JP5623918B2 - 指針位置検出機能付時計 - Google Patents

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Description

本発明は、指針位置検出機能を有する時計に関する。
近年、針の基準位置を自動的に検出し、検出された針位置情報を集積回路で制御し、針を基準位置に修復可能な、指針位置検出機能付時計である電子制御式パーペチャルカレンダー時計や、電波時計等が数多く商品化されている。
前記指針位置検出機能は、時計に衝撃が加わった時の針飛びや、ステッピングモーターを動力にする時計において外部から強い磁界を受けて時刻が狂った時に、針の位置を自動的に修復する機能であり、ユーザーの利便性を向上させるために必要不可欠な機能である。
上記指針位置検出機能の構造に関する内容が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、位置検出対象である四番車を直接検出する代わりに、四番車と同じ形状に作られ五番車に噛み合う検出専用の検出車により、秒針の位置検出を行う技術が開示されている。
特許文献1で開示されている検出車を使用する構造は、四番車を直接検出するよりも時計の厚みを薄く出来るが、検出車を配置する分、平面積が増大する欠点を有する。
また、LEDを実装する基板と、前記基板を保持する基板押えも兼ねる耐磁板が輪列受に重なるように配置されるため、時計全体が厚くなる欠点を有する。
まず、特許文献1と同様の構造である従来技術について説明する。
図3は、従来の指針位置検出構造の一実施例の断面図である。
123は図示しない秒針が取り付けられた四番車であり、位置検出の対象となる歯車である。四番車123は、四番カナ123bに四番歯車123aが圧入固定されている。
221は四番車123を駆動する五番車であり、五番カナ221bに五番歯車221aが圧入固定される。
222は四番車123の位置をモニタする検出専用の秒検出車であり、四番車123同様五番車221に駆動される。秒検出車222は、秒検出車真222bに秒検出歯車222aが圧入固定される構造である。
210は金属またはプラスチック部材(以下プラ部材)の地板である。211は、金属製の輪列受である。地板210と輪列受211は、五番車221と秒検出車222を回転可能に保持している。
130は、検出手段としての、光を発光するLEDである。
231は、LED130が実装された基板(3)であり、プリント基板で作成される。
図3より明らかなように、秒検出歯車222aと輪列受211との間にLED130並びに基板(3)231を配置するスペースが無いので、基板(3)231は輪列受211と基板押え板214の間に配置され、図示しないねじにて固定される。また、LED130は輪列受211と断面的に重なるため、輪列受211に設けられた穴または切り欠き内に配置される。
132は、検出手段としての、LED131から発光された光を受光するフォトトランジスタである。
133はフォトトランジスタ132を実装した基板(2)であり、プリント基板で作成される。113は、金属またはプラ部材の筒車押えである。
基板(2)133は地板210と筒車押え113の間に配置され、図示しないねじにて固定される。また、フォトトランジスタ132は地板210と断面的に重ねて、地板210に設けられた穴または切り欠き内に配置することで、時計の厚みを低減している。
a´は筒車押え113下面から輪列受211上面迄のムーブメントの厚みを表した寸法であり、bは、基板(3)231と基板押え板214の厚みを表す。cは、筒車押え123の下面から時計裏蓋側のムーブメント全体の厚みを表す。
121dは、五番歯車221aに1個空いている五番歯車検出穴であり、122dは、秒検出歯車222aに1個空いている秒検出歯車検出穴である。
五番歯車検出穴121dと秒検出歯車検出穴122dは、四番車123の位置をモニタする検出専用の穴であり、前記各検出穴は五番車221が駆動すると60秒毎に一回重なる構造である。
検出手段であるLED130とフォトトランジスタ132の平面配置は、五番歯車221aと秒検出歯車222aの検出専用の穴の重なる厚み方向の延長線上に配置される。
前記各歯車の検出穴が重なると、LED130の発光する光は前記検出穴を通過し、フォトトランジスタ132で受光される。前記各歯車の検出穴の重なる間隔60秒は、図示しない秒針が取付けられた四番車123の1回転に要する時間である。
