JP5638458B2 - 機械式立体駐車場の充電装置およびこれを備えた機械式立体駐車場 - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両の駐車時に、その車載バッテリへの充電を行えるようにした機械式立体駐車場に係り、特に、ケージ循環路に設けた複数の車両搭載ケージを垂直方向に循環させる垂直循環式の機械式立体駐車場の充電装置およびこれを備えた機械式立体駐車場に関するものである。
近年、世界的に環境保全の意識が高まっており、環境汚染の度合が少ないハイブリッド車両や電気自動車(以下、電動車両と呼称する)が目覚ましく普及しつつある。このような電動車両は、大容量の車載バッテリを搭載しており、この車載バッテリに蓄電された電力により電動モータを駆動して走行する。そして、車載バッテリへの充電は、電動車両の車体外面に設けられた充電接続部と家庭用電源(商用電源)等の電源コンセントとの間を充電ケーブルで接続することにより行われている。
これに伴い、機械式立体駐車場においても、電動車両の車載バッテリを充電可能にするための充電設備を装備することが望まれている。従来では、例えば特許文献1に開示されているような充電機能を備えた循環式駐車装置が提案されている。これは、鉄骨等で構成された建設構造体の内部に、搬送チェーンを用いたケージ循環路が設置され、このケージ循環路に複数の車両搭載ケージが吊持され、これら複数の車両搭載ケージが垂直方向に循環するように構成された、垂直循環式の機械式立体駐車場である。
この機械式立体駐車場では、複数基のうちの特定の数基の車両搭載ケージが給電中継部を備えた充電車両搭載ケージとされる一方、ケージ循環路の所定に場所に電力供給部が設けられ、この電力供給部の位置に充電車両搭載ケージを停止させて、外部電源(商用電源等)から電力供給部に届けられる電力を、電気接点部を介して給電中継部に供給し、充電車両搭載ケージに駐車した電動車両に充電するように構成されている。この循環式駐車装置においては、電力供給部がケージ循環路の最下部、即ち車両の入出庫位置の床部分に設けられている。
特開2010−133096号公報
上記のような垂直循環式の機械式立体駐車場において、充電車両搭載ケージを含む各車両搭載ケージは、ケージ循環路の最下部である入出庫位置に停止した際に、前後左右に揺動する性質がある。これは、各々の車両搭載ケージが、ケージ循環路を構成する搬送チェーンにアタッチメントを介して吊り下げられていることに起因する。このため、特許文献1に開示されている循環式駐車装置のように電力供給部がケージ循環路の最下部に設けられていると、この位置に停止した充電車両搭載ケージが揺動することにより、充電車両搭載ケージ側に設けられた給電中継部と、建設構造体側に設けられた電力供給部との間で相対移動が生じ、給電中継部と電力供給部との間の電気接点部における接触性が損なわれやすくなる。地震時には特に充電車両搭載ケージが揺動しやすくなり、上記問題点が懸念される。電力供給部から給電中継部に電力が供給されている最中に電気接点部における接触が離れると、高電圧によりスパークが発生して電気接点部が損傷すると同時に、電力供給部の制御装置および充電されている電動車両側に異常が発生する虞がある。
したがって、ケージ循環路の最下部に停止した充電車両搭載ケージを揺動させないように保持する保持機構を設けるか、あるいは給電中継部または電力供給部の少なくとも一方の電気接点部を大面積化して両部材間の相対移動を吸収できるようにする、といった対策を講じる必要があった。しかしながら、このように対策することにより、充電装置の構造が複雑化または大型化し、コストが嵩んでしまうとともに、充電装置を備えない既存の機械式立体駐車場を、充電装置を備えた機械式立体駐車場に改造することが困難になっていた。
これに加えて、高電圧が供給される電力供給部が車両の入出庫位置の床部分に設けられていたため、駐車場のユーザーが電力供給部に触れてしまう可能性があり、ユーザーの安全を確保するために然るべき防護構造を採る必要があったことと、水害の発生時に電力供給部が水に浸っても短絡等の電気事故が起きないような防水構造が必要であったこと、さらに入出庫する車両との干渉等に対する防護構造が必要であり、これらの点によってさらに構造が複雑化していた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、垂直循環式の機械式立体駐車場において、簡素で安価な構成により、充電車両搭載ケージに確実かつ安全に電力を供給可能にするとともに、既存の機械式立体駐車場を、充電装置を備えたものに簡単に改造することができる機械式立体駐車場の充電装置およびこれを備えた機械式立体駐車場を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置の第1の態様は、建設構造体に支持されて複数基の車両搭載ケージを垂直方向に循環させるケージ循環路を備えた垂直循環式の機械式立体駐車場に付設される充電装置であって、前記ケージ循環路は、前記車両搭載ケージを垂直方向に昇降させる一対の垂直昇降区間と、これら一対の垂直昇降区間の上端部同士と下端部同士を互いに接続するUターン区間と、前記垂直昇降区間における前記車両搭載ケージの揺動を防止する揺動防止手段とを有し、前記複数基の車両搭載ケージの