JP2009242101A - ヤードクレーンの給電装置 - Google Patents
ヤードクレーンの給電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009242101A JP2009242101A JP2008094406A JP2008094406A JP2009242101A JP 2009242101 A JP2009242101 A JP 2009242101A JP 2008094406 A JP2008094406 A JP 2008094406A JP 2008094406 A JP2008094406 A JP 2008094406A JP 2009242101 A JP2009242101 A JP 2009242101A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lane
- power
- power supply
- rail
- yard crane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C13/00—Other constructional features or details
- B66C13/12—Arrangements of means for transmitting pneumatic, hydraulic, or electric power to movable parts of devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C19/00—Cranes comprising trolleys or crabs running on fixed or movable bridges or gantries
- B66C19/007—Cranes comprising trolleys or crabs running on fixed or movable bridges or gantries for containers
Abstract
【課題】レーン替え運転時においても外部電源より電力が供給されるヤードクレーンを提供する。
【解決手段】ガーダ15と、その両端側に脚部材13をそれぞれ設けた門型の構造物と、脚部材13の下端側に車輪を備えた走行装置14と、前記ガーダ15に沿って横行するコンテナCの吊具17を備えたトロリ16と、電力を供給するための受電装置1とを備えたヤードクレーンAにおいて、コンテナCが載置されるレーンの近傍に、そのレーンの長手方向に沿って形成された主給電レール8と、前記レーンの端部に主給電レール8に直交する方向に形成された副給電レールとを設け、ヤードクレーンA本体側に設けた受電装置1は、その本体より伸縮あるいは旋回して前記主給電レール8或いは副給電レールに受電可能に接触するようにした。
【選択図】図2
【解決手段】ガーダ15と、その両端側に脚部材13をそれぞれ設けた門型の構造物と、脚部材13の下端側に車輪を備えた走行装置14と、前記ガーダ15に沿って横行するコンテナCの吊具17を備えたトロリ16と、電力を供給するための受電装置1とを備えたヤードクレーンAにおいて、コンテナCが載置されるレーンの近傍に、そのレーンの長手方向に沿って形成された主給電レール8と、前記レーンの端部に主給電レール8に直交する方向に形成された副給電レールとを設け、ヤードクレーンA本体側に設けた受電装置1は、その本体より伸縮あるいは旋回して前記主給電レール8或いは副給電レールに受電可能に接触するようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、港湾などのコンテナヤードにおけるコンテナの荷役を行うヤードクレーンの電源装置に関する。
[コンテナヤードの概要]
大量の物資を安全に輸送するコンテナ輸送においては、例えば、図15,16に示すように、コンテナヤードWに多数のコンテナCが複数のレーンL1〜L8上に積み上げられており、コンテナ船Vの荷役はガントリークレーン200により行われ、このガントリークレーン200と各レーンL1〜L8との間はシャーシtによりコンテナCが搬送され、また、各レーンL1〜L8上の荷役はヤードクレーン100により行われている。
