JP5625759B2 - リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法 - Google Patents

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本発明は、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法に関する。
リジッド−フレキシブル多層配線基板は、移動体通信端末やデジタルコンパクトカメラなどの筐体内で、各種配線を引き回す際に用いられる。「リジッド−フレキシブル多層配線基板」とは、リジッド部とフレキシブル部とを備える多層配線基板である。リジッド部およびフレキシブル部はそれぞれ樹脂の層を含んで形成されている。したがって、リジッド−フレキシブル多層配線基板は、樹脂多層基板の一種である。フレキシブル部は、リジッド部よりも可撓性を有している。リジッド部には、チップコンデンサ、半導体IC素子、コネクタなどが搭載され、これらの中にグランド電極、コンデンサ電極、インダクタ電極などの回路素子が内蔵される。フレキシブル部における折り曲げによって、上記筐体内で3次元的に各種配線が引き回される。そのためには、フレキシブル部はできるだけ薄い方が好ましい。
リジッド−フレキシブル多層配線基板およびその製造方法は、たとえば特開平10−200258号公報(特許文献1)に記載されているような構造および製造方法が一般的である。すなわち、予め所定形状に加工された基材を積み重ね、圧着することで、リジッド部の厚みが厚く、フレキシブル部の厚みが相対的に薄いリジッド−フレキシブル多層配線基板が作製される。この場合、圧着が難しい。なぜなら厚みの異なる領域を有した積層体に対して、均一にプレス圧力を加えるのは困難であり、たとえばプレス圧力が低すぎると、圧着が不十分で、デラミネーションが生じる。逆にプレス圧力が高すぎると、厚みのある部分が変形してしまう。
そこで対策として、たとえば特開2008−34433号公報(特許文献2)に記載されているような構造および製造方法が知られている。この製造方法では、平板状の基材を積み重ね、圧着してから、フレキシブル部となるべき領域にレーザ光を照射している。フレキシブル部となるべき領域では、レーザ光により不要部全体が除去され、厚みが薄くなることによって、フレキシブル部となる。しかし、この製造方法では、不要部の全体をレーザ光で除去することとしているため、この除去作業に時間がかかる。また、レーザ光が銅箔で反射して不所望な部位に入射してしまうことによって、最終製品に残すべき部位にダメージが生じる場合がある。
特開平10−200258号公報 特開2008−34433号公報
本発明は、フレキシブル部を形成するために不要部を除去する作業を削減することができる、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面におけるリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、リジッド部形成予定領域およびフレキシブル部形成予定領域を各々有する第1の熱可塑性樹脂シートおよび第2の熱可塑性樹脂シートを用意する工程と、第1の熱可塑性樹脂シートの上面のフレキシブル部形成予定領域に剥離層を形成する工程と、第1の熱可塑性樹脂シートにおいて、リジッド部形成予定領域を囲む第1の閉ループのうちのリジッド部形成予定領域とフレキシブル部形成予定領域との境界の位置に、貫通した第1の切込みを形成する工程とを備える。また、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、第1の熱可塑性樹脂シートおよび剥離層を覆うように第2の熱可塑性樹脂シートを積層して積層体を構成する工程と、積層体を熱圧着する工程とを備える。さらに、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、熱圧着された積層体の第2の熱可塑性樹脂シート側からリジッド部形成予定領域とフレキシブル部形成予定領域の全体を囲む第2の閉ループに沿って第2の切込みを形成する工程と、剥離層を境にして剥離することにより、熱圧着されて一体となった第1の熱可塑性樹脂シートの第1の閉ループに囲まれた領域と第2の熱可塑性樹脂シートの第2の閉ループに囲まれた領域とを一体的に取り出す工程とを備える。第2の切込みを形成する工程において、第1の熱可塑性樹脂シートにおける第2の閉ループのうちの第1の閉ループと重複していない部分の少なくとも一部が切込み阻止部となり、第2の切込みは、第2の閉ループのうち切込み阻止部が位置していない部分では積層体を貫通し、切込み阻止部が位置する部分では切込み阻止部に達している。
好ましくは、上記積層体に耳部を形成する。第1の熱可塑性樹脂シートおよび第2の熱可塑性樹脂シートの各々には、リジッド部形成予定領域とフレキシブル部形成予定領域とを取り囲み、耳部の一部となる耳領域を形成する。
好ましくは、積層体にレーザ光を照射することにより第2の切込みを形成する。
本発明の一形態においては、上記の第1および第2の熱可塑性樹脂シートを用意する工程が、上面全体に導電膜が設けられた複数の樹脂シートを準備する工程と、複数の樹脂シートのうちの一枚において、第1の閉ループに沿う部分の導電膜を除去して第1の熱可塑性樹脂シートを形成する工程と、複数の樹脂シートのうちの一枚において、第2の閉ループに沿う部分の導電膜を除去して第2の熱可塑性樹脂シートを形成する工程とを含む。第2の切込みを形成する工程において、第1の熱可塑性樹脂シートにおける第2の閉ループのうちの第1の閉ループと重複していない部分に位置する導電膜がレーザ光を遮断することにより切込み阻止部として機能する。
本発明の一形態においては、上記の第1および第2の熱可塑性樹脂シートを用意する工程において、さらに、リジッド部形成予定領域およびフレキシブル部形成予定領域を各々有する第3の熱可塑性樹脂シートおよび第4の熱可塑性樹脂シートを用意する。上記の第1の切込みを形成する工程において、さらに第3の熱可塑性樹脂シートにおける第1の閉ループのうちのリジッド部形成予定領域とフレキシブル部形成予定領域との境界の位置に、貫通した第1の切込みを形成する。上記の積層体を構成する工程において、さらに、第1の熱可塑性樹脂シートの下面側に第3の熱可塑性樹脂シートを積層し、かつ、第2の熱可塑性樹脂シートの上面側に第4の熱可塑性樹脂シートを積層して、第3の熱可塑性樹脂シート、第1の熱可塑性樹脂シート、第2の熱可塑性樹脂シートおよび第4の熱可塑性樹脂シートがこの順に積層された4層からなる積層体を構成する。上記の熱圧着する工程において、4層からなる積層体を熱圧着する。上記の第2の切込みを形成する工程において、熱圧着された4層からなる積層体の第4の熱可塑性樹脂シート側から第2の閉ループに沿って第2の切込みを形成する。上記の一体的に取り出す工程において、熱圧着されて一体となった第1および第3の熱可塑性樹脂シートの第1の閉ループに囲まれた領域と第2および第4の熱可塑性樹脂シートの第2の閉ループに囲まれた領域とを一体的に取り出す。
