JP5630008B2 - 電磁界測定装置 - Google Patents

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本発明は、電界あるいは磁界の強度を測定する電磁界測定装置に関する。
従来、電子機器のノイズ特性を評価したり、外部から電子機器に進入するノイズの防御特性(イミュニティ)を評価するための装置として、電界あるいは磁界を検出できる電磁界測定装置が知られている。
このような電磁界測定装置としては、電界あるいは磁界の強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料あるいは磁気光学材料を有する電磁界センサを備え、この電磁界センサにレーザー光を透過させて、電気光学材料あるいは磁気光学材料を透過後のレーザー光の偏光状態が電気光学材料あるいは磁気光学材料の屈折率変化に応じて変調されることを利用して電界あるいは磁界を測定する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
例えば特許文献1に記載された電磁界測定装置では、電気光学材料及び磁気光学材料に入射されるレーザー光及び電気光学材料あるいは磁気光学材料から出射され受光器に入射されるレーザー光は、光ファイバによって伝搬されている。
特開2008−216036号公報
ところで、光ファイバに外力が作用して、光ファイバが曲がったりすると、光ファイバ内に応力が発生して光ファイバの屈折率が変化するため、光ファイバの中を伝播する光の偏光状態が変化することが知られている。このため、特許文献1に記載の電磁界測定装置では、電界あるいは磁界の変動による光の偏光状態の変化と、光ファイバに加わる応力に応じた光の偏光状態の変化とが合成された偏光状態が検出されてしまう。その結果、電界あるいは磁界の強度の大きさを示す測定値が光ファイバに加わる応力に応じて変動し、電磁界の強度を測定する精度が低下するおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は光ファイバ中を伝搬する光の偏光状態が光ファイバに加わる応力によって変化しても電磁界の強度を精度よく測定することができる電磁界測定装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の電磁界測定装置は、レーザー光を発する光源部と、前記レーザー光の偏光を直線偏光に変換する偏光コントローラと、電界あるいは磁界の強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料あるいは磁気光学材料を有し、前記偏光コントローラを透過した前記レーザー光の偏光方向を変化させて前記電界あるいは前記磁界の強度を検出する電磁界検出部と、前記電気光学材料あるいは磁気光学材料に入射する前記レーザー光の光量が一定になるように前記レーザー光の偏光方向を変える駆動信号を前記偏光コントローラに対して送信する光量測定制御部と、前記電磁界検出部を透過した前記レーザー光を受光して前記電界あるいは磁界の強度を測定する電磁界強度測定部と、前記光源部から前記電磁界強度測定部に至るまで前記レーザー光を伝搬させる光ファイバと、前記電磁界検出部と前記電磁界強度測定部との間の前記光路に配され前記電磁界検出部を透過した前記レーザー光の一部を分離する光カプラと、を有し、前記電磁界検出部は、前記偏光コントローラを通過した前記レーザー光の偏光成分のうち特定方向の直線偏光成分を透過する偏光子と、1/8波長板と、前記電気光学材料と前記磁気光学材料とのいずれか一方からなる材料部と、反射鏡と、を有し、前記偏光子と前記1/8波長板と前記材料部と前記反射鏡とはこの順に重ねて互いに密着して一体化され、前記偏光コントローラから前記偏光子へと前記レーザー光が入射し前記偏光子と前記1/8波長板と前記材料部とをこの順に通過して前記反射鏡において反射し前記材料部と前記1/8波長板と前記偏光子とをこの順に通過して前記偏光子から出射され、前記光量測定制御部は、前記電磁界検出部を透過した前記レーザー光を前記光カプラを介して受光して、前記光量測定制御部に入射した前記レーザー光の光量と、前記光源部において出射された前記レーザー光の光量に前記光カプラにおいて前記光量測定制御部側へ分離される配分比を掛け合わせた値とが略一致するように、前記偏光コントローラに対して駆動信号を送信することを特徴とする。
本発明の電磁界測定装置によれば、光量測定制御部によって電気光学材料あるいは磁気光学材料に入射するレーザー光の光量を検知し、電気光学材料あるいは磁気光学材料に入射するレーザー光の光量が最大になるように、光ファイバに取り付けられた偏光コントローラを光量測定制御部が制御する。その結果、電気光学材料あるいは磁気光学材料に入射するレーザー光の光量を一定にでき、光ファイバ中を伝搬する光の偏光状態が光ファイバに加わる応力によって変化しても電磁界の強度を精度よく測定することができる。
