JP5622599B2 - クレーン用給電ケーブルリール装置およびこれを備えたクレーン - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、箱型形状のコンテナが多数設置される港湾のコンテナヤードにてコンテナを搬送するクレーンに設けられて好適なクレーン用給電ケーブルリール装置およびこれを備えたクレーンに関するものである。
港湾等のコンテナヤードでは、船舶へ積み込む前のコンテナや、船舶から積み下ろされたコンテナが多数設置されている。これらコンテナは、上方へ複数積み上げられた段積みコンテナとされ、各段積みコンテナが所定配列に従ってレーンごとに並べられている。各レーンには、レーンを跨ぐように、特許文献1に示されたようなRTG(Rubber Tired Gantry crane)等の自走式の門型クレーンが配置されている。この門型クレーンによって、レーン内を走行するトレーラやAGV(Automatic Guided Vehicle)とのコンテナの受け渡しが行われ、また、レーン内のコンテナの設置等が行われる。
このようなRTG等のクレーンは、従来、クレーンに搭載されたエンジン発電機にて発電し、クレーンの走行モータや荷役モータに電力を供給している。また、近年の環境負荷低減の要請から、エンジン発電機に加えてバッテリを搭載したハイブリッド電源方式が実用化されつつある。さらに環境負荷の低減を進める方式として、エンジン発電機を廃し、地上に設けた給電源から給電ケーブルおよびケーブルリールを介してクレーンに電力を供給するケーブルリール式地上給電方式がある。
特開2007−145444号公報
図7には、ケーブルリール式地上給電方式のRTGとされたクレーン100が示されている。同図に示されているように、クレーン100には、給電ボックス101から給電ケーブル103及びケーブルリール105を介して電力が供給されるようになっている。
しかし、給電ボックス101は地上に固定的に設置されているものであるため、クレーン100に設備されるケーブルリール105の位置に対応する位置に給電ボックス101が設備される必要がある。この場合、クレーン100の横行方向Yに隣り合うレーンで稼働する別のクレーン100に給電する給電ボックス101は、この両方のクレーン100に対して供用する事ができず、各々専用の給電ボックス101の配置が必要となり、コストの増大を招くことになるため好ましくない。
また、給電ボックス101から供給される電力の電圧はAC6600V級といった高電圧とされている。これは、クレーン100の最大負荷を考慮すると350kW程度の電力が必要とされるからである。したがって、給電ケーブル103の径も高電圧仕様のため太くなり、これに伴い、ケーブルリール105の直径も大きくなり大型化してしまう。
このため、走行方向X(図7参照)に張り出して設置する場合、装置重量を保持するための大掛かりな鉄骨構造が必要となり、かつケーブルリール105の走行方向Xへの張り出し量が大きくなるため、レーン端へ寄りきれない量が大きくなるために、コンテナ蔵置の面積効率を低下させてしまう問題が発生する。そのため、図7に示すように、走行方向Xに直行する横行方向Yの外側に張り出すようにケーブルリール105を設置せざるを得ない。また、コンテナ蔵置の面積効率の観点から、クレーン100の横行方向Y側方で稼働する別のクレーン100との離合間隔も可及的に狭く設定されている中で、横行方向Yの外側に張り出すようにケーブルリール105を設置せざるを得ない状況は、ケーブルリール給電式による電動化の実用化を阻害する大きな要因となっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、給電源(給電ボックス)の設置位置に関わらずクレーンに給電することができるクレーン用給電ケーブルリール装置およびこれを備えたクレーンを提供することを目的とする。
また、本発明は、走行方向に隣り合うクレーンの間隔が比較的狭いコンテナヤードであっても、ケーブルリール給電式の電動化を可能とするために、ケーブルリールを走行方向に張り出して設置することができるクレーンを提供する。
上記課題を解決するために、本発明のクレーン用給電ケーブルリール装置およびこれを備えたクレーンは以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるクレーン用給電ケーブルリール装置は、地上側の給電源から導かれる給電ケーブルが巻回されるケーブルリールと、該ケーブルリールに巻回された給電ケーブルからの電力をクレーン側に供給する際に用いるコネクタと、前記ケーブルリール及び前記コネクタが搭載され、クレーンに対して着脱可能とされた接続部とを備えていることを特徴とする。
