JP5634918B2 - 電動補助自転車用のハブモータ装置 - Google Patents

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本発明は、電動補助自転車用のハブモータ装置の改良に関する。
例えば、下記の特許文献1には、ペダルの踏力を受けて後輪が駆動し、モータの回転トルクを受けて前輪が駆動する、いわゆる前輪アシストタイプの電動補助自転車が記載されている。この電動補助自転車においては、前輪を車軸に対して回転可能に支持するハブ(フロントハブ)に、上記のモータ、及び当該モータの回転トルクを減速してフロントハブに伝達する減速機構が内蔵されており、トルク検出手段により検出されたペダルの踏力が設定値を超えたときには、バッテリーから供給される電力によってモータが駆動される。これにより、モータの回転トルクが減速機構を介してフロントハブ(前輪)に伝達されるので、自転車を軽快に運転走行させることができる。
特許第4215670号
上記のとおり、前輪アシストタイプの電動補助自転車には、フロントハブ内にモータ及び減速機構を内蔵してなるハブモータ装置が装備されているが、従来のハブモータ装置においては、モータ、減速機構及びフロントハブが直接的に連結されているのが一般的である。このような構成のハブモータ装置を装備した電動補助自転車において、例えばバッテリー切れとなった場合には、電動アシスト機能を具備せず、ペダル踏力のみで運転走行される一般的な自転車よりも取り回し性が悪くなるという問題がある。
すなわち、従来のハブモータ装置では、モータ、減速機構及びフロントハブが直接的に連結されている構成上、バッテリー切れとなり乗員によるペダルの踏力のみで自転車を運転走行させるような場合においても、前輪の回転はフロントハブ及び減速機構を介してモータ(モータの回転軸)に伝達される。そのため、乗員は減速機構やモータで生じるトルクロスを含んでペダルを踏み込まねばならなくなり、多大な踏力が必要となる。また、例えば手押し走行させる場合でも、フロントハブ(ハブモータ装置)内でトルクロスが生じるため、ペダル踏力のみで運転走行される一般的な自転車よりも取り回し性が悪くなるという問題がある。
かかる実情に鑑み、本発明の目的は、バッテリー切れ時等、モータが駆動されない状況下においてもトルクロスが生じるのを可及的に防止し得るハブモータ装置を提供し、これにより、前輪アシストタイプの電動補助自転車の取り回し性を向上することにある。
上記の目的を達成すべく創案された本発明は、ペダル踏力を受けて後輪が駆動し、ペダル踏力が設定値を超えたとき、モータの回転トルクを受けて前輪が駆動する電動補助自転車用のハブモータ装置であって、前輪を車軸に対して回転可能に支持する筒状のハブに、モータ、及び該モータの回転トルクを減速してハブに伝達する減速機構が内蔵されてなるものにおいて、減速機構が、モータの回転軸に設けられた太陽歯車と、ハブの内径部に設けられた内歯車と、太陽歯車と内歯車の間に複数介設され、太陽歯車に噛合した第1中間歯車及び内歯車に噛合した第2中間歯車を有する遊星歯車体とを備え、かつ少なくとも一つの遊星歯車体に、第1中間歯車から第2中間歯車へのトルク伝達のみを許容するワンウェイクラッチ機構を設けると共に、ワンウェイクラッチを設けた遊星歯車体を除く遊星歯車体の少なくとも一つに、第1中間歯車と第2中間歯車との間で何れか一方から他方へのトルク伝達を選択的に許容可能なツーウェイクラッチ機構を設けたことにより、モータの回転トルクをハブに対して出力可能な正回転ロック状態、モータの停止時にハブを前記モータの回転軸に対して空転させる空転回転状態、又はモータの停止時に前輪が正回転するのに伴ってハブに入力される回転トルクをモータに対して出力可能な逆回転ロック状態の何れか一つの状態に切り替え可能に構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、減速機構を空転回転状態としておくことにより、モータが停止した状態で自転車を前進させるとき、例えば、(1)モータに駆動電力を供給するバッテリーの残量がゼロになったとき、(2)故意に電源を切ってペダル踏力のみで自転車を運転走行させるとき、あるいは、(3)手押しで自転車を前進させるとき等に、ハブがモータの回転軸に対して空転する。すなわち、モータが停止した状態では、ハブとモータの回転軸とが共回りするのを防止することができる。これにより、モータの停止状態でモータや減速機構でトルクロスが生じるのを回避することができるので、従来のハブモータ装置を装備させた場合に比べてこの種の電動補助自転車の取り回し性を向上することができる。
