JP2014238055A - 液圧式バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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将司 林
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Abstract

【課題】作動液圧力の増加時にシール性を維持する構成にあっても、応答性の悪化及びシール部材の固着を抑制する。【解決手段】ベーンロータ14の保持面34に保持されてハウジングロータ11のシール面32と摺動することで、進角室22a及び遅角室22b間をシールするシール部材36は、進角室22a又は遅角室22bである特定室38の作動液からシール面32側へ向かう圧力を受ける受圧面364a,364rと、特定室38から周方向に離間するほどシール面32との間のシール隙間366a,366rを拡大するディフューザ面362a,362rと、ディフューザ面362a,362rをシール面32とは離間させる復元状態から、受圧面364a,364rに受ける圧力が増加するほど、ディフューザ面362a,362rをシール面32に押付ける側へ弾性変形する弾性変形部361a,361rとを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、内燃機関においてクランク軸からの機関トルクの伝達によりカム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを、作動液の圧力により調整する液圧式バルブタイミング調整装置に、関する。
従来、クランク軸及びカム軸とそれぞれ連動して周方向に回転するハウジングロータ及びベーンロータを備え、ハウジングロータに対するベーンロータの回転位相(以下、単に「回転位相」ともいう)を調整する液圧式バルブタイミング調整装置が、知られている。この種の装置では、ベーンロータによりハウジングロータ内が区画され、進角室及び遅角室が周方向に形成される。故に、進角室への作動液導入且つ遅角室からの作動液排出により回転位相が進角し、また進角室からの作動液排出且つ遅角室への作動液導入により回転位相が遅角することになる。
さて、特許文献1に開示の装置では、ベーンロータ外面に保持されてハウジングロータ内面と摺動するシール部材により、周方向に隣り合う進角室及び遅角室の間がシールされている。
特開2005−344586号公報
しかし、本発明者らが鋭意研究を行った結果、特許文献1に開示の装置は、以下二つの問題を内在していることが、判明したのである。
具体的に、進角室又は遅角室からシール部材の受ける作動液圧力が増加してもシール性を維持させておくには、ハウジングロータ内面にシール部材を押付ける力の増大が必要となるが、当該増大により一つ目の問題が生じる。即ち、進角室又は遅角室へ導入される作動液圧力により、ベーンロータをハウジングロータに対して相対回転させる回転駆動力が発生する際、ハウジングロータ内面からシール部材の受ける摺動摩擦力は、シール部材の押付力に追従して増大してしまう。このとき、作動液圧力が増加している場合には、摺動摩擦力に抗した大きな回転駆動力を得られるが、作動液圧力が低下すると、回転駆動力に対する摺動摩擦力の相対比(影響)が大きくなるため、応答性を顕著に悪化させるおそれがある。
また、例えば内燃機関の停止中等、進角室及び遅角室に作動液の導入されない状態が長時間続く場合、二つ目の問題が生じる。この場合、ハウジングロータ内面とシール部材との界面に作動液の液膜が形成されないまま、時間が経過することになるので、ハウジングロータ内面に対してシール部材の固着を招くおそれがある。ここで特に、上述の如き作動液圧力の増加時にシール性を維持する構成では、ハウジングロータ内面に対するシール部材の押付力が増大されているため、シール部材の固着を招き易くなる。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、液圧式バルブタイミング調整装置において、作動液圧力の増加時にシール性を維持する構成にあっても、応答性の悪化及びシール部材の固着を抑制することにある。
そこで、開示された一つの発明は、内燃機関においてクランク軸からの機関トルクの伝達によりカム軸(2)が開閉する動弁のバルブタイミングを、作動液の圧力により調整する液圧式バルブタイミング調整装置であって、クランク軸と連動して周方向に回転するハウジングロータ(11)と、カム軸と連動して周方向に回転しつつ、ハウジングロータに対する回転位相が調整されるベーンロータとして、ハウジングロータ内を区画して進角室(22a)及び遅角室(22r)を周方向に形成し、進角室への作動液の導入且つ遅角室からの作動液の排出により回転位相が進角し、進角室からの作動液の排出且つ遅角室への作動液の導入により回転位相が遅角するベーンロータ(14)と、ハウジングロータの内面とベーンロータの外面とのうち一方を保持面(34,5034)とし、ハウジングロータの内面とベーンロータの外面とのうち他方をシール面(32,5032)としたとき、保持面に保持されてシール面と摺動することにより、周方向に隣り合う進角室及び遅角室の間をシールするシール部材(36,2036,3036a,3036r,4036)とを、備え、シール部材は、進角室又は遅角室である特定室(38)の作動液からシール面側へ向かう圧力を受ける受圧面(364a,364r)と、特定室から周方向に離間するほどシール面との間のシール隙間(366a,366r)を拡大することにより、特定室側からシール隙間を流通する作動液を拡散させるディフューザ面(362a,362r)と、ディフューザ面をシール面とは離間させる復元状態から、受圧面に受ける圧力が増加するほど、ディフューザ面をシール面に押付ける側へ弾性変形する弾性変形部(361a,361r,4361)とを、有することを特徴とする。
この発明において保持面に保持されるシール部材は、進角室又は遅角室である特定室の作動液からシール面側へ向かう圧力を受圧面に受ける。これによりシール部材は、受圧面に受ける作動液圧力が増加するほど、ディフューザ面をシール面に押付ける側へ弾性変形部を弾性変形させる。このとき、シール面とディフューザ面との間にて特定室から周方向に離間するほど拡大するシール隙間では、特定室側からの流通作動液の拡散によって生じる圧力損失が、特定室の作動液圧力に追従して増加することになる。