地上側の給電源から導かれる給電ケーブルが巻回されるケーブルリールと、給電ケーブルからの電力をクレーン側に供給する際に用いるコネクタとを備えたクレーン用給電ケーブルリール装置を、これらを搭載した接続部によって、クレーンに対して着脱可能とすることとした。これにより、地上側の給電源の位置が、クレーンに取り付けられた給電ケーブルリール装置から見て遠い位置とされている場合であっても、給電ケーブルリール装置を取り外して給電源に近い所望の位置に移設することができるので、給電源の位置に関わらずクレーンに電力を供給することができる。
さらに、本発明のクレーン用給電ケーブルリール装置では、前記接続部には、クレーンの脚部から外方に張り出した突出部が挿入可能とされた接続用開口が形成されていることを特徴とする。
クレーンの脚部から張り出した突出部を、接続部に設けた接続用開口に挿入することによってクレーン用給電ケーブルリール装置を固定することができるので、クレーン用給電ケーブルリール装置をクレーンに対して簡便に移設することができる。
さらに、本発明のクレーン用給電ケーブルリール装置では、前記接続部には、フォークリフトの爪が挿入可能とされたフォークリフト用挿入穴が形成され、前記接続部は、前記フォークリフト用挿入穴から挿入されたフォークリフトの爪によって退避し、フォークリフトの爪が退出した際に進出してクレーンの前記突出部に係合するロック機構を備えていることを特徴とする。
接続部にフォークリフト用挿入穴を形成することによって、接続部にフォークリフトの爪を差し込んでクレーン用給電ケーブルリール装置を搬送することができるようにした。そして、フォークリフトの爪の挿入及び退出に応じて退避及び進出するロック機構によって接続部をクレーンの突出部に対して固定および解除するロック機構を設けることとした。これにより、フォークリフトによってクレーン用給電ケーブルリール装置をクレーンに取り付けたり取り外したりする一連の作業の中で同時にクレーン用給電ケーブルリール装置を固定および解除することができるので、作業性が向上する。
また、本発明のクレーンは、上記のいずれかに記載されたクレーン用給電ケーブルリール装置を備えていることを特徴とする。
クレーンに対して給電ケーブルリール装置が着脱可能とされているので、地上側の給電源の位置に関わらずクレーンに電力を供給することができる。
さらに、本発明のクレーンは、前記給電ケーブルを介して供給される電力を貯蔵する電力貯蔵装置と、当該クレーンにて消費する電力の変動に応じて前記電力貯蔵装置の充放電を制御する充放電制御装置を備える事で、前記給電ケーブルからの給電電力のピークカットを図り、例えばAC600V以下の低圧電力が前記給電ケーブルを介して供給される事を可能とし、前記給電ケーブルの径を低減し、ケーブルリールを小型化する事で、前記ケーブルリールは、前記クレーンの走行方向に張り出すように設けられていることを特徴とする。
クレーンにて消費する電力に応じて電力貯蔵装置の充放電を制御する充放電装置を備えることにより、給電ケーブルから供給される電力を例えばAC600V以下とした低電圧に抑えることができる。これにより、給電ケーブルとして、従来のようにAC6600V級といった高電圧仕様の比較的太い給電ケーブルを用いる必要が無くなり、ケーブルリールの径を小さくして小型化することができる。したがって、走行方向に隣り合うクレーンの間隔が狭いコンテナヤードであっても、クレーンの走行方向に張り出すようにケーブルリールを設けることができ、従来のように横行方向(走行方向に直交する方向)外側にケーブルリールを張り出す必要がなくなる。
本発明によれば、クレーン用給電ケーブルリール装置をクレーンに対して着脱可能としたので、地上側の給電源の設置位置に関わらずクレーンに給電することができる。
また、充放電装置によって給電ケーブルを低電圧仕様とし、ケーブルリールを小型化したので、走行方向に隣り合うクレーンの間隔が比較的狭いコンテナヤードであっても、ケーブルリールを走行方向に張り出して設置することができる。
本発明の一実施形態にかかるクレーンを示した斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるケーブルリール装置を示した正面図である。 図2のケーブルリール装置の側面図である。 図2のケーブルリール装置のスリップリング装置周りの詳細を示した斜視図である。 図2のケーブルリール装置の係合片がフォークリフトの爪によって退避してロック解除となった状態を示した側面図である。 クレーンに対してケーブルリール装置を設置する工程を示す側面図であり、(a)は設置前の状態、(b)は設置後の状態を示す。 ケーブルリール式地上給電方式のRTGを示した斜視図である。
