JP4071723B2 - 電界センサおよび電界検出方法 - Google Patents

電界センサおよび電界検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、交流電界が印加されている電気光学結晶に光を入射させ、この電気光学結晶から出射された光を検出することにより交流信号を得る電界センサおよび電界検出方法に関するものである。
交流電界を検出するセンサの1例として、電気光学結晶を用いた電界センサがある(例えば特許文献1〜特許文献4参照)。
図12は、従来の電界センサの1構成例を示すブロック図である。図12の電界センサは、電気光学(Electro-Optic ;EO)結晶を備えるセンサヘッド部11と、センサヘッド部11の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部12と、センサヘッド部11と信号処理部12とを接続する光ファイバ13とからなる。
図12の電界センサでは、光源1200を出射した光ビームは、偏光ビームスプリッタ(Polarizing-Beam Splitter;PBS )1201,1204、ファラデー回転子(Faraday Rotator;FR )1202、1/2波長板(Half-Wave Plate;HWP)1203,1206、1/4波長板(Quarter-Wave Plate;QWP )1205およびレンズ1207などで構成された偏光検出系を透過した後、光ファイバ13によってセンサヘッド部11に伝送される。センサヘッド部11で空間に出射した光ビームは、レンズ1100によって平行光に変換され、EO結晶1101に入射する。光ビームはEO結晶1101の端面に形成された誘電体鏡1102で反射され、EO結晶1101内を逆行する。
被測定電界は、誘電体鏡1102を通してEO結晶1101内に進入することが可能である。EO結晶1101に被測定電界が印加されると、EO結晶1101の複屈折率が変化するため、EO結晶1101内を伝播する光は偏光変調を受ける。偏光変調された光ビームは、レンズ1100によって集光されて再び光ファイバ13に入射し、信号処理部12の偏光検出系により強度変調光に変換された後に、光検出器(Photo Detector;PD)1208,1209で検出される。差動増幅器1210は、PD1208と1209の出力電気信号を差動増幅し、電気信号測定器1211は、差動増幅器1210の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2000−171487号公報 特開2001−050908号公報 特開2003−014801号公報 特開2003−339589号公報
図12に示した従来の電界センサにおいて、センサヘッド部11と信号処理部12とは、光ファイバ13により接続されている。ここで、センサヘッド部11の変位により光ファイバ13に応力が加わると、光ファイバ13を伝播する光の偏光状態が変化する。このため、従来の電界センサでは、センサヘッド部11の変位により、EO結晶1101に入射する光の偏光状態と信号処理部12の偏光検出系に入射する光の偏光状態が変化するため、センサヘッド部11を動かすと、検出感度が低下するという問題点があった。
また、上記の問題点を解決するため、図13に示したように、PBS1104,1107、FR1105、HWP1106,1109,QWP1108およびレンズ1110,1111からなる偏光素子をセンサヘッド部11a内に集積した電界センサが提案されている。一般に、このような電界センサにおいては、センサヘッド部11aに伝播される光は直線偏光であるので、偏波保持ファイバ(PMF)14を利用することにより、応力による偏光変化を避けることが可能である。しかし、図13に示した電界センサでは、センサヘッド部11a内に複数の光学部品を配置する必要があるため、センサヘッド部11aが大きくなり、被測定電界に大きな擾乱を与えてしまうという問題点があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、センサヘッド部内のEO結晶から出射した光信号をファイバで信号処理部に伝送する構成の電界センサにおいて、センサヘッド部の変位による検出感度の低下を抑制することを目的とする。
本発明の電界センサは、電気光学結晶を備えるセンサヘッド部と、このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させる偏波保持ファイバと、前記電気光学結晶中を伝搬して前記電気光学結晶の第1面と対向する第2面から出射した光を前記信号処理部に伝送する光ファイバとを有し、前記信号処理部は、直線偏光を放射し、この直線偏光を前記偏波保持ファイバにより前記センサヘッド部へ伝送させる光源と、前記光ファイバによって伝送された光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成器と、この直線偏光生成器の出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離素子と、前記S偏光を光電変換する第1の光検出器と、前記P偏光を光電変換する第2の光検出器と、前記第1の光検出器の出力電気信号と前記第2の光検出器の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅器と、この差動増幅器の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定器とを備えるものであり、前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、前記直線偏光生成器の応答速度を、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低くしたものである。
また、本発明の電界センサは、電気光学結晶および前記電気光学結晶の入射面である第1面と対向する第2面に形成された誘電体鏡を備えるセンサヘッド部と、このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させると共に、前記電気光学結晶中を伝搬して前記誘電体鏡で反射された後に前記電気光学結晶中を入射経路と逆に伝搬して前記第1面から出射した光を前記信号処理部に伝送する偏波保持ファイバとを有し、前記信号処理部は、直線偏光を放射する光源と、入射光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成器と、前記センサヘッド部からの光を前記直線偏光生成器に伝送する光ファイバと、前記光源からの直線偏光を前記偏波保持ファイバに送出して前記センサヘッド部へ伝送させると共に、前記センサヘッド部から前記偏波保持ファイバにより伝送された光を前記光ファイバに送出して前記直線偏光生成器へ伝送させる伝搬経路切替手段と、前記直線偏光生成器の出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離素子と、前記S偏光を光電変換する第1の光検出器と、前記P偏光を光電変換する第2の光検出器と、前記第1の光検出器の出力電気信号と前記第2の光検出器の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅器と、この差動増幅器の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定器とを備えるものであり、前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、前記直線偏光生成器の応答速度は、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低くしたものである。
