JP5626570B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式のカラー複写機、カラープリンタ、カラーファクシミリなどの画像形成装置に関する。
従来から、例えば特許文献1(特開平10−260593号公報)のように、複数の画像形成ユニットをタンデム式に並設し、各画像形成ユニットで形成した画像を中間転写体としての中間転写ベルトに順次重ね転写し、その後転写材としての転写紙に一括で2次転写し、定着器によって定着してカラー画像を得るタンデム型の画像形成装置がある。このタンデム型画像形成装置は、実際の使用頻度ではカラー画像を出力するだけでなく、多くの場合色情報が少ない特にモノクロ画像、とりわけ黒画像を出力することが多い。
黒画像をタンデム方式のカラー画像形成装置で出力すると、そのランニングコストが黒専用の単色の画像形成装置に比べて高くなる。これは不使用の色の画像形成ユニットも黒色用の画像形成ユニットと同じように使用されたとカウントされ、トナーが余っていても画像形成ユニットの寿命として交換されてしまうからである。さらに、不使用の色の画像形成ユニットではトナーが付着していない感光体が転写紙に直接接触することで劣化が早まり、耐久性が低下する。
そこで、タンデム型画像形成装置のモノクロ印刷モードにおいて、カラーの感光体や感光体クリーニング部材の摩耗を防ぐこと、カラートナーの経時劣化を防ぐこと、およびカラートナーの転写紙へのカブリを防ぐことを目的として、カラーの感光体と搬送ベルト(転写ベルト)とを離間させ、カラーの感光体の駆動を停止させる構成が知られている(特許文献2(特開平9−146328号公報)や特許文献3(特開平11−272025号公報))。
詳しくは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像を形成するための4つの感光体のうち、最下流側にあるブラック用の感光体のみ中間転写ベルトに常に接触した転写ニップ常接状態として、残りの3つの感光体は中間転写ベルトに対して接離可能とする。転写紙上にカラー画像を形成する場合、4つの感光体は、それぞれ中間転写ベルトに当接する。一方、転写紙上にブラックの単色画像を形成する場合、各カラー用の感光体を中間転写ベルトから離間させ、ブラックトナーによるトナー像が形成されるブラック用の感光体のみを中間転写ベルトに当接させる。
また、特許文献4(特開2004−70152号公報)のように、トナーが付着していない感光体の不必要な摩耗を防止するため、搬送ベルト(転写ベルト)を用いない直接転写方式にすると共に、モノクロ印刷モードでカラー感光体を停止した状態で用紙搬送ができる構成も提案されている。この構成では、カラー印刷用の転写紙搬送経路とモノクロ印刷用の転写紙搬送経路の2経路を印刷モードにより切り替えるようにしている。
一方、このようなタンデム型画像形成装置は、特許文献5(特開2004−307096号公報(図4、図5))のように、両面印刷機能を備えたものが多い。この両面印刷では、片面(表面)に印刷した転写紙を排紙部から排出する前にスイッチバックさせて両面搬送経路に搬送し、反対側の面(裏面)にも印刷する。
タンデム型画像形成装置は複数の画像形成ユニットを並設しているので、本体装置が画像形成ユニットの並設方向に大きくなり、転写材の供給から画像形成後の排出に至るまでの搬送経路も長くなる。その結果、前記特許文献5のように、両面印刷モードでモノクロ画像を出力する場合でも、転写紙搬送経路がカラー画像の場合と同じであると、カラー画像を出力する場合と同程度の長いファーストプリント時間を要するという問題がある。
本発明の目的は、両面印刷モードでモノクロ画像のように色情報が少ない画像を出力する場合のファーストプリント時間を短縮できることができるタンデム型画像形成装置を提供することである。また本発明の別の目的は、装置の小型化および低コスト化に寄与できるタンデム型の画像形成装置を提供することである。
前記目的を解決するために、請求項1の発明では、転写材を収容した収容部と、前記収容部から搬送される転写材に画像を形成するために一列で配設された複数の画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットで画像を転写した転写材を排出する排出部と、前記収容部から前記複数の画像形成ユニットを順に経由して前記排出部に至る第1の搬送経路と、前記第1の搬送経路の末端付近に配設されて前記転写材を反転させる反転部と、前記反転部から前記複数の画像形成ユニットのうちの最上流側に配設された画像形成ユニットに戻る第2の搬送経路であって、当該第2の搬送経路は経路の途中から分岐して前記最上流側に配設された画像形成ユニットよりも下流側の複数の画像形成ユニットに並列的に至る複数の分岐経路を有する第2の搬送経路を備え、前記収容部から前記第1の搬送経路を通って移動する転写材の一方の面に前記画像形成ユニットで形成された画像を転写すると共に、両面印刷モードでは前記第1の搬送経路で搬送される転写材の一方の面に前記画像形成ユニットで形成された画像を転写した後、当該転写材を前記反転部で反転して前記第2の搬送経路に沿って移動させ、前記最上流側に配設された画像形成ユニットで画像を転写しない場合に、前記分岐経路の分岐部に配設された切り換え爪で前記転写材を前記分岐経路に通して前記最上流側の画像形成ユニットよりも下流側の所定の画像形成ユニットに搬送して当該転写材の反対側の面に画像を転写するようにしたことを特徴とする。