上記構成において、モータの停止状態で前輪が正回転(自転車を前進させる方向の回転)するとき、減速機構は、正回転ロック状態から空転回転状態に自動的に切り替わるように構成することができる。これにより、例えば突然バッテリー切れとなったような場合においても、前輪が正回転するのに伴ってモータや減速機構でトルクロスが生じるのを回避することができる。従って、常時ハブモータ装置内でのトルクロスがない状態で自転車を運転走行させることができる。
上記構成において、減速機構を正回転ロック状態と空転回転状態とに(自動的に)切り替え可能とするための具体的手段として、減速機構を、モータの回転軸に設けられた太陽歯車と、ハブの内径部に設けられた内歯車と、太陽歯車と内歯車の間に複数介設され、太陽歯車に噛合した第1中間歯車及び内歯車に噛合した第2中間歯車を有する遊星歯車体とを備えるものとし、かつ、少なくとも一つの遊星歯車体に、第1中間歯車から第2中間歯車への(一方向の)トルク伝達のみを許容するワンウェイクラッチ機構を設けることが考えられる。すなわち、上記構成を実現するための具体的手段としては、(A)太陽歯車と内歯車の間に介設する複数の遊星歯車体のうち、一又は全部ではない複数の遊星歯車体にワンウェイクラッチ機構を設けると共に、残余の遊星歯車体にワンウェイクラッチ機構を設けない構成、あるいは(B)太陽歯車と内歯車の間に介設する複数の遊星歯車体の全てにワンウェイクラッチ機構を設ける構成、の何れかとすることができる。但し、上記(A)の構成を採用する場合、ワンウェイクラッチ機構を設けない遊星歯車体においては、第1中間歯車と第2中間歯車とを両方向に相対回転自由に構成しておく。
上記(A)(B)の何れの構成を採用しても、ワンウェイクラッチ機構を有する遊星歯車体の第1中間歯車に、太陽歯車を介してモータの回転トルクが入力されたときには、クラッチのロック方向となって第2中間歯車へのトルク伝達が行なわれる(正回転ロック状態)。一方、ワンウェイクラッチ機構を有する遊星歯車体の第2中間歯車に、内歯車を介して前輪の正回転方向の回転トルクが入力されてもクラッチの空転方向となることから、第1中間歯車、ひいてはモータの回転軸にトルク伝達が行なわれない(空転回転状態)。また、上記(A)の構成を採用する場合、ワンウェイクラッチ機構を設けない遊星歯車体においては、第1中間歯車と第2中間歯車とを両方向に相対回転自由に構成しておけば、前輪の正回転方向の回転トルクが入力されてもモータの回転軸にトルクは伝達されない。上記(A)の構成を採用する場合、ワンウェイクラッチ機構を有さない遊星歯車体が存在する関係上、上記(B)の構成を採用する場合に比べて減速機構の構造を簡略化することができるので、ハブモータ装置の低コスト化を図る上で有利となる。なお、上記(A)の構成を採用する場合、伝達すべき回転トルクよりもワンウェイクラッチ機構の許容トルクの総和が大きくなるようにワンウェイクラッチ機構を有する遊星歯車体の最小個数を決定付けるのが肝要である。
かかる構成において、第1中間歯車は、その直径が第2中間歯車の直径よりも大きいものを用いることができる。このような構成によれば、モータの回転トルクを高い減速比で減速した上でハブに伝達することができるので、大きな補助動力が得られる。
ところで、上記特許文献1にも記載されているように、この種の電動補助自転車には、バッテリー切れとなるのを可及的に防止することを目的として、いわゆる電力回生機構が設けられる場合がある。この種の電力回生機構における電力回生は、モータに入力される逆入力トルク、すなわち、前輪が正回転するのに伴ってハブ及び減速機構を介してモータに入力されるトルクを受けてモータの回転軸が回転することにより実行されるのが一般的である。
上記した本発明に係るハブモータ装置において、減速機構は、さらに、モータの停止時に、前輪が正回転するのに伴ってハブに入力される回転トルクをモータに対して出力可能な逆回転ロック状態に切り替え可能に構成することもできる。このような構成によれば、減速機構を逆回転ロック状態にしたとき、前輪が正回転するのに伴ってハブに入力される回転トルクがモータに伝達されることでモータの回転軸が回転し、電力回生を実行することができる。