故に、受圧面の受ける作動液圧力が増加することで、シール隙間での圧力損失も増加する場合には、当該シール隙間に面したディフューザ面がシール面への押付側に吸寄せられる。かかる吸寄せ作用により弾性変形部の弾性変形が大きくなることで、シール面に対するディフューザ面の押付力は増大するので、作動液圧力の増加に拘らずシール性が維持され得る。
一方、受圧面の受ける作動液圧力が低下すると、ディフューザ面に面したシール隙間での圧力損失も低下するため、弾性変形部の弾性変形は小さくなる。これにより、シール面に対するディフューザ面の押付力、ひいてはシール面からディフューザ面の受ける摺動摩擦力は減少する。故に、特定室における作動液圧力の低下により、ハウジングロータに対してベーンロータを相対回転させる回転駆動力が減少しても、当該回転駆動力に対する摺動摩擦力の相対比(影響)を小さくして、応答性の悪化を抑制できる。
さらに、進角室及び遅角室の双方に作動液が導入されない状態では、進角室又は遅角室である特定室から受圧面には、作動液圧力が作用しない。これにより、弾性変形部は復元状態となるため、ディフューザ面がシール面とは離間する。故に、作動液導入のないまま長時間経過したとしても、ディフューザ面がシール面に固着するのを抑制できる。
また、開示された他の一つの発明は、受圧面は、弾性変形部(361a,361r)の保持面側に設けられ、ディフューザ面は、弾性変形部のシール面側に設けられることを特徴とする。
この発明の弾性変形部は、保持面側の受圧面とシール面側のディフューザ面とでそれぞれ、特定室の作動液圧力とシール隙間の作動液圧力とを直接受ける。これにより、シール隙間での圧力損失に対して弾性変形の追従性が高くなるので、シール性の維持効果と応答性の悪化抑制効果とをそれぞれ、作動液圧力の増加時と作動液圧力の低下時とに適確に発揮可能となる。
また、開示された他の一つの発明は、シール部材(4036)は、弾性変形部(4361)よりも剛性の高い剛性部(4368a,4368r)を、弾性変形部の弾性変形により揺動可能に有し、受圧面は、剛性部の保持面側に設けられ、ディフューザ面は、剛性部のシール面側に設けられることを特徴とする。
この発明のシール部材において、弾性変形部よりも高剛性の剛性部は、保持面側の受圧面とシール面側のディフューザ面とでそれぞれ、特定室の作動液圧力とシール隙間の作動液圧力とを受けることで、弾性変形部を弾性変形させつつ揺動する。これによれば、シール面と接触するまでのディフューザ面形状が安定するため、剛性部の揺動は、シール隙間での圧力損失に対して追従性の高いものとなる。故に、シール性の維持効果と応答性の悪化抑制効果とをそれぞれ、作動液圧力の増加時と作動液圧力の低下時とに適確に発揮可能となる。
第一実施形態の液圧式バルブタイミング調整装置を示す図であって、図2のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1,2のシール部材を示す側面図である。 図1,2のシール部材を示す斜視図である。 図2の要部を拡大して示す断面図である。 図5とは異なる作動状態を示す断面図である。 図5,6とは異なる作動状態を示す断面図である。 第二実施形態の要部を拡大して示す断面図である。 第三実施形態の要部を拡大して示す断面図である。 第四実施形態の要部を拡大して示す断面図である。 図10とは異なる作動状態を示す断面図である。 図10,11とは異なる作動状態を示す断面図である。 第五実施形態の液圧式バルブタイミング調整装置を示す図であって、図14のXIII−XIII線断面図である。 図13のXIV−XIV線断面図である。 図14の要部を拡大して示す断面図である。 第六実施形態の液圧式バルブタイミング調整装置を示す図であって、図17のXVI−XVI線断面図である。 図16のXVII−XVII線断面図である。 図5の変形例を示す断面図である。 図5の変形例を示す断面図である。 図5の変形例を示す断面図である。 図5の変形例を示す断面図である。 図10の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
図1,2に示すように、本発明の第一実施形態において車両の内燃機関に搭載されるバルブタイミング調整装置1は、「作動液」の圧力として作動油の圧力を利用する液圧式である。装置1は、機関トルクの伝達によりカム軸2が開閉する「動弁」のバルブタイミングとして、吸気弁のバルブタイミングを調整する。装置1は、回転機構系10と回転制御系40とを組み合わせてなる。
(回転機構系)
まず、回転機構系10の基本構成を説明する。回転機構系10は、内燃機関にてクランク軸(図示しない)から出力される機関トルクをカム軸2へ伝達する伝達経路に、設置される。回転機構系10は、ハウジングロータ11及びベーンロータ14を備えている。
ハウジングロータ11は、シューハウジング12及びスプロケットプレート13等から構成されている。一部金属部分を除いて大半部分が樹脂製のシューハウジング12は、有底円筒状を呈するハウジング本体120と、略扇型板状を呈する複数のシュー121とを有している。図2に示すように各シュー121は、ハウジング本体120のうち周方向に所定間隔ずつあけた箇所から、径方向内側へ突出している。周方向において隣り合うシュー121の間には、それぞれ収容室20が形成されている。
金属製のスプロケットプレート13は、ハウジング本体120の開口端部を覆う円環板状を呈している。スプロケットプレート13は、タイミングチェーン(図示しない)を介してクランク軸と連繋する。かかる連繋により内燃機関の回転中は、機関トルクがクランク軸からスプロケットプレート13へ伝達されることで、ハウジングロータ11がクランク軸と連動して一定の周方向(図2の時計方向)に回転する。
図1,2に示すようにベーンロータ14は、ハウジングロータ11内に同軸上に収容され、軸方向両端部においてシューハウジング12の底壁とスプロケットプレート13とに摺接する。ベーンロータ14は、円筒状を呈する回転軸140と、略扇型板状を呈する複数のベーン141とを有している。回転軸140は、金属薄板の積層体をインサート状態で樹脂成形してなり、カム軸2に対して同軸上に固定されている。かかる固定によりベーンロータ14は、カム軸2と連動してハウジングロータ11と同一の周方向(図2の時計方向)に回転しつつ、ハウジングロータ11に対して相対回転可能となっている。