少なくともつが充電車両に充電を行うための給電中継部を備えた充電車両搭載ケージとされるとともに、外部電源の電力を、電気接点部を介して前記給電中継部に供給する電力供給部が前記建設構造体に設けられ、前記電力供給部は、前記垂直昇降区間に停止させた前記充電車両搭載ケージの前記給電中継部に電力を供給するように前記建設構造体に位置付けられるとともに、前記電力供給部は、前記ケージ循環路における前記一対の垂直昇降区間の間に配置され、前記充電車両搭載ケージは、前記一対の垂直昇降区間の一方と他方の同じ高さに位置して前記電力供給部を挟んで互いに対向した充電位置に停止できるように所定の間隔を空けて前記ケージ循環路に複数基設けられ、前記電力供給部は、前記充電位置に停止した一対の前記充電車両搭載ケージに同時に給電可能に構成されていることを特徴とする。
上記構成とした場合、建設構造体のうちの、ケージ循環路の垂直昇降区間を支持する部分には予め、垂直昇降区間を移動中、もしくは停止中の車両搭載ケージの揺動を防止する揺動防止手段が設けられているため、この垂直昇降区間に停止させた充電車両搭載ケージも揺動を防止される。そして、このように垂直昇降区間に停止して揺動防止手段により揺動を阻止された充電車両搭載ケージの給電中継部に電力を供給するように、電力供給部が建設構造体に位置付けられたため、充電車両搭載ケージ側に設けられた給電中継部と、建設構造体側に設けられた電力供給部との間で相対移動が生じない。このため、電力供給部から給電中継部に電力が供給されている最中に電気接点部における接触が離れるといった事態を回避し、簡素な構造によって充電車両搭載ケージに確実かつ安全に電力を供給することができる。
しかも、電力供給部が車両の入出庫位置よりも高位置に設けられるため、高電圧が供給される電力供給部に駐車場のユーザーが触れたり、水害発生時に電力供給部が水に浸ったり、あるいは入出庫する車両が電力供給部に干渉するといった懸念がない。このため、感電、水没、衝撃等に対する各種の防護構造を省くことができ、充電装置の構造を簡素で安価なものにすることができる。
さらに、一対の垂直昇降区間の間に、電力供給部およびその制御装置をまとめて設置することができ、これによって充電装置全体を簡素化およびコンパクト化するとともに、その設置工事を簡素にして、充電装置を安価なものにすることができる。
その上、電力供給部を挟んで互いに対向した充電位置に停止させた一対の充電車両搭載ケージの給電中継部に対して、一箇所に設けた電力供給部から同時に電力を供給することができる。このため、充電装置の構成を簡素にするとともに、その設置工事を容易にし、充電装置を安価なものにすることができる。
また、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置の第2の態様は、建設構造体に支持されて複数基の車両搭載ケージを垂直方向に循環させるケージ循環路を備えた垂直循環式の機械式立体駐車場に付設される充電装置であって、前記ケージ循環路は、前記車両搭載ケージを垂直方向に昇降させる一対の垂直昇降区間と、これら一対の垂直昇降区間の上端部同士と下端部同士を互いに接続するUターン区間と、前記垂直昇降区間における前記車両搭載ケージの揺動を防止する揺動防止手段とを有し、前記複数基の車両搭載ケージの少なくとも1つが充電車両に充電を行うための給電中継部を備えた充電車両搭載ケージとされるとともに、外部電源の電力を、電気接点部を介して前記給電中継部に供給する電力供給部が前記建設構造体に設けられ、前記電力供給部は、前記垂直昇降区間に停止させた前記充電車両搭載ケージの前記給電中継部に電力を供給するように前記建設構造体に位置付けられるとともに、前記給電中継部は、前記電力供給部から電力供給を受ける受電部と、前記充電車両の充電ケーブルが接続されるコンセント部とが一体的に構成されたものであり、この給電中継部は、前記車両搭載ケージの構成部品に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、受電部とコンセント部とが一体化されることから給電中継部の構造が簡素かつ安価になるとともに、この給電中継部を車両搭載ケージに取り付けて充電車両搭載ケージに改造する工事が容易になる。このため、充電装置を備えない既存の機械式立体駐車場に充電装置を設置する改造工事を容易にし、充電装置の設置コストを安価にすることができる。また、既に充電装置が設置された機械式立体駐車場において、充電車両搭載ケージを増設したい場合には、増設工事が容易になる。
また、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置の第の態様は、前記第1または第2の態様において、前記電力供給部と前記給電中継部は、共に前記充電車両搭載ケージの側方となる位置に配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、電力供給部と給電中継部が車両の入出庫方向に位置しないため、車両との干渉等に対する防護構造を採らなくてもよく、構造を簡素にできる。しかも、電力供給部を建設構造体に設ける工事、および給電中継部を充電車両搭載ケージに設ける工事を容易にし、充電装置を安価なものにすることができる。
