JP5634980B2 - ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5634980B2 JP5634980B2 JP2011290450A JP2011290450A JP5634980B2 JP 5634980 B2 JP5634980 B2 JP 5634980B2 JP 2011290450 A JP2011290450 A JP 2011290450A JP 2011290450 A JP2011290450 A JP 2011290450A JP 5634980 B2 JP5634980 B2 JP 5634980B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- polycarbonate resin
- resin composition
- parts
- metal pigment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
固相重合速度Ks=([η]s−[η]m)/T …(2)
(式(2)中、[η]sは、前記ポリエチレンテレフタレートを窒素気流下210℃で3時間保持した後の該ポリエチレンテレフタレートの固有粘度(dl/g)を表し、[η]mは、当該ポリエチレンテレフタレートを窒素気流下210℃で2時間保持した後の前記ポリエチレンテレフタレートの固有粘度(dl/g)で表す。Tは1(時間)である。)
本発明のポリカーボネート樹脂組成物に用いられるポリカーボネート樹脂としては、芳香族ポリカーボネート樹脂、脂肪族ポリカーボネート樹脂、芳香族−脂肪族ポリカーボネート樹脂が挙げられるが、中でも芳香族ポリカーボネート樹脂が好ましい。
本発明の(B)成分として使用する熱可塑性樹脂は、ポリエステル樹脂(B−1)、及びゴム成分が50質量%未満であり且つスチレン単位成分を含有するスチレン単位成分含有熱可塑性樹脂(B−2)からなる群より選択される少なくとも1種で構成されるものである。従って、(B)成分は(B−1)成分又は(B−2)成分を各々単独で使用しても、(B−1)成分及び(B―2)成分を任意の割合で混合して用いてもよい。(B)成分は、(A)成分と(B)成分の合計100質量部に対し0〜50質量部配合される。(B)成分の配合量は、(A)成分と(B)成分の合計100質量部に対し15〜45質量部であることが好ましく、20〜40質量部であることがより好ましい。
本発明の(B−1)成分として使用するポリエステル樹脂とは、ジカルボン酸若しくはその反応性誘導体と、ジオール若しくはそのエステル誘導体とを主成分とする縮合反応により得られる重合体又は共重合体である。
ポリエチレンテレフタレートを熱水(蒸気)処理してポリエチレンテレフタレート中のゲルマニウム系触媒を失活させる方法。
具体的には、まずポリエチレンテレフタレートを容器に充填し、70〜150℃、例えば約100℃の水蒸気をポリエチレンテレフタレートに対して毎時1〜100質量%の量で5〜6000分間上記を通す蒸気処理を行った後に乾燥する。
次いで、ポリエチレンテレフタレートを容器内でポリエチレンテレフタレートの0.3〜10質量倍の蒸留水に浸漬させる。次に、ポリエチレンテレフタレート及び蒸留水が入った容器を外部より加熱し、内温を70〜110℃にコントロールし、3〜3000分間保持して熱水処理を行った後、脱水し、乾燥する。
上記乾燥は、通常、窒素等の不活性ガス中、120〜180℃で3〜8時間行われる。
ポリエチレンテレフタレートにリン化合物を添加して、ポリエチレンテレフタレート中のチタニウム系触媒を失活させる。この場合、リン原子の添加量は、ポリエチレンテレフタレートの質量を基準として7〜500質量ppmの範囲であることが好ましい。この場合、リン化合物の添加量が上記範囲を外れる場合に比べて、触媒の失活がより十分となり、且つ、外観不良や耐衝撃性の低下をより十分に抑制することができる。
固相重合速度Ks=([η]s−[η]m)/T …(2)
本発明で(B−2)成分として使用するスチレン単位成分含有熱可塑性樹脂は、スチレン系単量体の単独重合体、又は、スチレン系単量体と、このスチレン系単量体と共重合可能な他のビニル単量体およびゴム成分からなる群より選ばれる1種以上との共重合体で構成される。ここで、(B−2)成分中のゴム成分の含有量は50質量%未満である。ゴム成分の含有量は好ましくは45質量%未満である。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物においては、アルミニウムを主成分とする金属顔料が配合される。ここで、「主成分」とは、金属顔料中の含有率が50質量%以上である成分を言うものとする。すなわち、金属顔料は、アルミニウムを50質量%以上含む。ここで、金属顔料中のアルミニウムの含有率は好ましくは95質量%以上、より好ましくは98質量%以上、最も好ましくは99質量%以上である。また金属顔料中の鉄分濃度は3000質量ppm以下である。鉄分濃度は2000質量ppm以下であることが好ましい。ポリカーボネート樹脂組成物の劣化をより効果的に抑制でき、成形品の外観不良をより十分に抑制することができる。但し、アルミニウムを主成分とする金属顔料の精製のしやすさ、及び得られるポリカーボネート樹脂組成物における色調安定性という観点からは、鉄分濃度は100質量ppm以上であることが好ましい。なお、金属顔料にはその他の微量成分、例えばニッケル等が含有されていてもよい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物においては、安定剤として下記一般式(1)で表される有機リン酸エステル化合物が配合される。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、熱可塑性エラストマー(E)が配合されてもよい。熱可塑性エラストマー(E)の配合で、熱滞留時の樹脂組成物の増粘を抑制することができる。即ち、熱可塑性エラストマー(E)の量と成分を選択することにより、熱滞留時の熱可塑性エラストマー(E)の凝集を防止して、凝集による増粘を抑制し、これにより、成形安定性を改良することが可能となる。
