JP5625970B2 - 内燃機関の排気再循環装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気再循環装置に関し、特に排気再循環経路中に異物の捕集が可能なフィルタを設けた内燃機関の排気再循環装置に関する。
車両用のエンジン(内燃機関)においては、NOx(窒素酸化物)の低減に効果的な排気再循環(以下、EGR(Exhaust Gas Recirculation)ともいう)を行うべく、排気再循環装置を装備するものが多くなっているが、高温の排気ガスの一部を吸気側に還流させるHPL(High Pressure Loop)−EGR方式だけでなく、ターボ過給機の排気タービンや排気後処理装置を通過した後の排気ガスをターボ過給機のコンプレッサより上流側に還流させることで低温かつ大量の排気再循環を可能にしたLPL(Low Pressure Loop)−EGR方式を採用する排気再循環装置が普及し始めている。
このLPL−EGRシステムでは、排気ガスを吸気通路側に還流させる低圧EGR配管にスパッタ(溶接時の飛散物)や排気浄化装置からの脱落片等の異物が侵入し、ターボ過給機のコンプレッサに入ってダメージを与えたりすることがないよう、排気還流経路中に異物捕集フィルタが設けられているものが多い。また、低圧EGR配管に還流排気ガス中の粒子状物質(以下、PMともいう)を捕集可能なEGRフィルタを設けるものもある。
このように排気再循環経路中に異物等の捕集が可能なフィルタを設けた従来の内燃機関の排気再循環装置としては、例えばDPF(Diesel particulate filter)より下流側の排気ガス通路に接続されたEGR通路の上流端側に、同軸に多層配置された複数の円筒状の多孔体と、それら多孔体の間に形成された多層のガス流路と、各ガス流路中に還流排気ガスを多孔体側に指向させる指向部材と、を備え、PMのみならず異物の捕集も可能なEGRフィルタを配したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
なお、EGRクーラで還流排気ガスが冷却されることによって生じる凝縮水をEGRクーラから排気還流方向の上流側に流下させるように低圧EGR配管の上流端側を傾斜させるとともに、その凝縮水が低圧EGR配管の上流端側に装着された排気浄化触媒を避けて流下するよう、排気浄化触媒を迂回する液体通路を形成したものも知られている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2010−156272号公報 特開2003−065162号公報 特開2005−240641号公報
しかしながら、従来の内燃機関の排気再循環装置にあっては、低圧EGR配管内のフィルタが異物捕集フィルタのように網目の細かいメッシュ状のものであったり上述例のようにEGRフィルタでも目の細かい部分を多数有していたりする場合、排気還流通路が水膜を形成したそのフィルタ(以下、水膜が形成され易い程度に目が細かく異物捕集が可能なフィルタを総称して異物捕集フィルタという)によって閉塞され易くなり、所要量の排気ガスが排気再循環されないためにNOx低減効果が低下してしまう可能性があった。
また、異物捕集フィルタによって排気管流通路が閉塞され易いと、EGRクーラ等で生じる酸性の凝縮水を排気管側(排気還流方向上流側)に流下させる構造となっている場合でもその流下が妨げられ易くなり、ターボ過給機のコンプレッサや吸気系の金属部品が凝縮水によって腐食し易くなるという問題もあった。
そこで、本発明は、還流排気ガスへの異物等の侵入を阻止する異物捕集フィルタに水膜が形成されるのを有効に抑制し、低圧EGR配管内の通路が異物捕集フィルタにより閉塞されることを確実に防止できる内燃機関の排気再循環装置を提供するものである。
本発明に係る内燃機関の排気再循環装置は、上記課題解決のため、(1)それぞれ内燃機関の排気管側から吸気管側に排気ガスを還流させる高圧EGR配管および低圧EGR配管を併有し、前記低圧EGR配管の内方に異物捕集フィルタを設置した内燃機関の排気再循環装置であって、前記排気管に接続された基端部および前記低圧EGR配管の内方で開口する先端部を有する排気ガス導入管を備え、前記異物捕集フィルタが、水平面に対し傾斜した異物捕集面を有するとともに前記排気ガス導入管の先端部に支持され、前記低圧EGR配管の排気還流方向の上流端部が、前記排気ガス導入管の前記排気管への接続位置より排気方向の下流側に接続されていることを特徴とする。
この発明では、異物捕集フィルタの異物捕集面が水平面に対し傾斜しているので、異物捕集面に水分が付着しても流下し易くなる。しかも、内燃機関の運転中、排気ガス導入管から低圧EGR配管の内部に導入される排気ガスによって異物捕集フィルタが常に熱せられることになり、異物捕集フィルタに水分が付着しても蒸発し易くなる。したがって、異物捕集フィルタに水膜が形成されるのを有効に抑制し、低圧EGR配管内の通路が異物捕集フィルタにより閉塞されることを防止することができることになる。
