JP5639161B2 - 手振れ補正ユニット - Google Patents
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Description
レンズ鏡筒内に固設される非磁性体からなる固定部材と、
光軸方向から見て前記固定部材に対向するように配置され、補正レンズを支持する非磁性体からなるリング状の可動部材と、
前記可動部材を、前記補正レンズの光軸と直交する平面内で移動可能に支持する支持手段と、
前記固定部材に設けられた複数個の長円形状の偏平な空芯コイル、及び前記可動部材の、前記空芯コイルに対応する位置に設けられた複数個の磁気回路部によって構成された、前記可動部材を前記補正レンズの光軸と直交する平面内で移動させる可動磁石形ボイスコイルモータと、
前記ボイスコイルモータの移動方向及び移動量を制御する制御手段と
を備えた手振れ補正ユニットであって、
前記空芯コイルは、前記固定部材の前記光軸方向と直交する面内で、前記光軸を中心とする円周上に、長手方向が接線方向と一致するように配置され、
前記磁気回路部は、前記可動部材に固定された強磁性体からなる平板状ヨークと、このヨークに固着されかつ前記各空芯コイルと異極性の一対の磁極が対向するように固設された複数個の平板状の永久磁石とを含み、
前記支持手段は、前記可動部材と前記固定部材との間に磁気吸引力が作用するように前記可動部材及び前記固定部材にそれぞれ複数設けられた永久磁石と、前記可動部材に設けられた複数の永久磁石と前記固定部材に設けられた複数の永久磁石との間に挟持される強磁性体からなる複数の転動体と、前記可動部材及び前記固定部材の前記永久磁石に対応する位置に設けられた前記転動体の一部を収容する収容部とからなるとともに、前記収容部において前記転動体は前記可動部材及び前記固定部材の底面に当接することを特徴とする。
本発明の手振れ補正ユニットを備えたデジタル一眼レフカメラ(以下単に「カメラ」という)の一例を図1に示す。カメラ100は、ボディー110と、レンズ鏡筒114とを備えており、前記ボディー110は、レンズ鏡筒114によって結像した被写体の光学像を、光学フィルタ112を介して検出するCCD等の固体撮像素子111を含み、前記レンズ鏡筒114は、収差補正効果を得るために負のレンズ群と正のレンズ群を交互に組合せた複数のレンズ群(第1レンズ群115a、第2レンズ群115b、第3レンズ群115c及び第4レンズ群115d)、及び絞り部(図示せず)を有する。本発明の手振れ補正ユニット10は、前記レンズ鏡筒114の第3レンズ群115cに設けられている。
(1)全体構成
図2〜図4は手振れ補正ユニットの一例を示す。手振れ補正ユニット10は、補正レンズ11を有する可動部材1と、可動部材1をレンズ鏡筒120(図1参照)内に保持するための固定部材2と、可動部材1を光軸に対して垂直な面内で駆動する可動磁石型ボイスコイルモータ(以下単に「ボイスコイルモータ」という。)3と、非撮像時に補正レンズ11を光軸と一致する位置に静止しておく係止機構部4とを備えている。
可動部材1は、補正レンズ11と、その補正レンズ11の外周縁を保持しかつフランジ部121を有する非磁性体からなるリング状の可動枠12(図5を参照)とを含む。固定部材2は、図6に示すように、可動枠12の一部を受容しかつフランジ部211を有する非磁性体からなるリング状の固定枠A21と、配線基板22を含む。前記配線基板22はフレキシブル配線基板(FPC)であるのが好ましい。可動部材1は、光軸方向(Z軸方向)に対して垂直な平面(XY平面)において任意の方向に移動可能な状態で、非磁性体からなるリング状の固定部材2に支持されている。可動部材1と固定部材2とは、例えばそれらの間に介装する複数の転動体13a,13b,13cを含む支持手段により支持されるのが好ましい。このような方法によって支持することにより、可動部材1と固定部材2との間の摺動(摩擦)抵抗が低減され、微小な手振れを精度良く補正することが可能となる。