本発明の第1実施形態の電磁界測定装置の構成を示す模式図である。 同電磁界測定装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態の電磁界測定装置の構成を示す模式図である。 同電磁界測定装置の動作を説明するためのフローチャートである。 同電磁界測定装置の変形例1の構成を示す模式図である。 本発明の第3実施形態の電磁界測定装置の構成を示す模式図である。 同電磁界測定装置の作用を説明するための説明図である。 同電磁界測定装置の作用を説明するためのグラフである。 同電磁界測定装置の動作を説明するためのフローチャートである。 同電磁界測定装置の変形例2の構成を示す模式図である。 (A)は本発明の第4実施形態の電磁界測定装置の構成を示す模式図である。(B)は同電磁界測定装置の一部の構成を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の電磁界測定装置1について図1及び図2を参照して説明する。図1は、電磁界測定装置1の構成を示す模式図である。また、図2は、電磁界測定装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施形態の電磁界測定装置1は、電界あるいは磁界の強度を測定する構成をとることができる。以下では、電磁界測定装置1によって電界の強度を測定するための構成についてまず説明する。
図1に示すように、電磁界測定装置1は、レーザー光源11と、偏光コントローラ13と、光サーキュレータ14と、プローブヘッド(電磁界検出部)Aと、パワーモニタ(光量測定制御部)18と、電磁界強度測定部19と、を備えて構成されている。
また、レーザー光源11と偏光コントローラ13との間には、光ファイバ12が設けられている。また、偏光コントローラ13と光サーキュレータ14との間には、レーザー光を伝搬させる光ファイバF1が設けられている。また、光サーキュレータ14とプローブヘッドAとの間には、レーザー光を伝搬させる光ファイバF2が設けられている。また、プローブヘッドAとパワーモニタ18との間には、レーザー光を伝搬させる光ファイバF3が設けられている。また、光サーキュレータ14と電磁界強度測定部19との間には、レーザー光を伝搬させる光ファイバF4が設けられている。
光ファイバ12は、通常のシングルモードファイバであっても偏光保持型ファイバであっても良い。
また、光ファイバF1、F2、F3、F4は通常のシングルモードファイバであってもよいが、偏光保持型ファイバであることが好ましい。
また、図1にx、y、zで示す方向は、電磁界測定装置1によって電界が測定される測定空間における座標軸の向く方向である。
レーザー光源11は、一定強度のレーザー光を出射するレーザー光源である。
偏光コントローラ13は、レーザー光源11から出射したレーザー光を直線偏光に変換するためのもので、レーザー光源11から出射されたレーザー光を透過させるレーザー光の波長に対する1/4波長板と1/2波長板とを有している。1/4波長板と1/2波長板とは、それぞれパワーモニタ18からの駆動信号に基づいて光軸回りに個別に回転動作できるようになっている。
光サーキュレータ14は、光ファイバF1に接続された端子14Aと、光ファイバF2に接続された端子14Bと、光ファイバF4に接続された端子14Cとを有し、端子14A、端子14B、端子14Cの順で順方向に進む光は低損失、逆方向に進む光は高損失になるように構成されている。このため、端子14Aに入射した光は端子14Bから出射し、端子14Bに入射した光は端子14Cから出射するようになっている。
プローブヘッドAは、光ファイバF2に接続された偏光ビームスプリッタ15と、偏光ビームスプリッタ15に密着されて設けられた電気光学材料部16と、電気光学材料部16に密着して形成された反射鏡17とを有している。偏光ビームスプリッタ15と電気光学材料部16と反射鏡17とはエポキシ系接着剤
偏光ビームスプリッタ15は、光サーキュレータ14の端子14Bから出射されたレーザー光が入射すると、レーザー光のP偏光成分(図1に示すx方向の偏光成分)は電気光学材料部16側へ透過させ、レーザー光のS偏光成分(図1に示すy方向の偏光成分)はパワーモニタ18側へ反射する。なお、偏光ビームスプリッタ15として、P偏光のレーザー光の成分を反射し、S偏光のレーザー光の成分を透過する偏光ビームスプリッタを採用してもよい。この場合、レーザー光のP偏光成分がパワーモニタ18に入射するようになる。
電気光学材料部16は、ビスマス、シリコン、及び酸素を含有する化合物(BSO)の単結晶を数百ミクロン角に切削して形成されている。電気光学材料部16は、レーザー光を透過させると、電気光学材料部16をとりまく電界の強度に応じて屈折率が変化するものである。