また、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置の第の態様は、前記第1〜第のいずれかの態様において、前記電気接点部は、前記電力供給部側に設けられた供給側接点と、前記給電中継部側に設けられた受電側接点とを有し、アクチュエータの動力により、前記供給側接点または前記受電側接点の一方が他方に向かって伸びて接触するように構成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、電気接点部における接触を確実なものにし、充電車両搭載ケージに確実かつ安全に電力を供給することができる。
また、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置の第の態様は、前記第1〜第のいずれかの態様において、前記電気接点部は、前記電力供給部側に設けられた供給側接点と、前記給電中継部側に設けられた受電側接点とを有し、付勢部材の付勢力により、前記供給側接点または前記受電側接点の一方が他方側に付勢されて他方に接触するように構成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、アクチュエータを設けることなく、電気接点部の供給側接点と受電側接点とを確実に接触させることができ、充電装置を簡素かつ安価に構成することができる。
また、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置の第の態様は、前記第の態様において、前記供給側接点または前記受電側接点の少なくとも一方が上下方向に延びるソリ状であることを特徴とする。
上記構成によれば、充電車両搭載ケージが垂直昇降区間を昇降している時に供給側接点と受電側接点とが接触しても、その少なくとも一方が上下方向に延びるソリ状であるため、スムーズに接触した後に離れることができる。このため、簡素な構造により電気接点部における接触を確実なものにし、充電車両搭載ケージに確実かつ安全に電力を供給することができる。
また、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置の第の態様は、前記第1〜第のいずれかの態様において、前記電力供給部の分電盤を、前記電力供給部の設置高さと同じ高さに設置し、前記電力供給部および前記分電盤を前記建設構造体の地上階の近傍に配置したことを特徴とする。
上記構成によれば、電力供給部と分電盤とを一箇所にまとめて設置することができ、その設置工事を容易にすることができる。また、地上階の近傍に配置された電力供給部および分電盤の保守性を向上させることができる。したがって、充電装置の設置コストおよびランニングコストを抑制することができる。
また、本発明に係る機械式立体駐車場は、前記第1〜第のいずれかの態様の充電装置を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、簡素で安価な構成により、充電車両搭載ケージに確実かつ安全に電力を供給できる機械式立体駐車場とすることができる。
以上のように、本発明に係る機械式立体駐車場の充電装置およびこれを備えた機械式立体駐車場によれば、簡素で安価な構成により、充電車両搭載ケージに確実かつ安全に電力を供給可能にすることができる。また、既存の機械式立体駐車場を、充電装置を備えたものに簡単に改造することができる。
本発明に係る充電装置を適用可能な垂直循環式の機械式立体駐車場の一例を示す斜視図である。 図1に示す機械式立体駐車場の縦断面図である。 図2のIII-III線に沿う機械式立体駐車場の縦断面図である。 充電車両搭載ケージの側面図である。 充電車両搭載ケージの正面図である。 図2のVI-VI線に沿う横断面により本発明の第1実施形態を示す図である。 図6のVII部を拡大し、充電装置の電力供給部の供給側接点が非通電位置にある状態を示す平面図である。 電力供給部の供給側接点が通電位置にある状態を示す平面図である。 図7のIX矢視による給電中継部の正面図である。 図9のX矢視による給電中継部の側面図である。 本発明の第2実施形態を示す充電装置の平面図である。 図11のXII矢視による充電装置の正面図である。 図12のXIII矢視による充電装置の側面図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る充電装置を適用可能な機械式立体駐車場の一例を示す斜視図であり、図2は機械式立体駐車場の縦断面図、図3は図2のIII-III線に沿う機械式立体駐車場の縦断面図である。この機械式駐車場1は、複数の車両2を収容可能な垂直循環式の立体駐車場施設であり、地上部に車両2の入出庫口3が開口する駐車塔4(建設構造体)を備えている。駐車塔4は、例えば鉄骨で形成された躯体5の外面に軽量コンクリート板6が設置された構造である。入出庫口3の前にはターンテーブル7が設置され、駐車塔4内に入庫する車両2の向きを変えられるようになっている。
