JP5640637B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、調理容器などの被加熱物を加熱する誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、調理容器から放射されトッププレートを透過した赤外線を検出する赤外線センサを有し、制御部が赤外線センサの出力値に基づいて前記インバータの出力を制御して調理容器の温度を所定温度に加熱制御することにより、調理容器の温度を自動的に短時間でオーバーシュートが少なく、最適な少ない消費した積算電力量で適温にすることができるものがある(例えば、特許文献1参照)。
図13は特許文献1に示される従来の誘導加熱調理器の部分断面構成および回路構成を示すブロック図を示すものである。
図13に示すように、赤外線が透過する材料で形成されたトッププレート91と、トッププレート91上に載置された調理容器92を誘導加熱する加熱コイル93と、加熱コイル93に高周波電流を供給するインバータ94と、加熱設定を行うための操作表示部95を有し、調理容器92から放射され前記トッププレート91を透過した赤外線を検出する赤外線センサ96と、赤外線センサ96の出力値に基づいて前記インバータ94の出力を制御して調理容器92の温度を所定温度に制御する制御部97とから構成されている。
特開2010−123366号公報
しかしながら、前記従来の構成では、調理容器の温度を自動的に適温にできることは使用者が理解できるものの、近年使用者の省エネに対する関心が高まる中、省電力効果がある機能を搭載しても使用者に知らせる手段を有しておらず、使用者が省電力効果がある機能を優先して使いたくても、省電力効果があるかわからないため、省電力効果がある機能を使わずに、従来同様手動で早く調理容器の温度を上げるために機器の最大加熱により加熱し、調理容器が適温になったかわからずに、余分な加熱を行い、無駄な消費した積算電力を使って調理を行うこととなり、使用性や省エネによる環境貢献の面で課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するものであって、使用者が、選択したメニューが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省エネによる環境貢献を促進することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、赤外線が透過する材料で形成されたトッププレートと、高周波電流を供給されることによって、前記トッププレート上に載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の動作モードを設定し表示するための発光手段を有する操作表示部と、前記調理容器の底面から放射され、前記トッププレートを透過した赤外線を検出する赤外線センサと、前記赤外線センサの出力に基づいて、前記インバータ回路の出力を制御する制御部と、加熱コイル直上に投影された加熱サークルの範囲以外に配され、前記操作表示部にて選択されている動作モードが省電力の効果があるモードであることを使用者に認識させるための表示を行う省電力表示部と、を備え、前記操作表示部は、前記赤外線センサの出力に基づいてインバータ回路の出力を制御する赤外線センサ動作モードと前記赤外線センサの出力に基づかない赤外線センサ不動作モードを選択するための選択部と、選択した内容を表示する選択表示部とを有し、前記赤外線センサ動作モードによる加熱時に、発光手段により省電力表示部の発光表示を行う。
これによって、使用者は、選択したメニューが省電力効果がある機能であることを認識できる。
本発明の誘導加熱調理器は、使用者が、選択したメニューには省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者に省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
実施の形態の誘導加熱調理器の部分断面構成および回路構成を示すブロック図 実施の形態の省電力表示部の断面図 本発明の第1の実施の形態のトッププレートの上面図 本発明の第1の実施の形態の(初期)メニュー選択前の表示部の表示例を示す図(a)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)を選択中の表示部の表示例を示す図(b)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)で加熱中の表示部の表示例を示す図(c)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)で予熱完了の表示部の表示例を示す図 本発明の第1の実施の形態の(初期)メニュー選択前の表示部の表示例を示す図(a)赤外線センサ不動作モード(「加熱」モード)を選択中の表示部の表示例を示す図(b)赤外線センサ不動作モード(「加熱」モード)で加熱中の表示部の表示例を示す図 実施の形態の赤外線センサの回路図 手動加熱を用いた場合と、赤外線センサを用いた場合の150度の目標温度でホットケーキを3回連続焼きした際の、加熱により消費した積算電力量を示すグラフ 温度検知サーミスタを用いた場合と、赤外線センサを用いた場合の油200gを揚げ物180度目標温度にて加熱制御した際の消費した積算電力量を示すグラフ 