反射鏡17は、電気光学材料部16を透過したレーザー光を反射させるようになっている。反射鏡17の材料としては、例えば屈折率が相対的に低い誘電体と屈折率が相対的に高い誘電体とを交互に積層して形成された誘電体多層膜ミラーを採用することができる。反射鏡17によって反射されたレーザー光は、再び電気光学材料部16に入射し、電気光学材料部16を透過して偏光ビームスプリッタ15に再び入射するようになっている。
パワーモニタ18は、偏光ビームスプリッタ15において反射したレーザー光を受光して、レーザー光の光量に基づいて偏光コントローラ13の1/4波長板及び1/2波長板を回動させる駆動信号を偏光コントローラ13へ送信するようになっている。また、パワーモニタ18には、レーザー光源11から出射されるレーザー光が電気光学材料部16に最大限入射した場合にパワーモニタ18に入射するレーザー光の光量が最小値として設定されており、パワーモニタ18は、検出されるレーザー光の光量が最小値になるように偏光コントローラ13を制御するようになっている。
パワーモニタ18に設定される最小値は、電磁界測定装置1においてレーザー光源11からレーザー光を照射するとともに偏光コントローラ13を動作させ、偏光ビームスプリッタ15からパワーモニタ18側へ分離されるレーザー光の光量が最小となるときの光量をパワーモニタ18に記憶させることで設定することができる。また、パワーモニタ18は、パワーモニタ18で検出されるレーザー光の光量が最小になるように、偏光コントローラ13を駆動する駆動信号を生成して偏光コントローラ13へ送信するようになっている。
電磁界強度測定部19は、光ファイバF4と接続されて光サーキュレータ14の端子14Cから出射したレーザー光を受光してレーザー光の光量に応じた電気信号を発する受光部19Aと、信号線C2によって受光部19Aと電気的に接続され、受光部19Aで発せられた電気信号に基づいて電界強度を測定するRFスペクトラムアナライザ19Bとを有している。
以上に説明した構成の、本実施形態の電磁界測定装置1の使用時の動作について説明する。
電磁界測定装置1を駆動させると、まず、レーザー光源11からレーザー光が出射される。このレーザー光は、光ファイバ12を伝搬して偏光コントローラ13に入射する。すると、レーザー光は偏光コントローラ13によって直線偏光にされた後、光ファイバF1を伝搬して光サーキュレータ14の端子14Aに入射し、光サーキュレータ14の端子14Bから出射される。
光サーキュレータ14の端子14Bから出射されたレーザー光は、光ファイバF2を伝搬して偏光ビームスプリッタ15に入射する。偏光ビームスプリッタ15では、レーザー光のP偏光成分(図1に示すX軸の方向に偏光した直線偏光成分)は透過され、レーザー光のS偏光成分(図1に示すY軸の方向に偏光した直線偏光成分)はパワーモニタ18側に反射される。
レーザー光のP偏光成分は、偏光ビームスプリッタ15を出射されて電気光学材料部16を透過する。このとき、電気光学材料部16の外部の電界によって電気光学材料部16の屈折率が変化するため、レーザー光は電界の強度に応じて偏光方向が変化して反射鏡17に入射する。反射鏡17に入射したレーザー光は反射して再び電気光学材料部16を透過し、上述のように電界に応じた屈折率でさらに偏光方向が変化して偏光ビームスプリッタ15に入射する。電気光学材料部16を往復して偏光ビームスプリッタ15に入射したレーザー光のS偏光成分は、偏光ビームスプリッタ15の偏光面でパワーモニタ18と反対側へ反射される。
光サーキュレータ14の端子14Bから偏光ビームスプリッタ15へ入射したレーザー光のS偏光成分は、偏光ビームスプリッタ15から出射されて光ファイバF3の内部を通じてパワーモニタ18に入射する。
以下では、パワーモニタ18の動作について図1及び図2を参照して説明する。
図2に示すように、パワーモニタ18では、まず、パワーモニタ18によってレーザー光の光量が測定されるステップS1が行われる。
ステップS1では、図1に示す偏光ビームスプリッタ15で分離されたS偏光成分のレーザー光の光量が測定される。ステップS1が終了したらステップS2へ進む。
ステップS2では、ステップS1で測定されたレーザー光のS偏光成分の光量が上述の最小値と等しい場合には、ステップS2を終了し、レーザー光の偏光方向の調整は終了する。また、ステップS1で測定されたレーザー光のS偏光成分の光量が最小値よりも大きい場合には、ステップS2を終了し、ステップS3へ進む。
ステップS3では、偏光コントローラ13を駆動させる駆動信号を偏光コントローラ13に対して送信する。駆動信号の送信が終了したらステップS3は終了する。
偏光コントローラ13では、パワーモニタ18から送信された駆動信号によって、偏光コントローラ13から出射される直線偏光の偏光方向が変化する。なお、パワーモニタ18から新たな駆動信号が送信されたときには、新たな駆動信号に基づいて偏光コントローラ13は動作する。