本発明の第2の局面におけるリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、複数の熱可塑性樹脂シートが積層されてなり、リジッド部と該リジッド部より熱可塑性樹脂シートの積層枚数が少ないフレキシブル部とを有する、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法である。リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、複数の熱可塑性樹脂シートを準備する工程を備える。複数の熱可塑性樹脂シートは、少なくとも第1の熱可塑性樹脂シートおよびこの第1の熱可塑性樹脂シート上に積層される第2の熱可塑性樹脂シートを含む。第1および第2の熱可塑性樹脂シートの各々は、複数のリジッド部形成予定領域、このリジッド部形成予定領域同士の間に位置するフレキシブル部形成予定領域、および、リジッド部形成予定領域とフレキシブル部形成予定領域とを取り囲む耳領域を有する。フレキシブル部形成予定領域は、両側を挟まれた2つのリジッド部形成予定領域との境界である2つの第1の境界部、および、耳領域との境界である2つの第2の境界部により囲まれる。複数のリジッド部形成予定領域の各々は、耳領域との境界である第3の境界部および第1の境界部により囲まれる。第1の熱可塑性樹脂シートは、第1の境界部の全体に第1の切込みを有し、かつ、第2の境界部の少なくとも一部に導電膜の一部分からなる切込み阻止部を有する。リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、さらに、第1の熱可塑性樹脂シートのフレキシブル部形成予定領域と、第2の熱可塑性樹脂シートのフレキシブル部形成予定領域との間の全体に、剥離層が挟み込まれるように、第1の熱可塑性樹脂シート上に第2の熱可塑性樹脂シートを積層して、第1の熱可塑性樹脂シートおよび第2の熱可塑性樹脂シートを含む積層体を構成する工程と、積層体を熱圧着する工程とを備える。また、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、上方から積層体にレーザ光を照射して、複数の熱可塑性樹脂シートのそれぞれにおいて第2の境界部および第3の境界部の少なくとも一方の位置に第2の切込みを入れて、第1の熱可塑性樹脂シートにおいて、第1の切込みと第2の切込みとを繋げることにより複数のリジッド部形成予定領域の各々を耳領域から切り離し、かつ、第2の熱可塑性樹脂シートにおいて、第2の切込みにより複数のリジッド部形成予定領域とフレキシブル部形成予定領域とを耳領域から一体で切断する工程を備える。さらに、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法は、上記の切断する工程の後、切込み阻止部によりレーザ光が遮断されて第2の切込みが形成されずに耳領域と繋がっている第1の熱可塑性樹脂シートのフレキシブル部形成予定領域に、剥離層を介して支持されている、複数のリジッド部形成予定領域および第2の熱可塑性樹脂シートのフレキシブル部形成予定領域を、剥離層を境にして第1の熱可塑性樹脂シートのフレキシブル部形成予定領域から剥離する工程を備える。
本発明によれば、フレキシブル部を形成するために不要部を除去する際に、剥離層の作用を利用して、切込みによって囲まれた部分を容易に剥離することができる。したがって、リジッド−フレキシブル多層配線基板の取出し後に、フレキシブル部を形成するための不要部を除去する作業を削減して、リジッド−フレキシブル多層配線基板の作製工数を低減できる。
リジッド−フレキシブル多層配線基板の外観を示す正面図である。 (A)は、図1のリジッド−フレキシブル多層配線基板の熱圧着前の状態を矢印IIAから見た図であり、(B)は、図1のリジッド−フレキシブル多層配線基板の熱圧着後の状態をIIB−IIB線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態に係るリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法を示すフローチャートである。 熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。 図4の熱可塑性樹脂シートを矢印Vから見た図である。 パターニング後の第1の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。 図6のVII部を拡大して示す図である。 フレキシブル部形成予定領域とリジッド部形成予定領域との境界である第1の境界部を示す平面図である。 フレキシブル部形成予定領域と耳領域との境界である第2の境界部を示す平面図である。 リジッド部形成予定領域と耳領域との境界である第3の境界部を示す平面図である。 パターニング後の第2の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。 図11のXII部を拡大して示す図である。 フレキシブル部形成予定領域とリジッド部形成予定領域との境界である第1の境界部を示す平面図である。 フレキシブル部形成予定領域と耳領域との境界である第2の境界部を示す平面図である。 パターニング後の第3の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。 図15のXVI部を拡大して示す図である。 パターニング後の第4の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。 図17のXVIII部を拡大して示す図である。 第1の熱可塑性樹脂シートの上面のフレキシブル部形成予定領域に剥離層が形成された状態を示す平面図である。 図19のXX−XX線矢印方向から見た図である。 第1の熱可塑性樹脂シートに第1の切込みを入れた状態を示す平面図である。 図21のXXII−XXII線矢印方向から見た図である。 第3の熱可塑性樹脂シートに第1の切込みを入れた状態を示す平面図である。 図23のXXIV−XXIV線矢印方向から見た図である。 同実施形態の積層体の構成を示す分解斜視図である。 積層体を圧着する状態を示す断面図である。 同実施形態において、レーザ光を用いて第2の切込みを入れる状態を示す図である。 第2の切込みが入れられた第1の熱可塑性樹脂シート300Yの一部を示す平面図である。 図28のXXIX−XXIX線矢印方向から見た図である。 第2の切込みが入れられた第2の熱可塑性樹脂シート400Yの一部を示す平面図である。 図30のXXXI−XXXI線矢印方向から見た図である。 第2の切込みが入れられた第3の熱可塑性樹脂シート500Yの一部を示す平面図である。 図32のXXXIII−XXXIII線矢印方向から見た図である。 第2の切込みが入れられた第4の熱可塑性樹脂シート600Yの一部を示す平面図である。 図34のXXXV−XXXV線矢印方向から見た図である。 同実施形態に係る集合基板の構造を示す断面図である。 同実施形態に係る集合基板の耳部からリジッド−フレキシブル多層配線基板を取り外す状態を示す断面図である。 同実施形態に係る集合基板の耳部からリジッド−フレキシブル多層配線基板を取り外す状態を示す分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法およびそれを適用した集合基板について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰返さない。なお、実施形態の説明において、説明の便宜上、上、下、左、右の表現を用いるが、これらの表現は示した図に基づくものであって発明の構成を限定するものではない。
