JP7118826B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、フレキシブルプリント基板上に位置検出素子を備えた撮像装置等の電子機器に関する。
従来、撮影の際に生じる像振れを補正する像振れ補正装置を備えた撮像装置が知られている。このような像振れ補正装置は、像振れ補正のための可動部材の位置を検出するための位置検出素子(ホール素子)を有する。例えば、特許文献1には、ホール素子とコイルとを近接して配置した小型の像振れ補正装置が開示されている。
特開2007-121518号公報
ところで、コイルをフレキシブルプリント基板のホール素子配線上に配置すると、コイルとホール素子配線との間の距離が近くなる。このため、ホール素子の配線信号がコイル通電時に磁界の影響(クロストーク)を受けやすく、位置検出誤差が生じる可能性がある。この点、特許文献1に開示された像振れ補正装置は、コイルとホール素子配線との間のクロストークによる位置検出誤差を補正するため、位置信号に加えて疑似クロストーク信号を出力し、補正位置信号を演算することで像振れ補正を行う。
しかしながら、特許文献1に開示された像振れ補正装置では、疑似クロストーク信号を出力するためにフィルタ回路を設ける必要がある。その結果、演算処理が複雑化するとともに、装置が大型化してコストが高くなる。
そこで本発明は、簡易な演算処理でクロストークを軽減することが可能な小型で安価な電子機器を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての電子機器は、可動部と、前記可動部を変位可能に保持する保持部とを有する電子機器であって、前記可動部は、フレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に搭載された位置検出素子と、前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続して固定されるコイルとを有し、前記保持部は、前記フレキシブルプリント基板と電気的に接続し、前記可動部の位置を制御する制御部を有し、前記フレキシブルプリント基板の前記コイルの内周部には開口が形成されており、前記位置検出素子は、前記開口から露出している。
本発明の他の側面としての電子機器は、可動部と、前記可動部を変位可能に保持する保持部とを有する電子機器であって、前記可動部は、フレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に搭載された位置検出素子と、前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続して固定されるコイルとを有し、前記保持部は、前記フレキシブルプリント基板と電気的に接続し、前記可動部の位置を制御する制御部を有し、前記フレキシブルプリント基板は、前記位置検出素子および前記位置検出素子の周囲に配置された前記コイルを搭載するベース部と、前記位置検出素子から延びた配線が通過する配線部と、前記ベース部と前記配線部との間に配置されたスペーサ部とを有し、前記ベース部の前記コイルが搭載された面の垂直方向から見た場合に、前記コイルと前記配線部とが重なる領域を含む領域に、前記スペーサ部が配置され、前記垂直方向から見た場合に、前記スペーサ部は、前記コイルを搭載した前記ベース部と、前記配線部と、の間に配置されている
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、簡易な演算処理でクロストークを軽減することが可能な安価な電子機器を提供することができる。
各実施形態における撮像装置の外観斜視図である。 各実施形態における撮像装置の分解斜視図である。 第一の実施形態におけるフレキシブルプリント基板の説明図である。 第一の実施形態におけるフレキシブルプリント基板の説明図である。 第一の実施形態におけるフレキシブルプリント基板およびセンサホルダの説明図である。 第二の実施形態におけるフレキシブルプリント基板の説明図である。 第三の実施形態におけるフレキシブルプリント基板の説明図である。 第三の実施形態におけるフレキシブルプリント基板の説明図である。 第三の実施形態におけるフレキシブルプリント基板の拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお各実施形態の撮像装置は、レンズ装置とカメラ本体とが一体的に構成された撮像装置(コンパクトタイプのデジタルカメラ)である。ただし本発明は、これに限定されるものではなく、カメラ本体とカメラ本体に着脱可能なレンズ装置(交換レンズ)とを備えて構成される撮像装置(交換レンズタイプの一眼レフカメラやミラーレスカメラ)にも適用可能である。また各実施形態は、撮像装置以外の電子機器にも広く適用可能である。
[第一の実施形態]
まず、図1乃至図4を参照して、本発明の第一の実施形態について説明する。図1は撮像装置1の外観斜視図であり、図1(a)は撮像装置1の正面側から見た斜視図、図1(b)は背面側から見た斜視図をそれぞれ示している。
撮像装置1には、被写体像(光学像)を撮像素子(詳細は後述)に結像する鏡筒ユニット(レンズ鏡筒)2が固定されている。鏡筒ユニット2は、沈胴式のズームレンズを有し、携帯の際には撮像装置1の中に沈胴して配置されている。図1(a)に示される鏡筒ユニット2の後方には、光学像を光電変換して画像データを生成するCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子が実装されている。また撮像装置1には、撮像素子により生成された画像データをデジタル情報に変換する処理回路を有する主基板(不図示)および補助基板(不図示)等が実装されている。
