JP2007192153A - Egr装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽負荷時でも良好に排気ガスを再循環し得る低圧ループのEGR装置をインタークーラの冷却性能の低下を招くことなく実現する。
【解決手段】排気マニホールド10とパティキュレートフィルタ12入側の排気管11との間をバイパス流路17により接続すると共に、該バイパス流路17の中途部とコンプレッサ2a入側の吸気管5との間をEGR流路18により接続し、該EGR流路18のバイパス流路17に対する接続箇所に、排気マニホールド10からの排気ガス9を排気側と吸気側の何れか一方に流量調整しつつ振り分け且つその振り分けを排気側と吸気側の双方について閉塞し得る三方弁19を設け、該三方弁19より上流の排気マニホールド10に近いバイパス流路17の適宜位置に、酸化触媒を担持したサブパティキュレートフィルタ20を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、EGR装置に関するものである。
従来より、自動車のエンジン等では、排気側から排気ガスの一部を抜き出して吸気側へと戻し、その吸気側に戻された排気ガスでエンジン内での燃料の燃焼を抑制させて燃焼温度を下げることによりNOx(窒素酸化物)の発生を低減するようにした、いわゆる排気ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)が行われている。
一般的に、この種の排気ガス再循環を行う場合には、排気マニホールドから排気管に亘る排気系路の適宜位置と、吸気管から吸気マニホールドに亘る吸気系路の適宜位置との間をEGR流路により接続し、該EGR流路を通して排気ガスを再循環するようにしており、一般的に、ターボチャージャを備えたエンジンにあっては、ターボチャージャのコンプレッサより下流の比較的圧力の高い吸気経路に排気ガスを再循環するものを高圧ループのEGR装置(特許文献1参照)と称し、ターボチャージャのコンプレッサより上流の比較的圧力の低い吸気経路に排気ガスを再循環するものを低圧ループのEGR装置(特許文献2参照)と称している。
特開2004−270565号公報 特開2001−82233号公報
しかしながら、前述した如き高圧ループのEGR装置にあっては、ターボチャージャが十分に機能していない軽負荷時に吸気側と排気側との圧力差が少なくなって、排気ガスを良好に再循環させることが難しくなるという問題があるため、排気ガスの再循環にコンプレッサの吸い込み力を利用することが可能な低圧ループのEGR装置を併用し、この低圧ループのEGR装置に軽負荷時における排気ガスの再循環を分担させることが検討されているが、低圧ループのEGR装置により排気ガスをコンプレッサの入側に再循環した場合には、コンプレッサより下流のインタークーラ内が煤等で汚れて該インタークーラの冷却性能の低下を招く虞れがある。
ここで、インタークーラ内の煤等による汚れを回避するためには、排気管の出口付近にあるパティキュレートフィルタを通してから排気ガスの一部を再循環させることが考えられるが、このようにした場合には、EGR流路が長尺なものとなって流路抵抗の増大が避けられなくなり、軽負荷時に排気圧力が大きく低下してしまうことで排気ガスが良好に再循環できなくなって、低圧ループのEGR装置を併用するメリットが失われてしまう結果となる。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、軽負荷時でも良好に排気ガスを再循環し得る低圧ループのEGR装置をインタークーラの冷却性能の低下を招くことなく実現することを目的としている。
本発明は、ターボチャージャを搭載し且つ排気管途中にパティキュレートフィルタを装備したエンジンのEGR装置であって、排気マニホールドとパティキュレートフィルタ入側の排気管との間をバイパス流路により接続すると共に、該バイパス流路の中途部とターボチャージャのコンプレッサ入側の吸気管との間をEGR流路により接続し、該EGR流路のバイパス流路に対する接続箇所に、排気マニホールドからの排気ガスを排気側と吸気側の何れか一方に流量調整しつつ振り分け且つその振り分けを排気側と吸気側の双方について閉塞し得る三方弁を設け、該三方弁より上流の排気マニホールドに近いバイパス流路の適宜位置に、酸化触媒を担持したサブパティキュレートフィルタを設けたことを特徴とするものである。
而して、三方弁を切り換えてバイパス流路とEGR流路とを開通させると、排気マニホールドから抜き出された排気ガスがバイパス流路及びEGR流路を介しコンプレッサ入側の吸気管に再循環されるが、この際、排気マニホールドから抜き出される排気ガスは高温高圧であり、しかも、吸気系路中で最も低圧なコンプレッサ入側の吸気管に再循環されるようになっているので、軽負荷時であっても排気側と吸気側との十分な差圧が確保されて排気ガスが再循環され易くなる。