減速機構の正回転ロック状態と逆回転ロック状態との切り替えは、ブレーキ操作に連動して行われるようにすることができる。具体例を挙げると、ブレーキレバーを握り込むことで前輪に制動力が付与されたときに、正回転ロック状態あるいは空転回転状態から逆回転ロック状態に切り替わり、ブレーキレバーの握り込みを解放して前輪に対する制動力が解除されたときに、逆回転ロック状態から正回転ロック状態あるいは空転回転状態に切り替わるように構成することができる。一般に、ブレーキレバーを握り込むときに補助動力が必要となる可能性は低い。従って、このようにすれば、電動補助自転車を軽快に運転走行させることができながら、効率的に電力回生を実行することができる。
減速機構を正回転ロック状態と逆回転ロック状態とに切り替え可能とするための具体的手段の一例として、減速機構を、モータの回転軸に設けられた太陽歯車と、ハブの内径部に設けられた内歯車と、太陽歯車と内歯車の間に複数介設され、太陽歯車に噛合した第1中間歯車及び内歯車に噛合した第2中間歯車を有する遊星歯車体とを備えるものとし、かつ、少なくとも一つの遊星歯車体に、第1中間歯車と第2中間歯車との間で何れか一方から他方へのトルク伝達を選択的に許容可能なツーウェイクラッチ機構を設けることが考えられる。
より具体的な一例を挙げると、複数の遊星歯車体のうち、一の遊星歯車体に、第1中間歯車体と第2中間歯車体との間で何れか一方から他方へのトルク伝達を選択的に許容可能なツーウェイクラッチ機構を設け、残余の遊星歯車体に、第1中間歯車から第2中間歯車への(一方向の)トルク伝達のみを許容するワンウェイクラッチ機構を設けることが考えられる。
一般に、電力回生を実行する際に必要とされるモータの回転トルクは、前輪に補助動力を付与する際に必要とされる回転トルクに比べて小さくて済む。そのため、ツーウェイクラッチ機構を備えた遊星歯車体は最小限で足りる。これにより、ワンウェイクラッチ機構に比べて構造が複雑となり易いツーウェイクラッチ機構を備えた遊星歯車体を最小限としてコストの増大を可及的に抑制しながら、自転車を軽快に運転走行させることができ、さらには電力回生を適切に実行することができる。
この場合においても、第1中間歯車として、その直径が第2中間歯車の直径よりも大きいものを用いることができる。
以上に示したように、本発明に係る電動補助自転車用のハブモータ装置によれば、バッテリー切れ等、モータが駆動されない状況下においてもその内部機構でトルクロスが生じるのを可及的に防止することができる。これにより、いわゆる前輪アシストタイプの電動補助自転車の取り回し性を向上することができる。
前輪アシストタイプの電動補助自転車の駆動系統を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るハブモータ装置の断面図である。 正回転ロック状態における図2のY1−Y1線矢視断面図である。 空転回転状態における図2のY1−Y1線矢視断面図である。 図2の要部拡大図であり、減速機構を構成する複数の遊星歯車体のうち、ツーウェイクラッチ機構を備えた遊星歯車体が正回転ロック状態にあるときの断面図である。 図5のY2−Y2線矢視断面図である。 図5に示す遊星歯車体が逆回転ロック状態にあるときの断面図である。 減速機構の逆回転ロック状態を示すものであり、図7のY3−Y3線矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に係るハブモータ装置1を装備してなる電動補助自転車の駆動系統を模式的に示す。この電動補助自転車は、ペダル踏力(人力駆動力)を受けて後輪が駆動し、モータの回転トルクを受けて前輪が駆動するいわゆる前輪アシストタイプの電動補助自転車であり、ペダル100に加えられた踏力を後輪の車軸104に伝達する人力駆動機構Aと、前輪を電動駆動させるための電動駆動機構Bとを備える。
人力駆動機構Aでは、ペダル100に加えられた踏力がペダルクランク101でクランク軸102の回転運動に変換され、クランク軸102の回転トルクは、クランク軸102に取り付けられたフロントスプロケット103、後輪の車軸104に取り付けられたリヤスプロケット105、及び両スプロケット103,105に掛け渡されたチェーン106等のトルク伝達部材を介して後輪の車軸104に伝達される。リヤスプロケット105と車軸104とは、リヤスプロケット105からのトルク(ペダル100の踏力)を車軸104に伝達する一方で、車軸104からの逆入力トルクをリヤスプロケット105に伝達しないよう、図示外のワンウェイクラッチを介してフリーに連結されている。