パワーモニタ18におけるレーザー光のS偏光成分の光量の測定は、電界測定が行われている間、継続して実行されている。パワーモニタ18によって偏光コントローラ13が動作されると、偏光ビームスプリッタ15に入射するレーザー光のP偏光成分とS偏光成分との割合が変化する。これにより、パワーモニタ18に入射するS偏光成分のレーザー光の光量は偏光コントローラ13が駆動される前の光量から変化する。
パワーモニタ18では、パワーモニタ18に入射したS偏光成分のレーザー光の光量が直前に検出した光量よりも大きい場合には、直前に直線偏光のレーザー光の偏光方向を変化させた向きとは逆方向に偏光方向を変化させる駆動信号を偏光コントローラ13に送信する。
また、パワーモニタ18に入射したS偏光成分のレーザー光の光量が直前に検出した光量よりも小さい場合には、直前に直線偏光のレーザー光の偏光方向を変化させた向きと同方向に偏光方向を変化させる駆動信号を偏光コントローラ13に送信する。
パワーモニタ18で検出されるS偏光成分のレーザー光の光量が最小値になるまで、パワーモニタ18は偏光コントローラ13を駆動させる。
光ファイバ12は、振動したり曲げられたりすることで、光ファイバ12に加わる応力によってその屈折率が変動し、光ファイバ12中を通るレーザー光の偏光方向が変動することがあるが、パワーモニタ18と偏光コントローラ13とによってレーザー光の偏光方向を調整することで、S偏光成分のレーザー光の光量は最小値に維持される。
従って、光ファイバ12に加わる応力によって光ファイバ12中を通るレーザー光の偏光方向が変動しても、レーザー光は偏光ビームスプリッタ15における損失なく電気光学材料部16に入射し、電気光学材料部16に入射するレーザー光の光量は略一定に維持される。
電気光学材料部16を出射されたレーザー光は、偏光ビームスプリッタ15に入射する。ここで、偏光ビームスプリッタ15は検光子として機能し、電気光学材料部16を一往復して戻ってきたレーザー光は、電気光学材料部16において偏光方向が変化している場合には、レーザー光のP偏光と異なる偏光方向の偏光成分が偏光ビームスプリッタ15において反射される。従って、電気光学材料部16を透過して電気光学材料部16の外部の電界強度に応じて偏光方向が変化したレーザー光は、偏光ビームスプリッタ15によって強度変調される。偏光ビームスプリッタ15を透過したレーザー光は、偏光ビームスプリッタ15から出射して光ファイバF2を通じて光サーキュレータ14の端子14Bに入射する。
光サーキュレータ14の端子14Bに入射したレーザー光は、光サーキュレータ14の端子14Cから出射して、光ファイバF4を通じて電磁界強度測定部19の受光部19Aに入射する。受光部19Aではレーザー光の光量を光電変換によって電気信号に変換し、この電気信号は信号線C2を通じてRFスペクトラムアナライザ19Bによって検出される。
これにより、レーザー光源11から出射したレーザー光を用いて、電気光学材料部16によって電界の強度を測定することができる。
以上説明したように、本実施形態の電磁界測定装置1によれば、パワーモニタ18によって電気光学材料部16に入射するレーザー光の強度を測定し、パワーモニタ18に入射するレーザー光の光量が最小となるように偏光コントローラ13を駆動させる。これによって、電気光学材料部16に入射するレーザー光の光量を最大にすることができる。
さらに、パワーモニタ18と偏光コントローラ13とによって継続的にレーザー光の偏光方向を制御しているので、光ファイバ12に応力が加わって偏光方向が変動しても電気光学材料部16に入射するレーザー光の光量を一定にできる。その結果、光ファイバ12中を伝搬するレーザー光の偏光状態が光ファイバ12に加わる応力によって変化しても電界の強度を精度よく測定することができる。
また、パワーモニタ18には偏光ビームスプリッタ15から分離されたレーザー光が入射してレーザー光の光量が最小となるように偏光コントローラ13が駆動されるので、パワーモニタ18側に分離される光量が少なくなり、電気光学材料部16に効率よくレーザー光を入射させることができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態の電磁界測定装置2について図3及び図4を参照して説明する。図3は、電磁界測定装置2の構成を示す模式図である。また、図4は、電磁界測定装置2の動作を説明するためのフローチャートである。本実施形態では、プローブヘッドAに代えて設けられたプローブヘッドA2を備えている点で上述の第1実施形態の電磁界測定装置1と構成が異なっている。
図3に示すように、電磁界測定装置2は、光ファイバF2に接続された偏光子25Aと、偏光ビームスプリッタ15に代えて設けられたビームスプリッタ25Bとを備えている。
偏光子25Aは、特定の方向に偏光した直線偏光成分のレーザー光を透過する光学部品である。またビームスプリッタ25Bは、レーザー光をある比率で互いに直交する方向へ2分配する光学部品である。