これにより、両面印刷モードで最上流側の画像形成ユニットでの作像が不要である場合、搬送経路を短縮した第2の搬送経路によって転写材を搬送することで両面印刷の印刷速度を向上することができる。
請求項2の発明では、前記第2の搬送経路が、前記複数の画像形成ユニットのうちの最下流側に配設された画像形成ユニットのみを経由することを特徴とする。
これにより、最下流側の画像形成ユニット以外での作像が不要である場合、搬送経路を短縮した第2の搬送経路によって転写材を搬送することで両面印刷の印刷速度を向上することができる。
請求項3の発明では、前記第2の搬送経路が、最上流側に配設された画像形成ユニットよりも下流側のすべての画像形成ユニットに並列的に至る複数の分岐経路を含むことを特徴とする。
これにより、両面印刷モードで最上流側の画像形成ユニットを除く画像形成ユニットで特定の2色印刷又は3色印刷を行うときに、搬送経路を短縮した第2の搬送経路によって転写材を搬送することで両面印刷の印刷速度を向上することができる。
請求項4の発明では、前記第1および第2の搬送経路を前記複数の画像形成ユニットの列に対して同じ側に配設したことを特徴とする。
第1および第2の搬送経路を画像形成ユニットの列に対して同じ側に配設することで、装置全体を大型化させることなく両面印刷を達成することができる。
請求項5の発明では、前記第2の搬送経路が、前記複数の画像形成ユニットの列を間に挟んで前記第1の搬送経路と反対側、および、前記複数の画像形成ユニットの相互間を通るように配設したことを特徴とする。
画像形成ユニットの列を間に挟んで第1の搬送経路と反対側の部分はスペース的に余裕があるので、ここに第2の搬送経路を配置すると共に第2の搬送経路を画像形成ユニットの相互間に通すことで装置の小型化に寄与することができる。
請求項6の発明では、前記第1の搬送経路における最初の画像形成ユニットの上流側に第1のレジスト手段を配設すると共に、前記第2の搬送経路における最初の画像形成ユニットの上流側に第2のレジスト手段を配設したことを特徴とする。
第1のレジスト手段と第2のレジスト手段を各搬送経路に配設することで転写材のスキューを防止すると共に、転写材の両面で画像書き出し位置を揃えることができ、印刷画像の品質を高度に維持することができる。
請求項7の発明では、前記第1および第2のレジスト手段を共通の駆動源で駆動するようにしたことを特徴とする。
レジスト手段の駆動源を共通化することで、装置の小型化とコストダウンに寄与することができる。
請求項8の発明では、前記複数の画像形成ユニットを独立して作動・非作動に切換え可能にしたことを特徴とする。
使用しない色の画像形成ユニットの駆動を停止することで、装置の省エネ効果が得られると共に、画像形成ユニットの劣化と寿命低下を抑制することができる。
請求項9の発明では、前記複数の画像形成ユニットを共通の駆動源で駆動すると共に、各画像形成ユニットと前記共通の駆動源との間にクラッチを設けたことを特徴とする。
画像形成ユニットをモータなどの個別駆動源ではなく共通駆動源で駆動することで、装置の小型化とコストダウンに寄与することができる。
請求項10の発明では、前記複数の画像形成ユニットのうちの最下流の画像形成ユニットを黒画像出力用と定めたことを特徴とする。
これにより、モノクロ画像の殆どを占める黒画像出力に際してのファーストプリントを最も短縮することができる。
請求項11の発明では、前記第1の搬送経路を形成するガイド部材と前記第2の搬送経路を形成するガイド部材を部分的に共通化したことを特徴とする。
これにより、部品点数を増やすことなく転写材の搬送性を確保することができる。
本発明の画像形成装置は第1の搬送経路と第2の搬送経路を備え、両面印刷モードで最上流側の画像形成ユニットでの作像が不要である場合、転写材が第2の搬送経路により最上流側に配設された画像形成ユニットよりも下流側の画像形成ユニットの少なくとも一つを経由して排出部に至るので、搬送経路が短縮されて両面印刷の印刷速度を向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の転写紙搬送経路を示す概略側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の両面印刷モードを示す概略側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の作像前ガイド部材の側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
