JP4332093B2 - ファイル - Google Patents
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したがって、このように保存期間が定められている書類は、使用しなくなっても、所定期間保存して置かなければならない。
その後、その書類は、所定の保存期間が経過すると、最終的に焼却手段または溶解手段によって廃却またはリサイクルされる。
特に、特許文献3のような比較的薄いファイルであっては、厚さ方向の長さが短いため、ファイルをテーブルなどの上に立てることができず、ファイルを横に倒した状態で机の上に置かねばならない。したがって、狭いスペースに、背表紙を見やすく複数のファイルを並べるためには、ブックエンドなどの他の部材を使用しなければないという問題点がある。
特許文献2に示すようなファイルは、比較的厚さ方向の長さが長いため、テーブルの上にファイルを立てた状態に並べることができる。しかしながら、このファイルは、表表紙と裏表紙との間隔を一定にして、箱状にすることができないため、倒れ易いという問題点がある。
さらに、図13に示すように、ファイル100を手で持ち上げた場合には、ファイル100内の書類200が綴具300を中心として矢印Aの下方向に回動するように垂れ下がる。この場合、書類200は、綴具300で保持している孔が破れたり、ファイル100からはみ出した箇所110が折れ曲がり、書類200が損傷するという問題点がある。
特に、図面などの大型の書類200をファイル100で綴じたときにこの現象が発生し易い。また、領収書などのように大きさや形状がバラバラな書類をファイルに綴じた場合も、孔が破れ易い。
このようなファイル100は、書類200が傾くことにより、並べた状態で立てることができず、横に寝かした状態に置くしかないため、ファイル100内の書類200を調べるときに作業が行い難いという問題点がある。
そのような所定期間保管する書類は、比較的使用頻度が少なく、書類を見るときには、多数のファイルをテーブルなどの上に立てた状態で並べて、ファイル内の書類を調べ易くファイリングできることが望ましい。
また、ファイルに綴じた書類は、ファイルからはみ出して変形しないようにファイルに綴じられていることが望ましい。
また、ファイルは、例えば、側面に側部保持手段および側部係止手段が設けられ、上下面に保持手段および係止手段が設けられることにより、正面、背面、左側面、右側面、平面および底面がそれぞれ板材によって箱体と同じように連設されているように構成されている。このため、ファイルは、箱体と略同じ強度と剛性が備わり、その形が崩れ難くなり、いわゆるボックスファイルのように立て易く、ファイル内に書類をいれるだけで綴じなくてもその書類が外に出ることがない。そして、ファイルは、箱体と同じように扱うことも可能となることにより、背表紙を上にして並べても倒れ難くなり、ファイルの上にさらにファイルを載せることも可能となるため、ファイルの整理が行い易くなる。
さらに、書類の孔の縁が綴具によって破れることを防止することができるとともに、ファイルに取り付ける綴具と当具とが紙製のため、ファイルにあるもの全部を焼却して処分したり、溶解してリサイクルさせることができる。また、そのとき、ファイルにあるもの全部が紙製のため、分別処理する手間が省ける。
このようにすることで、書類は、ファイルを開閉したときに、綴具が綴孔の縁に圧接して拡開されて、綴孔が破損することを防止できる。また、ファイルに書類を綴じる際に、書類の綴孔に綴具を抜き刺しするときに、作業が行い易くなる。
このようにすることで、書類の孔の縁が綴具によって破れることを防止することができるとともに、ファイルに取り付ける綴具と当具とが紙製のため、ファイルにあるもの全部を焼却して処分したり、溶解してリサイクルさせることができる。また、そのとき、ファイルにあるもの全部が紙製のため、分別処理する手間が省ける。
図1は、本発明の実施形態に係るファイルを示す分解斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るファイルを示す展開図である。図3は、本発明の実施形態に係るファイルを開いたときの状態を示す拡大斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係るファイルを閉じたときの状態を示す拡大斜視図である。図5は、本発明の実施形態に係るファイルの下部差込片を抜き取るときの状態を示す要部拡大斜視図である。
