JP6713202B2 - ポリカーボネート樹脂組成物及びこれを用いた成形品 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリカーボネート樹脂組成物及びこれを用いた成形品に関する。
ポリカーボネート樹脂は、その優れた透明性、耐衝撃性、耐熱性、及び難燃化しやすいといった特徴を活かし、電気・電子機器、自動車、照明機器、アミューズメント製品、シート・フィルム、ボトルといった多くの用途に採用されている。
ポリカーボネート樹脂に意匠性を付与するため、ポリカーボネート樹脂にカーボンブラック、酸化チタン、顔料、有機染料等の着色剤を配合して得られるポリカーボネート樹脂組成物が知られている。中でもカーボンブラックは安価であり、ポリカーボネート樹脂への悪影響も少なく、さらにポリカーボネート樹脂組成物に耐候性を付与できることから、着色剤として有望視されている。
このようなポリカーボネート樹脂組成物として、下記特許文献1に記載のポリカーボネート樹脂組成物が知られている。下記特許文献1では、ポリカーボネート樹脂とカーボンブラックとを含むポリカーボネート樹脂組成物が開示されている。
特開平6−345951号公報
上記特許文献1に記載のポリカーボネート樹脂組成物は、当該ポリカーボネート樹脂組成物を成形して成形品を得ると、その成形品の表面に見られるブツやピンホールを少なくすることができる。
しかし、最近では、特に自動車内外装品及びOA機器ハウジングなどにおいては、求められる外観に対する要求レベルが高まっており、成形品の外観に対して更なる改善が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、成形品に良好な外観を付与できるポリカーボネート樹脂組成物及びこれを用いた成形品を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、以下の発明により上記課題を解決し得ることを見出した。
すなわち本発明は、ベース樹脂(A)100質量部に対して、カーボンブラック(B)が0.01〜10質量部の割合で配合され、滑剤(C)が0.01〜10質量部の割合で配合され、前記ベース樹脂(A)が、ポリカーボネート樹脂(A1)及びスチレン系熱可塑性樹脂(A2)のみからなり、前記ベース樹脂(A)中の前記ポリカーボネート樹脂(A1)の配合割合が85.00〜99.99質量%であり、前記カーボンブラック(B)の吸油量が40〜140ml/100gであり、前記カーボンブラック(B)の平均粒径が5〜50nmであり、前記滑剤(C)が脂肪族カルボン酸のエステル化物である、ポリカーボネート樹脂組成物である。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物によれば、当該ポリカーボネート樹脂組成物を成形する際、カーボンブラック(B)の分散不良や凝集によるブツやピンホールの発生が十分に抑制され、成形品に良好な外観を付与できる。
上記効果が得られる理由について、本発明者らは以下のように推測している。すなわち、ポリカーボネート樹脂組成物を成形する際、カーボンブラック(B)の凝集が抑制されるために、カーボンブラック(B)の分散不良、並びに、凝集によるブツ及びピンホールの発生が十分に抑制され、成形品に良好な外観を付与できるのではないかと本発明者らは推測している。
上記ポリカーボネート樹脂組成物において、前記脂肪族カルボン酸のエステル化物が、多価アルコールと、炭素数10〜19の脂肪族カルボン酸とのエステル化物であることが好ましい。
この場合、脂肪族カルボン酸のエステル化物が、多価アルコールと、炭素数10〜19の脂肪族カルボン酸とのエステル化物以外である場合と比べて、カーボンブラック(B)の分散性がさらに改善するとともに、成形品の離形時の離形性も改善する。
上記ポリカーボネート樹脂組成物においては、前記脂肪族カルボン酸のエステル化物が、グリセリントリステアレート及びペンタエリスリトールテトラステアレートからなる群より選ばれる少なくとも1種で構成されることが好ましい。
この場合、滑剤(C)の分子量が十分に大きくなり、成形時の揮発量が低下する。
上記ポリカーボネート樹脂組成物においては、前記ポリカーボネート樹脂(A1)の粘度平均分子量が12,000〜40,000であることが好ましい。
この場合、ポリカーボネート樹脂(A1)の粘度平均分子量が上記範囲を外れる場合に比べて、ポリカーボネート樹脂組成物を成形する際、カーボンブラック(B)が凝集しにくくなるとともに、ベース樹脂(A)中に分散した状態をより十分に保持できる。その結果、成形品により良好な外観を付与できる。
また本発明は、上述したポリカーボネート樹脂組成物で構成される成形品である。
この成形品によれば、良好な外観を有することが可能となる。
