JP5636749B2 - 記録ヘッドの制御方法およびドットインパクトプリンター - Google Patents
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Description
前記特定領域であると判定された場合、前記印刷対象の前記ドットラインにおける前記特定領域の数が2以上の基準数以上含まれているか否かを判定し、その判定結果に基づいて、前記ドットラインの印刷動作間の休止時間を決定することを特徴とする記録ヘッドの制御方法。
本実施形態にかかる記録ヘッドが適用されるドットインパクトプリンターについて、図1および図2を参照して説明する。図1は、ドットインパクトプリンターのプリンター本体を示す斜視図であり、図2は、ドットインパクトプリンターのプリンター本体の側断面図である。なお、図1および図2に示すX方向は、印刷される記録用紙の幅方向、すなわちキャリッジの移動方向を示し、Y方向は、キャリッジに搭載された記録ヘッドの記録ワイヤーの突出方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向と直交する方向を示す。
フレーム部20は、少なくとも、本体フレームとしてのベースフレーム21と、紙案内フレーム22と、左サイドフレーム23および右サイドフレーム24とを有する。印刷機構部30は、少なくとも、記録ヘッド18と、記録ヘッド18を搭載したキャリッジ19と、キャリッジ移動機構部60(図5参照)とを有する。紙搬送機構部40は、プラテン41と、紙案内42と、ピンチローラー43と、プッシュトラクターユニット44と、排出ユニット45と、紙供給ガイド46と、を有する。
ここで、記録ヘッドについて、図3および図4を参照して説明する。図3は、記録ヘッドの断面図であり、図4は、記録ヘッドの分解斜視図である。なお、図3および図4に示すX方向、Y方向、およびZ方向は、図1および図2に示すX方向、Y方向、およびZ方向と同一方向を示す。
次に、ドットインパクトプリンターの制御系について、図5を参照して説明する。図5は、ドットインパクトプリンターの主要構成を示すブロック図である。図5に示すように、ドットインパクトプリンター100は、記録ヘッド18を有する印刷機構部30、キャリッジモーター69を有するキャリッジ移動機構部60、紙搬送機構部40と、温度検出器(サーミスター)14を含む検出部68とを有するプリンター本体部50と、これらを統括制御する制御装置80とを備えている。
ここで、記録ヘッド18の制御方法について説明する。記録ヘッド18は、図5に示す制御部33によって制御される。制御部33は、印刷データや制御コマンド等に基づいて、所定の駆動モードを選択して記録ヘッド18の各ヘッドコイル10にヘッドドライバー82を介して制御信号を出力し、各ヘッドコイル10の通電状態を制御する。駆動モードは、制御部33の記憶部88に記憶され、例えば、ヘッドコイル駆動周波数f、ヘッドコイル通電時間Pw等を指定する。なお、ここで、ヘッドコイル駆動周波数fは、記録ヘッド18のヘッドコイル10へ印加されるパルス電圧の周波数のことであり、記録ワイヤー9における単位時間当たりの最大突出動作回数を意味する。
次いで、記録ヘッドを搭載したキャリッジの走行制御について、図5〜8を参照して説明する。本実施例は、記録ヘッドの過度な温度上昇をキャリッジの走行、すなわちキャリッジの走行における休止時間で低減させようとするものである。図6は、キャリッジの走行区間および各ドットラインにおけるパターン検出領域の配置図である。図7は、休止時間の決定に用いる特定のドットパターンの例示としての特殊ビットイメージの説明図であり、図7(a)は同一の記録ワイヤーにより連続して50ドットが形成される第1ドットパターン、図7(b)は同一の記録ワイヤーにより連続した50ドット分の長さにおいて1ドットおきに25個のドットが形成される第2ドットパターンである。図8は、休止時間決定用の制御テーブルである。
次いで、ドットラインの印刷処理の流れについて図8および図9を参照して説明する。図9は、制御テーブルを用いた各ドットラインの印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、印刷モードがノーマルであって文字品位がDraftモードの場合について説明する。
ステップS3において、予め設定された駆動モードで印刷対象のドットラインLの印刷を実行する。そして、処理を終了する。
ステップS4では、特殊ビットイメージの検出判定を行う。図6に示す5箇所のパターン検出領域15における特殊ビットイメージ(第1ドットパターンP1もしくは第2ドットパターンP2)の検出処理と、その検出箇所数と基準数Nとの比較判定を行う。特殊ビットイメージを検出したパターン検出領域15(特定領域)の数がN以上であった場合には(ステップS4:Yes)、ステップS5に進む。
一方、ステップS4において、特殊ビットイメージを検出したパターン検出領域15の数がN未満であった場合には(ステップS4:No)、ステップS6に進む。
ステップS6では、図8の制御テーブルを参照して、3種類の基準温度Tとして、今回の印刷データに対して指定されている印刷品位における「特殊ビットイメージ以外」の欄の温度を選択する。そして、選択した基準温度Tに対応する温度検出器14の出力値R1、R2、R3を、休止時間Hを決定するための判定値として設定する。
ステップS3において、予め設定された駆動モードで印刷対象のドットラインLの印刷を実行する。そして、処理を終了する。
ステップS3において、予め設定された駆動モードで印刷対象のドットラインLの印刷を実行する。そして、処理を終了する。
ステップS3において、予め設定された駆動モードで印刷対象のドットラインLの印刷を実行する。そして、処理を終了する。
(1)上述の記録ヘッド18の制御方法によると、記録ヘッド18のヘッドコイル10の過度な温度上昇を、記録ヘッド18の印刷可能区間L以外の待機区間Qで記録ヘッド18を休止させることによって防止することができる。また、その休止時間Hは、印刷対象のドットラインL中にヘッドコイル10の急激な温度上昇を引き起こす可能性がある特殊ビットイメージとしての第1ドットパターンP1もしくは第2ドットパターンP2が基準数N以上含まれているか否かを判定し、記録ヘッド18の印刷動作間の休止時間Hを決定することができる。そのため、ヘッドコイル10の通電等を制御する場合と比較して簡単な方法でヘッドコイル10の急激な温度上昇を防止することができる。