本実施形態でも、偏光コントローラ13から出射したレーザー光は、1/2波長板と1/4波長板との相対位置関係で定まる偏光方向に偏光した直線偏光である。偏光コントローラ13から出射したレーザー光は光ファイバF1を通じて光サーキュレータ14へ入射し、さらに光ファイバF2を通じて偏光子25Aに入射する。
偏光子25Aでは、偏光子25Aを透過可能な偏光方向と一致している成分のレーザー光は透過してビームスプリッタ25B側へ出射される。
ビームスプリッタ25Bでは、ビームスプリッタ25Bに固有の配分比で、レーザー光はパワーモニタ18側、及び電気光学材料部16側に分離される。
本実施形態では、パワーモニタ18には、レーザー光源11における出射光の光量にビームスプリッタ25Bにおいてパワーモニタ18側に分離される配分比を乗じた値が規定値として記憶されている。
以下では、本実施形態の電磁界測定装置2の使用時の動作について説明する。
本実施形態では、図3に示すように、レーザー光源11から出射したレーザー光は、光ファイバ12、偏光コントローラ13、光ファイバF1、光サーキュレータ14、光ファイバF2をこの順に通って偏光子25Aに入射する。偏光子25Aでは、偏光子25Aを透過可能な一方向の偏光成分のレーザー光が透過してビームスプリッタ25Bに向けて出射される。
ビームスプリッタ25Bでは、上述の配分比に従ってレーザー光が分離されて電気光学材料部16側へ出射し、その他はパワーモニタ18側へ出射する。パワーモニタ18には、偏光子25Aを透過したレーザー光の光量に、ビームスプリッタ25Bにおいてパワーモニタ18側に分離される配分比を乗じた光量のレーザー光が入射する。
以下では、パワーモニタ18の動作について図3及び図4を参照して説明する。
パワーモニタ18では、図4に示すように、まず、第1実施形態と同様にステップS1が行われ、ビームスプリッタ25Bによってパワーモニタ18側に分離されたレーザー光の光量が測定される。これでステップS1は終了してステップS22へ進む。
ステップS22では、ステップS1で測定されたレーザー光の光量を示す値と、レーザー光源11における出射光の光量にビームスプリッタ25Bの配分比を乗じた上述の規定値とを比較する。ステップS1で測定されたレーザー光の光量を示す値と規定値とが所定の誤差範囲に収まっている場合には、ステップS22は終了する。ステップS1で測定されたレーザー光の光量を示す値と規定値とが所定の誤差範囲を逸脱している場合には、ステップS22は終了し、第1実施形態と同様に偏光コントローラ13へ駆動信号が送信される(ステップS3)。さらに、第1実施形態と同様に偏光コントローラ13がパワーモニタ18によって駆動される。
本実施形態では、パワーモニタ18によって、ステップS1で測定されたレーザー光の光量と、レーザー光源11における出射光の光量にビームスプリッタ25Bの配分比を乗じた値とが一致(略一致を含む)するように偏光コントローラ13が駆動される。すると、偏光コントローラ13から出射したレーザー光の偏光方向は、偏光子25Aを透過可能な偏光方向と一致する。
パワーモニタ18によるレーザー光の光量の測定は、電磁界測定装置2による電界測定の間継続して実行されている。このため、第1実施形態の電磁界測定装置1と同様に、光ファイバ12に外部から応力が加わってレーザー光の偏光方向が変化しても、電気光学材料部16に入射するレーザー光の光量を一定に維持することができる。その結果、光ファイバ12中を伝搬するレーザー光の偏光状態が光ファイバ12に加わる応力によって変化しても、電界の強度を精度よく測定することができる。
(変形例1)
以下では、電磁界測定装置1の変形例1について図5を参照して説明する。図5は、本変形例の電磁界測定装置の構成を示す模式図である。
図5に示すように、本変形例では、偏光コントローラ13に代えて、電気光学変調器(EOM)13Aを備えている点で上述の実施形態の電磁界測定装置と構成が異なっている。
電気光学変調器13Aは、詳細な構成は図示しないが、例えば、電気光学結晶からなる電極と、電極に電圧を印加する電源装置とを有し、電極に電圧を印加することで電極の透過光の偏光状態を変化させるものである。
本変形例でも、パワーモニタ18による駆動信号に基づいて電気光学変調器13Aによってレーザー光の偏光方向を変化させることができ、上述の第1実施形態の電磁界測定装置1と同様に電気光学材料部16に入射するレーザー光の光量を一定に維持することができる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態の電磁界測定装置3について図6ないし図9を参照して説明する。図6は、電磁界測定装置3の構成を示す模式図である。また、図7は、電磁界測定装置3の作用を説明するための説明図である。また、図8は、電磁界測定装置3の作用を説明するためのグラフである。また、図9は、電磁界測定装置3の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施形態の電磁界測定装置3は、プローブヘッドAに代えて設けられたプローブヘッドA3を備えている点で上述の第1実施形態で説明した電磁界測定装置1と構成が異なっている。
