JP6294174B2 - 内燃機関の過給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の過給装置に関する。より詳しくは、吸気を還流するバイパス通路を有する内燃機関の過給装置に関する。
従来、車両などの内燃機関の過給装置として特許文献1に開示された技術がある。特許分文献1に開示された技術では、インペラが回転して得られる放射方向の遠心力にて加圧した吸気を還流するバイパス通路を設けている。また、バイパス通路の途中には、吸気の還流量を調節する調節弁が設けられる。
ところで、過給装置は、ターボラグを解消するために小型化かつハイレスポンス化が進行している。この現状においては、インペラが駆動力を得て回転しても吸気を加圧できずに空転し、サージングが発生する。バイパス通路は、過給装置にて加圧した吸気を還流して加圧前の吸入される吸気に流入させることで、サージングを解消する。
特開平07−279677号公報
ところで、バイパス通路には、過給装置の吸気流れ上流側の吸気通路からブリーザにて回収されたオイル成分や結露による凝縮水などの液状物が流入する場合がある。バイパス通路に流入した液状物は、バイパス通路の途中に設けられた調節弁の手前に溜まる。そして、バイパス通路内で液状物が凍結すると、吸気の還流に悪影響を与える課題が発生する。また、溜まっていた液状物が調節弁の開弁作動時に吹き返すと、エアーフローメーターなどのセンシングに悪影響を与える課題が発生する。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、その目的は、液状物がバイパス通路に流入することを抑制できる内燃機関の過給装置を提供することにある。
本発明の内燃機関(例えば後述の内燃機関1)の過給装置(例えば後述のコンプレッサ52)は、内燃機関の吸気通路(例えば後述の吸気管3)に配置され、インペラ(例えば後述のインペラ521)が回転して得られる放射方向の遠心力にて流入した吸気を加圧して吐出させる遠心式のコンプレッサと、前記インペラに吸気が流通する加圧前流路(例えば後述の加圧前流路11)と、車両搭載時に前記加圧前流路に対して下方に配置され、前記インペラで加圧されて流出した吸気が流通する加圧後流路(例えば後述の加圧後流路14)と、前記加圧後流路の吸気を前記加圧前流路に還流させるバイパス通路(例えば後述のバイパス通路15)と、前記バイパス通路の途中に配置され、吸気の還流量を調節する調節弁(例えば後述の調節弁15c)と、を備え、前記バイパス通路と前記加圧前流路との接続部(例えば後述の接続部16)は、車両搭載時の前記加圧前流路の流路断面における最下面部(例えば後述の最下面部111)を避けて配置されることを特徴とする。
本発明は、バイパス通路と加圧前流路との接続部が車両搭載時の加圧前流路の流路断面における最下面部を避けて配置される。本発明によると、過給装置の吸気流れ上流側の吸気通路からブリーザにて回収されたオイル成分や結露による凝縮水などの液状物がバイパス通路に流入することを抑制できる。よって、液状物がバイパス通路に流入し難くなり、バイパス通路の途中に設けられた調節弁の手前に溜まり難くなる。その結果、バイパス通路内で液状物が凍結せず吸気の還流が良好に実施できる。また、調節弁の開弁作動時に調節弁の手前に溜まっていた液状物が吹き返さず、エアーフローメーターなどのセンシングが良好に行える。
前記最下面部は、車両搭載時の前記加圧前流路の流路断面において、前記加圧前流路の中心を通る鉛直線を挟んで前記中心回りに左右にそれぞれ15°振った位置を左右の端部とすることが好ましい。
本発明によると、内燃機関が搭載された車両が一般的に水平面に対して15°以内の傾斜面にて停止するため、バイパス通路と加圧前流路との接続部が車両搭載時の加圧前流路の流路断面における最下位置に来ることを確実に避けられる。その結果、バイパス通路に過給装置の吸気流れ上流側の吸気通路からブリーザにて回収されたオイル成分や結露による凝縮水などの液状物が流入することを抑制できる効果が確実に得られる。
前記バイパス通路における前記接続部と前記調節弁との間の流路は、前記インペラの回転方向と前記バイパス通路を流通して還流する吸気の流れ方向とのなす角度(例えば後述の角度θ)が小さくなる方向に湾曲していることが好ましい。
本発明によると、バイパス通路における接続部と調節弁との間の流路がインペラの回転方向とバイパス通路を流通して還流する吸気の流れ方向とのなす角度が小さくなる方向に湾曲している湾曲構造であることで、仮に直線構造である場合の流路断面積が十分に確保できないことと屈曲部などを有することとで生じる課題とそれに伴う圧力損失の低下が生じる課題とが改善できる。