大量の物資を安全に輸送するコンテナ輸送においては、例えば、図15,16に示すように、コンテナヤードWに多数のコンテナCが複数のレーンL1〜L8上に積み上げられており、コンテナ船Vの荷役はガントリークレーン200により行われ、このガントリークレーン200と各レーンL1〜L8との間はシャーシtによりコンテナCが搬送され、また、各レーンL1〜L8上の荷役はヤードクレーン100により行われている。
[ヤードクレーンの概要]
前記ヤードクレーン100は、一般的に、ガーダとその両端側から路面側に延長された脚部材とからなる門型の構造物の下部に走行装置を備えており、この走行装置は走行タイヤを90度回転させるステアリング機能を具備している。また、前記走行装置やトロリなどで使用される各種の電動機器や電気機器に電力を供給するエンジン式発電機が搭載されている。更に、前記トロリに操縦席が設けられており、その操縦席の中で運転者が操作して、コンテナCを吊り上げたり、または吊り下げたりできるようになっている。
前記ヤードクレーン100は、一般的に、ガーダとその両端側から路面側に延長された脚部材とからなる門型の構造物の下部に走行装置を備えており、この走行装置は走行タイヤを90度回転させるステアリング機能を具備している。また、前記走行装置やトロリなどで使用される各種の電動機器や電気機器に電力を供給するエンジン式発電機が搭載されている。更に、前記トロリに操縦席が設けられており、その操縦席の中で運転者が操作して、コンテナCを吊り上げたり、または吊り下げたりできるようになっている。
[荷役作業の繁閑]
このようなコンテナヤードWでは、各レーンL1〜L8における荷役量が異なっていることから、レーン毎に荷役作業の繁閑が生ずるので、荷役量の多いレーン(例えばレーンL1)にヤードクレーンを移動させる「レーン替え」を行い、繁忙なレーンL1へヤードクレーン100を複数台投入することで、コンテナヤードWの荷役効率を向上させている。
このようなコンテナヤードWでは、各レーンL1〜L8における荷役量が異なっていることから、レーン毎に荷役作業の繁閑が生ずるので、荷役量の多いレーン(例えばレーンL1)にヤードクレーンを移動させる「レーン替え」を行い、繁忙なレーンL1へヤードクレーン100を複数台投入することで、コンテナヤードWの荷役効率を向上させている。
そして、前述のように構成されたヤードクレーン100は、そのクレーン100が備えているエンジン式発電機より電力が供給されるようになっているので、電源の供給に拘束されることなくレーン替えが可能であった。
[環境問題]
ところが、近年、ヤードクレーン100に搭載されているエンジン式発電機より排出される排気ガスや騒音などの環境に関する問題についての関心が高まっており、排気ガスや騒音への対策が必要となっている。また、燃料費が高価となることからも、ヤードクレーンの電源を一般電源等の外部電源化することが検討されている。
ところが、近年、ヤードクレーン100に搭載されているエンジン式発電機より排出される排気ガスや騒音などの環境に関する問題についての関心が高まっており、排気ガスや騒音への対策が必要となっている。また、燃料費が高価となることからも、ヤードクレーンの電源を一般電源等の外部電源化することが検討されている。
電源を外部電源化するものとして、地上側に設けた電源装置と、クレーン本体側の給電ケーブルとを連結するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−137493号公報
特許文献1記載のヤードクレーンは、通常の荷役作業で使用される各種の電動機器や電気機器の電源が一般電源等の外部電源化されており、排ガスや騒音に対応したものである。
しかしながら、レーン替えを行う際には、地上側の電源装置とクレーン側の給電ケーブルとの連結が解除されるので、レーン替えがなされている間はそのヤードクレーンに搭載した発電用補助エンジンを駆動することとなり、排ガスや騒音といった環境対応が不十分であった。
また、地上側の電源装置とクレーン側のケーブルとを手動で接続して給電が行われており、その際、地上数十メートルの高さの操縦席から地上へ降りたり、また操縦席へ上ったりしなければならず、レーン替えの度に運転者には多大な運動が必要となると共に、この連結作業に時間がかかることから荷役作業の遅延の原因となることもあった。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑み、ヤードクレーンがレーン替えのときであっても外部電源からの電力を供給することのできる給電装置を提供することを目的とする。
本発明に係るヤードクレーンにおける給電装置は、次のように構成されている。
