JP5628451B1 - 多層回路基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】アライメント精度を向上させ、回路層の配線密度を増やし、導電性ビアと底層のボンディングパッドの設計を小型化することのできる多層回路基板の製造方法を提供する。【解決手段】多層回路基板の製造方法は、以下のステップを含む。まず、互いに向かい合う2つの表面およびそれらの間に接続されたビアを含む基板を提供する。次に、ビアをアライメントターゲットとして使用して、各表面にパターン化回路層を形成する。各パターン化回路層は、同心円状パターンを含む。次に、各表面に第1積層を形成する。そして、同心円状パターンの中心から第1番目の同心円が第1積層および基板に正投影された領域を貫通する第1スルーホールを形成する。次に、各第1積層の上に第2積層を形成する。そして、同心円状パターンの中心から第2番目の同心円が第1積層、第2積層および基板に正投影された領域を貫通する第2スルーホールを形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、回路基板の製造方法に関するものであり、特に、多層回路基板の製造方法に関するものである。
電子製品の集積度(integration)が高くなると、高集積度の電子製品に適用される回路基板の回路層も単層、2層から6層、8層、あるいは10層以上に増え、プリント回路基板により多くの電子素子を設置することができる。一般的に、最もよくいられる回路基板の製造プロセスは、ラミネーション法(lamination process)である。ラミネーション法で回路基板を製造する時は、各回路層と絶縁層の間のアラインメント精度(alignment accuracy)を適切に制御する必要がある。そのため、回路基板の製造プロセスでは、通常、フォトリソグラフィー法(photolithography process)を用いて、前の積層の中に複数のアライメントターゲット(alignment target)を形成する。そして、別の層を追加した後、X線を使用して前の層のアライメントターゲットを見つけ、ミリング法(milling process)を行って、後のプロセスのアライメントターゲットを形成する。
しかしながら、前の積層は、アライメントターゲットがフォトリソグラフィー法で形成されているため、プロセス自体がエラーを生じさせる。X線を使用するミリング法を行った時、ミリング法のエラーも追加して発生する。そのため、各層のアライメントターゲットによって生じるアライメントエラーが連続して蓄積する。回路基板の回路層の数が増えると、蓄積したアライメントターゲットのエラーも増えるため、中間層のアライメント精度のずれが大きくなりすぎて、導電性ビアと底層ボンディングパッドの設計を小型化できなくなる。
本発明は、多層回路基板の中間層アライメント精度を向上させ、回路層の配線密度を増やすとともに、導電性ビアと底層のボンディングパッドの設計を小型化し、さらに、片側のアライメント精度が50μmよりも小さいパターン設計を達成することのできる多層回路基板の製造方法を提供する。
本発明の多層回路基板の製造方法は、以下のステップを含む。まず、基板を提供する。基板は、互いに向かい合う表面と、表面に接続する第1ビアとを含む。そして、第1ビアをアライメントターゲットとして使用して、各表面に第1パターン化回路層を形成する。各第1パターン化回路層は、第1ビアを取り囲む第1同心円状パターンを含む。そして、各表面に第1積層を形成する。第1積層は、第1誘電体層と、第1誘電体層を覆う第1回路層とを含む。そして、第1スルーホールを形成する。第1スルーホールは、第1同心円状パターンの中心から第1番目の同心円の内径が第1積層および基板に正投影された領域を貫通する。そして、各第1積層の上に第2積層を形成する。各第2積層は、第2誘電体層と、第2誘電体層を覆う第2回路層とを含む。そして、第2スルーホールを形成する。第2スルーホールは、第1同心円状パターンの中心から第2番目の同心円の内径が第2積層、第1積層および基板に正投影された領域を貫通する。
以上のように、本発明の多層回路基板の製造方法は、基板の表面の最も内側に同心円状パターンを形成し、その後、各積層において同心円状パターンをアライメントターゲットとして使用して、対応するアライメントスルーホールを形成する。そして、各層のアライメントスルーホールを使用して、対応する積層の後続のプロセス(例えば、アライメントスルーホールをアライメントの基準として使用し、各層のパターン化回路層および導電性ビアを形成する等)を実行する。そのため、本発明の製造方法は、層間のアライメントエラーの蓄積を減らし、さらに、多層回路基板における層のずれを減らす。したがって、本発明は、多層回路基板のアライメント精度を向上させ、回路層の配線密度を増やすことができる。また、導電性ビアおよび底層のボンディングパッドの設計を小型化し、さらに、片側のアライメント精度が50μmよりも小さいパターン設計を達成することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。
