JPH0656786U - 扇形表示輪列の修正機構 - Google Patents

扇形表示輪列の修正機構

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JPH0656786U JP257393U JP257393U JPH0656786U JP H0656786 U JPH0656786 U JP H0656786U JP 257393 U JP257393 U JP 257393U JP 257393 U JP257393 U JP 257393U JP H0656786 U JPH0656786 U JP H0656786U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ステップモーターを逆回転不可能
状態から脱出させる操作以外では、指針の位置に影響を
与えることのない脱出機構を提供する。 【構成】 指針4を取り付ける指針車20にステップモ
ーター14の駆動の規制をする回転規制用凸部20cを
設け、さらに、該回転規制用凸部20cを当ててステッ
プモーター14の正回転の回転規制をする回転規制部材
30を備え、該回転規制部材30は外部操作部材9を引
くとステップモーター14が正転する側に回転し、ステ
ップモーターを逆回転不可能状態から脱出させた。ステ
ップモーター23についても同様である。 【効果】 指針車が正常に動作している時に外部操作を
行なっても指針車には何の影響もない脱出機構を提供で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は指針扇形表示時計のステップモーターを逆回転不可能状態から脱出さ せるための輪列修正機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子時計は多面的な市場ニーズに合わせて多種多様な商品が出始めてお り、デジタル時計はもとより指針表示式時計においても時計の多様化の要求が強 く、クロノグラフや多針表示式カレンダーや月齢表示を付加したものなどが市場 に出廻っている。さらに、斬新なデザインの電子時計として、ステップモーター を正逆回転させ曜針を扇形駆動させて表示する電子時計も出現している。
【0003】 ところで電子時計の場合、ステップモーターを逆回転駆動させるためには特殊 のパルスを印加するようになっている。すなわち、1パルス逆回転させるには、 最初に正転用のパルスを印加してローターを正転側に振ってから逆転用のパルス を印加するように構成されているものである。しかも、ステップモーターの正逆 回転を用いて扇形表示をさせようとするときは、回転部材の途中に必ずストッパ ーを設けている。従って、曜を修正するような場合には、このストッパーに突き 当たった場合でも確実に駆動することが必須である。しかし、ストッパーに突き 当ててローターを停止させた場合、ローターの停止位置によってはストッパーが ローターの正転方向の回転を阻止し、逆回転不可能状態に陥ることがある。
【0004】 このような前記曜の扇形表示電子時計の輪列修正機構に関しては、本出願人よ り出願されている実開平3−8789号公報によれば、ステップモーターを逆回 転不可能状態から脱出させるために、ステップモーターのローターから扇形表示 部の指針車までの減速輪列のいずれかに回転用部材を設け、外部操作部材と連動 する修正部材でステップモーターが正転から逆回転に回転変更する方向に回転用 部材を押して逆回転不可能状態から脱出させ回動できるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上述べた従来例によれば、ステップモーターを逆回転不可能 状態から脱出させるために、修正部材をステップモーターが逆回転する方向に動 かさなければならない。すなわち修正部材を回転用部材が正常に動作している側 に動かさなければならないので、修正部材が回転用部材の正常な作動範囲内に入 る可能性が有る。従って指針が正常な動作をしている時にでも外部操作部材が押 されると指針を動かしてしまう恐れがある。特に、同軸に二針を設け扇形表示す るような電子時計においては、修正部材で回転させる方法では修正部材を二つ必 要とするというような複雑な構造となる。