以下、本発明の第1〜第3の実施形態を図に基づいて順に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10の一例を示す概略側面図である。この画像形成装置10は4連タンデム直接転写方式のカラーレーザプリンタであって、画像形成装置本体10Aの内部に、カラー3色(例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))とブラック(K)の計4つのプロセスユニット12Y、12M、12C、12Kが左側からこの順に水平方向に直列状に配設されている。これら複数のプロセスユニット12Y〜12Kの配設方向は一例であって、プロセスユニット12Y〜12Kは水平方向ではなく傾斜方向や垂直方向に配設してもよい。カラー3色はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色の順で並んでいるが、この順番に限るものではなく、色順は任意に設定してよい。これらプロセスユニット12Y〜12Kは画像形成装置本体10Aに対して着脱自在に装着され、独立して交換可能とされている。カラー3色のプロセスユニット12Y〜12Cの相互間は比較的狭い隙間で図示するが、シアン(C)とブラック(K)のプロセスユニット12C、12Kの間隔は、ここに後述する両面搬送経路Eを通す関係で比較的大きな隙間で図示している。このような隙間の大小関係は絶対的なものではなく、4つのプロセスユニット12Y〜12Kの小型化により両面搬送経路Eを通すスペースを形成できれば4つのプロセスユニット12Y〜12Kを等間隔で配設することも可能である。
プロセスユニット12Y〜12Kの下方には、転写材としての転写紙を収容する収容部として給紙トレイ14が水平に配設され、この給紙トレイ14の給紙側(図1で左側)に給紙ローラ16が配設されている。給紙トレイ14は一つに限らず複数設けることができ、手差しトレイを設けることも可能である。給紙ローラ16の上方であって最初のプロセスユニット12Yの直前位置に、レジストローラ対18が配設されている。
プロセスユニット12Y〜12Kと給紙トレイ14との間には、給紙を搬送するための搬送ベルト20が配設されている。この搬送ベルト20はプロセスユニット12Y〜12Kの配設方向に沿って水平に配設され、その両端を張架ローラ22と駆動ローラ24に支持されて矢印方向にプロセス線速で駆動されるようになっている。上側を通る搬送ベルト20の下側には各プロセスユニット12Y〜12K毎に転写ローラ26Y〜26Kが配設され、この転写ローラ26Y〜26Kと各プロセスユニット12Y〜12Kの感光体ドラム28Y、28M、12C、12Kとの間に搬送ベルト20が挟み込まれている。
搬送ベルト20の下流側に隣接して、定着手段30を構成する定着ローラ30aおよび加圧ローラ30bが上下一対で配設されている。また、定着手段30の上方に搬送ローラ対32が配設され、この搬送ローラ対32のさらに上方に、図示しないコントローラによって制御される搬送経路切り換え爪34と、排紙手段を構成する排紙ローラ対36が配設されている。そして排紙ローラ対36の外側にFD(フェイスダウン)トレイ38が配設されている。
プロセスユニット12Y〜12Kの上方には搬送ローラ対40とレジストローラ対42が配設され、またレジストローラ対42の左側に隣接して、図示しないコントローラによって制御される搬送経路切り換え爪44が配設されている。搬送ローラ対40は最初のプロセスユニット12Yの上方に位置し、レジストローラ対42は最後のプロセスユニット12Kの上方に位置している。
画像形成装置10のプロセスユニット12Y〜12Kとその周辺概略構造は以上の通りであり、この画像形成装置10は片面印刷モードと両面印刷モード(フルカラー印刷モード又はモノクロ印刷モード)を選択的に実行することができるようになっている。片面印刷モードでは転写紙の第1面(表面)を印刷するために、給紙トレイ14から給紙ローラ16、レジストローラ対18、プロセスユニット12Y〜12K、定着手段30、搬送ローラ対32、搬送経路切り換え爪34、排紙ローラ対36に至る第1の搬送経路A、B、Cが使用される。
フルカラー両面印刷モードでは、転写紙の第1面(表面)を印刷するために前記第1の搬送経路A、B、Cが使用され、転写紙の第2面(裏面)を印刷するために、排紙ローラ対36から搬送経路切り換え爪34、レジストローラ対42、搬送経路切り換え爪44、搬送ローラ対40、レジストローラ対18、プロセスユニット12Y〜12K、定着手段30、搬送ローラ対32、搬送経路切り換え爪34、排紙ローラ対36に至る第1の両面搬送経路D、F、B、Cが使用される。