図1A(a)〜(d)は、本発明の1つの実施形態に係る多層回路基板の製造方法のプロセスフローを示した概略図である。 図1B(e)〜(g)は、本発明の1つの実施形態に係る多層回路基板の製造方法のプロセスフローを示した概略図である。 本発明の1つの実施形態に係る基板および第1パターン化回路層を示した平面図である。 図1B(e)の第1同心円状パターンを示した平面図である。 図1B(g)の第1同心円状パターンを示した平面図である。 本発明の別の実施形態に係る基板および第1パターン化回路層を示した平面図である。 図6A(a)〜(b)は、本発明の別の実施形態に係る多層回路基板の製造方法の部分的プロセスフローを示した概略図である。 図6B(c)〜(d)は、本発明の別の実施形態に係る多層回路基板の製造方法の部分的プロセスフローを示した概略図である。
以下、添付の図面を例として、本発明の実施形態を詳細に説明する。各図面および関連説明において、同一または類似する構成要素には、同一の参照番号を使用する。
図1A(a)〜図1B(g)は、本発明の1つの実施形態に係る多層回路基板の製造方法のプロセスフローを示した概略図である。図2は、本発明の1つの実施形態に係る基板および第1パターン化回路層を示した平面図である。本実施形態において、多層回路基板の製造方法は、以下のステップを含む。まず、図1A(a)に示すように、基板110を提供する。基板110は、互いに向かい合う表面112および表面114と、表面112および表面114に接続される第1ビア116とを含む。そして、図1A(b)および図2を参照すると、第1ビア116をアライメントターゲットとして使用して、表面112および表面114のそれぞれに第1パターン化回路層120を形成する。本実施形態において、図2に示すように、第1ビア116の外径D1は、実質的に、0.5mm〜0.8mmの間である。言及すべきこととして、図1A(a)〜図1B(g)に示したプロセスフローの図は、図2の領域Aのプロセスフローの断面図である。図2に示すように、第1パターン化回路層120は、第1ビア116を取り囲む第1同心円状パターン122を含む。第1同心円状パターン122は、複数の同心円を含み、任意の2つの同心円の間の間隔G1は、実質的に、50μm〜100μmの間であるが、本発明はこれに限定されない。当業者であれば、製品の設計およびレイアウトに基づいて、適宜に調節することができる。
そして、図1A(c)に示すように、表面112および表面114のそれぞれに第1積層130を形成する。第1積層130は、第1誘電体層132と、第1回路層134とを含み、第1回路層134は、第1誘電体層132を覆う。そして、図1A(d)および図1B(e)を同時に参照すると、例えば、CO2レーザードリルを使用して、第1スルーホール140を形成する。図1B(e)に示すように、第1スルーホール140は、第1同心円状パターン122の中心から第1番目の同心円122aの内径が第1積層130および基板110に正投影された領域を貫通する。図3は、第1スルーホール140によって貫通した第1同心円状パターンを示した平面図である。
本実施形態において、第1パターン化回路層120および第1回路層134の材料は、銅である。銅は、紫外線領域よりも短い波長の短波長領域(<0.3μm)においてのみ高吸収率を有し、CO2レーザーの光の波長がより長く(およそ10μmよりも長い)、赤外線領域に属するため、CO2レーザーは、銅に吸収されにくく、アブレーション(ablation)により穴が生じる。そのため、銅製の同心円状パターン122をCO2レーザーの銅マスクとしてみなし、CO2レーザーの切除範囲を第1積層130および基板110に制限することができる。つまり、CO2レーザーを使用して中心から外側へドリル加工することによって、第1同心円122aの内径を境界とする第1スルーホール140をドリル加工で形成する。言及すべきこととして、CO2レーザーを使用して第1スルーホール140を形成した時、図1A(c)の第1回路層134をパターン化して、図1A(d)に示した第1開口134aを形成する必要があるため、第1開口134aは、後続のドリル加工を行う前に第1同心円状パターン122が第1誘電体層132に正投影された領域を露出する。