主基板には、カードI/F等を含む記録媒体スロットや撮像部、画像処理部、システム制御部(制御部30)、LCD表示部、シリアルI/F、シリアル接続端子等が実装されている。また主基板はフレキシブルプリント基板60(詳細は後述)と電気的に接続されており、制御部30はフレキシブルプリント基板60を含む可動部71(詳細は後述)の位置を制御する。補助基板には、電源供給切換回路、DC/DCコンバータ、操作SW、ビデオI/F、ビデオ接続端子、外部電源入力端子等が実装されている。
図1(a)中の撮像装置1の右上方には、撮影時に被写体の明るさが足りない場合に、自動的に繰り上がり発光窓を露出させ、発光する内蔵式のストロボユニット3が設けられている。撮像装置1の上面には、レリーズボタン4が設けられている。レリーズボタン4は、押圧方向に対して2段階の押圧操作が可能となっている。レリーズボタン4に1段目の半押し操作をすると、撮影準備動作(測光動作や測距動作等)が開始される。レリーズボタン4に2段目の全押し操作をすると、被写体を撮影し、収納室(不図示)に装着した記録媒体に被写体像の画像データが記録される。レリーズボタン4の外周には、回転操作型のズームレバー5が取り付けられている。図1(a)において、ズームレバー5を撮像装置1の上面から見て時計周りに回転させると、ズームレンズがTele側(画角が狭くなる方向)にズーム動作を行う。逆に、ズームレバー5を反時計周りに回転させると、ズームレンズがWide側(画角が広がる方向)にズーム動作を行う。ズームレバー5の横には、電源ボタン6が設けられている。
撮像装置1の上面部には再生ボタン10が設けられている。再生ボタン10は、撮影された画像を表示装置15に表示させる再生モードへの変更手段である。図1(b)に示されるように、鏡筒ユニット2の上方には、撮像装置1に内蔵したマイクに音声を取り込むマイク穴7が設けられている。モード設定ダイヤル8は、撮像装置1に対して回転可能に支持されている。モード設定ダイヤル8の天面には、各種の撮影モードに応じた複数のマーク(不図示)が印刷されており、このマークに撮像装置1の指標を合わせることで、モード設定ダイヤル8の停止位置に応じて静止画撮影モードや動画撮影モード等の設定を行うことができる。
撮像装置1の下方には、電池蓋9が設けられている。電池蓋9は、電源となる主電池を収納する収納室および撮影された被写体像を記録する記録媒体を収納する収納室を開閉可能としている。電池蓋9を開くことにより、収納室が開口し主電池および記録媒体が挿脱可能になる。
図1(b)において、撮像装置1の側面には、電源や信号の入出力用ジャック(不図示)が設けられており、ジャック保護用のジャックカバー部11で覆われている。ジャックカバー部11を開くことで、入出力用ジャックへの各種ケーブル類の抜き差しが可能となる。
図1(b)に示されるように、撮像装置1の背面には、液晶等の表示装置15が設けられている。表示装置15は、撮像する被写体像の確認や、撮像された画像の再生表示に用いられる。表示装置15は、不図示の保護窓、静電容量方式等のタッチパネル、および、表示パネルを備えて構成されている。保護窓は、表示パネルおよびタッチパネルをキズや汚れから保護するパネルで、一般的には、強化ガラスが用いられ、厚さは、0.5~1.0mm程度である。保護窓の材料として、光線の透過率の高いアクリル樹脂やポリカーボネイト等の透明樹脂を使用することもできる。保護窓の外形は、表示パネルよりも大きく、その全体を保護している。タッチパネルは、静電容量方式であり、タッチパネルの配線は、透明導電膜であるITO(Indium Tin Oxide)により形成される。タッチパネルは、一般にはガラスで形成されるが、透明であり、ITOのアニール等の温度に耐えることが可能であればプラスチック基板でもよい。透明樹脂としては、例えば、アクリル、ポリカーボネイト等を使用することができる。
図1(b)に示されるように、表示装置15の横には、複数の操作ボタン12が設けられている。複数の操作ボタン12は、例えば撮影条件の変更、表示装置15の表示形態の変更、選択の決定等をユーザが指示する際に用いられる。
図2は、撮像装置1の分解斜視図である。なお図2では、本実施形態の説明に必要な要素のみを示している。51はベース部材である。ベース部材51は、マグネシウムダイキャストまたはアルミダイキャスト等の金属で形成された部材で、高い剛性を有しており、図1を参照して説明した鏡筒ユニット2を保持固定している。シャッタユニット52は、不図示のシャッタ幕を開口または閉口させる機構を備えた部材である。シャッタユニット52がシャッタ幕の開閉動作を行うことより、撮像素子に所望の時間だけ露光することができる。
像振れ補正装置70は、保持部としてのフロント側ヨーク55およびベースプレート63を有する。また像振れ補正装置70において、フロント側ヨーク55とベースプレート63との間に可動部(可動ユニット)71が配置される。可動部71は、主に、撮像素子57、センサホルダ58、および、フレキシブルプリント基板60を備えて構成されている。
