JP5633916B1 - 産業廃棄物管理票整理収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】保管の仕方が非常に難しい管理票を一定期間保管すると共に保管時期が過ぎた後に焼却廃棄しやすい管理票整理収納ケースを提供する。【解決手段】内部に管理票を整理した状態で収納する管理票整理収納ケース本体100と管理票整理収納ケース本体内に備わった書類整理保管用押え部材200からなり、管理票整理収納ケースは、2つ折りした管理票をケース内側の一方の面から立てた状態で順番に並ぶように収納するようになっており、書類整理保管用押え部材は、その一端に管理票の倒れを防止する一方の押え部を有し、その他端に一方の押え部材が押し付けた管理票と対向する管理票整理収納ケースの内面に当接される他方の押え部を有し、収納する管理票の枚数に応じて書類整理保管用押え部材の一方の押え部と他方の押え部間の距離を短くする押え部材長さ変更手段201を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、産業廃棄物管理票の整理収納に優れた産業廃棄物管理票整理収納ケースに関する。
例えば、所定期間保管することが義務付けられている管理票の一形態としていわゆるマニフェストと呼ばれる産業廃棄物管理票(以下、適宜単に「マニフェスト」とする)がある。このマニフェストは、カーボン用紙からなる複数の複写式の重ね合わせ紙からなり、産業廃棄物処理業者に持ち込まれる様々な種類の産業廃棄物ごとに個別に割り当てられて使用される。そして、このマニフェストは、互いに重ね合わされた各紙がそれぞれ産業廃棄物を処理する際の各処理工程への移行や各処理工程の完了を証明する証明書としての役割を有している。すなわち、マニフェストは、産業廃棄物をその資材ごとに仕分けすることで、一部を再資源としてリサイクルしたり、他の一部を可燃物として焼却したり、残りを不燃物として処分する際にそれらの工程が確実に行われたことを証明する重要なものである。産業廃棄物処理業者は、このマニフェストを利用して業務を行うと共に、これを一定期間保管することが義務付けられている。
また、かかる産業廃棄物処理業者が自己の業務においてISO(国際標準化機構)の認定の取得(以下、単に「ISO取得」とする)をする際に、各マニフェストの適切な管理が重要な要件の一つとなっている。より具体的には、ISO取得にあたって、マニフェストを一定期間保管して、ISO収得の審査時に特定のマニフェストを探し出してそれを審査員に迅速に提示することが必要な要件の一つとされている。そして、このようなマニフェストを一定期間保管するための管理票収納ケースが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の管理票収納ケースは、蓋が付いた高さの低い直方体の箱型形状を有し、蓋を開けた状態でマニフェストをそのまま折ることなく、この底部から順々に重ね合わせて綴じ込んでいく形態を有している。
特開2008−105698号公報
以下、様々な利用形態を有する上述したマニフェストの具体的な使用方法について説明する。図10は、産業廃棄物業界における各処理工程とマニフェストの管理工程の相互関係を説明する説明図である。
(1)「1次マニフェスト」としての使用方法
・排出事業者は、依頼者(図10では図示せず)からの廃棄物の引き渡しと同時に7枚のカーボン複写紙を重ねてなる1次マニフェストA票、B1票、B2票、C1票、C2票、D票、及びE票(以下、各票を便宜上「マニフェスト」を称する)に必要事項を記入し、第1収集運搬者に渡す(手順S1参照)。
・第1収集運搬業者は、受け取った1次マニフェストのA票に社名及び担当者名を記入し、受領印を押した後、A票を排出事業者に渡し(手順S2参照)、産業廃棄物を中間処理業者に運搬する。同時に、残りのB1票、B2票、C1票、C2票、D票及びE票を中間処理業者へ持って行く(手順S3参照)。
・この時点で排出事業者はA票を、第1収集運搬業者はB1票、B2票、C1票、C2票、D票及びE票を持っている。
・第1収集運搬業者が産業廃棄物を中間処理業者のもとに運搬したら、B2票に運搬終了年月日を記入する。
・中間処理業者がB2票に社名及び担当者名を記入し、受領印を押した後、その場でB1票及びB2票を第1収集運搬業者に渡す(手順S4参照)。
・第1収集運搬業者は、渡されたB1票を保管し、B2票を排出事業者に返送する(手順S5参照)。
・この時点で収集運搬業者はB1票を、中間処理業者はC1票、C2票、D票及びE票を持っている。
・中間処理業者は、中間処理が終了したらD票に処分終了年月日を記入する。
・中間処理業者は、第1収集運搬業者にC2票を、排出事業者に日付記入済みのD票を処分終了後10日以内に返送する(手順S6及び手順S7参照)。
・この時点で中間処理業者はC1票及びE票を持っている。
(2)「2次マニフェスト」としての使用方法
・中間処理業者は、中間処理後の産業廃棄物を最終処分業者に処理・委託するために、分別されたものそれぞれに対して2次マニフェストa票、b1票、b2票、c1票、c2票、d票、及びe票を作成・交付する。
・なお、2次マニフェストの流れ(手順S8乃至S12参照)は上述した1次マニフェストと同等であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
<最終処分終了後>
・最終処分終了後の1次マニフェスト及び2次マニフェスト双方の取り扱いは以下の通りとなる。
・最終処分業者は、最終処分を行った場所欄に必要事項を記入し、2次マニフェストのc1票を自らの控えとして保管し、第2収集運搬業者にc2票を返送する(手順S13参照)。
・最終処分業者は、排出事業者に2次マニフェストのd票を返送する(手順S14参照)。
・この時点で最終処分業者はc1票及びe票を持っている。
・最終処分業者は最終処分後に、2次マニフェストのe票を中間処理業者に返却する(手順S15参照)。
・中間処理業者は、委託した全ての廃棄物の処分が終了した報告である2次マニフェストのe票を受け、最終処分が適正に終了したことを確認し、1次マニフェストのE票に最終処分を行った場所の所在地/名称、最終処分の終了日を転記・記入する。
・中間処理業者は、2次マニフェストのe票受領から10日以内に必要事項記入済みの1次マニフェストのE票を排出事業者に送付する(手順S16参照)。