また、本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、パールマイカ顔料(F)を配合してもよい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、各種染料(G)をさらに配合してもよい。染料(G)としては、無機顔料、有機顔料及び有機染料などが挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物においては、上述の樹脂成分に対してヒンダードフェノール系等の熱安定剤(H)がさらに配合されてもよい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物においては、上述の樹脂成分に対してベンゾトリアゾール化合物、ベンゾフェノン化合物、トリアジン化合物などのUV吸収剤(I)がさらに配合されてもよい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、ポリカーボネート樹脂(A)50〜100質量部及び熱可塑性樹脂(B)0〜50質量部からなる樹脂成分100質量部に対し、金属顔料(C)を0.01〜10質量部の割合で配合し、有機リン酸エステル化合物(D)を0.02〜3質量部の割合で配合されていれば、いかなる製造方法で製造されてもよい。この際、必要に応じ、熱可塑性エラストマー(E)、パールマイカ顔料(F)、染料(G)、熱安定剤(H)、及びUV吸収剤(I)のうちの1種以上をさらに配合してもよい。
本発明のポリカーボネート樹脂成形品は、ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなるものである。本発明のポリカーボネート樹脂成形品の製造方法は、特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂について一般に採用されている成形法、すなわち一般的な射出成形法、超高速射出成形法、射出圧縮成形法、多色射出成形法、ガスアシスト射出成形法、断熱金型を用いた成形法、急速加熱冷却金型を用いた成形法、発泡成形(超臨界流体も含む)、インサート成形、IMC(インモールドコーティング成形)成形法、押出成形法、シート成形法、熱成形法、回転成形法、積層成形法、プレス成形法などを採用することができる。
1)PC−A
界面重合法で製造されたビスフェノールA型芳香族ポリカーボネート樹脂
三菱エンジニアリングプラスチックス社製 ユーピロン(登録商標)E−2000
粘度平均分子量28,000
2)PC−B
界面重合法で製造されたビスフェノールA型芳香族ポリカーボネート樹脂
三菱エンジニアリングプラスチックス社製 ユーピロン(登録商標)S−3000
粘度平均分子量22,000
3)PC−C
界面重合法で製造されたビスフェノールA型芳香族ポリカーボネート樹脂
三菱エンジニアリングプラスチックス社製 ユーピロン(登録商標)H−4000
粘度平均分子量16,000
(B−1)ポリエステル樹脂
(1)ポリエチレンテレフタレート樹脂
1)未処理PET
重縮合触媒として二酸化ゲルマニウム触媒を用いたポリエチレンテレフタレート 三菱化学(株)製「GG500S」、固有粘度[η]:0.76dl/g、末端カルボキシル基濃度AV:28μeq/g、ET比率:97.8当量%、固相重合速度Ks:0.0085dl/g・hr
2)失活PET−1
上記の未処理PETに対して、以下の重縮合触媒の失活処理を施したもの、固有粘度[η]:0.75dl/g、末端カルボキシル基濃度AV:30μeq/g、ET比率:97.8当量%、固相重合速度Ks:0.0031dl/g・hr
<失活処理方法>
未処理PET50kgを100℃の蒸留水50kg中で1時間煮沸処理した後、脱水し、窒素雰囲気中、120℃で6時間乾燥した。
3)失活PET−2
上記の未処理PETに対して、以下の重縮合触媒の失活処理を施したもの、固有粘度[η]:0.73dl/g、末端カルボキシル基濃度AV:12μeq/g、ET比率:97.6当量%、固相重合速度Ks:0.0042dl/g・hr
<失活処理方法>
未処理PET対して、以下のリン系熱安定剤a(ADEKA(株)製「アデカスタブAX−71」)を100質量ppmと以下のリン系熱安定剤b(BASF社製「イルガフォス168」)を300質量ppm添加し、タンブラーミキサーで均一に混合した後、二軸押出機(日本製鋼所製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を用いて、シリンダー温度270℃、スクリュー回転数200rpm、吐出量15kg/hrにて溶融混練した。
(2)ポリブチレンテレフタレート樹脂
三菱エンジニアリングプラスチックス社製 PBT
ノバデュラン(登録商標)5020 固有粘度1.20dl/g
(B−2)スチレン単位成分含有熱可塑性樹脂