本発明に係る内燃機関の排気再循環装置においては、(2)前記低圧EGR配管の内部に形成される排気還流通路のうち、前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置と前記低圧EGR配管の前記排気管への接続位置との間に位置する特定通路区間が、前記開口位置より鉛直方向下方側に位置することが好ましい。
この構成により、異物捕集面から凝縮水が流下すると、その凝縮水が低圧EGR配管の内壁面に沿って排気ガス導入管の先端部の開口位置より排気還流方向上流側に流下することになり、凝縮水がフィルタに再度付着することがない。また、低圧EGR配管の内壁面に沿って流下する凝縮水が異物捕集フィルタに付着し難い。
本発明に係る内燃機関の排気再循環装置は、好ましくは、(3)前記低圧EGR配管の内部に形成される排気還流通路のうち前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置よりも前記排気還流方向の下流側で開度を変化させるEGRバルブと、前記排気還流通路のうち前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置よりも前記排気還流方向の上流側で開度を変化させる水抜きバルブと、をさらに備えるものである。
この構成により、EGRバルブの閉弁時でも異物捕集フィルタを排気ガス中にさらしたり凝縮水を排気管側に適宜排出させたりすることができ、異物捕集フィルタが水膜によって閉塞されることや、低圧EGR配管内の排気還流通路が水膜が形成された異物捕集フィルタによって閉塞されたりすることが、確実に防止可能となる。
上記(3)に記載の構成を有する場合、(4)前記EGRバルブの開度が小さいときに前記水抜きバルブの開度が大きくなり、前記EGRバルブの開度が大きいときに前記水抜きバルブの開度が小さくなるように、前記EGRバルブおよび前記水抜きバルブを制御するバルブ制御手段が設けられていることが望ましい。これにより、例えば凝縮水を排気管側で蒸発させたり中和させたりし易い条件下で水抜きバルブを開弁させたり、EGRバルブの開弁時に低圧EGR配管内に導入された還流排気ガスが水抜きバルブから排気管内に漏れるのを防止するように水抜きバルブを閉弁させたりすることができる。
上記(2)に記載の構成を有する場合、(5)前記低圧EGR配管の途中に設置され前記吸気管側に還流する排気ガスを冷却する排気冷却器をさらに備え、前記低圧EGR配管が、前記排気冷却器内で発生する凝縮水を前記排気冷却器から前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置より前記排気還流方向の上流側まで流下させるように水平面に対し傾斜していることが好ましい。
この場合、排気冷却器内で生じる凝縮水を、異物捕集フィルタに付着させることなく、排気還流方向の上流側まで流下させることができる。
本発明に係る内燃機関の排気再循環装置においては、(6)前記異物捕集フィルタの前記異物捕集面が、前記排気還流方向の下流側に向かって突出する凸面形状をなしていることが好ましい。この構成により、異物捕集面の面積を比較的大きくしながらも凝縮水が異物捕集面から流下し易く、かつ、排気還流方向に流れる還流排気ガスによって異物捕集フィルタに付着した水分が効率良く蒸発するようにできる。
上記(6)に記載の構成を有する場合、(7)前記排気ガス導入管の先端部と前記低圧EGR配管とが略同軸にかつ互いに離間するように配置され、前記異物捕集フィルタの前記異物捕集面が、前記排気還流方向の下流側に向かって突出する略錐形をなしていることが好ましい。この場合、低圧EGR配管の内方で開口する排気ガス導入管の先端部が低圧EGR配管の内壁面から離間していることにより、凝縮水が異物捕集フィルタに接触し難く、低圧EGR配管内の通路が異物捕集フィルタにより閉塞されることをより確実に防止できる。
上記(3)または(4)に記載の構成を有する場合、(8)前記排気管の内部であって前記排気ガス導入管の前記排気管への接続位置と前記低圧EGR配管の前記排気管への接続位置との間に、排気絞りバルブが設置されていることが好ましい。この構成により、低圧EGRバルブの閉弁時に排気絞りバルブの開度を適度に絞ることで、排気管内から排気ガス導入管を通して低圧EGR配管内に排気ガスを導入させ、その排気ガスを低圧EGR配管の上流端部の内方で排気還流方向上流側に流すことができ、その排気ガスの流れによって凝縮水の排出と異物捕集フィルタからの水分の蒸発・除去作用とを高めることができる。