機械式駐車場1の基本構造は、広く周知の垂直循環式のものと同様である。即ち、駐車塔4の内部上方に軸支されたドライブスプロケット9と、駐車塔4の内部下方に軸支されたドリブンスプロケット10との間に搬送チェーン11が巻装されて上下方向に延びる長円形状のケージ循環路12が形成されている。図2に示すように、ケージ循環路12は、複数の車両搭載ケージ13を垂直方向に昇降させる一対の垂直昇降区間12aと、これら一対の垂直昇降区間12aの上端部同士と下端部同士を互いに接続するUターン区間12bとを有している。図3、図6に示すように、搬送チェーン11は車両搭載ケージ13の前後を挟んで2組設けられている。また、ケージ循環路12には、後述するように垂直昇降区間12aにおける車両搭載ケージ13(充電車両搭載ケージ13E)の揺動を防止する揺動防止機構14(揺動防止手段)が設けられている(図7、図8参照)。
搬送チェーン11には等間隔で複数のアタッチメント16が設けられ、これらのアタッチメント16に車両搭載ケージ13が吊り下げられる。車両搭載ケージ13の総数は例えば26基とされている。ドライブスプロケット9は、図3に示すモータ17と減速装置18とドライブ軸19により回転駆動され、ドライブ軸19にはモータ17と同軸的にブレーキ装置20が設けられている。図1〜図6に示すように、車両搭載ケージ13は、鉄板を折曲して電動車両等の車両を載置できるように形成されたパレット21と、このパレット21を吊持する鋼管製のケージ部22とを備えて構成されており、ケージ部22の頂部に架設された支持棒22aの両端部が搬送チェーン11のアタッチメント16に吊持される。このため、車両搭載ケージ13はケージ循環路12のどの位置においても、そのパレット21が水平になる姿勢に保たれる。そして、モータ17が作動することにより、26基の車両搭載ケージ13がケージ循環路12を循環し、ブレーキ装置20が所定の車両搭載ケージ13を入出庫口3の位置に停止させて車両の積み降ろしが行われる。
この機械式駐車場1においては、26基ある車両搭載ケージ13のうちの例えば4基が、ハイブリッド車両や電気自動車等の電動車両に充電を行うための充電車両搭載ケージ13Eとされている。図6に示すように、本発明に係る充電装置Aは、充電車両搭載ケージ13Eに設けられた給電中継部24と、商用電源等の外部電源25(図3参照)の電力を給電中継部24に供給する複数の電力供給部26と、これら複数の電力供給部26に電力を分配する分電盤27(制御装置)と、入出庫口3の奥等に設けられた充電操作盤28とを備えて構成されている。外部電源25の電力は、充電操作盤28と分電盤27とを経て各電力供給部26に分配されるようになっている。
図6に示すように、駐車塔4を構成する鉄骨で形成された躯体5は、例えば駐車塔4の周壁部を構成する枠組み鉄骨5aと、この枠組み鉄骨5aの対向する前後二辺の間を連結する形で上下階方向に複数配列された中間横梁鉄骨5bとを有して構成されており、中間横梁鉄骨5bはケージ循環路12における一対の垂直昇降区間12aの間に配置されている。そして、電力供給部26および分電盤27は、駐車塔4の地上階の近傍、例えば地上階から2〜5m程度の高さにある中間横梁鉄骨5bの上面にまとめて同じ高さに配置されている。
このように、電力供給部26と分電盤27は、ケージ循環路12における一対の垂直昇降区間12aの間に配置されている。そして、電力供給部26と給電中継部24は、共に充電車両搭載ケージ13Eの側方となる位置に配置されており、電力供給部26は、充電車両搭載ケージ13Eを垂直昇降区間12aに停止させて、その給電中継部24に電力を供給するように位置付けられている。具体的には、駐車塔4(躯体5)の中間横梁鉄骨5bの中間部に1基の分電盤27が配置され、この電力供給部26から延びる2本の電力ケーブル29が、それぞれ充電車両搭載ケージ13Eの一方の端部付近と他方の端部付近に配置された電力供給部26に接続されている。一方の電力供給部26は、一方の垂直昇降区間12aに停止した充電車両搭載ケージ13Eの例えば後端部付近に配置された給電中継部24の位置に整合し、他方の電力供給部26は、同じく他方の垂直昇降区間12aに停止している充電車両搭載ケージ13Eの給電中継部24の位置に整合して、各々の給電中継部24に電力を供給するようになっている。なお、外部電源25と分電盤27との間は電力ケーブル30で接続されている。
図7〜図10に示すように、給電中継部24は、電力供給部26から電力供給を受ける受電部31と、充電車両2Eの充電ケーブル32が接続されるコンセント部33とが一体的に構成されたものであり、この給電中継部24は、車両搭載ケージ13の構成部品に対して着脱可能に設けられている。図6に示すように、給電中継部24は各充電車両搭載ケージ13Eのパレット21の隅角部付近に位置しているが、その対角側の隅角部付近にはコンセント部33のみが設置され、このコンセント部33は給電中継部24の受電部31に電気的に接続されている。このため、充電車両搭載ケージ13Eに駐車した充電車両2Eは、パレット21の対角位置に設けられた前後2基のコンセント部33の何れからも電力供給を受けることができる。
図2に示すように、4基の充電車両搭載ケージ13Eは、一対の垂直昇降区間12aの一方と他方の同じ高さに位置して電力供給部26を挟んで互いに対向した充電位置に停止できるように所定の間隔を空けてケージ循環路12に複数基設けられている。本実施形態では、例えば両側の垂直昇降区間12aに2基ずつ振り分けられた充電車両搭載ケージ13Eが電力供給部26を挟んで密集できるように車両搭載ケージ13と充電車両搭載ケージ13Eの間隔が設定されている。そして、電力供給部26は、少なくとも対向する2基の充電車両搭載ケージ13E(の給電中継部24)に同時に給電することができる。図2のように密集した4基の充電車両搭載ケージ13Eの全てに同時に給電できるように電力供給部26を構成してもよい。