1)ABS樹脂
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体 テクノポリマー社製「DP−611」、ゴム成分の含有量:40質量%
2)AS樹脂
アクリロニトリル/スチレン共重合体 テクノポリマー社製「SAN−C」、ゴム成分の含有量:0質量%
1)金属顔料−1
東洋アルミニウム(株)製「PAタイプ シルキーシリーズ」
(アルミニウム含有率:99.8質量%、平均粒径:5μm、アスペクト比:20、鉄分濃度:1500質量ppm)
2)金属顔料−2
東洋アルミニウム(株)製「E タイプ スパークルシリーズ」
(アルミニウム含有率:99.8質量%、平均粒径:20μm、アスペクト比:20、鉄分濃度:1500質量ppm)
3)金属顔料−3
東洋アルミニウム(株)製「S タイプ スパークルシリーズ」
(アルミニウム含有率:99.8質量%、平均粒径:40μm、アスペクト比:9、鉄分濃度:1500質量ppm)
4)金属顔料−4
東洋アルミニウム(株)製「G タイプ スパークルシリーズ」
(アルミニウム含有率:99.8質量%、平均粒径:60μm、アスペクト比:9、鉄分濃度:1500質量ppm)
5)金属顔料−5
東洋アルミニウム(株)製「W タイプ スパークルシリーズ」
(アルミニウム含有率:99.8質量%、平均粒径:90μm、アスペクト比:9、鉄分濃度:1500質量ppm)
6)金属顔料−6
金属顔料−2を、12,000ガウスのマグネットを要する装置にて除鉄し、鉄分濃度を200質量ppmとした金属顔料
7)金属顔料−7
金属顔料−2に、6)の除鉄処理により得られた鉄分を添加し、鉄分濃度を2800質量ppmとした金属顔料
8)金属顔料−8
金属顔料−2に、6)の除鉄処理により得られた鉄分を添加し、鉄分濃度を3500質量ppmとした金属顔料
9)金属顔料−9
金属顔料−2を、目開き37μmのタイラーメッシュを用いて、大粒径成分をカットした金属顔料。平均粒径:18μm、アスペクト比:35、鉄分濃度:1500質量ppm
10)金属顔料−10
金属顔料−2を、ヘンシェルミキサーを用いて2分間撹拌処理をした金属顔料。平均粒径:15μm、アスペクト比:3、鉄分濃度:1500質量ppm
1)有機リン酸エステル化合物−1
城北化学工業社製、商品名「JP−506H」、ブトキシエチルアシッドフォスフェート (C4H9OC2H4O)nP(O)(OH)3−n(n=1又は2)
2)有機リン酸エステル化合物−2
ADEKA(株)製、商品名「アデカスタブAX−71」、モノ又はジ−ステアリルアシッドホスフェート、(C18H37O)nP(O)(OH)3−n(n=1又は2)
1)熱可塑性エラストマー−1
武田薬品工業(株)製、商品名「スタフィロイドMG−1011」 コアシェルポリマー
2)熱可塑性エラストマー―2
ローム・アンド・ハース・ジャパン社製、商品名「EXL2603」、 ポリブタジエン(コア)/アクリル酸アルキル−メタクリル酸アルキル共重合物(シェル)からなるコア/シェル型グラフト共重合体
日本光研工業(株)製、商品名「SB−100」
1)染料−1
ランクセス社製、商品名「マクロレックス ブルー2R」(Solvent Blue 97)
2)染料−2
ランクセス社製、商品名「マクロレックス バイオレット2R」(Solvent Violet 13)
1)熱安定剤―1
ADEKA(株)製、商品名「アデカスタブAS2112」(トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト)
2)熱安定剤−2
ADEKA(株)製、商品名「アデカスタブPEP−36」(ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト)
3)熱安定剤−3
BASF社製、商品名「イルガノックス1076」(オクダデシル−3−(3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)
4)熱安定剤−4
BASF社製、商品名「イルガノックス1010」(ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート])
シプロ化成社製、商品名「シーソーブ709」(2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール、最大吸収波長=343nm)
脂肪酸ワックス(ペンタエリスリトールテトラステアレート、コグニス・オレオケミカルズジャパン社製、商品名「ロキシオールVPG 861」、融点64℃)
1)メタリックマスターバッチ−1
PC−Bが89.6質量%、金属顔料―1が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合した。その後、この混合物を、フルフライトスクリューとベントとを備えた単軸押出機(製品名:VS−40、いすず化工機社製)に供給し、スクリュー回転数70rpm、吐出量10kg/時間、バレル温度280℃の条件で混練し、押出ノズル先端から、ストランド状に押出した。そして、押出物を水槽にて急冷し、ペレタイザーを用いてカットしてペレット化し、メタリックマスターバッチ−1を得た。
2)メタリックマスターバッチ−2
PC−Bが89.6質量%、金属顔料−2が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−2を得た。
3)メタリックマスターバッチ−3