産業廃棄物の処理を法令に従ってきちんと行うためには、このような極めて複雑なマニフェストの整理収納を必要とするので、極めて多くのマニフェストごとにそれぞれ異なる日時において上述の各手順を行うため、マニフェストの整理収納に従来技術として紹介した管理票収納ケースを用いた場合、各マニフェストを整理しながら保管する際に様々な問題点が生じる。
具体的には、第1の問題点として、マニフェストが返送されてくるごとに綴込具を外して、これに対応するマニフェストを探し出すと共に、例えばその上に重ねて再び残りのマニフェストを綴込具に差し込んで綴じるという面倒な作業が必要となる。この際、マニフェスト自体がカーボンによる複写式になっているので、各用紙の厚さが薄く、綴じる際に綴穴の部分が破れて上手く綴じることができなくなってしまったり、綴じる際にカーボンが指先に付着して手が汚れたりする虞がある。
また、第2の問題点として、従来技術として紹介した管理票収納ケースでは、その構造上、綴込具に金属や硬い樹脂等のしっかりとした材質を用いなければならない。そのため、マニフェスト保管期限が過ぎて管理票自体を焼却廃棄する場合、管理収納ケースごと廃棄する訳にはいかず、綴込具を外してこれを取り除いてから廃棄する必要があり、非常に手間がかかる。
また、第3の問題点として、例えば上述したように産業廃棄物管理票としてのマニフェストの場合、産業廃棄物処理業者がISO(国際標準化機構)の規格の認証を得るために審査員が特定の管理票の書類の提出を審査時に求める機会があった場合に問題が生じる。より具体的には、従来技術として紹介した管理票収納ケースによると、例えばISOの審査時に特定の日付のマニフェストを探し出して素早く提示するために、多数枚束ね合わせたマニフェストをいちいちめくりながら特定のマニフェストを探して、これらの多数のマニフェストを綴じ込んだ綴込具を外してその特定のマニフェストを抜き出して提示するという大変手間のかかる作業が必要となる。また、提示した後に綴込具を介してこのマニフェストを再び綴じ込んで収納する手間もかかる。また、このような作業の最中にマニフェストを慌てて無理に引っ張ったりしてマニフェストのファイル綴穴の部分を破ってしまい、そのままではファイルに再び収納できなくなる場合もある。さらには、マニフェスト自体が複数枚のカーボン複写紙からなる場合、このような作業中に指が汚れてしまう。
本発明の目的は、マニフェストと呼ばれる、一定期間保管すると共に保管の仕方が非常に難しい産業廃棄物管理票の整理保管に優れ、かつ保管時期が過ぎた後に焼却廃棄しやすい産業廃棄物管理票整理収納ケースを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケースは、
厚紙状部材を所定の折り線に沿って折ることで箱状に組み立てられ、内部に産業廃棄物管理票を整理した状態で収納する管理票整理収納ケース本体と、前記管理票整理収納ケース本体内に備わった書類整理保管用押え部材を有する産業廃棄物管理票整理収納ケースであって、
前記産業廃棄物管理票整理収納ケースは、この中に少なくとも2つ折りした前記産業廃棄物管理票を当該産業廃棄物管理票整理収納ケースの内側の一方の面から立てた状態で対向する面に向かって順番に並ぶように産業廃棄物管理票整理収納ケースを介して収納するようになっており、
前記書類整理保管用押え部材は、その一端に前記産業廃棄物管理票整理収納ケース内に並べられた産業廃棄物管理票の倒れを防止する一方の押え部を有し、その他端に前記一方の押え部材が押え付けた産業廃棄物管理票と対向する産業廃棄物管理票整理収納ケースの内面に当接する他方の押え部を有し、
前記書類整理保管用押え部材はさらに、収納する産業廃棄物管理票の枚数が増えていくごとに前記書類整理保管用押え部材の一方の押え部と他方の押え部との間の距離を短くする押え部材長さ変更手段を有し、
前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの組み立て前において書類整理保管用押え部材を予め当該産業廃棄物管理票整理収納ケースの一部に有し、
前記産業廃棄物管理票整理収納ケースを組み立てる際に書類整理保管用押え部材が前記管理票整理収納ケース本体と分離するようになっており、
前記管理票整理収納ケース本体と前記書類整理保管用押え部材は可燃性材料でできており、
前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの側面部には切欠きが形成され、当該産業廃棄物管理票整理収納ケースの切欠きと他の産業廃棄物管理票整理収納ケースの切欠きを向かい合わせて2つの産業廃棄物管理票整理収納ケースを立てたまま並べて重ね合わせた状態において、この2つの切欠きが合わさった部分に指挿入用凹み部ができるようになっていることを特徴としている。
また、本発明の請求項2にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケースは、請求項1に記載の産業廃棄物管理票整理収納ケースにおいて、
前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの一面には当該産業廃棄物管理票の管理用識別ラベルが貼り付けられ、前記管理用識別ラベルには管理保管すべき産業廃棄物管理票の種類が記載されるとともに、当該産業廃棄物管理票の保管期限及び廃棄年月日が記載できるようになっていることを特徴としている。
また、本発明の請求項3にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケースは、請求項1又は請求項2に記載の産業廃棄物管理票整理収納ケースにおいて、
前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの一面には前記指挿入用凹み部の場所を示す印が記載されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項4にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケースは、請求項1乃至請求項3の何れか記載の産業廃棄物管理票整理収納ケースにおいて、