図1は、リジッド−フレキシブル多層配線基板の外観を示す正面図である。図2(A)は、図1のリジッド−フレキシブル多層配線基板の熱圧着前の状態を矢印IIAから見た図である。図2(B)は、図1のリジッド−フレキシブル多層配線基板の熱圧着後の状態をIIB−IIB線矢印方向から見た図である。
図1,2(A)に示すように、リジッド−フレキシブル多層配線基板100は、積層構造を有している。また、リジッド−フレキシブル多層配線基板100においては、フレキシブル部Bを間に挟むように第1のリジッド部A1と第2のリジッド部A2とが設けられている。
第1のリジッド部A1においては、第1の樹脂層31A1および第1の導電層32A1を含む第1の熱可塑性樹脂層上に、第2の樹脂層41および第2の導電層42A1を含む第2の熱可塑性樹脂層が積層されている。また、第1の熱可塑性樹脂層の下に、第3の樹脂層51A1および第3の導電層52A1を含む第3の熱可塑性樹脂層が積層されている。さらに、第2の熱可塑性樹脂層上に、第4の樹脂層61および第4の導電層62A1を含む第4の熱可塑性樹脂層が積層されている。
第2のリジッド部A2においては、第1の樹脂層31A2および第1の導電層32A2を含む第1の熱可塑性樹脂層上に、第2の樹脂層41および第2の導電層42A2を含む第2の熱可塑性樹脂層が積層されている。また、第1の熱可塑性樹脂層の下に、第3の樹脂層51A2および第3の導電層52A2を含む第3の熱可塑性樹脂層が積層されている。さらに、第2の熱可塑性樹脂層上に、第4の樹脂層61および第4の導電層62A2を含む第4の熱可塑性樹脂層が積層されている。
フレキシブル部Bにおいては、第2の樹脂層41および第2の導電層42Bを含む第2の熱可塑性樹脂層上に、第4の樹脂層61を含む第4の熱可塑性樹脂層が積層されている。
図2(B)に示すように、リジッド−フレキシブル多層配線基板100は、熱圧着されることにより第1から第4の樹脂層が溶け合って一体になっている。
図1,2(B)においては図示していないが、第1のリジッド部A1および第2のリジッド部A2において、各樹脂層にはビアホール導体が形成されている。そのビアホール導体により、第1のリジッド部A1において各導電層同士が電気的に接続され、第2のリジッド部A2において各導電層同士が電気的に接続されている。第1のリジッド部A1および第2のリジッド部A2においてそれぞれ接続された各導電層は、フレキシブル部Bに形成された第2の導電層42Bによって電気的に接続されている。
図3は、本発明の実施形態に係るリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法を示すフローチャートである。図4は、熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。図5は、図4の熱可塑性樹脂シートを矢印Vから見た図である。
図3〜5に示すように、本発明の実施形態に係るリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法においては、まず、熱可塑性樹脂を含む樹脂シート210の上面全体に導電膜220が設けられた複数の熱可塑性樹脂シート200を準備する(S100)。
熱可塑性樹脂シート200の樹脂シート210部分は、たとえば、液晶ポリマー(LCP)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、または、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂で形成されている。導電膜220部分は、たとえば、銅、銀、アルミニウム、金、または、これらの金属の合金で形成されている。
本実施形態においては、第1の熱可塑性樹脂シート300、第2の熱可塑性樹脂シート400、第3の熱可塑性樹脂シート500および第4の熱可塑性樹脂シート600用に、4枚の熱可塑性樹脂シート200を準備する。なお、上述のリジッド−フレキシブル多層配線基板100において、第1の熱可塑性樹脂シート300から第1の熱可塑性樹脂層が形成され、第2の熱可塑性樹脂シート400から第2の熱可塑性樹脂層が形成され、第3の熱可塑性樹脂シート500から第3の熱可塑性樹脂層が形成され、第4の熱可塑性樹脂シート600から第4の熱可塑性樹脂層が形成される。上述のように、第1から第4の熱可塑性樹脂層は、互いの境界が溶け合って一体となっている。
図3に示すように、次に、複数の熱可塑性樹脂シート200の各々の導電膜220をパターニングする(S110)。具体的には、第1の熱可塑性樹脂シート300、第2の熱可塑性樹脂シート400、第3の熱可塑性樹脂シート500および第4の熱可塑性樹脂シート600の各々の導電膜をパターニングする。パターニングは、フォトリソグラフィ法などの公知の回路形成方法を用いて行なうことができる。
図6は、パターニング後の第1の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。図7は、図6のVII部を拡大して示す図である。図8は、フレキシブル部形成予定領域とリジッド部形成予定領域との境界である第1の境界部を示す平面図である。図9は、フレキシブル部形成予定領域と耳領域との境界である第2の境界部を示す平面図である。図10は、リジッド部形成予定領域と耳領域との境界である第3の境界部を示す平面図である。
図6に示すように、第1の熱可塑性樹脂シート300においては、縦4列、横4行の格子状に16ヶ所の位置で、同一のパターニングが行なわれる。これは、後述する集合基板となる積層体700Yが、いわゆる16面取の基板であるためである。
図7に示すように、第1の熱可塑性樹脂シート300は、第1のリジッド部形成予定領域A1’、第2のリジッド部形成予定領域A2’、フレキシブル部形成予定領域B2’、および、耳領域C’を有している。
第1のリジッド部形成予定領域A1’は、リジッド−フレキシブル多層配線基板100において第1のリジッド部A1となる領域である。第2のリジッド部形成予定領域A2’は、リジッド−フレキシブル多層配線基板100において第2のリジッド部A2となる領域である。フレキシブル部形成予定領域B2’は、リジッド−フレキシブル多層配線基板100においてフレキシブル部Bに対応する領域であって、後述する集合基板となる積層体700Yの耳部Cと一体となって、リジッド−フレキシブル多層配線基板100から除去される領域である。耳領域C’は、後述する集合基板となる積層体700Yの耳部Cとなる領域である。なお、耳部Cは、集合基板となる積層体700Yにおいて、リジッド−フレキシブル多層配線基板100となる部分の周囲を取り囲む枠状の部分である。