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−2が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−3を得た。
4)メタリックマスターバッチ−4
PC−Bが89.6質量%、金属顔料−3が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−4を得た。
5)メタリックマスターバッチ−5
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−4が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−5を得た。
6)メタリックマスターバッチ−6
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−5が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−6を得た。
7)メタリックマスターバッチ−7
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−6が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−7を得た。
8)メタリックマスターバッチ−8
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−7が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−8を得た。
9)メタリックマスターバッチ−9
PC−Cが98.5質量%、金属顔料−2が1.1質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−9を得た。
10)メタリックマスターバッチ−10
PC−Cが49質量%、金属顔料−2が50.8質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.2質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−10を得た。
11)メタリックマスターバッチ−11
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−8が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−11を得た。
12)メタリックマスターバッチ−12
PC−Cが43.2質量%、金属顔料−2が56.6質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.2質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−12を得た。
13)メタリックマスターバッチ−13
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−9が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−13を得た。
14)メタリックマスターバッチ−14
PC−Cが89.6質量%、金属顔料−10が10質量%、分散剤としての上記脂肪酸ワックスが0.4質量%となるように配合し、タンブラーにて20分混合し、混合物を得た。その後、この混合物を用いたこと以外はメタリックマスターバッチ−1と同様にしてメタリックマスターバッチ−14を得た。
まず表1〜7に示す割合(単位は質量部)となるように成分(A)〜(I)及びメタリックマスターバッチ−1〜メタリックマスターバッチ−14を配合し、タンブラーミキサーで均一に混合し、混合物を得た。その後、この混合物を、二軸押出機(日本製鋼所社製、TEX30XCT、L/D=42、バレル数12)を使用し、シリンダー温度270℃、スクリュー回転数250rpmにて溶融混練することにより、ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを作製した。得られたポリカーボネート樹脂組成物の組成は表8〜14に示す通りである。なお、表8〜14においては、(A)成分と(B)成分とからなる樹脂成分の合計が100質量部になるように調整してある。
実施例1〜38及び比較例1〜11で得られたポリカーボネート樹脂組成物について、メタリック調外観、滞留熱安定性及び耐湿熱性を評価した。
メタリック調外観は、ポリカーボネート樹脂組成物ペレットの滞留後の光沢度によって評価した。
(滞留後光沢度)
実施例1〜38及び比較例1〜11で得られたポリカーボネート樹脂組成物ペレットを、120℃で5時間以上乾燥した。その後、ポリカーボネート樹脂組成物ペレットを、射出成形機(名機製作所製「M150AII−SJ型」)を用意し、この射出成形機のシリンダー内に20分間保持した後、シリンダー温度280℃、金型温度80℃、成形サイクル55秒の条件で、厚さ1.0mmの部分と、厚さ2.0mmの部分と、厚さ3.0mmの部分とを有する3段プレートを射出成形した。こうして得られた3段プレートのうち厚さ2.0mmの部分について、光沢度計(日本電色(株)製SE−2000)を用いて入射角60度にて光沢度の測定を行った。結果を表8〜14に示す。表8〜14において、合否基準は下記の通りとした。
光沢度が90以上:合格
光沢度が90未満:不合格
滞留熱安定性は、ポリカーボネート樹脂ペレットの色相変化、滞留後の外観及び滞留後の衝撃強度保持率によって評価した。