本発明の第2の実施の形態のトッププレートの上面図 本発明の第2の実施の形態の(初期)メニュー選択前の表示部の表示例を示す図(a)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)を選択中の表示部の表示例を示す図(b)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)で加熱中の表示部の表示例を示す図(c)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)で予熱完了の表示部の表示例を示す図 本発明の第3の実施の形態のトッププレートの上面図 本発明の第3の実施の形態の(初期)メニュー選択前の表示部の表示例を示す図(a)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)を選択中の表示部の表示例を示す図(b)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)で加熱中の表示部の表示例を示す図(c)赤外線センサ動作モード(「焼き物」モード)で予熱完了の表示部の表示例を示す図 特許文献1に記載された従来の誘導加熱調理器の部分断面構成および回路構成を示すブロック図
第1の発明は、赤外線が透過する材料で形成されたトッププレートと、高周波電流を供給されることによって、前記トッププレート上に載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の動作モードを設定し表示するための発光手段を有する操作表示部と、前記調理容器の底面から放射され、前記トッププレートを透過した赤外線を検出する赤外線センサと、前記赤外線センサの出力に基づいて、前記インバータ回路の出力を制御する制御部と、加熱コイル直上に投影された加熱サークルの範囲以外に配され、前記操作表示部にて選択されている動作モードが省電力の効果があるモードであることを使用者に認識させるための表示を行う省電力表示部と、を備え、前記操作表示部は、前記赤外線センサの出力に基づいてインバータ回路の出力を制御する赤外線センサ動作モードと前記赤外線センサの出力に基づかない赤外線センサ不動作モードを選択するための選択部と、選択した内容を表示す
る選択表示部とを有し、前記赤外線センサ動作モードによる加熱時に、発光手段により省電力表示部の発光表示を行うようにしたものである。これにより、使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができる。また、調理するために鍋を加熱部に置いても、省電力表示部が加熱コイル直上に投影された加熱サークルの範囲以外に配されていることで、省電力表示部が隠れることがなく、視認性、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、加熱前の赤外線センサ動作モード選択時に省電力表示部の発光表示を行うこととしたものである。これにより、使用者が選択したモードで加熱調理を始める前に、使用者が選んだモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
第3の発明は、特に第1の発明において、省電力表示部は発光手段による発光表示部と発光手段によらない印刷表示部により構成したものである。これにより、省電力表示部が発光しなくても、印刷表示部を使用者が確認することで、使用している機器が省電力効果がある機能を有することを認識できるとともに、省電力表示部の発光表示部が発光した際、使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
第4の発明は、特に第1の発明において、省電力表示部の発光手段による発光色は、他の発光色とは異なる色としたものである。これにより、選択モード発光表示や状態表示発光表示が発光しても、省電力表示部の発光手段による発光色は、他の発光色とは異なる色であるため、一目で使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
第5の発明は、特に第1の発明において、省電力表示部の発光手段は、発光を行う発光回路部と発光回路部上方に設けた導光体により構成され、前記導光体の、一部もしくは全体に凸形状を形成するものである。これにより、省電力表示部の発光が導光体の一部もしくは全体に形成した凸形状により屈折し、より省電力表示部の発光が使用者に認識されやすくなり、他の選択モード発光表示や状態表示発光表示の発光と光が異なるため一目で使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
第6の発明は、特に第1の発明において、省電力表示部をトッププレートの製品略中央
前部に配したものである。これにより、調理するために鍋を加熱部に置いても、省電力表示部がトッププレートの製品略中央前部にあることで、省電力表示部が隠れることがなく、また、トッププレートに表示したことで、使用者が立ち位置から見やすく、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