1)ガーダと、その両端側に脚部材をそれぞれ設けた門型の構造物と、脚部材の下端側に車輪を備えた走行装置と、前記ガーダに沿って横行するコンテナの吊具を備えたトロリと、電力を供給するための受電装置とを備えたヤードクレーンにおいて、コンテナが載置されるレーンの近傍に、そのレーンの長手方向に沿って形成された主給電レールと、前記レーンの端部に主給電レールに直交する方向に形成された副給電レールとを設け、ヤードクレーン本体側に設けた受電装置は、その本体より伸縮あるいは旋回して前記主給電レール或いは副給電レールに受電可能に接触するように構成されていることを特徴としている。
2)前記受電装置は、主給電レール或いは副給電レールに接触して電力を受電する集電部が先端に設けられており、この集電部を主給電レール或いは副給電レール側に向ける旋回装置と、集電部をレールに押し付ける伸縮装置とを備えていることを特徴としている。
3)ヤードクレーン本体の四隅に前記受電装置を設けたことを特徴としている。
1)主給電レールに直交する方向の副給電レールを設け、ヤードクレーンの受電装置の集電部を両給電レールに向かって旋回したり伸縮したりするように構成したので、ヤードクレーンをレーン替えする際にも給電レールから電力が供給されるようになり、大型のバッテリーを搭載しなくてよい。
2)更に、レーン替えの開始前から終了後まで電力が供給されているので、通常運転時と同様の速度で移動することができ、レーン替えをする際の移動時間を短縮することができる。また、レーン替えをしているときにも電力が供給されるので、遠方のレーンへ移動することもできる。
以下、本発明に係るヤードクレーンの給電装置について説明する。
[実施例1]
図1及び図2は、本発明に係るヤードクレーンAの概略図である。ヤードクレーンAは、ガーダ15と、その両端側に脚部材13をそれぞれ設けた門型の構造物12と、前記脚部材13の下端側にタイヤ14aを備えた走行装置14と、前記ガーダ15に沿って横行するコンテナの吊具17を備えたトロリ16と、前記走行装置14やトロリ16に電力を供給するための受電装置1が設けられている。更に、前記トロリ16には運転席Mが設けられており、運転者により荷役操作可能に構成されている。
[実施例1]
図1及び図2は、本発明に係るヤードクレーンAの概略図である。ヤードクレーンAは、ガーダ15と、その両端側に脚部材13をそれぞれ設けた門型の構造物12と、前記脚部材13の下端側にタイヤ14aを備えた走行装置14と、前記ガーダ15に沿って横行するコンテナの吊具17を備えたトロリ16と、前記走行装置14やトロリ16に電力を供給するための受電装置1が設けられている。更に、前記トロリ16には運転席Mが設けられており、運転者により荷役操作可能に構成されている。
また、図5に示すように、前記受電装置1に電力を供給すると共にヤードクレーンAをレーンに沿ってガイドして走行させる主給電レール8a〜8cが路面R上に設けられている。更に、レーンの端部には、前記主給電レール8a〜8cに直交する方向に副給電レール9a〜9dが路面R上に設けられており、また、そのレーンの端部にはヤードクレーンAがレーン替えの際に走行する通路Lが形成されている。
本実施例においては、主給電レール8と副給電レール9は、R極、S極、T極、アースの4本の給電レールを備えており、高圧の三相電源となっている(図3,4)。また、路面R上に立設した複数本の絶縁の施された電柱11により各レール(R,S,T,アース極)が支持されている。
前記ヤードクレーンAの受電装置1は、図4に示すようにシルビーム18より下方に延設した支持部材18aを介して設けられており、その支持部材18aの下端側に設置されている。
前記受電装置1は、図6に示すように、支持部材18a側に固定された旋回装置4と、この旋回装置4に枢支された基板4eと、この基板4eに設けた伸縮装置3に接続される台板2eと、この台板2eに設けた集電部2aとを備えている。
前記旋回装置4は、シリンダ装置4cに設けた鋸歯状体4bによりギア4a(オープンギア)を回転させるようになっており、ギア4aに枢支された基板4eを旋回させている。基板4eには、伸縮装置3が設けられており、この伸縮装置3は、リンク機構を有するパンタグラフジャッキ状のリンク体3aと、このリンク体3aを伸縮させるシリンダ装置3bとを備えている。
そのリンク体3aの先端側に設けられた集電装置2は、給電レール8,9に接触して電力を得る集電部2a(集電舟)と、この集電部2aを支持するパンタグラフ形状の脚部2bとを有しており、台板2eを介して前記リンク体3aに連結されている。このリンク体3aにより、集電装置2の集電部2aが給電レール8,9に対して平行状態に保持されている。