像振れ補正装置70において、フロント側ヨーク55には穴69a、69b、69cが形成されている。ベース部材51に対してシャッタユニット52を組み付ける。その後、フロント側ヨーク55は3本のビス54a、54b、54cと3つのコイルばね53a、53b、53cとにより、ベース部材51に対して光軸OAに沿った方向(光軸方向)に若干量変位可能に支持される。そしてビス54a、54b、54cの締め込み量を調整することにより、ベース部材51に対する撮像素子57の撮像面の傾きを調整する。傾き調整が完了すると、ビス54a、54b、54cは、緩みを防止するため、像振れ補正装置70のフロント側ヨーク55に接着固定される。フロント側ヨーク55にはマグネット56a、56b、56cが接着固定されている。
センサホルダ58には、撮像素子57が実装されたプリント基板59が接着固定されている。またセンサホルダ58には、3か所の開口部66a、66b、66cが形成されている。フレキシブルプリント基板60には、3つのコイル(駆動用コイル)61a、61b、61cが搭載されている。フレキシブルプリント基板60は、開口部66a、66b、66cに対してコイル61a、61b、61cがそれぞれ内部に収容されるようにセンサホルダ58に対して後側からフレキシブルプリント基板60を組み込み、接着固定している。
センサホルダ58には、3か所の球受け部78a、78b、78cが形成されている。フロント側ヨーク55には、球受け部78a、78b、78cの対向する位置に球受け部が3箇所(不図示)形成されている。球受け部同士の間に球体77a、77b、77cを挟持することで、センサホルダ58はフロント側ヨーク55に対してボール支持される。センサホルダ58を一定距離まで近接させると、センサホルダ58がフロント側ヨーク55に磁気吸引される。これによりセンサホルダ58は、球体77a、77b、77cを介して、光軸OAと直交する平面方向に変位可能に保持される。
リア側ヨーク64は、ベースプレート63に接着固定されている。リア側ヨーク64には、ベースプレート63のマグネット貼り付け穴67aを通してマグネット56dが接着固定されている。同様に、リア側ヨーク64には、マグネット貼り付け穴67bを通してマグネット56e、マグネット貼り付け穴67cを通してマグネット56fが接着固定されている。フロント側ヨーク55、マグネット56a、56b、56c、リア側ヨーク64、および、マグネット56d、56e、56fは、磁気回路を形成し、いわゆる閉磁路を為している。マグネット56a、56b、56cとマグネット56d、56e、56fはそれぞれ、光軸方向(図2の分解方向)に磁束密度が生じるように着磁されている。フロント側ヨーク55とベースプレート63との間には強い吸引力が生じるため、スペーサ76a、76b、76cで一定の間隔を保つように構成されている。フロント側ヨーク55には穴68a、68b、68cが設けられており、ベースプレート63には穴68d、68e、68fが設けられている。スペーサ76a、76b、76cは、穴68a、68b、68cと穴68d、68e、68fとの間に配置され、不図示のビスにより固定される。スペーサ76a、76b、76cの胴部にはゴムが配置されており、可動部71の機械的端部(いわゆるストッパー)を形成している。
フレキシブルプリント基板60は、可撓性を有する片面フレキシブル基板である。またフレキシブルプリント基板60は、絶縁性を有するポリイミド等のフィルムを用いたベースフィルム(絶縁性部材)とカバーレイフィルム(カバー部材)とで銅箔からなる配線パターンを挟み、熱硬化性の接着剤を用いて接着された構造を有する。配線パターンは、ベースフィルムの片面のみに積層される導体層である。カバーレイフィルムは、配線パターンの少なくとも一部を被覆している。なお、片面フレキシブル基板は、配線パターンが片面の面のみに形成されているため、配線の自由度は制限されるが、多層フレキシブル基板に比べて製造コストが安いという利点がある。本実施形態のフレキシブルプリント基板60において、例えば、ベースフィルムは25μm(1mil)、カバーレイフィルムは12.5μm(1/2mil)、銅箔は18μm(1/2oz)の厚みでそれぞれ形成されている。
フレキシブルプリント基板60には3つのコイル61a、61b、61cが搭載されており、マグネット56a、56b、56cおよびマグネット56d、56e、56fと対向した位置に配置される。また、コイル61a、61b、61cは、フレキシブルプリント基板60に接着固定されており、フレキシブルプリント基板60とはんだ付け(詳細は後述)により電気的に導通している。マグネット56a、56b、56cおよびマグネット56d、56e、56fの対面に配置されたコイル61a、61b、61cに通電することで磁力を発生させ、磁力の吸引力および反発力を用いて可動部71を移動させ、像振れ補正が可能となる。なお本実施形態では、3つのコイル61a、61b、61cを備えた構成を説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コイルの数は2つまたは4つ以上でもよい。
像振れ補正装置70は、可動部71の移動量を検出するための位置検出素子62a、62b、62cを備えている。位置検出素子62a、62b、62cとしては、前述した磁気回路を利用して位置を検出できるようにホール素子が用いられる。ホール素子は小型であるため、コイル61a、61b、61cの巻線の内側に位置するように配置することが可能である。