前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの一面には色の異なる複数の図形が描かれ、当該産業廃棄物管理票整理収納ケースに収納する産業廃棄物管理票はそれぞれが異なる色で印刷されたカーボン複写紙からなり、前記図形の色は前記カーボン複写紙の各色と対応しており、前記産業廃棄物管理票整理収納ケースが前記産業廃棄物管理票についてどのカーボン複写紙を保管すべきかを前記図形にマーキングして識別できるようになっていることを特徴としている。
また、本発明の請求項5にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケースは、請求項4に記載の産業廃棄物管理票整理収納ケースにおいて、
前記図形の各色は、前記産業廃棄物管理票に応じた廃棄物の処分状態に対応した色となっており、各産業廃棄物管理票の保管すべき状態を外部から一目で認識できるようになっており、前記産業廃棄物管理票整理収納ケースに備わったカバー部を開けて、全ての産業廃棄物管理票が最終の工程に達したかどうかを各産業廃棄物管理票のいちばん外側に重ねた色を見て判断することができるようになっていることを特徴としている。
本発明によると、マニフェストと呼ばれる、一定期間保管すると共に保管の仕方が非常に難しい産業廃棄物管理票の整理保管に優れ、かつ保管時期が過ぎた後に焼却廃棄しやすいた産業廃棄物管理票整理収納ケースを提供することができる。
本実施形態にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケースの完成状態を斜め正面から見た斜視図である。 書類整理保管用押え部材を管理票整理収納ケース本体から切り離す前の状態を斜め正面から見た斜視図である。 書類整理保管用押え部材を管理票整理収納ケース本体から切り離している状態を示す斜視図である。 管理票整理収納ケース本体を示す斜視図とこれから完全に切り離された書類整理保管用押え部材を示す平面図である。 書類整理保管用押え部材の平面図(図5(a))及び書類整理保管用押え部材を折って産業廃棄物管理票整理収納ケースに収納可能とした状態を示す斜視図(図5(b))である。 書類整理保管用押え部材を産業廃棄物管理票整理収納ケース本体内に取り付けた初期の使用状態を示す平面図(図6(a))、収納したマニフェストがある程度増えた段階で書類整理保管用押え部材をある程度折り曲げてその全長を少し短くした状態を示す図(図6(b))、及び収納したマニフェストがかなり増えた段階で書類整理保管用押え部材をかなり折り曲げた状態を示す平面図(図6(c))である。 図6と同様のマニフェストの管理収納状態を示す説明図であり、マニフェスト収納の初期状態(図7(a))、マニフェストを収納し始めて少し月日が経過した状態(図7(b))、ある程度年月が経過した状態(図7(c))、マニフェストを収納し続けてさらに月日が経過した状態(図7(d))の順に示している。 産業廃棄物管理票整理収納ケースの全面に貼付するケース内マニフェスト保管内容表示シールを示す図である。 本実施形態にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケースを多数用いて大量のマニフェストを管理収納している状態を示す説明図である。 産業廃棄物業界における各処理工程とマニフェストの管理手順の相互関係を説明する説明図である。
以下、本発明の各実施の形態にかかる産業廃棄物管理票整理収納ケース(以下、単に「管理票整理収納ケース」とする)を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる管理票整理収納ケースの完成状態を斜め正面から見た斜視図である。また、図2は、書類整理保管用押え部材を管理票整理収納ケース本体から切り離す前の状態を斜め正面から見た斜視図である。また、図3は、書類整理保管用押え部材を管理票整理収納ケース本体から切り離している状態を示す斜視図である。また、図4は、管理票整理収納ケース本体を示す斜視図と、これから完全に切り離された書類整理保管用押え部材を示す平面図である。
本実施形態にかかる管理票整理収納ケース1のケース本体100は、可燃性材料である段ボール材でできており、全体が直方体形状を有している。この管理票整理収納ケース本体100は、当初展開した状態となっており、これを所定の山折り線と谷折り線(図面には図示せず)に沿って折り、このような箱状体に組み立てるようになっている。
管理票整理収納ケース本体100は、底面部150と、ケースの長手方向であって底面部の一方から立ち上がった第1側面部110と、底面部150の他方から立ち上がった第2側面部120と、ケースの短手方向の一方の端部から立ち上がった第1端面部130と、他方の端部から立ち上がった第2端面部140とを有している。そして、第1及び第2側面部110,120と第1及び第2端面部130,140の上縁部によってマニフェスト(管理票)を挿入したり取り出したりする開口部101を形成している。
また、管理票整理収納ケース本体100の第1端面部130の上端には、第1蓋部135が連続的にかつ折り曲げ可能に形成され、第2端面部140の上端縁にも第2蓋部145が折り曲げ可能に形成されている。
また、第2側面部120の上縁部にもカバー部125が折り曲げ可能に形成されている。カバー部125は、第1蓋部135及び第2蓋部145を開口部側に折り曲げた状態で管理票整理収納ケース本体100の開口部全体を覆う大きさを有している。また、カバー部125の長手方向の側縁には、折り曲げ部126が形成されている。そして、管理票整理収納ケース本体100にマニフェストを収納した状態で保管する際は、第1蓋部135と第2蓋部145を開口部101の一部を覆うように折り曲げると共に、この上にこれらと重なり合うようにカバー部125を被せるようになっている。なお、第1蓋部135、第2蓋部145、及びカバー部125によって開口部101を閉じる際に、カバー部125の折り曲げ部126を折り曲げて第1側面部110と第1及び第2蓋部135,145との間にそれぞれ形成されるわずかな隙間に差し込み、カバー部125が不用意に開かないようにしている。