図6に示すように、プローブヘッドA3は、偏光子25Aと電気光学材料部16との間に、ビームスプリッタ25Bに代えて1/8波長板35Bを有している。
また、電磁界測定装置3は、光ファイバF4から分岐して形成された光ファイバF33を有し、パワーモニタ18は、光ファイバF33に接続され、光ファイバF33を通じて伝搬されたレーザー光がパワーモニタ18によって測定されている。
1/8波長板35Bは、直線偏光を楕円偏光に変換する光学部品で、1/8波長板35Bを2回透過すると1/4波長板と等価になり直線偏光を円偏光に変換することができる。
本実施形態では、偏光子25Aと1/8波長板35Bと電気光学材料部16と反射鏡17とは互いに密着して一体化されている。
光ファイバF33は、図示しない光カプラによって光サーキュレータ14の端子14Cから出射するレーザー光の半分をパワーモニタ18側へ伝送するようになっている。
以下では、本実施形態の電磁界測定装置3の動作原理について図7及び図8を参照して説明する。
図7において、符号Lはレーザー光の進行方向を示している。図6に示す偏光コントローラ13から出射されて偏光子25Aに入射するレーザー光は、偏光コントローラ13によって偏光方向が変化させられた直線偏光の光である。このレーザー光が偏光子25Aに入射すると、図7に示すように偏光子25Aを透過可能な一方向の偏光成分の光のみが偏光子25Aを透過して1/8波長板35B側へと出射される。
偏光子25Aから出射されたレーザー光は、1/8波長板35Bを透過して楕円偏光になる。この楕円偏光のレーザー光は、1/8波長板35Bから出射して電気光学材料部16に入射する。すると、上述の各実施形態で説明したのと同様に、電気光学材料部16の外部の電界の強度に応じてレーザー光は屈折され、反射鏡17において反射されて電気光学材料部16を往復するように電気光学材料部16を透過する。
本実施形態では、電気光学材料部16の電気光学材料の屈折率が電界強度に応じて変化することで、楕円偏光のレーザー光の楕円率は電界の強度に応じて変化する。例えば図7に模式的に示すように、電界の強度が最も高い点Pではレーザー光の楕円偏光の楕円率は最も大きくなり、電界の強度が最も低い点Rではレーザー光の楕円偏光の楕円率は最も小さくなる。
電気光学材料部16を透過したレーザー光は1/8波長板35B側へと出射する。1/8波長板35Bでは、電気光学材料部16を取り巻く電界が電気光学材料部16にはたらかない場合には図7に符号Qで示すように楕円偏光を円偏光に変換する。このとき、図7に示すように、電界の影響を受けて楕円率が変化したレーザー光は円偏光にならず、電界の強度に応じた楕円率の楕円偏光になる。
1/8波長板35Bを透過したレーザー光は偏光子25Aに入射し、偏光子25Aを透過可能な偏光成分のレーザー光のみが光ファイバF2側へ出射する。このため、偏光子25Aを透過して光ファイバF2側へ出射するレーザー光は、楕円偏光の楕円率に応じた光量に強度変調される。
図7に示すように、偏光子25Aに入射するレーザー光が偏光子25Aによる偏光方向と同じ向きの直線偏光であるときには、変調電界が存在する場合には、偏光子25Aから光ファイバF2側へ出射するレーザー光の出射光量は電界強度に応じて変化するが、偏光子25Aから出射するレーザー光の光量の時間平均は偏光子25Aに入射するレーザー光の入射光量の半分になる。
本実施形態では、パワーモニタ18には、電界によって電気光学材料部16で変調されたレーザー光の光量変化と、光ファイバ12に加わる応力によるレーザー光の光量変化とが合成されて入射する。このとき、パワーモニタ18では周波数が高い電界による光量変化は平均化されて検出されるため、パワーモニタ18において検出される光量変化のうち、変調電界に依存する光量変化は平均化され、光ファイバ12に加わる応力に依存する光量変化が測定される。
パワーモニタ18では、パワーモニタ18で測定された光量がレーザー光源11から出射するレーザー光の光量の半分となるように、偏光コントローラ13から出射するレーザー光の偏光方向を制御することで、偏光コントローラ13から出射したレーザー光の偏光方向は一定に保たれる。
図8は、偏光子25Aに入射するレーザー光に対する偏光子25Aから出射するレーザー光の割合(透過率)を示すグラフである。図8において、横軸には電気光学材料部16で検出される変調電界による印加電圧を示し、縦軸には上記透過率を示している。
図8に示すように、本実施形態では、電界が存在しない場合におけるレーザー光の透過率は0.5であり、電気光学材料部16において検出される電界の強度が例えば下記(式1)に示すように変動するときには、下記(式2)に示す関係にしたがってレーザー光の透過率が変化する。