次に、図3乃至図5を参照して、フレキシブルプリント基板60について詳述する。図3は、フレキシブルプリント基板60の説明図である。図3(a)はフレキシブルプリント基板60の全体展開図、図3(b)はフレキシブルプリント基板60における搭載部101aの拡大図、図3(c)は図3(b)で示されるフレキシブルプリント基板60を反対側の面から見た図をそれぞれ示す。
図3(a)に示されるように、フレキシブルプリント基板60は、コイル61a、61b、61c、および、剛性を高めるために配置された補強板108a、108b、108c、108d、108e、108fを備えている。補強板108a、108b、108c、108d、108e、108fは、LCP樹脂、ポリイミド、または、PET等の材料で形成され、フレキシブルプリント基板60に対して熱硬化性の接着剤を用いて接着される。
搭載部101a、101b、101cは、フレキシブルプリント基板60のうちコイル61a、61b、61cをそれぞれ搭載している領域である。2つの搭載部101a、101bは、撮像装置1を正面から見た状態で、縦方向に位置するように並べて配置されている。搭載部101cは、撮像装置1を正面から見た状態で下側に位置するように配置される。このようにフレキシブルプリント基板60は、略L字型の構成を有する。
フレキシブルプリント基板60において、搭載部101a、101bの間に可撓部102a、搭載部101b、101cの間に可撓部102bがそれぞれ設けられている。搭載部101a、101b、101cにはそれぞれ補強板108a、108b、108cが設けられており、一定の剛性を有している。このように搭載部101a、101b、101cは、可撓性を有する可撓部102a、102bにより接続された構成を有する。またフレキシブルプリント基板60には、コイル61a、61b、61cの内周部にそれぞれ穴(開口)107a、107b、107cが形成されている。同様に、補強板108a、108b、108cには、穴107a、107b、107cと略同等の径の穴が形成されている。搭載部101a、101b、101cはそれぞれ、屈曲部(接続部)103a、103b、103cを備えている。
次に、図3(b)および図3(c)を参照して、搭載部101aについて説明する。図3(b)および図3(c)に示されるように、位置検出素子62aは、コイル61aを配置する面とは反対側の面に実装されている。フレキシブルプリント基板60には、位置検出素子62aを実装している実装部121、および、コイル61aを配置しているベース部122が設けられている。搭載部101aは、実装部121とベース部122との間に屈曲部103aを備えている。
コイル61aが配置されているベース部122には、コイル61aの内周形状と略同等の穴107aが形成されている。コイル61aをフレキシブルプリント基板60に搭載する際に、コイル61aの内周形状と穴107aとが揃うように接着固定する。
ベース部122には、位置決め穴104aおよび回転止め穴105aが形成されている。また実装部121には、位置決め穴104aおよび回転止め穴105aと略同等の位置決め穴104dおよび回転止め穴105dがそれぞれ形成されている。ベース部122に対して実装部121を折り曲げた際、位置決め穴104aと位置決め穴104d、回転止め穴105aと回転止め穴105dとは、それぞれ、共通のビス(詳細は後述)によりセンサホルダ58に固定される。なお、詳細な位置決め方法に関しては後述する。
コイル61aの端部113aは、コイル61aの内周から穴107aを通り、ランド部112aにてはんだ付けされる。実装部121がベース部122と重なる際、端部113aと実装部121とが干渉するのを防ぐため、実装部121には切り欠き部118が設けられている。また、コイル61aの端部113bは、コイル61aの外周から穴(貫通穴)106aを通り、ランド部112bではんだ付けされる。
図3(c)において、コイル61aからランド部112a、112bにはんだ付けされることにより、コイル61aはコイル配線111と接続される。実装部121に実装された位置検出素子62aからの配線(位置検出素子配線)110は、屈曲部103aを通って、ベース部122につながっている。このような構成により、配線110は、コイル61aおよびコイル配線111と重ならないように配置することができる。このため配線110は、コイルの磁界によるクロストークの影響を受けにくい構成となっている。なお、図3(b)および図3(c)では搭載部101aに関してのみ説明したが、搭載部101b、101cも搭載部101aと同様の構成を有する。例えば、コイル61b、61cの端部はそれぞれ、コイル61b、61cの外周から穴106b、106cを通り、ランド部ではんだ付けされる。
図4は、フレキシブルプリント基板60の説明図である。図4(a)は図3(a)に示されるフレキシブルプリント基板60を屈曲部103a、103b、103cで折り返した(折り曲げた)状態を示す図である。搭載部101a、101b、101cにおいて、図3(b)および図3(c)を参照して説明した実装部121は、屈曲部103a、103b、103cを基点としてベース部122のコイル搭載面の反対側に折り曲げられている(折り畳まれている)。フレキシブルプリント基板60の実装部121が屈曲部103aによりベース部122のコイル61aの配置面とは反対側の面に折り曲げられることにより、実装部121に実装された位置検出素子62aは、ベース部122の穴107aから露出している。図3(c)を参照して説明したベース部122のコイル61aと反対側の面におけるランド部112a、112bは、ベース部122と重ならないように配置される。