以下に、本発明にかかる一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1には、本実施形態にかかるクレーン1が示されている。同図には、横行方向Yに隣り合う2つのレーンにそれぞれ設置された2台のクレーン1F,1Rが示されている。クレーン1は、地上に設置された給電ボックス31から供給された電力によって動作する地上給電方式の電動クレーンとされており、エンジン発電機を備えていない。また、クレーン1は、本実施形態にかかるクレーン用給電ケーブルリール装置(以下、単に「ケーブルリール装置」という。)2を備えている。
クレーン1は、いわゆるRTG(Rubber Tired Gantry crane)とされ、複数のゴムタイヤ3によって自走する門型のクレーンとされている。クレーン1は、複数のコンテナ(図示せず)が上方に段積みされた段積みコンテナが所定配列をもって設置されたレーンRを跨ぐように配置され、レーンRの長手方向(走行方向X)に走行する。
クレーン1は、各脚部11に4つの走行装置5を備えており、各走行装置5に4つのゴムタイヤ3が設けられている。走行装置5は、走行制御装置7によって、その駆動が制御されるようになっている。走行装置5には、オートステアセンサ6が設けられている。このオートステアセンサ6は、レーンRの長手方向に敷設された磁気ガイドライン15からの磁気を検出するようになっており、これにより、クレーン1を走行方向Xに自動で直進運転できるようになっている。
左右方向である走行方向Xに隣り合う走行装置5は、下梁9によって連結されており、この下梁9上に走行制御装置7が設置されている。ここで、左右とはクレーンの走行方向を意味し、前後とはトロリ20の移動方向(横行方向Y)を意味する。これは、トロリ20に設置された運転室22内のオペレータの姿勢を基準として定められたものである。
下梁9の中央には、下方に向けた状態のベイセンサ8が設けられている。このベイセンサ8は、設置されたコンテナの左右方向の単位であるベイ毎に敷設された磁石16からの磁気を検出するようになっており、これにより、クレーン1を目標のベイに停止させることができる。
下梁9の両端には、上方に立設する柱10がそれぞれ設けられている。各柱10の上端は、もう一方の下梁9から立設された柱10の上端とガーダ12によって連結されている。
ガーダ12は左右方向に2本並列に設けられており、これらガーダ12上をトロリ20が前後方向(横行方向Y)に移動する。トロリ20には運転室22が設けられており、この運転室22内にオペレータが待機し、クレーン1の操作を行う。
トロリ20からはスプレッダ(吊具)24が吊り下げられており、このスプレッダ24によってコンテナが把持された状態で吊り下げられるようになっている。具体的には、スプレッダ24の四隅に、先端に拡大頭部を有するツイストロックピン(図示せず)が下方に突出した状態で設けられており、各ツイストロックピンの拡大頭部がコンテナの上面四隅に設けられた穴に挿入された状態で回転させられることによって係合するようになっている。このようにスプレッダ24によって吊り下げられることにより、コンテナはトロリ20の移動に応じて各位置に移動させられる。
クレーン1は、図示しないバッテリ(電力貯蔵装置)及び充放電装置を備えている。バッテリは、地上に固定設置された給電ボックス31から給電ケーブル33及びケーブルリール35を介して供給された電力を貯蔵する。給電ボックス31からは、例えばAC460Vといった低電圧の電力が供給されるようになっている。充放電装置は、バッテリの充放電を制御することによって、クレーン1の消費電力の変動に対応し、給電電力を平準化して低く抑えることができるようになっている。
給電ケーブル33は、AC460Vといった低電圧仕様とされているので、従来のAC6600V級の高電圧仕様の給電ケーブルに比べて小径とされている。これに伴い、ケーブルリール35は、従来のケーブルリールに比べて小型化されている。このように小型化されたケーブルリール35は、クレーン1の走行方向X側に張り出すように設置されている。
ケーブルリール35を備えたケーブルリール装置2は、クレーン1に対して着脱可能とされている。また、図1に示されているように、1つのクレーン1に対して複数設けることもできる。そして、給電ボックス31の位置に応じて、ケーブルリール装置2の位置が変更できるようになっている。
図1に示された例では、前側のクレーン1Fでは、後方の左右の脚部11に1つずつケーブルリール装置2が設けられており、後側のクレーン1Rでは、左方の前後の脚部11に1つずつケーブルリール装置2が設けられている。後側のクレーン1Rでは、前側の左方に給電ボックス31が位置しているので、この給電ボックス31に近い位置すなわち前側左方の脚部11にケーブルリール装置2が移設されている。例えば、前側のクレーン1Fのように後側右方の脚部11にケーブルリール装置2が設置されていた場合には、矢印Aに示すように、ケーブルリール装置2を後側右方から前側左方へとケーブルリール装置2を移設する。