またモノクロ両面印刷モードでは、転写紙Pの第1面(表面)を印刷するために前記第1の搬送経路A、B、Cが使用され、転写紙の第2面(裏面)を印刷するために、排紙ローラ対36から搬送経路切り換え爪34、レジストローラ対42、プロセスユニット12K、定着手段30、搬送ローラ対32、搬送経路切り換え爪34、排紙ローラ対36に至る第2の両面搬送経路D、E、Cが使用される。本発明では、第1の両面搬送経路D、F、B、Cと第2の両面搬送経路D、E、Cを総称して「第2の搬送経路」と呼ぶ。
次に、プロセスユニット12Y〜12Kについて説明する。プロセスユニット12Y〜12Kは、各色共に同様な構成で同様な動作を行うので、以下イエロー画像を形成するプロセスユニット12Yの構成及び動作を代表して説明する。
プロセスユニット12Yは円筒形の感光体ドラム28Yを有する。この感光体ドラム28Yは図示しない駆動手段により、プロセス線速(感光体線速)で反時計方向に回転駆動される。プロセス線速は通常30〜200mm/sの範囲であって、画像形成条件に対応して線速が設定される。各プロセスユニット12Y〜12Kは、個別に配設したモータ等の駆動手段で駆動可能であるが、駆動手段の一部もしくは全部を共通化して駆動源を減らし、図示しないクラッチ機構によって各プロセスユニット12Y〜12Kの駆動・停止を独立的に制御することで画像形成装置本体を小型化することができる。
感光体ドラム28Yの周囲には、反時計周りに、帯電器46Y、露光装置48Y、現像手段50Y、転写ローラ26Y、クリーニング手段としてのクリーニングブレード52Yが配設されている。
帯電器46Yはローラ形状であって、感光体ドラム28Yの表面に圧接して感光体ドラム28Yの回転により従動回転する。画像形成時、帯電器46Yは図示しない電源装置によってACバイアスが印加され、このACバイアスによって感光体ドラム28Yが除電され、その表面電位が略−50vの基準電位とされる。次に帯電器46Yは電源装置によりDCあるいはDCにACが重畳されたバイアスが印加されることで、感光体ドラム28YがほぼDC成分に等しい電位に均一に帯電される。帯電された感光体ドラム28Yの表面電位は例えば−400〜−600Vで、具体的な目標帯電電位は図示しないプロセス制御部により決定される。
露光装置48Yは図示しない光書き込みユニットの一部を構成し、この光書き込みユニットでは、出力すべき画像情報として図示しないCPU、ROM、RAMなどからなるコントローラより送られてきたデジタルイエロー画像情報を各色毎の2値化されたLD発光信号に変換して該LD発光信号により半導体レーザを駆動する。この半導体レーザからのレーザビームは、シリンダレンズを経てポリゴンミラーにより偏向走査され、fθレンズ、ミラー及びWTLレンズ等を介して感光体ドラム28Y上に露光光として照射される。感光体ドラム28Yは、露光光が照射された部分の表面電位が略−50vとなり、イエロー画像情報に対応した静電潜像が形成される。露光工程は半導体レーザ方式の代わりに画像形成装置全体の小型化のためにLEDアレイ方式を採用することも可能である。
感光体ドラム28Y上のイエロー画像情報に対応した静電潜像は、現像手段50Yにより可視像化されてイエロー画像となる。現像手段50Yは負帯電1成分トナーを用いた接触現像器であって、図示しない高圧電源から供給されるACバイアスを重畳した−100〜−300V等の所定の現像DCバイアスによって、光書き込みにより電位が低下した感光体ドラム28Y画像部分にのみトナーが付着して現像され、トナー像として顕像化される。なお、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を用いた現像器も使用可能である。
各プロセスユニット12Y〜12Kの感光体ドラム28Y〜28K上に形成された各色のトナー像は、転写ローラ26Y〜26Kに印加された転写バイアスと感光体ドラム28Y〜28Kとの電位差から形成される電界により、搬送ベルト20により搬送される転写紙Pの上に順次に直接重ね合わせて転写されることでフルカラー画像が形成される。そして4つの感光体ドラム28Y〜28Kを通過して4色のトナー像が重ねられた転写紙Pは定着手段30に搬送され、この定着手段30でトナーが定着されて、排紙ローラ対36からFDトレイ38に排紙される。
転写ローラ26Y〜26Kによって転写紙Pに転写されずに各感光体ドラム28Y〜28K上に残った残留トナーは、クリーニングブレード52Y〜52Kで回収される。なお、感光体ドラム28Y〜28K上にクリーニングブレード52Y〜52Kを設けず現像手段50Y〜50Kで転写残トナーを回収するクリーナレス方式など、種々公知のクリーニング手段も採用可能である。