図4(b)は、図4(a)中の線A-A´に沿った断面図である。図4(b)は、コイル61aの下方に補強板108aが設けられている。補強板108aは、コイル61aと配線110との間の距離を広げるために設けられている。このため、補強板108aを厚くすることで、コイル61aと配線110との間の距離を広げ、クロストークの低減を図ることができる。
図5は、フレキシブルプリント基板60およびセンサホルダ58の説明図である。図5では、フレキシブルプリント基板60とセンサホルダ58との取り付けに関して説明する。フレキシブルプリント基板60は、図4を参照して説明したように折り畳まれており、位置決め穴104aと位置決め穴104d、回転止め穴105aと回転止め穴105dはそれぞれ、略同等の径となって重なっている。位置決め穴104bと位置決め穴104e、回転止め穴105bと回転止め穴105eも同様である。また、位置決め穴104cと位置決め穴104f、回転止め穴105cと回転止め穴105fも同様である。
センサホルダ58は、フレキシブルプリント基板60の位置決め穴104a(104d)、104b(104e)、104c(104f)、回転止め穴105a(105d)、105b(105e)、105c(105f)に対向する位置にボスを設置している。搭載部101aは、位置決め穴104a(104d)に対向する位置にボス114a、回転止め穴105a(105d)に対向する位置にボス115aを配置し、ボス114a、115aに対して接着固定される。したがって、一つのボス114aに対して、位置決め穴104a、104dが係合し、接着材(不図示)等により接着される。
同様に、位置決め穴104b(104e)に対向する位置にボス114b、回転止め穴105b(105e)に対向する位置にボス115bを配置している。また、置決め穴104c(104f)に対向する位置にボス114c、回転止め穴105c(105f)に対向する位置にボス115cを配置している。搭載部101aと同様に、搭載部101b、101cに関しても、センサホルダ58の各ボスに対して接着固定される。
本実施形態において、センサホルダ58のボス114a、114bの間に対して、フレキシブルプリント基板60の位置決め穴104a(104d)と位置決め穴104b(104e)との間の距離が長くなるように構成されている。すなわち、可撓部102aは余長を有する構成となっている。同様に、可撓部102bも余長を有する。したがって、フレキシブルプリント基板60とセンサホルダ58との組み付けによるばらつきを可撓部102a、102bによって吸収することができる。
本実施形態において、実装部121に実装された位置検出素子62は、フレキシブルプリント基板60の穴107a、107b、107cから露出するように構成されている。このような構成より、実装部121における配線110とベース部122に搭載したコイル61との間の距離を確保することで、クロストークによる信号品質の低下を改善することができる。また本実施形態において、補強板を利用しない場合も従来構成と比べて、配線110とコイル61aとの間の距離を確保することができる。またベース部122の補強板108a、108b、108cを厚くすることで、コイル61aと配線110との間の距離をさらに確保することができる。以上の構成により、コイルの内側に配置した位置検出素子の配線によるクロストークを軽減した電子機器を実現することができる。
[第二の実施形態]
次に、図6を参照して、本発明の第二の実施形態について説明する。図6は、本実施形態のフレキシブルプリント基板60aの説明図である。本実施形態のフレキシブルプリント基板60aは、可撓部102a、102bに代えて可撓部131a、131bを有する点で、第一の実施形態のフレキシブルプリント基板60と異なる。なお、フレキシブルプリント基板60aの他の構成は、フレキシブルプリント基板60と同様であるため、それらの説明を省略する。
図6に示されるように、フレキシブルプリント基板60aは、搭載部101a、101bの間に可撓部131aを備え、搭載部101b、101cの間に可撓部131bを備えている。可撓部131aは、X軸方向に90°屈曲し、U字型の蛇行形状を有する。搭載部101a、101bは、可撓部131aにより、最短距離で接続せずに余長を有して接続された構成となっている。このため、搭載部101a、101bが固定された後、Y軸方向に関して伸縮可能となる。同様に、可撓部131bは、Y軸方向に90°屈曲し、U字型の蛇行形状を形成している。搭載部101b、101cは、可撓部131bにより、最短距離で接続せずに余長を有して接続された構成となっている。このため、搭載部101b、101cが固定された後、X軸方向に関して伸縮可能となる。
フレキシブルプリント基板60aは、図5を参照して説明したフレキシブルプリント基板60と同様に、搭載部101a、101b、101cがそれぞれセンサホルダ58に接着固定される。以上の構成により、フレキシブルプリント基板60aは、フレキシブルプリント基板60よりも高い可撓性を有するため、フレキシブルプリント基板60とセンサホルダ58との組み付けによるばらつきを可撓部131a、131bによって吸収することができる。フレキシブルプリント基板60aは、蛇行形状を有する可撓部131a、131bを設けることにより、フレキシブルプリント基板60aの面方向における伸縮性をもたせて、撓み量を抑えることができる。これにより、撮像装置(電子機器)の小型化を図ることが可能である。