管理票整理収納ケース本体内には、書類整理保管用押え部材200が備わっている。書類整理保管用押え部材200は、管理票整理収納ケース本体100と同様に可燃性材料である段ボール材でできており、管理票整理収納ケース本体100の長手方向の長さと同等の長さであって幅の狭い細長の寸法を有している。書類整理保管用押え部材200の幅方向中央部には長手方向全体に亘ってミシン目(押え部長さ変更手段)201が入っており、このミシン目201に沿って書類整理保管用押え部材200を逆V字型に折り曲げ、管理票整理収納ケース内において第1端面部130と第2端面部140から並べて収納されたマニフェストのうち最新のマニフェストとの間にこの折り曲げ後の書類整理保管用押え部材200を差し込むようになっている。
より詳細には、書類整理保管用押え部材200は、長手方向に延びるミシン目201の一方の端部200aを適当な長さだけ切り裂くと共に一方の端部200a近傍であって幅方向全体に亘って形成されたミシン目202,203に沿って折り曲げることで2つのケース側耳部(他方の押え部)212,213がそれぞれ形成され、この一対のケース側耳部212,213が管理票整理収納ケース本体100の第1端面部130の内面に例えば、両面テープを利用して密着当接した状態で押えつけられると共に、管理票整理収納ケース本体100の第2端面部140から長手方向に並べられて収納されたマニフェストのうち最も新しいマニフェストに他方の端部(一方の押え部)200bを押え付けることで、管理整理収納ケース内においてマニフェストが倒れないようになっている。
書類整理保管用押え部材200の長手方向略中央部であって幅方向両端部には、半円状の切欠き214,215がそれぞれ形成され、書類整理保管用押え部材200を予め決められたように折り曲げた後にこの切欠き214,215の部分を指でつまんで管理票整理収納ケース本体100に収容する。この切欠き214,215を形成することによって、書類整理保管用押え部材200を管理票整理収納ケース本体100の開口部101から出し入れしやすいようになっている。
管理票整理収納ケース本体100の組み立て前においては、折り曲げ前の書類整理保管用押え部材200は、展開され折り曲げ前の管理整理収納ケース本体100の第1側面部110の上端縁にミシン目115を介して連結されている。そして、管理票整理収納ケース本体100を作成する際に、図2乃至図4に示すように箱状に組み付けた管理票整理収納ケース本体100から折り曲げ前の書類整理保管用押え部材200をミシン目115に沿って切り取ることによって、仮組み立てした管理票整理収納ケース本体100から切り離す。そして、長手方向中央部のミシン目201を一方の端部200aから少しだけ切り取って、一端部に書類整理保管用押え部材200の一対の耳部212,213を形成する。
そして、本実施形態の場合、カーボンの複写式からなるマニフェストのうちこれを分離した個々のマニフェストを2つ折りした後、2つ折りしたマニフェストの内側に必要に応じてこれと分離される前の2つ折りしたマニフェストを1枚又は複数枚挟み込み、これを整理収納ケース本体100の一方の端面部140から1枚乃至複数枚の何れか所定枚数だけケース内に立てた状態で並べて収納してから、書類整理保管用押え部材200の他方の端部200bをマニフェストに突き当て、書類整理保管用押え部材200の一方の耳部212,213をマニフェストが収納されている端部と反対側の管理票整理収納ケース本体100の内側面に突き当てる。これによって、最初に収納すべきある程度の枚数のマニフェストを管理票整理収納ケース1に収納する。
なお、月日が経過して管理票整理収納ケース1に整理収納するマニフェストが増えてくると、書類整理保管用押え部材200のミシン目201を他方の端部側からこのマニフェストの増加分に合わせて切り取ると共に、この切り取った部分を一方の端部200aと同様に直角に折り曲げることで、他方の端部200bにもマニフェスト側耳部222,223を形成し、この耳部を管理票整理収納ケース本体100に収納されたマニフェストのうち、最も新しいものの側面に押し当てて、マニフェストの倒れを防止する。すなわち、マニフェストが増えるに従ってミシン目201を切り取って書類整理保管用押え部材200の長さを変えてこの全長を短くしていき、整理収納するマニフェストの量によらず管理票整理収納ケース内でマニフェストが倒れてバラバラにならないように書類整理保管用押え部材200でマニフェストを押えるようになっている。
カバー部125と第2側面部120には、第2端面部140に隣接した箇所であって、第2側面部120とカバー部125との連結部分からカバー部125においてはその反対側の縁部に向かい、かつ第2側面部120には底面部150に向かってそれぞれ切欠き161,162が形成されている。この切欠き161,162の大きさは、管理票整理収納ケース本体100のカバー部125と他の管理票整理収納ケース本体100の底面部150を立てたまま並べて重ね合わせた状態で、人の指先が入る指挿入用凹み部160ができる程度の大きさとなっている。カバー側の切欠き161の先端は、指先がケース内部に入りやすいように丸まっており、かつ第1側面部110側の切欠き162の基端部は、これに対応する切欠き片162aが管理票整理収納ケース内に折り返されている。同様に、底面部150と第2側面部120にも第1端面部130に隣接した箇所であって、カバー部125においてはその反対側の縁部に向かい、かつ第1側面部110には底面部150に向かって上述と同様の切欠き171,172が形成され、管理票整理収納ケース本体100の底面部150と他の管理票整理収納ケース本体100のカバー部125を立てたまま並べて重ね合わせた状態で、この部分に指挿入用凹み部170ができるようになっている。
管理票整理収納ケース内には、必要に応じて書類整理保管用押え部材の他に多数のマニフェストを例えば依頼元の会社ごとに分類するための厚手の仕切り紙180(181,182,・・・)が入っている(図6(c)参照)。仕切り紙180は、一部に耳部180a(181a,182a・・・)を有し、多数のマニフェスト依頼元の会社ごとに仕切るために管理票整理収納ケース本体100に挿入した際、その耳部180aが、折り畳んで並べた状態のマニフェストの上面から突出するようになっている。この突出した耳部180aには、例えば整理収納する各マニフェストに対応する依頼元の会社名等で特定されるマニフェストの種類を記入する。管理票整理収納ケース本体100のカバー部125を閉じる際は、2つ折りにして並べたマニフェストの上面に耳部180aが当接するようにこれを折り曲げてカバー部125に干渉しないようにすると共に、カバー部125を開けた際に耳部180aが2つ折りにして並べたマニフェストの上面に沿うように折り曲げられたままの状態を保ち、この耳部180aに記載された内容から仕切り紙180で仕切られているマニフェストの種類を確認する。このようにして、特定の会社のマニフェストを探す際に管理票整理収納ケースのどの辺りにあるかを瞬時に見つけることができるようになっている。