本発明によれば、成形品に良好な外観を付与できるポリカーボネート樹脂組成物及びこれを用いた成形品が提供される。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<ポリカーボネート樹脂組成物>
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、ベース樹脂(A)と、カーボンブラック(B)と、滑剤(C)とを含み、ベース樹脂(A)が、ポリカーボネート(以下、本明細書において「PC」と呼ぶ)樹脂(A1)及びスチレン系熱可塑性樹脂(A2)からなる。
ここで、カーボンブラック(B)はベース樹脂(A)100質量部に対して0.01〜10質量部の割合で配合され、滑剤(C)はベース樹脂(A)100質量部に対して0.01〜10質量部の割合で配合されている。またベース樹脂(A)中のPC樹脂(A1)の配合割合は85.00〜99.99質量%である。
さらに本発明のPC樹脂組成物においては、カーボンブラック(B)の吸油量が40〜140ml/100gであり、カーボンブラック(B)の平均粒径が5〜50nmである。また滑剤(C)は脂肪族カルボン酸のエステル化物である。
本発明のPC樹脂組成物によれば、成形品に良好な外観を付与することができる。
以下、上記ベース樹脂(A)、カーボンブラック(B)及び滑剤(C)について詳細に説明する。
(A)ベース樹脂
ベース樹脂(A)は、PC樹脂(A1)及びスチレン系熱可塑性樹脂(A2)からなる。すなわち、ベース樹脂(A)中のPC樹脂(A1)及びスチレン系熱可塑性樹脂(A2)の合計配合割合は100質量%である。ここで、ベース樹脂(A)中のPC樹脂(A1)の配合割合は85.00〜99.99質量%である。この場合、ベース樹脂(A)中のPC樹脂(A1)配合割合が上記範囲を外れる場合に比べて、成形品に対しより良好な外観を付与できる。ベース樹脂(A)中のPC樹脂(A1)の配合割合は88.00〜99.95質量%であることが好ましく、93.50〜99.50質量%であることがより好ましい。
(A1)PC樹脂
上記ベース樹脂(A)を構成するPC樹脂(A1)としては、芳香族PC樹脂、脂肪族PC樹脂、芳香族−脂肪族PC樹脂が挙げられる。PC樹脂(A1)としては、芳香族PC樹脂が好ましい。
芳香族PC樹脂は、芳香族ジヒドロキシ化合物と、ホスゲン又は炭酸のジエステルとを重合させることによって得られる。芳香族PC樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、ホスゲン法(界面重合法)、溶融法(エステル交換法)等の従来法によることができる。
本発明に使用される芳香族PC樹脂の原料の一つである芳香族ジヒドロキシ化合物の代表的なものとしては、例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’ジヒドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン等が挙げられる。
上記芳香族PC樹脂を製造する場合、上記芳香族ジヒドロキシ化合物に、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシルフェニル)エタン(THPE)、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン等の分子中に3個以上のヒドロキシ基を有する多価フェノール等を分岐化剤として少量添加してもよい。
上記芳香族ジヒドロキシ化合物のなかでも、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)が好ましい。上記芳香族ジヒドロキシ化合物は、単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
分岐した芳香族PC樹脂を得るには、フロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2、4,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−3、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどのポリヒドロキシ化合物、あるいは3,3−ビス(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(=イサチンビスフェノール)、5−クロルイサチン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロムイサチンなどを前記芳香族ジヒドロキシ化合物の一部として用いればよく、その使用量は、該芳香族ジヒドロキシ化合物を基準(100モル%)として0.01〜10モル%となる量であり、好ましくは0.1〜2モル%となる量である。