以下、転写紙Pに対する画像形成工程を片面印刷モードと両面印刷モードに分けて説明する。
(片面印刷モード)
給紙トレイ14にセットされた転写紙Pは、第1の搬送経路A、B、Cに沿って移動しながら4つのプロセスユニット12Y〜12Kを順に通過する。すなわち、給紙トレイ14内の転写紙Pは、給紙ローラ16により最上のものから順に1枚ずつ分離されて給紙され、レジストローラ対18へ向けて搬送される。レジストローラ対18は感光体ドラム28Y〜28K上のトナー画像の位置にタイミングを合わせて回転されており、転写紙Pはレジストローラ対18においてスキュー補正されるとともに、プロセスユニット12Y〜12Kの所定の作像タイミングで感光体ドラム28Y〜28Kと転写ローラ26Y〜26Kの間の転写ニップに送り込まれる。転写紙Pは、搬送ベルト20とこれに当接した図示しない紙吸着ローラとで構成される紙吸着ニップを通過する際に、紙吸着ローラに電源装置から印加されるバイアスにより搬送ベルトに静電力で吸着される。転写紙Pは搬送ベルト20に静電力で吸着された状態で搬送されつつ、作像面側である上面にトナー像が顕像化される。各色の転写工程を経た転写紙Pは、搬送ベルト20の下流側に位置する駆動ローラ24の部位で搬送ベルト20から曲率分離され、定着手段30へ搬送される。定着手段30へ搬送された転写紙Pは、定着手段30の定着ローラ30aと加圧ローラ30bで構成される定着ニップを通過することにより、トナー像が熱と圧力により定着される。定着がなされた転写紙Pは、片面印刷モードでは、排紙手段としての排紙ローラ対36によって装置本体10A上面のFD(フェイスダウン)トレイへと排出される。なお、転写紙Pの搬送方向長さに対して、例えば定着手段30から排紙ローラ対36までの搬送経路Cの長さが長い場合、搬送経路Cの途中の搬送ローラ対32によって転写紙Pを安定して搬送することができる。
(両面印刷モード)
以上は転写紙Pの片面印刷モードの動作であるが、両面印刷モードの動作について以下に述べる。
両面印刷モードが選択されている場合、片面印刷モードと同様に、転写紙Pは搬送経路A、B、Cを経て排紙ローラ対36まで搬送される。その間、搬送経路Bで転写紙Pの第1面(表面)にプロセスユニット12Y〜12Kで作像された画像が転写される。このようにして第1面に画像が転写された転写紙Pは、その後端が搬送経路切り替え爪34を通過した後、いったん排紙ローラ対36によってFDトレイ38に半分以上排紙される。その後、搬送経路切り換え爪44により搬送経路が両面経路Dに切り替えられ、排紙ローラ対36が逆転することで転写紙Pが表裏反転されてから第2の搬送経路(両面搬送経路)に搬送される。従って、排紙ローラ対36と搬送経路切り換え爪44が反転部として機能することになる。
第2の搬送経路は、前述したように、第1の両面搬送経路D、F、B、Cと第2の両面搬送経路D、E、Cを含み、第1の両面搬送経路D、F、B、Cがフルカラー印刷用で、第2の両面搬送経路D、E、Cがモノクロ印刷用である。転写紙Pの第2面(裏面)にフルカラー印刷をする場合、搬送経路切り換え爪44により搬送経路が両面経路Fに切り換えられ、転写紙Pがレジストローラ対18を経由してプロセスユニット12Y〜12Kに再給紙される。これにより、搬送経路Bにおいて片面印刷モードと同様に転写紙Pの第2面(裏面)にプロセスユニット12Y〜12Kで作像された画像が転写される。この際、レジストローラ対18は転写紙Pをスキュー補正すると共に、その表裏の画像が位置的にズレないように、所定の作像タイミングで転写紙Pを感光体ドラム28Yと転写ローラ26Yの間の転写ニップに送り込む。第2面に画像が転写された転写紙Pは、第1の両面搬送経路Cを通って排紙ローラ対36から排出される。
転写紙Pの搬送方向長さに対して、例えばレジストローラ対42から搬送ベルト20までの搬送経路長さが長い場合、搬送経路Fの途中の搬送ローラ対40によって転写紙Pを安定的に搬送することができる。また、レジストローラ対18の搬送経路上流側から第1の搬送経路Aに合流するよう両面搬送経路Fを配置することで、画像形成装置本体10Aを大型化させることなく転写紙Pを安定して搬送することができる。
次に、転写紙Pの第2面(裏面)にモノクロ印刷をする場合、搬送経路切り換え爪44により搬送経路が両面搬送経路Eに切り換えられ、転写紙Pがレジストローラ対42を経由して最下流のプロセスユニット12Kに再給紙される。すなわち、転写紙Pが黒画像用のプロセスユニット12Kの上流側に位置するカラー画像用の3つのプロセスユニット12Y〜12Cを経由することなく、直接黒画像用のプロセスユニット12Kに再給紙される。これにより、転写紙Pの第2面(裏面)にプロセスユニット12Kで作像された黒画像が短時間で転写される。この際、レジストローラ対42は転写紙Pをスキュー補正すると共に、その表裏の画像が位置的にズレないように、所定の作像タイミングで転写紙Pを感光体ドラム28Kと転写ローラ26Kの間の転写ニップに送り込む。第2面に黒画像が転写された転写紙Pは、第2の両面搬送経路Cを通って排紙ローラ対36から排出される。