もちろん、本発明はこれに限定されない。本発明の別の実施形態において、直接レーザードリル加工(direct laser drilling, DLD)を使用して、第1スルーホール140を形成してもよい。直接レーザードリル加工(DLD)を使用して第1スルーホール140を形成した場合、図1A(d)に示した開口134aを形成する必要はない。その代わりに、レーザードリル加工を直接行って、第1回路層134を形成した後に第1スルーホール140を形成する。本実施形態において、第1スルーホール140は、例えば、第1積層130の外表面から基板110に向かって基板110の両側で同時にドリル加工することによって形成される。
そして、第1スルーホール140をアライメントターゲットとして使用して、第1積層130に対して後続のプロセスを行うことができる。例えば、フォトリソグラフィー法において、第1スルーホール140をアライメントターゲットとして使用して第1回路層134をパターン化し、多層回路基板の第2パターン化回路層を形成することができる。あるいは、第1スルーホール140をアライメントターゲットとして使用して、第1積層130の上に第1導電性ビアを形成することができる。
そして、図1B(f)に示すように、対応する第1積層130の上に第2積層150を形成する。各第2積層150は、第2誘電体層152と、第2回路層154とを含み、第2回路層154は、第2誘電体層152を覆う。その後、図1B(g)に示すように、第2スルーホール160を形成する。また、第2スルーホール160は、第1同心円状パターン122の中心から第2番目の同心円122bの内径が第2積層150、第1積層130および基板110に正投影された領域を貫通する。図4は、第2スルーホール160によって貫通した第1同心円状パターン122を示した平面図である。
第1スルーホールの形成と同じように、第2スルーホール160もCO2レーザードリル加工により形成することができる。つまり、図3に示すように、CO2レーザーを使用して中心から外側へドリル加工し、第1同心円122aと第2同心円122bの間の基板110の一部を除去することによって、第1同心円122aを第1番目の同心円パターン122aから剥離して、図4に示した第2スルーホール160を形成することができる。言及すべきこととして、CO2レーザーを使用して第2スルーホール160を形成した時、図1B(f)に示した第2開口154aを形成する必要があるため、第2開口154aは、後続のドリル加工を行う前に第1同心円状パターン122が第2誘電体層152に正投影された領域を露出する。
もちろん、本発明の別の実施形態において、直接レーザードリル加工(DLD)を使用して、第2スルーホール160を形成してもよい。その場合、図1B(f)に示した第2開口154aを形成する必要はない。その代わりに、直接レーザードリル加工(DLD)を直接行って、第2スルーホール160を形成する。本実施形態において、第2スルーホール160は、第2積層150の外表面から基板110に向かって基板110の両側で同時にドリル加工することによって形成される。
そして、第2スルーホール160をアライメントターゲットとして使用して、第2積層150に対して後続のプロセスを行う。例えば、フォトリソグラフィー法において、第2スルーホール150をアライメントターゲットとして使用して、第2回路層154をパターン化し、多層回路基板の第3パターン化回路層を形成することができる。あるいは、第2スルーホール160をアライメントターゲットとして使用して、第2積層150の上に第2導電性ビアを形成することができる。第2導電性ビアは、第1積層130の上で第1導電性ビアに接続される。
本実施形態は、基板の両側に2層の積層構造を形成するプロセスフローのみについて説明したが、本発明は、もちろん、積層、回路層および同心円状パターンの同心円の数を限定する意図はない。当業者であれば、上述した製造方法にしたがって、第2積層の上に追加の積層を積み重ね、同心円状パターン122をアライメントターゲットとして使用して各層のアライメントスルーホールを形成し、各層のアライメントスルーホールを用いて後続のアライメントプロセスを行うことによって、各層のパターン化回路層および/または導電性ビアを形成することができる。そのため、所望の多層回路基板のパターン化回路層の合計数がNである場合、第1同心円状パターン122の同心円の数は、(N−2)/2である。
このように、多層回路基板の各積層は、基板110の表面の最も内側の同心円状パターン122を使用して対応するアライメントスルーホールを形成し、従来技術にあった層間のアライメントエラーの蓄積を減らして、多層回路基板における層のずれを防ぐことができる。また、この方法に基づいて、層を接続する導電性ビアを形成することができる。各層の導電性ビアは、同じフォトリソグラフィー法において形成された同心円状パターン122をアライメントターゲットとして使用することによって形成されるため、アライメントエラーにより各層の導電性ビアの位置合わせができない状況になるのを防ぎ、回路層の配線密度を向上させる。また、導電性ビアおよび底層のボンディングパッドの設計を小型化し、片側のアライメント精度が50μmよりも小さいパターン設計を達成することができる。