なお本実施形態では、可撓部131a、131bは、一度屈曲させた形状を有するが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の屈曲部を備えていてもよい。また、可撓部131a、131bの屈曲する角度は90°に限定されるものではなく、他の角度であってもよい。
[第三の実施形態]
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の第三の実施形態について説明する。第一の実施形態では、クロストークを軽減したフレキシブルプリント基板60を説明した。一方、本実施形態では、マグネット56と位置検出素子62との間の距離を近づけて位置検出精度を高めるため、位置検出素子62とコイル61とを同一面に配置し、且つクロストークを低減させた構造を有するフレキシブルプリント基板160について説明する。なお本実施形態のフレキシブルプリント基板160は、搭載部101(101a)の形状を搭載部201(201a)の形状に変更した点で、第一の実施形態のフレキシブルプリント基板60と異なる。なお本実施形態において、搭載部101b、101cの形状に関しても、搭載部201aと同様に変更されている。
図7は、本実施形態のフレキシブルプリント基板160の説明図である。図7(a)はフレキシブルプリント基板160の展開図を示し、図7(b)は図7(a)のフレキシブルプリント基板160を反対側の面から見た図を示す。フレキシブルプリント基板160は、可撓性を有する片面フレキシブルプリント基板である。図7(a)に示されるように、フレキシブルプリント基板160は、位置検出素子162a、コイル161a、位置決め穴204a、204d、および、回転止め穴205a、205dを備えて構成されている。
位置検出素子162aは、コイル161aを配置する面と同一面に実装されている。図7(a)に示されるように、フレキシブルプリント基板160は、コイル161aと位置検出素子162aとを配置したベース部221、および、位置検出素子162aの配線が通る配線部222を備えている。図7(b)に示されるように、ベース部221と連結しているスペーサ部223は、補強板208aを備えている。ベース部221とスペーサ部223との間の領域は、屈曲部(第二の接続部)203aを構成している。
図8は、フレキシブルプリント基板160の説明図である。図8(a)は、図7に示されるフレキシブルプリント基板160を屈曲部203aで折り返した(折り曲げた)状態を示す図である。フレキシブルプリント基板160は、屈曲部203aにおいて、スペーサ部223をコイル61aの配置面とは反対側の面に折り曲げることにより、ベース部221と配線部222との間にスペーサ部223が入り込む構成となっている。第一の実施形態と同様に、位置決め穴204a、204dおよび回転止め穴205a、205dはそれぞれ、センサホルダ58のボス(不図示)に対して接着固定される。
図8(b)は、図8(a)中の線B-B´に沿った断面図である。コイル161aおよび位置検出素子162aを配置したベース部221の下方に、補強板208aを備えたスペーサ部223が設けられている。また、スペーサ部223の下方に、配線部222が配置されている。このため、ベース部221、補強板208a、および、スペーサ部223の厚さ分だけ、コイル161aと配線部222との間の距離を確保することができ、クロストークによる信号品質低下を改善することが可能である。補強板208aは、コイル161aと配線部222との間の距離を広げるために設けられている。このため、補強板108aの厚みを厚くすることで、さらにコイル161aと配線部222との間の距離を広げ、クロストークの低減を図ることができる。
図9は、図8で示されるフレキシブルプリント基板160の拡大図である。図8を参照して説明したように、ベース部221と配線部222との間にスペーサ部223が配置されている。このため、コイル161aとスペーサ部223との間にベース部221分の隙間が形成される。図9に示されるように、フレキシブルプリント基板160は、コイル161aとスペーサ部223との間に電波吸収シート(電波吸収部材)224を搭載している。電波吸収シート224を設けることにより、配線部222は、コイル161aへの通電の際に磁界の影響を更に受けにくくなる。
以上の構成により、コイル161aおよび位置検出素子162aを同一面上に配置し、且つコイル161aと配線部222との間の距離を確保することにより、クロストークの低減を図ることができる。なお本実施形態では、搭載部101aの構成に関してのみ説明したが、搭載部101b、101cも同様の構成を有する。
本実施形態の構成によれば、補強板を利用しない場合でも従来構成と比べて、コイル161aと配線部222との間の距離を確保することができる。また、スペーサ部223は、フレキシブルプリント基板160から独立した別の部品を挿通させて代用することも可能である。スペーサ部223を別の部品で構成する場合、スペーサ部223の材料を例えば絶縁性樹脂からなる材料、または、ゴム状の基材に鱗片状磁性金属を含有する磁気損失電波吸収材、もしくは、鱗片状磁性金属の代わりにフェライトを含有させた材料等を採用してもよい。