第7の発明は、特に第1の発明において、載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルが複数配された誘導加熱調理器において、トッププレートの前部にそれぞれの前記加熱コイルの位置を表す省電力表示部を設けたものである。これにより、使用者が、現在使用している加熱部が省電力効果がある機能を使用しているか否かを認識でき、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
第8の発明は、特に第1の発明において、載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルが複数配された誘導加熱調理器において、トッププレートのそれぞれの前記加熱コイル前方に、前記加熱コイルと同じ数の省電力表示部を設けたものである。これにより、使用者が、現在使用している加熱部が省電力効果がある機能を使用しているか否かを、各加熱部と一対で認識でき、より視認性を向上することができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の部分断面構成および回路構成を示すブロック図を示すものである。この誘導加熱調理器は、例えば、キッチンなどのキャビネットに組み込んで使用される。本発明の実施の形態の誘導加熱調理器は、機器上面に設けられたトッププレート1と、高周波磁界を発生させることによって、トッププレート1上の被加熱物10を誘導加熱する加熱コイル2(外コイル2a及び内コイル2b)とを備える。トッププレート1は、光が透過する略透明なセラミックなどの電気絶縁物からなり、赤外線を透過する。加熱コイル2は、トッププレート1の下方に設けられている。加熱コイル2は、同心円状に2分割されて外コイル2aと内コイル2bを形成している。外コイル2aと内コイル2bの間に、隙間が設けられている。被加熱物10は、加熱コイル2の高周波磁界により発生した渦電流によって、発熱する。
トッププレート1の使用者側には、加熱の開始/停止などを使用者が指示するための操作表示部4が設けられている。操作表示部4の下方には、操作表示部4を照射するための操作表示発光回路部光源41が設けられている。操作表示発光回路部光源41は赤または白色の発光色である。
赤外線センサ3は、外コイル2aと内コイル2bとの間の隙間の下方に設けられる。この位置は、加熱コイル2の高周波磁界が強いため、被加熱物10の底面の略最高温度を検出することができる。被加熱物10の底面から放射された、被加熱物10の底面温度に基づく赤外線は、トッププレート1を通って入射し、外コイル2aと内コイル2bとの間の隙間を通って、赤外線センサ3により受光される。赤外線センサ3は、受光した赤外線を検出し、検出した赤外線量に基づいた赤外線検出信号35を出力する。
加熱コイル2の下方には、商用電源12から供給される交流電圧を直流電圧に変換する整流平滑部6と、整流平滑部6から直流電圧を供給されて高周波電流を生成し、生成した高周波電流を加熱コイル2に出力するインバータ回路7とが設けられる。また、商用電源
12と整流平滑部6との間に、商用電源12から整流平滑部6に流れる入力電流を検出するための入力電流検出部9が設けられている。
整流平滑部6は、ブリッジダイオードで構成される全波整流器61と、全波整流器61の出力端子間に接続された、チョークコイル62及び平滑コンデンサ63で構成されるローパスフィルタと、を有する。インバータ回路7は、スイッチング素子73(本実施の形態ではIGBT)と、スイッチング素子73と逆並列に接続されたダイオード72と、加熱コイル2に並列に接続された共振コンデンサ71と、を有する。インバータ回路7のスイッチング素子73がオン/オフすることによって、高周波電流が発生する。インバータ回路7と加熱コイル2は、高周波インバータを構成する。
本実施の形態の誘導加熱調理器は、さらに、インバータ回路7のスイッチング素子73のオン/オフを制御することによって、インバータ回路7から加熱コイル2に供給される高周波電流を制御する制御部8を有する。制御部8は、操作表示部4から送信される信号及び赤外線センサ3が検出した温度に基づいて、スイッチング素子73のオン/オフを制御する。
制御部8は、入力電力を積算する入力電力積算部81を含む。入力電力積算部81は、入力電流検出部9が検出した入力電流に基づいて、入力電力を積算する。例えば、入力電力積算部81は、予熱を開始してからの入力電力の積算値を算出する。
また、本実施の形態の誘導加熱調理器は、報知部13をさらに有する。報知部13は、例えば、電子音を出力するスピーカである。具体的には、報知部13は、予熱が完了したときに、予熱が完了したことを通知する電子音を出力する。
本実施の形態の誘導加熱調理器は、省電力表示部5をさらに有する。省電力表示部5は、加熱制御により消費した積算電力量が手動加熱制御により加熱した場合の積算電力量、あるいは赤外線センサ3以外の温度検知サーミスタによる加熱制御により加熱した場合の積算電力量よりも少なくなる場合に表示を行うものである。
図2に、省電力表示部の断面図を示す。省電力表示部5は省電力表示発光表示部51を有しており、省電力表示発光表示部51の下方には、省電力表示発光表示部51を照射するための省電力表示発光回路部光源52が設けられている。さらに省電力表示発光回路部光源52上方には導光体53を配しており、この導光体53は、上面に凸形状を形成した略透明のポリカーボネイトで成形されたものである。また、省電力表示発光回路部光源52は、緑色の発光色で、他の発光表示色とは異なる色とするとともに、省エネやエコを感じさせるグリーン色を用いている。省電力表示発光回路部光源52からの発光が導光体53上部に形成した凸形状により屈折し、いろいろな角度から光をみることができ、より省電力表示部の発光が使用者に認識されやすくなる。