なお、クレーン1の柱10の下方の脚部11には、ケーブルリール装置2を固定するための突出梁(突出部)13が水平方向に張り出して設けられている。突出梁13を用いたケーブルリール装置2の固定方法については後述する。
図2及び図3には、ケーブルリール装置2が示されている。
ケーブルリール装置2は、給電ケーブル33を巻回するケーブルリール35と、ケーブルリール35の回転中心を支持する回転軸体37と、回転軸体37を回転駆動する電動モータ39と、給電ケーブル33から供給された電力をクレーン1側に供給するためのコネクタ41とを備えている。
電動モータ39は、減速機43を介して回転軸体37を駆動するようになっている。電動モータ39は、給電ケーブル33を繰り出すときは給電ケーブル33が弛まないように所定の張力が給電ケーブル33にかかるように動作し、給電ケーブル33を巻き取るときはケーブルリール35を巻取方向に所定のトルクで回転駆動させる。
給電ケーブル33から供給された電力は、スリップリング装置45を介してコネクタ41へと供給されるようになっている。スリップリング装置45は、図4に示すように、給電ケーブル33から3相に分岐されたそれぞれの配線に対してスリップリング45aが設けられており、これらスリップリング45aと対応した各ブラシ45bを介してコネクタ41へと3相電力が導かれるようになっている。コネクタ41は、クレーン側の図示しないコネクタと接続される。
ケーブルリール35の下方には、地上から導かれる給電ケーブル33をガイドするケーブルガイド47が設けられている。
上述したケーブルリール35、電動モータ39、スリップリング装置45、コネクタ41等は、下方に位置する接続用架台(接続部)51に搭載されている。接続用架台51は、四隅に設けられて立設された脚部53と、脚部53に対して水平に固定された下方台板55及び上方台板57とを備えている。上方台板57上には、減速機43及びスリップリング装置45が固定設置されている。
上方台板57と下方台板55との間には、開口59が形成されている。この開口59は、クレーン1に対してケーブルリール装置2を固定するための接続用開口とされている。具体的には、図3に示されているように、クレーン1の柱10の下方の脚部11から走行方向Xの外方に張り出した突出梁13が、開口59に対して挿入可能となっている。
下方台板55には、突出梁13に対してケーブルリール装置2を固定するためのロック機構が設けられている。このロック機構は、複数の係合片61を備えており、常態において上方へと進出するようにバネ等の付勢部材によって付勢されている。図3には、係合片61が上方に進出して突出梁13の下面に形成された係合溝に係合されたロック状態が示されている。
下方台板55の側面には、図2に示されているように、フォークリフトの爪が挿入可能とされたフォークリフト用挿入穴63が形成されている。このフォークリフト用挿入穴63からフォークリフトの爪65が挿入されると、図5に示されているように、係合片61はフォークリフトの爪65に当接した状態で下方へと退避してロック解除状態となるようになっている。
図6には、クレーン1に対するケーブルリール装置2の固定方法が示されている。ケーブルリール装置2は、フォークリフトによって搬送可能とされており、図6(a)に示されているように、フォークリフトの爪65を下方台板55のフォークリフト用挿入穴63(図2参照)から挿入することによってケーブルリール装置2を持ち上げる。このとき、係合片61はフォークリフトの爪65によって下方へと退避されており、ロック状態が解除されている。そして、フォークリフトをクレーン1側へと接近させて、突出梁13をケーブルリール装置2の開口59内に挿入する。その後、図6(b)に示すように、フォークリフトをクレーン1から遠ざかるように退避させて爪65をフォークリフト用挿入穴63から抜く。爪65が退避すると、係合片61は付勢力によって上方へと進出して突出梁13に対して係合させられ、ロック状態となる。
以上の通り、本実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