このように第一の実施形態および第二の実施形態において、電子機器(像振れ補正装置70、撮像装置1)は、可動部71と、可動部を変位可能に保持する保持部(フロント側ヨーク55、ベースプレート63)とを有する。可動部は、フレキシブルプリント基板60、60aと、フレキシブルプリント基板に搭載された位置検出素子62と、フレキシブルプリント基板に電気的に接続して固定されるコイル61とを有する。保持部は、フレキシブルプリント基板と電気的に接続し、可動部の位置を制御する制御部30を有する。フレキシブルプリント基板のコイルの内周部には開口(穴107)が形成されており、位置検出素子は、開口から露出している。
好ましくは、コイルは、フレキシブルプリント基板の第一の主面の上に固定されており、位置検出素子は、フレキシブルプリント基板の第一の主面とは反対側の第二の主面の上に搭載されている。また好ましくは、フレキシブルプリント基板は、位置検出素子を搭載する第一の領域(121)、および、コイルを固定する第二の領域(122)を有する。またフレキシブルプリント基板は、第一の領域と前記第二の領域とを接続し、位置検出素子から延びた配線110が通過する接続部(屈曲部103)を有する。開口は、第二の領域のうちコイルの内周部に形成されており、接続部は、位置検出素子が開口から露出するように折り曲げられている(屈曲している)。
好ましくは、フレキシブルプリント基板は、第二の領域とコイルとの間に配置され第二の領域に貼り合わせられた補強板108を有する。フレキシブルプリント基板の主面(表面)の垂直方向から見た場合に、補強板は、コイルと配線とが互いに重なるように設けられている。また好ましくは、フレキシブルプリント基板の主面の垂直方向から見た場合に、コイルは、コイルの内周縁部の少なくとも一部と開口の外形部の少なくとも一部とが互いに一致するように配置されている。また好ましくは、フレキシブルプリント基板の主面の垂直方向から見た場合に、配線は、フレキシブルプリント基板を一平面上に展開した状態において、コイルと重ならないように配置されている。
好ましくは、フレキシブルプリント基板は、絶縁性部材と、絶縁性部材の片面のみに積層される導体層と、導体層の少なくとも一部を被覆するカバー部材とを有する。フレキシブルプリント基板には、絶縁性部材、導体層、および、カバー部材を貫通する貫通穴(穴106)が形成されている。コイルの巻き線の少なくとも一端は、貫通穴を挿通して、導体層が露出してなるランド部112と電気的に接合している。ランド部は、フレキシブルプリント基板の主面の垂直方向から見た場合に、第一の領域および接続部のいずれとも重ならないように配置されている。また好ましくは、接続部の少なくとも一部は、蛇行形状を有する。
第三の実施形態において、可動部は、フレキシブルプリント基板160と、フレキシブルプリント基板に搭載された位置検出素子162と、フレキシブルプリント基板に電気的に接続して固定されるコイル161とを有する。保持部は、フレキシブルプリント基板と電気的に接続し、可動部の位置を制御する制御部(30)を有する。フレキシブルプリント基板は、位置検出素子および位置検出素子の周囲に配置されたコイルを搭載するベース部(基部、第三の領域)221、および、位置検出素子から延びた配線110が通過する配線部222を有する。またフレキシブルプリント基板は、ベース部と配線部との間に配置されたスペーサ部223を有する。
好ましくは、スペーサ部は、コイルの少なくとも一部と配線部との間に配置されている。より好ましくは、フレキシブルプリント基板は、ベース部とスペーサ部とを接続する第二の接続部(屈曲部203)を有する。スペーサ部は、第二の接続部を折り曲げてベース部と配線部との間に配置されている。また好ましくは、フレキシブルプリント基板は、コイルと配線部との間に配置された電波吸収シート224を有する。また好ましくは、スペーサ部は、電波吸収材を含む。
各実施形態の電子機器は、回路の追加および複雑な演算処理を要せずに、コイルの内側に配置された位置検出素子配線とコイルとの間に生じるクロストークを軽減することができる。このため各実施形態によれば、簡易な演算処理でクロストークを軽減することが可能な安価な電子機器を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 撮像装置(電子機器)
30 制御部
60 フレキシブルプリント基板
61 コイル
62 位置検出素子
55 フロント側ヨーク(保持部)
63 ベースプレート(保持部)
71 可動部
103 屈曲部(接続部)
107 穴(開口)

Claims (15)

  1. 可動部と、前記可動部を変位可能に保持する保持部と、を有する電子機器であって、
    前記可動部は、
    フレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板に搭載された位置検出素子と、
    前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続して固定されるコイルと、を有し、
    前記保持部は、前記フレキシブルプリント基板と電気的に接続し、前記可動部の位置を制御する制御部を有し、
    前記フレキシブルプリント基板の前記コイルの内周部には開口が形成されており、
    前記位置検出素子は、前記開口から露出していることを特徴とする電子機器。
  2. 前記コイルは、前記フレキシブルプリント基板の第一の主面の上に固定されており、