したがってフォトトランジスタ132がLED130の発光する光を受光するタイミングは、図示しない文字板の12時を秒針が指示するタイミングに、一致させておくことにより、フォトトランジスタ132が、LED130の発光した光を受光したタイミングで、秒針の特定の運針位置、すなわち図示しない文字板の12時を秒針が指示したタイミングを検出できる。
図4は、従来の指針位置検出構造の一実施形態にかかる平面図である。
120は図示しないステッピングモーターのローターで、五番車221を駆動する。
位置検出の対象となる四番車123の四番歯車123aの歯数は60枚で、四番歯車123aを駆動する五番カナ221bの歯数は12枚である。よって四番歯車123aと五番カナ221bの噛み合う減速比(B)は、1/5(12/60)である。
四番車123の位置をモニタする秒検出車222の秒検出歯車222aの歯数も60枚で、五番カナ221bの歯数12枚である。よって秒検出歯車222aと五番カナ221bの噛み合う減速比(C)は、1/5(12/60)である。
四番歯車123aと秒検出車222は、同じ五番カナ221bと噛み合い減速比も同じため、四番歯車123aと、秒検出歯車222aは、同じ歯車径となる。すなわち、四番歯車123aと秒検出歯車222aは、同一形状の歯車を使用可能である。図4の四番歯車123aには検出穴が開いていないが、秒検出歯車222aをそのまま転用することも可能である。
特開2007−232680号公報(段落0048〜0063、図6)
上記の如く、従来技術は、四番歯車123aと秒検出歯車222aは、同一形状の歯車を使用可能であるため、コスト面で有利であるが、秒検出歯車が大きくなり、平面積が増大している問題があった。
また、従来の指針位置検出構造は、図3に示すとおり、四番歯車123aと秒検出車222が、同じ五番カナ221bと噛み合うためLED130を配置するスペースが確保できないため、輪列受211とLED130とが厚み方向で重なり、LED130と基板(3)231は輪列受211の上面側に配置されるため、基板押え214が必要であった。
よって筒車押え113の下面から時計の裏蓋側のムーブメント全体の厚みは、基板押え板214の上面までとなり、薄型化に限界があった。
しかしながら、時計は常に薄型化、小型化の要望がある。また多機能化のため同じ機能であれば小型化し、他の機能を追加するスペースとして利用される。
本発明は、特許文献1記載の指針位置検出構造よりも、さらに小型化の構造を実現し、指針位置検出機能付時計の小型化、薄型化を目的とする具体的な配置構造を提案する。
上記目的を達成するため、本発明は、
位置検出の対象となる対象車の対象歯車と、該対象歯車を駆動し、自身が駆動されるための駆動歯車を有する駆動車と、前記対象歯車とは別に前記駆動車のカナと噛み合う検出歯車を有し、前記対象歯車の位置検出を実行するための検出車と、前記検出歯車と、前記駆動歯車の位置を検出するための検出手段とを有し、
前記駆動車における前記対象歯車と噛合うカナ(以下駆動カナ)と、前記検出歯車と噛合うカナ(以下検出カナ)が別体で形成され、該駆動カナと該検出カナが、厚み方向で前記駆動歯車の上下に配置される構成を特徴とする。
さらに、前記駆動車と、前記検出車を保持する地板と輪列受を有し、厚み方向において、前記地板−前記駆動歯車間に前記検出歯車が配置され、前記輪列受−前記駆動歯車間に、前記検出手段が配置されることを特徴とする。
さらに、前記検出カナと前記検出歯車の減速比が、前記駆動カナと前記対象歯車の減速比より小さく設定され、前記検出歯車が、前記対象歯車よりも小径になることを特徴とする。
さらに、前前記駆動車が、前記駆動歯車と駆動車軸を兼ねる前記駆動カナから構成され、該駆動車軸と前記検出カナが別体で構成されることを特徴とする。
さらに、前記検出手段を実装する回路基板を有し、該回路基板が、前記輪列受−前記駆動歯車間に配置されることを特徴とする。
さらに、前記駆動車が、前記駆動歯車と駆動車軸も兼ねる前記駆動カナ、前記検出カナが一体で構成されることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)前記駆動車における前記対象歯車と噛合うカナと、前記検出歯車と噛合うカナが別体で形成され、該駆動カナと該検出カナが、厚み方向で前記駆動歯車の上下に配置される事により、前記検出カナと前記検出歯車の減速比(A)を、前記駆動カナと前記対象歯車の減速比(B)より小さく設定し、前記検出歯車を前記対象歯車より小径にできるため、指針位置検出構造を小型化できる。
また、該駆動カナと該検出カナが、厚み方向で前記駆動歯車の上下に配置される事は、後述の(2)の構成よりも、減速比及び歯車径の設定において、自由度が増し、指針位置検出構造を小型化に向け最適な平面配置ができる。