そして、このように構成された受電装置1が、ヤードクレーンA本体に設けられており、通常運転時にはレーンに沿って設けられている主給電レール8より電力を受電し、レーン替えの際には副給電レール9から電力を受電して運転可能としている。また、レーン替えの際に、主給電レール8から副給電レール9への切り替えがスムーズに行われると共に、ヤードクレーンA本体に設けた受電装置1が主給電レール8或いは副給電レール9と接触して電力を受電するようになっている。
また、主給電レール8または副給電レール9との接触の切り替え操作は、受電装置1の集電部2a側に設けたレール検出手段による信号に基づいて自動的に行われるように制御されている。
(通常運転時:同一レーン内での荷役運転)
図5に示すように、前述の如く構成された門型コンテナクレーンA(A1〜A3、A6,A7)は、各レーン(L1,L2,L4,L8,L10)内を平行(図面上の左右方向)に走行し、コンテナCの荷役を行っている。
(通常運転時:同一レーン内での荷役運転)
図5に示すように、前述の如く構成された門型コンテナクレーンA(A1〜A3、A6,A7)は、各レーン(L1,L2,L4,L8,L10)内を平行(図面上の左右方向)に走行し、コンテナCの荷役を行っている。
例えば、レーンL1で荷役を行っているクレーンA1は、そのレーンL1に沿って平行に設けられている主給電線8aより電力が供給されている。また、レーンL2で荷役を行っているクレーンA2は、そのレーンL2に沿って平行に設けられている主給電線8bより電力が供給されている。
(レーン替え運転時)
図5に示すように、レーンL1の左側の端部には副給電線9aが主給電線8aに直交する方向に設けられており、レーンL2〜L5についても同様に主給電線8b〜8eと副給電線9b〜9eが設けられている。また、レーンL6〜L10には、それぞれのレーンに沿って平行状に主給電レール8f〜8jが設けられている。
図5に示すように、レーンL1の左側の端部には副給電線9aが主給電線8aに直交する方向に設けられており、レーンL2〜L5についても同様に主給電線8b〜8eと副給電線9b〜9eが設けられている。また、レーンL6〜L10には、それぞれのレーンに沿って平行状に主給電レール8f〜8jが設けられている。
更に、レーンL1とレーンL6との間に、ヤードクレーンAの走行路Lが形成されている。レーンL2とレーンL7、レーンL3とレーンL8、レーンL4とレーンL9,レーンL5とレーン10との間にも、ヤードクレーンAの走行路Lが形成されている。
例えば、レーンL7からレーンL5へレーン替えする場合は、レーンL5の右端に形成されている走行路LにまでヤードクレーンA4を移動させる。この際、図面上ではヤードクレーンAの右上側に設けた受電装置1が、主給電レール8gより離間することとなるが、ヤードクレーンAに搭載したバッテリーにより走行装置14を駆動し、受電装置1が隣接するレーンL2の主給電レール8bに接触して電力が供給されるまで走行する。
次いで、ヤードクレーンA4の図示しない回動装置により走行装置14のタイヤ14aを90度水平面内で回動させて、直角方向(図面上では上下方向)に移動できるようにする。
タイヤ14aが走行路Lに対して平行状となった状態で、ヤードクレーンA4を下側に向けて移動させる。このとき、受電装置1が主給電レール8bから離れるが、搭載されているバッテリにより走行装置14が駆動されるので、ヤードクレーンAは引き続き走行可能となっている。
バッテリにより駆動されたヤードクレーンA4は、前記レーンL2の下側に位置するレーンL3の主給電線8bに受電装置1が当接し、この主給電線8bより電力が供給されるので、引き続き走行することができる。更に走行すると、主給電線8bと受電装置1との接触が解除されるが、バッテリにより走行してそのレーンL3の副給電線9cと受電装置1が当接する。
このように主給電線8と副給電線9とから交互に電力を供給されながら、また、給電されない僅かな区間はバッテリ駆動により走行し、目的とするレーンL5の主給電線8eに受電装置1が当接したら、図示しない回動装置により走行装置14のタイヤ14aを90度水平面内で回動させて、水平方向(図面上では左右方向)に移動できるようにする。
タイヤ14aがレーンL5に対して平行状となった状態で、ヤードクレーンA4を右側へ移動させ、レーン替えが完了する。