また、本発明の電界センサの1構成例において、前記信号処理部は、さらに、前記直線偏光生成器と前記偏光分離素子との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板を備えるものであり、前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光またはS偏光となるように設定され、前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して略45度の角度をなし、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されるものである。
また、本発明の電界センサの1構成例において、前記信号処理部は、さらに、前記直線偏光生成器と前記偏光分離素子との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板を備えるものであり、前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光の成分とS偏光の成分とを1体1の割合で含むように設定され、前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して平行で、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されるものである。
また、本発明の電界センサの1構成例において、前記信号処理部は、さらに、前記直線偏光生成器と前記偏光分離素子との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板と、入射光の独立な直線偏光成分に位相差180度を与える1/2波長板とを備えるものであり、前記1/4波長板と前記1/2波長板のスロー軸およびファスト軸の角度は可変である。
また、本発明の電界センサの1構成例において、前記伝搬経路切替手段は、サーキュレータである。
また、本発明の電界センサの1構成例において、前記伝搬経路切替手段は、カプラである。
また、本発明の電界センサの1構成例において、前記伝搬経路切替手段は、ビームスプリッタである。
また、本発明の電界センサの1構成例は、前記電気光学結晶の第1面および第2面と異なる第3面に金属プローブが取り付けられたものである。
また、本発明の電界センサの1構成例は、前記誘電体鏡の表面に金属プローブが取り付けられたものである。
また、本発明は、電気光学結晶を備えるセンサヘッド部と、このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させる偏波保持ファイバと、前記電気光学結晶中を伝搬して前記電気光学結晶の第1面と対向する第2面から出射した光を前記信号処理部に伝送する光ファイバとを有する電界センサを用いて被測定電界を検出する電界検出方法であって、前記信号処理部の光源から出射した直線偏光を前記偏波保持ファイバにより前記センサヘッド部へ伝送させると共に、前記電気光学結晶の第2面から出射した光を前記光ファイバにより前記信号処理部へ伝送させる伝送手順と、前記信号処理部の直線偏光生成器により、前記光ファイバによって伝送された光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成手順と、この直線偏光生成手順によって得られた出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離手順と、前記S偏光を光電変換する第1の光検出手順と、前記P偏光を光電変換する第2の光検出手順と、前記第1の光検出手順の出力電気信号と前記第2の光検出手順の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅手順と、この差動増幅手順の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定手順とを備え、前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、前記直線偏光生成器の応答速度が、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低くなるようにしたものである。
また、本発明は、電気光学結晶および前記電気光学結晶の入射面である第1面と対向する第2面に形成された誘電体鏡を備えるセンサヘッド部と、このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させると共に、前記電気光学結晶中を伝搬して前記誘電体鏡で反射された後に前記電気光学結晶中を入射経路と逆に伝搬して前記第1面から出射した光を前記信号処理部に伝送する偏波保持ファイバとを有する電界センサを用いて被測定電界を検出する電界検出方法であって、前記信号処理部の光源から出射した直線偏光を前記偏波保持ファイバに送出して前記センサヘッド部へ伝送させると共に、前記センサヘッド部から前記偏波保持ファイバにより伝送された光を光ファイバに送出する伝搬経路切替手順と、前記信号処理部の直線偏光生成器により、前記光ファイバによって伝送された光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成手順と、この直線偏光生成手順によって得られた出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離手順と、前記S偏光を光電変換する第1の光検出手順と、前記P偏光を光電変換する第2の光検出手順と、前記第1の光検出手順の出力電気信号と前記第2の光検出手順の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅手順と、この差動増幅手順の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定手順とを備え、前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、前記直線偏光生成器の応答速度が、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低くなるようにしたものである。