本発明によれば、低圧EGR配管の内部で排気ガス導入管の先端部に支持された異物捕集フィルタの異物捕集面が、水を流下させ易く、しかも、内燃機関の運転中に排気ガス導入管から低圧EGR配管の内部に導入される排気ガスにより常に熱せられて水分を蒸発させ易くなるようにしているので、異物捕集フィルタに水膜が形成されるのを有効に抑制して、低圧EGR配管内の通路が異物捕集フィルタにより閉塞されることを確実に防止することのできる内燃機関の排気再循環装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気再循環装置の全体の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気再循環装置の要部概略構成を示す図1の部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気再循環装置において排気還流方向の下流側から異物捕集フィルタの近傍を見たときの低圧EGR配管内の拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3は、本発明に係る内燃機関の排気再循環装置の一実施形態を示している。
この実施形態は、本発明をターボ過給を採用する直列4気筒のディーゼルエンジン10(多気筒内燃機関;以下、単にエンジン10という)に適用したものである。
図1および図2に示すように、本実施形態のエンジン10は、その本体ブロック10Mに複数の気筒11を有しており、このエンジン10には、各気筒11内の燃焼室(詳細を図示していない)に燃料を噴射するコモンレール型の燃料噴射装置12と、燃焼室に空気を吸入させる吸気装置13と、燃焼室からの排気ガスを排気させる排気装置14と、排気装置14内の排気エネルギを利用して吸気装置13内で吸入空気を圧縮し燃焼室に空気を過給するターボ過給機15と、このターボ過給機15より上流側の高圧側の排気ガスの一部を吸気側に還流させ再循環させる高圧側の排気再循環装置であるHPL(High Pressure Loop)−EGR装置16と、このターボ過給機15より下流側の低圧側の排気ガスの一部を吸気側に還流させ再循環させる低圧側の排気再循環装置であるLPL(Low Pressure Loop)−EGR装置17とが装備されている。
燃料噴射装置12は、図外の燃料タンクから燃料を汲み上げて高圧の燃圧(燃料圧力)に加圧し吐出するサプライポンプ21と、そのサプライポンプ21からの燃料が導入されるコモンレール22と、このコモンレール22を通して供給される高圧燃料を後述するECU100(電子制御ユニット;図2参照)からの噴射指令信号に対応するタイミングおよび開度(デューティー比)で燃焼室内に噴射する燃料噴射弁23とを含んで構成されている。なお、サプライポンプ21は、例えばエンジン10の回転動力を利用して駆動され、コモンレール22はサプライポンプ21から供給された高圧燃料を均等な圧力に保ちながら複数の燃料噴射弁23に分配・供給する。燃料噴射弁23は、電磁駆動される公知のニードル弁で構成され、噴射指令信号に応じてその開弁時間を制御されることにより噴射指令信号に応じた燃料噴射量の燃料(例えば軽油)を燃焼室内に噴射・供給することができる。
吸気装置13は、本体ブロック10Mに装着された吸気マニホールド31と、それより上流側の吸気管32と、吸気管32の最上流部でフィルタにより吸入空気を清浄化するエアクリーナ33と、ターボ過給機15より下流側の吸気管部32b内でターボ過給機15による圧縮・過給により昇温した吸入空気を冷却するインタークーラ34と、新気の吸入流量を検出するエアフローメータ35と、エンジン10内への吸気量を調整するスロットルバルブ36と、吸気温度を検出する吸気温度センサ37と、吸気マニホールド31の入口付近でエンジン10の過給圧を検出する吸気管内圧力センサ38と、を含んで構成されている。
排気装置14は、本体ブロック10Mに装着された排気マニホールド41と、それより下流側の排気管42と、アイドル時や軽負荷時に排気温度を上げることができるとともにLPL−EGR装置17の背圧を制御することができる排気絞りバルブ43と、ターボ過給機15よりも下流側の排気管42に装着された公知の酸化触媒コンバータ44およびDPFユニット45(粒子状物質捕集フィルタ)からなる排気後処理装置46と、を含んで構成されている。
ターボ過給機15は、互いに回転方向一体に結合された吸入空気コンプレッサ15aおよび排気タービン15bを有しており、排気管42内を流れる排気ガスのエネルギにより排気タービン15bを回転させることで、これに連結する吸入空気コンプレッサ15aを回転させ、この吸入空気コンプレッサ15aにより吸入空気を圧縮してエンジン10内に正圧の空気を供給することができるようになっている。