各ベーン141は、回転軸140と共に樹脂成形してなり、回転軸140のうち周方向に所定間隔ずつあけた箇所から、径方向外側へ突出している。図2に示すように各ベーン141は、それぞれ対応する収容室20をハウジングロータ11内にて周方向に区画することで、進角室22aと遅角室22rとを形成している。即ち、複数のベーン141により本実施形態では、進角室22aと遅角室22rとが周方向に交互に、それぞれ複数ずつ形成されている。
以上の構成を備えた回転機構系10では、進角室22a及び遅角室22rに対する作動油の入出により、バルブタイミングを決める回転位相が調整される。具体的に、進角室22aへの作動油の導入且つ遅角室22rからの作動油の排出により、ベーンロータ14は、ハウジングロータ11に対して進角方向へ相対回転する。即ち、回転位相が進角方向へ変化するので、バルブタイミングが進角調整される。一方、進角室22aからの作動油の排出且つ遅角室22rへの作動油の導入により、ベーンロータ14は、ハウジングロータ11に対して遅角方向へ相対回転する。即ち、回転位相が遅角方向へ変化するので、バルブタイミングが遅角調整される。
(制御系)
次に、回転制御系40の基本構成を説明する。回転制御系40は、回転機構系10を駆動するための作動油の入出を制御する。図1,2に示すように回転制御系40は、通路50a,50r,50i,50d、制御弁60及び制御回路80を備えている。
図1に示すように進角通路50aは、回転軸140に形成され、進角室22aと連通している。遅角通路50rは、回転軸140に形成され、遅角室22rと連通している。
導入通路50iは、回転軸140に形成され、供給源としてのポンプ4に搬送通路3を介して連通している。ここでポンプ4は、内燃機関の回転中に機関トルクを受けることで駆動されるメカポンプであり、当該回転中は、ドレンパン5から吸入した作動油を吐出する。また、カム軸2及びその軸受を貫通する搬送通路3は、ポンプ4の吐出口と連通している。これらの構成から本実施形態では、内燃機関がクランキングにより始動するのに伴って、ポンプ4から導入通路50iへの作動油の導入が開始される一方、内燃機関が停止するのに伴って、当該導入が停止する。
ドレン回収通路50dは、回転機構系10及びカム軸2の外部に設けられることで、大気に開放されている。ドレン回収通路50dは、ドレンパン5へ作動油を排出可能となっている。
図1,2に示すように制御弁60は、スリーブ66内においてスプール68を駆動する、所謂スプール弁である。図1に示すように制御弁60は、リニアソレノイド62への通電により発生する駆動力と、リターンスプリング64の弾性変形により当該駆動力とは反対方向に発生する復元力とを利用して、スプール68を軸方向に往復駆動する。制御弁60は、複数のポート66a,66r,66i,66dをスリーブ66に形成している。ここで、進角ポート66aは進角通路50aと連通し、遅角ポート66rは遅角通路50rと連通し、導入ポート66iは導入通路50iと連通し、ドレンポート66dはドレン回収通路50dと連通している。こうした連通形態の制御弁60は、スプール68の軸方向位置に応じて、ポート66a,66r,66i,66d間の状態を切替えることで、各室22a,22rに対する作動油の入出を制御する。
図1に示す制御回路80は、マイクロコンピュータを主体に構成される電子回路であり、リニアソレノイド62及び内燃機関の各種電装品(図示しない)等に電気接続されている。制御回路80は、リニアソレノイド62への通電を含む内燃機関の制御を、内部メモリに記憶のコンピュータプログラムに従って実行する。
以上の構成を備えた回転制御系40では、制御回路80からリニアソレノイド62への通電制御に従って、ポート66a,66r,66i,66d間の状態が切替えられる。かかる切替えにより、各室22a,22rに対する作動油の入出が制御される。具体的に、導入ポート66iが進角ポート66aと連通し且つドレンポート66dが遅角ポート66rと連通する切替え状態では、進角室22aへの作動油導入且つ遅角室22rからの作動油排出により、進角調整が実現される。一方、導入ポート66iが遅角ポート66rと連通し且つドレンポート66dが進角ポート66aと連通する切替え状態では、進角室22aからの作動油排出且つ遅角室22rへの作動油導入により、遅角調整が実現される。
(セルフシール構造)
以下、図1,2に示すセルフシール構造30について、詳細に説明する。セルフシール構造30は、回転機構系10においてシール面32及び保持面34間に、複数のシール部材36を介装してなる。第一実施形態では、ハウジングロータ11の内面及びベーンロータ14の外面のうち、前者である一方をシール面32、また後者である他方を保持面34としている(図5も参照)。
具体的にシール面32は、ハウジング本体120にて各収容室20を形成する内周面120iと底面120bとに跨って、設けられている。一方で保持面34は、各ベーン141の外周面141oと一端面141eとに跨って、設けられている。ここで保持面34は、対向するシール面32とは反対側へ向かって凹む凹面部340を、各ベーン141に複数形成している。各凹面部340は、それぞれ対応するベーン141において、一端面141eの内周側縁部から外周面141oの他端面側縁部に亘って延伸することで、略L字型の矩形溝状を呈している。これら各凹面部340とシール面32との間には、シール部材36が一つずつ介装されている。尚、各シール部材36の構成は、互いに実質同一であることから、以下では、一シール部材36の構成を代表的に説明する。また、以下の説明では、ロータ11,14の共通の周方向を、単に「周方向」という。
図3,4に示すようにシール部材36は、例えばゴム等の弾性材から、略L字型の柱体状に形成されている。図1,2に示すようにシール部材36は、対応するシール面32及び保持面34の間において、底面120b及び端面141eの内周側縁部から内周面120i及び外周面141oの他端面側縁部に亘って延伸している。シール部材36は、凹面部340内に保持されてシール面32と摺動することで、当該凹面部340の形成ベーン141を挟む進角室22a及び遅角室22rの間、即ち周方向に隣り合う進角室22a及び遅角室22rの間をシールする。