また、上記湾曲構造がインペラの回転方向とバイパス通路を流通して還流する吸気の流れ方向とのなす角度が小さくなる方向に滑らかに湾曲する。これにより、インペラの回転に抗わずにスムーズに加圧した吸気が還流でき、インペラに流入する吸気とバイパス通路を流通して還流する吸気との合流時の圧力損失が低下でき、合流した高圧の吸気が回転するインペラに流入し、インペラが空転するサージングを解消できる。
前記インペラが収納されたコンプレッサハウジング(例えば後述のコンプレッサハウジング522)は、前記バイパス通路と一体に構成されることが好ましい。
本発明によると、バイパス通路がインペラの収納されたコンプレッサハウジング自体に形成されるため、部品点数が削減でき、製造コストおよび装置重量が低下できる。また、バイパス通路の経路が短縮化でき、インペラに流入する吸気とバイパス通路を流通して還流する吸気との合流時の圧力損失が低下できる。
本発明によれば、液状物がバイパス通路に流入することを抑制できる内燃機関の過給装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る内燃機関を示す概略構成図である。 本実施形態に係る内燃機関を示す外観図であり、(a)が外観側面図であり、(b)が外観正面図である。 本実施形態に係る内燃機関に搭載されたターボチャージャを示す断面図である。 本実施形態に係るコンプレッサを示す概略構成図であり、(a)が一部透過側面図であり、(b)が(a)のAA断面図である。 本実施形態に係るコンプレッサのバイパス通路と加圧前流路との接続部を示す説明図である。 本実施形態に係るコンプレッサの最下面部の範囲を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る内燃機関1を示す概略構成図である。図2は、本実施形態に係る内燃機関1を示す外観図であり、(a)が外観側面図であり、(b)が外観正面図である。
内燃機関1は、車両に搭載され、4つの気筒2を有する。内燃機関1は、各気筒2の燃焼室内に燃料を直接噴射するディーゼルエンジンである。内燃機関1の各気筒2には、不図示の燃料噴射弁が設けられる。
内燃機関1は、燃料噴射弁と電気的に接続された不図示の電子制御ユニット(以下、ECU)を備える。ECUは、燃料噴射弁の開弁時間および閉弁時間を制御する。
内燃機関1は、吸気管3と、排気管4と、ターボチャージャ5と、を備える。
吸気管3は、吸気を流通させる吸気通路として機能し、吸気マニホールド6の複数の分岐部を介して内燃機関1の各気筒2の吸気ポートに接続される。
吸気管3の途中には、エアーフローメーター31が設けられる。
エアーフローメーター31は、吸気管3を流通する吸気量をセンシングする。
エアーフローメーター31は、ECUに電気的に接続され、吸気管3を流通する吸気量の検出信号をECUに送信する。
エアーフローメーター31よりも吸気流れ下流側の吸気管3の途中と内燃機関1との間には、PCV通路7が設けられる。
PCV通路7は、内燃機関1のブリーザにて回収されたオイル成分を吸気管3に流入させる。吸気管3に流入させたオイル成分は、内燃機関1にて燃焼除去される。
排気管4は、排気を流通させる排気通路として機能し、排気マニホールド8の複数の分岐部を介して内燃機関1の各気筒2の排気ポートに接続される。
図3は、本実施形態に係る内燃機関1に搭載されたターボチャージャ5を示す断面図である。図3は、図2(a)のAA断面線における内燃機関1に搭載されたターボチャージャ5の断面を示す。
ターボチャージャ5は、排気のエネルギーを用いて吸気を圧送する。
ターボチャージャ5は、タービン51と、タービン51から同軸上のシャフト53にて接続されたコンプレッサ52と、を有する。
ターボチャージャ5は、車両に配置された内燃機関1の図2(b)に示す正面側において、タービン51を右側に配置し、コンプレッサ52を左側に配置する。また、ターボチャージャ5には、吸気流れ上流側の吸気管3が右上側からターボチャージャ5の上方を回り込んでコンプレッサ52に左側から接続される。そして、吸気流れ下流側の吸気管3がコンプレッサ52から下向きに延出される。さらに、排気流れ下流側の排気管4がタービン51の右側から延出される。
タービン51は、排気管4の途中に配置される。
タービン51は、凹曲の外周斜面を有する円錐台状のタービンホイール511と、タービンホイール511を収容するタービンハウジング512と、を有する。タービンハウジング512は、円筒形状であり、その中心軸がシャフト53の軸線と同軸となるように、筒状のベアリングハウジング531の一端に連結される。タービンホイール511には、複数のタービンブレード511aが配列される。