本発明により、主給電レールに直交する方向の副給電レールを設け、ヤードクレーンの受電装置の集電部を両給電レールに向かって旋回したり伸縮したりするように構成したので、ヤードクレーンをレーン替えする際にも給電レールから電力が供給されるようになり、大型のバッテリーを搭載しなくてよくなる。
[実施例2]
前述の実施例に例示した受電装置の他にも、図8〜図9に例示するような受電装置1を用いることもできる。
前述の実施例に例示した受電装置の他にも、図8〜図9に例示するような受電装置1を用いることもできる。
図8,図9に示す受電装置1は、旋回装置4と、この旋回装置4の動力を伝達すると共に基板4eを旋回させるオープンギア4aとを備え、伸縮装置3は、リンク機構を備えたリンク体3aと、このリンク体3aを伸縮させるシリンダ装置3bとを有し、集電装置2は、給電レール8,9に接触する集電舟2aと、この集電舟2aを給電レール8,9に押し付けるパンタグラフ形状の脚部2bとを備え、主給電レール8或いは副給電レール9に集電部2aを旋回または伸縮させて接触するように構成されている。
[実施例3]
本実施例における受電装置は、図10〜図12に例示するように、オープンギア4aを回転させる旋回減速機4dを備えた旋回装置4と、この旋回装置4により旋回するシリンダ3bを備えた伸縮装置3と、伸縮装置3の先端に設けた回転装置3fを介して設置された集電装置2より構成されている。
本実施例における受電装置は、図10〜図12に例示するように、オープンギア4aを回転させる旋回減速機4dを備えた旋回装置4と、この旋回装置4により旋回するシリンダ3bを備えた伸縮装置3と、伸縮装置3の先端に設けた回転装置3fを介して設置された集電装置2より構成されている。
図11に示すように、旋回装置4によって伸縮装置を旋回させても、集電装置2の回転装置3fによりその集電装置2と主給電レール8との平行状態を保持できるようになっている。また、図12に示すように、集電装置2を副給電レール9と平行状態とすることもできる。
[実施例4]
図13に示すように、給電レール8,9の設置高さを高くし、受電装置1がタイヤ14aと干渉しないようにすることで、その受電装置1をシルビーム18の近傍に位置させることができ、タイヤ14aとレール8,9との距離αを縮小することができる。また、レー8,9ルの設置高さが作業者の背丈よりも高所となるので、作業者がレールに直接触れてしまい感電することが防止される。
図13に示すように、給電レール8,9の設置高さを高くし、受電装置1がタイヤ14aと干渉しないようにすることで、その受電装置1をシルビーム18の近傍に位置させることができ、タイヤ14aとレール8,9との距離αを縮小することができる。また、レー8,9ルの設置高さが作業者の背丈よりも高所となるので、作業者がレールに直接触れてしまい感電することが防止される。
本発明により、主給電レールに直交する方向の副給電レールを設け、ヤードクレーンの受電装置の集電部を両給電レールに向かって旋回したり伸縮したりするように構成したので、ヤードクレーンをレーン替えする際にも給電レールから電力が供給されるようになり、大型のバッテリーを搭載しなくてよい。また、大容量バッテリーを搭載することによる重量増加もなくなる。
また、レーン替えの開始前から終了後まで電力が供給されているので、通常運転時と同様の速度で移動することができ、レーン替えをする際の移動時間を短縮することができる。また、レーン替えをしているときにも電力が供給されるので、遠方のレーンへ移動することもできる。更に、通常運転時には、主給電レールをガイドとすることでヤードクレーンの走行を安定させることができる。
[実施例5]
本実施例は、図14に示すように、ヤードクレーンA本体の四隅に受電装置1を設け、更に、各レーンの端部に副給電レール9を設けたものである。詳しくは、通常運転時にはレーンに沿って設けられている主給電レール8より電力を受電し、レーン替えの際には副給電レール9から電力を受電して運転可能としたものであり、また、レーン替えの際に、主給電レール8から副給電レール9への切り替えがスムーズに行われると共に、ヤードクレーンA本体の四隅に設けた受電装置の何れかが主給電レール8或いは副給電レール9と接触して電力を受電するようにしたものである。