よって、フレキシブル部形成予定領域B2’は、第1のリジッド部形成予定領域A1’と第2のリジッド部形成予定領域A2’との間に位置している。耳領域C’は、第1のリジッド部形成予定領域A1’、第2のリジッド部形成予定領域A2’およびフレキシブル部形成予定領域B2’を取り囲むように位置している。
図7に示すように、第1の熱可塑性樹脂シート300においては、後述する第1の閉ループに沿う部分である第1のリジッド部形成予定領域A1’の縁に位置する第1の導電膜320の一部分が除去される。また、第1の閉ループに沿う部分である第2のリジッド部形成予定領域A2’の縁に位置する第1の導電膜320の一部分が除去される。
その結果、第1のリジッド部形成予定領域A1’において、第1の導電膜320A1’の周囲を囲むように第1の樹脂シート310A1’が露出する。第2のリジッド部形成予定領域A2’において、第1の導電膜320A2’の周囲を囲むように第1の樹脂シート310A2’が露出する。フレキシブル部形成予定領域B2’には、第1の導電膜320B2’が位置しており、第1の導電膜320B2’は、耳領域C’に位置する第1の導電膜320C’と繋がっている。
図8,9に示すように、フレキシブル部形成予定領域B2’は、第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’との境界である2つの第1の境界部L1と、耳領域C’との境界である2つの第2の境界部L2とにより囲まれている。
図8,10に示すように、第1のリジッド部形成予定領域A1’は、第1のリジッド部形成予定領域A1’内に位置する第1の導電膜320A1’の周囲を取り囲むように、第1の境界部L1および耳領域C’との境界である第3の境界部L3により囲まれている。第2のリジッド部形成予定領域A2’は、第2のリジッド部形成予定領域A2’内に位置する第1の導電膜320A2’の周囲を取り囲むように、第1の境界部L1および耳領域C’との境界である第3の境界部L3により囲まれている。第1の境界部L1および第3の境界部L3により第1の閉ループが構成される。
図11は、パターニング後の第2の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。図12は、図11のXII部を拡大して示す図である。図13は、フレキシブル部形成予定領域とリジッド部形成予定領域との境界である第1の境界部を示す平面図である。図14は、フレキシブル部形成予定領域と耳領域との境界である第2の境界部を示す平面図である。
図11に示すように、第2の熱可塑性樹脂シート400においては、縦4列、横4行の格子状に16ヶ所の位置で、同一のパターニングが行なわれる。図12に示すように、第2の熱可塑性樹脂シート400は、第1のリジッド部形成予定領域A1’、第2のリジッド部形成予定領域A2’、フレキシブル部形成予定領域B1’、および、耳領域C’を有している。フレキシブル部形成予定領域B1’は、リジッド−フレキシブル多層配線基板100においてフレキシブル部Bとなる領域である。
よって、フレキシブル部形成予定領域B1’は、第1のリジッド部形成予定領域A1’と第2のリジッド部形成予定領域A2’との間に位置している。耳領域C’は、第1のリジッド部形成予定領域A1’、第2のリジッド部形成予定領域A2’およびフレキシブル部形成予定領域B1’を取り囲むように位置している。
図12に示すように、第2の熱可塑性樹脂シート400においては、後述する第2の閉ループに沿う部分の導電膜420が除去される。
具体的には、第1のリジッド部形成予定領域A1’の縁のうちのフレキシブル部形成予定領域B1’に接している部分の一部を除いた位置の導電膜420の一部分、および、第2のリジッド部形成予定領域A2’の縁のうちのフレキシブル部形成予定領域B1’に接している部分の一部を除いた位置の導電膜420の一部分が、除去される。
また、フレキシブル部形成予定領域B1’の縁のうちの第1のリジッド部形成予定領域A1’に接している部分の一部を除いた位置、および、第2のリジッド部形成予定領域A2’に接している部分の一部を除いた位置の、導電膜420の一部分が除去される。
その結果、第2の導電膜420A1’と第2の導電膜420A2’とが、第2の導電膜420B1’によって繋がる。第1のリジッド部形成予定領域A1’において、第2の導電膜420B1’と繋がっている部分を除いた第2の導電膜420A1’の周囲を囲むように、第2の樹脂シート410A1’が露出する。第2のリジッド部形成予定領域A2’において、第2の導電膜420B1’と繋がっている部分を除いた第2の導電膜420A2’の周囲を囲むように、第2の樹脂シート410A2’が露出する。フレキシブル部形成予定領域B1’において、第2の導電膜420B1’ の周囲を囲むように、第2の樹脂シート410B1’が露出する。
図13,14に示すように、フレキシブル部形成予定領域B1’は、第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’との境界である2つの第1の境界部L1と、耳領域C’との境界である2つの第2の境界部L2とにより囲まれている。
図15は、パターニング後の第3の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。図16は、図15のXVI部を拡大して示す図である。
図15に示すように、第3の熱可塑性樹脂シート500においては、縦4列、横4行の格子状に16ヶ所の位置で、同一のパターニングが行なわれる。図16に示すように、第3の熱可塑性樹脂シート500は、第1のリジッド部形成予定領域A1’、第2のリジッド部形成予定領域A2’、フレキシブル部形成予定領域B2’、および、耳領域C’を有している。
図15に示すように、第3の熱可塑性樹脂シート500においては、第1のリジッド部形成予定領域A1’の縁に位置する第3の導電膜520の一部分が除去される。また、第2のリジッド部形成予定領域A2’の縁に位置する第3の導電膜520の一部分が除去される。
その結果、第1のリジッド部形成予定領域A1’において、第3の導電膜520A1’の周囲を囲むように第3の樹脂シート510A1’が露出する。第2のリジッド部形成予定領域A2’において、第3の導電膜520A2’の周囲を囲むように第3の樹脂シート510A2’が露出する。フレキシブル部形成予定領域B2’には、第3の導電膜520B2’が位置しており、第3の導電膜520B2’は耳領域C’に位置する第3の導電膜520C’と繋がっている。
図17は、パターニング後の第4の熱可塑性樹脂シートの外観を示す平面図である。図18は、図17のXVIII部を拡大して示す図である。