タービン51は、タービンブレード511a間の開口面積を変化させて排気の流通量を調整する可変ノズル(VNT)を有する。可変ノズルは、リンク機構を介してアクチュエータに連結され、アクチュエータにて開閉駆動される。アクチュエータは、タービンハウジング512の外部に形成された取付座に取り付けられ、ECUにて制御される。
コンプレッサ52は、PCV通路7との接続部16よりも吸気流れ下流側の吸気管3に配置される。
コンプレッサ52は、シャフト63にてタービンホイール511と同軸かつ一体回転するようにタービンホイール511と向きを逆にして連結されて凹曲の外周テーパ面を有する円錐台状のインペラ521と、インペラ521を収納するコンプレッサハウジング522と、を有する。インペラ521には、複数のコンプレッサブレード521aが配列される。
コンプレッサハウジング522は、円筒形状であり、その中心軸がシャフト53の軸線と同軸となるように、筒状のベアリングハウジング531の他端に連結される。コンプレッサハウジング522は、タービンハウジング512に比して径方向に大きく容量が大きい。
ベアリングハウジング531は、タービンハウジング512とコンプレッサハウジング522とを連結するとともに、不図示のベアリングを用いてシャフト53を回転可能に支持する。
タービン51の排気流れ下流側の排気管4には、排気浄化装置9が設けられる。排気浄化装置9は、酸化触媒91とDPF92とが排気流れ上流側からこの順でケース93内に収容される。
酸化触媒91は、排気や燃料との反応により発生する熱で排気を昇温する。
酸化触媒91は、例えば、触媒として作用する白金(Pt)を、アルミナ(Al)担体に担持させたものに、HCの吸着作用に優れたゼオライトと、HCの水蒸気改質作用に優れたロジウム(Rh)を加えて構成されたものを用いる。
DPF92は、排気がフィルタ壁の微細な孔を通過する際に、PMをフィルタ壁の表面およびフィルタ壁中の孔に堆積させることで捕集する。フィルタ壁の構成材料は、例えば、炭化ケイ素などのセラミックスの多孔体が使用される。
DPF92は、捕集能力の限界すなわち堆積限界までPMを捕集すると排気管4の圧力損失が大きくなるため、DPF92に捕集したPMを燃焼除去させるDPF再生制御が実行される。または、DPF92は、連続的にPMを捕集しながらDPF92に捕集したPMを燃焼除去させてもよい。
DPF92の排気流れ方向下流側の排気管4には、尿素水の添加を受けて排気中のNOxを還元浄化するSCR触媒を有してもよい。
次に、本実施形態に係るターボチャージャ5のコンプレッサ52を説明する。
図4は、本実施形態に係るコンプレッサ52を示す概略構成図であり、(a)が一部透過側面図であり、(b)が(a)のBB断面図である。
コンプレッサ52は、インペラ521が回転して得られる放射方向の遠心力にて流入した吸気を加圧して吐出させる遠心式のコンプレッサである。
コンプレッサ52は、コンプレッサハウジング522に、加圧前流路11と、インペラ収納室12と、スクロール流路13と、加圧後流路14と、バイパス通路15と、が一体に構成される。
加圧前流路11は、インペラ521の軸線と同方向に軸線を有する円筒状に形成され、吸気管3から流通する吸気を軸線に沿ってインペラ521に流入させる。
インペラ収納室12は、加圧前流路11の吸気流れ下流側に同円筒状に連続して形成され、インペラ521が配置される。また、インペラ収納室12は、インペラ521の配置箇所の背面にてスクロール流路13に連続するよう閉塞されている。
スクロール流路13は、断面円形の円環状であり、インペラ収納室12の外周に軸線に対して一回りして構成され、インペラ521にて加圧されて流出した吸気を流通させる。スクロール流路13は、中央のインペラ収納室12との間を、インペラ収納室12の円筒状の端部を円環状に外向きに延出させ、閉塞された背面とで軸線方向に垂直な小円環流路17にて接続される。スクロール流路13は、円環状の断面円形の面積を、最小面積にて開始された始点からインペラ521の軸線の下向き延長線上の下側および上側を通過して1周し、始点から軸線位置のずれた終点まで面積を拡大しながら戻る。
加圧後流路14は、車両上の内燃機関1搭載時に加圧前流路11に対して下方に配置され、スクロール流路13に集合して加圧された吸気を流出させる。加圧後流路14は、スクロール流路13の終点から下向きに延出され、スクロール流路13の終点位置のスクロールエンド14aから連続した管状に形成される。
バイパス通路15は、加圧後流路14の吸気を加圧前流路11に還流させる。