エステル交換法による重合においては、ホスゲンの代わりに炭酸ジエステルがモノマーとして使用される。炭酸ジエステルの代表的な例としては、ジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート等に代表される置換ジアリールカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ−tert−ブチルカーボネート等に代表されるジアルキルカーボネートが挙げられる。これらの炭酸ジエステルは、単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これらのなかでも、ジフェニルカーボネート(Dポリカーボネート)、置換ジフェニルカーボネートが好ましい。
また、上記の炭酸ジエステルは、好ましくはその50モル%以下、さらに好ましくは30モル%以下の量を、ジカルボン酸又はジカルボン酸エステルで置換してもよい。代表的なジカルボン酸又はジカルボン酸エステルとしては、テレフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸ジフェニル、イソフタル酸ジフェニル等が挙げられる。このようなジカルボン酸又はジカルボン酸エステルで炭酸ジエステルの一部を置換した場合には、ポリエステルカーボネートが得られる。
エステル交換法により芳香族PC樹脂を製造する際には、通常、触媒が使用される。触媒種に制限はないが、一般的にはアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、塩基性ホウ素化合物、塩基性リン化合物、塩基性アンモニウム化合物、アミン系化合物等の塩基性化合物が使用される。中でもアルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化合物が特に好ましい。これらは、単独で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。エステル交換法では、上記触媒をp−トルエンスルホン酸エステル等で失活させることが一般的である。
芳香族PC樹脂として好ましいものは、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンから誘導されるPC樹脂又は2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと他の芳香族ジヒドロキシ化合物とから誘導されるPC共重合体が挙げられる。また、難燃性等を付与する目的で、シロキサン構造を有するポリマー又はオリゴマーを共重合させることができる。芳香族PC樹脂は、原料の異なる2種以上の重合体及び/又は共重合体の混合物であってもよく、分岐構造を0.5モル%まで含有していてもよい。
PC樹脂(A1)の粘度平均分子量は特に限定されるものではないが、12,000〜40,000であることが好ましい。この場合、PC樹脂(A1)の粘度平均分子量が上記範囲を外れる場合に比べて、ポリカーボネート樹脂組成物を成形する際、カーボンブラック(B)が凝集しにくくなるとともに、ベース樹脂(A)中に分散した状態をより十分に保持できる。その結果、成形品により良好な外観を付与できる。ここで、「粘度平均分子量」とは、溶媒としてメチレンクロライドを用い、20℃の温度で測定した溶液粘度より換算した値を言う。PC樹脂(A1)は、粘度平均分子量の異なる2種以上のPC樹脂を混合してもよく、粘度平均分子量が上記好適範囲外であるPC樹脂同士を混合し、上記粘度平均分子量の範囲内としてもよい。PC樹脂(A1)の粘度平均分子量は、より好ましくは15,500〜22,500であり、さらに好ましくは16,000〜22,000である。
(A2)スチレン系熱可塑性樹脂
上記ベース樹脂(A)を構成するスチレン系熱可塑性樹脂(A2)は、スチレン単位を含有する熱可塑性樹脂であればよく、具体的には、スチレン系単量体の単独重合体、又は、スチレン系単量体とこのスチレン系単量体と共重合可能な他のビニル単量体およびゴム成分からなる群より選ばれる1種以上との共重合体で構成される。ここで、スチレン系熱可塑性樹脂(A2)成分中のゴム成分の含有量は50質量%未満である。ゴム成分の含有量は好ましくは45質量%未満である。
上記スチレン系単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、エチルスチレン、ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、ビニルナフタレン、メトキシスチレン、モノブロムスチレン、ジブロムスチレン、フルオロスチレン、トリブロムスチレン等のスチレン誘導体が挙げられる。特にスチレンが好ましい。さらにこれらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