HPL−EGR装置16は、排気マニホールド41および吸気管32の間に介装された高圧EGR配管61と、この高圧EGR配管61の途中に装着されて排気ガスの還流量を調整することができる高圧EGRバルブ62と、を有している。高圧EGR配管61は、エンジン10内の燃焼室をバイパスして、排気管42内の排気通路のうち排気タービン15bより上流側の部分(上流側の排気管部42aの内部)または排気マニホールド41内の排気通路と、吸気管32内の吸気通路32wのうち吸入空気コンプレッサ15aより下流側の部分(下流側の吸気管部32bの内部)とを連通させる高圧側排気還流通路P1を形成している。また、高圧EGRバルブ62は、高圧側排気還流通路P1を開通させる開弁状態と、この高圧側排気還流通路P1の開通を制限する、例えば高圧側排気還流通路P1を遮断する閉弁状態とに切替え可能で、エンジン10の運転状態に応じて制御されるようになっている。そして、高圧側排気還流通路P1は、HPL−EGR装置16内における高圧側の排気再循環経路の主要部をなしている。
LPL−EGR装置17は、排気管42および吸気管32の間に介装された低圧EGR配管71と、この低圧EGR配管71の途中に装着されて排気ガスの還流量を調整することができる低圧EGRバルブ72と、低圧EGR配管71内を通る排気ガスをその途中で冷却することができる低圧EGRクーラ73(排気冷却器)と、下流側の排気管42内の排気通路うちDPFユニット45より下流側の排気通路部分でその通路断面積を変化させるように開度を変化させることができる前述の排気絞りバルブ43とを有している。
低圧EGR配管71は、エンジン10内の燃焼室をバイパスして、排気管42内の排気ガス通路42wのうち排気タービン15bより下流側の部分(下流側の排気管部42bの内部)と吸気管32内の吸気通路32wのうち吸入空気コンプレッサ15aより上流側の部分(上流側の吸気管部32aの内部)とを連通させる低圧側排気還流通路P2を形成しており、酸化触媒コンバータ44およびDPFユニット45により浄化された排気ガスを排気ガス通路42w側から吸気通路32w側に還流させるようになっている。また、低圧EGRバルブ72は、低圧側排気還流通路P2を開通させる開弁状態と、この開通を制限する、例えば低圧側排気還流通路P2を遮断する閉弁状態とに切替え可能になっており、エンジン10の運転状態に応じて制御されるようになっている。さらに、低圧EGRクーラ73は、低圧側排気還流通路P2の一部を形成するケース部73aと、そのケース部73a内を通るEGRガスに接触するとともに冷却用流体通路を形成する冷却水管部73bとを有しており、冷却水管部73b内に導入される冷却用流体(例えば、エンジン冷却水)とケース部73a内を通る還流排気ガスとの間における熱交換によって低圧側の還流排気ガスを冷却できるようになっている。そして、低圧側排気還流通路P2は、吸気管32内の吸気通路32wのうち低圧EGR配管71が吸気管32に接続する接続位置jより下流側の部分と共に、LPL−EGR装置17内における低圧側の排気再循環経路を構成している。
一方、酸化触媒コンバータ44およびDPFユニット45は、エンジン10の排気管42の途中に配置され内部を通る排気ガスを浄化する排気浄化ユニットとなっている。すなわち、酸化触媒コンバータ44は、例えば炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)を二酸化炭素(CO)と水(HO)に変化させることができる酸化性能を有している。また、DPFユニット45は、例えば多孔質セラミックスで構成されたハニカム構造のもので、エンジン10の排気ガス中に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するとともにその捕集により堆積するPMを燃焼させる再生処理ができるようになっている。
図2に示すように、DPFユニット45は、具体的には、排気管42の途中に配置されて排気ガス通路42wを特定の通路区間において拡張させる筒状ケース部51と、その筒状ケース部51内の特定の通路区間を通る排気ガス中のPMを捕集して排気ガスを浄化するよう筒状ケース部51内に収納されたPM捕集フィルタ部52(排気浄化フィルタ部)と、を有している。
このDPFユニット45の筒状ケース部51は、PM捕集フィルタ部52の下流側に、排気ガス通路42wの拡張された特定の通路区間のうちPM捕集フィルタ部52より下流側で通路断面積を減少させるよう、PM捕集フィルタ部52の周囲の筒状壁面51bに対して縮径方向に傾斜し交差する内壁面51aを有している。
また、PM捕集フィルタ部52より下流側の筒状ケース部51の内部には、PM捕集フィルタ部52に対応して拡張された排気ガス通路42wの特定の通路区間の下流側部分である排気ガス分配室53が画成されている。そして、排気ガス通路42wのうち排気ガス分配室53より排気消音器42MF側の排気ガス通路部分42wxは、内壁面51aを貫通してこの排気ガス分配室53から車両後方側に延びており、一方、低圧側排気還流通路P2は、排気ガス分配室53の近傍の下流側の排気管部42bの内部あるいは排気ガス分配室53から鉛直方向上方側に延びつつ低圧EGRクーラ73の入口部73cに向かって湾曲するように形成されている。