また、多層回路層に必要な回路層の数が多くなれば、それに応じて、層を追加する回数も増えるため、その結果、第1同心円状パターン122の同心円の数も増える。つまり、第1同心円状パターン122の最大外径D2は、多層回路基板の層を追加する回数に正比例する。しかしながら、生産設備におけるCCD(charge-coupled device)の画像取り込み窓は、読み取り可能な最大サイズに制限があるため、第1同心円状パターン122の最大外径D2は、実質的に、3.175mmよりも小さいか、それに等しい。そのため、多層回路基板の層を追加する回数が所定の数(例えば、5以上)よりも大きい場合、第1同心円状パターン122の最大外径D2は、3.175mmに近くなるため、この後に形成される積層は、別の同心円状パターンをアライメントターゲットとして使用してアライメントプロセスを行う必要がある。
図5は、本発明の別の実施形態に係る基板および第1パターン化回路層を示した平面図である。図6A(a)〜図6B(d)は、本発明の別の実施形態に係る多層回路基板の製造方法の部分的プロセスフローを示した概略図である。図5を参照すると、上述したように、多層回路基板の層を追加する回数が所定の数よりも大きい時は、2つの同心円状パターンを設計しなければならない。つまり、本実施形態は、多層回路基板の層を追加する回数が所定の数(例えば、M回以上、Mは2よりも大きい正の整数)よりも大きく、基板110は、第1ビア116の他に、さらに、図1A(a)に示した表面112および表面114に接続する第2ビア118を含む。そして、第1ビア116および第2ビア118をアライメントターゲットとして使用して、表面112および表面114のそれぞれに第1パターン化回路層120を形成する。各第1パターン化回路層120は、第1ビア116を取り囲む第1同心円状パターン122の他に、さらに、第2ビア118を取り囲む第2同心円状パターン124を含む。第1同心円状パターン122および第2同心円状パターン124は同じパターン化プロセスで形成されるため、複数のパターン化プロセスによりアライメントエラーが蓄積するのを防ぐことができる。そのため、M番目の積層からは、第2同心円状パターン124をアライメントターゲットとして使用して後のアライメントプロセスを行うが、そのプロセスフローについては、図1A(a)〜図1B(g)に示したプロセスフローと実質的に同じである。
詳しく説明すると、図5および図6A(a)の両方を参照すると、第2同心円状パターン124を形成した後、各第2積層150の上に第M積層を形成することができる。本実施形態において、Mは、例えば、6である。つまり、第1〜第5積層は、第1同心円状パターン122を使用して既に多層回路基板の中に形成されているため、それに対応して第6積層170(すなわち、第M積層)は、第6誘電体層172と、第6誘電体層172を覆う第6回路層174とを含む。そして、図5および図6A(b)に示すように、第2同心円状パターン124の中心から第1番目の同心円124aの内径が第1〜第6積層および基板110に正投影された領域を貫通する第6スルーホール180を形成する。
そして、第6スルーホール180をアライメントターゲットとして使用して、第6積層150に対して後続のプロセスを行う。例えば、フォトリソグラフィー法において、第6スルーホール180をアライメントターゲットとして使用して、第6回路層174をパターン化し、多層回路基板のパターン化回路層を形成することができる。あるいは、第6スルーホール180をアライメントターゲットとして使用して、第6積層170の上に第6導電性ビアを形成することができる。
図6B(c)を参照すると、各第6積層170の上に第7(すなわち、第M+1)積層190を形成する。各第7積層190は、第7誘電体層192と、第7誘電体層192を覆う第7回路層194とを含む。そして、図5および図6B(d)に示すように、第2同心円状パターン124の中心から第2番目の同心円124bの内径が第1〜第7積層および基板110に正投影された領域を貫通する第7スルーホール195を形成する。
そして、第7スルーホール195をアライメントターゲットとして使用して、第7積層190に対して後続のプロセスを行う。例えば、フォトリソグラフィー法において、第7スルーホール195をアライメントターゲットとして使用して、第7回路層194をパターン化し、多層回路基板のパターン化回路層を形成することができる。あるいは、第7スルーホール195をアライメントターゲットとして使用して、第7積層190の上に第7導電性ビアを形成することができる。第7導電性ビアは、第6積層170の上の第6導電性ビアに接続され、各層の導電性ビアは、互いに接続する。