上記スチレン系単量体と共重合可能な他のビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート等のアクリル酸アリールエステル、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレート等のアクリル酸アルキルエステル、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート等のメタクリル酸アリールエステル、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート等のメタクリル酸アルキルエステル、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有メタクリル酸エステル、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド系単量体、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、イタコン酸等のα,β−不飽和カルボン酸およびその無水物が挙げられる。
上記スチレン系単量体と共重合可能なゴム成分としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンのランダム共重合体およびブロック共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル酸アルキルエステルまたは/およびメタクリル酸アルキルエステルとブタジエンの共重合体、ブタジエン−イソプレン共重合体等のジエン系共重合体、エチレン−プロピレンランダム共重合体およびブロック共重合体、エチレン−ブテンのランダム共重合体およびブロック共重合体等のエチレンとα−オレフィンとの共重合体、エチレン−メタクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体等のエチレンと不飽和カルボン酸エステルとの共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレンと脂肪族ビニルとの共重合体、エチレン−プロピレン−ヘキサジエン共重合体等のエチレンとプロピレンと非共役ジエンターポリマー、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系ゴム、およびポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアルキル(メタ)アクリレートゴム成分とが分離できないように相互に絡み合った構造を有している複合ゴム(以下、「IPN型ゴム」と呼ぶ)等が挙げられる。
スチレン系熱可塑性樹脂(A2)としては、例えばポリスチレン(AS樹脂)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS樹脂)、水添スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(水添SBS樹脂)、水添スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(水添SIS樹脂)、高衝撃ポリスチレン(HIPS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS樹脂)、メチルメタクリレート−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(MABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン−アクリルゴム共重合体(ASA樹脂)、アクリロニトリル−エチレンプロピレン系ゴム−スチレン共重合体(AES樹脂)、スチレン−メチルメタクリレート共重合体(MS樹脂)、メチルメタクリレート−アクリロニトリル−スチレン共重合体(MAS樹脂)、スチレン−無水マレイン酸共重合体(SMA樹脂)、スチレン−IPN型ゴム共重合体等の樹脂、及びこれらの混合物が挙げられる。
これらの中でもポリスチレン(PS樹脂)、高衝撃ポリスチレン(HIPS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン−アクリルゴム共重合体(ASA樹脂)、アクリロニトリル−エチレンプロピレン系ゴム−スチレン共重合体(AES樹脂)及びメチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS樹脂)からなる群より選択される1種または2種以上を混合して使用することが好ましく、中でもABS樹脂、AS樹脂が最も好ましい。
(B)カーボンブラック
カーボンブラック(B)は、PC樹脂組成物に黒色を付与するためのものである。