図17に示すように、第4の熱可塑性樹脂シート600においては、縦4列、横4行の格子状に16ヶ所の位置で、同一のパターニングが行なわれる。図18に示すように、第4の熱可塑性樹脂シート600は、第1のリジッド部形成予定領域A1’、第2のリジッド部形成予定領域A2’、フレキシブル部形成予定領域B1’、および、耳領域C’を有している。
図18に示すように、第4の熱可塑性樹脂シート600においては、第1のリジッド部形成予定領域A1’の縁に位置する導電膜620の一部分が除去される。また、第2のリジッド部形成予定領域A2’の縁に位置する導電膜620の一部分が除去される。さらに、フレキシブル部形成予定領域B1’に位置する導電膜620の一部分が除去される。
その結果、第1のリジッド部形成予定領域A1’において、第4の導電膜620A1’の周囲を囲むように第4の樹脂シート610A1’が露出する。第2のリジッド部形成予定領域A2’において、第4の導電膜620A2’の周囲を囲むように第4の樹脂シート610A2’が露出する。フレキシブル部形成予定領域B1’において、第4の樹脂シート610B1’が露出する。
図3に示すように、次に、第1の熱可塑性樹脂シート300の上面のうちフレキシブル部形成予定領域B2’に剥離層330を形成する(S120)。剥離層330は、樹脂シート210を構成する樹脂材料より高い融点を有する樹脂材料で形成される。
図19は、第1の熱可塑性樹脂シートの上面のフレキシブル部形成予定領域に剥離層が形成された状態を示す平面図である。図20は、図19のXX−XX線矢印方向から見た図である。
図19,20に示すように、第1の熱可塑性樹脂シート300のフレキシブル部形成予定領域B2’において、第1の導電膜320B2’上に剥離層330が形成される。なお、剥離層330が形成される範囲は、フレキシブル部形成予定領域B2’の全体より狭くてもよいし、第1の導電膜320A1’および第1の導電膜320A2’に剥離層330が接触しない程度にフレキシブル部形成予定領域B2’より広くてもよい。
図3に示すように、次に、第1の熱可塑性樹脂シート300において、フレキシブル部形成予定領域B2’と第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’との境界の位置に、厚さ方向の全てを分断する第1の切込みを入れる(S130)。言い換えると、第1の熱可塑性樹脂シート300において、リジッド部形成予定領域A1’,A2’を囲む第1の閉ループのうちのリジッド部形成予定領域A1’,A2’とフレキシブル部形成予定領域B2’との境界の位置である図8に示す第1の境界部L1の全体に、貫通した第1の切込みを入れる。第1の切込みは、たとえば、レーザ光を第1の熱可塑性樹脂シート300に照射することにより入れられるが、切込みを入れる方法はこれに限られない。
図21は、第1の熱可塑性樹脂シートに第1の切込みを入れた状態を示す平面図である。図22は、図21のXXII−XXII線矢印方向から見た図である。
図21,22に示すように、第1の熱可塑性樹脂シート300Xにおいて、第1のリジッド部形成予定領域A1’に位置する第1の樹脂シート310A1’とフレキシブル部形成予定領域B2’に位置する第1の樹脂シート310B2’とが、第1の切込み340A1’によって分離される。また、第2のリジッド部形成予定領域A2’に位置する第1の樹脂シート310A2’とフレキシブル部形成予定領域B2’に位置する第1の樹脂シート310B2’とが、第1の切込み340A2’によって分離される。
第1の切込みは、第3の熱可塑性樹脂シート500にも入れられる。図23は、第3の熱可塑性樹脂シートに第1の切込みを入れた状態を示す平面図である。図24は、図23のXXIV−XXIV線矢印方向から見た図である。
図23,24に示すように、第3の熱可塑性樹脂シート500Xにおいて、フレキシブル部形成予定領域B2’と第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’との境界の位置に、厚さ方向の全てを分断する第1の切込みが入れられる。言い換えると、第3の熱可塑性樹脂シート500Xにおいて、リジッド部形成予定領域A1’,A2’を囲む第1の閉ループのうちのリジッド部形成予定領域A1’,A2’とフレキシブル部形成予定領域B2’との境界の位置である図8に示す第1の境界部L1の全体に、貫通した第1の切込みを入れる。
その結果、第1のリジッド部形成予定領域A1’に位置する第3の樹脂シート510A1’とフレキシブル部形成予定領域B2’に位置する第3の樹脂シート510B2’とが、第1の切込み540A1’によって分離される。また、第2のリジッド部形成予定領域A2’に位置する第3の樹脂シート510A2’とフレキシブル部形成予定領域B2’に位置する第3の樹脂シート510B2’とが、第1の切込み540A2’によって分離される。
図3に示すように、次に、第1の熱可塑性樹脂シート300Xの上面に、剥離層330の上から覆い被せるように第2の熱可塑性樹脂シート400を積層して、第1の熱可塑性樹脂シート300Xおよび第2の熱可塑性樹脂シート400を含む積層体700を構成する(S140)。
図25は、本実施形態の積層体の構成を示す分解斜視図である。図25に示すように、第1の熱可塑性樹脂シート300Xのフレキシブル部形成予定領域B2’と、第2の熱可塑性樹脂シート400のフレキシブル部形成予定領域B1’との間の全体に、剥離層330が挟み込まれるように、第1の熱可塑性樹脂シート300X上に第2の熱可塑性樹脂シート400を積層して、第1の熱可塑性樹脂シート300Xおよび第2の熱可塑性樹脂シート400を含む積層体700を構成する。
本実施形態においては、第1の熱可塑性樹脂シート300Xの下面側に、第3の熱可塑性樹脂シート500Xを積層し、かつ、第2の熱可塑性樹脂シート400の上面側に、第4の熱可塑性樹脂シート600を積層して、第1の熱可塑性樹脂シート300X、第2の熱可塑性樹脂シート400、第3の熱可塑性樹脂シート500Xおよび第4の熱可塑性樹脂シート600を含む積層体700を構成する。ただし、本発明を適用するためには、積層体700が第1の熱可塑性樹脂シート300Xおよび第2の熱可塑性樹脂シート400を含めば、他の熱可塑性樹脂シートを含まなくてもよい。
図3に示すように、次に、積層体700を圧着する(S150)。図26は、積層体を圧着する状態を示す断面図である。図26に示すように、積層体700を積層方向の上下から図中の矢印で示す方向に押圧することにより圧着する。
図3に示すように、次に、積層体700の上方から部分的に深さの異なる第2の切込みを入れる(S160)。
図27は、本実施形態において、レーザ光を用いて第2の切込みを入れる状態を示す図である。図27に示すように、本実施形態においては、積層体700に第4の熱可塑性樹脂シート600側からレーザ光800を照射する。レーザ光800は、ループ状の軌跡810を描くように照射される。言い換えると、リジッド部形成予定領域とフレキシブル部形成予定領域の全体を囲む第2の閉ループに沿って第2の切込みが形成される。レーザ光800は、4層の樹脂シート210を切断するのに十分な照射強度を有している。