図3に、トッププレート1の上面図を示す。トッププレート1の上面又は下面には、被加熱物10の載置場所を示す、少なくとも1つ(本実施の形態では、2つ)の加熱サークル11が加熱コイル直上に投影された位置に印刷により表示されている。加熱コイル2は、加熱サークル11の下方にそれぞれ配置される。加熱サークル11の手前側(使用者側)に、操作表示部4および省電力表示部5が設けられる。
操作表示部4は、動作モードを選択するためのメニュー選択部42bと、加熱コイル2の出力の大きさや焼き物などの目標温度を設定する設定部42c、42dと、加熱制御を開始および停止させる加熱制御切入設定部42aを有する操作部42と、選択した内容を表示する選択表示部43aと、加熱コイル2の出力の大きさや焼き物などの設定温度を使用者が識別するための文字などを表示する設定状態表示部43bを有する表示部43とで
構成されている。ここで動作モードとは、インバータ回路7の動作を、「加熱」、「焼き物」、「揚げ物」に適した設定にするモードのことで、「焼き物」、「揚げ物」モードは、赤外線センサ3の出力に基づいてインバータ回路の出力を制御する赤外線センサ動作モードであり、「加熱」モードは、赤外線センサ3の出力に基づかない赤外線センサ不動作モードである。
省電力表示部5は、発光手段の省電力表示発光回路部光源52による省電力表示発光表示部51と発光手段によらないトッププレート1の上面又は下面に省電力表示であることを表す「ECO」とうい印刷を施した省電力印刷表示部54により構成される。省電力表示発光表示部51は、省電力印刷表示部54の近傍に設けられ、省電力表示発光表示部51が発光表示したときに、使用者に視認しやすくなっている。
また、操作表示部4の操作部42と加熱サークル11との間に表示部43が設けられている。
省電力表示部5は、操作部42と加熱サークル11との間で、トッププレート1の製品略中央前部に設けられている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
操作表示部4は、複数の静電容量式のスイッチの加熱制御切入設定部42a〜設定部42dを含む。スイッチの加熱制御切入設定部42a〜設定部42dは、調理に関する指示を入力するためのスイッチであって、加熱サークル11の数に対応させて設けられている。
各スイッチの加熱制御切入設定部42a〜設定部42dには、それぞれ特定の機能が割り当てられている。例えば、スイッチの加熱制御切入設定部42aは、調理の開始及び終了を制御する機能が割り当てられた切/入スイッチで加熱制御切入設定部42aである。
スイッチのメニュー選択部42bは、「加熱」、「焼き物」、「揚げ物」の調理メニューに適した動作モードに切り換える機能が割り当てられたメニュースイッチであるメニュー選択部42bである。メニュースイッチのメニュー選択部42bを押下することによって、選択表示部43aが「加熱」、「焼き物」、「揚げ物」の順に文字やイラストが点滅し、動作モードの選択と表示が切り換えられる。このとき、赤外線センサの出力に基づいてインバータ回路の出力を制御する赤外線センサ動作モードである「焼き物」、「揚げ物」が選択表示されると同時に省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光され、現在の選択メニューが加熱制御により消費した積算電力量が手動加熱制御により加熱した場合の積算電力量、あるいは赤外線センサ3以外の温度検知サーミスタによる加熱制御により加熱した場合の積算電力量よりも少なくなる赤外線センサ3の出力に基づいてインバータ回路7の出力を制御する赤外線センサ動作モードであることを使用者にしらせる。赤外線センサ3の出力に基づかない赤外線センサ不動作モードである「加熱」が選択表示されると省電力表示部5の省電力表示発光表示部51は発光表示せず、現在の選択メニューが赤外線センサ不動作モードであり、省電力に寄与しないモードであることを使用者にしらせる。
「加熱」、「焼き物」、「揚げ物」の動作モードが選択されているときに、切/入スイッチの加熱制御切入設定部42aが操作されると、選択されている動作モードが決定され、決定された動作モードに対応する表示が点灯し、決定されなかった動作モードに対応する表示が消灯する。「焼き物」、「揚げ物」が選択決定されると省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されつづけ、使用加熱中も、現在の使用モードの加熱制御により消費した積算電力量が手動加熱
制御により加熱した場合の積算電力量、あるいは赤外線センサ3以外の温度検知サーミスタによる加熱制御により加熱した場合の積算電力量よりも少なくなる赤外線センサ3の出力に基づいてインバータ回路7の出力を制御する赤外線センサ動作モードであることを使用者にしらせる。
また、スイッチの設定部42cは、火力を上げる機能が割り当てられた火力設定スイッチである。スイッチの設定部42dは、火力を下げる機能が割り当てられた火力設定スイッチで設定部42c、42dである。「加熱」モードが設定されている場合、火力設定スイッチの設定部42c、42dによって、火力の設定が可能となり、設定状態表示部43bは、設定部42cを押すと火力表示の数字が大きくなり、設定部42dを押すと火力表示の数字が小さくなる。「焼き物」、「揚げ物」モードが設定されている場合、火力設定スイッチの設定部42c、42dによって、目標温度の設定が可能となり、設定状態表示部43bは、設定部42cを押すと目標温度表示の数字が大きくなり、設定部42dを押すと目標温度表示の数字が小さくなる。