図1に示すように、ファイルFは、書類2に穿設された孔2aに綴具3を挿通してファイル本体1に綴じて、書類2を保管するためのものである。ファイルFは、ファイル本体1と、綴具3と、当具4,5とを備えてなる。
ファイル本体1は、書類2の表面、裏面、および一側面を覆う板状の部材であり、例えば、1枚の段ボール紙を裁断して形成されている。ファイル本体1は、書類2の表面側を覆う表表紙部1aと、書類2の裏面側を覆う裏表紙部1bと、書類2の一側面側を覆う背表紙部1cとから主に構成されている。ファイル本体1の表表紙部1aと背表紙部1cとの境には、折曲線S1が形成され、背表紙部1cと裏表紙部1bとの境には、折曲線S2が形成されて、平面視して略コ字状に折り曲げ易くなっている。
なお、段ボール紙は、表紙と、裏紙と、表紙と裏紙との間に介在される波状の芯紙とを貼り付けた再生材料からなる。
図1に示すように、表表紙部1aは、書類2の表面を覆う板状のものである。この表表紙部1aには、綴具3を挿通させる一対の綴孔11と、この綴孔11を中心として前記折曲線S1に対称な位置に設置された折曲線S3と、側端部1dに形成された側部差込片13と、下端部1fに形成された下部差込片(係止手段)14とを備えている。
図2に示すように、表表紙部1aの表面には、例えば、「保存No.」、「部署.担当」、「内容」、「保存年数」、「3年」、「5年」、「10年」、「永年」、「年」、「保存期限」および「備考」の文字が印刷されて、それらに関することを書き込めるように書き込み欄が設けられている。「保存No.」は、ファイルFの管理番号である。「部署.担当」は、ファイルFを使用している部署および担当者であり、部署名および担当者名を付記するようにする。「内容」は、ファイルF内の書類の内容である。「保存年数」は、ファイルF内の書類を保存する年数であり、「3年」、「5年」、「10年」または「永年」の中で該当する年があれば○印を付記して、ない場合には、「年」の前にその年数の数字を付記するようにする。保存期限」は、ファイルFを保存する期限日であり、「年月日」の各文字の前に、保存する期限日の年、月および日の数字をそれぞれ記入する。「備考」は、その他にファイルに注記しておくべき記載事項がある場合にその欄に付記するようにする。
なお、表表紙部1aおよび裏表紙部1bの大きさは、A5,A4,A3,B5,B4,B3などの適宜な大きさに形成されている。
図1に戻って、綴孔11,11,12,12は、綴具3を挿通して書類をファイル本体1に綴じるためのものである。綴孔11,12は、表表紙部1aを裏表紙部1bに対して容易に開閉できるようにするために、横方向に長い一対の長孔または楕円形の孔からなる。なお、綴孔11,12は、書類2が大きい場合、その大きさに合わせてファイル本体1を大きくするとともに、綴孔11,12を増設して複数の綴具3で綴じるようにしてもよい。
側部差込片13は、ファイル本体1を平面視してコ字状に閉じたときに、この側部差込片13を折曲線S5に沿ってL字状に折曲して、側部保持片15の長孔15aに挿入し、側部保持片15がコ字状に折曲した状態を保持するための部材である。この側部差込片13は、ファイル本体1を閉じたときに、側部保持片15の長孔15aに対向する位置に形成されている。側部差込片13は、表表紙部1aの側端部1dの中央部から突出形成された折曲舌片であり、両端部に半円状の小さな切込13aを有する。なお、側部差込片13が側端部1dから突出している長さL2は、背表紙部1cの幅L1よりも僅かに短く形成する(図2参照)。