(色相変化)
上述した滞留後の光沢度評価に使用した3段プレートのうち厚さ2.0mmの部分について、滞留前後のYI値を測定した。そして、下記式に基づき、ΔYIを求めた。
△YI=(滞留成形時のYI−通常成形時のYI値)
結果を表8〜14に示す。
(滞留後外観)
上述した滞留後光沢度の評価に使用した3段プレートの滞留後の外観を目視にて観察した。結果を表8〜14に示す。なお、表8〜14において、滞留後の外観については以下の基準に基づいて評価した。
◎:表面にシルバーストリークなし
○:表面にわずかにシルバーストリークあり
△:表面にシルバーストリークあり
×:表面のシルバーストリークが著しい
(滞留による衝撃強度保持率)
ポリカーボネート樹脂組成物ペレットを、120℃で5時間以上乾燥した。その後、ポリカーボネート樹脂組成物ペレットを、射出成形機(名機製作所製「M150AII−SJ型」)を用いて、シリンダー温度280℃、金型温度80℃、成形サイクル55秒の条件で、通常成形を行い、ASTMのアイゾット試験片(通常成形品)を作製した。さらに、ポリカーボネート樹脂組成物を乾燥後で且つ通常成形前にシリンダー内に20分間保持したこと以外は通常成形品の製造方法と同様にして、ASTMのアイゾット試験片(滞留後成形品)を作製した。このとき、アイゾット試験片としては、ASTM D256に準拠して、厚み3.2mmのノッチ付き試験片を使用し、23℃において、通常成形品及び滞留後成形品の各々についてアイゾット衝撃強度(単位:J/m)を測定した。滞留による衝撃強度保持率は、下記式に基づいて算出した。結果を表8〜14に示す。
滞留による衝撃強度保持率(%)=(滞留後の衝撃強度/滞留前の衝撃強度)×100(%)
滞留熱安定性についての合否基準は以下の通りとした。
合格:ΔYIが2.3以下であり、滞留後の外観が◎又は○であり、かつ滞留による衝撃強度保持率が84%以上
不合格:ΔYIが2.3超、滞留後外観が△又は×、又は、滞留による衝撃強度保持率が84%未満
耐湿熱性は、湿熱処理による衝撃強度保持率、および、湿熱処理による引張伸び保持率に基づいて評価した。
(湿熱処理による衝撃強度保持率)
上記アイゾット試験片(通常成形品)について、温度80℃、相対湿度95%の環境下で500時間の湿熱処理を実施した。湿熱処理後のアイゾット試験片についてノッチ付きアイゾット衝撃強度(単位:J/m2)を、23℃の環境下において測定した。湿熱処理による衝撃強度保持率は、下記式に基づいて算出した。結果を表8〜14に示す。
湿熱処理による衝撃強度保持率(%)=(湿熱処理後の衝撃強度/未処理の衝撃強度)×100(%)
(湿熱処理による引張伸び保持率)
ポリカーボネート樹脂組成物ペレットを、120℃で5時間以上乾燥した後、射出成形機(名機製作所製「M150AII−SJ型」)を用いて、シリンダー温度280℃、金型温度80℃、成形サイクル55秒の条件で、ASTMの引張試験片を作製した。作製した引張試験片について、温度80℃、相対湿度95%の環境下で500時間の湿熱処理を実施した。湿熱処理前後の引張伸びは、ASTM D に準拠して23℃において測定した。湿熱処理による引張伸び保持率は下記式に基づいて算出した。結果を表8〜14に示す。
湿熱処理による引張伸び保持率(%)=(湿熱処理後の引張伸び/湿熱処理前の引張伸び)×100(%)
耐湿熱性についての合否基準は下記の通りとした。
合格 :湿熱処理による衝撃強度保持率が62%以上でかつ湿熱処理による引張伸び保持率が70%以上
不合格:湿熱処理による衝撃強度保持率が62%未満又は湿熱処理による引張伸び保持率が70%未満
Claims (11)
- ポリカーボネート樹脂(A)50〜100質量部と、ポリエステル樹脂(B−1)、及びゴム成分が50質量%未満であり且つスチレン単位成分を含有するスチレン単位成分含有熱可塑性樹脂(B−2)からなる群より選ばれる少なくとも1種で構成される熱可塑性樹脂(B)0〜50質量部とからなる樹脂成分100質量部に対し、
アルミニウムを主成分とする金属顔料(C)が0.01〜10質量部の割合で配合され、
下記一般式(1)で表される有機リン酸エステル化合物(D)が0.02〜3質量部の割合で配合され、
前記金属顔料が板状であり、前記金属顔料(C)の平均粒径Lが1〜100μm、前記金属顔料(C)の平均厚さdに対する平均粒径Lの比であるアスペクト比L/dが1〜40、前記金属顔料(C)中の鉄分濃度が200〜2800質量ppmであるポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記金属顔料(C)の平均粒径Lが3〜60μmである請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記金属顔料(C)のアスペクト比L/dが5〜30である請求項1又は2に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記金属顔料(C)中の鉄分濃度が2000質量ppm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記樹脂成分100質量部に対してさらに熱可塑性エラストマー(E)が0.5〜30質量部の割合で配合されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記樹脂成分100質量部に対してさらにパールマイカ顔料(F)が0.05〜2質量部の割合で配合されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記樹脂成分100質量部に対して、さらにフタロシアニンブルー系染料及びアンスラキノン系染料からなる群より選ばれる少なくとも1種の染料(G)が1×10−6〜0.01質量部の割合で配合されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記ポリエステル樹脂(B−1)が、ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレートからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記ポリエステル樹脂(B―1)が、重縮合触媒の失活処理がなされたポリエチレンテレフタレートである請求項1〜8のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記ポリエチレンテレフタレートは、末端カルボキシル基濃度が5〜40μeq/g、固有粘度[η]が0.6〜1.5dl/g、全繰り返し単位中のオキシエチレンオキシテレフタロイル単位の比率が90当量%以上であり、下記式(2)で算出される固相重合速度Ksが0.006(dl/g・hr)以下である請求項9に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
固相重合速度Ks=([η]s−[η]m)/T …(2)
(式(2)中、[η]sは、前記ポリエチレンテレフタレートを窒素気流下210℃で3時間保持した後の前記ポリエチレンテレフタレートの固有粘度(dl/g)を表し、[η]mは、当該ポリエチレンテレフタレートを窒素気流下210℃で2時間保持した後の前記ポリエチレンテレフタレートの固有粘度(dl/g)を表す。Tは1(時間)である。) - 請求項1〜10のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形してなるポリカーボネート樹脂成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011290450A JP5634980B2 (ja) | 2011-12-29 | 2011-12-29 | ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011290450A JP5634980B2 (ja) | 2011-12-29 | 2011-12-29 | ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013139516A JP2013139516A (ja) | 2013-07-18 |
JP5634980B2 true JP5634980B2 (ja) | 2014-12-03 |
Family
ID=49037285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011290450A Active JP5634980B2 (ja) | 2011-12-29 | 2011-12-29 | ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5634980B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6231420B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-11-15 | 出光興産株式会社 | 被塗装用ポリカーボネート樹脂成形材料、成形品及び塗装成形品 |
JP2016132718A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 樹脂組成物及び樹脂成形体 |
KR101952016B1 (ko) * | 2017-05-30 | 2019-02-25 | 롯데첨단소재(주) | 열가소성 수지 조성물 |
CN114106546B (zh) * | 2021-10-26 | 2023-09-12 | 上海金发科技发展有限公司 | 一种聚碳酸酯合金材料及其制备方法和应用 |
CN115418094B (zh) * | 2022-09-26 | 2023-09-19 | 万华化学(宁波)有限公司 | 一种具有美学效果的聚碳酸酯树脂组合物及制备方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1310747A (zh) * | 1998-07-27 | 2001-08-29 | 通用电气公司 | 具有金属外观的阻燃聚碳酸酯/橡胶改性的接枝共聚物树脂共混物 |
JP2002256151A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Toyo Aluminium Kk | 熱可塑性樹脂組成物及びその成形体 |
JP6016320B2 (ja) * | 2006-12-22 | 2016-10-26 | エッカルト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングEckart GmbH | 狭い厚み分布を有する薄いアルミニウム顔料、それを製造するための方法、およびその使用 |
CN102388103B (zh) * | 2009-04-09 | 2013-11-06 | 三菱工程塑胶株式会社 | 聚碳酸酯/聚对苯二甲酸乙二醇酯复合树脂组合物和成型品 |