電動駆動機構Bは、前輪に補助動力を付与するためのモータ10(図2等を参照)が内蔵され、前輪を車軸2に対して回転可能に支持するフロントハブとしての機能を兼ね備えたハブモータ装置1と、モータ10に電力を供給するバッテリー111と、ペダル100の踏力(クランク軸102の回転トルク)を検出するトルク検出手段110とを主要部として構成される。そして、トルク検出手段110で検出したペダル100の踏力が設定値を超えたときには、バッテリー111からハブモータ装置1のモータ10に電力が供給され、モータ10が駆動するようになっている。モータ10が駆動されることにより、人力駆動系Aでの不足分に応じたトルクが補助動力として得られる。なお、図示は省略しているが、この電動補助自転車には、電動駆動機構Bを作動させるか否か、言い換えると人力駆動機構Aのみで当該自転車を運転走行させるか否かを選択するための電源スイッチが設けられている。従って、電源スイッチが「ON」の状態でペダル100の踏力が設定値を超えたときには電動駆動機構Bが作動して補助動力が得られるが、電源スイッチが「OFF」の状態では、ペダル100の踏力が設定値を超えたとしても補助動力は得られない。
また、この電動補助自転車は、バッテリー111残量がゼロになるのを可及的に防止するためにいわゆる電力回生機構を有する。ここでは、モータ10の停止状態で前輪が正回転(自転車を前進させる方向の回転。以下同様。)している最中に、前輪に制動力を付加するためのブレーキ112が操作される(ブレーキレバーが握り込まれる)と、前輪が正回転するのに伴ってハブモータ装置1に内蔵されたモータ10の回転軸が回転し、これによって電力回生がなされてバッテリー111が充電されるようになっている。
次に、ハブモータ装置1について詳述する。
図2に、本発明の一実施形態に係るハブモータ装置1の断面図(軸平行断面図)を示す。同図に示すハブモータ装置1は、図1に示す前輪アシストタイプの電力回生機構付き電動補助自転車に装備される(当該自転車の駆動系統を構成する)ものであって、前輪を車軸2に対して回転可能に支持する略円筒状のハブ3に、バッテリー111から電力が供給されることにより駆動するモータ10、及びモータ10の回転トルクを減速してハブ3に伝達する減速機構20が内蔵されて主要部が構成されている。ハブ3は、転がり軸受4a,4bによって回転自在に支持されている。車軸2は、ハブ3の一端側(図中左側)に設けられた中空又は中実の第1車軸2aと、ハブ3の他端側(図中右側)に設けられた中空の第2車軸2bとで構成され、第2車軸2bの内周には断面T字形状の制動部材40が挿通されている。なお、制動部材40の動作態様等は後に詳述する。
モータ10は、第1車軸2aに固定された略円筒状のモータケース14と、モータケース14の内径面に固定されたステータ11と、回転軸13を有するロータ12とで主要部が構成される。ロータ12は、ステータ11の内径側で車軸2と同軸に配置され、モータケース14の内周に配設された転がり軸受4c,4dによって回転自在に支持されている。回転軸13の図中右側の一端はモータケース14の外部に突出しており、この突出部分の外周には減速機構20の一部を構成する太陽歯車21が設けられている。本実施形態では、回転軸13の外周面に切削等の機械加工あるいは鍛造等の塑性加工を施すことによって回転軸13と一体に太陽歯車21を設けている。なお、太陽歯車21は、回転軸13と別体に設けることも可能である。
図3及び図4に示すように、減速機構20はいわゆる遊星歯車機構であり、モータ10の回転軸13に設けられた太陽歯車21と、ハブ3の内径部に設けられた内歯車22と、太陽歯車21と内歯車22の間に複数介設された遊星歯車体26とを主要部として構成される。ここで、遊星歯車体26は円周方向の3箇所に等間隔で配設され、また、内歯車22は、ハブ3とは別体に設けられてハブ3の内周面に固定されている。内歯車22とハブ3とが別体に設けられた本実施形態において両者が相対回転すると、両者間、ひいては当該減速機構20内でのトルク伝達が適切に行われなくなることから、ハブ3と内歯車22とを円周方向で係合させることによって両者の相対回転を防止している。ここでは、ハブ3の内周面に設けた凸部3aを内歯車22の外周面に設けた凹部22aに嵌合させることにより、ハブ3と内歯車22の相対回転を防止している。なお、内歯車22は、ハブ3と一体に設けることも可能である。