以上の実施形態では二箇所にレジストローラ対18、42を設けているが、これらレジストローラ対18、42をそれぞれモータ等の独立の駆動源を用いて個別に駆動・停止させることはもちろん可能であるが、各レジストローラ対18、42から最上流のプロセスユニット12Yまたは最下流のプロセスユニット12Kに向けてほぼ同じタイミングで転写紙Pを搬送することがないため、レジストローラ対18、42を同一の駆動源で駆動するようにしてもよい。
また、転写紙Pの第2面(裏面)にモノクロ印刷をするとき、上流のプロセスユニット12Y〜12Cでは作像動作が行われない。そこで、上流側の3つのプロセスユニット12Y〜12Cの回転駆動を停止させることで、不要な回転駆動による劣化(各ローラの磨耗、トナーのストレス)を抑制するようにしてもよい。この場合、図2のように、上流のプロセスユニット12Y〜12Cと搬送ベルト20との摺擦を防止するために、図示しない接離手段によって、プロセスユニット12Y〜12Cを搬送ベルト20から退避させるとよい。また、露光装置48Y〜48Cもプロセスユニット12Y〜12Cに干渉しないようにプロセスユニット12Y〜12Cと連動して移動させるとよい。
(第2の実施形態)
前述した第1の実施形態では、第2の搬送経路である両面搬送経路D、Fをプロセスユニット12Y〜12Kの上側、すなわちプロセスユニット12Y〜12Kを間に挟んで第1の搬送経路Bとは反対側に配設したが、第1の搬送経路Bと同じ側に配設することも可能である。以下に説明する本発明の第2の実施形態は、両面搬送経路Fをこのように第1の搬送経路Bと同じ側に配設した実施形態の一例である。図3は、第2の実施形態に係る画像形成装置10の本体10Bの一例を示す概略断面図で、両面搬送経路Fをプロセスユニット12Y〜12Kの下側に移動させたことと、搬送ベルト20を省略したこと以外は、基本的には図1の第1の実施形態と同じである。この画像形成装置10は第1の実施形態と同様の4連タンデム直接転写方式のカラーレーザプリンタであって、画像形成装置本体10Bの内部に配設された4つのプロセスユニット12Y〜12Kも第1の実施形態と同じである。これらプロセスユニット12Y〜12Kは第2の搬送経路Fを画像形成装置の中で下側に配設する関係で全体として第1の実施形態に比べて比較的高い位置に配設し、また4つのプロセスユニット12Y〜12Kを最小限の隙間で等間隔に配設している。プロセスユニット12Y〜12Kの配設位置を高くしたことによって搬送経路Cの長さが短くなり、この関係で図1の第1の実施形態で搬送経路Cに配設していた搬送ローラ対32を図3の第2の実施形態では省略している。代わりに搬送経路Dが長くなる関係でこの搬送経路Dに別の搬送ローラ対54を配設している。
この第2の実施形態では、第1の実施形態の搬送ベルト20を使用しないで、代わりにプロセスユニット12Y〜12K付近での搬送経路Bにて転写紙Pを搬送する手段を構成している。すなわち、感光体ドラム28Y〜28Kとこれに従動回転する転写ローラ26Y〜26Kのローラ対で実質的に搬送ベルト20の機能を代替している。このように搬送ベルト20を使用しないことにより、第2の搬送経路(D、F、B、C)又は(D、E、C)の設計上の自由度が高まり、両面搬送経路Fを第1の搬送経路Bと同じ側に設定することが可能になる。なお、両面搬送経路Fを第1の搬送経路Bと同じ側ではなく、第1の実施形態と同様にプロセスユニット12Y〜12Kの上方に配設することも可能である。しかし、そうすると一般的にシアンとブラック用のプロセスユニット12C、12Kの間に搬送経路を設けるためのスペースが必要となる。つまり、二つのプロセスユニット12C、12K相互間を他のプロセスユニット相互間よりもやや離間させる必要がある。このため、両面搬送経路Fを図3のように第1の搬送経路Bと同じ側に配設する方がスペース的に有利である。
第2の実施形態では、プロセスユニット12Y〜12K付近の搬送経路Bにおいて、転写紙Pを転写ニップに適切に搬送させるため、搬送経路Bからみてプロセスユニット12Y〜12Kの反対側に、図4のように作像前ガイド部材56A、56Bが配置されている。これらガイド部材56A、56Bは一体であっても別体であってもよい。ガイド部材56A、56Bはともに搬送経路B、Eを形成しており、部品点数を徒に増やすことなく安定した搬送経路B、Eを形成することができる。
画像形成装置10の内部には第1の実施形態と同様に転写紙Pの収容部として給紙トレイ14が配設され、この給紙トレイ14から転写紙Pがレジストローラ対18を介してプロセスユニット12Y〜12Kに供給される。プロセスユニット12Y〜12Kと給紙トレイ14の間に、搬送ローラ対58、レジストローラ対60、図示しないコントローラによって制御される搬送経路切り換え爪62が配設されている。