図4,5に示すようにシール部材36は、基部360、弾性変形部361a,361r、ディフューザ面362a,362r、ガイド面363a,363r及び受圧面364a,364rを、いずれも延伸方向の全域に且つ一体に有している。ここで進角室22a側には、要素361a,362a,363a,364aの組が設けられ、遅角室22r側には、要素361r,362r,363r,364rの組が設けられ、それら双方の組に対して、基部360が共通に設けられている。尚、以下の説明において特定室38とは、要素361a,362a,363a,364aの組に関しては進角室22aを意味し、特に強調する場合には、「特定室38(進角室22a)」と表記する。また、以下の説明において、要素361r,362r,363r,364rの組に関する特定室38とは、遅角室22rを意味し、特に強調する場合には、「特定室38(遅角室22r)」と表記する。
図5に示すように基部360は、厚肉板状に形成されて凹面部340内の全域に嵌入されている。基部360においてシール面32側の端面360eからは、弾性変形部361aが特定室38(進角室22a)側へ斜めに突出している。かかる突出形態により、基部360と弾性変形部361aとの間には、特定室38(進角室22a)と連通可能な連通溝365aが形成されている。また、基部360においてシール面32側の端面360eからは、弾性変形部361rが特定室38(遅角室22r)側へ斜めに突出している。かかる突出形態により、基部360と弾性変形部361rとの間には、特定室38(遅角室22r)と連通可能な連通溝365rが形成されている。これら各連通溝365a,365rを通じて基部360は、凹面部340側へ向かう圧力を特定室38の作動油から受けることで、凹面部340の内面に押付けられる。
このような基部360の構成に対して、進角室22a側の要素361a,362a,363a,364aの構成を、まず説明する。
弾性変形部361aは、基部360から薄肉板状に突出形成されて弾性変形自在となっている。弾性変形部361aは、凹面部340の内部から外部へ張出すことで、シール面32側の板面にディフューザ面362aを設けている。ディフューザ面362aは、特定室38(進角室22a)から周方向に離間するほど、シール面32との間のシール隙間366aを漸次拡大するように、斜面形状を呈している。ここで特にディフューザ面362aは、かかる斜面形状を弾性変形部361aの任意の状態にて維持する。こうした斜面形状のディフューザ面362aにより、シール隙間366aを特定室38(進角室22a)側から流通する作動油は、拡散作用を受ける。
弾性変形部361aは、ディフューザ面362aよりも特定室38(進角室22a)側の先端面に、ガイド面363aを設けている。ガイド面363aは、周方向においてディフューザ面362aと接続されている。ガイド面363aは、特定室38(進角室22a)から周方向に離間するほど、シール面32との間のガイド隙間367aを漸次縮小するように、ディフューザ面362aとは逆向きの斜面形状を呈している。ここで特にガイド面363aは、かかる斜面形状を弾性変形部361aの任意の状態にて維持する。こうした斜面形状のガイド面363aにより、ガイド隙間367aを特定室38(進角室22a)側から流通する作動油は、ディフューザ面362a側への案内作用を受ける。
弾性変形部361aは、凹面部340を含む保持面34の側の板面に、受圧面364aを設けている。受圧面364aは、ディフューザ面362aに沿った斜面部分により連通溝365aを形成することで、シール面32側へ向かう圧力を特定室38(進角室22a)の作動油から受ける。故に、かかる受圧面364aに圧力を受けないときに弾性変形部361aは、図5の復元状態となることで、ディフューザ面362aをシール面32とは離間させる。一方、受圧面364aの受ける圧力が増加すると、弾性変形部361aは、図5の復元状態から、図6,7の如くディフューザ面362aをシール面32に押付ける側へ弾性変形する。
弾性変形部361aの先端近傍において受圧面364aは、ディフューザ面362aとの間の厚みを、ディフューザ面362aに沿う斜面部分よりも、拡大させている。即ち、受圧面364a及びディフューザ面362aの厚みは、特定室38(進角室22a)側にて拡大している。かかる厚みの拡大形態により、受圧面364aの受ける圧力が増加して弾性変形部361aが弾性変形した場合でも、シール隙間366aの入口では、ディフューザ面362aの斜面形状が崩れ難くなっている。
以上、進角室22a側の要素361a,362a,363a,364aの構成に対して、遅角室22r側の要素361r,362r,363r,364rの構成は、当該前者の構成にて「進角」と「遅角」とを逆にしたものとなる。即ち後者の構成は、前者の構成説明の進角室22a及び符号361a,362a,363a,364a,365a,366a,367aを、それぞれ遅角室22r及び符号361r,362r,363r,364r,365r,366r,367rと読替えた構成となる。故に本明細書では、後者である遅角室22r側の要素361r,362r,363r,364r、365r,366r,367については、詳細な構成説明を省略する。
ここまで説明の構成下、保持面34に保持されるシール部材36は、進角調整時においては、特定室38(進角室22a)へ導入される作動油からシール面32側へ向かう圧力を、受圧面364aに受ける。これによりシール部材36は、受圧面364aに受ける作動油圧力が増加するほど、図6の如くディフューザ面362aをシール面32に押付ける側へ、弾性変形部361aを弾性変形させる。このとき、図6の押付状態となるまでは、図5の二点鎖線の如くシール隙間366aが特定室38から周方向に離間するほど拡大した形状を、周方向全域にて維持する。故に、シール隙間366aにて特定室38側からの流通作動油の拡散によって生じる圧力損失は、特定室38の作動油圧力に追従して増加することになる。