カーボンブラック(B)の平均粒径は5〜50nmである。この場合、カーボンブラック(B)の平均粒径が上記範囲を外れる場合に比べて、カーボンブラック(B)がベース樹脂(A)に分散しやすくなり、PC樹脂組成物が成形品に対してより良好な外観を付与できる。カーボンブラック(B)の平均粒径は10〜30nmであることが好ましく、15〜25nmであることがより好ましい。ここで、平均粒径とは、各カーボンブラックの粒径の平均値を言い、粒径とは、走査型電子顕微鏡で1個のカーボンブラック(B)を観察した場合に、そのカーボンブラック(B)を横切る直線とカーボンブラック(B)の輪郭との2つ交点間の距離の最大値を言うものとする。
カーボンブラック(B)の吸油量は40〜140ml/100gである。この場合、カーボンブラック(B)の吸油量が上記範囲を外れる場合に比べて、カーボンブラック(B)がベース樹脂(A)に分散しやすくなり、PC樹脂組成物が成形品に対してより良好な外観を付与できる。カーボンブラック(B)の吸油量は45〜100ml/100gであることが好ましく、50〜90ml/100gであることが好ましい。
カーボンブラック(B)のBET比表面積は特に制限されるものではないが、30〜400m/gであることが好ましい。この場合、カーボンブラック(B)のBET比表面積が上記範囲を外れる場合に比べて、カーボンブラック(B)が、異分子であるスチレン系熱可塑性樹脂(B2)に取り込まれやすくなるので、カーボンブラック(B)の凝集がより十分に抑制され、PC樹脂組成物が成形品に対してより良好な外観を付与できる。カーボンブラック(B)のBET比表面積は50〜300m/gであることがより好ましい。
ベース樹脂(A)100質量部に対するカーボンブラック(B)の配合割合は0.01〜10質量部である。この場合、カーボンブラック(B)の配合割合が上記範囲を外れる場合に比べて、PC樹脂組成物が成形品に対してより良好な外観を付与できる。
ベース樹脂(A)100質量部に対するカーボンブラック(B)の配合割合は好ましくは0.02〜8質量部であり、より好ましくは0.05〜5質量部である。
(C)滑剤
滑剤(C)は、ベース樹脂(A)に対するカーボンブラック(B)の分散性を向上させるためのものである。
滑剤(C)は、脂肪族カルボン酸のエステル化物であれば特に限定されるものではないが、多価アルコールと、炭素数10〜19の脂肪族カルボン酸のエステル化物であることが好ましい。この場合、脂肪族カルボン酸のエステル化物が、多価アルコールと、炭素数10〜19の脂肪族カルボン酸とのエステル化物以外である場合と比べて、カーボンブラック(B)の分散性がさらに改善するとともに、成形品の離形時の離形性も改善する。
多価アルコールとしては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ブチレングリコール、ペンタエリスリトールなどが挙げられる。中でもグリセリン及びペンタエリスリトールが好ましい。
炭素数10〜19の脂肪族カルボン酸としては、例えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸などが挙げられる。中でもステアリン酸が好ましい。
多価アルコールと、炭素数10〜19の脂肪族カルボン酸のエステル化物は部分エステル化物でもフルエステル化物でもよいが、フルエステル化物がより好ましい。このような脂肪族カルボン酸のフルエステル化物としては、例えばペンタエリスリトールテトラステアレート、グリセリントリステアレート、及び、プロピレングリコールジステアレートなどが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。中でも、脂肪族カルボン酸のフルエステル化物としては、ペンタエリスリトールテトラステアレート、グリセリントリステアレート又はこれらの混合物が好ましい。この場合、滑剤(C)の分子量が十分に大きくなり、成形時の揮発量が低下する。
滑剤(C)は、ベース樹脂(A)100質量部に対して0.01〜10質量部の割合で配合されている。この場合、滑剤(C)の配合割合が上記範囲を外れる場合に比べて、カーボンブラック(B)の分散性がより向上し、PC樹脂組成物が成形品に対しより良好な外観を付与できる。ベース樹脂(A)100質量部に対する滑剤(C)の配合割合は、0.1〜5質量部であることが好ましく、0.3〜0.8質量部であることがより好ましい。
本発明のPC樹脂組成物には、酸化防止剤、核剤、可塑剤、離型剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤及び安定剤などの添加物を必要に応じて添加することができる。
<PC樹脂組成物の製造方法>
本発明のPC樹脂組成物の製造方法は、特に限定されるものではなく、上記の(A)〜(C)成分、及び必要に応じて添加されるその他の成分を、任意の順序で混合、混練することによって製造することができる。混合、混練の温度、圧力等の条件は、従来公知のPC樹脂組成物の製造方法に鑑みて適宜選択すればよい。例えば、混練はPC樹脂(A1)及びスチレン系熱可塑性樹脂(A2)の溶融温度以上で行えばよいが、通常は260〜320℃で行うことが好ましい。製造装置としても従来からこの種の樹脂組成物の製造に用いられている混合、混練装置を用いればよい。