制御部8は、スイッチの加熱制御切入設定部42a〜設定部42dが押下されたことを検知すると、押下されたスイッチに基づいて、インバータ回路7を制御して、加熱コイル2に供給する高周波電流を制御する。
図4(a)〜(c)に表示部の表示の一例を示す。具体的には、図4(a)〜(c)は、右側の加熱部の操作で、「焼き物」モードを選択・決定したときの例を示している。メニュースイッチのメニュー選択部42bが操作されて、「焼き物」モードが選択されているときは、「焼き物」と「目標温度「230」」の文字と数字が点滅し、省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光される。(図4(a))。この状態で、切/入スイッチの加熱制御切入設定部42aが操作されると、「焼き物」モードが決定され、予熱が開始される。このとき、「焼き物」の文字が点灯し、「目標温度「230」」の文字が点滅する。そして省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されつづける(図4(b))。予熱が完了すると、報知部13から予熱完了を通知する電子音を出力するとともに、「目標温度「230」」の文字が点灯にかわる。このときも省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されつづける。(図4(c))。
図5(a)〜(b)に表示部の表示の一例を示す。具体的には、図5(a)〜(b)は、右側の加熱部の操作で、「加熱」モードを選択・決定したときの例を示している。メニュースイッチのメニュー選択部42bが操作されて、「加熱」モードが選択されているときは、「加熱」の文字と数字が点滅し、省電力表示部5の省電力表示発光表示部51は、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されず点灯しない。(図5(a))。この状態で、切/入スイッチの加熱制御切入設定部42aが操作されると、「加熱」モードが決定され、加熱が開始される。このとき、「加熱」の文字が点灯し、設定状態表示部43bの加熱バー「保温」〜「5」の文字が点灯する。
図6に、赤外線センサ3の回路図を示す。赤外線センサ3は、フォトダイオード31と、オペアンプ32と、抵抗33、34とを有する。抵抗33、34の一端はフォトダイオード31に接続され、他端はオペアンプ32の出力端子及び反転出力端子にそれぞれ接続されている。フォトダイオード31は、トッププレート1を透過するおよそ3ミクロン以下の波長の赤外線が照射されると電流が流れるシリコン等で形成された受光素子である。フォトダイオード31により発生した電流は、オペアンプ32によって増幅され、被加熱物10の温度を示す赤外線検出信号35(電圧値Vに相当)として、制御部8に出力される。赤外線センサ3は、被加熱物10から放射される赤外線を受光するため、トッププレート1を介して温度を検出するサーミスタと比較して、熱応答性が良い。
図7は赤外線センサ3を用いない「加熱」モードと、赤外線センサ3を用いた赤外線センサ制御加熱である「焼き物」モードで、フライパンを加熱してホットケーキを3枚連続焼きした際の、加熱により消費した積算電力量を示すグラフである。どちらの加熱もフライパンは同じものを用い、ホットケーキ生地は、3枚分をホットケーキミックス150gと卵1個と牛乳100ccで生地を同じ分量でつくり、調理を行った。目安として、ホットケーキミックスに記載の表約3分裏返して約3分の焼き時間と、ホットケーキを皿に取り出して新しい生地をフライパンに流す時間約30秒、予熱時間約1.5〜2分と考えると、調理時間は約21分程度であり、妥当な調理を行った結果であることがわかる。
グラフ1は、赤外線センサの出力に基づかない赤外線センサ不動作モードである「加熱」を用いて一定の加熱出力でフライパンを加熱し、ホットケーキを1枚ずつ3回連続してつくったときの結果である。もちろんこの「加熱」では、省電力表示部5の省電力表示発光表示部51は、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されず点灯しない。結果、調理終了までに消費した積算電力量215Whであった。
また、グラフ2は、赤外線センサの出力に基づいてインバータ回路の出力を制御する赤外線センサ動作モードである「焼き物」目標温度「150」でフライパンを加熱し、ホットケーキを1枚ずつ3回連続してつくったときの結果である。もちろんこの「焼き物」では、省電力表示部5の省電力表示発光表示部51は、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されている。結果、調理終了までに消費した積算電力量194Whであった。
この結果より、赤外線センサ動作モードの赤外線センサ加熱制御「焼き物」により消費した積算電力量が赤外線センサ不動作モードの手動の「加熱」により消費した積算電力量よりも少なくなることがわかる。