また、遅角調整時において保持面34に保持されるシール部材36は、特定室38(遅角室22r)へ導入される作動油からシール面32側へ向かう圧力を、受圧面364rに受ける。これにより、進角調整時の場合と同様な原理により、図7の如く弾性変形部361rがディフューザ面362rをシール面32に押付ける側へ弾性変形するので、シール隙間366rでは、特定室38の作動油圧力に追従して圧力損失が増加する。
以上より、受圧面364a,364rの受ける作動油圧力が増加することで、シール隙間366a,366rでの圧力損失も増加する場合には、当該隙間366a,366rに面したディフューザ面362a,362rがシール面32への押付側に吸寄せられる。かかる吸寄せ作用により弾性変形部361a,361rの弾性変形が大きくなることで、シール面32に対するディフューザ面362a,362rの押付力は増大するので、作動油圧力の増加に拘らずシール性が維持され得る。また特にこのときには、薄板状の弾性変形部361a,361rが押付力により弾性変形することで、シール部材36の延伸方向の両端がそれぞれ回転軸140とスプロケットプレート13とに密着する(図1参照)ので、シール性が高められ得る。
一方、受圧面364a,364rの受ける作動油圧力が低下すると、ディフューザ面362a,362rに面したシール隙間366a,366rでの圧力損失も低下するため、弾性変形部361a,361rの弾性変形は小さくなる。これにより、シール面32に対するディフューザ面362a,362rの押付力、ひいてはシール面32からディフューザ面362a,362rの受ける摺動摩擦力は減少する。故に、特定室38における作動油圧力の低下により、ハウジングロータ11に対してベーンロータ14を相対回転させる回転駆動力が減少しても、当該回転駆動力に対する摺動摩擦力の相対比(影響)を小さくして、応答性の悪化を抑制できる。
さらに、進角室22a及び遅角室22rの双方に作動油が導入されない状態では、進角室22a又は遅角室22rである特定室38から受圧面364a,364rには、作動油圧力が作用しない。これにより、弾性変形部361a,361rは図5の復元状態となるため、ディフューザ面362a,362rがシール面32とは離間する。故に、作動油導入のないまま長時間経過したとしても、ディフューザ面362a,362rがシール面32に固着するのを抑制できる。
ここでシール部材36によると、周方向にてディフューザ面362a,362rの特定室38側に接続されるガイド面363a,363rとシール面32との間には、特定室38から周方向に離間するほど縮小するよう、ガイド隙間367a,367rが確保される。かかるガイド隙間367a,367rでは、ガイド面363a,363rに沿って作動油が特定室38側からディフューザ面362a,362r側へと案内されることになる。これによりガイド隙間367a,367rからは、ディフューザ面362a,362rとシール面32との間のシール隙間366a,366rへと作動油が確実に流入して、当該流入作動油の圧力に応じた圧力損失が生じることになる。故に、作動油圧力の増加時におけるシール性の維持効果も、作動油圧力の低下時における応答性の悪化抑制効果をも、確固たる効果として発揮可能となる。
また、弾性変形部361a,361rは、保持面34側の受圧面364a,364rとシール面32側のディフューザ面362a,362rとで、特定室38の作動油圧力とシール隙間366a,366rの作動油圧力とを直接受ける。これにより弾性変形部361a,361rは、シール隙間366a,366rでの圧力損失に対して弾性変形の追従性が高くなるので、シール性の維持効果と応答性の悪化抑制効果とをそれぞれ、作動油圧力の増加時と作動油圧力の低下時とに適確に発揮可能となる。
さらに、弾性変形部361a,361rの特定室38側先端では、受圧面364a,364r及びディフューザ面362a,362r間の厚みが拡大されることで、ディフューザ面362a,362rの形状がシール隙間366a,366rの入口にて維持され得る。これによれば、ディフューザ面362a,362rによる所期の拡散機能をシール隙間366a,366rの入口にて担保できるので、当該シール隙間366a,366rでの圧力損失の発生が確実となる。故に、作動油圧力の増加時におけるシール性の維持効果も、作動油圧力の低下時における応答性の悪化抑制効果をも、確固たる効果として発揮可能となる。
またさらにシール部材36は、保持面34のうちシール面32とは反対側へ向かって凹む凹面部340内に基部360が嵌入保持されることで、当該保持面34に対してずれ乃至はねじれが生じ難くなる。故に、そうした基部360から突出する弾性変形部361a,361rは、シール隙間366a,366rでの圧力損失に追従して確実に弾性変形し得る。故に、作動油圧力の増加時におけるシール性の維持効果も、作動油圧力の低下時における応答性の悪化抑制効果をも、確固たる効果として発揮可能となる。
加えて、特定室38の作動油から凹面部340側へ向かう圧力を受ける基部360は、、当該凹面部340の内面に押付けられることになるので、保持面34からは離脱し難い。これにより、特定室38における作動油圧力の発生中は、シール隙間366a,366rでの圧力損失に追従した弾性変形部361a,361rの弾性変形を、継続して担保できる。故に、作動油圧力の増加時におけるシール性の維持効果についても、作動油圧力の低下時における応答性の悪化抑制効果についても、信頼性を高めることが可能となる。
また加えて、進角室22aを特定室38とした要素362a,364a等の組と、遅角室22rを特定室38とした要素362r,364r等の組とを有するシール部材36によれば、両特定室38間のシール隙間366a,366rにて双方向の漏れを抑制し得る。しかもシール部材36は、それら進角室22a側の組と遅角室22r側の組とを一体に有するので、保持面34に対する組付性が向上し得る。
(第二実施形態)
図8に示すように本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態において、保持面34によりシール部材2036を保持するベーン141には、嵌入孔2341が凹面部340の底面に開口形成されている。それと共に第二実施形態のシール部材2036は、アンカー突起2039も一体に有している。