前述のように、給電中継部24は、電力供給部26から電力供給を受ける受電部31と、充電車両の充電ケーブル32が接続されるコンセント部33とが一体的に構成されたものである。図9、図10に拡大して示すように、受電部31は、パレット21の縁石部21aの上面にボルト等で着脱可能に取り付けられるコンセントボックス34の外側面に受電側接点35(電気接点部)が取り付けられた構成である。また、コンセントボックス34の上面にはコンセント部33の主要部となるコンセント本体36が取り付けられ、コンセント本体36が開閉可能なコンセントカバー37で覆われている。コンセント本体36にはさらに防水カバー38が設けられている。コンセントボックス34およびコンセントカバー37の横幅は縁石部21aよりもはみ出さないようになっている。受電側接点35には、プラス、マイナス、アースの3つの集電子39が設けられており、これらの集電子39は電力供給部26側に面している。
一方、電力供給部26は、供給側接点41(電気接点部)を有し、この供給側接点41を給電中継部24の受電側接点35に当接させることによって、外部電源25の電力を給電中継部24に供給する。図7、図8に示すように、充電車両搭載ケージ13Eのパレット21の長手方向に対して直交する方向に延びるように固定された一対のフレーム材42の間に1本のパワーシリンダ43(アクチュエータ)が設けられており、パワーシリンダ43の伸縮ロッド43aの先端に供給側接点41が連結されている。供給側接点41には、プラス、マイナス、アースの3つの給電子44が設けられている。これらの給電子44は給電中継部24に面しており、図示しない付勢部材によって受電側接点35に向かって延びるように付勢された突起状に形成されている。供給側接点41の両側から延びる摺動ロッド45が、フレーム材42に設けられたリニアベアリング46に摺動自在に保持されている。
パワーシリンダ43の伸縮ロッド43aが縮んでいる時には、供給側接点41が給電中継部24から離れた非通電位置41a(図7参照)にあるが、パワーシリンダ43の伸縮ロッド43aが延びると、供給側接点41が給電中継部24に近付いた通電位置41bに置かれる(図8参照)。そして、この通電位置41bでは、供給側接点41に設けられた3つの給電子44が、それぞれ受電側接点35の3つの集電子39に押し付けられ、図示しない付勢部材の付勢力により圧接されて電気的に良好に接続される。これにより、外部電源25の電力が電力供給部26を経て給電中継部24に供給される。
前述したように、ケージ循環路12の垂直昇降区間12aには、車両搭載ケージ13および充電車両搭載ケージ13Eの揺動を防止する揺動防止手段としての揺動防止機構14が設けられている。揺動防止機構14は、例えば駐車塔4を構成する躯体5の一部として設けられた鉛直方向に延びる縦鉄骨5cに固定されたガイドレール48と、このガイドレール48を前後方向(パレット21の長手方向)から挟むようにパレット21側に設けられた一対のガイドローラ49とを有して構成されている。このようにパレット21側に設けられた一対のガイドローラ49が、躯体5側に設けられたガイドレール48を挟んでいるため、車両搭載ケージ13および充電車両搭載ケージ13Eが垂直昇降区間12aを昇降する際に、その長手方向に揺動することが防止される。
機械式駐車場1は以上のように構成されている。
この機械式駐車場1において、充電する必要のある電動車両等の充電車両2Eは予め充電車両搭載ケージ13Eに駐車される。その際には、充電車両2Eのユーザーが、充電車両搭載ケージ13Eのパレット21に設けられた給電中継部24のコンセント本体36を覆うコンセントカバー37を開放し(図10参照)、さらに防水カバー38を開けて(図9参照)、充電車両2Eの充電ポート51とコンセント本体36との間を充電ケーブル32で接続する作業を行い(図4、図5参照)、充電操作盤28において充電予約入力を行ってから場外に退出する。
これにより、例えば他の車両の入出庫が少ない深夜等の閑散時間帯に、充電車両搭載ケージ13Eが充電位置に回送され、ここで充電が行われる。他の車両の入出庫が行われる場合は、一旦充電が中断されてケージ循環路12が回動し、他車の入出庫が行われた後、再び充電車両2Eを載せた充電車両搭載ケージ13Eが充電位置に回送されて充電が再開される。充電が完了した充電車両2Eを出庫させる際には、充電車両搭載ケージ13Eを入出庫口3に回送した後、ユーザーがコンセント本体36に接続した充電ケーブル32を回収し、コンセントカバー37および防水カバー38を閉じてから充電車両2Eを出庫させる。
この機械式駐車場1に設けられた充電装置Aは、充電車両搭載ケージ13Eをケージ循環路12の垂直昇降区間12aに停止させた状態で、充電車両搭載ケージ13Eに設けられた給電中継部24に、駐車塔4(躯体5)側に設けられた電力供給部26から外部電源25の電力が供給されるようになっている。ケージ循環路12の垂直昇降区間12aには、従来から車両搭載ケージ13の揺動を防止する揺動防止機構14が設けられているため、この垂直昇降区間12aに停止した充電車両搭載ケージ13Eも揺動を防止される。そして、このように揺動を防止された充電車両搭載ケージ13Eの給電中継部24と、電力供給部26との間では相対移動が殆ど生じない。