続いて、本実施形態にかかる管理票整理収納ケースの実際の作成手順と使用方法について説明する。図5は、書類整理保管用押え部材の平面図(図5(a))及び書類整理保管用押え部材を折って管理票整理収納ケースに収納可能とした状態を示す斜視図(図5(b))である。
上述したように段ボールの板状に展開した管理票整理収納ケース本体100を適当に折って管理票整理収納ケース本体100を箱状に組み上げ、書類整理保管用押え部材200をミシン目201に沿って管理票整理収納ケース本体100から切り離す。なお、管理票整理収納ケース本体100を組み上げる前に予め書類整理保管用押え部材200をミシン目201に沿って切り離しておいても良い。
次いで、書類整理保管用押え部材200をその長手方向に延在するミシン目201に沿ってV字状に折り曲げ、かつ書類整理保管用押え部材200の一方の端部の長手方向に延在するミシン目に沿って予め決められた寸法だけ切断し、幅方向に延在するミシン目202,203に沿って直角に折り曲げることでケース側耳部212,213を形成する。
そして、とりあえず1枚又は数枚のマニフェストを上述したようにそれぞれ2つ折りにした後、管理票整理収納ケース本体内の第1端面部130から並べると共に、書類整理保管用押え部材200によってマニフェストが倒れないように押える。
続いて、上述のように組み上げた管理票整理収納ケース1を用いたマニフェストのより具体的な整理収納方法について、図6及び図7を参照して説明する。なお、図6及び図7に示すケース内に収納された各マニフェストの各カーボン複写紙の具体的枚数は、あくまで本発明の理解の容易化を図ったものであり、以下の説明文とは一致していない。また、図7は、本実施形態にかかるマニフェストの収容方法を側面視で透過して示している。図7から分かるように、持ち込まれた産業廃棄物ごとに複数枚のカーボン複写紙からなるマニフェストを最初に1枚ずつ切り離し、元々保管すべきマニフェストがあれば、所定事項記載面を内側にし2つ折りにした状態でケース内に保管するとともに、ケース内に元々保管すべきマニフェストのカーボン複写紙がなければ、下流処理工程の業者から郵送されてくるマニフェストのカーボン複写紙をその所定事項記載面を内側にして2つ折りにし、側面視V字形をなすようにケース内に収納する。そして、その後順次郵送されてくるこのマニフェストに対応するカーボン複写紙をそれぞれ同様に2つ折りにし、直前に収納したカーボン複写紙の内側に順次差し込むようにしてケース内に収納する。
図6(a)は、書類整理保管用押え部材を管理票整理収納ケース内に取り付けた初期の使用状態を示す平面図である。この状態は、例えば依頼者である会社Xが幾つかの産業廃棄物を異なる日にそれぞれ排出事業者に持ち込んだ場合に対応している。この場合、排出事業者は、例えば最初に持ち込まれた産業廃棄物X1についてマニフェストA、B2を保管し、次に持ち込まれた産業廃棄物X2についてマニフェストAを保管している。この状態は、例えば図7(a)や図7(b)に対応している。
図6(b)は、図6(a)の状態からある程度の日数が経過して整理保管するマニフェストがある程度増えて、書類整理保管用押え部材200のミシン目201を他端からある程度切って折り曲げてマニフェスト側耳部222,223を形成し、マニフェストを押えた状態を示している。この状態は、例えば依頼者である会社Xが幾つかの産業廃棄物を異なる日にそれぞれ排出事業者に持ち込んだ場合に対応している。この場合、排出事業者は、例えば最初に持ち込まれた産業廃棄物X1についてマニフェストA、B2、Dを保管し、次に持ち込まれた産業廃棄物X2についてマニフェストA、B2を保管すると共に、最後に持ち込まれた産業廃棄物X3についてマニフェストAを保管している。さらに、会社Yによって最初に持ち込まれた産業廃棄物Y1について、マニフェストA、B2を保管し、次に持ち込まれた産業廃棄物Y2について、マニフェストAを保管している。なお、この状態は、例えば図7(b)や図7(c)に対応している。
図6(c)は、図6(b)の状態からさらにある程度の日数が経過して整理保管するマニフェストがかなり増えて、書類整理保管用押え部材200のミシン目201を他端からさらにある程度切って折り返した状態を示している。この状態は、例えば依頼者である会社Xが幾つかの産業廃棄物を異なる日にそれぞれ排出事業者に持ち込んだ場合に対応している。この場合、排出事業者は、例えば最初に持ち込まれた産業廃棄物X1についてマニフェストA、B2、D、Eを保管し、次に持ち込まれた産業廃棄物についてマニフェストA、B2、Dを保管すると共に、最後に持ち込まれた産業廃棄物X3についてマニフェストA、B2を保管している。また、会社Yによって最初に持ち込まれた産業廃棄物Y1について、マニフェストA、B2、Dを保管し、次に持ち込まれた産業廃棄物Y2について、マニフェストA、B2を保管すると共に、最後に持ち込まれた産業廃棄物Y3について、マニフェストAを保管している。さらに会社Zによって最初に持ち込まれた産業廃棄物Z1について、マニフェストA、B2を保管し、次に持ち込まれた産業廃棄物Z2について、マニフェストAを保管している。なお、この状態は、例えば図7(c)や図7(d)に対応している。
なお、以上説明した内容は、排出事業者におけるマニフェストの整理収納の仕方の概要であったが、中間処理業者おけるマニフェストの整理収納の仕方も同様である。
続いて、上述した実施形態にかかる管理票整理収納ケース1をマニフェストの管理に優れたシールを備えた状態で実際に使用した場合について説明する。図8は、管理票整理収納ケースの前面に貼付するシールを示す図である。
図8は、管理票整理収納ケースの前面(第2の側面)に貼り付ける識別ラベルを拡大して示した図である。