具体的にアンカー突起2039は、進角室22a側の要素361a,362a,363a,364aの組と、遅角室22r側の要素361r,362r,363r,364rの組とに対して、共通に設けられている。アンカー突起2039は、凹面部340内の基部360からシール面32とは反対側へ突出し、例えば円形乃至は矩形等の柱体状を呈している。かかるアンカー突起2039が嵌入孔2341に圧入状態で嵌入することで、ずれ乃至はねじれの抑制機能が高められているだけでなく、シール部材2036が保持面34から離脱し難くなっている。
このような第二実施形態によると、第一実施形態と同様な基部360への圧力作用と相俟って、特定室38における作動油圧力の発生中は、シール隙間366a,366rでの圧力損失に追従した弾性変形部361a,361rの弾性変形を、継続して担保できる。故に、作動油圧力の増加時におけるシール性の維持効果についても、作動油圧力の低下時における応答性の悪化抑制効果についても、信頼性を高めることが可能となる。
(第三実施形態)
図9に示すように本発明の第三実施形態は、第一実施形態の変形例である。第三実施形態において、保持面34を有するベーン3141には、一対の凹面部3340a,3340rが周方向に並んで設けられている。これに応じて、保持面34をなす各凹面部3340a,3340rには、それぞれ進角室22a側のシール部材3036aと遅角室22r側のシール部材3036rとが各別に保持されている。
ここでシール部材3036aは、凹面部3340aのみに嵌入され且つ弾性変形部361aのみが突出する基部3360aを、要素361a,362a,363a,364aの組に加えて、進角室22a側に一体に有している。一方でシール部材3036rは、凹面部3340rのみに嵌入される基部3360rを、要素361r,362r,363r,364rの組に加えて、遅角室22r側に一体に有している。尚、基部3360a,3360rについては、以上の点を除いて、第一実施形態の基部360と同様な構成を有している。
このような第三実施形態によると、進角室22aを特定室38とした要素362a,364a等を有するシール部材3036aと、遅角室22rを特定室38とした要素362r,364r等を有するシール部材3036rによれば、両特定室38間のシール隙間366a,366rにて双方向の漏れを抑制し得る。しかも、進角室22a側と遅角室22r側とで各別のシール部材3036a,3036rは、例えば面364a,364r及び面362a,362r間の厚みといったサイズ、形状、材料、硬度等の形態を、対応する特定室38の圧力特性に応じて相異ならせることが可能となる。
(第四実施形態)
図10に示すように本発明の第四実施形態は、第一実施形態の変形例である。第四実施形態のシール部材4036は、進角室22a側にて要素362a,363a,364aを形成する剛性部4368aと、遅角室22r側にて要素362r,363r,364rを形成する剛性部4368rとを有している。それと共にシール部材4036は、進角室22a側の要素362a,363a,364a,4368aと、遅角室22r側の要素362r,363r,364r,4368rとの一体物に対して、共通となる弾性変形部4361及び基部360を、別体に有している。
具体的に、薄肉板状の各剛性部4368a,4368rは、弾性変形部4361及び基部360をなす弾性材よりも高い剛性の材料、例えば金属薄膜乃至は樹脂フィルム等から形成されている(図10は、金属薄膜の例)。各剛性部4368a,4368rのシール面32側の板面には、それぞれ対応するディフューザ面362a,362rが設けられている。各剛性部4368a,4368rの特定室38側の先端面には、それぞれ対応するガイド面363a,363rが設けられている。各剛性部4368a,4368rの保持面34側の板面には、それぞれ対応する受圧面364a,364rが設けられている。但し、各剛性部4368a,4368rでは、先端近傍でも受圧面364a,364rがディフューザ面362a,362rに沿って設けられることで、特定室38(進角室22a)側での厚みが実質的に拡大されていない。
以上の剛性部4368a,4368rと基部360との間では、連通溝365a,365rの形成により、弾性変形部4361がくびれ状に設けられて弾性変形自在となっている。かかるくびれ状の弾性変形部4361が保持状態の基部360に対して弾性変形することで、図11,12に示すように剛性部4368a,4368rは、それらのいずれかがシール面32に押付けられる側へ、一体に揺動する。
こうした構成の第四実施形態にてシール部材4036は、進角調整時においては、特定室38(進角室22a)へ導入される作動油からシール面32側へ向かう圧力を、受圧面364aに受ける。これによりシール部材4036は、受圧面364aに受ける作動油圧力が増加するほど、図11の如く剛性部4368aによりディフューザ面362aをシール面32に押付ける側へ、弾性変形部4361を弾性変形させる。このとき、図11の押付状態となるまでは、図10の二点鎖線の如くシール隙間366aが特定室38から周方向に離間するほど拡大した形状を、周方向全域にて維持するので、当該隙間366aでの圧力損失は、特定室38の作動油圧力に追従して増加することになる。
また、遅角調整時においてシール部材4036は、特定室38(遅角室22r)へ導入される作動油からシール面32側へ向かう圧力を、受圧面364rに受ける。これにより、進角調整時の場合と同様な原理により、図12の如く弾性変形部4361が剛性部4368rによりディフューザ面362rをシール面32に押付ける側へ弾性変形するので、シール隙間366rでは、特定室38の作動油圧力に追従して圧力損失が増加する。
したがって、このような第四実施形態によっても、作動油圧力の増加時におけるシール性の維持効果と、作動油圧力の低下時における応答性の悪化抑制効果と、作動油圧力の非作用時における固着抑制効果とを、第一実施形態と同様に発揮可能である。また、第一実施形態と実質同一の構成(即ち、符号が同一の構成)によっても、第一実施形態と同様な効果を発揮可能である。