このため、電力供給部26から給電中継部24に電力が供給されている最中に、電気接点部である受電側接点35と供給側接点41との間の接触が離れるといった事態を回避することができる。例えば、充電中に地震が起こっても、充電車両搭載ケージ13E(給電中継部24)と電力供給部26とが一体に揺動するため、電気接点部における接触性が低下することがない。このため、簡素な構造によって充電車両搭載ケージ13Eに確実かつ安全に電力を供給することができる。
しかも、垂直昇降区間12aに対応する位置に設けられた電力供給部26は、車両の入出庫口3よりも高位置に設けられるため、高電圧が供給される電力供給部26に駐車場のユーザーが触れたり、水害発生時に電力供給部26が水に浸ったり、あるいは入出庫する車両が電力供給部26に干渉するといった懸念がない(ユーザーが充電車両2Eの充電ケーブル32を給電中継部24のコンセント本体36に着脱する時には給電中継部24が電力供給部26から切り離されてユーザーから離れた高位置にある)。このため、感電、水没、衝撃等に対する各種の防護構造を省くことができ、充電装置Aの構造を簡素で安価なものにすることができる。
また、充電装置Aは、電力供給部26と給電中継部24が、共に充電車両搭載ケージ13Eの側方となる位置に配置されているため、電力供給部26と給電中継部24が車両の入出庫方向に位置していない。このため、車両との干渉等に対する防護構造を採らなくてもよく、構造を簡素にできる。しかも、電力供給部26を駐車塔4(躯体5)に設ける工事、および給電中継部24を充電車両搭載ケージ13Eに設ける工事を容易にし、充電装置Aを安価なものにすることができる。
さらに、電力供給部26は、ケージ循環路12における一対の垂直昇降区間12aの間に配置されているため、この一対の垂直昇降区間12aの間に、電力供給部26およびその制御装置である分電盤27等をまとめて設置することができ、これによって充電装置A全体を簡素化およびコンパクト化するとともに、その設置工事を簡素にして、充電装置Aを安価なものにすることができる。
また、この充電装置Aでは、複数の充電車両搭載ケージ13Eが、一対の垂直昇降区間12aの一方と他方の同じ高さに位置して図2のようなレイアウトとなるように車両搭載ケージ13と充電車両搭載ケージ13Eとの順番を設定し、複数の充電車両搭載ケージ13Eが電力供給部26を挟んで互いに対向した充電位置に停止できるようにするとともに、電力供給部26を、この充電位置に停止した一対の充電車両搭載ケージ13E(の給電中継部24)に同時に給電可能に構成した。このため、電力供給部26を挟んで互いに対向した一対の充電車両搭載ケージ13Eの給電中継部24に対して、一箇所に設けた電力供給部26から同時に電力を供給することができる。したがって、この点でも充電装置Aの構成を簡素にするとともに、その設置工事を容易にし、充電装置Aを安価なものにすることができる。
さらに、この充電装置Aでは、充電車両搭載ケージ13Eに設置される給電中継部24を、電力供給部26から電力供給を受ける受電部31と、充電車両2Eの充電ケーブル32が接続されるコンセント部33とが一体的に構成されたものとしたので、給電中継部24の構造を簡素かつ安価にすることができる。そして、この給電中継部24を、車両搭載ケージ13の構成部品であるパレット21に対して着脱可能に設けたため、給電中継部24を車両搭載ケージ13に取り付けて充電車両搭載ケージ13Eに改造する工事が容易になる。このため、充電装置を備えない既存の機械式立体駐車場に充電装置Aを設置する改造工事を容易にし、充電装置Aの設置コストを安価にすることができる。また、既に充電装置Aが設置された機械式立体駐車場においては、充電車両搭載ケージ13Eの増設を簡単に行うことができる。
また、この充電装置Aでは、電力供給部26と給電中継部24との間を電気的に接触させる電気接点部を、電力供給部26側に設けられた供給側接点41と、給電中継部24側に設けられた受電側接点35とを備えて構成し、アクチュエータ(パワーシリンダ43)の動力により、供給側接点41側が受電側接点35側に伸びて接触するように構成したため、電気接点部における接触を確実なものにし、充電車両搭載ケージ13Eに確実かつ安全に電力を供給することができる。なお、供給側接点41側を可動させて受電側接点35側に接触させるようにしたため、受電側接点35側、即ち充電車両搭載ケージ13E側の構成を簡素にすることができる。
ところで、電力供給部26の分電盤27を、電力供給部26の設置高さと同じ高さに設置し、電力供給部26および分電盤27を駐車塔4の地上階の近傍に配置したことにより、電力供給部26と分電盤27とを一箇所にまとめて設置することができ、その設置工事を容易にすることができる。また、地上階の近傍に配置された電力供給部26および分電盤27の保守性を向上させることができる。したがって、充電装置Aの設置コストおよびランニングコストを多大に抑制することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について、図11〜図13を参照しながら説明する。この第2実施形態に係る充電装置Bにおいては、電力供給部56および給電中継部54以外の構成は全て第1実施形態に示す充電装置Aと同一であるため、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図11は充電装置Bの電力供給部56および給電中継部54の平面図であり、図12は図11のXII矢視による充電装置Bの平面図、図13は図12のXIII矢視による充電装置の側面図である。この充電装置Bは、充電車両搭載ケージ13Eに設けられた給電中継部54と、外部電源25の電力を給電中継部54に供給する電力供給部56とを備えている。充電車両搭載ケージ13Eに対する給電中継部54と電力供給部56の設置位置および相対的な位置関係等は第1実施形態に示す充電装置Aと同様である。
図12に示すように、充電車両搭載ケージ13Eに設けられる給電中継部54は、電力供給部56から電力供給を受ける受電部61と、充電車両の充電ケーブルが接続されるコンセント部63とが一体的に構成されたものである。受電部61は、パレット21の縁石部21aの上面にボルト等で着脱可能に取り付けられるコンセントボックス64の外側面に受電側接点65(電気接点部)が取り付けられた構成である。また、コンセントボックス64の上面にはコンセント部63の主要部となるコンセント本体66が取り付けられ、コンセント本体66が開閉可能なコンセントカバー67で覆われている。コンセント本体66にはさらに防水カバー68が設けられている。コンセントボックス64およびコンセントカバー67の横幅は縁石部21aよりもはみ出さないようになっている。そして、図11に示すように、受電側接点65には、プラス、マイナス、アースの3つの集電子69が設けられており、これらの集電子69が電力供給部56側に面している。第1実施形態の場合と異なり、これら3つの集電子69は、縁石部21aよりも外側方(電力供給部56側)に数センチ程度突出している。
一方、電力供給部56は、ベース架台71と、このベース架台71の上面に設置された給電ボックス72と、回動軸73によりベース架台71に軸支されて上方に延びる3本の給電アーム74を備え、各給電アーム74の自由端に、プラス、マイナス、アースの3つの給電子75が取り付けられている。給電アーム74と給電子75により供給側接点77(電気接点部)が構成されている。各給電子75は上下方向に延びるソリ状に形成されている。各給電アーム74は回動軸73を中心に給電中継部54側に接離する方向に揺動することができ、スプリング78(付勢部材)の付勢力によって常に給電中継部54側に回動する方向に付勢され、ネジ状のストッパ79によってその給電中継部54側への回動量が調整されている。各給電子75には給電ボックス72から延びる電源ケーブル80が接続され、電力供給部56全体が保護カバー81で覆われている。
図12に示すように、供給側接点77を構成する給電子75は、スプリング78の付勢力によって給電中継部54の受電側接点65を構成する集電子69の先端部に当接して電気的に良好に接続され、これにより図示しない外部電源の電力が電力供給部56を経て給電中継部54に供給される。この状態から充電車両搭載ケージ13Eが上昇または下降した場合には、給電子75に対して集電子69の高さがずれ、電気的な接続が断たれる。この場合、給電子75は、図12の位置よりも給電中継部54側へ若干回動し(せり出し)、パレット21の縁石部21aに接触する前にストッパ79によりそれ以上の回動を阻止される。
このように、電力供給部56の給電子75がソリ状に形成され、且つスプリング78により給電中継部54側に付勢されているため、充電車両搭載ケージ13Eは給電子75が突出しているにも拘わらず電力供給部56の傍を自由に昇降することができ、充電時には集電子69と給電子75とが接触する位置で充電車両搭載ケージ13Eを停止させることができる。この上下位置は多少ずれても差し支えない。このため、特にアクチュエータ等を用いて給電子75を積極的に進退させるようにしなくても、電力供給部56側の給電子75と、給電中継部54側の集電子69とを確実に接触、もしくは離間させることができ、充電装置Bを簡素かつ安価に構成することができる。そして、簡素な構造により、給電子75と集電子69との接触を確実なものにし、充電車両搭載ケージ13Eに確実かつ安全に電力を供給することができる。
なお、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更を加えることができる。例えば、充電時における充電車両搭載ケージ13Eと電力供給部26,56との位置関係は、必ずしも上記実施形態の位置のみに限定されない。また、上記実施形態では、地上に構築された駐車塔4の下部に設けられた入出庫口3から駐車車両が出入りする下部乗入式の機械式立体駐車場の場合について説明したが、例えば地下に構築された車庫に、地上に設けられた入出庫口から駐車車両が出入りする上部乗入式の機械式立体駐車場であってもよい。さらに、上記実施形態では、給電中継部24,54が、車両搭載ケージ13の構成部品であるパレット21に設置されているが、パレット21に限らず、車両搭載ケージ13の他の構成部品に設置してもよい。
A,B 充電装置
1 機械式立体駐車場
2 車両
2E 充電車両
4 駐車塔(建設構造体)
11 搬送チェーン
12 ケージ循環路