具体的には、例えば、PC樹脂(A1)に対して、スチレン系熱可塑性樹脂(A2)、カーボンブラック(B)及び滑剤(C)の所定量を、同時に又は任意の順序で配合し、所望により更に他の添加剤等を配合した後、タンブラー型ブレンダー等によって混合する。次いで得られた混合物を単軸又は二軸押出機で溶融混練してストランド状に押出し、ペレット化することにより、所望の組成のPC樹脂組成物を得ることができる。
また、別法として、以下の方法を用いることもできる。すなわち、まずスチレン系熱可塑性樹脂(A2)に対して、カーボンブラック(B)及び滑剤(C)、を混合した後、溶融混練してペレット化し、マスターバッチを作製する。このマスターバッチとPC樹脂(A1)とを押出機を用いて溶融混練してペレット化する。こうして所望の組成のPC樹脂組成物を得ることもできる。
このようにして得られた本発明のPC樹脂組成物は、成形品に良好な外観を付与できる。
<成形品>
本発明は、上述したPC樹脂組成物を成形して得られる成形品である。すなわち、本発明は、上述したPC樹脂組成物で構成される成形品である。
この成形品によれば、より良好な外観を有することが可能となる。
成形法は、特に限定されるものではなく、成形法としては、射出成形法、押出成形法などを用いることができる。
<用途>
本発明のPC樹脂組成物は、例えば自動車内外装品(ドアハンドル、ヘッドランプエスカッション、フェンダー、ルーフレール、アンテナカバー及びピラーなど)及びOA機器ハウジング(複写機ハウジング;ラップトップ、タブレット及びスマートフォンの筐体)などに適用可能である。
以下、実施例によって本発明の内容をさらに具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例および比較例において用いた材料は次の通りである。
(A)ベース樹脂
(A1)PC樹脂
(A1−1)
三菱エンジニアリングプラスチックス社製、商品名「ユーピロンS3000N」
(粘度平均分子量:21,000)
(A1−2)
三菱エンジニアリングプラスチックス社製、商品名「ユーピロンH4000N」
(粘度平均分子量:18,000)
(A2)スチレン系熱可塑性樹脂
DIC社製、商品名「CR−3500」
(B)カーボンブラック
(B−1)三菱化学社製、商品名「#850」
(平均粒径17nm、吸油量77ml/100g、BET比表面積:220m/g)
(B−2)三菱化学社製、商品名「#30」
(平均粒径30nm、吸油量104ml/100g、BET比表面積:74m/g)
(B−3)三菱化学社製、商品名「#650B」
(平均粒径22nm、吸油量114ml/100g、BET比表面積:124m/g)
(C)滑剤
(C−1)ペンタエリスリトールテトラステアレート
コグニス・オレオケミカルズジャパン社製、商品名「ロキシオールVPG 861」
(C−2)モンタン酸ワックス
クラリアント社製、商品名「リコワックスE」
(実施例1)
カーボンブラック(B−1)40質量部、マスターバッチ用樹脂としてのスチレン系熱可塑性樹脂(A2)55質量部、及び滑剤(C)5質量部を計量し、これらを、温度を200℃以上に設定したバンバリーミキサーで溶融混練した。バンバリーミキサーから取り出した混練物を冷却した後、粉砕し、微粉状のマスターバッチを得た。これをMB−1とした(表1参照)。
続いて、表2の「配合時組成」に示す配合割合(単位は質量部)となるようにPC樹脂(A1)としてのPC樹脂(A1−1)、及び、マスターバッチとしてのMB−1を配合し、タンブラーミキサーで均一に混合し、混合物を得た。その後、この混合物を、フルフライトスクリュー及びベントを備えた単軸押出機(製品名「VS−40」、いすず化工機社製)に供給し、スクリュー回転数70rpm、吐出量10kg/時間、バレル温度280℃の条件で溶融混練し、押出ノズル先端からストランド状に押出し、押出物を得た。このとき、押出機の吐出部の温度は305℃とした。そして、押出物を水槽にて急冷し、ペレタイザーを用いてカットすることにより、PC樹脂組成物のペレットを得た。得られたPC樹脂組成物の組成は表2の「配合後組成」に示す通りであった。
(実施例2)
表2の「配合時組成」に示す配合割合(単位は質量部)となるようにPC樹脂(A1−1)及びMB−1を配合したこと以外は実施例1と同様にしてPC樹脂組成物のペレットを得た。得られたPC樹脂組成物の組成は表2の「配合後組成」に示す通りであった。
(比較例1)
スチレン系熱可塑性樹脂(A2)の代わりにPC樹脂(A1−2)を用いたこと以外はMB−1と同様にしてマスターバッチを準備した。これをMB−2とした(表1参照)。
続いて、表2の「配合時組成」に示す配合割合(単位は質量部)となるようにPC樹脂(A1−1)及びMB−2を配合したこと以外は実施例1と同様にしてPC樹脂組成物のペレットを得た。得られたPC樹脂組成物の組成は表2の「配合後組成」に示す通りであった。