    前記位置検出素子は、前記フレキシブルプリント基板の前記第一の主面とは反対側の第二の主面の上に搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記フレキシブルプリント基板は、
    前記位置検出素子を搭載する第一の領域と、
    前記コイルを固定する第二の領域と、
    前記第一の領域と前記第二の領域とを接続し、前記位置検出素子から延びた配線が通過する接続部と、を有し、
    前記開口は、前記第二の領域のうち前記コイルの前記内周部に形成されており、
    前記接続部は、前記位置検出素子が前記開口から露出するように折り曲げられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記フレキシブルプリント基板は、前記第二の領域と前記コイルとの間に配置され前記第二の領域に貼り合わせられた補強板を更に有し、
    前記フレキシブルプリント基板の主面の垂直方向から見た場合に、前記補強板は、前記コイルと前記配線とが互いに重なるように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記フレキシブルプリント基板の主面の垂直方向から見た場合に、前記コイルは、前記コイルの内周縁部の少なくとも一部と前記開口の外形部の少なくとも一部とが互いに一致するように配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 前記フレキシブルプリント基板の主面の垂直方向から見た場合に、前記配線は、前記フレキシブルプリント基板を一平面上に展開した状態において、前記コイルと重ならないように配置されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記フレキシブルプリント基板は、
    絶縁性部材と、
    前記絶縁性部材の片面のみに積層される導体層と、
    前記導体層の少なくとも一部を被覆するカバー部材と、を有し、
    前記フレキシブルプリント基板には、前記絶縁性部材、前記導体層、および、前記カバー部材を貫通する貫通穴が形成されており、
    前記コイルの巻き線の少なくとも一端は、前記貫通穴を挿通して、前記導体層が露出してなるランド部と電気的に接合しており、
    前記ランド部は、前記フレキシブルプリント基板の主面の垂直方向から見た場合に、前記第一の領域および前記接続部のいずれとも重ならないように配置されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記接続部の少なくとも一部は、蛇行形状を有することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 可動部と、前記可動部を変位可能に保持する保持部と、を有する電子機器であって、
    前記可動部は、
    フレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板に搭載された位置検出素子と、
    前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続して固定されるコイルと、を有し、
    前記保持部は、前記フレキシブルプリント基板と電気的に接続し、前記可動部の位置を制御する制御部を有し、
    前記フレキシブルプリント基板は、
    前記位置検出素子および前記位置検出素子の周囲に配置された前記コイルを搭載するベース部と、
    前記位置検出素子から延びた配線が通過する配線部と、
    前記ベース部と前記配線部との間に配置されたスペーサ部と、を有し、
    前記ベース部の前記コイルが搭載された面の垂直方向から見た場合に、前記コイルと前記配線部とが重なる領域を含む領域に、前記スペーサ部が配置され、
    前記垂直方向から見た場合に、前記スペーサ部は、前記コイルを搭載した前記ベース部と、前記配線部と、の間に配置されていることを特徴とする電子機器。
  10. 前記スペーサ部は補強板を備え、前記補強板を備えた前記スペーサ部は前記配線部と前記ベース部に挟まれていることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記フレキシブルプリント基板は、前記ベース部と前記スペーサ部とを接続する第二の接続部を更に有し、
    前記スペーサ部は、前記第二の接続部を折り曲げて前記ベース部と前記配線部との間に配置されていることを特徴とする請求項9または10に記載の電子機器。
  12. 前記フレキシブルプリント基板は、前記コイルと前記配線部との間に配置された電波吸収シートを更に有することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 前記スペーサ部は、電波吸収材を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の電子機器。
  14. 前記電子機器は、像振れ補正装置であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の電子機器。
  15. 前記可動部は、撮像素子を更に有し、
    前記電子機器は、撮像装置であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の電子機器。
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