図8は赤外線センサ3を用いない温度検知サーミスタを用いた場合と、赤外線センサ3を用いた赤外線センサ制御加熱である「揚げ物」モードで、油200gを目標温度180度になるよう加熱制御した際の油の温度と加熱入力を示すグラフ3である。どちらの加熱も天ぷら鍋は同じものを用い、油はサラダ油を用いている。もちろんこの赤外線センサ3を用いた「揚げ物」モードでは、省電力表示部5の省電力表示発光表示部51は、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されている。結果、赤外線センサ3を用いた「揚げ物」モードで180度油温度到達までに消費した積算電力量53.4Whであった。一方の赤外線センサ3を用いない温度検知サーミスタを用い180度油温度到達までに消費した積算電力量65.4Whであった。これは、赤外線センサ3が直接鍋底の温度を検知し油の温度に近い温度を検知できるため、加熱入力を最初から高入力を行うことができるのに対し、温度検知サーミスタを用いた制御では、鍋底の温度がトッププレート1を介して熱伝導により温度検知されるため、油の温度とはずれが生じるため、加熱入力を絞って鍋底と油の温度のずれを補う必要があり、加熱時間が赤外線センサ3よりも長くなり、その分、鍋や油の放熱が多くなり、放熱分を補うための加熱が必要となり、電力を多く使う結果となる。
この結果より、赤外線センサ動作モードの赤外線センサ加熱制御「揚げ物」により消費した積算電力量が赤外線センサ3を用いない温度検知サーミスタにより消費した積算電力量よりも少なくなることがわかる。
以上のように、本実施の形態においては、熱応答性の良い赤外線センサ3によって、被加熱物10の温度を検出しているため、被加熱物10の実際の温度を正確に検出することができ、赤外線センサ動作モードの加熱制御により消費した積算電力量が手動加熱制御により加熱した場合の積算電力量、あるいは赤外線センサ以外の温度検知サーミスタによる加熱制御により加熱した場合の積算電力量により消費した積算電力量よりも少なくすることができる。
また、赤外線センサ3を加熱コイル2の巻線の半径方向の途中、すなわち、外コイル2aと内コイル2bとの間に設けて、加熱コイル2による高周波磁界が強い位置で、外コイル2aと内コイル2bとの巻線間の上部に位置する被加熱物10の底面部分を測定している。これにより、被加熱物10の最高温度に近い高温の温度を測定することができる。これにより、被加熱物10の高温部分に対する検知感度がより高い状態で、加熱コイル2への電力供給を制御することができるため、過加熱を防止することができる。
そして、赤外線センサ動作モードによる加熱時に、発光手段により省電力表示部の発光表示を行うようにすることで、使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができる。
また、調理するために鍋を加熱部に置いても、省電力表示部が加熱コイル直上に投影された加熱サークルの範囲以外に配されていることで、省電力表示部が隠れることがなく、視認性、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
さらに、加熱前の赤外線センサ動作モード選択時に省電力表示部の発光表示を行うことで、使用者が選択したモードで加熱調理を始める前に、使用者が選んだモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
また、省電力表示部は発光手段による発光表示部と発光手段によらない印刷表示部により構成することで、省電力表示部が発光しなくても、印刷表示部を使用者が確認することで、使用している機器が省電力効果がある機能を有することを認識できるとともに、省電力表示部の発光表示部が発光した際、使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
さらに、省電力表示部の発光手段による発光色を、他の発光色とは異なる緑色としたことで、選択モード発光表示や状態表示発光表示が白色や赤色で発光しても、省電力表示部の発光手段による発光色は、他の発光色とは異なる色であるため、一目で使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
また、省電力表示部の発光手段は、発光を行う発光回路部と発光回路部上方に設けた導光体により構成され、前記導光体に凸形状を形成することで、省電力表示部の発光が導光体の凸形状により屈折し、より省電力表示部の発光が使用者に認識されやすくなり、他の選択モード発光表示や状態表示発光表示の発光と光が異なるため一目で使用者が、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
さらに、省電力表示部をトッププレートの製品略中央前部に配することで、調理するた
めに鍋を加熱部に置いても、省電力表示部がトッププレートの製品略中央前部にあることで、省電力表示部が隠れることがなく、また、トッププレートに表示したことで、使用者が立ち位置から見やすく、選択したモードが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
(実施の形態2)
図9は、本発明における第2の実施の形態における誘導加熱調理器の上面図である。