(2)従来のように前記駆動車における前記対象歯車と噛合うカナと、前記検出歯車と噛合うカナが同一の構造においても、前記検出カナと前記検出歯車の減速比(A)を、駆動カナと前記対象歯車の減速比(B)より小さく設定し、前記検出歯車を前記対象歯車より小径にできるため、指針位置検出構造を小型化できる。
(3)前記駆動車における前記対象歯車と噛合うカナと、前記検出歯車と噛合うカナが別体で形成され、該駆動カナと該検出カナが、厚み方向で前記駆動歯車の上下に配置されることにより、前記駆動車の厚み方向にて前記検出歯車が位置するのと反対側の前記輪列受−前記駆動歯車間に、前記検出手段が配置できる。
また検出手段の上面側の保持が前記輪列受で兼ねられるため、基板押え板が不要となる。
以上の事から筒車押え下面から時計裏蓋側のムーブメント全体の厚みを薄くできる。
(4)前記駆動車が、前記駆動歯車と駆動車軸を兼ねる前記駆動カナから構成され、該駆動車軸と前記検出カナが別体で構成において、前記検出カナは、負荷がかからない前記検出歯車と噛み合うため、前記検出カナを安価なプラスチック製にできる。
(5)また前記駆動車の前記駆動歯車と、駆動車軸も兼ねる前記駆動カナ、前記検出カナからなる構成は、前述(4)の通り負荷のかからない輪列のため、駆動車全体を安価なプラスチック製で一体化もできる。
本発明の第1実施形態による指針位置検出構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による指針位置検出構造を示す平面図である。 従来の一実施形態による指針位置検出構造を示す断面図である。 従来の一実施形態による指針位置検出構造を示す平面図である。 本発明の正転時の検出穴の重なりを示す状態図である。
以下、図面を参照して、この発明にかかる指針位置検出構造の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる断面図である。図3と同じ構成については、同一番号を付し、説明を省略する。
121は、図示しない秒針が取り付けられた四番車123を駆動する五番車である。
122は、四番車123の位置をモニタする検出専用の秒検出車であり、四番車123同様五番車121に駆動される。秒検出車122は、秒検出車真122bに秒検出歯車122aが圧入固定されている。
110は金属またはプラ部材の地板であり、111は金属製の輪列受である。
五番車121と秒検出車122は、地板110と輪列受111に回転可能に保持されている。
130は検出手段であるLED、132はやはり検出手段であるフォトトランジスタであり、検出用の穴121d、122dの重なる厚み方向の延長線上に配置される。
131は薄いプリント基板、またはFPC基板であり、LED130が実装された基板(1)である。基板(1)131の断面配置は、輪列受111の下面側と五番歯車121aの間に配置され、図示しないプラ部材で保持されている。
133はフォトトランジスタ132を実装した基板(2)であり、地板110と筒車押え113の間に配置され、図示しないねじにて保持される。
aは、筒車押え113の下面から時計裏蓋側のムーブメント全体の厚みである。
寸法指示部aは筒車押え113の下面から輪列受211上面までを示し、図3のa´と同寸法である。
図3に示す従来技術の五番車221に対し、本発明の五番車121は、四番歯車123aと噛み合う五番カナ(1)121bとは別に、秒検出歯車122aと噛み合う五番カナ(2)121cを有する点が異なっている。
本発明の五番車121は、五番カナ(1)121bに五番歯車121aが圧入固定され、更に五番カナ(2)121cが圧入固定され、
五番車121の厚み方向は、五番カナ(1)121bと五番カナ(2)121cが、五番歯車121aの上下に別体に配置される。
これにより、図3で四番歯車123aと同じ高さにあった秒検出歯車122a(図3では、222a)は、図1に示すように五番歯車121aの下に位置するようになり、五番歯車121aの検出穴121dの上部に、スペースを確保することが出来る。このスペースにLED130および基板(1)131を配置することで、図3のbに示す分の厚みを減らすことが可能となる。
図2は、本発明の第1実施形態にかかる平面図である。
120は図示しないステッピングモーターのローターで、五番車121を駆動する。
五番車121はローター120と噛み合い60秒間で5回転し、秒検出車122は、五番車121と噛み合い60秒で2回転し、五番歯車検出穴121dと秒検出歯車検出穴122d穴は、五番車221が駆動すると60秒毎に一回重なる構造である。