バイパス通路15は、このバイパス通路15と一体に構成されたコンプレッサハウジング522の加圧後流路14と加圧前流路11とを接続する。具体的には、図3に示すように、バイパス通路15は、加圧後流路14をインペラ521の軸線方向と等しい水平方向に分岐させてコンプレッサハウジング522の側端面522aに開口した第1流路15aと、側端面522aにおける第1流路15aの開口の上側に隣接した開口から加圧前流路11に連続する第2流路15bと、から構成される。
バイパス通路15は、バイパス通路15の途中である、コンプレッサハウジング522の側端面522aの第1流路15aの開口と第2流路15bの開口とを吸気が流通するように接続するとともに、吸気の還流量を調節する調節弁15cを有する。
調節弁15cには、リンク機構を介して負圧アクチュエータに連結されてこの負圧アクチュエータに負圧が供給されることで弁体を調節する負圧式や、リンク機構を介して電動モータに連結されて弁体を調節する電動式などを用いる。調節弁15cは、コンプレッサハウジング522の側端面522aに取り付けられ、ECUにて制御される。
図5は、本実施形態に係るコンプレッサ52のバイパス通路15と加圧前流路11との接続部16を示す説明図である。
第2流路15bは、断面矩形の流路形状であって、加圧前流路11との接続部16と調節弁15cとの間を接続する。第2流路15bは、図5に示すインペラ521の回転方向aとこの第2流路15bを流通して還流する図5に示す吸気流れ方向bとのなす角度θが小さくなる方向に滑らかに湾曲した湾曲構造である。第2流路15bの湾曲構造は、スクロール流路13のスクロールエンド13aから大きな曲率にて中心の加圧前流路11の斜下側壁に接続される。図5に示すインペラ521の回転方向aとこの第2流路15bを流通して還流する図5に示す吸気流れ方向bとのなす角度θは、加圧前流路11の外周に接続された円周方向幅の両端にて、180°以下に設定される。
図6は、本実施形態に係るコンプレッサ52の最下面部111の範囲を示す説明図である。
第2流路15bと加圧前流路11との接続部16は、インペラ521の軸線方向垂直断面では、加圧前流路11の内周面(流路断面)における最下面部111を避けて配置される。
図6に示すように、最下面部111は、インペラ521の軸線方向垂直断面において、加圧前流路11の流路中心に対して加圧前流路11の内周面(流路断面)における最上端を0°としたときに165°から195°までの範囲である。言い換えると、最下面部111は、車両搭載時の加圧前流路11の流路断面において、加圧前流路11の中心を通る鉛直線を挟んで中心回りに左右にそれぞれ15°振った位置を左右の端部とする。
接続部16は、インペラ521の軸線方向垂直断面において、加圧前流路11の側方位置から最下面部111の鋭角側165°未満の隣接する位置までの間に所定幅Xにて設けられる。
図3および図4(b)に示すように、接続部16は、インペラ521の軸線方向縦断面では、第2流路15bを、コンプレッサハウジング522の加圧前流路11のインペラ521頂部から吸気流れ上流側に所定距離Yだけ離間した位置に連結する。
接続部16は、第2流路15bを流通して還流する吸気の流れを、インペラ521の回転方向に対して図5のように交差させる。このため、接続部16を介して加圧前流路11に還流した吸気は、吸気管3から流入する吸気よりも高圧な状態でこの吸気に合流し、加圧された吸気が回転するインペラ521に流入してターボチャージャ5の運転中のサージングを解消する。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、バイパス通路15と加圧前流路11との接続部16が車両搭載時の加圧前流路11の流路断面における最下面部111を避けて配置される。ターボチャージャ5の吸気流れ上流側の吸気管3からブリーザにて回収されたオイル成分や結露による凝縮水などの液状物がバイパス通路15に流入することを抑制できる。よって、液状物がバイパス通路15に流入し難くなり、バイパス通路15の途中に設けられた調節弁15cの手前に溜まり難くなる。その結果、バイパス通路15内で液状物が凍結せず吸気の還流が良好に実施できる。また、調節弁15cの開弁作動時に調節弁15cの手前に溜まっていた液状物が吹き返さず、バイパス通路15よりも吸気流れ上流側の吸気管3に配置されたエアーフローメーター31のセンシングが良好に行える。
(2)本実施形態によれば、内燃機関1が搭載された車両が一般的に水平面に対して15°以内の傾斜面にて停止する。このため、仮にインペラ521の軸線方向垂直断面において車両が水平面に対してMAX15°の傾斜面に停止しても、加圧前流路11の側方位置から最下面部の鋭角側165°未満に形成された接続部16が、インペラ521の軸線方向垂直断面において、加圧前流路11の液状物が流入する最下位置に来ることを確実に避けられる。その結果、バイパス通路15にターボチャージャ5の吸気流れ上流側の吸気管3からブリーザにて回収されたオイル成分や結露による凝縮水などの液状物が流入することを抑制できる効果が確実に得られる。