各遊星歯車体26は、モータケース14から軸方向に突設された遊星歯車軸23と、太陽歯車21に噛合した第1中間歯車24と、内歯車22に噛合した第2中間歯車25とを有し、第2中間歯車25は遊星歯車軸23の外径面に固定されている。図5に拡大して示すように、第2中間歯車25は段付き円筒状に形成され、第1中間歯車24は、第2中間歯車25の小径外周面25aの外周に配置されている。第1中間歯車24として、その直径が第2中間歯車25の直径よりも大きいものを用いている。これにより、モータ10の回転軸13の回転トルクは、大きな減速比で減速されたうえで内歯車22(ハブ3)に伝達されるので、大きな補助動力が得られる。
以上の構成を有する減速機構20は、少なくとも、モータ10の駆動トルク(回転軸13の回転トルク)をハブ3に対して出力可能な正回転ロック状態(図3を参照)と、モータ10の停止時に、ハブ3をモータ10の回転軸13に対して空転させる(前輪が正回転するのに伴ってハブ3に入力される回転トルクをモータ10に対して出力しない)空転回転状態(図4を参照)とに切り替え可能となっている。図3に示す正回転ロック状態では、モータ10の回転軸13が回転(ここでは時計回りに回転)すると、回転軸13の回転トルクは、太陽歯車21→第1中間歯車24→第2中間歯車25→内歯車22という経路を介してハブ3に伝達され、ハブ3及びこれに支持される前輪が正回転方向(図中反時計回り)に回転する。一方、図4に示す空転回転状態では、前輪が正回転するのに伴ってハブ3に入力される回転トルクは、内歯車22→第2中間歯車25にまで伝達されるだけであって、第2中間歯車25から第1中間歯車24、さらには太陽歯車21(モータ10の回転軸13)へは伝達されない。従って、空転回転状態では、ハブ3がモータ10の回転軸13に対して空転する。
このような構成から、モータ10が停止した状態で自転車を前進させるとき、例えば、(1)バッテリー111の残量がゼロになったとき、(2)電源スイッチを「OFF」の状態としてペダル100の踏力のみで自転車を運転走行させるとき、あるいは、(3)手押しで自転車を前進させるとき等に、ハブ3がモータ10の回転軸13に対して空転する。すなわち、モータ10が停止した状態では、ハブ3とモータ10の回転軸13とが共回りするのを防止することができる。これにより、モータ10の停止状態でモータ10や減速機構20でトルクロスが生じるのを回避することができる。従って、本発明のハブモータ装置1を装備した前輪アシストタイプの電動補助自転車であれば、従来のハブモータ装置を装備した電動補助自転車に比べて取り回し性が向上する。
以上に示したハブモータ装置1が装備される電動補助自転車は電力回生機構を有するものであることから、減速機構20は、さらに、モータ10の停止時に前輪が正回転するのに伴ってハブ3に入力される回転トルクをモータ10に対して出力する逆回転ロック状態に切り替え可能となっている。すなわち、減速機構20が逆回転ロック状態となったときには、図3に示す正回転ロック状態とは真逆の経路を介してハブ3に入力される回転トルクがモータ10の回転軸3に伝達される。これにより、モータ10の回転軸3が回転し、電力回生がなされる(バッテリー111が充電される)。
上記した正回転ロック状態、空転回転状態、又は逆回転ロック状態の何れか一つの状態への切り替えは、各遊星歯車体26を構成する第1中間歯車24と第2中間歯車25との間に画成される環状空間G(図5参照)に、クラッチ機構を設けたことによって実現される。本実施形態では、円周方向の三箇所に配設した遊星歯車体26のうち、一の遊星歯車体26の環状空間Gに、第1中間歯車24と第2中間歯車25との間で何れか一方から他方へのトルク伝達を選択的に許容可能とするツーウェイクラッチ機構30を設けると共に、残り二つの遊星歯車体26の環状空間に、第1中間歯車24から第2中間歯車25へのトルク伝達のみを許容するワンウェイクラッチ機構を設けたことにより、減速機構20が正回転ロック状態、空転回転状態、又は逆回転ロック状態の何れか一つの状態となる。
以下、図5〜図8を参照しながら、減速機構20を構成する複数(3つ)の遊星歯車体26のうち、一の遊星歯車体26の環状空間Gに設けたツーウェイクラッチ機構30について詳述する。