一方、低圧側排気還流通路P2を形成する低圧EGR配管71の上流端部71uの近傍には、排気管42の一部を構成する排気管42の下流側の排気管部42bあるいは筒状ケース部51の内壁面51a付近から外方に突出するように、排気ガス導入管81が設けられている。
この排気ガス導入管81は、排気管42の下流側の排気管部42bあるいは筒状ケース部51の内壁面51aに接続されるとともに排気ガス通路42w内に向かって開口する基端部81aと、低圧EGR配管71の内方で排気還流方向の下流側に向かって開口する先端部81bとを有しており、さらに、これら基端部81aおよび先端部81bの間で低圧EGR配管71の管壁部分を貫通するとともに先端部81bに近付くほど排気還流方向下流側に向かうように湾曲する中間の湾曲部81cを有している。また、排気ガス導入管81は、低圧EGR配管71の上流端部71uより小径の円管状体であり、長さ方向の全域で略一定の内径および通路断面積を有している。なお、排気ガス導入管81の断面形状や内径は、特に限定されるものではなく、長さ方向全域で略同一でなければならないものでもない。
また、低圧EGR配管71の内部に形成される低圧側排気還流通路P2のうち、その通路方向において排気ガス導入管81の先端部81bが開口する開口位置a1(ここでは、開口中心高さの位置)と低圧EGR配管71の排気管42への接続位置a2との間に位置する特定通路区間P2uは、開口位置a1より鉛直方向下方側に位置している。そして、低圧EGR配管71の排気還流方向の上流端部71uは、低圧EGRクーラ73から離れたその最上流端を排気管42に接続させており、その接続位置a2は、排気ガス導入管81の排気管42側への接続位置a3より排気管42の排気方向下流側に位置している。
また、低圧EGR配管71は、低圧EGRクーラ73内で発生する凝縮水を低圧EGRクーラ73の入口部73cから排気ガス導入管81の先端部81bが開口する開口位置a1より排気還流方向の上流側まで流下させるように、水平面に対し傾斜した全体形状をなしている。さらに、排気絞りバルブ43は、排気管42内の排気ガス通路42w上であって排気ガス導入管81の排気管42側への接続位置a3と低圧EGR配管71の排気管42への接続位置a2との間に位置するように設置されている。
排気ガス導入管81の先端部81bには、低圧EGR配管71の内方で異物を捕集する異物捕集フィルタ82が装着されている。
この異物捕集フィルタ82は、DPFユニット45のハニカム状のPM捕集フィルタ部52よりも十分に網目の細かい金属メッシュで構成されており、排気管42中に存在するスパッタ(溶接時の飛散物)、PM捕集フィルタ部52からの脱落片、あるいはPM捕集フィルタ部52より上流側から排気ガスと共に移動してくる異物が生じたときにその異物を捕捉し、そのような異物がターボ過給機15の吸入空気コンプレッサ15aに入ってダメージを与えたりすることを防止するようになっている。
また、この異物捕集フィルタ82は、水平面に対し傾斜した異物捕集面82aと、排気ガス導入管81の先端部81bに支持された環状基端部82bとを有しており、異物捕集面82aは、概ね低圧EGR配管71の内部で低圧側排気還流通路P2による排気還流方向の下流側に向かって突出する凸面形状をなしている。
具体的には、図2および図3に示すように、排気ガス導入管81の先端部81bの近傍においては、その排気ガス導入管81の先端部81bと低圧EGR配管71とが略同軸にかつ互いに径方向に離間するように、すなわち部分的に二重管構造となるように配置されており、異物捕集フィルタ82の異物捕集面82aは、低圧EGR配管71の内部で排気還流方向の下流側に向かって突出する略円錐形状をなしている。
上述のように、LPL−EGR装置17においては、低圧EGR配管71の内部に形成される低圧側排気還流通路P2のうち排気ガス導入管81の先端部81bが開口する開口位置a1よりも排気還流方向の下流側で開度を変化させる低圧EGRバルブ72が設けられているが、これとは別に、低圧側排気還流通路P2のうち排気ガス導入管81の先端部81bが開口する開口位置a1よりも排気還流方向の上流側で開度を変化させる水抜きバルブ85が、さらに設けられている。
この水抜きバルブ85は、低圧EGR配管71の上流端部71uの内方で開閉することにより、その開弁時には、低圧EGRクーラ73内で発生する凝縮水をDPFユニット45のPM捕集フィルタ部52より下流側の排気ガス通路42w内に排出させ、その閉弁時には、低圧EGRクーラ73内で発生する凝縮水を排気ガス導入管81の先端部81bが開口する開口位置a1よりも鉛直方向下方側の低圧EGR配管71の内部、すなわち、特定通路区間P2u内に貯留・収容しておくことができるようになっている。