検出の対象となる四番車の四番歯車123aの歯数は60枚で、四番歯車123aを駆動する五番カナ(1)121bの歯数は12枚である。
よって四番歯車123aと五番カナ(1)121bが噛み合う減速比(B)は、1/5(12/60)となる。
秒検出歯車122aの歯数は60枚で、秒検出歯車122aを駆動する五番カナ(2)121cの歯数は24枚である。
よって秒検出歯車122aと五番カナ(2)121cの噛み合う減速比(A)は、1/2.5(24/60)となり、四番歯車123aと五番カナ(1)121bの噛み合う減速比(B)より小さくて良い。
このように、秒検出歯車122aと噛み合う五番カナ(2)121cを四番歯車123aと噛み合う五番カナ(1)121bと別体としたことにより、秒検出歯車122aと五番カナ(2)121cとの減速比を自由に設定可能となった。
これにより、従来技術(図4)に比べ、秒検出歯車122aの径を小さく作ることが可能となり、ひいては、時計の小型化が可能となる。
図5は、本発明の正転時の各検出穴の重なりを示す状態図である。
図5(a)〜(h)は、検出用の穴121d、122dの60秒間の所定位置での配置を表している。また図5(a)〜(c)は、検出用の穴121d、122dが重なる前後の1秒毎の各検出穴の位置を示しており、中でも図5(b)は、検出用の穴121d、122dが、重なった状態を示している。前記状態を検出手段で検出し、対象車である四番歯車の針位置を検出している。
図5(b)前後1秒の状態である(a)及び(c)では各検出穴は重ならない。図5(d)〜(h)は60秒間における途中段階の各検出穴位置を示していて、このうち図5の(d)、(e)、(g)、(h)は、五番歯車検出穴121dが、60秒のサイクルの中で図5(b)と同じ平面位置になる状態図であるが、図5(b)のみが各検出穴が重なる。
図5の(b)と(f)は、秒検出歯車122dが、60秒のサイクルの中で同じ平面位置になる状態図であるが、図5(b)のみが各検出穴が重なる。
このように、60秒間の間に秒検出歯車122aは2回周回し、五番歯車121aは5回周回するが、検出用の穴121d、122dが重なるのは1回しかなく、秒検出車122aの減速比を小さくしても検出動作に問題は無いことがわかる。
本第1実施例は、以下のような効果を有する。
[1]時計の小型化
従来の指針位置検出構造は、秒検出歯車222aと五番カナ221bの噛み合う減速比(C)が1/5(12/60)で、四番歯車123aと五番カナ221bの噛み合う減速比(B)と同じため、従来の秒検出歯車221aの歯車径は、四番歯車123aと同じ歯車径になり、平面積が増大していた。
しかし本発明においては、図2に示すように、秒検出歯車122aと五番カナ(2)121cの噛み合う減速比(A)は、1/2.5(24/60)で、四番歯車123aと五番カナ(1)121bの噛み合う減速比(B)より小さいため、秒検出歯車122aの歯車径は、四番歯車123aより小径にでき、平面積を小さくできる。
また図1に示すように、五番車121は、五番カナ(1)121bと五番カナ(2)121aが五番歯車121aの上下に別体に配置されているため、秒検出歯車122aは減速比(A)において、最も小径の歯車径に容易に調整ができる。
以上の効果から本発明の指針位置検出構造は、従来の構造より平面的に小型化できる効果がある。
[2]時計の薄型化
従来の指針位置検出構造は、図3に示すとおり、輪列受211とLED130とが厚み方向で重なり、基板(3)231は輪列受211の上面側に配置されるため、基板押え板214が必要となる。
しかし本発明においては、図1に示すように、輪列受111の下側にLED130と、基板(1)131が配置できるため基板押え部材が不要となり、基板(1)131が輪列受111の下面側に配置されると、輪列受111で基板押え部材を兼ねることができるため、筒車押え113の下面から時計裏蓋側のムーブメント全体の厚みを、輪列受111の上面側までにできる。
よって、本発明は図3の図示c寸法分である基板(3)231と基板押え板214分はムーブメント全体の厚みを薄くできる効果がある。
また輪列受111は、LED130と基板(1)を断面的に逃げるため、従来の輪列受211の様に穴や切り欠きを設ける必要が無い。そのため輪列受111を安価に製作できる効果がある。
なお、本発明は、上述の実施例の他、幾つかの変形例が実施可能である。
(変形例1)
減速比は、その時計の特性に合わせ、適宜設定すれば良い。例えば、実施例では、秒検出歯車122aと五番カナ(2)121cの噛み合う減速比をわかりやすく、1/2.5(24/60)としたが、1/3(20/60)でも成り立つ。これにより、さらに小型化が可能である。