JP5204795B2 (ja) * | 2010-01-15 | 2013-06-05 | 帝人化成株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
-
2011
- 2011-12-29 JP JP2011290450A patent/JP5634980B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013139516A (ja) | 2013-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5560198B2 (ja) | ポリ乳酸組成物の製造方法 | |
JP5634980B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 | |
JP5825919B2 (ja) | 樹脂製光反射体用基体 | |
JP2003525335A (ja) | 特殊視覚効果を有するポリカーボネート/ポリエステル組成物 | |
JP5360259B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート系複合樹脂組成物及び成形品 | |
TWI593741B (zh) | A thermoplastic resin composition containing a natural rubber, a method for producing the same, and a molded product thereof | |
EP2785794A1 (de) | Formkörper mit hoher oberflächengüte | |
JP3827400B2 (ja) | 耐衝撃性改良熱可塑性樹脂成形用組成物およびそれから成形された物品 | |
JP3576386B2 (ja) | 二色成形用樹脂組成物及び二色成形品 | |
JP5634981B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物の製造方法 | |
JP6441874B2 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング層形成用組成物、キット、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
WO2017110458A1 (ja) | レーザーダイレクトストラクチャリング層形成用組成物、キット、およびメッキ層付樹脂成形品の製造方法 | |
JP2012077241A (ja) | ガスインジェクション用ポリカーボネート−ポリエステル複合樹脂組成物及び成形品 | |
JP2002326331A (ja) | 車輌外装材に適する合成樹脂成形品およびインサート成形用シート状成形体 | |
JP2015048465A (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 | |
JP2015096569A (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びポリカーボネート樹脂成形品 | |
JP2018119082A (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 | |
JP6709077B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物の製造方法 | |
JP5500033B2 (ja) | ポリカーボネート−ポリエステル複合樹脂組成物及び成形品 | |
JP2010261018A (ja) | ポリカーボネート/ポリエチレンテレフタレート複合樹脂組成物及び成形品 | |
JP6709076B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物の製造方法 | |
JP5293721B2 (ja) | ポリカーボネート−ポリエステル複合樹脂組成物及び成形品 | |
JP2013139517A (ja) | マスターバッチの製造方法及びマスターバッチ | |
MXPA05008746A (es) | Uso de composiciones basadas en mezclas de tereftalato de polialquileno/policarbonatos modificadas, resistentes al impacto para producir cuerpos moldeados. | |
JP6713202B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びこれを用いた成形品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140813 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140819 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141014 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5634980 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |