JP5637107B2 - 液圧式バルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第一実施形態による液圧式バルブタイミング調整装置1を車両の内燃機関に適用した例につき、示している。装置1は、「作動液」としての作動油の圧力により、「動弁」としての吸気弁のバルブタイミングを調整する。
まず、装置1の基本構成につき、説明する。装置1は、内燃機関においてクランク軸(図示しない)から出力される機関トルクをカム軸2へ伝達する伝達経路に設置の回転機構系10と、当該回転機構系10を駆動するための作動油の入出を制御する制御系40とを、組み合わせてなる。
まず、回転機構系10の基本構成を説明する。図1,2に示す回転機構系10において、ハウジング11は、有底円筒状を呈するシューケーシング12の軸方向一端部にスプロケットプレート13を締結してなる。シューケーシング12の周壁は、円筒状のハウジング本体120と、仕切部である複数のシュー121,122,123,124とを有している。各シュー121,122,123,124は、ハウジング本体120において回転方向に所定間隔ずつあけた箇所から径方向内側へ突出している。回転方向において隣り合うシュー121,122,123,124の間には、それぞれ収容室20が形成されている。
次に、制御系40の基本構成を説明する。図1,2に示す制御系40において、進角通路41は、回転軸140のうち軸本体140aを貫通して、進角作動室21,22,23,24と連通している。遅角通路45は、回転軸140のうち軸本体140aを貫通して、遅角作動室25,26,27,28と連通している。
次に、装置1における制御弁60の詳細構造につき、説明する。尚、以下の説明では、スリーブ66及びスプール70に共通の軸方向、径方向及び周方向を、それぞれ単に「軸方向」、「径方向」及び「周方向」という。
図8に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第二実施形態のスリーブ2066には、連通凹部660が設けられていない。その代わりに、第二実施形態のスプール2070において周方向に等間隔に設けられた三つの排出凹部2703は、いずれもカム軸2側の軸方向端面70cと外周面700とに開口している。かかる開口形態により、図9の如く進角調整位置では、収容孔667の内周面668と各排出凹部2703の底面2704との間に形成される径方向隙間2072を通じて、それら排出凹部2703が収容孔667のカム軸2側の軸方向端部667aと連通することになる。
図10に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。第三実施形態のスリーブ3066では、固定部665の通路孔665aをシールするシール部材3665bが、収容孔667のうちカム軸2側の軸方向端部667a内へスリーブ底部669から同軸上に突出している。また、本実施形態においてスリーブ3066のシール部材3665bは、進角調整位置にてスプール70のドレン孔701内へ同軸上に突入することになる。ここで、シール部材3665bの先端部3665cは、カム軸2とは軸方向反対側へ向かって漸次縮径する円錐状のテーパ部3665cを、形成している。
図12,13に示すように、本発明の第四実施形態は第一実施形態の変形例である。第四実施形態のスプール4070は、各排出凹部703に対応する周方向位置にそれぞれ個別に、排出孔4706を有している。各排出孔4706は、スプール4070を径方向に貫通する円筒孔状に形成され、対応排出凹部703の底面4704とドレン孔701の内周面4705とに開口している。各排出孔4706は、図14の進角調整位置では対応排出凹部703の対向端部703aから、軸方向のカム軸2側へ設定距離だけ離れる軸方向位置となるように、設けられている。
図15,16に示すように、本発明の第五実施形態は第一実施形態の変形例である。第五実施形態のスリーブ5066では、ポート溝662aが形成されないことにより、ポート孔662bからなる遅角ポート5662が周方向の4個所に等間隔に設けられている。
図19に示すように、本発明の第六実施形態は第五実施形態の変形例である。第六実施形態のスリーブ6066では、収容孔667の内周面668において周方向の一部に開口する連通凹部6660を、軸方向に延伸する有底直線溝状に形成している。ここで特に、本実施形態の連通凹部6660は、周方向の三箇所に等間隔に設けられている。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
Claims (7)
- 内燃機関においてクランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを、作動液の圧力により調整する液圧式バルブタイミング調整装置において、
前記クランク軸と連動して回転するハウジングと、
軸方向に連結される前記カム軸と連動して回転し、前記ハウジング内に区画した作動室に対する作動液の入出により、前記ハウジングに対する回転位相が調整されるベーンロータと、
前記ベーンロータ及び前記カム軸のうち少なくとも一方である連動回転要素に内蔵され、スリーブの収容孔内に同軸上に収容されるスプールの軸方向移動に応じて、前記作動室に対する作動液の入出を制御する制御弁とを、備え、
前記スリーブは、
前記カム軸とは反対側の軸方向端部が開放されて作動液を外部へ排出するドレンポートを形成する一方、前記カム軸側の軸方向端部が閉塞される有底形状の前記収容孔と、
前記収容孔において前記スプールが摺接する内周面に開口し、前記作動室から作動液が排出される排出ポートとを、有し、
前記スプールは、
前記スプールを軸方向に貫通し、前記回転位相の調整時に前記ドレンポートと連通するドレン孔と、
前記スプールにおいて前記収容孔の前記内周面と摺接する外周面に開口し、前記回転位相の調整時に前記カム軸とは反対側の軸方向端部が前記排出ポートと径方向に対向する対向端部となる有底形状の排出凹部であって、前記回転位相の調整時に前記スリーブ及び前記スプールの間の径方向隙間を通じて、前記収容孔のうち前記カム軸側の軸方向端部と連通する排出凹部とを、有することを特徴とする液圧式バルブタイミング調整装置。 - 前記スリーブは、前記収容孔の内周面に開口して前記スプールの前記外周面との間に前記径方向隙間を形成する連通凹部を、有することを特徴とする請求項1に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
- 前記排出凹部は、前記スプールにおいて前記カム軸側の軸方向端面及び前記外周面に開口し、前記収容孔の前記内周面との間に前記径方向隙間を形成することを特徴とする請求項1に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
- 前記スリーブは、前記収容孔のうち前記カム軸側の軸方向端部内へ同軸上に突出し、前記カム軸とは軸方向反対側へ向かって縮径するテーパ部を、有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
- 前記スプールは、前記回転位相の調整時に前記対向端部から前記カム軸側に離れる軸方向位置において前記ドレン孔の内周面及び前記排出凹部の底面に開口する排出孔を、有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
- 前記排出ポートは、前記スリーブの前記内周面において周方向全域に開口することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
- 前記排出凹部は、前記スプールの前記外周面において周方向全域に開口することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
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