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記直線偏光生成手順と前記偏光分離手順との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板によって前記直線偏光生成手順の出力光の偏光状態を調整する調整手順を備え、前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光またはS偏光となるように設定され、前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して略45度の角度をなし、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されるものである。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記直線偏光生成手順と前記偏光分離手順との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板によって前記直線偏光生成手順の出力光の偏光状態を調整する調整手順を備え、前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光の成分とS偏光の成分とを1体1の割合で含むように設定され、前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して平行で、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されるものである。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記直線偏光生成手順と前記偏光分離手順との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板と、入射光の独立な直線偏光成分に位相差180度を与える1/2波長板とによって前記直線偏光生成手順の出力光の偏光状態を調整する調整手順を備え、前記1/4波長板と前記1/2波長板のスロー軸およびファスト軸の角度は可変である。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記伝搬経路切替手順にサーキュレータを用いるようにしたものである。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記伝搬経路切替手順にカプラを用いるようにしたものである。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記伝搬経路切替手順にビームスプリッタを用いるようにしたものである。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記電気光学結晶の第1面および第2面と異なる第3面に金属プローブを取り付けるようにしたものである。
また、本発明の電界検出方法の1構成例は、前記誘電体鏡の表面に金属プローブを取り付けるようにしたものである。
本発明によれば、光源から出射した直線偏光を偏波保持ファイバによってセンサヘッド部の電気光学結晶まで伝送しているため、常に一定の偏光状態にある光を電気光学結晶に入射させることが可能である。さらに、電気光学結晶で偏光変調された光を光ファイバによって信号処理部に伝送するが、この光ファイバによって伝送された光を被測定電界の周波数の下限値よりも低い応答速度の直線偏光生成器によって直線偏光に変換することにより、光ファイバで伝送する際に偏光変調光に生じたランダムな偏光変化を自動的に補償することができる。したがって、センサヘッド部を動かすことにより光ファイバにかかる応力が変化して偏光変調光にランダムな偏光変化が加わったり、あるいは光ファイバの温度が変化して偏光変調光にランダムな偏光変化が加わったりしても、電界センサの検出感度の変化を抑制することが可能である。
また、伝搬経路切替手段を設けることにより、光源からの直線偏光とセンサヘッド部からの偏光変調光とを分離することができ、1本の偏波保持ファイバでセンサヘッド部と信号処理部とを接続することができる。
また、直線偏光生成器と偏光分離素子との間に1/4波長板を設け、直線偏光生成器を、被測定電界が印加されていない状態において出力光がP偏光またはS偏光となるように設定し、1/4波長板を、被測定電界が印加されていない状態においてスロー軸またはファスト軸が直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して略45度の角度をなし、かつスロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定することにより、偏光分離素子に入射する偏光変調光の偏光状態を、この偏光変調光がP偏光とS偏光に効率良く分離される状態にすることができ、電界センサの検出感度を最大にすることができる。
また、直線偏光生成器と偏光分離素子との間に1/4波長板を設け、直線偏光生成器を、被測定電界が印加されていない状態において出力光がP偏光の成分とS偏光の成分とを1体1の割合で含むように設定し、1/4波長板を、被測定電界が印加されていない状態においてスロー軸またはファスト軸が直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して平行で、かつスロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定することにより、偏光分離素子に入射する偏光変調光の偏光状態を、この偏光変調光がP偏光とS偏光に効率良く分離される状態にすることができ、電界センサの検出感度を最大にすることができる。
また、直線偏光生成器と偏光分離素子との間に、1/4波長板と1/2波長板とを設け、1/4波長板と1/2波長板のスロー軸およびファスト軸の角度を可変とすることにより、被測定電界が印加されていない状態において直線偏光生成器が生成する直線偏光の偏波面がx軸と任意の角度をなしている場合においても、偏光分離素子に入射する偏光変調光の偏光状態を、この偏光変調光がP偏光とS偏光に効率良く分離される状態にすることができ、電界センサの検出感度を最大にすることができる。
また、電気光学結晶の第1面および第2面と異なる第3面に金属プローブを取り付けるか、あるいは誘電体鏡の表面に金属プローブを取り付けることにより、電子デバイス中を流れる電気信号を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図である。図1の電界センサは、電気光学結晶(以下、EO結晶とする)101を備えるセンサヘッド部1と、センサヘッド部1の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部2と、信号処理部2からの光をセンサヘッド部1に伝送する偏波保持ファイバ(Polarization-maintaining fiber、以下、PMFと略する)3と、センサヘッド部1からの光を信号処理部2に伝送する光ファイバ4とからなる。
センサヘッド部1は、PMF3から出射した光ビームを平行光に変換してEO結晶101の第1面に入射させるレンズ100と、EO結晶101と、EO結晶101中を伝搬してEO結晶101の第1面と対向する第2面から出射した光を集光して光ファイバ4に入射させるレンズ102とを有する。