(3)本実施形態によれば、バイパス通路15における接続部16と調節弁15cとの間の第2流路15bがインペラ521の回転方向aとバイパス通路15を流通して還流する吸気の流れ方向bとのなす角度θが小さくなる方向に湾曲している湾曲構造である。このため、仮に直線構造である場合の流路断面積が十分に確保できないことと屈曲部などを有することとで生じる課題とそれに伴う圧力損失の低下が生じる課題とが改善できる。
また、湾曲構造がインペラ521の回転方向aとバイパス通路15を流通して還流する吸気の流れ方向bとのなす角度θが小さくなる方向に滑らかに湾曲する。これにより、インペラ521の回転に抗わずにスムーズに加圧した吸気を還流でき、インペラ521に流入する吸気とバイパス通路15を流通して還流する吸気との合流時の圧力損失を低下でき、還流する吸気が吸気をインペラ521に流入するように補助し、サージングを解消できる。
(4)本実施形態によれば、インペラ521が収納されたコンプレッサハウジング522自体にバイパス通路15を形成するため、部品点数を削減でき、製造コストおよび装置重量を低下できる。また、バイパス通路15の経路を短縮化でき、インペラ521に流入する吸気とバイパス通路15を流通して還流する吸気との合流時の圧力損失を低下できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれる。
本発明の過給装置は、上記実施形態に係るコンプレッサハウジング522に一体に構成された加圧後流路14と加圧前流路11とを接続するバイパス通路15に限られない。例えば、加圧後流路と加圧前流路とを接続するバイパス通路はコンプレッサハウジング内部だけでなく隣接および離間して加圧前流路に構成されてもよい。
本発明の過給装置は、上記実施形態に係るインペラ521の軸線方向垂直断面において、加圧前流路11の流路中心に対して加圧前流路11の内周面(流路断面)における最上端を0°としたときに165°から195°までの範囲である最下面部111を有する。例えば、最下面部は、インペラの軸線方向垂直断面において、加圧前流路の流路中心に対して加圧前流路の内周面(流路断面)における最上端を0°としたときに少なくとも165°以上195°以下の範囲である。
本発明の過給装置は、上記実施形態に係るターボチャージャ5のコンプレッサ52に限られない。例えば、電動モータを用いるスパーチャージャなどに用いるコンプレッサでもよい。
1…内燃機関
3…吸気管(吸気通路)
11…加圧前流路
111…最下面部
14…加圧後流路
15…バイパス通路
15c…調節弁
16…接続部
52…コンプレッサ
522…コンプレッサハウジング
521…インペラ

Claims (4)

  1. 内燃機関の吸気通路に配置され、インペラが回転して得られる放射方向の遠心力にて流入した吸気を加圧して吐出させる遠心式のコンプレッサと、
    前記インペラに流入する吸気が流通する加圧前流路と、
    車両搭載時に前記加圧前流路に対して下方に配置され、前記インペラで加圧されて流出した吸気が流通する加圧後流路と、
    前記加圧後流路の吸気を前記加圧前流路に還流させるバイパス通路と、
    前記バイパス通路の途中に配置され、吸気の還流量を調節する調節弁と、を備え、
    前記バイパス通路と前記加圧前流路との接続部は、車両搭載時の前記加圧前流路の流路断面における下面部側において、その最下面部を避けて配置されることを特徴とする内燃機関の過給装置。
  2. 前記最下面部は、車両搭載時の前記加圧前流路の流路断面において、前記加圧前流路の中心を通る鉛直線を挟んで前記中心回りに左右にそれぞれ15°振った位置を左右の端部とすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の過給装置。
  3. 前記バイパス通路における前記接続部と前記調節弁との間の流路は、前記インペラの回転方向と前記バイパス通路を流通して還流する吸気の流れ方向とのなす角度が小さくなる方向に湾曲していることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の過給装置。
  4. 前記インペラが収納されたコンプレッサハウジングは、前記バイパス通路と一体に構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の内燃機関の過給装置。
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