水抜きバルブ85は、低圧EGRバルブ72と共に、ECU100(バルブ制御手段)によりエンジン10の運転状態に応じてそれぞれの開閉および開度を制御されるようになっており、低圧EGRバルブ72の開度が小さいときに水抜きバルブ85の開度が大きくなり、低圧EGRバルブ72の開度が大きいときに水抜きバルブ85の開度が小さくなるようになっている。なお、図中では、水抜きバルブ85の弁体形状やその駆動部を詳細に示していないが、水抜きバルブ85は、専ら低圧EGRバルブ72と逆の開閉状態をとるものとなり、その開閉切替えの頻度も低圧EGRバルブ72と同程度となるので、低圧EGRバルブ72と同様なバルブタイプ(例えば、ポペット弁タイプ)および駆動方式(例えば電磁駆動方式)のものであるのが好ましい。ただし、低圧EGRバルブ72の閉弁時に水抜きバルブ85が選択的に開弁できるものであれば、それらが相違してもよい。
なお、低圧EGR配管71の上流端部71uに連結する低圧EGR配管71の残部は、両端フランジ部や蛇腹状の起伏を持つ他の複数の管状部材および低圧EGRクーラ73の一部等により構成されている。
また、エンジン10は、ECU100により各種センサ群のセンサ情報に基づいて運転制御されるようになっており、例えばサプライポンプ21の吐出制御(例えば、その電磁スピル弁の制御)、燃料噴射弁23による燃料噴射量制御、スロットルバルブ36の開度制御、高圧EGRバルブ62や低圧EGRバルブ72の開度(EGR率)制御、排気絞りバルブ43の開度制御の開閉制御等が実行されるようになっている。ここにいう各種センサ群とは、例えば図1に示す公知のエアフローメータ35、吸気温度センサ37、吸気管内圧力センサ38、排気酸素濃度センサ47、排気温度センサ48a、48b、排気温度センサ49、DPF前後差圧センサ91、低圧EGR差圧センサ92等に加え、図示しないアクセル開度センサ、スロットル開度センサ、クランク角センサ、水温センサ、車速センサ等である。また、排気絞りバルブ43に代えて、あるいは排気絞りバルブ43と併せて、上流側の吸気管部32a内に低圧EGR用吸気絞りバルブ93を設けることもできる。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態の内燃機関の排気再循環装置においては、HPL−EGR装置16によって形成される高圧側排気還流通路P1内の還流排気ガスに対して、LPL−EGR装置17によって形成される低圧側排気還流通路P2内の還流排気ガスの方が低圧・低温となることに加えて、低圧側排気還流通路P2中のその低圧・低温の還流排気ガスが低圧EGRクーラ73により冷却されることから、低圧EGRクーラ73内で酸性の凝縮水が発生し易い。また、異物捕集フィルタ82は、金属製で網目が細かいので、その異物捕集面82aに表面張力による水膜が張り易い。
しかし、本実施形態における異物捕集フィルタ82の異物捕集面82aは、水平面に対し傾斜しているので、異物捕集面82aに水分が付着しても流下し易くなるのに加えて、エンジン10の運転中、排気ガス導入管81から低圧EGR配管71の内部に導入される高温の排気ガスによって異物捕集フィルタ82が常に熱せられることになり、異物捕集フィルタ82に水分が付着しても蒸発し易くなる。したがって、異物捕集フィルタ82に水膜が形成されることが有効に抑制されることになり、低圧EGR配管71内の低圧側排気還流通路P2が異物捕集フィルタ82により閉塞されることが防止できることになる。
また、低圧EGR配管71の内部に形成される低圧側排気還流通路P2のうち、排気ガス導入管81の先端部81bが開口する開口位置a1と低圧EGR配管71の排気管42への接続位置a2との間に位置する特定通路区間P2uが、開口位置a1より鉛直方向下方側に位置するので、異物捕集面82aから凝縮水が流下すると、その凝縮水が低圧EGR配管71の内壁面に沿って排気ガス導入管81の先端部81bの開口位置a1より排気還流方向上流側(鉛直方向下方側)に流下することになり、凝縮水が異物捕集フィルタ82に再度付着することがない。また、低圧EGR配管71の内壁面に沿って流下する凝縮水は、その内壁面から離間する異物捕集フィルタ82に付着し難い。
また、低圧EGRバルブ72の閉弁(低開度)時に排気絞りバルブ43の開度を適度に絞れば、排気ガス導入管81を通して低圧EGR配管71の内部に排気ガスを確実に導入するとともにその配意ガスを低圧EGR配管71の上流端部71uの内方で排気還流方向上流側に流すことができ、その排気ガスの流れによって凝縮水の排出と異物捕集フィルタ82からの水分の蒸発・除去作用とを、十分に高めることができる。
さらに、本実施形態では、低圧EGRバルブ72の閉弁時でも水抜きバルブ85を開弁させて異物捕集フィルタ82を排気ガス中にさらしたり凝縮水を排気管42側に適宜排出させたりすることができるので、異物捕集フィルタ82が水膜によって閉塞されることや、水膜が形成された異物捕集フィルタ82によって低圧EGR配管71内の低圧側排気還流通路P2が閉塞されたりすることが、確実に防止できることになる。