識別ラベル800の識別表示は、上から「産業廃棄物管理票」と記載され、次に管理保管すべきマニフェストの種類である「直」、「積」、「建」が記載されている。これによって、管理票整理収納ケース1で管理収納される産業廃棄物の種類を一目で確認できる。さらに、マニフェストの種類を特定するために「1次」、「2次」と記載されている。これによって、管理票整理収納ケース1で管理収納されるマニフェストが1次マニフェストか2次マニフェストかを一目で確認できる。また、マニフェストの保管期限を記載するために「 年 月〜 年 月」と記載されている。そして、備考欄を経てマニフェストの保管期限が明記されていると共に、マニフェストの廃棄年月日が記入可能な欄が記載されている。これによって、保管期限の経過した管理票整理収納ケース1をすぐに探し出して廃棄することができる。また、管理票整理収納ケース1を並べて保管している最中に特定の管理票整理収納ケース1をすぐに引き出しやすいように、指を挟み込む指挿入用凹み部160の場所が一目で分かる矢印が記載されている。そして、その下にはこの管理票整理収納ケース1のネーミングが記載されていると共に、実際には色の異なる7個の正方形の図形が描かれている。なお、マニフェストを構成する各カーボン複写紙は、それぞれ異なる色で印刷されており、これらの色は各正方形の色と対応している。これらはマニフェストのA、B1、B2、C1、C2、D、及びEに対応しており、この管理票整理収納ケース1が各マニフェストについてどのカーボン複写紙を保管すべきかを丸印等でマーキングしてすぐに識別可能としている。
これらの各色は、廃棄物の処分状態に対応した色となっており、各マニフェストの保管すべき状態を外部から一目で認識できるようになっている。そして、例えばカバー部を開けて、全てのマニフェストが最終の工程に達したかどうかを各マニフェストのいちばん外側に重ねた色を見て、判断することができる。
以下、従来技術として説明した管理票収納ケース(以下、単に「従来技術」とする)と本実施形態にかかる管理票整理収納ケース(以下、単に「本実施形態」とする)との違いについて説明する。なお、以下においては上述した「マニフェスト」の代わりにこれを包括する上位概念である「管理票」という用語を用いて説明する。
まず第1に、従来技術の場合は、管理票が返送されてくるごとに綴込具を外して、これに対応する管理票を探し出すと共に、例えばその上に重ねて再び残りの管理票を綴込具に差し込んで綴じるという面倒な作業が必要となる。この際、管理票自体が複写式になっているのでこれを構成するカーボン複写紙の厚さが薄く、綴じる際に綴穴の部分が破れて上手く綴じることができなくなってしまったり、綴じる際にカーボンが指先に付着して手が汚れたりする虞がある。
しかしながら、本実施形態の場合は、新たな管理票を綴じる際に印刷面が内側になるように2つ折りにした状態でケースの箱を開け、既に収納されているこれに対応する管理票の上部をめくりながら探して、その管理票の間にこの2つ折りの管理票を差し込むだけで済む。
これによって、従来技術のような面倒な作業を必要とせずに新たな管理票をこれに対応する管理票の間に挟み込むことができる。これによって、複写式で厚さの薄い管理票を破ってしまうことなく、かつカーボンが指先に付いて手が汚れてしまうことを極力なくすことができる。
続いて、第2に管理票の一定期間の保管管理が終了した場合、従来技術によると、管理票整理収納ケース内のマニフェストを綴込具から外して可燃物(マニフェストと管理票整理収納ケース本体、書類整理保管用押え部材)と不燃物(綴金具)とを分別して廃棄しなければならず、手間がかかる上にこの分別作業において手にカーボンが付着して汚れてしまう問題が生じる。しかしながら、上述による一定期間の管理票の保管管理が終了した場合、これに該当する管理票整理収納ケースごと引き出してそのまま焼却廃棄する。この際、ケース自体は段ボールでできており、管理票も全て紙でできているので、そのまま手間をかけずに焼却廃棄することができる。
さらに第3に、例えば管理票がいわゆる産業廃棄物管理票(マニフェスト)の場合、産業廃棄物処理業者がISO(国際標準化機構)の規格の認証を得るために審査員が特定の管理票の書類の提出を審査時に求める機会があっても、従来技術によると一旦まとめて綴じた管理票のファイルをめくって該当箇所を探して綴込具を外し、その上に重ねられた他の関係ない管理票を取り除いた後、該当する管理票を取り出して審査員に見せなければならず大変な手間がかかる。
しかしながら、本実施形態の場合、ケースの蓋を開けて該当する管理票のある辺りをその折られた管理票の上面から指でめくって簡単に見つけることができ、かつその管理票をそこから特別な金具などで綴じていないので、そこから簡単に抜き出して審査員に見せることができる。このように規格認証を取得するための審査を急に受ける場合等、緊急の応対をする必要があっても非常に迅速かつ的確に行うことができる。
なお、以上説明した内容は排出事業者を前提としていたが、中間処理業者についても同様の効果が得られることは言うまでもない。
さらに、第4に、管理票整理収納ケース本体と書類整理保管用押え部材とが管理票整理収納ケースの作成前において分離可能なミシン目を介して接続され、かつ展開した状態の段ボールの板状体からなるので、マニフェストを保管する前においては、段ボールの板状体を重ねた状態でスペースをとらずに保管しておくことができる。マニフェストは年月が経つと多量に溜まっていくので、これらの保管状態に合わせて必要な数だけの管理票整理収納ケースを組み立てることで整理保管エリアの省スペースを図ることができる。
図9は、多数の会社から産業廃棄物が一定の年月に亘って排出事業者や中間処理業者に持ち込まれた管理票整理収納ケース1の保管状況を示している。管理するマニフェストが多いため、図9のように管理票整理収納ケース1をラックや棚、テーブルの上に上図に示すように段ごとに幅方向互い違いに積み上げて保管している。図9においては、管理票整理収納ケース1をキャビネット内に幅方向互い違いに3段重ねとし、かつ奥行き方向に2列並べた形態を示している。しかしながら、この並べ方はキャビネットの形状に合わせて決めればよく、例えば図9における2点鎖線で示す奥側の管理票整理収納ケース1を収納することなく、実線で示す手前側の管理票整理収納ケース1を1列キャビネット内に積み上げるようにしても良い。