図3の画像形成装置では、収容部としての給紙トレイ14から、給紙ローラ16、レジストローラ対18、各プロセスユニット12Y〜12K、定着手段30、搬送経路切り換え爪34を順に経由して排紙ローラ対36に至る第1の搬送経路A、B、Cが形成されている。また、排紙ローラ対36から、搬送経路切り換え爪34、搬送ローラ対54、レジストローラ対60、搬送経路切り換え爪62、搬送ローラ対58、レジストローラ対18に至るフルカラー用第2の搬送経路D、F、B、Cが形成されている。排紙ローラ対36から、搬送経路切り換え爪34、搬送ローラ対54、レジストローラ対60、搬送経路切り換え爪62、転写ローラ26Kに至るモノクロ用第2の搬送経路D、E、Cが形成されている。
上記両面搬送経路E、Fは、片面搬送経路Bから見てそれぞれ別個に配置することも可能であるが、図3のように両面搬送経路E、Fを片面搬送経路Bと同じ側に配設する方が両経路の共通部分である両面搬送経路Dを長く取れて画像形成装置本体10Bの小型化に寄与することができる。
以下、第2の実施形態の画像形成装置10の転写紙Pに対する画像形成工程を片面印刷モードと両面印刷モードに分けて説明する。
(片面印刷モード)
転写紙Pの第1面(表面)に対する片面印刷は前記第1の実施形態と同様に転写紙Pが第1の搬送経路A、B、Cを順に搬送される間に行われる。
(両面印刷モード)
転写紙Pの第2面(裏面)を印刷する場合、フルカラー印刷では転写紙Pが搬送経路D、F、B、Cを順に通過する間に裏面の印刷が行われる。また、モノクロ印刷では搬送経路D、E、Cを順に通過する間に裏面の印刷が行われる。このモノクロ両面印刷では、前述の第1の実施形態(図1、図2)とは異なり、上流のプロセスユニット12Y、12M、12Cのトナーが付着していない感光体ドラム28Y、28M、28Cが摺接する対象が存在しないので、感光体ドラム28Y、28M、28Cの無用な摩耗が発生せず、また摩耗対象から離間させるためのプロセスユニット12Y、12M、12Cの接離手段を配置する必要もない。
(第3の実施形態)
前述した図3の第2の実施形態では、ブラック用のプロセスユニット12Kだけを通る第2の両面搬送経路D、E、Cを設けたが、この第2の両面搬送経路D、E、Cに加えて、ブラック用のプロセスユニット12Kの一つ上流側のシアン用のプロセスユニット12Cや、さらに上流側のマゼンタ用のプロセスユニット12Mを通る第2の両面搬送経路を形成することも可能である。図5はそのような実施形態を示したもので、画像形成装置本体10Cの内部に、第2の両面搬送経路Dからブラック用のプロセスユニット12Kに至る第2の両面搬送経路Ea、シアン用のプロセスユニット12Cに至る第2の両面搬送経路Eb、マゼンタ用のプロセスユニット12Kに至る第2の両面搬送経路Ecを並列的に形成している。これら3つの第2の両面搬送経路Ea〜Ecは、第2の搬送経路D、Fからプロセスユニット12K、12C、12Mに向けて分岐し、各プロセスユニット12K、12C、12Mの転写ニップを形成する転写ローラ26K、26C、26Mの入口で搬送経路Bに接続されている。分岐部の直前にはレジストローラ対60A、60B、60Cが配設され、分岐部の直後には、図示しないコントローラによって制御される搬送経路切り換え爪62A、62B、62Cが配設されている。
第3の実施形態は以上のように構成され、片面印刷モードは前記第1の実施形態と同様に転写紙Pが第1の搬送経路A、B、Cを順に搬送される間に行われる。また、両面印刷モードで最上流のプロセスユニット12Yを使用しない場合、以下のように両面搬送経路としてEa〜Ecのいずれかを選択することで転写紙Pの搬送経路を短縮して印刷速度を向上させることができる。
すなわち、両面印刷モードで転写紙の第2面に黒画像のみを転写する場合は、搬送経路切り換え爪62Aを図5のように分岐経路としての搬送経路Eaに切り換える。他の搬送経路切り換え爪62B、62Cは初期状態のまま、すなわち図5のように搬送経路Eb、Ecを選択した状態が初期状態であればその状態にしておく。
転写紙の第2面に黒画像とシアン画像を転写する場合は、搬送経路切り換え爪62Aを上方に回動させて分岐経路としての搬送経路Ebに切り換える。これによって転写紙Pは搬送経路Dから搬送経路Ebを通ってプロセスユニット12Cの転写ニップに導入される。
転写紙の第2面に黒画像、シアン画像、マゼンタ画像を転写する場合、すなわち、第2面(裏面)を赤黒印刷モードで印刷する場合、搬送経路切り換え爪62Aと62Bを共に上方に回動させて分岐経路としての搬送経路Ecに切り換える。これによって転写紙Pは搬送経路Dから搬送経路Ecを通ってプロセスユニット12Mの転写ニップに導入される。
