JP5623224B2 - 車両用燃料電池システム - Google Patents
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Description
(2)O2+H2O+4e−→4OH− (カソードでの反応)
しかし、アノード側に発生するCO2ガスが液体燃料中に気泡として滞留すると、アノード電極における液体燃料との接触面が気泡に覆われて、燃料電池の出力が低下するおそれがある。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用燃料電池システムを搭載した電動車両の概略構成図である。
(1)燃料電池
燃料電池3は、液体燃料が直接供給される、例えば、アニオン交換型燃料電池であって、電動車両1の中央下側に配置されている。
(2)燃料給排部
燃料給排部4は、液体燃料を貯蔵するための燃料タンク21と、燃料タンク21から供給される液体燃料をアノード9に供給するとともに、燃料電池3(具体的には、アノード9の燃料供給路13)から排出される液体燃料を燃料電池3(アノード9の燃料供給路13)に還流するための還流路としての第1還流管22とを備えている。
(3)空気給排部
空気給排部は、詳しくは図示しないが、燃料電池システム2に採用される公知の構成でよく、具体的には、空気をカソード10に供給するための空気供給管(図示せず)と、カソード10から排出される空気を外部に排出するための空気排出管(図示せず)とを備えている。
(4)制御部
制御部6は、制御手段としてのコントロールユニット42と、電動車両1において、燃料電池3が水平方向に対して傾斜していることを検出し、また、その傾斜角度を検出する傾斜検出手段としての傾斜センサ43とを備えている。
(5)動力部
動力部7は、燃料電池3から出力される電気エネルギを電動車両1の駆動力として機械エネルギに変換するためのモータ37と、モータ37に電気的に接続されるインバータ38と、モータ37による回生エネルギを蓄電するための動力用バッテリ40と、動力用バッテリ40に電気的に接続されるDC/DCコンバータ36とを備えている。
1−2.燃料電池システムによる発電(第1実施形態)
上記した燃料電池システム2では、コントロールユニット42の制御により、燃料供給弁31が開かれ、第1燃料還流ポンプ29および燃料供給ポンプ41が駆動されることにより、液体燃料が第1還流管22を介してアノード9に供給される。一方、空気供給弁(図示せず)が開かれ、空気供給ポンプ(図示せず)が駆動されることにより、空気が空気供給管(図示せず)を介してカソード10に供給される。なお、燃料供給弁31は、液体燃料が所定量供給された後に閉じられる。
(1)CH3OH+6OH−→CO2+5H2O+6e−(アノード電極11での反応)
(2)O2+2H2O+4e−→4OH− (カソード電極16での反応)
(3)CH3OH+3/2O2→CO2+2H2O (燃料電池3全体での反応)
すなわち、メタノールが供給されたアノード電極11では、メタノール(CH3OH)とカソード電極16での反応で生成した水酸化物イオン(OH−)とが反応して、二酸化炭素(CO2)および水(H2O)が生成するとともに、電子(e−)が発生する(上記式(1)参照)。
(4)N2H4+4OH−→N2+4H2O+4e− (アノード電極11での反応)
(5)O2+2H2O+4e−→4OH− (カソード電極16での反応)
(6)N2H4+O2→N2+2H2O (燃料電池3全体での反応)
このようなアノード電極11およびカソード電極16での電気化学的反応が連続的に生じることによって、燃料電池3全体として、上記式(3)または上記式(6)で表わされる反応が生じて、燃料電池3に起電力が発生する。
1−3.燃料電池制御モードによる制御処理(第1実施形態)
図5は、図1のコントロールユニット42において実行される制御処理を表わすフロー図である。
1−4.作用効果(第1実施形態)
以上のような燃料電池システム2において、第1気液分離器23は、その前端部32が、電動車両1の前後方向において、燃料供給路13の最前端33より前側に配置されるとともに、上端部34が、電動車両1の上下方向において、燃料供給路13の最上端35より上側に配置されている。
2−1.燃料電池システムの全体構成(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る車両用燃料電池システムを搭載した電動車両の概略構成図である。なお、上記した部材に対応する部材については、図6において同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
2−2.燃料電池システムによる発電(第2実施形態)
上記した燃料電池システム2では、コントロールユニット42の制御により、燃料供給弁31が開かれ、第1燃料還流ポンプ29および/または第2燃料還流ポンプ55と、燃料供給ポンプ41とが駆動されることにより、液体燃料が第1還流管22および/または第2還流管45を介してアノード9に供給される。一方、空気供給弁(図示せず)が開かれ、空気供給ポンプ(図示せず)が駆動されることにより、空気が空気供給管(図示せず)を介してカソード10に供給される。なお、燃料供給弁31は、液体燃料が所定量供給された後に閉じられる。
2−3.気液分離切替制御モードによる制御処理(第2実施形態)