そして、図9には示さないが、図8に基づいて詳細に説明した管理票整理収納ケース1の全面に貼られた保管管理用のラベル800の情報を見て、特定の管理票整理収納ケース1を引き出してその管理票整理収納ケース内に該当するマニフェストにその後郵送されてきたマニフェストを入れたり、保管期限の過ぎた管理票整理収納ケース1を引き抜いてそのまま焼却処理したりする。この際、管理票整理収納ケース1の側面にある2つの指挿入用凹み部160,170が合わさって指を挿入するのに十分な凹み部が形成されることで、特定の管理票整理収納ケース1、例えば最下段の管理票整理収納ケース1Aを取り出す場合等、親指と人差し指のそれぞれを管理票整理収納ケース1Aの両側の凹み部に挿入して引っ張って管理票整理収納ケース1Aごと抜くようにする。この場合、各管理票整理収納ケース1を図9に示すように段ごとに幅方向互い違いに積み上げられていることで、下段の管理票整理収納ケース1Aを抜いても上段の管理票整理収納ケース1が崩れる心配はない。このようにして、マニフェストの焼却管理保管や不要となったマニフェストの廃棄を手際良く行うことができる。
続いて、本実施形態にかかる管理票整理収納ケースを実際に使用した場合を想定し、これと先行技術文献である特開2008−105698号公報に開示された「管理票収納ケース」も同時に使用した場合を比較してみた場合の本発明の優位点について説明する。
この説明を行うにあたって、最初に本実施形態の各構成要素を以下のようにネーミングした。
この際、本実施形態にかかる管理票整理収納ケースは、「ECOマニBOX」とネーミングした。
また、本実施形態にかかる書類整理保管用押え部材は、「ササecoさん」とネーミングした。
また、本体を取り出す時に複数の管理票整理収納ケースから特定のケースを取り出すために形成した正面シールの両側の凹み部を「ひっぱりくん」とネーミングした。
また、折り曲げて使用するようになっている仕切り紙を「オレ!!マニックス」とネーミングした。
また、使用者は産業廃棄物処理業会社に新しく入社した年齢の若い女性(以下、単に「使用者」と言う)とした。
以下、本実施形態にかかる管理票整理収納ケースを「本実施例」、先行技術文献に開示された管理票収納ケースを「本比較例」として説明する。最初に本実施例を組み立てるにあたって、上述したように各構成要素にいわゆる親しみやすいニックネームをネーミングすることで、この業種において未経験者である使用者に本実施例の組み立て方を分かり易く説明することができ、本実施例を容易に組み立てることができた。
また、「オレ!!マニックス」を備えたおかげで、日数がある程度経ってから順次送られてくるマニフェストを管理票整理収納ケース内のどの場所に収納すれば良いかを使用者は迅速に判断することができた。すなわち、送られてきたマニフェスト(カーボン複写紙)の会社名を確認してこれに対応する「オレ!!マニックス」の部分に並べられた多数のマニフェストの上側をめくって上記マニフェストを2つ折りにして内側に差し込むべき対応する保存済みのマニフェストをすぐに見つけることができた。
また、後に詳細に説明するが、管理票整理収納ケースを段ごとに幅方向ずらして多数段積み上げた後に下段の管理票整理収納ケースを使用者が引き抜く際に「ひっぱりくん」を目印にして指先を指挿入用凹み部に挿入することで、他の管理票整理収納ケースを動かすことなく管理票整理収納ケースを抜き出したり、再び元に戻したりできた。
最後に、数多くのマニフェストが手元に残ったり逐次返送されたりした後、これらを多数かつ多種類のマニフェストを整理する際の効果の違いについて本実施例と本比較例を比較しながら説明する。
本実施例においては、マニフェスト(カーボン複写紙)を保管する際にカーボン印字面を内側にして2つ折りにして管理票整理収納ケースに差し込んでいくだけなので、手間をかけずに多数のマニフェストの整理収納を行うことができた。この際、指先を印字面にほとんど触ることなくマニフェストを整理収納できるので、指先が汚れることがない。近年の若い女性は特に指先にネイルアート等を施していることが多いため、一旦この部分がカーボンに触れるとせっかくお金をかけて行ったネイルアートの部分が黒ずんで台無しになってしまうが、本実施例の場合、このような問題の発生を避けることができることが分かった。
一方、本比較例においては、ファイルの綴込具をいちいち外してマニフェストを綴込帯に通さなければならない。マニフェストは厚さが非常に薄いため、しっかりと指で持ってマニフェストを通さなければならないため、指先がカーボンで汚れてしまい、指先のネイルアートした部分が汚れてしまい、台無しになってしまう可能性が高いことが分かった。また、比較例の場合、マニフェストの厚さが薄いので、ファイルに綴じる際にマニフェストの綴穴を破ってしまい、それを直して綴じなければならず、非常に手間がかかることが分かった。
以上のような理由により、排出事業者や中間処理業者に新しく入社してきた上述のような極めて複雑難解なマニフェストの整理保管業務に不慣れな若い女性であっても、上述のような複雑なマニフェストの管理保管の仕方をすぐに覚えることができると共に、ISOの審査等があっても迅速に対応でき、かつ不要になったマニフェストを収納した管理票整理収納ケースをすぐに見つけてこのケースごと焼却して廃棄処分することができることが分かった。また、このようなマニフェストの管理において上述した若い女性が指先や例えばネイルアートした爪等をカーボンで汚す虞がなく非常に喜ばれることが分かった。
なお、上述の実施形態においては、管理票を管理票整理収納ケース内の長手方向に並べていったが、必ずしもこれに限定されず、管理票を短手方向に並べても構わない。また、管理票整理収納ケースは直方体でなくても良く、長手方向と短手方向の長さが等しい形状を有していても良い。また、書類整理保管用押え部材は、本実施形態の場合、管理票整理収納ケースの組み立て時にミシン目に沿って切り取って作成したが、予め書類整理保管用押え部材を別体として形成し、管理票整理収納ケースの組み立て前の展開した状態にこの押え部材を剥離可能な接着剤等で貼り付けても良く、管理票整理収納ケースの組み立てた状態で予めケース内に収納しておいても良い。
また、書類整理保管用押え部材の2つのケース側耳部を管理票整理収納ケース本体の第1端面部に取り付けるにあたって、この第1端面部に耳部差し込み用のスリットを予め形成しておいて、このスリットに2つのケース側耳部を差し込んで書類整理保管用押え部材を管理票整理収納ケース本体の第1端面部にしっかりと取付けるようにしても良い。
また、管理票整理収納ケース本体を組み立てたときに底部を平らにするために厚紙を敷いたり、箱の構造自体を工夫したりしても良い。