可動枠12は、図5(b)に示すように、補正レンズ11を支持するリング部120及びフランジ部121を有する。フランジ部121には、円周方向に沿って等角度間隔(120°)に磁気回路保持部123a,123b,123cが形成されているとともに、各磁気回路保持部123a,123b,123cの中間には、鋼球の一部を挿入可能な第2収容部122a,122b,122cが形成されている。フランジ部121の、固定枠A21と対向する面とは反対側の面には、図5(a)に示すように、前記第2収容部122a,122b,122cに対応する位置に、円板状の吸引用バックヨーク126a,126b,126c及び第2吸引磁石125a,125b,125c(図4を参照)を保持するための保持溝124a,124b,124cが形成されている。また磁気回路保持部123a,123b,123cには、後述の係止ピンを受取るための係止溝128a,128b,128cを有する係止部127a,127b,127cが形成されている。
固定枠A21は、図6(a)に示すように、可動枠12のリング部120が差し込まれるリング部210と、可動枠12と対向する面に鋼球の一部を受取る第1収容部212a,212b,212cが形成されたフランジ部211を有する。固定枠A21のフランジ部211の可動枠12と対向する面と反対側の面には、図6(b)に示すように、円柱状の第1吸引磁石214a,214b,214c(図4を参照)を保持する保持孔213a,213b,213cが形成されている。
固定枠B41は、図7(a)に示すように、第4レンズ群(図示せず)を案内するためのリング部410と、固定部412a,412b,412cが形成されたフランジ部411とを有する。フランジ部411の可動枠12と対向する側には、図7(b)に示すように、磁気シールド板414(図3を参照)を保持する保持溝413が形成されている。
係止可動枠42は、図8(a)に示すように、円周方向に沿って等角度間隔で円弧溝420a,420b,420cを有するとともに、係止用バックヨーク423及び係止用磁石424(図4を参照)を保持する保持孔422を有する保持部421を有する。係止可動枠42の可動枠12と対向する側には、図8(b)に示すように、前述した係止孔128a,128b,128c(図5(a)を参照)に嵌合される係止ピン425a,425b,425cが形成されている。
本実施の形態は、転動体13a,13b,13c(図2を参照)を可動枠12及び固定枠A21に設けた収容部に挟み付けた状態で保持した機構の支持手段を有する。前記収容部には永久磁石を設け、転動体13a,13b,13cとして鋼球等の強磁性体からなる球体を使用することにより、これらの鋼球に磁気吸引力を作用させて保持する。また可動枠12及び固定枠A21の少なくとも転動体と接する部分を、自己潤滑性を有する材料(例えばPOMのようなエンジニアリングプラスチック)で形成することにより、転動体をより円滑に摺動させることができる。
補正レンズ11を駆動するボイスコイルモータ3は可動磁石型なので、モータの運動により配線を引き回すことがなく、コイルの断線を防止することができる。この可動磁石型ボイスコイルモータ3は、図2〜図4に示すように、固定部材2側に固設された偏平コイル310a,310b,310cを含むコイル部31と、可動部材1側に固設された永久磁石321a,321b,321c及びヨーク320a,320b,320cを含む磁気回路部32とを有する。各永久磁石321a,321b,321cは、円周方向の長さが半径方向の幅よりも大であってかつ偏平コイルの円周方向の有効長さと一致し、さらに光軸方向に磁化された一対の異極性の磁極が半径方向に沿って並ぶように設置されている。各永久磁石321a,321b,321cをこのように設置することで、光軸と垂直な平面で各ボイスコイルモータ3に半径方向の推力が発生し、各推力を合成することにより光軸と垂直な平面で任意の方向に補正レンズ11を駆動させることが可能となる。本実施の形態においては、3つの偏平コイルを等角度間隔(120°)で基準円に外接するように配置してボイスコイルモータを構成しているが、本発明においては、角度間隔が少なくとも90°となるように配置するのが好ましい。例えば3つの偏平コイルの2つを90°の角度間隔で配置し、残りの1つを前記2つの偏平コイルから135°の角度間隔で配置してボイスコイルモータを構成しても良い。また、偏平コイルを4つ以上設けても良い。