また、両面印刷モードで転写紙の第2面にフルカラー画像を転写する場合は、3つの搬送経路切り換え爪62A〜62Cをすべて上方に回動させて搬送経路Fに切り換える。これによって転写紙Pは搬送経路Dから搬送経路Fを通って最上流のプロセスユニット12Yの転写ニップに導入され、片面フルカラー印刷と同様の転写工程が行われる。この際、レジストローラ対60A〜60Cは転写紙Pを搬送経路Fに沿って搬送する搬送ローラ対として機能する。
10 画像形成装置
10A−10C 画像形成装置の本体
12Y-12K プロセスユニット
14 給紙トレイ
16 給紙ローラ
18 レジストローラ対
20 搬送ベルト
22 張架ローラ
24 駆動ローラ
26Y−26K 転写ローラ
28Y−28K 感光体ドラム
30 定着手段
30a 定着ローラ
30b 加圧ローラ
32 搬送ローラ対
34 搬送経路切り換え爪
36 排紙ローラ対
38 FDトレイ
40 搬送ローラ対
42 レジストローラ対
44 搬送経路切り換え爪
46Y−46K 帯電器
48Y−48K 露光装置
50Y-50K 現像手段
52Y-52K クリーニングブレード
54 搬送ローラ対
56A、56B 作像前ガイド部材
58 搬送ローラ対
60 レジストローラ対
60A−60C レジストローラ対
62A−62C 搬送経路切り換え爪
P 転写紙
特開平10−260593号公報 特開平9−146328号公報 特開平11−272025号公報 特開2004−70152号公報 特開2004−307096(図4、図5)

Claims (11)

  1. 転写材を収容した収容部と、
    前記収容部から搬送される転写材に画像を形成するために一列で配設された複数の画像形成ユニットと、
    前記画像形成ユニットで画像を転写した転写材を排出する排出部と、
    前記収容部から前記複数の画像形成ユニットを順に経由して前記排出部に至る第1の搬送経路と、
    前記第1の搬送経路の末端付近に配設されて前記転写材を反転させる反転部と、
    前記反転部から前記複数の画像形成ユニットのうちの最上流側に配設された画像形成ユニットに戻る第2の搬送経路であって、当該第2の搬送経路は経路の途中から分岐して前記最上流側に配設された画像形成ユニットよりも下流側の複数の画像形成ユニットに並列的に至る複数の分岐経路を有する第2の搬送経路を備え、
    前記収容部から前記第1の搬送経路を通って移動する転写材の一方の面に前記画像形成ユニットで形成された画像を転写すると共に、
    両面印刷モードでは前記第1の搬送経路で搬送される転写材の一方の面に前記画像形成ユニットで形成された画像を転写した後、当該転写材を前記反転部で反転して前記第2の搬送経路に沿って移動させ、前記最上流側に配設された画像形成ユニットで画像を転写しない場合に、前記分岐経路の分岐部に配設された切り換え爪で前記転写材を前記分岐経路に通して前記最上流側の画像形成ユニットよりも下流側の所定の画像形成ユニットに搬送して当該転写材の反対側の面に画像を転写するようにした画像形成装置。
  2. 前記第2の搬送経路が、前記複数の画像形成ユニットのうちの最下流側に配設された画像形成ユニットのみを経由する請求項1の画像形成装置。
  3. 前記第2の搬送経路が、前記最上流側に配設された画像形成ユニットよりも下流側のすべての画像形成ユニットに並列的に至る複数の分岐経路を含む請求項1の画像形成装置。
  4. 前記第1および第2の搬送経路を前記複数の画像形成ユニットの列に対して同じ側に配設した請求項1の画像形成装置。
  5. 前記第2の搬送経路が、前記複数の画像形成ユニットの列を間に挟んで前記第1の搬送経路と反対側、および、前記複数の画像形成ユニットの相互間を通るように配設した請求項1の画像形成装置。
  6. 前記第1の搬送経路における最初の画像形成ユニットの上流側に第1のレジスト手段を配設すると共に、前記第2の搬送経路における最初の画像形成ユニットの上流側に第2のレジスト手段を配設した請求項1の画像形成装置。
  7. 前記第1および第2のレジスト手段を共通の駆動源で駆動するようにした請求項1の画像形成装置。
  8. 前記複数の画像形成ユニットを独立して作動・非作動に切換え可能にした請求項1の画像形成装置。
  9. 前記複数の画像形成ユニットを共通の駆動源で駆動すると共に、各画像形成ユニットと前記共通の駆動源との間にクラッチを設けた請求項1の画像形成装置。
  10. 前記複数の画像形成ユニットのうちの最下流の画像形成ユニットを黒画像出力用と定めた請求項1の画像形成装置。
  11. 前記第1の搬送経路を形成するガイド部材と前記第2の搬送経路を形成するガイド部材を部分的に共通化した請求項1の画像形成装置。
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