実施の形態1と異なる点は載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイル2が左右2箇所に複数配された誘導加熱調理器において、トッププレート1の前部にそれぞれの加熱コイル2の位置を表す省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が独立して2箇所設けられており、それぞれ、発光時にトッププレート1の上面又は下面に印刷された「左」「右」の文字が発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光される構成を設けた点である。
これにより、右の加熱部で、「焼き物」、「揚げ物」が選択表示されると同時に省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により「右」の文字が投光され、現在の左加熱部の選択メニューが加熱制御により消費した積算電力量が手動加熱制御により加熱した場合の積算電力量、あるいは赤外線センサ3以外の温度検知サーミスタによる加熱制御により加熱した場合の積算電力量よりも少なくなる赤外線センサ3の出力に基づいてインバータ回路7の出力を制御する赤外線センサ動作モードであることを使用者にしらせる。左の加熱部で、「加熱」が選択表示されると省電力表示部5の省電力表示発光表示部51は「左」の文字を発光表示せず、現在の選択メニューが赤外線センサ不動作モードであり、省電力に寄与しないモードであることを使用者にしらせる。
図10(a)〜(c)に表示部の表示の一例を示す。具体的には、図10(a)〜(c)は、右側の加熱部の操作で、「焼き物」モードを選択・決定したときの例を示している。メニュースイッチのメニュー選択部42bが操作されて、「焼き物」モードが選択されているときは、「焼き物」と「目標温度「230」」の文字と数字が点滅し、省電力表示部5の省電力表示発光表示部51の「右」の文字が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光される。(図10(a))。この状態で、切/入スイッチの加熱制御切入設定部42aが操作されると、「焼き物」モードが決定され、予熱が開始される。このとき、「焼き物」の文字が点灯し、「目標温度「230」」の文字が点滅する。そして省電力表示部5の省電力表示発光表示部51の「右」の文字が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されつづける(図10(b))。予熱が完了すると、報知部13から予熱完了を通知する電子音を出力するとともに、「目標温度「230」」の文字が点灯にかわる。このときも省電力表示部5の省電力表示発光表示部51の「右」の文字が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されつづける。(図10(c))。
以上のように、本実施の形態においては、トッププレート1の前部にそれぞれの加熱コイル2の位置を表す省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が独立して2箇所設けられており、それぞれ、発光時にトッププレート1の上面又は下面に印刷された「左」「右」の文字が発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されることで、現在使用している加熱部が省電力効果がある機能を使用しているか否かを認識でき、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
(実施の形態3)
図11は、本発明における第3の実施の形態における誘導加熱調理器の上面図である。
実施の形態1と異なる点は載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイル2が左右2箇所に複数配された誘導加熱調理器において、トッププレート1のそれぞれの加熱コイル2前方に、加熱コイル2と同じ数の左右の省電力表示部5を設けた点である。
これにより、右の加熱部で、「焼き物」、「揚げ物」が選択表示されると同時に右の省電力表示部5の右の省電力表示発光表示部51が、右の発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光され、現在の右加熱部の選択メニューが加熱制御により消費した積算電力量が手動加熱制御により加熱した場合の積算電力量、あるいは赤外線センサ3以外の温度検知サーミスタによる加熱制御により加熱した場合の積算電力量よりも少なくなる赤外線センサ3の出力に基づいてインバータ回路7の出力を制御する赤外線センサ動作モードであることを使用者にしらせる。左の加熱部で、「加熱」が選択表示されると左の省電力表示部5の左の省電力表示発光表示部51は発光表示せず、現在の選択メニューが赤外線センサ不動作モードであり、省電力に寄与しないモードであることを使用者にしらせる。
図12(a)〜(c)に表示部の表示の一例を示す。具体的には、図12(a)〜(c)は、右側の加熱部の操作で、「焼き物」モードを選択・決定したときの例を示している。メニュースイッチのメニュー選択部42bが操作されて、「焼き物」モードが選択されているときは、「焼き物」と「目標温度「230」」の文字と数字が点滅し、省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光される。(図12(a))。この状態で、切/入スイッチの加熱制御切入設定部42aが操作されると、「焼き物」モードが決定され、予熱が開始される。このとき、「焼き物」の文字が点灯し、「目標温度「230」」の文字が点滅する。そして省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されつづける(図12(b))。予熱が完了すると、報知部13から予熱完了を通知する電子音を出力するとともに、「目標温度「230」」の文字が点灯にかわる。このときも省電力表示部5の省電力表示発光表示部51が、発光手段の省電力表示発光回路部光源52により投光されつづける。(図12(c))。