信号処理部2は、直線偏光を放射する光源200と、光ファイバ4によって伝送された光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成器201と、直線偏光生成器201の出力光の偏光状態を調整する1/4波長板(Quarter-Wave Plate、以下、QWPと略する)202と、QWP202を通過した光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離素子となる偏光ビームスプリッタ(Polarizing-Beam Splitter、以下、PBSと略する)203と、PBS203の2つの光出力を光電変換する光検出器(Photodetector 、以下、PDと略する)204,205と、PD204と205の出力電気信号を差動増幅する差動増幅器206と、差動増幅器206の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定器207とを有する。
PMF3のスロー(slow)軸またはファスト(fast)軸と偏波面が一致した直線偏光ビームは、PMF3に多少の応力が加わったとしても、偏光状態が保たれたまま伝播する。これにより、光源200を出射した直線偏光ビームは、PMF3によって直線偏光のままセンサヘッド部1に伝送され、センサヘッド部1内のレンズ100によって平行光に変換され、EO結晶101に入射する。
図2に、EO結晶101の電気的主軸α,βとEO結晶101に入射する直線偏光の偏波面との関係を示す。ただし、本明細書を通して、x−y−z系は右手系であり、光の進行方向(右手の親指と人差指と中指とを互いに直角にしたときの人差指の方向であり、図2では紙面の向こう側からこちら側への方向)をz軸、鉛直上向き(親指の方向)をy軸、水平方向(中指の方向)をx軸とする。図2に示したように、EO結晶101に入射する直線偏光の偏波面は、EO結晶101の電気的主軸αまたはβのいずれかに対して略45度の角度に保たれている必要がある。直線偏光の偏波面とEO結晶101の電気的主軸との角度が略45度からずれると、電界センサの検出感度が低下する。
EO結晶101に被測定電界が印加されると、EO結晶101の複屈折率が変化する。このため、EO結晶101内を伝播する直線偏光は、被測定電界の強度に応じて偏光変調される。EO結晶101内で偏光変調された光は、レンズ102によって集光され、光ファイバ4に結合される。光ファイバ4は、必ずしもPMFである必要はなく、通常のシングルモードファイバ(Single-mode fiber;SMF)やマルチモードファイバ(Multi-mode fiber;MMF )でも良い。
そして、偏光変調光は、光ファイバ4によって信号処理部2の直線偏光生成器201へ伝送される。このとき、偏光変調光の偏光状態は、光ファイバ4内を伝搬するにつれて、光ファイバ4の温度変化や光ファイバ4に加わる応力によりランダムに変化する。直線偏光生成器201は、波長板などによって、任意の偏光状態の光を、x軸に対して使用者が予め設定した任意の角度の偏波面を有する直線偏光に変換して出力するものである。また、直線偏光生成器201の応答速度は遅く、入力する光の偏光状態がゆっくり変化した場合には、常に直線偏光を出力し続けるが、入射する光の偏光状態が高速に変化した場合には、直線偏光を出力し続けることはない。
したがって、直線偏光生成器201は、光ファイバ4に加わった応力や光ファイバ4の温度変化に起因する、入射光のゆっくりとした偏光変化に対しては追従するが、被測定電界に起因する、入射光の高い周波数成分の偏光変化に対しては追従しない。直線偏光生成器201の応答周波数の上限は、被測定電界が有する周波数成分の下限値よりも低いことが必要である。通常は、直線偏光生成器201の応答周波数の上限は、1kHz程度が適当である。
図1に示したように、直線偏光生成器201を透過した偏光変調光は、QWP202を通過した後で、PBS203によってS偏光とP偏光に分離される。PBS203で反射する直線偏光成分をS偏光と呼び、PBS203を透過する直線偏光成分をP偏光と呼ぶ。S偏光とP偏光を分離する面は任意であるが、一般にx−z面内に分離することが多いので、本実施の形態でもx−z面内に分離するものとして説明を進める。この場合、S偏光の偏波面はy軸に平行であり、P偏光の偏波面はx軸に平行となる。
本実施の形態では、被測定電界の無入力時に直線偏光生成器201が生成する直線偏光がS偏光またはP偏光になるように、直線偏光生成器201が設定されており、かつQWP202のスロー(slow)軸またはファスト(fast)軸はx軸と45度の角度をなすように設定されている。
このような場合において、QWP202を通過する前の偏光変調光の偏光状態を図3(a)〜図3(c)に示し、QWP202を通過した後の偏光変調光の偏光状態を図3(d)〜図3(f)に示す。ただし、図3では、例として、被測定電界の無入力時に直線偏光生成器201が生成する直線偏光をS偏光とし、QWP202のスロー軸がx軸と45度の角度をなすものとした。また、図3(f)は、時刻tの関数として被測定電界A(t)を表したものであり、A(t0 )=0、A(t1 )>0、A(t2 )<0であることを表している。
図3(a)に示すように、A(t0 )=0のときには、直線偏光生成器201を出射した直後の偏光変調光はS偏光であり、QWP202を通過すると、図3(d)に示すように右回り円偏光に変換される。一方、A(t1 )>0のときには、直線偏光生成器201を出射した直後の偏光変調光は図3(b)に示すようにy軸を長軸とした左回り楕円偏光であり、QWP202を通過すると、図3(e)に示すようにx軸を長軸とした右回り楕円偏光に変換される。そして、A(t2 )<0のときには、直線偏光生成器201を出射した直後の偏光変調光は図3(c)に示すようにy軸を長軸とした右回り楕円偏光であり、QWP202を通過すると、図3(f)に示すようにy軸を長軸とした右回り楕円偏光に変換される。
PBS203は、入射した偏光変調光をP偏光とS偏光に分離することにより、偏光変調光を被測定電界の振幅に応じて互いに逆相に変化する2つの強度変調光に変換する。PBS203によって分離されたS偏光、P偏光は、それぞれPD204,205によって光電変換される。差動増幅器206は、PD204,205の出力電気信号の差を求める。
S偏光、P偏光の偏波面がそれぞれy軸、x軸に平行であることを考慮すると、PD204,205の出力電気信号V1(t),V2(t)は、それぞれ図4(a)、図4(b)に示したとおりになる。ただし、図4(a)、図4(b)において、電気信号の振幅を表す縦軸は規格化されており、PBS203に円偏光が入射したときにPD204,205が出力する電気信号V1(t),V2(t)の電圧を0.5とした。図1に示した差動増幅器206は、ΔV(t)≡V1(t)−V2(t)を出力するので、差動増幅器206の出力電気信号ΔV(t)は、図4(c)のようになる。また、図4(d)に、被測定電界A(t)の波形を示す。
差動増幅器206の出力電気信号ΔV(t)は、被測定電界A(t)に比例した信号であるので、この出力電気信号ΔV(t)を検出することは、被測定電界A(t)を検出することと等価である。したがって、電気信号ΔV(t)から抽出したい情報に応じて、適当な電気信号測定器207により電気信号ΔV(t)を検出すればよい。電気信号測定器207としては、用途に応じて、スペクトラムアナライザ、オシロスコープ、ロックインアンプなどを使い分ければよい。被測定電界A(t)の振幅に関する情報のみを得るのであれば、スペクトラムアナライザが便利である。被測定電界A(t)の振幅だけでなく位相の情報も得る必要があるのであれば、オシロスコープやロックインアンプを使うのが便利である。