上述したように、第6スルーホール180および第7スルーホール195もCO2レーザーまたは直接レーザードリル加工(DLD)で形成される。同様にして、CO2レーザーを使用して第6スルーホール180および第7スルーホール195を形成した時、後続のドリル加工を行う前に、図6A(a)および図6B(c)に示した開口174aおよび194aを形成して、第2同心円状パターン124が第6誘電体層172および第7誘電体層192に正投影された領域を露出する必要がある。直接レーザードリル加工(DLD)を使用した場合、開口174aおよび194aを形成する必要はないため、レーザードリル加工を直接行うことができる。
本発明の多層回路基板の製造方法は、基板の表面の最も内側に同心円状パターンを形成し、その後、各積層において同心円状パターンをアライメントターゲットとして使用して、対応するアライメントスルーホールを形成する。そして、各層のアライメントスルーホールを使用して、対応する積層の後続のプロセス(例えば、アライメントスルーホールをアライメントの基準として使用し、各層のパターン化回路層および導電性ビアを形成する等)を実行する。そのため、本発明の製造方法は、層間のアライメントエラーの蓄積を減らし、さらに、多層回路基板における層のずれを減らす。さらに、同じフォトリソグラフィー法で形成された同心円状パターンをアライメントターゲットとして使用して各層の導電性ビアを形成するため、層間のアライメントエラーの蓄積により導電性ビアにずれが生じる状況を減らす。したがって、本発明は、多層回路基板のアライメント精度を向上させ、回路層の配線密度を増やすことができる。また、導電性ビアおよび底層のボンディングパッドの設計を小型化し、さらに、片側のアライメント精度が50μmよりも小さいパターン設計を達成することができる。
以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。
110 基板
112、114 表面
116 第1ビア
120 第1パターン化回路層
122 第1同心円状パターン
122a、124a 第1番目の同心円
122b、124b 第2番目の同心円
124 第2同心円状パターン
130 第1積層
132 第1誘電体層
134 第1回路層
134a 第1開口
140 第1スルーホール
150 第2積層
152 第2誘電体層
154 第2回路層
154a 第2開口
160 第7スルーホール
170 第6積層
172 第7誘電体層
174 第6回路層
174a、194a 開口
180 第6スルーホール
190 第7積層
192 第7誘電体層
194 第7回路層
195 第7スルーホール
D1、D2 外径
G1 間隔

Claims (14)

  1. 互いに向かい合う2つの表面および前記2つの表面に接続する第1ビアを含む基板を提供することと、
    前記第1ビアをアライメントターゲットとして使用して、前記各表面に、前記第1ビアを取り囲む第1同心円状パターンを含む第1パターン化回路層を形成することと、
    前記各表面に、第1誘電体層および前記第1誘電体層を覆う第1回路層を含む第1積層を形成することと、
    前記第1同心円状パターンの中心から第1番目の同心円の内径が前記第1積層および前記基板に正投影された領域を貫通する第1スルーホールを形成することと、
    前記各第1積層の上に、第2誘電体層および前記第2誘電体層を覆う第2回路層を含む第2積層を形成することと、
    前記第1同心円状パターンの中心から第2番目の同心円の内径が前記第2積層、前記第1積層および前記基板に正投影された領域を貫通する第2スルーホールを形成することと
    を含む多層回路基板の製造方法。
  2. 前記第1スルーホールを形成した後、前記第1スルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記第1回路層をパターン化することと、
    前記第2スルーホールを形成した後、前記第2スルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記第2回路層をパターン化することと
    をさらに含む請求項1に記載の多層回路基板の製造方法。
  3. 前記多層回路基板のパターン化回路層の合計数がNであり、前記第1同心円状パターンの同心円の数が(N−2)/2である請求項2に記載の多層回路基板の製造方法。