(変形例2)
本実施例の五番カナ(2)121cは、秒検出車122を駆動させるだけのため負荷がかからない。よって、圧入時の固定力が金属製より小さいプラスチック製でも成り立つ。五番カナ(2)121cを、プラスチック製にすることにより、五番車121が安価にできる効果を得られる。
(変形例3)
また、強度的にもてば、本実施例の五番車121をプラスチック製で一体成形しても良い。これにより、材料面で五番車121が安価に製造できる上、五番カナ(2)122cを圧入固定する必要がないので、より安価に製造できる。
(変形例4)
図3に示すような従来の一実施例の構成においても、秒検出車222と五番カナ221bの減速比を、四番車23と五番カナ(1)21bの減速比より、小さくできる。具体的には本発明第一の実施例の減速比(A)の1/2.5(24/60)も、本第1実施の変形例1の減速比1/3(20/60)も可能である。
但し、五番カナ(2)121cを使用しない分、減速比の設定の自由度は小さくなる。
なお、上述してきた実施例、変形例はあくまで一例であり、本実施例はこれに限定されない。本実施例では、秒検出機構において説明してきたが、もちろん、分針や時針の位置検出への適用も可能である。
検出方式として透過型光検出で説明したが、反射型光検出にも適用可能である。この場合、LED130の場所にフォトリフレクタが配置される。
地板や輪列受等の材質も、本発明の主旨を達成できる範囲で、任意に選択可能である。
110 本発明で使用の地板
111 本発明で使用の輪列受
112 中受
113 筒車押え
120 ローター
121 本発明で使用の五番車
121a 五番歯車
121b 五番カナ(1)
121c 五番カナ(2)
121d 五番歯車検出穴
122 本発明で使用の秒検出車
122a 秒検出歯車
122b 秒検出車真
122d 秒検出歯車検出穴
123 四番車
123a 四番歯車
123b 四番カナ
125 中心車
127 筒車
130 LED
131 基板(1)
132 フォトトランジスタ
133 基板(2)
210 従来例で使用の地板
211 従来例で使用の輪列受
214 基板押え板
221 従来例で使用の五番車
221a 五番歯車
221b 五番カナ
222 従来例で使用の秒検出車
222a 秒検出歯車
222b 秒検出車真
231 基板(3)

Claims (6)

  1. 位置検出の対象となる対象車の対象歯車と、
    該対象歯車を駆動するカナと、自身が駆動されるための駆動歯車を有する駆動車と、
    前記対象歯車とは別に前記駆動車のカナと噛み合う検出歯車を有し、
    前記対象歯車の位置検出を実行するための検出車と、
    前記検出歯車と、前記駆動歯車の位置を検出するための検出手段とを有し、
    前記駆動車のカナと前記検出歯車の減速比が、
    前記駆動車のカナと前記対象歯車の減速比より小さく設定され、
    前記検出歯車が、前記対象歯車よりも小径になる
    ことを特徴とする指針位置検出機能付時計。
  2. 前記駆動車における前記対象歯車と噛合うカナ(以下駆動カナ)と、
    前記検出歯車と噛合うカナ(以下検出カナ)が別体で形成され、
    該駆動カナと該検出カナが、厚み方向で前記駆動歯車の上下に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の指針位置検出機能付時計。
  3. 前記駆動車と、前記検出車を保持する地板と輪列受を有し、
    厚み方向において、前記地板−前記駆動歯車間に前記検出歯車が配置され、
    前記輪列受−前記駆動歯車間に、前記検出手段が配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の指針位置検出機能付時計。
  4. 前記駆動車が、前記駆動歯車と駆動車軸を兼ねる前記駆動カナから構成され、
    該駆動車軸と前記検出カナが別体で構成される
    ことを特徴とする請求項2ないし3のいずれか1つに記載の指針位置検出機能付時計。
  5. 前記検出手段を実装する回路基板を有し、
    該回路基板が、前記輪列受−前記駆動歯車間に配置される
    ことを特徴とする請求項3ないし4のいずれか1つに記載の指針位置検出機能付時計。
  6. 前記駆動車の前記駆動歯車と、駆動車軸も兼ねる前記駆動カナと、前記検出カナが、
    一体で構成される
    ことを特徴とする請求項2ないし3のいずれか1つに記載の指針位置検出機能付時計。
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