Figure 0005630008
Figure 0005630008
すると、偏光子25Aを出射するレーザー光の透過率は、時間をtとするとき、0.5を中心として下記(式3)に示すように電界強度の変動に応じて変動する。
Figure 0005630008
本実施形態では、電気光学材料部16においては、レーザー光の透過率曲線の傾きが最大となるように、印加電圧がVπ/2となる点を中心に光が強度変調されるようになっている。これは、電磁界測定装置3を使用する測定系における電界の感度を高めるためである。
以下では、上述の動作原理の本実施形態の電磁界測定装置3の使用時の動作について説明する。
図9に示すように、まず、第1実施形態と同様に、ステップS1が行われる。このとき、上述のように、図6に示すパワーモニタ18では光ファイバ12に加わる応力と電気光学材料部16に加わる電界との影響を受けたレーザー光の光量を測定している。レーザー光の光量を測定したらステップS1を終了してステップS32へ進む。
ステップS32では、ステップS1で測定されたレーザー光の光量を示す値と、レーザー光源11における出射光の光量とを比較する。ステップS1で測定されたレーザー光の光量とレーザー光源11における出射光の光量の半分である場合には、ステップS32は終了し、レーザー光の偏光方向の調整は終了する。ステップS1で測定されたレーザー光の光量とレーザー光源11における出射光の光量の半分と異なる光量である場合には、ステップS32は終了し、ステップS3へ進む。
ステップS3では、上述の第1実施形態で説明したのと同様に偏光コントローラ13へ駆動信号が送信される。駆動信号の送信が終了したらステップS3は終了する。
パワーモニタ18にから駆動信号が偏光コントローラ13へ送信されると、上述の第1実施形態で説明したのと同様に偏光コントローラ13が駆動される。
本実施形態では、パワーモニタ18によって、ステップS1で測定されたレーザー光の光量とレーザー光源11における出射光の光量の半分になるように偏光コントローラ13が駆動される。すると、偏光コントローラ13から出射したレーザー光の偏光方向は、偏光子25Aを透過可能な偏光方向と一致する。パワーモニタ18によるレーザー光の光量の検出動作は、電磁界測定装置3による電界測定の間継続して実行されている。
このため、第1実施形態の電磁界測定装置1と同様に、光ファイバ12に外部から応力が加わってレーザー光の偏光方向が変化しても、電気光学材料部16に入射するレーザー光の光量を一定に維持することができる。その結果、光ファイバ12中を伝搬するレーザー光の偏光状態が光ファイバ12に加わる応力によって変化しても、電界の強度を精度よく測定することができる。
(変形例2)
以下では、本実施形態の電磁界測定装置3の変形例2について図10を参照して説明する。図10は、本変形例の電磁界測定装置の構成を示す模式図である。
図10に示すように、本変形例では、偏光コントローラ13に代えて、上述の第1実施形態の変形例1で説明した電気光学変調器(EOM)13Aが設けられている。このような構成であっても本実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第4実施形態)
以下では、本発明の第4実施形態の電磁界測定装置4について図11(A)及び図11(B)を参照して説明する。図11(A)は、電磁界測定装置4の構成を示す模式図である。また、図11(B)は、電磁界測定装置4の一部の構成を示す斜視図である。
図11(A)及び図11(B)に示すように、電磁界測定装置4は、電気光学材料部16におけるレーザー光の光路がX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に沿うように構成された3つのプローブヘッドA3、B、Cを備えている。
本実施形態では、電気光学材料部16には、光の伝搬方向に平行な方向に感度を有する電気光学材料が用いられている。Z軸方向の電界成分を検出するプローブヘッドA3には、1/8波長板35Bの端面にそのまま電気光学材料部16が形成されている。X軸方向あるいはY軸方向の電界成分を検出するプローブヘッドB、Cには、1/8波長板35Bと電気光学材料部16との間に、光路を直角に曲げるためのプリズム21A、21Bが設けられている。
また、各プローブヘッドと光ファイバF2との間には、光ファイバF2と各プローブヘッドとの間の光路を選択するための光スイッチ20が設けられており、光スイッチ20によって光路を選択することで、レーザー光が入射するプローブヘッドを選択し、レーザー光を、光ファイバF42を通じて各プローブヘッドへ伝送し、また各プローブヘッドからの変調信号を光ファイバF42、F2、F4を通じて電磁界強度測定部19に導くことが出来る。
本実施形態においても、第3実施形態の電磁界測定装置3と同様に、レーザー光がパワーモニタ18に入射した後にパワーモニタ18がレーザー光の光量を測定し、測定された光量がレーザー光源の光量の半分になるように偏光コントローラ13を動作させる。