コイル部31を構成する偏平コイル310a,310b,310cは、光軸方向から見て長円形状(レーストラック状)に巻回された偏平な空芯コイルであり、配線基板22を介して固定部材2の一方の面、すなわち可動枠12と対向する側の面に、円周方向に沿って等角度間隔(120°間隔)で設置されている。各偏平コイル310a,310b,310c又は各永久磁石321a,321b,321cの近傍には位置検出手段として、例えば後述の磁界検出素子(ホール素子等)が設けられている。本実施の形態では、図3に示すように、配線基板22の偏平コイル310a,310b,310cが設置されている面とは反対側の面の、コイルの空芯部に対応する位置にホール素子610a,610b,610cが設置されている。
磁気回路部32は、可動枠12のフランジ部121の複数箇所(本実施の形態では3箇所)に形成された磁気回路保持部123a,123b,123cに固設され、複数(本実施の形態では3個)の偏平コイル310a,310b,310cと対向する位置に設けられた複数の(偏平コイルと同数の)永久磁石321a,321b,321cと、前記永久磁石321a,321b,321cの偏平コイル310a,310b,310cと反対側の面に設けられた平板状のヨーク320a,320b,320cとを含む。磁気回路部32によって発生した、偏平コイル310a,310b,310cと鎖交する磁界により補正レンズ11を駆動することができる。これらの永久磁石321a,321b,321cはいずれも厚さ方向(光軸方向)に磁化され、偏平コイル310a,310b,310cと対向する側の面に極性の異なる一対の磁極が存在し、かつ磁極の境界(磁化中立線)が可動部材1の中心軸(光軸と一致)を中心とする円の接線方向を向くように配置されている。従って永久磁石321a,321b,321cから発生する磁束と鎖交して推力の発生に寄与するコイルの有効導体部は、コイルの直線部(図9にハッチングで示した部分)となるように構成されている。これらの永久磁石321a,321b,321cは、低い駆動電流で大きな推力を得るために、光軸を中心とする円の接線方向の長さLmを、偏平コイル310a,310b,310cの半径方向の幅W1よりも大きく設定するのが好ましく、特にLm/W1が1.5〜2.0の範囲にあるのが好ましい。
係止機構部4は、固定枠B41及び可動枠12を所定位置に保持(係止)しておく係止可動枠42からなり、前記係止可動枠42を回動させるための係止用ボイスコイルモータ(以下単に「係止用ボイスコイルモータ」という。)40を備えている。係止用ボイスコイルモータ40は、配線基板43を介して固定枠B41に固定された係止コイル415(偏平な空芯コイル)、係止用吸引ヨーク416及び固定枠B41の係止コイル415と反対側の面に固定された磁気シールド板414と、係止可動枠42に設けられ、厚さ方向に磁化された係止用磁石424及び係止用バックヨーク423を備えている。係止コイル415に駆動電流を供給することにより、係止用バックヨーク423付係止用磁石424を駆動し、係止可動枠42を所定方向に回転させて可動枠12に嵌合させ、補正レンズ11をその中心が鏡筒の光軸と一致する位置で固定することができる。係止機構部4は、無通電で補正レンズ11を固定(光軸と同軸状態)した状態に保持することができる。なお、係止可動枠42の回転範囲は、固定枠B41に磁性ピン等の規制部材(図示せず)を設けることにより設定することができる。前記配線基板43はフレキシブル配線基板(FPC)であるのが好ましい。
本発明においては、図10(a)に示すように、ボイスコイルモータ3の磁気回路部32の磁力により、補正レンズ11を含む可動枠12(図示せず)の位置情報を検出してその検出信号を電圧として出力する位置検出手段(レンズ位置検出部61)が固定部材2の配線基板22に設置されている。本実施の形態では、配線基板22の偏平コイル310aが設置されている第1の面221とは反対側の第2の面222の、各偏平コイル310aの空芯部に対応する位置にホール素子610aが設置されている。磁気回路部32を半径方向に移動させた時のホール素子610aで検出する光軸方向の磁束密度は、例えば図15に示すような正弦波状となるので、補正レンズ11の最大移動量(1 mm程度)よりも狭い範囲においては磁束密度が線形的に変化する。