図5に、ツーウェイクラッチ機構30を有する遊星歯車体26を拡大して示す。ツーウェイクラッチ機構30は、外輪31と、外輪31の内径側に配置された内輪32と、外輪31と内輪32の間に配置されたトルク伝達部材(係合子)としての複数のローラ33と、複数のローラ33を円周方向所定間隔で保持する保持器34と、保持器34の回転方向位相を制御する弾性部材35とを組み合わせることで構成される。
外輪31は、例えば金属材料で環状に形成され、その外径面に設けた凸部を第1中間歯車24の大径内周面24aに設けた凹部に嵌合することで、第1中間歯車24と一体回転する構造とされている。なお、外輪31の外径面に凹部を設け、この凹部と、第1中間歯車24の大径内周面24aに設けた凸部とを嵌合するようにしても良い。
内輪32は、例えば金属材料で環状に形成され、その内径面に設けた凸部を第2中間歯車25の小径外周面25aに設けた凹部に嵌合することで、第2中間歯車25と一体回転する構造とされている。なお、内輪32の内径面に凹部を設け、この凹部と、第2中間歯車25の小径外周面25aに設けた凸部とを嵌合するようにしても良い。内輪32の外径面には、図6に示すように、ローラ33と接触する複数のカム面37が形成される。図示例では、内輪32の外径面が正八角形断面に形成され、この正八角形断面を構成する各平面がカム面37として機能する。このようなカム面37が内輪32の外径面に形成されていることにより、外輪31の内周面と内輪32の外径面(カム面37)との間に正逆両回転方向で半径方向の幅を縮小させた複数の楔隙間38が形成されている。
保持器34は、軸方向に延びて外輪31と内輪32との間に介在する円筒状の保持部34aと、保持部34aの一端から外径側に延びるフランジ部34bとを一体に備える。保持部34aには、円周方向等間隔でローラ33を収容するためのポケット34cが設けられ、フランジ部34bの端面(反第1中間歯車24側の端面)には、制動部材40と摺接する摺動面34dが設けられている。ポケット34cとローラ33の外周面との間の隙間は、ローラ直径の1/20以下の正隙間に設定される。ポケット34cとローラ33の外周面との間の隙間が正隙間に設定される構成上、例えば保持部34aのポケット内面に円周方向に突出する突起を設けることによって、ポケット34cからのローラ33の脱落を防止するのが望ましい。
制動部材40は、図2に示したように、中空の第2車軸2bの内周に挿通された断面T字形状の部材であり、径方向に延び、保持器34の摺動面34dと軸方向に対向配置されたフランジ部40aを有する。そして、当該制動部材40が保持器34に対して接近移動することによってフランジ部40aが保持器34の摺動面34dに押し当てられると、摺動面34dとフランジ部40aとが摺接し、保持器34の回転が制動される。なお、制動部材40の保持器34に対する接近及び離反移動は、ブレーキ112(図1参照)の操作に連動して実行される。ここでは、ブレーキレバーを握り込むと制動部材40が保持器34に対して接近移動して(フランジ部40aが摺動面34dに押し当てられて)保持器34の回転が制動され、ブレーキレバーの握り込みを解放すると制動部材40が保持器34から離反移動して保持器34の回転が許容される。
弾性部材35は、例えばリングばねで構成される。弾性部材35は、その一端を保持器34の保持部34aに固定し、他端を内輪32の一端面に設けた切欠き32aに固定することにより、内輪32と保持器34の間に介装される。この弾性部材35の取り付けに際しては、弾性部材35を自然状態から拡径もしくは縮径させて保持器34と内輪32にそれぞれ取り付け、取り付け後は、その弾性力によって保持器34と内輪32とに回転方向の位相ずれをもたせる。ここでは、図6に示すように、弾性部材35の弾性力によって保持器34が内輪32に対して正回転方向に付勢され、保持器34に押されたローラ33が、楔隙間38の正回転方向側に付勢されている。
以下、上記構成からなるツーウェイクラッチ機構30を備えた遊星歯車体26の動作態様について説明を行うが、この遊星歯車体26を備えた減速機構20(ハブモータ装置1)の動作態様についても併せて説明する。