このような構成であっても、上述の各実施形態で説明した電磁界測定装置と同様に、光ファイバ12中を伝搬するレーザー光の偏光状態が光ファイバ12に加わる応力によって変化しても電界の強度を精度よく測定することができる。
また、本実施形態では、プローブヘッドA3、プローブヘッドB、及びプローブヘッドCのすべてを用いた場合には三つの電界成分を測定することができる。また、一つのプローブヘッドあるいは任意の二つのプローブヘッドの組み合わせによってそれぞれ異なる電界成分を切り替えて測定することもできる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の各実施形態及び変形例では、電界を測定するために電気光学材料を有する電気光学材料部16を用いたが、磁界を測定するために、磁気光学材料を有する磁気光学材料部を電気光学材料部16と置き換えて設けることができる。磁気光学材料の具体的な材質としては、例えばビスマス置換イットリウム鉄ガーネット(Bi-YIG)の単結晶を採用することができ、この単結晶を数百ミクロン角に切削して磁気光学材料部とすることができる。
また、本発明の第4実施形態の電磁界測定装置では、三つの電界成分を検出するために3種のプローブヘッドA、B、Cのうち2種にプリズムを設けているが、必ずしもプリズムを設ける必要はなく、例えばX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のそれぞれに感度を持つ電気光学材料を3種類用意し、それぞれの材料を1/8波長板35Bの端面に直接形成してプローブヘッドを構成することもできる。
また、上述の実施形態及び変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
本発明の活用例として、電子回路のイミュニティ評価用プローブ装置が挙げられる。電子機器の誤動作メカニズムを知るためには、機器内部の電子回路近傍の電界/磁界分布を正確に検出する必要がある。本発明のプローブ装置を用いることで、電子回路近傍の電界あるいは磁界の正確な計測が可能となるため、機器の誤動作メカニズムを知るための知見が得られる。
1、2、3、4 電磁界測定装置
11 レーザー光源
12 光ファイバ
13 偏光コントローラ
14 光サーキュレータ
15 偏光ビームスプリッタ
16 電気光学材料部
17 反射鏡
18 パワーモニタ
19 電磁界強度測定部

Claims (1)

  1. レーザー光を発する光源部と、
    前記レーザー光の偏光を直線偏光に変換する偏光コントローラと、
    電界あるいは磁界の強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料あるいは磁気光学材料を有し、前記偏光コントローラを透過した前記レーザー光の偏光方向を変化させて前記電界あるいは前記磁界の強度を検出する電磁界検出部と、
    記電気光学材料あるいは磁気光学材料に入射する前記レーザー光の光量が一定になるように前記レーザー光の偏光方向を変える駆動信号を前記偏光コントローラに対して送信する光量測定制御部と、
    前記電磁界検出部を透過した前記レーザー光を受光して前記電界あるいは磁界の強度を測定する電磁界強度測定部と、
    前記光源部から前記電磁界強度測定部に至るまで前記レーザー光を伝搬させる光ファイバと、
    前記電磁界検出部と前記電磁界強度測定部との間の前記光路に配され前記電磁界検出部を透過した前記レーザー光の一部を分離する光カプラと、
    を有し、
    前記電磁界検出部は、
    前記偏光コントローラを通過した前記レーザー光の偏光成分のうち特定方向の直線偏光成分を透過する偏光子と、
    1/8波長板と、
    前記電気光学材料と前記磁気光学材料とのいずれか一方からなる材料部と、
    反射鏡と、
    を有し、
    前記偏光子と前記1/8波長板と前記材料部と前記反射鏡とはこの順に重ねて互いに密着して一体化され、前記偏光コントローラから前記偏光子へと前記レーザー光が入射し前記偏光子と前記1/8波長板と前記材料部とをこの順に通過して前記反射鏡において反射し前記材料部と前記1/8波長板と前記偏光子とをこの順に通過して前記偏光子から出射され、
    前記光量測定制御部は、前記電磁界検出部を透過した前記レーザー光を前記光カプラを介して受光して、前記光量測定制御部に入射した前記レーザー光の光量と、前記光源部において出射された前記レーザー光の光量に前記光カプラにおいて前記光量測定制御部側へ分離される配分比を掛け合わせた値とが略一致するように、前記偏光コントローラに対して駆動信号を送信することを特徴とする
    電磁界測定装置。
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