【0006】 本考案の目的は、ステップモーターを逆回転不可能状態から脱出させる操作以 外では、指針の位置に影響を与えることのない、簡単な修正機構を提供するもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成させるために、本考案は次のような構成としている。すなわ ち、この考案に係わる扇形表示輪列の修正機構は、指針を取り付ける指針車と、 ステップモーターと前記指針車との間に介在する減速輪列の一部には、前記ステ ップモーターの駆動の規制を与える回転規制用凸部を設け、さらに、前記ステッ プモーターが正回転で駆動し続けたときに前記ステップモーターの回転規制をす る回転規制部材を備えていて、該回転規制部材は、外部操作により、外部操作部 材と連動してステップモーターが正転する側に回転し、ステップモーターを正転 から逆転方向に回転変更できるようにしている。
【0008】
【作用】
以上の構成によれば、指針車が正常に動作をしている時に外部操作部材で操作 を行なっても、指針車には何の影響もなく、指針の位置を変えてしまうこともな い。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の実施例による指針扇形表示輪列修正機構を示す要部平面図で、裏 蓋側から見たものである、図2は本実施例を適用した時計で、例えば電波を受信 して時刻を合わせることのできる時計の外観図、図3は指針扇形表示輪列の断面 図である。
【0010】 図2において、1は12時間で1回転する時針、2は60分間で1回転する分 針、3は1秒運針で60秒間で1回転する秒針、4は24時間で1回転する24 時間針であり、これらはいづれも通常時刻を表示し、ステップモーター(図示せ ず)により指針輪列を介して駆動する。
【0011】 さらに、月針5と日針6でカレンダーを扇形表示する。該月針5はICからの 電気的制御により6ステップ/1月の運針で反時計方向に72ステップ歩進した 後、月ステップモーターの早送りで72ステップ分(12月分)時計回転方向に 戻る往復運針を行なう。また、日針6もICからの電気的制御により2ステップ /1日の運針で反時計方向に62ステップ歩進した後、日ステップモーターの早 送りで62ステップ分(31日分)時計回転方向に戻る往復運針を行なう。尚、 月針5と日針6は、全回転させると文字板の上面に配設さた電波を受信する為の アンテナ7やモード針8と平面的に重なってしまうので回転規制を必要とする。
【0012】 8はモード針であり、9はモードを変えたり時刻を修正するため修正状態へ移 行する等の信号をICに送るためのプッシュプルボタンであり(以下PB1と略 す)、10、11、12、13はプッシュボタン2、3、4、5であり(以下各 々PB2、PB3、PB4、PB5と略す)、それぞれにICに電気信号を送る 部材が備えられている(図示せず)。
【0013】 次に、図1と図3により月針5と日針6の扇形表示輪列機構と修正機構につい て説明する。まず、輪列機構について説明する。14はIC34からの電気制御 により月針5を扇表示駆動させる月ステップモーター、15は月コイル16、月 ヨーク17と共に月ステップモーター14を構成する月ローター、該月ローター 15は時計基台である地板18と輪列受19に固定された貴石により軸支されて いる。また、地板18の上面側には月ヨーク17、月コイル16が積層配置され ている。月針5を取り付ける月車20は減速輪列である月中間車(1)21、( 2)22を介して月ローター15より駆動力が伝わる。該月中間車(1)21は 裏板37と輪列受19に固定された貴石により軸支されていて、月中間車(2) 22は月ローター15と同様に、地板18と輪列受19に固定された貴石により 軸支されている。月車20は月針5を取り付ける月車真20aと回転力を受ける 合成樹脂より成る月歯車20bとから構成されていて、月歯車20bには地板1 8に明けた異形の長穴18aと断面的に重なり、月車20を回転規制するときの ストッパーとなる回転規制用凸部20cが一体成形されている。
【0014】 日針6側の輪列機構も月針5側の輪列機構と同様の構成を成していて、23は 日ステップモーター、24は日ローター、25は日コイル、26は日ヨーク、2 7は日車で27aは日車真、27bは日歯車である。また、28は日中間車(1 )、29は日中間車(2)であり、日歯車27bには月歯車20bと同様に回転 規制用凸部27cが一体成形されている。
【0015】 月歯車20bの回転規制用凸部20cと日歯車27の回転規制用凸部27cは 、電池投入直後に行なうIC34との位置合わせ操作により、他部品と当接する ことなく地板18の異形の長穴18a内を往復運動するようになっている。