更に、コンプレッサ入側の吸気管に再循環される排気ガスは、サブパティキュレートフィルタを経て除塵された大気よりクリーンなものとなっているので、排気ガス中の煤等によりコンプレッサ下流のインタークーラ内が汚れてしまう心配がなく、しかも、排気管の出口付近にあるパティキュレートフィルタを経由させる必要がないことからEGR流路を短尺なものとして流路抵抗の大幅な低減化を図ることが可能となる。
他方、三方弁を切り換えてEGR流路を閉塞し且つ排気マニホールドからの排気ガスをパティキュレートフィルタ入側の排気管へ導くと、排気マニホールドから抜き出したばかりの高温の排気ガスがタービンを経由せずに大幅な温度低下なくパティキュレートフィルタに導入され、しかも、サブパティキュレートフィルタに担持された酸化触媒により排気ガス中の未燃燃料分が酸化処理されて反応熱による排気ガスの昇温化が図られるので、パティキュレートフィルタ全体が従来よりも効率良く高温化して捕集済みパティキュレートの燃焼が促進されることになる。
特にエンジン側で燃料のメイン噴射にポスト噴射を追加する等して積極的に未燃燃料分を排気ガス中に添加するようにすれば、サブパティキュレートフィルタの酸化触媒上で発生する反応熱を増加させて更に大幅な排気ガスの昇温化を図ることが可能となり、パティキュレートフィルタ内の捕集済みパティキュレートを強制的に燃焼除去して前記パティキュレートフィルタの再生を図ることも可能となる。
また、前述した本発明のEGR装置においては、排気マニホールドとパティキュレートフィルタ入側の排気管との間をバイパス流路により接続しているが、ターボチャージャのタービン出口付近とパティキュレートフィルタ入側の排気管との間をバイパス流路により接続するように変更しても良い。
このようにすれば、排気マニホールドから排気ガスを抜き出した場合よりも排気温度が低くなるものの、タービン出口付近から抜き出したばかりの排気ガスであれば、サブパティキュレートフィルタに導いて排気ガス中の未燃燃料分や捕集済みパティキュレートの酸化反応を促すのに十分な排気温度が得られるので、このサブパティキュレートフィルタで生じる反応熱によりパティキュレートフィルタへ導かれる排気ガスの昇温化を図ることが可能であり、しかも、タービンに排気ガスの全量を導入することにより排気エネルギーを十分に回収し得て燃費の向上を図ることが可能となる。
上記した本発明のEGR装置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)本発明の請求項1、2に記載の発明によれば、排気マニホールドやターボチャージャのタービン出口付近から高温高圧の排気ガスを抜き出して吸気系路中で最も低圧なコンプレッサ入側の吸気管に再循環することができ、しかも、その再循環される排気ガスをサブパティキュレートフィルタで除塵することにより排気管途中のパティキュレートフィルタを経由させない短尺なEGR流路として流路抵抗の大幅な低減化を図ることができるので、軽負荷時であっても排気側と吸気側との十分な差圧を確保して排気ガスを良好に再循環させることができ、インタークーラ内が煤等で汚れて該インタークーラの冷却性能が低下する虞れも未然に回避することができる。
(II)本発明の請求項1、2に記載の発明によれば、必要に応じ三方弁を切り換えてEGR流路を閉塞し且つ排気マニホールドやターボチャージャのタービン出口付近から抜き出した気ガスをパティキュレートフィルタ入側の排気管へ導くことによって、高温の排気ガスをタービンを経由させずに大幅な温度低下なくパティキュレートフィルタに導入することができ、しかも、サブパティキュレートフィルタに担持された酸化触媒により排気ガス中の未燃燃料分を酸化処理して反応熱による排気ガスの昇温化を図ることができるので、パティキュレートフィルタ全体を従来よりも効率良く高温化して捕集済みパティキュレートの燃焼を促進することができ、特にエンジン側で燃料のメイン噴射にポスト噴射を追加する等して積極的に未燃燃料分を排気ガス中に添加するようにすれば、サブパティキュレートフィルタの酸化触媒上で発生する反応熱を増加させて更に大幅な排気ガスの昇温化を図ることができ、パティキュレートフィルタ内の捕集済みパティキュレートを強制的に燃焼除去して前記パティキュレートフィルタの再生を図ることもできる。
(III)本発明の請求項1に記載の発明によれば、エンジンから出たばかりの極めて高い温度の排気ガスを排気マニホールドから抜き出してパティキュレートフィルタ入側の排気管へ導くことができるので、パティキュレートフィルタ全体をより一層効率良く高温化して捕集済みパティキュレートの燃焼を促進することができる。