図9は、図6のコントロールユニット42において実行される制御処理を表わすフロー図であり、図10は、図9に示す登坂/平坦路モードにおいて実行される制御処理を表わすフロー図であり、図11は、図9に示す降坂モードにおいて実行される制御処理を表わすフロー図である。
流量(L/min)
=K1(L/A・min)×電流(A)
=[反応物質量×分子量÷濃度÷密度](L/min・A)×電流(A)
=セル数÷ファラデー定数(A・sec/mol)÷反応電子数(mol)÷<秒→分変換>(min/sec)×分子量÷濃度÷密度(kg/L)×電流(A) (1)
より具体的には、例えば、燃料電池3のセル数を100とし、液体燃料としてヒドラジン1水和物(分子量:50、反応電子数:4)の水溶液(濃度:10質量%、密度:1.03kg/L)を用いる場合には、液体燃料の流量は、上記式(1)および測定電流から、下記の通り計算される。
流量(L/min)
=100÷96485(A・sec/mol)÷4(mol)×60(sec/min)×50÷0.1÷1.03(kg/L)×電流(A)
そして、登坂/平坦路走行モードでは、算出された液体燃料の供給流量に基づいて、ポンプ回転数、すなわち、第1燃料還流ポンプ29の回転数が、下記式(2)により決定され、コントロールユニット42により、第1燃料還流ポンプ29の回転数が制御される(ステップS35)。なお、下記式(2)において、K2は、液体燃料の供給流量からポンプ回転数を算出するための係数であって、ポンプ1回転あたりの液体燃料吐出量(L/回)の逆数を示す。
ポンプ回転数(回/min)
=K2(回/L)×流量(L/min) (2)
より具体的には、第1燃料還流ポンプ29が、1回転あたり2Lの液体燃料を供給する場合には、ポンプ回転数は、上記により算出された液体燃料の供給流量から、下記の通り計算される。
ポンプ回転数(回/min)
=1/2(回/L)×流量(L/min)
このようにして、登坂/平坦路走行モードでは、気体が滞留される第1気液分離器23が稼動された後、ステップS1に戻り、再度、電動車両1の水平方向に対する傾斜が、傾斜センサ43によって検出される。
2−4.作用効果(第2実施形態)
以上のように、このような燃料電池システム2では、第1気液分離器23が、前側に配置されるとともに、第2気液分離器46が、後側に配置される。
また、第2実施形態において、第2気液分離器46は、その後端部47が、燃料供給路13の最後端48より後側に配置されるとともに、上端部49が、燃料供給路13の最上端50より上側に配置されていれば、電動車両1の車幅方向における配置は特に制限されない。より具体的には、例えば、第2気液分離器46は、燃料電池3の車幅方向一方側または他方側に配置されることができ、また、第2気液分離器46の投影面は、燃料電池3の燃料供給路13の投影面と、車幅方向において重複することができる。
2 燃料電池システム
3 燃料電池
13 燃料供給路
22 第1還流管
32 前端部
33 最前端
34 上端部
35 最上端
Claims (2)
- 自動四輪車に搭載される車両用燃料電池システムであって、
液体燃料が供給される燃料流路を備える燃料電池と、
前記燃料流路から排出される液体燃料を、前記燃料流路に還流させるための還流路と、
前記還流路に介在され、液体燃料と気体とを分離するための第1気液分離部と、
前記燃料電池が水平方向に対して傾斜していることを検出する、傾斜検出手段と、
前記傾斜検出手段による、前記燃料流路の車両の前後方向前側が下方向に向くように前記燃料電池が傾斜していることの検出に基づいて、前記燃料電池による発電を停止させる燃料電池停止手段と
を備え、
前記第1気液分離部は、
前端部が、車両の前後方向において、前記燃料流路の最前端より前側に配置されるとともに、
上端部が、車両の上下方向において、前記燃料流路の最上端より上側に配置されて
いることを特徴とする、車両用燃料電池システム。 - 自動四輪車に搭載される車両用燃料電池システムであって、
液体燃料が供給される燃料流路を備える燃料電池と、
前記燃料流路から排出される液体燃料を、前記燃料流路に還流させるための還流路と、
前記還流路に介在され、前端部が、車両の前後方向において、前記燃料流路の最前端より前側に配置されるとともに、上端部が、車両の上下方向において、前記燃料流路の最上端より上側に配置されている、液体燃料と気体とを分離するための第1気液分離部と、
前記還流路とは別に、前記燃料流路から排出される液体燃料を前記燃料流路に還流させるための第2還流路と、
前記第2還流路に介在され、後端部が、前記前後方向において、前記燃料電池の最後端より後側に配置されるとともに、上端部が、前記上下方向において、前記燃料電池の最上端より上側に配置されている、液体燃料と気体とを分離するための第2気液分離部と、
前記燃料電池が水平方向に対して傾斜していることを検出する、傾斜検出手段と、
前記傾斜検出手段による、前記燃料流路の前側が上方向に向くように前記燃料電池が傾斜していることの検出に基づいて、前記第1気液分離部を稼動させるとともに前記第2気液分離部を停止させ、一方、前記傾斜検出手段による、前記燃料流路の前側が下方向に向くように前記燃料電池が傾斜していることの検出に基づいて、前記第1気液分離部を停止させるとともに前記第2気液分離部を稼動させるための気液分離部切替手段と
を備えることを特徴とする、車両用燃料電池システム。
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