【0016】 また、地板18の上面で輪列とは平面的に重ならない位置に回転規制部材30 を配置している。ステップモーターの正転側の回転規制は、月歯車20b及び日 歯車27bの回転規制用凸部20cと27cを該回転規制部材30の回転規制部 30aに当てて行なっている。この時、回転規制部材30の平面的な位置規制は 、地板18に植設された支柱36と回転規制部材30のバネ部30cの反力で行 なっている。本実施例の場合のステップモーターの正転とは、月ローター15及 び日ローター24が反時計方向に回転することである。一方、ステップモーター の逆回転側の回転規制は、月歯車20b及び日歯車27bの回転規制用凸部20 cと27cを地板の異形の長穴の18aの端部18b側に当てて行なっている。 従って、月針5と日針6はIC34が暴走してもアンテナ7に当たることもない 。また、IC34と回転規制部材30の断面関係は、地板18の上面に回転規制 部材30が配置され、その上に該回転規制部材30が摺動するために必要なスキ を設けてある合成樹脂でできた回路支持台38が配置され、さらにその上方に回 路基板39の下面に実装されたIC34が配置されている。
【0017】 次に、修正機構の動作について説明する。ICが暴走し、ステップモーターが 正転し続け、月車20及び日車27の回転規制用凸部20cあるいは27cが回 転規制部材の回転規制部30aにぶつかり停止し、逆回転不可能状態になったと する。このように逆回転不可能状態になるのはIC34が正常に動作していない ためなので、IC34を初期化する必要がある、その操作として本時計は、(P B1)9を引き(PB2)10、(PB3)11、(PB4)12、(PB5) 13を同時に押すようにしている。該操作でIC34からの電気信号により月ロ ーター15と日ローター24を逆回転させ初期位置に駆動させるようにしている 。また、(PB1)9を引く時の節度は裏押サエ40により行なわれている。
【0018】 前記一連の操作の中で(PB1)9を引くことで(PB1)9と一体になって いる巻真31が引かれ、地板18に植設された支柱32を回転軸としてオシドリ 33が回転し、該オシドリ33の端部33aが反時計方向に回転し回転規制部材 30の端部30bを押す。すると、地板18に植設された支柱35を回転軸とす る回転規制部材30の回転規制部30aは反時計方向に回転し、回転規制部30 aは図示位置より左側にずれる。左側にずれることで月及び日の各ステップモー ター14、23は規制が解かれてフリーになるので、逆転するために必要な次の 安定点に吸引されない程度にローターを正転方向に回転させることが出来、逆回 転可能となる。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように本考案によれば、ローターが逆回転不可能状態に 陥った時以外には、回転規制用凸部が回転規制部材に触れることもないので、指 針の位置に影響を与えることもない修正機構を提供でき、しかも、輪列部品を直 接押すこともないので、輪列部品に傷を付けることも無い。
【0020】 また、本考案の実施例のような同軸に二針を設け扇形表示する時計でも簡単な 構成で逆回転不可能状態からの脱出を可能にすることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による指針扇形表示輪列の修正
機構を示す要部平面図である。
【図2】本考案の実施例を用いた時計の外観図である。
【図3】本考案の実施例による指針扇形表示輪列の断面
図である。
【符号の説明】
5 月針 6 日針 9 プッシュプルボタン(PB1) 15 月ローター 18 地板 19 輪列受 20 月車 20c,27c 回転規制用凸部 24 日ローター 27 日車 30 回転規制部材 30a 回転規制部 33 オシドリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモーターを正逆回転させて指針
    により扇形表示を行なうための指針車と、指針車を駆動
    するローターと、ローターの回転を指針車に伝える減速
    輪列を有する指針扇形表示式電子時計において、前記指
    針車から前記ローター間の減速輪列中には被規制部材が
    形成されており、また外部操作部材に連動する回転規制
    部材を設けるとともに、該回転規制部材は前記ローター
    が逆回転する方向の側に設けられて、前記回転規制部材
    により、前記ローターは逆回転不可能状態から脱出可能
    に構成されたことを特徴とする扇形表示輪列の修正機
    構。
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EP93302474A EP0564236B1 (en) 1992-03-31 1993-03-30 Electronic watch equipped with receiving device
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