(IV)本発明の請求項2に記載の発明によれば、排気マニホールドから排気ガスを抜き出した場合よりも排気温度が低くなるものの、タービン出口付近から抜き出したばかりの未だ十分に温度の高い排気ガスをサブパティキュレートフィルタに導いて排気ガス中の未燃燃料分や捕集済みパティキュレートの酸化反応を促すことができるので、このサブパティキュレートフィルタで生じる反応熱によりパティキュレートフィルタ内に捕集されたパティキュレートの燃焼を促進する効果を得ることができ、しかも、タービンに排気ガスの全量を導入することにより排気エネルギーを十分に回収し得て燃費の向上を図ることができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図5は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1中における1はターボチャージャ2を装備したディーゼルエンジンを示しており、エアクリーナ3から導かれた吸気4が吸気管5を通し前記ターボチャージャ2のコンプレッサ2aへと送られ、該コンプレッサ2aで加圧された吸気4がインタークーラ6へと送られて冷却され、該インタークーラ6から更に吸気マニホールド7へと吸気4が導かれてディーゼルエンジン1の各気筒8(図1では直列6気筒の場合を例示している)に分配されるようになっている。
更に、このディーゼルエンジン1の各気筒8から排出された排気ガス9は、排気マニホールド10を介しターボチャージャ2のタービン2bへと送られ、該タービン2bを駆動した排気ガス9が排気管11を介し車外へ排出されるようにしてある。
また、この排気管11の途中には、酸化触媒を一体的に担持して成る触媒再生型のパティキュレートフィルタ12がフィルタケース13に抱持されて装備されており、このパティキュレートフィルタ12は、セラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路12aの入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路12aについては、その出口が目封じされるようになっており、各流路12aを区画する多孔質薄壁12bを透過した排気ガス9のみが下流側へ排出されるようにしてある。
ここで、図1に図示している例では、排気マニホールド10における各気筒8の並び方向の一端部と、吸気マニホールド7に接続されている吸気管5の一端部との間をEGR流路14で接続し、排気マニホールド10から抜き出した排気ガス9の一部を水冷式のEGRクーラ15及びEGRバルブ16を介して吸気管5に再循環するようにした高圧ループのEGR装置が採用されており、排気側から吸気側へ再循環された排気ガス9で各気筒8内での燃料の燃焼を抑制して燃焼温度を下げることによりNOxの発生を低減し得るようにしてある。
そして、以上に述べた如きターボチャージャ2を搭載し且つ排気管11途中にパティキュレートフィルタ12を装備したディーゼルエンジン1に関し、本形態例においては、排気マニホールド10とパティキュレートフィルタ12入側の排気管11との間をバイパス流路17により接続すると共に、該バイパス流路17の中途部とターボチャージャ2のコンプレッサ2a入側の吸気管5との間をEGR流路18により接続し、該EGR流路18のバイパス流路17に対する接続箇所に、排気マニホールド10からの排気ガス9を排気側と吸気側の何れか一方に流量調整しつつ振り分け且つその振り分けを排気側と吸気側の双方について閉塞し得る三方弁19を設け、該三方弁19より上流の排気マニホールド10に近いバイパス流路17の適宜位置に、酸化触媒を担持したサブパティキュレートフィルタ20を設けた低圧ループのEGR装置を適用している。
前記三方弁19の詳細は図2〜図5に示す通りであり、図2は三方弁19の排気ガス再循環時の状態を示しており、弁体21を回転軸22を中心として回転することにより吸気側(EGR流路18側)を小さく開いて排気側(排気管11へ向かうバイパス流路17側)を閉塞した状態となっており、また、図3は図2の状態から三方弁19の吸気側(EGR流路18側)を全開にした状態を示している。
図4は後述する三方弁19の排気昇温時の状態を示しており、吸気側(EGR流路18側)を閉塞して排気側(排気管11へ向かうバイパス流路17側)を全開とした状態となっており、図5は三方弁19の吸気側(EGR流路18側)と排気側(排気管11へ向かうバイパス流路17側)の双方を閉塞した状態を示している。