図1に示すように、下部差込片14は、ファイル本体1を平面視してコ字状に閉じたときに、この下部差込片14を第2折曲線S9に沿って折曲して、下部保持片16の係合部16aに挿入し、下部保持片16の折曲した状態を保持するための部材である。この下部差込片14は、ファイル本体1を閉じたときに、コ字状に折曲された下部保持片16の係合部16aに対向する位置に形成されている。下部差込片14は、表表紙部1aの下端部1fから基端部側に向けて切込溝14aを形成したことにより、下端部1fから引っ込んだ位置に第1折曲線S8を有し、下端部1fと一致する位置に第2折曲線S9を有して、2箇所で折れ曲がる突出片である。これにより、下部差込片14は、第1折曲線S8を中心として下部差込片14全体が回動し、第2折曲線S9に沿って折り曲げることができるようになっている(図4および図5参照)。第1および第2折曲線S8,S9の両端部には、略円形の切込穴14b,14cが形成されている。下部差込片14は、第1および第2折曲線S8,S9により、第1および第2折曲片部14d,14eとの2面が折り曲がるように形成されている。下部差込片14の第2折曲片部14eが下端部1fから突出した長さL3は、背表紙部1cの幅L1よりも僅かに短く形成して、側部差込片13の突出した長さL2と同じ長さに形成する(図2参照)。
なお、下部差込片14は、特許請求の範囲に記載の「係止手段」に相当する。
図1に示すように、裏表紙部1bは、書類2を裏側から支える板状のものからなり、背表紙部1cに連設されている。この裏表紙部1bには、綴具3を挿通させる綴孔12と、この綴孔12を中心として前記折曲線S2に対称な位置に設置された折曲線S4と、側端部1eに形成された側部保持片15と、下端部1fに形成された下部保持片(保持手段)16とを備えている。
側部保持片15は、ファイル本体1を平面視してコ字状に閉じた状態に、表表紙部1aと裏表紙部1bとの間隔を長さL1(図2参照)に保つとともに、ファイル本体1に綴じた書類2がファイル本体1の側面側から食み出ることを防止するための突出片である。
すなわち、側部保持片15は、この側部保持片15の基端部に形成された第1折曲線S6と、この側部保持片15の中央部に形成された第2折曲線S7に沿って直角に折曲して、側部差込片13を長孔15aに挿入することによって、側部保持片15がコ字状に折曲した状態が保持される。この側部保持片15は、ファイル本体1を閉じたときに、側部差込片13に対向する位置に配設されている。側部保持片15は、裏表紙部1bの側端部1eの中央部から突出形成された折曲舌片であり、第1折曲線S6の両端部に、半円状に打ち抜いた小さな切込15bを有する。側部保持片15は、第1および第2折曲線S6,S7により、第1および第2折曲片部15c,15dの2面が折り曲がるように形成されている(図3参照)。側部保持片15の第1および第2折曲線S6,S7の間隔、すなわち、側部保持片15の第1折曲片部15cが側端部1eから突出した長さL4は、表表紙部1aと裏表紙部1bとの間隔を長さL1にして平行にするために、背表紙部1cの幅L1よりも僅かに短く形成する(図2参照)。
なお、側部保持片15は、特許請求の範囲に記載の「側部保持手段」に相当する。
第1折曲線S6は、側端部1eの延長線上に形成されている。
第2折曲線S7は、長孔15aに第1折曲線S6側の縁に一致させ、かつ、第2折曲線S11の高さに合わせて形成されている。
下部保持片16は、ファイル本体1を平面視してコ字状に閉じた状態を保つとともに、ファイル本体1に綴じた書類2がファイル本体1の下側から食み出ることを防止するための突出片である。すなわち、下部保持片16は、この下部保持片16の基端部に形成された第1折曲線S10と、この下部保持片16の中央部に形成された第2折曲線S11に沿って直角に折曲して、下部差込片14を係合部16aに挿入することによって、下部保持片16が折曲した状態が保持される。この下部保持片16は、ファイル本体1を閉じたときに、下部差込片14に対向する位置に配設されている。下部保持片16は、裏表紙部1bの下端部1fの中央部から突出形成された折曲舌片であり、第1および第2折曲線S10,S11により、第1および第2折曲片部16c,16dの2面が直角に折り曲がるように形成されている(図3参照)。下部保持片16の第1折曲線S10の両端部には、半円状に打ち抜いた切込16eが形成されている。下部保持片16の第2折曲線S11線上には、この第2折曲線S11を中心として、係合部16aと切欠部16bとが穿設されている。下部保持片16の第1および第2折曲線S10,S11の間隔、すなわち、下部保持片16の第1折曲片部16cが下端部1fから突出した長さL5は、背表紙部1cの幅L1よりも僅かに短く形成されている(図2参照)。