図27に示すように、レーザ光800が照射されて第2の切込みが入れられた、第1の熱可塑性樹脂シート300Y、第2の熱可塑性樹脂シート400Y、第3の熱可塑性樹脂シート500Yおよび第4の熱可塑性樹脂シート600Yを含む積層体700Yは、リジッド−フレキシブル多層配線基板100を取出し可能に含む集合基板となる。
なお、集合基板においては、第1の熱可塑性樹脂シート300Yは第1の熱可塑性樹脂層となり、第2の熱可塑性樹脂シート400Yは第2の熱可塑性樹脂層となり、第3の熱可塑性樹脂シート500Yは第3の熱可塑性樹脂層となり、第4の熱可塑性樹脂シート600Yは第4の熱可塑性樹脂層となる。
図28は、第2の切込みが入れられた第1の熱可塑性樹脂シート300Yの一部を示す平面図である。図29は、図28のXXIX−XXIX線矢印方向から見た図である。なお、図28においては、第1の熱可塑性樹脂シート300Yにおける図21で示した部分を示している。
図28,29に示すように、第1の熱可塑性樹脂シート300Yにおいて、第1の切込み340A1’と第2の切込み380A1’とが組み合わさって閉ループ形状をなして、第1のリジッド部形成予定領域A1’を内包する第1の閉鎖領域CL1を形成する。また、第1の切込み340A2’と第2の切込み380A2’とが組み合わさって閉ループ形状をなして、第2のリジッド部形成予定領域A2’を内包する第1の閉鎖領域CL1を形成する。
そのようにして、第1の熱可塑性樹脂シート300Yにおいて、図10に示す第3の境界部L3の位置に第2の切込みを入れて、第1の切込み340A1’と第2の切込み380A1’とを繋げることにより、第1のリジッド部形成予定領域A1’を耳領域C’から切断する。また、第2のリジッド部形成予定領域A2’を第1の切込み340A2’と第2の切込み380A2’とを繋げることにより耳領域C’から切断する。
図28に示すように、第2の切込みを入れる際に、第1の熱可塑性樹脂シート300Yのフレキシブル部形成予定領域B2’の縁のうちの第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’に接していない部分に位置する第1の導電膜320Zが切込み阻止部としてレーザ光800を遮断する。言い換えると、図9に示す第2の境界部L2に位置する第1の導電膜320Zが切込み阻止部としてレーザ光800を遮断する。
なお、剥離層330がフレキシブル部形成予定領域B2’より広い範囲で形成されている場合には、剥離層330もレーザ光800により分離される。
図30は、第2の切込みが入れられた第2の熱可塑性樹脂シート400Yの一部を示す平面図である。図31は、図30のXXXI−XXXI線矢印方向から見た図である。なお、図30においては、第2の熱可塑性樹脂シート400Yにおける図12で示した部分を示している。
図30,31に示すように、第2の熱可塑性樹脂シート400Yにおいて、第2の切込み480による閉ループ形状をなして、フレキシブル部形成予定領域B1’と第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’とを内包する第2の閉鎖領域CL2を形成する。
そのようにして、第2の熱可塑性樹脂シート400Yにおいて、図14に示す第2の境界部L2および図10に示す第3の境界部L3の位置に第2の切込みを入れて、第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’とフレキシブル部形成予定領域B1’とを耳領域C’から一体で切断する。
図32は、第2の切込みが入れられた第3の熱可塑性樹脂シート500Yの一部を示す平面図である。図33は、図32のXXXIII−XXXIII線矢印方向から見た図である。なお、図32においては、第3の熱可塑性樹脂シート500Yにおける図23で示した部分を示している。
図32,33に示すように、第3の熱可塑性樹脂シート500Yにおいて、第1の切込み540A1’と第2の切込み580A1’とが組み合わさって閉ループ形状をなして、第1のリジッド部形成予定領域A1’を内包する第1の閉鎖領域CL1を形成する。また、第1の切込み540A2’と第2の切込み580A2’とが組み合わさって閉ループ形状をなして、第2のリジッド部形成予定領域A2’を内包する第1の閉鎖領域CL1を形成する。
そのようにして、第3の熱可塑性樹脂シート500Yにおいて、図10に示す第3の境界部L3の位置に第2の切込みを入れて、第1の切込み540A1’と第2の切込み580A1’とを繋げることにより、第1のリジッド部形成予定領域A1’を耳領域C’から切断する。また、第2のリジッド部形成予定領域A2’を第1の切込み540A2’と第2の切込み580A2’とを繋げることにより耳領域C’から切断する。
図32に示すように、第2の切込みを入れる際に、第3の熱可塑性樹脂シート500Yのフレキシブル部形成予定領域B2’の縁のうちの第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’に接していない部分に位置する第3の導電膜520Zが切込み阻止部としてレーザ光800を遮断する。言い換えると、第2の閉ループのうちの第1の閉ループと重複していない部分である図9に示す第2の境界部L2に位置する第3の導電膜520Zが切込み阻止部としてレーザ光800を遮断する。
図34は、第2の切込みが入れられた第4の熱可塑性樹脂シート600Yの一部を示す平面図である。図35は、図34のXXXV−XXXV線矢印方向から見た図である。なお、図34においては、第4の熱可塑性樹脂シート600Yにおける図18で示した部分を示している。
図34,35に示すように、第4の熱可塑性樹脂シート600Yにおいて、第2の切込み680による閉ループ形状をなして、フレキシブル部形成予定領域B1’と第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’とを内包する第2の閉鎖領域CL2を形成する。
そのようにして、第4の熱可塑性樹脂シート600Yにおいて、図14に示す第2の境界部L2および図10に示す第3の境界部L3の位置に第2の切込みを入れて、第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’とフレキシブル部形成予定領域B1’とを耳領域C’から一体で切断する。
上記のように第2の切込みを入れることにより、第3の境界部L3の位置においては、第1から第4の熱可塑性樹脂シートの全てに切込みが達し、第2の境界部L2の位置においては、第2および第4の熱可塑性樹脂シートにのみ切込みが達する。その結果、第2の切込みは、部分的に深さが異なる。
図36は、本実施形態に係る集合基板の構造を示す断面図である。なお、図36においては、簡単のため、各樹脂層を分離して図示しているが、実際は各樹脂層は一体となり境界を有さない。図36に示すように、集合基板となる積層体700Yにおいては、第2の熱可塑性樹脂シート400Yのフレキシブル部形成予定領域B1’を、剥離層330を介して、第2の切込みが達していない第1の熱可塑性樹脂シート300Yのフレキシブル部形成予定領域B2’で支持する。ここで、支持するとは、剥離可能な状態で保持することをいう。