加えて、低圧EGRバルブ72および水抜きバルブ85が、ECU100により、低圧EGRバルブ72の開度が小さいときに水抜きバルブ85の開度が大きくなり、低圧EGRバルブ72の開度が大きいときに水抜きバルブ85の開度が小さくなるように制御されるので、例えば凝縮水を排気管42側で蒸発させたり中和させたりし易い条件下で水抜きバルブ85を開弁させることができるし、低圧EGRバルブ72の開弁時に低圧EGR配管71内に導入された還流排気ガスが水抜きバルブ85から排気管42内に漏れ出るのを防止するように水抜きバルブ85を閉弁させることができる。
また、低圧EGR配管71が、低圧EGRクーラ73内で発生する凝縮水を低圧EGRクーラ73から排気ガス導入管81の先端部81bが開口する開口位置a1より排気還流方向の上流側まで流下させるように、水平面に対し傾斜しているので、低圧EGRクーラ73内で生じる凝縮水を、異物捕集フィルタ82に付着させることなく、排気還流方向の上流側まで流下させることができる。
さらにまた、異物捕集フィルタ82は、その異物捕集面82aが排気還流方向の下流側に向かって突出する凸面形状をなしているので、異物捕集面82aの面積を比較的大きくしながらも凝縮水が異物捕集面82aから流下し易く、かつ、排気還流方向に流れる低圧EGRガス(還流排気ガス)によって異物捕集フィルタ82に付着した水分を効率良く蒸発させることができる。
特に、排気ガス導入管81の先端部81bと低圧EGR配管71とが略同軸にかつ互いに離間するように配置され、異物捕集フィルタ82の異物捕集面82aが、排気還流方向の下流側に向かって突出する略錐形をなしているので、凝縮水が異物捕集フィルタ82に接触し難く、低圧EGR配管71内の通路が異物捕集フィルタ82により閉塞されることをより確実に防止できる。
このように、本実施形態によれば、低圧EGR配管71の内部で排気ガス導入管81の先端部81bに支持された異物捕集フィルタ82の異物捕集面82aが、水を流下させ易く、しかも、エンジン10の運転中に排気ガス導入管81から低圧EGR配管71の内部に導入される排気ガスにより常に熱せられて水分を蒸発させ易くなるようにしているので、異物捕集フィルタ82に水膜が形成されるのを有効に抑制して、低圧EGR配管71内の通路が異物捕集フィルタ82により閉塞されることを確実に防止することのできる内燃機関の排気再循環装置を提供することができる。
なお、上述の一実施形態における異物捕集フィルタ82の異物捕集面82aは、略円錐形状となっていたが、半球面状、略円錐台形状、あるいは屋根のように水平面に対する複数の傾斜面を有するもの等であってもよい。
また、異物捕集フィルタ82の異物捕集面82aの突出方向は、必ずしも低圧EGR配管71の中心軸線と一致する必要はなく、異物捕集面82aに水分が付着しても重力によって流下し易く、低圧EGR配管71の内壁面から滴下する凝縮水が少ない位置に設置されるのであれば、異物捕集フィルタ82の設置姿勢は、図2中に示す真上向きから外れるように傾斜してもよい。異物捕集フィルタ82が金属メッシュ(金属線からなる網)でなく、多孔を有する椀状体であってもよいことはいうまでもない。
さらに、排気ガス導入管81は、必ずしも低圧EGR配管71を貫通するものである必要はなく、低圧EGR配管71が、排気管42の下流側の排気管部42bに接続され排気管部42bによって全部または一部が閉止される枝管部または上流端部を有し、その枝管部または上流端部によって排気ガス導入管81が全体的に取り囲まれていてもよい。
また、水抜きバルブ85は、図2中に実勢で示すように、低圧EGR配管71の上流端部71uのうち鉛直方向に延びる中間部分に設置されているが、図2中に仮想線で示すように、排気管42(下流側の排気管部42bあるいは筒状ケース部51の内壁面51a付近)に接続される低圧EGR配管71の上流端部71uの最上流位置付近に設置して凝縮水の貯留容量を確保するようにしてもよいし、その収容領域に中和剤を設けたり腐食防止処理を施したりしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る内燃機関の排気再循環装置は、低圧EGR配管の内部で排気ガス導入管の先端部に支持された異物捕集フィルタの異物捕集面が、水を流下させ易く、しかも、内燃機関の運転中に排気ガス導入管から低圧EGR配管の内部に導入される排気ガスにより常に熱せられて水分を蒸発させ易くなるようにしているので、異物捕集フィルタに水膜が形成されるのを有効に抑制して、低圧EGR配管内の通路が異物捕集フィルタにより閉塞されることを確実に防止することのできる内燃機関の排気再循環装置を提供することができるという効果を奏するものであり、排気再循環経路中に異物捕集可能なフィルタを設けた内燃機関の排気再循環装置全般に有用である。