以上のように、本実施の形態においては、トッププレートのそれぞれの加熱コイル前方に、加熱コイルと同じ数の左右の省電力表示部を設けることで、使用者が、現在使用している加熱部が省電力効果がある機能を使用しているか否かを、各加熱部と一対で認識でき、より視認性を向上することができ、使用性を向上させることができるとともに、省電力による環境貢献を促進することができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、使用者が、選択したメニューが省電力効果がある機能であることを認識でき、使用者が省電力効果がある機能を優先して使うことを促すことができ、使用性を向上させることができるため、ビルトインタイプ、卓上タイプ、据え置きタイプの誘導加熱調理器にも適用できる。
1 トッププレート
2 加熱コイル
2a外コイル
2b内コイル
3 赤外線センサ
4 操作表示部
5 省電力表示部
6 整流平滑部
7 インバータ回路
8 制御部
9 入力電流検出部
10 被加熱物
11 加熱サークル
12 商用電源
13 報知部
31 フォトダイオード
32 オペアンプ
33、34 抵抗
41 操作表示発光回路部光源
42 操作部
42a 加熱制御切入設定部
42b メニュー選択部
42c、42d 設定部
43 表示部
43a 選択表示部
43b 設定状態表示部
51 省電力表示発光表示部
52 省電力表示発光回路部光源
53 導光体
54 省電力印刷表示部
61 全波整流器
62 チョークコイル
63 平滑コンデンサ
71 共振コンデンサ
72 ダイオード
73 スイッチング素子
81 入力電力積算部

Claims (8)

  1. 赤外線が透過する材料で形成されたトッププレートと、高周波電流を供給されることによって、前記トッププレート上に載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の動作モードを設定し表示するための発光手段を有する操作表示部と、前記調理容器の底面から放射され、前記トッププレートを透過した赤外線を検出する赤外線センサと、前記赤外線センサの出力に基づいて、前記インバータ回路の出力を制御する制御部と、加熱コイル直上に投影された加熱サークルの範囲以外に配され、前記操作表示部にて選択されている動作モードが省電力の効果があるモードであることを使用者に認識させるための表示を行う省電力表示部と、を備え、前記操作表示部は、前記赤外線センサの出力に基づいてインバータ回路の出力を制御する赤外線センサ動作モードと前記赤外線センサの出力に基づかない赤外線センサ不動作モードを選択するための選択部と、選択した内容を表示する選択表示部とを有し、前記赤外線センサ動作モードによる加熱時に、発光手段により省電力表示部の発光表示を行うことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 加熱前の赤外線センサ動作モード選択時に省電力表示部の発光表示を行うことを特徴とした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 省電力表示部は発光手段による発光表示部と発光手段によらない印刷表示部により構成された請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 省電力表示部の発光手段による発光色は、他の発光色とは異なる色とした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  5. 省電力表示部の発光手段は、発光を行う発光回路部と発光回路部上方に設けた導光体により構成され、前記導光体の、一部もしくは全体に凸形状を形成するものとした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  6. 省電力表示部をトッププレートの製品略中央前部に配した請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  7. 載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルが複数配された誘導加熱調理器において、トッププレートの前部にそれぞれの前記加熱コイルの位置を表す省電力表示部を設けた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  8. 載置された調理容器を誘導加熱する加熱コイルが複数配された誘導加熱調理器において、トッププレートのそれぞれの前記加熱コイル前方に、前記加熱コイルと同じ数の省電力表示部を設けた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
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