尚、バイパス流路17の適宜位置に設けられているサブパティキュレートフィルタ20は、排気管11途中のパティキュレートフィルタ12と同様の構造を持つもので、該パティキュレートフィルタ12の約1/10程度の比較的小容量のものであれば良い。
而して、図2又は図3のように、三方弁19を切り換えてバイパス流路17とEGR流路18とを適宜な開度で開通させると、排気マニホールド10から抜き出された排気ガス9がバイパス流路17及びEGR流路18を介しコンプレッサ2a入側の吸気管5に再循環されるが、この際、排気マニホールド10から抜き出される排気ガス9は高温高圧であり、しかも、吸気系路中で最も低圧なコンプレッサ2a入側の吸気管5に再循環されるようになっているので、軽負荷時であっても排気側と吸気側との十分な差圧が確保されて排気ガス9が再循環され易くなる。
更に、コンプレッサ2a入側の吸気管5に再循環される排気ガス9は、サブパティキュレートフィルタ20を経て除塵された大気よりクリーンなものとなっているので、排気ガス9中の煤等によりコンプレッサ2a下流のインタークーラ6内が汚れてしまう心配がなく、しかも、排気管11の出口付近にあるパティキュレートフィルタ12を経由させる必要がないことからEGR流路18を短尺なものとして流路抵抗の大幅な低減化を図ることが可能となる。
他方、図4のように、三方弁19を切り換えてEGR流路18を閉塞し且つ排気マニホールド10からの排気ガス9をパティキュレートフィルタ12入側の排気管11へ導くと、排気マニホールド10から抜き出したばかりの高温の排気ガス9がタービン2bを経由せずに大幅な温度低下なくパティキュレートフィルタ12に導入され、しかも、サブパティキュレートフィルタ20に担持された酸化触媒により排気ガス9中の未燃燃料分が酸化処理されて反応熱による排気ガス9の昇温化が図られるので、パティキュレートフィルタ12全体が従来よりも効率良く高温化して捕集済みパティキュレートの燃焼が促進されることになる。
この際、ディーゼルエンジン1側で燃料のメイン噴射にポスト噴射を追加する等して積極的に未燃燃料分を排気ガス9中に添加するようにすれば、サブパティキュレートフィルタ20の酸化触媒上で発生する反応熱を増加させて更に大幅な排気ガス9の昇温化を図ることが可能となり、パティキュレートフィルタ12内の捕集済みパティキュレートを強制的に燃焼除去して前記パティキュレートフィルタ12の再生を図ることも可能となる。
尚、ディーゼルエンジン1の負荷が上昇して、EGR流路14を利用した高圧ループのEGR装置だけで排気ガス9の再循環を実行し得る運転領域に移行したら、図5のように、三方弁19を切り換えてEGR流路18側と排気管11へ向かうバイパス流路17側とを両方とも閉塞すれば良い(低圧ループのEGR装置による排気ガス9の再循環を流量を調整しつつ併用することも可)。
従って、上記形態例によれば、排気マニホールド10から高温高圧の排気ガス9を抜き出して吸気系路中で最も低圧なコンプレッサ2a入側の吸気管5に再循環することができ、しかも、その再循環される排気ガス9をサブパティキュレートフィルタ20で除塵することにより排気管11途中のパティキュレートフィルタ12を経由させない短尺なEGR流路18として流路抵抗の大幅な低減化を図ることができるので、軽負荷時であっても排気側と吸気側との十分な差圧を確保して排気ガス9を良好に再循環させることができ、インタークーラ6内が煤等で汚れて該インタークーラ6の冷却性能が低下する虞れも未然に回避することができる。
また、必要に応じ三方弁19を切り換えてEGR流路18を閉塞し且つ排気マニホールド10から抜き出した気ガスをパティキュレートフィルタ12入側の排気管11へ導くことによって、高温の排気ガス9をタービン2bを経由させずに大幅な温度低下なくパティキュレートフィルタ12に導入することができ、しかも、サブパティキュレートフィルタ20に担持された酸化触媒により排気ガス9中の未燃燃料分を酸化処理して反応熱による排気ガス9の昇温化を図ることができるので、パティキュレートフィルタ12全体を従来よりも効率良く高温化して捕集済みパティキュレートの燃焼を促進することができる。
特にディーゼルエンジン1側で燃料のメイン噴射にポスト噴射を追加する等して積極的に未燃燃料分を排気ガス9中に添加するようにすれば、サブパティキュレートフィルタ20の酸化触媒上で発生する反応熱を増加させて更に大幅な排気ガス9の昇温化を図ることができ、パティキュレートフィルタ12内の捕集済みパティキュレートを強制的に燃焼除去して前記パティキュレートフィルタ12の再生を図ることもできる。
