタイムでナビゲーション装置3に送信できるようにしておく。一方、ナビゲーション装置3にはスピーカを設け、管理者の音声をリアルタイムに受信して再生できるようにしておく。
そして、サーバ装置2のCPU21は、ナビゲーション装置3からの点呼・点検要求を受信すると、音声送信手段として働き、管理者の画像及び音声の送信と、運転者の画像の受信とをリアルタイムに行えるようにする。そして、管理者が順次、点検確認事項を音声で伝えれば、第1実施形態と同様に、点検確認事項を運転者に報知することができる。
この場合、運転者は管理者の顔をみながら回答を入力する毎にスピーカから出力される管理者からの点検確認事項に対して順次、回答の入力を行うため、管理者と実際に会話しているかのように対話形式で点呼・点検を行うことができる。このため、上述した実施形態と同様に、運転者に点呼・点検の重要性を意識付け、スムーズに点呼・点検を行うことができる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 点呼・点検システム
2 サーバ装置
3 ナビゲーション装置(車載装置)
21 CPU(第1画像送信手段、音声送信手段、判定手段、配送情報送信手段、禁止手段)
22 第1カメラ
25 無線通信器(第1画像送信手段、音声送信手段)
34 タッチパネル表示器
34B 管理者画面
34C 点検画面
34D 入力画面
37 第2カメラ
38 無線通信器(回答送信手段、第2画像送信手段)
39 CPU(表示制御手段、回答送信手段、第2画像送信手段)

Claims (4)

  1. 管理者側に設置されたサーバ装置と、車両に搭載された車載装置と、の間で通信を行うことにより運行前に点呼・点検を行う点呼・点検システムにおいて、
    前記サーバ装置が、前記管理者を撮影する第1カメラと、前記第1カメラによって撮影された管理者画像を前記車載装置に送信する第1画像送信手段と、を有し、
    前記車載装置が、タッチパネル表示器と、前記サーバ装置から受信した前記管理者画像を表示する管理者画面、点検確認事項を表示する点検画面及び前記点検確認項目に対する回答を入力するための入力画面を前記タッチパネル表示器上に並べて表示させる表示制御手段と、前記入力画面の操作により入力された回答を前記サーバ装置に送信する回答送信手段と、を備え、
    前記表示制御手段が、前記入力画面上の操作によって回答が入力される毎に、前記点検画面に表示される点検確認項目を切り換える
    ことを特徴とする点呼・点検システム。
  2. 管理者側に設置されたサーバ装置と、車両に搭載された車載装置と、の間で通信を行うことにより運行前の点呼・点検を行う点呼・点検システムにおいて、
    前記サーバ装置が、前記管理者を撮影する第1カメラと、前記管理者の音声を集音する集音マイクと、前記第1カメラによって撮影された管理者画像を前記車載装置に送信する第1画像送信手段と、前記集音マイクによって集音された前記管理者の音声を前記車載装置に送信する音声送信手段と、を有し、
    前記車載装置が、タッチパネル表示器と、前記サーバ装置から受信した管理者の音声を再生するスピーカと、前記サーバ装置から受信した前記管理者画像を表示する管理者画面及び前記スピーカにより再生された音声により報知された点検確認項目に対する回答を入力するための入力画面を前記タッチパネル表示器上に並べて表示させる表示制御手段と、前記入力画面の操作により入力された回答を前記サーバ装置に送信する回答送信手段と、を備えた
    ことを特徴とする点呼・点検システム。
  3. 前記車載装置が、運転者を撮影する第2カメラと、前記第2カメラによって撮影された運転者画像を前記サーバ装置に送信する第2画像送信手段と、をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の点呼・点検システム。
  4. 前記サーバ装置が、前記車載装置から全ての点検確認事項についての回答が送信されたか否かを判定する判定手段と、送信操作に応じて配送情報を前記車載装置に送信する配送情報送信手段と、前記判定手段により全ての点検確認事項についての回答が送信されていないと判定されている間、前記送信操作が行われても前記配送情報送信手段による配送情報の送信を禁止する禁止手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の点呼・点検システム。
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