本実施の形態によれば、光源200から出射した直線偏光をPMF3によってセンサヘッド部1のEO結晶101まで伝送しているため、常に一定の偏光状態にある光をEO結晶101に入射させることが可能である。さらに、EO結晶101で偏光変調された光を光ファイバ4によって信号処理部2に伝送するが、この光ファイバ4によって伝送された光を被測定電界の周波数の下限値よりも低い応答速度の直線偏光生成器201によって直線偏光に変換することにより、光ファイバ4で伝送する際に偏光変調光に生じたランダムな偏光変化を自動的に補償することができる。
また、被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が直線偏光生成器201の出力光の偏波面に対して略45度の角度をなし、かつスロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように、QWP202を設定することにより、PBS203に入射する偏光変調光の偏光状態を、この偏光変調光がP偏光とS偏光に効率良く分離される状態にすることができ、電界センサの検出感度を最大にすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態においても、電界センサの構成は図1に示した第1の実施の形態の構成と同じなので、図1の符号を用いて説明する。本実施の形態では、被測定電界の無入力時に直線偏光生成器201が生成する直線偏光の偏波面がx軸と45度の角度をなすように設定されており、かつQWP202のスロー軸またはファスト軸がx軸と45度の角度をなすように設定されている点で、第1の実施の形態と異なる。
図3と同様に、本実施の形態においてQWP202を通過する前の偏光変調光の偏光状態を図5(a)〜図5(c)に示し、QWP202を通過した後の偏光変調光の偏光状態を図5(d)〜図5(f)に示す。図3(f)と同様に、図5(f)は時刻tの関数として被測定電界A(t)を表したものである。
A(t0 )=0のときには、QWP202を通過する前後の偏光変調光は、図5(a)、図5(d)に示すように偏波面がx軸と45度の角度をなす直線偏光である。一方、A(t1 )>0のときには、直線偏光生成器201を出射した直後の偏光変調光は図5(b)に示すようにQWP202のスロー軸を長軸とした左回り楕円偏光であり、QWP202を通過すると、図5(e)に示すように直線偏光に変換される。そして、A(t2 )<0のときには、直線偏光生成器201を出射した直後の偏光変調光は図5(c)に示すようにQWP202のスロー軸を長軸とした右回り楕円偏光であり、QWP202を通過すると、図5(f)に示すように直線偏光に変換される。
その結果、PD204,205の出力電気信号V1(t),V2(t)、差動増幅器206の出力電気信号ΔV(t)は、それぞれ図6(a)、図6(b)、図6(c)のようになる。図4(d)と同様に、図6(d)に被測定電界A(t)の波形を示す。第1の実施の形態と同様に、電気信号測定器207によって差動増幅器206の出力電気信号ΔV(t)を検出することにより、被測定電界A(t)を検出することができる。
本実施の形態によれば、被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が直線偏光生成器201の出力光の偏波面に対して平行で、かつスロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように、QWP202を設定することにより、電界センサの検出感度を最大にすることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。図7の電界センサは、センサヘッド部1と、信号処理部2aと、PMF3と、光ファイバ4とからなる。本実施の形態の信号処理部2aにおいては、直線偏光生成器201とQWP202との間に、1/2波長板(Half-Wave Plate 、以下、HWPと略する)208を挿入している。
本実施の形態は、被測定電界の無入力時に直線偏光生成器201が生成する直線偏光の偏波面がx軸と任意の角度を有している場合に有効である。何故ならば、HWP208のスロー軸またはファスト軸とx軸がなす角度を調整することにより、HWP208に入射する光の偏光状態を、光の進行方向に垂直な面内で任意に回転させるという機能をHWP208が有するからである。
したがって、QWP202の角度に応じてHWP208の角度を適当に調整することにより、被測定電界の無入力時に直線偏光生成器201が生成する直線偏光の偏波面がx軸と任意の角度をなしている場合においても、PBS203に入射する偏光変調光の偏光状態を図3(d)〜図3(f)に示した状態または図5(d)〜図5(f)に示した状態に持ち込むことが可能になり、電界センサの検出感度を最大にすることができる。なお、図7の例では、直線偏光生成器201を出射した光はHWP208を通過した後にQWP202に入射するようになっているが、HWP208とQWP202の配置順を入れ替えてもよい。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図8は、本発明の第4の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。図8の電界センサは、センサヘッド部1aと、信号処理部2bと、センサヘッド部1aと信号処理部2bとを接続するPMF5とからなる。
センサヘッド部1aは、EO結晶101と、PMF5から出射した光ビームを平行光に変換してEO結晶101の第1面に入射させると共に、EO結晶101の第1面から出射した光を集光してPMF5に入射させるレンズ103と、EO結晶101の第1面と対向する第2面に形成された誘電体鏡104とを有する。
信号処理部2bは、光源200と、直線偏光生成器201と、QWP202と、PBS203と、PD204,205と、差動増幅器206と、電気信号測定器207と、光源200から出射した直線偏光ビームを伝送するPMF209と、PMF5からの光とPMF209からの光とを分離する伝搬経路切替手段となるサーキュレータ210と、サーキュレータ210から出射した光を直線偏光生成器201に導く光ファイバ211とを有する。
光源200を出射した直線偏光ビームは、PMF209によってサーキュレータ210に伝送され、サーキュレータ210を透過後、PMF5によってセンサヘッド部1aに伝送される。サーキュレータ210は、端子P1に入射した光ビームを端子P2から出力し、端子P2に入射した光ビームを端子P3から出力する機能を有するデバイスである。また、このサーキュレータ210は、入力された直線偏光ビームの偏光状態を変えずに出力するものである。