さらに、弾性変形部4361より高剛性の剛性部4368a,4368rは、保持面34側の受圧面364a,364rとシール面32側のディフューザ面362a,362rとで、特定室38の作動油圧力とシール隙間366a,366rの作動油圧力とを受ける。これにより剛性部4368a,4368rは、弾性変形部4361を弾性変形させつつ、揺動することになる。その結果、シール面32と接触するまでのディフューザ面362a,362rの形状が安定することで、剛性部4368a,4368rの揺動がシール隙間366a,366rでの圧力損失に対して追従性の高いものとなる。故に、シール性の維持効果と応答性の悪化抑制効果とをそれぞれ、作動油圧力の増加時と作動油圧力の低下時とに適確に発揮可能となる。
またさらにシール部材4036は、保持面34のうちシール面32とは反対側へ向かって凹む凹面部340内に基部360が嵌入保持されることで、当該保持面34に対してずれ乃至はねじれが生じ難くなる。故に、そうした基部360と剛性部4368a,4368r間との間にてくびれ状に設けられる弾性変形部4361は、シール隙間366a,366rでの圧力損失に追従して確実に弾性変形し得る。故に、作動油圧力の増加時におけるシール性の維持効果も、作動油圧力の低下時における応答性の悪化抑制効果をも、確固たる効果として発揮可能となる。
(第五実施形態)
図13〜15に示すように本発明の第五実施形態は、第一実施形態の変形例である。第五実施形態では、ハウジングロータ11の内面及びベーンロータ14の外面のうち、後者である一方をシール面5032、また前者である他方を保持面5034としている。
具体的にシール面5032は、各ベーン141間の外周面140oと回転軸140の一端面140eとに跨って、設けられている。一方で保持面5034は、各シュー121の内周面121iとハウジング本体120の底面120bとに跨って、設けられている。ここで保持面5034は、対向するシール面5032とは反対側へ向かって凹む矩形溝状の凹面部5340を、各シュー121に複数且つそれぞれ略L字型に形成している。そして、これら各凹面部5340とシール面32との間に、シール部材36が一つずつ介装されている。
以上説明した点を除いて第五実施形態は、第一実施形態と同様な構成、即ち符号32,34,340を符号5032,5034,5340と読替えた構成を備えている。したがって、第一実施形態と同様な効果を発揮可能である。
(第六実施形態)
図16,17に示すように本発明の第六実施形態は、第一実施形態と第五実施形態とを組み合わせた変形例である。したがって、第六実施形態によれば、第一実施形態と同様な効果を発揮可能であると共に、シール箇所の増大によりシール性が向上する。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、第一〜第六実施形態の変形例1としては、図18に示すように、連通溝365a,365r及び端面360eを設けない構成としてもよい。尚、図18は、第一実施形態の変形例1を示している。
第一〜第六実施形態の変形例2としては、図19に示すように、弾性変形部361a,361rの先端面によりガイド隙間367a,367rを形成しないで、当該先端面をガイド面363a,363rとして機能させない構成としてもよい。尚、図19は、第一実施形態の変形例2を示している。
第一〜第三、第五、第六実施形態の変形例3としては、図20に示すように、受圧面364a,364rの全体をディフューザ面362a,362rに沿わせることで、特定室38側での弾性変形部361a,361rの厚みを拡大しない構成としてもよい。尚、図20は、第一実施形態の変形例3を示している。
第一〜第三、第五、第六実施形態の変形例4としては、図21に示すように、進角室22a側の要素362a,363a,364aと、遅角室22r側の要素362r,363r,364rに対して、共通となる基部360を別体に設けてもよい。この場合には、進角室22a側の要素362a,363a,364aと、遅角室22r側要素362r,363r,364rとを、例えば金属乃至は樹脂等により形成してもよい(図21は、金属形成の例)。尚、図21は、第一実施形態の変形例4を示している。
第四実施形態の変形例5としては、図22に示すように、進角室22a側の要素362a,363a,364a,4368aと、遅角室22rの側要素362r,363r,364r,4368rと、弾性変形部4361とに対し、基部360を別体に設けてもよい。即ち、この場合には、進角室22a側の要素362a,363a,364a,4368aと、遅角室22r側の要素362r,363r,364r,4368rと、弾性変形部4361とを一体に形成してもよい。
第三実施形態の変形例6としては、第二実施形態に準じてベーン3141の嵌入孔2341に嵌入されるアンカー突起2039を、各シール部材3036a,3036rの基部3360a,3360rから突出させてもよい。
第四実施形態の変形例7としては、第二、第三実施形態のうち少なくとも一つに準ずる特徴を採用してもよい。第五実施形態の変形例8としては、第二〜第四実施形態のうち少なくとも一つに準ずる特徴を採用してもよい。第六実施形態の変形例9としては、第二〜第四実施形態のうち少なくとも一つに準ずる特徴を採用してもよい。
第一、第二、第四〜第六実施形態の変形例10としては、シール部材36,2036,4036における進角室22a側の要素と遅角室22r側の要素とのうち、一方のみを設ける構成としてもよい。第三実施形態の変形例11としては、進角室22a側のシール部材3036aと遅角室22r側のシール部材3036rとのうち、一方のみを設ける構成としてもよい。
第一〜第六実施形態の変形例12としては、基部360,3360a,3360rを凹面部340,3340a,3340r,5340の内面に対して、例えば接着、焼付け、二色成形、溶接等により固着させてもよい。第一〜第六実施形態の変形例13としては、凹面部340,5340の形成箇所毎に異なる構成を、それら実施形態のうち少なくとも二つの中から採用してもよい。
1 バルブタイミング調整装置、2 カム軸、11 ハウジングロータ、14 ベーンロータ、22a 進角室、22r 遅角室、30 セルフシール構造、32,5032 シール面、34,5034 保持面、36,2036,3036a,3036r,4036 シール部材、38 特定室、340,3340a,3340r,5340 凹面部、360,3360a,3360r 基部、361a,361r,4361 弾性変形部、362a,362r ディフューザ面、363a,363r ガイド面、364a,364r 受圧面、366a,366r シール隙間、367a,367r ガイド隙間、2039 アンカー突起、4368a,4368r 剛性部