(比較例2)
滑剤(C−1)の代わりに滑剤(C−2)を用いたこと以外はMB−2と同様にしてマスターバッチを準備した。これをMB−3とした(表1参照)。
続いて、表2の「配合時組成」に示す配合割合(単位は質量部)となるようにPC樹脂(A1)及びMB−3を配合し、押出機の吐出部の温度を305℃から302℃に変更したこと以外は実施例1と同様にしてPC樹脂組成物のペレットを得た。得られたPC樹脂組成物の組成は表2の「配合後組成」に示す通りであった。
(比較例3)
カーボンブラック(B−1)の代わりにカーボンブラック(B−2)を用いたこと以外はMB−2と同様にしてマスターバッチを準備した。これをMB−4とした(表1参照)。
続いて、表2の「配合時組成」に示す配合割合(単位は質量部)となるようにPC樹脂(A1)及びMB−4を配合し、押出機の吐出部の温度を305℃から302℃に変更したこと以外は実施例1と同様にしてPC樹脂組成物のペレットを得た。得られたPC樹脂組成物の組成は表2の「配合後組成」に示す通りであった。
(比較例4)
カーボンブラック(B−1)の代わりにカーボンブラック(B−3)を用いたこと以外はMB−2と同様にしてマスターバッチを準備した。これをMB−5とした(表1参照)。
続いて、表2の「配合時組成」に示す配合割合(単位は質量部)となるようにPC樹脂(A1)及びMB−5を配合し、押出機の吐出部の温度を305℃から304℃に変更したこと以外は実施例1と同様にしてPC樹脂組成物のペレットを得た。得られたPC樹脂組成物の組成は表2の「配合後組成」に示す通りであった。
<外観の評価>
実施例1、2及び比較例1〜4で得られたPC樹脂組成物について外観の評価を行った。具体的には、以下のようにして外観の評価を行った。
まず実施例1、2及び比較例1〜4で得られたPC樹脂組成物のペレットを、120℃で5時間以上乾燥した。その後、PC樹脂組成物のペレットを、射出成形機(名機製作所製「M150AII−SJ型」)に投入し、この射出成形機において280℃に設定したシリンダー内に20分間保持した後、金型温度80℃、成形サイクル55秒の条件で、厚さ1.0mmの部分と、厚さ2.0mmの部分と、厚さ3.0mmの部分とを有する3段プレートを射出成形した。こうして得られた3段プレートについて、目視にて表面のブツ及びピンホールの有無を確認した。結果を表2に示す。表2の「A」〜「D」の評価基準は以下の通りとした。なお、合格基準は以下の通りとした。

(評価基準)
A:ブツ及びピンホールが2個以下
B:ブツ及びピンホールが2個より多く5個以下
C:ブツ及びピンホールが5個より多く10個以下
D:ブツ及びピンホールが10個より多い

(合格基準)基準がA〜Cであること

Figure 0006713202

Figure 0006713202
表2に示す結果より、実施例1及び2は、外観の点で合格基準を満足することがわかった。これに対し、比較例1〜4は、外観の点で合格基準を満足しないことがわかった。
以上より、本発明のPC樹脂組成物によれば、成形品に良好な外観を付与できることが確認された。

Claims (5)

  1. ベース樹脂(A)100質量部に対して、カーボンブラック(B)が0.01〜10質量部の割合で配合され、滑剤(C)が0.01〜10質量部の割合で配合され、
    前記ベース樹脂(A)が、ポリカーボネート樹脂(A1)及びスチレン系熱可塑性樹脂(A2)のみからなり、
    前記ベース樹脂(A)中の前記ポリカーボネート樹脂(A1)の配合割合が85.00〜99.99質量%であり、
    前記カーボンブラック(B)の吸油量が40〜140ml/100gであり、
    前記カーボンブラック(B)の平均粒径が5〜50nmであり、
    前記滑剤(C)が脂肪族カルボン酸のエステル化物である、ポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 前記脂肪族カルボン酸のエステル化物が、多価アルコールと、炭素数10〜19の脂肪族カルボン酸とのエステル化物である請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 前記脂肪族カルボン酸のエステル化物が、グリセリントリステアレート及びペンタエリスリトールテトラステアレートからなる群より選ばれる少なくとも1種で構成される請求項1又は2に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 前記ポリカーボネート樹脂(A1)の粘度平均分子量が12,000〜40,000である請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂組成物で構成される成形品。
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