センサヘッド部1aに到達した直線偏光は、レンズ103によって平行光に変換され、図2に示した関係を保ってEO結晶101に入射する。EO結晶101の一端には、誘電体鏡104が形成されている。この誘電体鏡104は、光を反射し、かつ被測定電界を透過させる性質を有する。したがって、EO結晶101内で被測定電界によって偏光変調された光は、誘電体鏡104で反射された後、EO結晶101内を逆方向に伝搬して、レンズ103によって集光され、再びPMF5に入射する。
PMF5からサーキュレータ210の端子P2に入射した偏光変調光は、端子P3に出力され、光ファイバ211によって直線偏光生成器201に伝送される。サーキュレータ210と直線偏光生成器201とを結ぶ光ファイバ211は、必ずしもPMFである必要はなく、通常のSMFやMMFでも良い。
直線偏光生成器201、QWP202、PBS203、PD204,205、差動増幅器206および電気信号測定器207の動作は第1の実施の形態と同じである。こうして、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図9は、本発明の第5の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図であり、図1、図8と同一の構成には同一の符号を付してある。図9の電界センサは、センサヘッド部1aと、信号処理部2cと、PMF5とからなる。
本実施の形態では、第4の実施の形態におけるサーキュレータ210の代わりに、伝搬経路切替手段としてカプラ212を用いる。図9に示したカプラ212は、端子P1に入射した光の一部を端子P2から出射し、端子P2に入射した光を端子P3と端子P1とに分割して出射するデバイスである。
したがって、端子P2に入射した偏光変調光は、端子P3から出射して光ファイバ211により直線偏光生成器201に伝送されるとともに、端子P1から出射して光源200に再入射し、光源200の動作を不安定にさせる恐れがある。そこで、光源200の方向から入射する光を透過させ、カプラ212の方向から入射する光を遮断するアイソレータ213を、光源200とカプラ212との間に挿入している。これにより、カプラ212から出射した光が光源200に再入射して光源200の動作が不安定になることを回避することができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。図10は、本発明の第6の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図であり、図1、図8、図9と同一の構成には同一の符号を付してある。図10の電界センサは、センサヘッド部1aと、信号処理部2dと、PMF5とからなる。
信号処理部2dは、光源200と、直線偏光生成器201と、QWP202と、PBS203と、PD204,205と、差動増幅器206と、電気信号測定器207と、光源200の方向から入射する光を透過させ、後述するビームスプリッタの方向から入射する光を遮断するアイソレータ214と、伝搬経路切替手段となるビームスプリッタ(Beam Splitter 、以下、BSと略する)215と、BS215を出射した光を集光してPMF5に入射させるレンズ216と、BS215で反射した光を吸収する吸収体217とを有する。
本実施の形態の構成は、信号処理部2dにおける光の伝送に光ファイバを用いていない点を除けば、第4の実施の形態または第5の実施の形態と同じである。光源200からは、直線偏光が空間に放射され、アイソレータ214を経由して、その一部はBS215を透過し、一部は反射する。このとき、BS215で反射された光は不要であるので、吸収体217を使って再び測定系に戻らないようにする。
BS215を透過した直線偏光は、レンズ216によってPMF5に結合され、センサヘッド部1aに伝送される。EO結晶101中で被測定電界によって偏光変調された光は、再びPMF5によって信号処理部2dに伝送され、BS215に入射する。BS215を透過した偏光変調光は、アイソレータ214で遮断されるので、光源200に戻ることはない。BS215で反射した偏光変調光は、直線偏光生成器201に入射する。直線偏光生成器201、QWP202、PBS203、PD204,205、差動増幅器206および電気信号測定器207の動作は第1の実施の形態と同じである。こうして、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。図11(a)、図11(b)は、本発明の第7の実施の形態となる電界センサのセンサヘッド部の構成例を示すブロック図である。第1の実施の形態〜第6の実施の形態の電界センサは、空間を伝播する電磁波を検出したり、電子デバイス近傍の電界を非接触に検出したりするためのものであるが、本実施の形態の電界センサは、金属プローブを電子デバイスに接触させることにより、電子デバイス中を流れる電気信号を検出するものである。
図11(a)は、図1、図7のセンサヘッド部1の変形例を示し、図11(b)は、図8〜図10のセンサヘッド部1aの変形例を示している。すなわち、センサヘッド部1のEO結晶101の第1面および第2面と異なる第3面(図1では左側面)には金属プローブ6が接着され(図11(a))、同様に、センサヘッド部1aの誘電体鏡104の表面には、金属プローブ6が接着されている。
金属プローブ6を電子デバイス等の被測定物に接触させると、金属プローブ6の電位は被測定物の接触部位の電位と等しくなる。したがって、金属プローブ6からは、被測定物中の電気信号に応じて電界が発生する。このとき、金属プローブ6と接触しているEO結晶中101(図11(b)の場合には誘電体鏡104を介して金属プローブ6と接触しているEO結晶101)にも電界が発生するので、EO結晶101に入射した光を偏光変調することが可能になる。これにより、本実施の形態では、電子デバイス中を流れる電気信号を検出することができる。
本発明の電界センサは、空間を伝搬する電磁波の検出や電子デバイス近傍の電界の検出、あるいは電子デバイス中を流れる電気信号の検出に適している。
本発明の第1の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において電気光学結晶に入射する直線偏光の偏波面と電気光学結晶の電気的主軸との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において1/4波長板を通過する前後の偏光変調光の偏光状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における光検出器および差動増幅器の出力電気信号を示す波形図である。 本発明の第2の実施の形態において1/4波長板を通過する前後の偏光変調光の偏光状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における光検出器および差動増幅器の出力電気信号を示す波形図である。 本発明の第3の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態となる電界センサの構成例を示すブロック図である。 本発明の第7の実施の形態となる電界センサのセンサヘッド部の構成例を示すブロック図である。 従来の電界センサの1構成例を示すブロック図である。 従来の電界センサの他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1、1a…センサヘッド部、2、2a、2b、2c、2d…信号処理部、3、5…偏波保持ファイバ、4…光ファイバ、6…金属プローブ、100、102、103…レンズ、101…EO結晶、104…誘電体鏡、200…光源、201…直線偏光生成器、202…1/4波長板、203…偏光ビームスプリッタ、204、205…光検出器、206…差動増幅器、207…電気信号測定器、208…1/2波長板、209…偏波保持ファイバ、210…サーキュレータ、211…光ファイバ、212…カプラ、213…アイソレータ、214…アイソレータ、215…ビームスプリッタ、216…レンズ、217…吸収体。