本実施形態の積層体700Yにおいては、第3の熱可塑性樹脂シート500Yおよび第4の熱可塑性樹脂シート600Yを含むため、第2の熱可塑性樹脂シート400Yおよび第4の熱可塑性樹脂シート600Yのフレキシブル部形成予定領域B1’を、剥離層330を介して、第2の切込みが達していない第1の熱可塑性樹脂シート300Yおよび第3の熱可塑性樹脂シート500Yのフレキシブル部形成予定領域B2’で支持する。
図3に示すように、次に、剥離層330を境にして第1の熱可塑性樹脂シート300Yのフレキシブル部形成予定領域B2’と第2の熱可塑性樹脂シート400Yのフレキシブル部形成予定領域B1’とを剥離することにより、第1の熱可塑性樹脂シート300Yの第1の閉ループに囲まれた領域である第1の閉鎖領域CL1と第2の熱可塑性樹脂シート400Yの第2の閉ループに囲まれた領域である第2の閉鎖領域CL2とを一体的に取り出す(S170)。
言い換えると、切込み阻止部によりレーザ光800が遮断されて第2の切込みが入らずに耳領域C’と繋がっている第1の熱可塑性樹脂シート300Yのフレキシブル部形成予定領域B2’に、剥離層330を介して支持されている、第1のリジッド部形成予定領域A1’および第2のリジッド部形成予定領域A2’とフレキシブル部形成予定領域B1’とを、剥離層330を境にしてフレキシブル部形成予定領域B2’から剥離する。
図37は、本実施形態に係る集合基板の耳部からリジッド−フレキシブル多層配線基板を取り外す状態を示す断面図である。図38は、本実施形態に係る集合基板の耳部からリジッド−フレキシブル多層配線基板を取り外す状態を示す分解斜視図である。なお、図37においては、簡単のため、各樹脂層を分離して図示しているが、実際は各樹脂層は一体となり境界を有さない。
図37,38に示すように、本実施形態の積層体700Yにおいては、第3の熱可塑性樹脂シート500Yおよび第4の熱可塑性樹脂シート600Yを含むため、剥離層330を境にして第1の熱可塑性樹脂シート300Yおよび第3の熱可塑性樹脂シート500Yのフレキシブル部形成予定領域B2’と、第2の熱可塑性樹脂シート400Yおよび第4の熱可塑性樹脂シート600Yのフレキシブル部形成予定領域B1’とを剥離することにより、第1の熱可塑性樹脂シート300Yおよび第3の熱可塑性樹脂シート500Yの第1の閉鎖領域CL1と、第2の熱可塑性樹脂シート400Yおよび第4の熱可塑性樹脂シート600Yの第2の閉鎖領域CL2とを一体的に取り出す。
上記のようにすることにより、集合基板となる積層体700Yからリジッド−フレキシブル多層配線基板100を取り出した際に、図38に示すように、フレキシブル部形成予定領域B2’は耳領域C’と繋がっているため、フレキシブル部形成予定領域B2’がリジッド−フレキシブル多層配線基板100と一体で取り出されることがない。
よって、リジッド−フレキシブル多層配線基板100において、フレキシブル部Bを形成するために、集合基板から取り出したリジッド−フレキシブル多層配線基板100からフレキシブル部形成予定領域B2’を取り除く必要がない。その結果、リジッド−フレキシブル多層配線基板100の作製工数を低減することができる。
なお、本実施形態においては、切込み阻止部を形成することにより、第2の切込みを入れる深さを変更したが、レーザ光800の照射強度を変更することにより第2の切込みを入れる深さを変更するようにしてもよい。また、第2の切込みをレーザ光800を用いずに、たとえば、刃物を用いて形成し、刃物の切込み深さを変更するようにしてもよい。
さらに、集合基板の熱可塑性樹脂層の積層数は4層に限られず、2層以上であればよい。また、本実施形態の集合基板においては耳部を形成しているが、リジッド−フレキシブル多層配線基板の形状によっては、集合基板に耳部を形成せずに、リジッド−フレキシブル多層配線基板となる領域とフレキシブル部形成予定領域とのみ形成するようにしてもよい。さらに、一つのリジッド−フレキシブル多層配線基板に設けられるリジッド部は、2つに限られず、1つ以上設けられていればよい。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
31A1,31A2 第1の樹脂層、32A1,32A2 第1の導電層、41 第2の樹脂層、42A1,42A2,42B 第2の導電層、51A1,51A2 第3の樹脂層、52A1,52A2 第3の導電層、61 第4の樹脂層、62A1,62A2 第4の導電層、100 フレキシブル多層配線基板、200 熱可塑性樹脂シート、210 樹脂シート、220 導電膜、300,300X,300Y 第1の熱可塑性樹脂シート、310A1’,310A2’,310B2’ 第1の樹脂シート、320,320A1’,320A2’,320B2’,320C,320Z 第1の導電膜、330 剥離層、340A1’,340A2’,540A1’,540A2’ 第1の切込み、380A1’,380A2’,480,580A1’,580A2’,680 第2の切込み、400,400Y 第2の熱可塑性樹脂シート、410A1’,410A2’,410B1’ 第2の樹脂シート、420A1’,420A2’,420B1’ 第2の導電膜、500,500X,500Y 第3の熱可塑性樹脂シート、510A1’,510A2’,510B2’ 第3の樹脂シート、520,520A1’,520A2’,520B2’,520C,520Z 第3の導電膜、600,600Y 第4の熱可塑性樹脂シート、610A1’,610A2’,610B1’ 第4の樹脂シート、620A1’,620A2’ 第4の導電膜、700,700Y 積層体、800 レーザ光、810 軌跡、A1’ 第1のリジッド部形成予定領域、A1 第1のリジッド部、A2’ 第2のリジッド部形成予定領域、A2 第2のリジッド部、B フレキシブル部、B1’,B2’ フレキシブル部形成予定領域、C’ 耳領域、C 耳部、CL1 第1の閉鎖領域、CL2 第2の閉鎖領域、L1 第1の境界部、L2 第2の境界部、L3 第3の境界部。

Claims (6)

  1. リジッド部形成予定領域およびフレキシブル部形成予定領域を各々有する第1の熱可塑性樹脂シートおよび第2の熱可塑性樹脂シートを用意する工程と、
    前記第1の熱可塑性樹脂シートの上面の前記フレキシブル部形成予定領域に剥離層を形成する工程と、
    前記第1の熱可塑性樹脂シートにおいて、前記リジッド部形成予定領域を囲む第1の閉ループのうちの前記リジッド部形成予定領域と前記フレキシブル部形成予定領域との境界の位置に、貫通した第1の切込みを形成する工程と、
    前記第1の熱可塑性樹脂シートおよび前記剥離層を覆うように前記第2の熱可塑性樹脂シートを積層して積層体を構成する工程と、
    前記積層体を熱圧着する工程と、
    熱圧着された前記積層体の前記第2の熱可塑性樹脂シート側から前記リジッド部形成予定領域と前記フレキシブル部形成予定領域の全体を囲む第2の閉ループに沿って第2の切込みを形成する工程と、