地上側の給電ボックス31から導かれる給電ケーブル33が巻回されるケーブルリール35と、給電ケーブル33からの電力をクレーン1側に供給する際に用いるコネクタ41とを備えたクレーン用給電ケーブルリール装置2を、これらを搭載した接続用架台51によって、クレーン1に対して着脱可能とすることとした。これにより、地上側の給電ボックス31の位置が、クレーン1に取り付けられた給電ケーブルリール装置2から見て遠い位置とされている場合であっても、給電ケーブルリール装置2を取り外して給電ボックス31に近い所望の位置に移設することができるので、給電ボックス31の位置に関わらずクレーンに電力を供給することができる。
クレーン1の脚部11から張り出した突出梁13を、開口59に挿入することによってケーブルリール装置2を固定することができるので、クレーン1に対して簡便に移設することができる。
接続用架台51の下方台板55にフォークリフト用挿入穴63を形成することによって、フォークリフト用挿入穴63にフォークリフトの爪65を差し込んでケーブルリール装置2を搬送することができるようにした。そして、フォークリフトの爪65の挿入及び退出に応じて退避及び進出する係合片61によってクレーン1の突出梁13に対して固定および解除するロック機構を設けることとした。これにより、フォークリフトによってケーブルリール装置2をクレーン1に取り付けたり取り外したりする一連の作業の中で同時にケーブルリール装置2を固定および解除することができるので、作業性が向上する。
また、クレーン1にて消費する電力を平準化するようにバッテリの充放電を制御する充放電装置を備えることにより、給電ケーブル33から供給される電力をAC460Vとして、クレーン1にて消費する電力を抑えるようにした。これにより、給電ケーブル33として、従来のようにAC6600V級といった高電圧仕様の比較的太い給電ケーブルを用いる必要が無くなり、ケーブルリール35の径を小さくして小型化することができる。したがって、横行方向に隣り合うクレーン1F,1R(図1参照)の間隔が狭いコンテナヤードであっても、クレーン1の走行方向Xに張り出すようにケーブルリール35を設けることができ、従来のように横行方向Yの外側にケーブルリールを張り出す必要がなくなる。
1 クレーン
2 ケーブルリール装置(クレーン用給電ケーブルリール装置)
13 突出梁(突出部)
31 給電ボックス(給電源)
33 給電ケーブル
35 ケーブルリール
41 コネクタ
59 開口(接続用開口)
61 係合片(ロック機構)
63 フォークリフト用挿入穴

Claims (5)

  1. 地上側の給電源から導かれる給電ケーブルが巻回されるケーブルリールと、
    該ケーブルリールに巻回された給電ケーブルからの電力をクレーン側に供給する際に用いるコネクタと、
    前記ケーブルリール及び前記コネクタが搭載され、クレーンに対して着脱可能とされた接続部と、
    を備え
    前記接続部には、クレーンの脚部から外方に張り出した突出部が挿入可能とされた接続用開口が形成されていることを特徴とするクレーン用給電ケーブルリール装置。
  2. 前記接続部には、フォークリフトの爪が挿入可能とされたフォークリフト用挿入穴が形成され、
    前記接続部は、前記フォークリフト用挿入穴から挿入されたフォークリフトの爪によって退避し、フォークリフトの爪が退出した際に進出してクレーンの前記突出部に係合するロック機構を備えていることを特徴とする請求項に記載のクレーン用給電ケーブルリール装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたクレーン用給電ケーブルリール装置を備えていることを特徴とするクレーン。
  4. AC600V以下の低圧電力が前記給電ケーブルを介して供給されて電力を貯蔵する電力貯蔵装置と、
    当該クレーンにて消費する電力の変動に応じて前記電力貯蔵装置の充放電を制御する充放電制御装置と、
    を備え、
    前記ケーブルリールは、前記クレーンの走行方向に張り出すように設けられていることを特徴とする請求項に記載のクレーン。
  5. 地上側の給電源から導かれる給電ケーブルが巻回されるケーブルリールと、
    該ケーブルリールに巻回された給電ケーブルからの電力をクレーン側に供給する際に用いるコネクタと、
    前記ケーブルリール及び前記コネクタが搭載され、クレーンに対して着脱可能とされた接続部と、
    を備えているクレーン用給電ケーブルリール装置を備えているクレーンにおいて、
    AC600V以下の低圧電力が前記給電ケーブルを介して供給されて電力を貯蔵する電力貯蔵装置と、
    当該クレーンにて消費する電力の変動に応じて前記電力貯蔵装置の充放電を制御する充放電制御装置と、
    を備え、
    前記ケーブルリールは、前記クレーンの走行方向に張り出すように設けられていることを特徴とすクレーン。
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