図6は本発明の別の形態例を示すもので、先に説明した図1〜図5のEGR装置においては、排気マニホールド10とパティキュレートフィルタ12入側の排気管11との間をバイパス流路17で接続していたが、本形態例においては、ターボチャージャ2のタービン2b出口付近とパティキュレートフィルタ12入側の排気管11との間をバイパス流路17で接続するように変更しており、該バイパス流路17の中途部とターボチャージャ2のコンプレッサ2a入側の吸気管5との間をEGR流路18により接続し、該EGR流路18のバイパス流路17に対する接続箇所に、タービン2b出口付近からの排気ガス9を排気側と吸気側の何れか一方に流量調整しつつ振り分け且つその振り分けを排気側と吸気側の双方について閉塞し得る三方弁19を設け、該三方弁19より上流のタービン2b出口に近いバイパス流路17の適宜位置に、酸化触媒を担持したサブパティキュレートフィルタ20を設けた構成となっている。
而して、このようにすれば、排気マニホールド10から排気ガス9を抜き出した場合よりも排気温度が低くなるものの、タービン2b出口付近から抜き出したばかりの排気ガス9であれば、サブパティキュレートフィルタ20に導いて排気ガス9中の未燃燃料分や捕集済みパティキュレートの酸化反応を促すのに十分な排気温度が得られるので、このサブパティキュレートフィルタ20で生じる反応熱によりパティキュレートフィルタ12内に捕集されたパティキュレートの燃焼を促進する効果を得ることができ、しかも、タービン2bに排気ガス9の全量を導入することにより排気エネルギーを十分に回収し得て燃費の向上を図ることができる。
尚、本発明のEGR装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、排気空燃比がリーンの時に排気ガス中のNOxを酸化して硝酸塩の状態で一時的に吸蔵し且つ排気ガス中のO2濃度が低下した時に還元剤の介在によりNOxを分解放出して還元浄化する性質を備えたNOx吸蔵還元触媒や、酸素共存下でも選択的にNOxを還元剤と反応させ得る性質を備えた選択還元型触媒をパティキュレートフィルタの前後何れかに別体で並設したり、或いは、パティキュレートフィルタに直接担持させたりしても良いこと、燃料添加はポスト噴射以外の手段で実行しても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。 図1の三方弁の排気ガス再循環時の状態を示す断面図である。 図1の三方弁の吸気側を全開にした状態を示す断面図である。 図1の三方弁の排気昇温時の状態を示す断面図である。 図1の三方弁の吸気側と排気側の双方を閉塞した状態を示す断面図である。 本発明の別の形態例を示す概略図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン(エンジン)
2 ターボチャージャ
2a コンプレッサ
2b タービン
4 吸気
9 排気ガス
10 排気マニホールド
11 排気管
12 パティキュレートフィルタ
17 バイパス流路
18 EGR流路
19 三方弁
20 サブパティキュレートフィルタ

Claims (2)

  1. ターボチャージャを搭載し且つ排気管途中にパティキュレートフィルタを装備したエンジンのEGR装置であって、排気マニホールドとパティキュレートフィルタ入側の排気管との間をバイパス流路により接続すると共に、該バイパス流路の中途部とターボチャージャのコンプレッサ入側の吸気管との間をEGR流路により接続し、該EGR流路のバイパス流路に対する接続箇所に、排気マニホールドからの排気ガスを排気側と吸気側の何れか一方に流量調整しつつ振り分け且つその振り分けを排気側と吸気側の双方について閉塞し得る三方弁を設け、該三方弁より上流の排気マニホールドに近いバイパス流路の適宜位置に、酸化触媒を担持したサブパティキュレートフィルタを設けたことを特徴とするEGR装置。
  2. ターボチャージャを搭載し且つ排気管途中にパティキュレートフィルタを装備したエンジンのEGR装置であって、ターボチャージャのタービン出口付近とパティキュレートフィルタ入側の排気管との間をバイパス流路により接続すると共に、該バイパス流路の中途部とターボチャージャのコンプレッサ入側の吸気管との間をEGR流路により接続し、該EGR流路のバイパス流路に対する接続箇所に、タービン出口付近からの排気ガスを排気側と吸気側の何れか一方に流量調整しつつ振り分け且つその振り分けを排気側と吸気側の双方について閉塞し得る三方弁を設け、該三方弁より上流のタービン出口に近いバイパス流路の適宜位置に、酸化触媒を担持したサブパティキュレートフィルタを設けたことを特徴とするEGR装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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