Claims (20)

  1. 電気光学結晶を備えるセンサヘッド部と、
    このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、
    この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させる偏波保持ファイバと、
    前記電気光学結晶中を伝搬して前記電気光学結晶の第1面と対向する第2面から出射した光を前記信号処理部に伝送する光ファイバとを有し、
    前記信号処理部は、
    直線偏光を放射し、この直線偏光を前記偏波保持ファイバにより前記センサヘッド部へ伝送させる光源と、
    前記光ファイバによって伝送された光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成器と、
    この直線偏光生成器の出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離素子と、
    前記S偏光を光電変換する第1の光検出器と、
    前記P偏光を光電変換する第2の光検出器と、
    前記第1の光検出器の出力電気信号と前記第2の光検出器の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅器と、
    この差動増幅器の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定器とを備えるものであり、
    前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、
    前記直線偏光生成器の応答速度は、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低いことを特徴とする電界センサ。
  2. 電気光学結晶および前記電気光学結晶の入射面である第1面と対向する第2面に形成された誘電体鏡を備えるセンサヘッド部と、
    このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、
    この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させると共に、前記電気光学結晶中を伝搬して前記誘電体鏡で反射された後に前記電気光学結晶中を入射経路と逆に伝搬して前記第1面から出射した光を前記信号処理部に伝送する偏波保持ファイバとを有し、
    前記信号処理部は、
    直線偏光を放射する光源と、
    入射光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成器と、
    前記センサヘッド部からの光を前記直線偏光生成器に伝送する光ファイバと、
    前記光源からの直線偏光を前記偏波保持ファイバに送出して前記センサヘッド部へ伝送させると共に、前記センサヘッド部から前記偏波保持ファイバにより伝送された光を前記光ファイバに送出して前記直線偏光生成器へ伝送させる伝搬経路切替手段と、
    前記直線偏光生成器の出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離素子と、
    前記S偏光を光電変換する第1の光検出器と、
    前記P偏光を光電変換する第2の光検出器と、
    前記第1の光検出器の出力電気信号と前記第2の光検出器の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅器と、
    この差動増幅器の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定器とを備えるものであり、
    前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、
    前記直線偏光生成器の応答速度は、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低いことを特徴とする電界センサ。
  3. 請求項1または2記載の電界センサにおいて、
    前記信号処理部は、さらに、前記直線偏光生成器と前記偏光分離素子との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板を備えるものであり、
    前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光またはS偏光となるように設定され、
    前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して略45度の角度をなし、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されていることを特徴とする電界センサ。
  4. 請求項1または2記載の電界センサにおいて、
    前記信号処理部は、さらに、前記直線偏光生成器と前記偏光分離素子との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板を備えるものであり、
    前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光の成分とS偏光の成分とを1体1の割合で含むように設定され、
    前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して平行で、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されていることを特徴とする電界センサ。
  5. 請求項1または2記載の電界センサにおいて、
    前記信号処理部は、さらに、前記直線偏光生成器と前記偏光分離素子との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板と、入射光の独立な直線偏光成分に位相差180度を与える1/2波長板とを備えるものであり、
    前記1/4波長板と前記1/2波長板のスロー軸およびファスト軸の角度は可変であることを特徴とする電界センサ。
  6. 請求項2記載の電界センサにおいて、
    前記伝搬経路切替手段は、サーキュレータであることを特徴とする電界センサ。
  7. 請求項2記載の電界センサにおいて、
    前記伝搬経路切替手段は、カプラであることを特徴とする電界センサ。
  8. 請求項2記載の電界センサにおいて、