上記の各ボイスコイルモータを構成する永久磁石321a,321b,321cとしては、公知の永久磁石(例えば希土類磁石)を使用することができるが、偏平コイル310a,310b.310cに供給する駆動電流(直流電流)を低減しかつ高推力を得るために、RFeB系永久磁石(RはYを含む希土類元素から選ばれた少なくとも一種で、Ndを必ず含む)を使用するのが好ましく、特に45 MGOe以上の最大エネルギー積を有するNd-Fe-B系異方性焼結磁石を使用するのが好ましい。
手振れ補正動作は、例えば図16に示す制御アルゴリズムで実行する。ジャイロセンサを含む振れ量検出部5で検出した手振れ量(例えば、カメラ本体の揺れの角速度)は振れ量演算部62で手振れ角度に変換され、レンズ位置情報(レンズ位置情報検出部61)とシャッター及びモードスイッチ情報(シャッタースイッチ/モードスイッチ64)とから撮影モード判別部63で判別した撮影モードの情報とともに補正量演算部65へ送られ、これらの情報を元に補正量演算部65で算出された手振れ補正量(補正レンズ11の移動量)が電圧信号としてボイスコイルモータ駆動回路7へ出力される。この補正量に応じて補正レンズ11(図2参照)を駆動することにより、手振れにより変動した入射光軸(図1のZ'軸方向)をZ軸方向に偏移し、画像のずれが補正されて、手振れが抑制された光学像を得ることができる。
図9は、配線基板22に設けられた偏平コイル310a,310b,310cと、可動枠(図示せず)に設けられたヨーク320a,320b,320c及び永久磁石321a,321b,321cからなる磁気回路部32との関係を模式的に示す。可動磁石型ボイスコイルモータ3の偏平コイル310a,310b,310cに給電すると、フレミングの左手則により、各磁気回路部32には、光軸方向と垂直な平面(XY平面)において、各電流量に応じて半径方向の推力Fa1、Fb1、Fc1が発生する。各偏平コイルのうち永久磁石の磁束と鎖交する部分(図9にハッチングで示した部分)の巻線が推力に寄与する有効導体部である。各コイルに供給する電流を調整することにより、光軸に対して垂直な平面において、任意の方向に推力を発生させることができる。
Fx=Fa1・cosθ1+Fb1+Fc1・cosθ2、
Y方向の推力Fyは、
Fy=Fa1・sinθ1+Fc1・sinθ2、
となる。従って、可動枠をX方向及びY方向にそれぞれFx及びFyの推力で移動させることができる。
図18に示すように、レンズ鏡筒114の内部には、補正レンズ11を駆動する補正用ボイスコイルモータ3とともに、補正レンズ11の位置を検出するホール素子610a,610b,610cが配設されている。各ホール素子610a,610b,610cは、補正レンズ11の位置を電圧信号として出力する位置信号処理回路611a,611b,611cを介してAD変換器(ADC)612a,612b,612cに接続されている。ここで、ホール素子610a,610b,610cの感度中心が磁極境界(極性が反転する位置)に位置する場合、ホール素子610a,610b,610cからの出力電圧はゼロとなるが、補正レンズ11を有する可動部材1が駆動され、可動部材1に設けた磁気回路部32に対してホール素子610a,610b,610cの相対位置がX方向及び/又はY方向に移動すると、移動量に応じてホール素子610a,610b,610cにおける磁束密度が変化し、その磁束密度に比例して出力電圧を位置信号として出力する。
Claims (6)
- レンズ鏡筒内に固設される非磁性体からなる固定部材と、
光軸方向から見て前記固定部材に対向するように配置され、補正レンズを支持する非磁性体からなるリング状の可動部材と、
前記可動部材を、前記補正レンズの光軸と直交する平面内で移動可能に支持する支持手段と、
前記固定部材に設けられた複数個の長円形状の偏平な空芯コイル、及び前記可動部材の、前記空芯コイルに対応する位置に設けられた複数個の磁気回路部によって構成された、前記可動部材を前記補正レンズの光軸と直交する平面内で移動させる可動磁石形ボイスコイルモータと、