第1中間歯車24及び第2中間歯車25が共に静止した状態(自転車の停止状態)では、保持器34及びローラ33は、弾性部材35の弾性力により楔隙間38の正回転方向に変位している(図6参照)。自転車の運転走行開始時等、ペダル100の踏力が設定値を超えることによってモータ10が駆動され、回転軸13の回転トルクが太陽歯車21を介して第1中間歯車24に入力されると、第1中間歯車24及び外輪31は正回転方向に一体的に回転し、ローラ33が外輪31および内輪32と楔係合してロックされる(正回転ロック状態)。これにより、外輪31に入力される正回転方向の回転トルクが内輪32に対して伝達可能となる。従って、この状態でモータ10の回転軸13が回転すると、その回転トルクが太陽歯車21及び第1中間歯車24を介して第2中間歯車25、さらには内歯車22に伝達され、ハブ3が正回転方向に回転する(図3を参照)結果、前輪に補助動力が付与される。なお、この正回転ロック状態は、機構的には内輪32(第2中間歯車25)に逆回転方向(図6中、時計回り方向)の回転トルクが入力された際、これを外輪31(第1中間歯車24)に伝達することもできる。
例えば、ペダル100の踏力が設定値以下となることによってモータ10が停止し、第1中間歯車24及び外輪31の正回転が中断されると、前輪およびハブ3の慣性回転により、内輪32および第2中間歯車25は同方向に回転しようとする。この回転方向はツーウェイクラッチ機構30の空転方向であるため外輪31にトルクは伝達されず、第2中間歯車25及び内輪32は外輪31に対して空転回転する(空転回転状態)。
この内輪32の空転状態で、ブレーキレバーが握り込まれ、保持器34の摺動面34dに制動部材40のフランジ部40aが押し当てられると(図7を参照)、保持器34に回転遅れが生じ、保持器34が内輪32に対して逆回転方向に相対回転する。その結果、ローラ33は、図8に示すように楔隙間38の逆回転方向側に噛み込み、外輪31および内輪32と楔係合してロックされる(逆回転ロック状態)。これにより、内輪32に入力される正回転方向の回転トルクが外輪31に対して伝達可能となる。従って、モータ10の停止時に前輪が正回転した状態でブレーキレバーが握り込まれると、前輪の回転トルクが内歯車22及び第2中間歯車25を介して第1中間歯車24、さらには太陽歯車21に伝達され、その結果、モータ10の回転軸13が回転して電力回生がなされる。
以上の構成において、減速機構20を構成する残余(残り二つ)の遊星歯車体26の環状空間には、上述のとおり、第1中間歯車24から第2中間歯車25へのトルク伝達のみを許容するワンウェイクラッチ機構が設けられていることから、残余の遊星歯車体26においても、モータ10が駆動されると第1中間歯車24から第2中間歯車25にトルクが伝達され、モータ10の駆動力を受けてハブ3(前輪)が回転する(図3を参照)。一方、モータ10の停止時に前輪が正回転するのに伴ってハブ3に正回転方向の回転トルクが入力されても、当該残余の遊星歯車体26に設けられたワンウェイクラッチ機構では、第2中間歯車25から第1中間歯車24へのトルク伝達が行なわれないため、当該残余の遊星歯車体26からモータ10の回転軸13に対してトルクは伝達されない(図4を参照)。
本実施形態では、減速機構20を構成する3つの遊星歯車体26のうち、一の遊星歯車体26がツーウェイクラッチ機構30を備えるものである一方、残り二つの遊星歯車体26がワンウェイクラッチ機構を備えるものとした。このような構成を採用したのは、一般に、電力回生を実行する際に必要とされるモータ10の回転トルクは、前輪に補助動力を付与する際に必要とされる回転トルクに比べて小さくて済み、ツーウェイクラッチ機構30を備えた遊星歯車体26(正回転ロック状態、空転回転状態、又は逆回転ロック状態の何れか一つの状態に切り替え可能な遊星歯車体26)は最小限で足りるからである。これにより、ワンウェイクラッチ機構に比べて構造が複雑となり易いツーウェイクラッチ機構30を備えた遊星歯車体26を最小限としてコストの増大を可及的に抑制しながら、自転車を軽快に運転走行させることができ、さらには電力回生を適切に実行することができる。
もちろん、減速機構20を構成する3つの遊星歯車体26のうち、二つの遊星歯車体26がツーウェイクラッチ機構30を備えたものにすると共に、残り一つの遊星歯車体26がワンウェイクラッチ機構を備えたものにしても良い。また、複数の遊星歯車体26の全てがツーウェイクラッチ機構30を備えたものにしても良い。