Claims (11)

  1. 内燃機関においてクランク軸からの機関トルクの伝達によりカム軸(2)が開閉する動弁のバルブタイミングを、作動液の圧力により調整する液圧式バルブタイミング調整装置であって、
    前記クランク軸と連動して周方向に回転するハウジングロータ(11)と、
    前記カム軸と連動して前記周方向に回転しつつ、前記ハウジングロータに対する回転位相が調整されるベーンロータとして、前記ハウジングロータ内を区画して進角室(22a)及び遅角室(22r)を前記周方向に形成し、前記進角室への作動液の導入且つ前記遅角室からの作動液の排出により回転位相が進角し、前記進角室からの作動液の排出且つ前記遅角室への作動液の導入により回転位相が遅角するベーンロータ(14)と、
    前記ハウジングロータの内面と前記ベーンロータの外面とのうち一方を保持面(34,5034)とし、前記ハウジングロータの内面と前記ベーンロータの外面とのうち他方をシール面(32,5032)としたとき、前記保持面に保持されて前記シール面と摺動することにより、前記周方向に隣り合う前記進角室及び前記遅角室の間をシールするシール部材(36,2036,3036a,3036r,4036)とを、備え、
    前記シール部材は、
    前記進角室又は前記遅角室である特定室(38)の作動液から前記シール面側へ向かう圧力を受ける受圧面(364a,364r)と、
    前記特定室から前記周方向に離間するほど前記シール面との間のシール隙間(366a,366r)を拡大することにより、前記特定室側から前記シール隙間を流通する作動液を拡散させるディフューザ面(362a,362r)と、
    前記ディフューザ面を前記シール面とは離間させる復元状態から、前記受圧面に受ける圧力が増加するほど、前記ディフューザ面を前記シール面に押付ける側へ弾性変形する弾性変形部(361a,361r,4361)とを、有することを特徴とする液圧式バルブタイミング調整装置。
  2. 前記シール部材は、
    前記周方向において前記ディフューザ面の前記特定室側に接続され、前記特定室から周方向に離間するほど前記シール面との間のガイド隙間(367a,367r)を縮小することにより、前記ガイド隙間において前記特定室側から前記ディフューザ面側へ作動液を案内するガイド面(363a,363r)を、有することを特徴とする請求項1に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  3. 前記受圧面は、前記弾性変形部(361a,361r)の前記保持面側に設けられ、
    前記ディフューザ面は、前記弾性変形部の前記シール面側に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  4. 前記受圧面及び前記ディフューザ面間の厚みは、前記弾性変形部のうち前記特定室側において拡大されることを特徴とする請求項3に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  5. 前記保持面は、前記シール面とは反対側へ向かって凹む凹面部(340,3340a,3340r,5340)を、形成し、
    前記シール部材は、前記凹面部内に嵌入される基部(360,3360a,3360r)を、有し、
    前記弾性変形部は、前記基部から弾性変形自在に突出することを特徴とする請求項3又は4に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  6. 前記シール部材(4036)は、前記弾性変形部(4361)よりも剛性の高い剛性部(4368a,4368r)を、前記弾性変形部の弾性変形により揺動可能に有し、
    前記受圧面は、前記剛性部の前記保持面側に設けられ、
    前記ディフューザ面は、前記剛性部の前記シール面側に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  7. 前記保持面は、前記シール面とは反対側へ向かって凹む凹面部(340)を、形成し、
    前記シール部材は、前記凹面部内に嵌入される基部(360)を、有し、
    前記弾性変形部は、前記基部及び前記剛性部の間において弾性変形自在のくびれ状に設けられることを特徴とする請求項6に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  8. 前記基部は、前記特定室の作動液から前記凹面部側へ向かう圧力を受けることを特徴とする請求項5又は7に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  9. 前記シール部材は、前記凹面部内の前記基部から突出して、前記ハウジングロータ及び前記ベーンロータのうち前記保持面を形成する一方に嵌入されるアンカー突起(2039)を、有することを特徴とする請求項5,7,8のいずれか一項に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  10. 前記シール部材(36,2036,4036)は、
    前記受圧面及び前記ディフューザ面の組として、
    前記進角室を前記特定室とした進角室側受圧面及び進角室側ディフューザ面の組と、
    前記遅角室を前記特定室とした遅角室側受圧面及び遅角室側ディフューザ面の組とを、一体に有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
  11. 前記シール部材として、
    前記進角室を前記特定室とした前記受圧面及び前記ディフューザ面を有する進角室側シール部材(3036a)と、
    前記遅角室を前記特定室とした前記受圧面及び前記ディフューザ面を有する遅角室側シール部材(3036r)とを、各別に備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の液圧式バルブタイミング調整装置。
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