なお、下部保持片16は、特許請求の範囲に記載の「保持手段」に相当する。
図5に示すように、切欠部16bは、この下部保持片16の係合部16aに下部差込片14が挿入された状態から両者を離すときに、指を差込むために形成された溝である。このとき、この切欠部16b内には、第2折曲片部14eが露出しており、第2折曲片部14eの表面に指を当接させて、下部差込片14を第1折曲線S8を中心に矢印A方向に回動させることにより、下部差込片14を下部保持片16から分離させることができる。なお、切欠部16bは、係合部16aに連続形成された溝からなる。
図1に示すように、背表紙部1cは、表表紙部1aと裏表紙部1bとの間に連設された板状のものからなり、この背表紙部1cの表面側には、ファイルFのファイル名や「保存No.」などが付記される。背表紙部1cの幅方向の長さL1は、例えば、5.5cmであるが、綴じる書類2の厚さに応じて適宜な長さにしてもよい(図2参照)。背表紙部1cの上端部1gには、指を掛けるために略半円状の指掛部1hが形成されている。
書類2は、パンチングによって穿設した孔2aを有する紙や紙状の再生材料であり、焼却または溶解して廃棄できる紙類からなる。書類2は、例えば、大きさが不規則な領収書や、大きさが一定なコピー用紙からなるものや、一定の大きさに折り畳まれる図面などであり、使用目的などは特に限定されない。しかしながら、ファイルFに閉じられる書類2は、使用頻度の少ないもの、長期間保管するもの、焼却処分および溶解処分されるものなどに最適である。
図1に示すように、綴具3は、例えば、紙などの再生材料を捩って紐状にしたものからなる。この綴具3は、両端部を、表表紙部1aの綴孔11、当具4の挿通孔4a、書類2の孔2a、当具5の挿通孔5a、裏表紙部1bの綴孔12に挿通して縛って結ぶことによって、書類2をファイルFに綴じる。
なお、綴具3は、焼却または溶解できるものであれば、紙以外の物によって形成したものでもよい。
なお、当具4,5は、書類2の孔2aが破れることを防止するため、ファイルFに設置した方がよいが、なくてもよい。
次に、本発明の実施形態に係るファイルの作用を書類を綴じるときの手順とともに説明する。始に、図1〜図5を参照して、綴具を書類の孔に直接挿通させて綴じる場合を説明する。
まず、1枚の段ボール紙を裁断機によって、図2に示すような形状のファイル本体1に裁断する。このように形成されて、展開された状態にあるファイル本体1を、各折曲線S1〜S11に沿って折曲して折曲癖を付けて、図1に示すような状態に折曲する。
同じようにして、側部保持片15の第1および第2折曲線S6,S7を、表表紙部1aの方向にそれぞれ直角に曲げて、側部保持片15を略コ字状に折曲する。
さらに、ファイルFは、側面部の側部差込片13と側部保持片15と下面部の下部差込片14と下部保持片16とによって箱の状態が保持されて、その状態が崩れないことにより、本棚などに整理したときに倒れ難く、保管用の段ボール紙箱にも入れ易く、書類2を整理する作業の効率化を図ることができる。
なお、本棚などに立てて並べたファイルFを手で取るときや、段ボール紙箱などに入れられたファイルFを引き出すときには、背表紙部1cの上端に切欠形成された指掛部1hに指を掛けて引き出せば、容易にファイルFを取り出すことができる。
次に、図5に示すように、親指を切欠部16bに差込んで、下部差込片14の第2折曲片部14eを矢印Aの上方向に引き上げる。そうすると、下部差込片14は、第1折曲線S8を中心に回動して、下部保持片16の係合部16aから分離される。
次に、図3に示すように、表表紙部1aの側端部1dを手で持って、表表紙部1aを矢印Cの上方向に引き上げることにより、表表紙部1aが折曲線S3を中心として回動し、側部差込片13が側部保持片15の長孔15aから分離する。そうすると、ファイル本体1は、図1に示すように開かれる。これにより、綴具3を解いて、裏表紙部1bおよび当具5を綴具3に追加して綴じることや、書類2を外すことが可能になる。そして、前記したように、追加する書類2の孔2aなどに綴具3を挿通することで、前記同様に書類2を追加して綴じることができるようになる。