前記ボイスコイルモータの移動方向及び移動量を制御する制御手段と
を備えた手振れ補正ユニットであって、
前記空芯コイルは、前記固定部材の前記光軸方向と直交する面内で、前記光軸を中心とする円周上に、長手方向が接線方向と一致するように配置され、
前記磁気回路部は、前記可動部材に固定された強磁性体からなる平板状ヨークと、このヨークに固着されかつ前記各空芯コイルと異極性の一対の磁極が対向するように固設された複数個の平板状の永久磁石とを含み、
前記支持手段は、前記可動部材と前記固定部材との間に磁気吸引力が作用するように前記可動部材及び前記固定部材にそれぞれ複数設けられた永久磁石と、前記可動部材に設けられた複数の永久磁石と前記固定部材に設けられた複数の永久磁石との間に挟持される強磁性体からなる複数の転動体と、前記可動部材及び前記固定部材の前記永久磁石に対応する位置に設けられた前記転動体の一部を収容する収容部とからなるとともに、前記収容部において前記転動体は前記可動部材及び前記固定部材の底面に当接することを特徴とする手振れ補正ユニット。 - 請求項1に記載の手振れ補正ユニットにおいて、前記可動部材に設けられた複数の永久磁石の、前記固定部材と対向する側と反対側に吸引用バックヨークが設けられていることを特徴とする手振れ補正ユニット。
- 請求項1又は2に記載の手振れ補正ユニットにおいて、前記固定部材に設けられた複数の永久磁石の、前記可動部材と対向する側と反対側に吸引用バックヨークが設けられていることを特徴とする手振れ補正ユニット。
- 請求項2又は3に記載の手振れ補正ユニットにおいて、前記吸引用バックヨークの外径が、前記対応する複数の永久磁石の外径よりも大きいことを特徴とする手振れ補正ユニット。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の手振れ補正ユニットにおいて、前記磁気回路部を形成する前記平板状の永久磁石は、前記光軸を中心とする円周上に、磁気的中立線が接線方向と一致するように配置されていることを特徴とする手振れ補正ユニット。
- レンズ鏡筒内に固設される非磁性体からなる固定部材と、
光軸方向から見て前記固定部材に対向するように配置され、補正レンズを支持する非磁性体からなるリング状の可動部材と、
前記可動部材を、前記補正レンズの光軸と直交する平面内で移動可能に支持する支持手段と、
前記固定部材に設けられた複数個の長円形状の偏平な空芯コイル、及び前記可動部材の、前記空芯コイルに対応する位置に設けられた複数個の磁気回路部によって構成された、前記可動部材を前記補正レンズの光軸と直交する平面内で移動させる可動磁石形ボイスコイルモータと、
前記ボイスコイルモータの移動方向及び移動量を制御する制御手段と
を備えた手振れ補正ユニットであって、
前記空芯コイルは、前記固定部材の前記光軸方向と直交する面内で、前記光軸を中心とする円周上に、長手方向が接線方向と一致するように配置され、
前記磁気回路部は、前記可動部材に固定された強磁性体からなる平板状ヨークと、このヨークに固着されかつ前記各空芯コイルと異極性の一対の磁極が対向するように固設された複数個の平板状の永久磁石とを含み、
前記磁気回路部は、前記可動部材に固定された強磁性体からなる平板状ヨークと、このヨークに固着されかつ前記各空芯コイルと異極性の一対の磁極が対向するように固設された複数個の平板状の永久磁石とを含み、
前記支持手段は、前記可動部材と前記固定部材との間に磁気吸引力が作用するように前記可動部材及び前記固定部材の一方に複数設けられた永久磁石と、前記可動部材及び前記固定部材の他方に複数設けられた強磁性体からなるヨークと、前記可動部材又は前記固定部材に設けられた複数の永久磁石と前記固定部材又は前記可動部材に設けられた複数のヨークとの間に挟持される強磁性体からなる複数の転動体と、前記可動部材及び前記固定部材の前記永久磁石又は前記ヨークに対応する位置に設けられた前記転動体の一部を収容する収容部とからなるとともに、前記収容部において前記転動体は前記可動部材及び前記固定部材の底面に当接することを特徴とする手振れ補正ユニット。
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