上記実施例では、特殊ビットイメージとして、同一の記録ワイヤー9により連続して50ドットを形成する第1ドットパターンP1と、同一の記録ワイヤー9により連続した50ドット分の長さにおいて1ドットおきに25個のドットを形成する第2ドットパターンP2の2種類を示したが、これ以外のドットパターンを特殊ビットイメージとすることもできる。例えば、特殊ビットイメージを連続ドットとする場合の連続ドットの形成数(すなわち、対応するヘッドコイル10の連続駆動回数)を、各パターン検出領域15の幅、隣接するパターン検出領域15の間隔、ドットラインLの最大ライン長(最大桁)などに対応させて設定することができる。また、各パターン検出領域15の幅に対応するドット数のうち、所定の比率以上ドットが形成されるドットパターンを特殊ビットイメージとすることもできる。あるいは、記録ヘッド18に搭載される複数の記録ワイヤー9のうち、所定数以上が同時に第1ドットパターンP1もしくは第2ドットパターンP2を形成するものを、特殊ビットイメージとすることもできる。
上記実施例では、ドットラインLの範囲にパターン検出領域15を複数設定して、特殊ビットイメージの検出をパターン検出領域15においてのみ行っていたが、パターン検出領域15を設定せず、1ドットラインLの最大桁の全範囲で特殊ビットイメージが何箇所検出されるかを判定して、この検出箇所数に基づいて駆動モードを決定することもできる。あるいは、パターン検出領域15の数を増やし、隣接するパターン検出領域15の間の非検出領域の幅をより短くすることもできる。
上記実施例では、検出される特殊ビットイメージの内容(第1ドットパターンP1と第2ドットパターンP2のどちらが検出されるか)によって処理を異ならせていないが、検出される特殊ビットイメージの内容に応じて、駆動モードの設定を異ならせても良い。また、特殊ビットイメージを含む複数のパターン検出領域15の間隔や、特殊ビットイメージの近傍の領域におけるドット密度、あるいは、印刷対象のドットラインLの印刷前に行った印刷内容(印刷履歴)などを、駆動モードを設定するためのパラメーターとして用いても良い。
上記実施例で説明した制御テーブルは例示でありこれに限定されない。様々な応用変形を行うことができる。上記実施例では、記録ヘッド18の駆動モードを同一として休止時間Hを設定する場合について説明したが、駆動モードの変更、設定と組み合わせて行うこともできる。
Claims (5)
- 複数の記録ワイヤーを有する記録ヘッドが搭載されたキャリッジを走査しながら、前記記録ワイヤーを駆動して、記録媒体に情報を印刷するドットインパクトプリンターにおける記録ヘッドの制御方法であって、
各々の前記記録ワイヤーは、キャリッジの走査方向における1ドットラインの印刷を担当しており、
前記ドットラインの最大ライン長の領域内に、所定幅のパターン検出領域を予め複数設定しておき、
前記ドットラインの印刷において、
印刷実行前に、印刷対象の前記ドットラインにおける前記パターン検出領域が、前記特定のドットパターンを含む特定領域であるか否かを判定し、
前記特定領域であると判定された場合、前記印刷対象の前記ドットラインにおける前記特定領域の数が2以上の基準数以上含まれているか否かを判定し、
その判定結果に基づいて、前記ドットラインの印刷動作間の休止時間を決定することを
特徴とする記録ヘッドの制御方法。 - 前記記録ヘッドの前記ドットラインの印刷動作間の前記休止時間を予め複数設定しておくとともに、各前記休止時間と前記記録ヘッドの温度とを対応付けておき、
各前記休止時間に対応付けられている前記記録ヘッドの温度は、第1温度と、前記第1温度よりも低い第2温度の少なくとも2つの温度を含み、
前記ドットラインの印刷において、
印刷実行前に、前記記録ヘッドの温度を検出し、
印刷対象の前記ドットラインにおける前記特定領域の数が前記基準数以上であった場合には、前記第2温度を用いて、検出した前記記録ヘッドの温度に対応する前記休止時間を選択し、
印刷対象の前記ドットラインにおける前記特定領域の数が前記基準数未満であった場合には、前記第1温度を用いて、検出した前記記録ヘッドの温度に対応する前記休止時間を選択し、
選択した前記休止時間により、前記ドットラインの印刷動作間において印刷を休止することを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッドの制御方法。 - 印刷実行前に検出した前記記録ヘッドの温度が予め設定した基準温度以下であった場合には、
前記パターン検出領域が前記特定領域であるか否かの判定結果を用いずに前記記録ヘッドの前記休止時間を決定することを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の記録ヘッドの制御方法。 - 印刷データの印刷品位と、前記記録ヘッドの前記休止時間とを対応付けておき、
前記ドットラインの印刷において、
印刷対象の前記ドットラインを含む前記印刷データの印刷品位に対応付けられている前記休止時間の中から決定した前記休止時間により、前記ドットラインの印刷動作間において印刷を休止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録ヘッドの制御方法。 - 情報が印刷される記録媒体の送り方向と略直交する方向に走査されるキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、ドットライン中に印刷ドット列を形成する複数の記録ワイヤーを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の記録ヘッドの制御方法により、前記記録ヘッドの休止時間を決定して、前記ドットラインの印刷動作間において印刷を休止することを特徴とするドットインパクトプリンター。
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