また、本実施形態では、管理整理収納ケースが可燃性材料である段ボールでできていたが、管理整理収納ケースが必ずしもこのような可燃性材料でできている必要はない。しかしながら、管理収納ケース、すなわち管理収納ケース本体及び書類整理保管用押え部材の双方が段ボール材やそれ以外の可燃性材料でできていることで、所定の保管期間が経過し保管の必要が無くなったマニフェストを収納した管理整理収納ケースを、その中身を可燃性廃棄物と従来技術に於けると綴込具のような不燃性廃棄物とに分類する作業をわざわざ行う必要がなく、管理整理収納ケース自体をそのまま焼却廃棄でき、保管の必要性のなくなった管理整理収納ケースの処分が格段に行い易くなる。
また、本実施形態の場合各マニフェストは、郵送されてくるごとに2つ折りしてその直近に保管されていて対応するロッドのマニフェストの内側に挟み込んでいたが、単に2つ折りして管理票整理収納ケースに並べるようにしても良いが、本実施形態の管理方法の方が本発明の作用を十分発揮する。
また、上述した実施形態においては、マニフェストが複数枚のカーボン複写紙からなることを説明したが、これと同等の構成を有するものであれば、カーボン複写紙でなくこれと等価的なものであっても良いことは言うまでもない。
1(1A) 管理票整理収納ケース
100 管理票整理収納ケース本体
101 開口部
110 第1側面部
115 ミシン目
120 第2側面部
125 カバー部
126 折り曲げ部
130 第1端面部
135 第1蓋部
140 第2端面部
145 第2蓋部
150 底面部
160 指挿入用凹み部
161,162 切欠き
162a 切欠き片
170 指挿入用凹み部
171,172 切欠き
180(181,182) 仕切り紙
180a(181a,182a) 耳部
200 書類整理保管用押え部材
200a 一方の端部
200b 他方の端部
201,202,203 ミシン目
212,213 ケース側耳部
214,215 切欠き
222,223 マニフェスト側耳部
800 識別ラベル

Claims (5)

  1. 厚紙状部材を所定の折り線に沿って折ることで箱状に組み立てられ、内部に産業廃棄物管理票を整理した状態で収納する管理票整理収納ケース本体と、前記管理票整理収納ケース本体内に備わった書類整理保管用押え部材を有する産業廃棄物管理票整理収納ケースであって、
    前記産業廃棄物管理票整理収納ケースは、この中に少なくとも2つ折りした前記産業廃棄物管理票を当該産業廃棄物管理票整理収納ケースの内側の一方の面から立てた状態で対向する面に向かって順番に並ぶように産業廃棄物管理票整理収納ケースを介して収納するようになっており、
    前記書類整理保管用押え部材は、その一端に前記産業廃棄物管理票整理収納ケース内に並べられた産業廃棄物管理票の倒れを防止する一方の押え部を有し、その他端に前記一方の押え部材が押え付けた産業廃棄物管理票と対向する産業廃棄物管理票整理収納ケースの内面に当接する他方の押え部を有し、
    前記書類整理保管用押え部材はさらに、収納する産業廃棄物管理票の枚数が増えていくごとに前記書類整理保管用押え部材の一方の押え部と他方の押え部との間の距離を短くする押え部材長さ変更手段を有し、
    前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの組み立て前において書類整理保管用押え部材を予め当該産業廃棄物管理票整理収納ケースの一部に有し、
    前記産業廃棄物管理票整理収納ケースを組み立てる際に書類整理保管用押え部材が前記管理票整理収納ケース本体と分離するようになっており、
    前記管理票整理収納ケース本体と前記書類整理保管用押え部材は可燃性材料でできており、
    前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの側面部には切欠きが形成され、当該産業廃棄物管理票整理収納ケースの切欠きと他の産業廃棄物管理票整理収納ケースの切欠きを向かい合わせて2つの産業廃棄物管理票整理収納ケースを立てたまま並べて重ね合わせた状態において、この2つの切欠きが合わさった部分に指挿入用凹み部ができるようになっていることを特徴とする産業廃棄物管理票整理収納ケース。
  2. 前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの一面には当該産業廃棄物管理票の管理用識別ラベルが貼り付けられ、前記管理用識別ラベルには管理保管すべき産業廃棄物管理票の種類が記載されるとともに、当該産業廃棄物管理票の保管期限及び廃棄年月日が記載できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の産業廃棄物管理票整理収納ケース。
  3. 前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの一面には前記指挿入用凹み部の場所を示す印が記載されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の産業廃棄物管理票整理収納ケース。
  4. 前記産業廃棄物管理票整理収納ケースの一面には色の異なる複数の図形が描かれ、当該産業廃棄物管理票整理収納ケースに収納する産業廃棄物管理票はそれぞれが異なる色で印刷されたカーボン複写紙からなり、前記図形の色は前記カーボン複写紙の各色と対応しており、前記産業廃棄物管理票整理収納ケースが前記産業廃棄物管理票についてどのカーボン複写紙を保管すべきかを前記図形にマーキングして識別できるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の産業廃棄物管理票整理収納ケース。
  5. 前記図形の各色は、前記産業廃棄物管理票に応じた廃棄物の処分状態に対応した色となっており、各産業廃棄物管理票の保管すべき状態を外部から一目で認識できるようになっており、前記産業廃棄物管理票整理収納ケースに備わったカバー部を開けて、全ての産業廃棄物管理票が最終の工程に達したかどうかを各産業廃棄物管理票のいちばん外側に重ねた色を見て判断することができるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の産業廃棄物管理票整理収納ケース。
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