10 エンジン(ディーゼルエンジン、内燃機関)
13 吸気装置
14 排気装置
15 ターボ過給機
15a 吸入空気コンプレッサ
15b 排気タービン
16 HPL−EGR装置(高圧EGR装置)
17 LPL−EGR装置(低圧EGR装置)
32 吸気管
32w 吸気通路
42 排気管
42w 排気ガス通路
42wx 下流側の排気ガス通路部分
43 排気絞りバルブ
45 DPFユニット
51 筒状ケース部
51a 内壁面
52 PM捕集フィルタ部
71 低圧EGR配管
71u 上流端部
72 低圧EGRバルブ(EGRバルブ)
73 低圧EGRクーラ(排気冷却器)
73c 入口部
81 排気ガス導入管
81a 基端部
81b 先端部
82 異物捕集フィルタ
82a 異物捕集面
85 水抜きバルブ
100 ECU(バルブ制御手段)
a1 開口位置
a2 接続位置
P1 高圧側排気還流通路
P2 低圧側排気還流通路
P2u 特定通路区間

Claims (8)

  1. それぞれ内燃機関の排気管側から吸気管側に排気ガスを還流させる高圧EGR配管および低圧EGR配管を併有し、前記低圧EGR配管の内方に異物捕集フィルタを設置した内燃機関の排気再循環装置であって、
    前記排気管に接続された基端部および前記低圧EGR配管の内方で開口する先端部を有する排気ガス導入管を備え、
    前記異物捕集フィルタが、水平面に対し傾斜した異物捕集面を有するとともに前記排気ガス導入管の先端部に支持され、
    前記低圧EGR配管の排気還流方向の上流端部が、前記排気ガス導入管の前記排気管への接続位置より排気方向の下流側に接続されていることを特徴とする内燃機関の排気再循環装置。
  2. 前記低圧EGR配管の内部に形成される排気還流通路のうち、前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置と前記低圧EGR配管の前記排気管への接続位置との間に位置する特定通路区間が、前記開口位置より鉛直方向下方側に位置することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  3. 前記低圧EGR配管の内部に形成される排気還流通路のうち前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置よりも前記排気還流方向の下流側で開度を変化させるEGRバルブと、
    前記排気還流通路のうち前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置よりも前記排気還流方向の上流側で開度を変化させる水抜きバルブと、をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  4. 前記EGRバルブの開度が小さいときに前記水抜きバルブの開度が大きくなり、前記EGRバルブの開度が大きいときに前記水抜きバルブの開度が小さくなるように、前記EGRバルブおよび前記水抜きバルブを制御するバルブ制御手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  5. 前記低圧EGR配管の途中に設置され前記吸気管側に還流する排気ガスを冷却する排気冷却器をさらに備え、
    前記低圧EGR配管が、前記排気冷却器内で発生する凝縮水を前記排気冷却器から前記排気ガス導入管の先端部が開口する開口位置より前記排気還流方向の上流側まで流下させるように水平面に対し傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  6. 前記異物捕集フィルタの前記異物捕集面が、前記排気還流方向の下流側に向かって突出する凸面形状をなしていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1の請求項に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  7. 前記排気ガス導入管の先端部と前記低圧EGR配管とが略同軸にかつ互いに離間するように配置され、
    前記異物捕集フィルタの前記異物捕集面が、前記排気還流方向の下流側に向かって突出する略錐形をなしていることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の排気再循環装置。
  8. 前記排気管の内部であって前記排気ガス導入管の前記排気管への接続位置と前記低圧EGR配管の前記排気管への接続位置との間に、排気絞りバルブが設置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の内燃機関の排気再循環装置。
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