    前記伝搬経路切替手段は、ビームスプリッタであることを特徴とする電界センサ。
  9. 請求項1記載の電界センサにおいて、
    前記電気光学結晶の第1面および第2面と異なる第3面に金属プローブが取り付けられていることを特徴とする電界センサ。
  10. 請求項2記載の電界センサにおいて、
    前記誘電体鏡の表面に金属プローブが取り付けられていることを特徴とする電界センサ。
  11. 電気光学結晶を備えるセンサヘッド部と、このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させる偏波保持ファイバと、前記電気光学結晶中を伝搬して前記電気光学結晶の第1面と対向する第2面から出射した光を前記信号処理部に伝送する光ファイバとを有する電界センサを用いて被測定電界を検出する電界検出方法であって、
    前記信号処理部の光源から出射した直線偏光を前記偏波保持ファイバにより前記センサヘッド部へ伝送させると共に、前記電気光学結晶の第2面から出射した光を前記光ファイバにより前記信号処理部へ伝送させる伝送手順と、
    前記信号処理部の直線偏光生成器により、前記光ファイバによって伝送された光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成手順と、
    この直線偏光生成手順によって得られた出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離手順と、
    前記S偏光を光電変換する第1の光検出手順と、
    前記P偏光を光電変換する第2の光検出手順と、
    前記第1の光検出手順の出力電気信号と前記第2の光検出手順の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅手順と、
    この差動増幅手順の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定手順とを備え、
    前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、
    前記直線偏光生成器の応答速度は、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低いことを特徴とする電界検出方法。
  12. 電気光学結晶および前記電気光学結晶の入射面である第1面と対向する第2面に形成された誘電体鏡を備えるセンサヘッド部と、このセンサヘッド部の出力に基づいて被測定電界を検出する信号処理部と、この信号処理部からの光を前記センサヘッド部に伝送して前記電気光学結晶の第1面に入射させると共に、前記電気光学結晶中を伝搬して前記誘電体鏡で反射された後に前記電気光学結晶中を入射経路と逆に伝搬して前記第1面から出射した光を前記信号処理部に伝送する偏波保持ファイバとを有する電界センサを用いて被測定電界を検出する電界検出方法であって、
    前記信号処理部の光源から出射した直線偏光を前記偏波保持ファイバに送出して前記センサヘッド部へ伝送させると共に、前記センサヘッド部から前記偏波保持ファイバにより伝送された光を光ファイバに送出する伝搬経路切替手順と、
    前記信号処理部の直線偏光生成器により、前記光ファイバによって伝送された光を予め設定された角度の偏波面を有する直線偏光に変換する直線偏光生成手順と、
    この直線偏光生成手順によって得られた出力光をS偏光とP偏光に分離する偏光分離手順と、
    前記S偏光を光電変換する第1の光検出手順と、
    前記P偏光を光電変換する第2の光検出手順と、
    前記第1の光検出手順の出力電気信号と前記第2の光検出手順の出力電気信号とを差動増幅する差動増幅手順と、
    この差動増幅手順の出力電気信号に基づいて被測定電界を検出する電気信号測定手順とを備え、
    前記電気光学結晶の第1面に入射する直線偏光の偏波面の角度は、前記電気光学結晶の2つの電気的主軸のうちいずれかの軸に対して略45度をなし、
    前記直線偏光生成器の応答速度は、前記被測定電界の周波数の下限値よりも低いことを特徴とする電界検出方法。
  13. 請求項11または12記載の電界検出方法において、
    前記直線偏光生成手順と前記偏光分離手順との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板によって前記直線偏光生成手順の出力光の偏光状態を調整する調整手順を備え、
    前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光またはS偏光となるように設定され、
    前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して略45度の角度をなし、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されていることを特徴とする電界検出方法。
  14. 請求項11または12記載の電界検出方法において、
    前記直線偏光生成手順と前記偏光分離手順との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板によって前記直線偏光生成手順の出力光の偏光状態を調整する調整手順を備え、
    前記直線偏光生成器は、前記被測定電界が印加されていない状態において、出力光がP偏光の成分とS偏光の成分とを1体1の割合で含むように設定され、
    前記1/4波長板は、前記被測定電界が印加されていない状態において、スロー軸またはファスト軸が前記直線偏光生成器の出力光の偏波面に対して平行で、かつ前記スロー軸またはファスト軸が光の進行方向に対して垂直となるように設定されていることを特徴とする電界検出方法。
  15. 請求項11または12記載の電界検出方法において、
    前記直線偏光生成手順と前記偏光分離手順との間に、入射光の独立な直線偏光成分に位相差90度を与える1/4波長板と、入射光の独立な直線偏光成分に位相差180度を与える1/2波長板とによって前記直線偏光生成手順の出力光の偏光状態を調整する調整手順を備え、
    前記1/4波長板と前記1/2波長板のスロー軸およびファスト軸の角度は可変であることを特徴とする電界検出方法。
  16. 請求項12記載の電界検出方法において、
    前記伝搬経路切替手順にサーキュレータを用いることを特徴とする電界検出方法。
  17. 請求項12記載の電界検出方法において、
    前記伝搬経路切替手順にカプラを用いることを特徴とする電界検出方法。
  18. 請求項12記載の電界検出方法において、
    前記伝搬経路切替手順にビームスプリッタを用いることを特徴とする電界検出方法。
  19. 請求項11記載の電界検出方法において、
    前記電気光学結晶の第1面および第2面と異なる第3面に金属プローブを取り付けることを特徴とする電界検出方法。
  20. 請求項12記載の電界検出方法において、
    前記誘電体鏡の表面に金属プローブを取り付けることを特徴とする電界検出方法。
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