次に、図1〜図11を参照して、パイプ式ファイルに保管してあった書類を本発明のファイルに移して使用する場合を説明する。
図6は、パイプ式ファイルを開いて綴金を抜いた状態を示す斜視図である。
図7に示すように、ファイル本体1の表表紙部1aの表面側から綴具3を綴孔11に挿入し、さらに、この綴具3を綴金7のロッド7aの先端で綴孔11内に押し込んで挿通させる。このとき、綴具3とロッド7aは、綴孔11が長孔または楕円形からなる大きい孔であるため、両者を綴孔11に挿通させ易い。そして、この綴具3の両端を、パイプ8a,8a(図6参照)内にそれぞれ挿入する。
このファイル本体1に移された書類2の上に当具5を載置するように、当具5の挿通孔5a,5aに綴具3を挿通して、この綴具3を綴孔12に挿通する。そして、図11に示すように、この綴具3の両端を裏表紙部1bの外側で縛って結ぶ。
同じように、下部差込片14と下部保持片16とは、ファイル本体1を閉じたときに、互いに係合し合うファイル本体1の下端部または上端部に設置すればよく、下部差込片14を裏表紙部1bに配設し、下部保持片16を表表紙部1aに設置してもよい。
また、前記下部差込片(係止手段)14と下部保持片(保持手段)16は、ファイル本体1の下端部1fのみに配設することに限定するものではなく、例えば、図12に示すように、ファイル本体1の上端部1gに、下部差込片14および下部保持片16と同じような上部差込片17および上部保持片18を設置してもよい。
このようにすることにより、ファイル本体1を閉じたときに、上部差込片17と上部保持片18とが、ファイル本体1の上端部1gを支える支柱の役目をするため、ファイル本体1を箱の状態に保持することができる。
1a 表表紙部
1b 裏表紙部
1c 背表紙部
1d 側端部
1e 側端部
1f 下端部
1g 上端部
2 書類
2a 孔
3 綴具
4,5 当具
11,12 綴孔
13 側部差込片
14 下部差込片(係止手段)
15 側部保持片(側部保持手段)
15a 長孔
16 下部保持片(保持手段)
16a 係合部
17 上部差込片
18 上部保持片
Claims (3)
- 書類を綴具でファイル本体に綴じるファイルにおいて、
前記ファイル本体は、表表紙部と裏表紙部と背表紙部とを備え、
前記表表紙部または前記裏表紙部のどちらか一方には、前記表表紙部と前記裏表紙部とを所定の間隔に保持する保持手段が設けられ、
前記表表紙部または前記裏表紙部のどちらか他方には、前記保持手段に設けられた係合部に係合する係止手段が設けられ、
前記保持手段は、前記表表紙部または前記裏表紙部の少なくともどちらか一方の下端部または上端部から突出して、前記下端部または前記上端部に沿って設けられた折曲線を有する突出片からなるとともに、前記折曲線上に前記係合部を配設し、かつ、前記係合部に切欠部を形成し、
前記係止手段は、前記表表紙部または前記裏表紙部の少なくともどちらか他方の前記下端部または前記上端部から突出して、前記下端部または上端部に沿って設けられた折曲線を有する舌片からなるとともに、前記舌片を前記係合部に挿入することを特徴とするファイル。 - 前記表表紙部または前記裏表紙部の少なくともどちらか一方の側端部には、前記表表紙部と前記裏表紙部とを所定間隔に保持する側部保持手段が設けられ、
前記表表紙部または前記裏表紙部の少なくともどちらか他方の側端部には、前記側部保持手段に設けられた長孔に係合する側部係止手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のファイル。 - 前記表表紙部、前記裏表紙部、前記背表紙部、前記保持手段および前記係止手段は、1枚の段ボール紙によって形成され、
前記綴具は、紙製の紐からなり、
この紐が挿通される前記書類に穿設された孔の表面側には、前記綴具が挿通される挿通孔を有する紙製の当具が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファイル。
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2004
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