また、以上では、電力回生機構付きの電動補助自転車に装備されるハブモータ装置1について説明を行ったが、本発明に係るハブモータ装置1は、電力回生機構を具備しない電動補助自転車にも好ましく装備することができる。なお、電力回生機構を具備しない電動補助自転車においては、前輪が正回転するのに伴ってハブ3に入力される回転トルクをモータ10の回転軸13に伝達する必要がなく、自転車を軽快に運転走行させることができれば足りるので、ハブモータ装置1の減速機構20は、モータ10の回転トルクがハブ3に伝達可能となる正回転ロック状態、又はモータ10の回転軸13に対してハブ3が空転回転する空転回転状態の何れかの状態に切り替え可能であれば良い。従って、電力回生機構を具備しない電動補助自転車に、本発明に係るハブモータ装置1を装備する場合、ハブモータ装置1の減速機構20を構成する複数の遊星歯車体26は、少なくとも一つが第1中間歯車24から第2中間歯車25へのトルク伝達のみを許容するワンウェイクラッチ機構を備えるもので構成すれば足りる(図示省略)。
この場合、伝達すべき回転トルクの大きさとワンウェイクラッチ機構の許容トルクとを考慮し、“伝達すべき回転トルク”<“ワンウェイクラッチ機構1個あたりの許容トルク容量”דワンウェイクラッチ機構の設置個数”の関係式が満たされるように、ワンウェイクラッチ機構を設けるべき遊星歯車体26の個数を決定付ける。上記の関係式が満たされれば、モータ10の回転トルクがハブ3に対して適切に伝達される。
なお、例えば、上述した実施形態のように、3つの遊星歯車体26が設けられた構成において、1又は2つの遊星歯車体26にのみワンウェイクラッチ機構を設ける(複数の遊星歯車体26の全てにワンウェイクラッチ機構を設けない)ようにすれば、全ての遊星歯車体26にワンウェイクラッチ機構を設ける場合に比べて減速機構20、ひいてはハブモータ装置1の低コスト化を図る上で有効となる。すなわち、ワンウェイクラッチ機構を設けない遊星歯車体26においては、第1中間歯車24と第2中間歯車25とを両方向に相対回転自由に構成しておけば足り、遊星歯車体26、ひいては減速機構20の構造を簡略化することができるからである。
1 ハブモータ装置
2 車軸
3 ハブ
10 モータ
11 ステータ
12 ロータ
13 回転軸
20 減速機構
21 太陽歯車
22 内歯車
23 遊星歯車軸
24 第1中間歯車
25 第2中間歯車
26 遊星歯車体
30 ツーウェイクラッチ機構
31 外輪
32 内輪
33 ローラ(トルク伝達部材)
34 保持器
35 弾性部材
37 カム面
38 楔隙間
40 制動部材
100 ペダル
110 トルク検出手段
111 バッテリー
112 ブレーキ
A 人力駆動機構
B 電動駆動機構

Claims (4)

  1. ペダル踏力を受けて後輪が駆動し、ペダル踏力が設定値を超えたとき、モータの回転トルクを受けて前輪が駆動する電動補助自転車用のハブモータ装置であって、
    前輪を車軸に対して回転可能に支持する筒状のハブに、前記モータ、及び該モータの回転トルクを減速してハブに伝達する減速機構が内蔵されてなるものにおいて、
    減速機構が、前記モータの回転軸に設けられた太陽歯車と、ハブの内径部に設けられた内歯車と、太陽歯車と内歯車の間に複数介設され、太陽歯車に噛合した第1中間歯車及び内歯車に噛合した第2中間歯車を有する遊星歯車体とを備え、かつ少なくとも一つの遊星歯車体に、第1中間歯車から第2中間歯車へのトルク伝達のみを許容するワンウェイクラッチ機構を設けると共に、前記ワンウェイクラッチを設けた遊星歯車体を除く遊星歯車体の少なくとも一つに、第1中間歯車と第2中間歯車との間で何れか一方から他方へのトルク伝達を選択的に許容可能なツーウェイクラッチ機構を設けたことにより、前記モータの回転トルクをハブに対して出力可能な正回転ロック状態、前記モータの停止時にハブを前記モータの回転軸に対して空転させる空転回転状態、又は前記モータの停止時に前輪が正回転するのに伴ってハブに入力される回転トルクを前記モータに対して出力可能な逆回転ロック状態の何れか一つの状態に切り替え可能に構成されていることを特徴とする電動補助自転車用のハブモータ装置。
  2. 第1中間歯車として、その直径が第2中間歯車の直径よりも大きいものが用いられている請求項1に記載の電動補助自転車用のハブモータ装置。
  3. 前記正回転ロック状態と前記逆回転ロック状態との切り替えが、ブレーキ操作に連動して行われる請求項1又は2に記載の電動補助自転車用のハブモータ装置。
  4. 複数の遊星歯車体のうち、一の遊星歯車体に、前記ツーウェイクラッチ機構を設け、残余の遊星歯車体に、前記ワンウェイクラッチ機構を設けた請求項1〜3の何れか一項に記載の電動補助自転車用のハブモータ装置。
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