12a 垂直昇降区間
12b Uターン区間
13 車両搭載ケージ
13E 充電車両搭載ケージ
14 揺動防止機構(揺動防止手段)
16 アタッチメント
21 パレット(車両搭載ケージ13の構成部品)
24,54 給電中継部
25 外部電源
26,56 電力供給部
27 分電盤(制御装置)
31,61 受電部
32 充電ケーブル
33,63 コンセント部
35,65 受電側接点(電気接点部)
36,66 コンセント本体
41,77 供給側接点(電気接点部)
43 パワーシリンダ(アクチュエータ)
78 スプリング(付勢部材)

Claims (8)

  1. 建設構造体に支持されて複数基の車両搭載ケージを垂直方向に循環させるケージ循環路を備えた垂直循環式の機械式立体駐車場に付設される充電装置であって、
    前記ケージ循環路は、前記車両搭載ケージを垂直方向に昇降させる一対の垂直昇降区間と、これら一対の垂直昇降区間の上端部同士と下端部同士を互いに接続するUターン区間と、前記垂直昇降区間における前記車両搭載ケージの揺動を防止する揺動防止手段とを有し、
    前記複数基の車両搭載ケージの少なくともつが充電車両に充電を行うための給電中継部を備えた充電車両搭載ケージとされるとともに、
    外部電源の電力を、電気接点部を介して前記給電中継部に供給する電力供給部が前記建設構造体に設けられ、
    前記電力供給部は、前記垂直昇降区間に停止させた前記充電車両搭載ケージの前記給電中継部に電力を供給するように前記建設構造体に位置付けられるとともに、
    前記電力供給部は、前記ケージ循環路における前記一対の垂直昇降区間の間に配置され、
    前記充電車両搭載ケージは、前記一対の垂直昇降区間の一方と他方の同じ高さに位置して前記電力供給部を挟んで互いに対向した充電位置に停止できるように所定の間隔を空けて前記ケージ循環路に複数基設けられ、前記電力供給部は、前記充電位置に停止した一対の前記充電車両搭載ケージに同時に給電可能に構成されていることを特徴とする機械式立体駐車場の充電装置。
  2. 建設構造体に支持されて複数基の車両搭載ケージを垂直方向に循環させるケージ循環路を備えた垂直循環式の機械式立体駐車場に付設される充電装置であって、
    前記ケージ循環路は、前記車両搭載ケージを垂直方向に昇降させる一対の垂直昇降区間と、これら一対の垂直昇降区間の上端部同士と下端部同士を互いに接続するUターン区間と、前記垂直昇降区間における前記車両搭載ケージの揺動を防止する揺動防止手段とを有し、
    前記複数基の車両搭載ケージの少なくとも1つが充電車両に充電を行うための給電中継部を備えた充電車両搭載ケージとされるとともに、
    外部電源の電力を、電気接点部を介して前記給電中継部に供給する電力供給部が前記建設構造体に設けられ、
    前記電力供給部は、前記垂直昇降区間に停止させた前記充電車両搭載ケージの前記給電中継部に電力を供給するように前記建設構造体に位置付けられるとともに、
    前記給電中継部は、前記電力供給部から電力供給を受ける受電部と、前記充電車両の充電ケーブルが接続されるコンセント部とが一体的に構成されたものであり、この給電中継部は、前記車両搭載ケージの構成部品に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする機械式立体駐車場の充電装置。
  3. 前記電力供給部と前記給電中継部は、共に前記充電車両搭載ケージの側方となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の機械式立体駐車場の充電装置。
  4. 前記電気接点部は、前記電力供給部側に設けられた供給側接点と、前記給電中継部側に設けられた受電側接点とを有し、
    アクチュエータの動力により、前記供給側接点または前記受電側接点の一方が他方に向かって伸びて接触するように構成されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の機械式立体駐車場の充電装置。
  5. 前記電気接点部は、前記電力供給部側に設けられた供給側接点と、前記給電中継部側に設けられた受電側接点とを有し、
    付勢部材の付勢力により、前記供給側接点または前記受電側接点の一方が他方側に付勢されて他方に接触するように構成されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の機械式立体駐車場の充電装置。
  6. 前記供給側接点または前記受電側接点の少なくとも一方が上下方向に延びるソリ状であることを特徴とする請求項に記載の機械式立体駐車場の充電装置。
  7. 前記電力供給部の制御装置を、前記電力供給部の設置高さと同じ高さに設置し、前記電力供給部および前記制御装置を前記建設構造体の地上階の近傍に配置したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の機械式立体駐車場の充電装置。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の充電装置を備えたことを特徴とする機械式立体駐車場。
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