  4. 前記第1スルーホールを形成した後、前記第1スルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記各第1積層の上に第1導電性ビアを形成することと、
    前記第2スルーホールを形成した後、前記第2スルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記各第2積層の上に第2導電性ビアを形成することと
    をさらに含み、前記第2導電性ビアが、それぞれ対応する前記第1導電性ビアに接続された請求項1に記載の多層回路基板の製造方法。
  5. 前記第1スルーホールおよび前記第2スルーホールを形成する方法が、CO2レーザードリルを含む請求項1に記載の多層回路基板の製造方法。
  6. 前記第1スルーホールを形成する前に、前記第1回路層の上に、前記第1同心円状パターンが前記第1誘電体層に正投影された領域を露出する第1開口を形成することと、
    前記第2スルーホールを形成する前に、前記第2回路層の上に、前記第1同心円状パターンが前記第2誘電体層に正投影された領域を露出する第2開口を形成することと
    をさらに含む請求項5に記載の多層回路基板の製造方法。
  7. 前記第1スルーホールを形成するステップが、前記第1積層の外表面から前記基板に向かって同時にドリル加工することを含み、前記第2スルーホールを形成するステップが、前記第2積層の外表面から前記基板に向かって同時にドリル加工することを含む請求項5に記載の多層回路基板の製造方法。
  8. 前記第1スルーホールおよび前記第2スルーホールを形成する方法が、直接レーザードリル加工(DLD)を含む請求項1に記載の多層回路基板の製造方法。
  9. 前記第1スルーホールを形成するステップが、前記第1積層の外表面から前記基板に向かって同時にドリル加工することを含み、前記第2スルーホールを形成するステップが、前記第2積層の外表面から前記基板に向かって同時にドリル加工することを含む請求項8に記載の多層回路基板の製造方法。
  10. 前記基板が、さらに、前記2つの表面に接続する第2ビアを含み、前記各第1パターン化回路層が、さらに、前記第2ビアを取り囲む第2同心円状パターンを含み、前記多層回路基板の前記製造方法が、さらに、
    前記各第2積層の上に、第M誘電体層および前記第M誘電体層を覆う第M回路層を含む第M積層を形成し、Mが、2よりも大きい正の整数であることと、
    前記第2同心円状パターンの中心から第1番目の同心円の内径が前記第1〜第M積層および前記基板に正投影された領域を貫通する第Mスルーホールを形成することと、
    前記各第M積層の上に、第(M+1)誘電体層および前記第(M+1)誘電体層を覆う第(M+1)回路層を含む第(M+1)積層を形成することと、
    前記第2同心円状パターンの中心から第2番目の同心円の内径が前記第1〜第(M+1)積層および前記基板に正投影された領域を貫通する第(M+1)スルーホールを形成することと
    を含む請求項1に記載の多層回路基板の製造方法。
  11. 前記第Mスルーホールを形成した後、前記第Mスルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記第M回路層をパターン化し、2つの第(M+1)パターン化回路層を形成することと、
    前記第(M+1)スルーホールを形成した後、前記第(M+1)スルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記第(M+1)回路層をパターン化し、2つの第(M+2)パターン化回路層を形成することと
    をさらに含む請求項10に記載の多層回路基板の製造方法。
  12. 前記第Mスルーホールを形成した後、前記第Mスルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記各第M積層の上に第M導電性ビアを形成することと、
    前記第(M+1)スルーホールを形成した後、前記第(M+1)スルーホールをアライメントターゲットとして使用して、前記各第(M+1)積層の上に第(M+1)導電性ビアを形成することと
    をさらに含み、第(M+1)導電性ビアが、それぞれ対応する前記第M導電性ビアに接続された前記請求項10に記載の多層回路基板の製造方法。
  13. Mが、実質的に5に等しいか、それよりも大きい前記請求項10に記載の多層回路基板の製造方法。
  14. 前記第Mスルーホールおよび前記第(M+1)スルーホールを形成する方法が、直接レーザードリル加工(DLD)を含む請求項10に記載の多層回路基板の製造方法。
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