    前記剥離層を境にして剥離することにより、熱圧着されて一体となった前記第1の熱可塑性樹脂シートの前記第1の閉ループに囲まれた領域と前記第2の熱可塑性樹脂シートの前記第2の閉ループに囲まれた領域とを一体的に取り出す工程と
    を備え、
    前記第2の切込みを形成する工程において、前記第1の熱可塑性樹脂シートにおける前記第2の閉ループのうちの前記第1の閉ループと重複していない部分の少なくとも一部が切込み阻止部となり、前記第2の切込みは、前記第2の閉ループのうち前記切込み阻止部が位置していない部分では前記積層体を貫通し、前記切込み阻止部が位置する部分では前記切込み阻止部に達している、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法。
  2. 前記積層体に耳部を形成し、
    前記第1の熱可塑性樹脂シートおよび前記第2の熱可塑性樹脂シートの各々には、前記リジッド部形成予定領域と前記フレキシブル部形成予定領域とを取り囲み、前記耳部の一部となる耳領域を形成する、請求項1に記載のリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法。
  3. 前記積層体にレーザ光を照射することにより前記第2の切込みを形成する、請求項1または2に記載のリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法。
  4. 前記第1および第2の熱可塑性樹脂シートを用意する前記工程は、
    上面全体に導電膜が設けられた複数の樹脂シートを準備する工程と、
    前記複数の樹脂シートのうちの一枚において、前記第1の閉ループに沿う部分の前記導電膜を除去して前記第1の熱可塑性樹脂シートを形成する工程と、
    前記複数の樹脂シートのうちの一枚において、前記第2の閉ループに沿う部分の前記導電膜を除去して前記第2の熱可塑性樹脂シートを形成する工程とを含み、
    前記第2の切込みを形成する工程において、前記第1の熱可塑性樹脂シートにおける前記第2の閉ループのうちの前記第1の閉ループと重複していない部分に位置する前記導電膜が前記レーザ光を遮断することにより前記切込み阻止部として機能する、請求項3に記載のリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法。
  5. 前記第1および第2の熱可塑性樹脂シートを用意する前記工程において、さらに、リジッド部形成予定領域およびフレキシブル部形成予定領域を各々有する第3の熱可塑性樹脂シートおよび第4の熱可塑性樹脂シートを用意し、
    前記第1の切込みを形成する工程において、さらに前記第3の熱可塑性樹脂シートにおける前記第1の閉ループのうちの前記リジッド部形成予定領域と前記フレキシブル部形成
    予定領域との境界の位置に、貫通した第1の切込みを形成し、
    前記積層体を構成する前記工程において、さらに、前記第1の熱可塑性樹脂シートの下面側に前記第3の熱可塑性樹脂シートを積層し、かつ、前記第2の熱可塑性樹脂シートの上面側に前記第4の熱可塑性樹脂シートを積層して、前記第3の熱可塑性樹脂シート、前記第1の熱可塑性樹脂シート、前記第2の熱可塑性樹脂シートおよび前記第4の熱可塑性樹脂シートがこの順に積層された4層からなる積層体を構成し、
    前記熱圧着する工程において、前記4層からなる積層体を熱圧着し、
    前記第2の切込みを形成する工程において、熱圧着された前記4層からなる積層体の前記第4の熱可塑性樹脂シート側から前記第2の閉ループに沿って第2の切込みを形成し、
    前記一体的に取り出す工程において、熱圧着されて一体となった前記第1および第3の熱可塑性樹脂シートの前記第1の閉ループに囲まれた領域と前記第2および第4の熱可塑性樹脂シートの前記第2の閉ループに囲まれた領域とを一体的に取り出す、請求項1から4のいずれかに記載のリジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法。
  6. 複数の熱可塑性樹脂シートが積層されてなり、リジッド部と該リジッド部より前記熱可塑性樹脂シートの積層枚数が少ないフレキシブル部とを有する、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法であって、
    前記複数の熱可塑性樹脂シートを準備する工程を備え、
    前記複数の熱可塑性樹脂シートは、少なくとも第1の熱可塑性樹脂シートおよび該第1の熱可塑性樹脂シート上に積層される第2の熱可塑性樹脂シートを含み、
    前記第1および第2の熱可塑性樹脂シートの各々は、複数のリジッド部形成予定領域、該リジッド部形成予定領域同士の間に位置するフレキシブル部形成予定領域、および、前記リジッド部形成予定領域と前記フレキシブル部形成予定領域とを取り囲む耳領域を有し、
    前記フレキシブル部形成予定領域は、両側を挟まれた2つの前記リジッド部形成予定領域との境界である2つの第1の境界部、および、前記耳領域との境界である2つの第2の境界部により囲まれ、
    前記複数のリジッド部形成予定領域の各々は、前記耳領域との境界である第3の境界部および前記第1の境界部により囲まれ、
    前記第1の熱可塑性樹脂シートは、前記第1の境界部の全体に第1の切込みを有し、かつ、前記第2の境界部の少なくとも一部に導電膜の一部分からなる切込み阻止部を有し、
    さらに、
    前記第1の熱可塑性樹脂シートの前記フレキシブル部形成予定領域と、前記第2の熱可塑性樹脂シートの前記フレキシブル部形成予定領域との間の全体に、剥離層が挟み込まれるように、前記第1の熱可塑性樹脂シート上に前記第2の熱可塑性樹脂シートを積層して、前記第1の熱可塑性樹脂シートおよび前記第2の熱可塑性樹脂シートを含む積層体を構成する工程と、
    前記積層体を熱圧着する工程と、
    上方から前記積層体にレーザ光を照射して、前記複数の熱可塑性樹脂シートのそれぞれにおいて前記第2の境界部および前記第3の境界部の少なくとも一方の位置に第2の切込みを入れて、前記第1の熱可塑性樹脂シートにおいて、前記第1の切込みと前記第2の切込みとを繋げることにより前記複数のリジッド部形成予定領域の各々を前記耳領域から切り離し、かつ、前記第2の熱可塑性樹脂シートにおいて、前記第2の切込みにより前記複数のリジッド部形成予定領域と前記フレキシブル部形成予定領域とを前記耳領域から一体で切断する工程と、
    前記切断する工程の後、前記切込み阻止部により前記レーザ光が遮断されて前記第2の切込みが形成されずに前記耳領域と繋がっている前記第1の熱可塑性樹脂シートの前記フレキシブル部形成予定領域に、前記剥離層を介して支持されている、前記複数のリジッド部形成予定領域および前記第2の熱可塑性樹脂シートの前記フレキシブル部形成予定領域を、前記剥離層を境にして前記第1の熱可塑性樹脂シートの前記フレキシブル部形成予定
    領域から剥離する工程と
    を備える、リジッド−フレキシブル多層配線基板の製造方法。
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