本実施例は、図14に示すように、ヤードクレーンA本体の四隅に受電装置1を設け、更に、各レーンの端部に副給電レール9を設けたものである。詳しくは、通常運転時にはレーンに沿って設けられている主給電レール8より電力を受電し、レーン替えの際には副給電レール9から電力を受電して運転可能としたものであり、また、レーン替えの際に、主給電レール8から副給電レール9への切り替えがスムーズに行われると共に、ヤードクレーンA本体の四隅に設けた受電装置の何れかが主給電レール8或いは副給電レール9と接触して電力を受電するようにしたものである。
なお、切り替え操作は、受電装置1の集電部2a側に設けたレール検出手段による信号に基づいて自動的に行われるように制御されている。
(通常運転時:同一レーン内での荷役運転)
図14に示すように、門型コンテナクレーンA(A1,A2)は、各レーンL1,L2内を平行に走行し、コンテナCの荷役を行っている。レーンL1で荷役を行っているクレーンA1は、そのレーンL1に沿って平行に設けられている主給電線8aより電力が供給されている。また、レーンL2で荷役を行っているクレーンA2は、そのレーンL2に沿って平行に設けられている主給電線8bより電力が供給されている。
図14に示すように、門型コンテナクレーンA(A1,A2)は、各レーンL1,L2内を平行に走行し、コンテナCの荷役を行っている。レーンL1で荷役を行っているクレーンA1は、そのレーンL1に沿って平行に設けられている主給電線8aより電力が供給されている。また、レーンL2で荷役を行っているクレーンA2は、そのレーンL2に沿って平行に設けられている主給電線8bより電力が供給されている。
(レーン替え運転時)
レーンL1の端部には副給電線9aが前記主給電線8aに直交する方向に設けられており、レーンL2の端部には副給電線9bが主給電線8bに直交する方向に設けられている。レーンL3についても同様に主給電線8cと副給電線9cが設けられ、レーンL4にも主給電線8dと副給電線9dが設けられている。また、レーンL1とレーンL3との間、レーンL2とレーンL4との間には、ヤードクレーンAが走行できる走行路が設けられている。
レーンL1の端部には副給電線9aが前記主給電線8aに直交する方向に設けられており、レーンL2の端部には副給電線9bが主給電線8bに直交する方向に設けられている。レーンL3についても同様に主給電線8cと副給電線9cが設けられ、レーンL4にも主給電線8dと副給電線9dが設けられている。また、レーンL1とレーンL3との間、レーンL2とレーンL4との間には、ヤードクレーンAが走行できる走行路が設けられている。
レーン替えを行う際には、ヤードクレーンA3のようにX方向に走行して、レーン替え用の通路LにヤードクレーンA3を移動させる。このとき、図14上ではヤードクレーンA3の左下に設けた受電装置1Cの伸縮装置3が伸張されて集電部2aが隣接するレーンL1の主給電レール8aに接触して電力が得られるようになっている。
次いで、走行路Lの中央付近にまでヤードクレーンA3を移動させ、図示しないステアリング機構により走行装置14のタイヤ14aを90度水平面内で回動させ、走行路L内をY方向に走行して目的とするレーンへ移動する。
目的とするレーンへ移動したら、受電装置1C,1Dをそのレーンの主給電レール8に接触させ、電力を確保し、タイヤ14aを90度水平面内で回転させてそのレーン内に移動する。
このようにして、ヤードクレーンA3のレーン替えが完了する。勿論、他のヤードクレーン、例えば、クレーンA4のようにX方向に移動してそのまま横のレーンL1へ移動するレーン替えも可能である。
本実施例により、ヤードクレーンAの受電装置1は、何れかの給電レールと当接するようになり、常時電力が供給されるようになるので、バッテリーレスとすることができる。なお、非常用電源としてトロリ16の駆動用の小型のバッテリーを搭載してもよい。
A ヤードクレーン
C コンテナ
R レーン
1 受電装置
2 集電装置
2a 集電部
3 伸縮装置
4 旋回装置
8 主給電レール
9 副給電レール
11 電柱
12 構造物
13 脚部材
14 走行装置
14a タイヤ
15 ガーダ
16 トロリ
17 吊具
18 シルビーム
18a 支持部材
L 通路
C コンテナ
R レーン
1 受電装置
2 集電装置
2a 集電部
3 伸縮装置
4 旋回装置
8 主給電レール
9 副給電レール
11 電柱
12 構造物
13 脚部材
14 走行装置
14a タイヤ
15 ガーダ
16 トロリ
17 吊具
18 シルビーム
18a 支持部材
L 通路
Claims (2)
- ガーダと、その両端側に脚部材をそれぞれ設けた門型の構造物と、脚部材の下端側に車輪を備えた走行装置と、前記ガーダに沿って横行するコンテナの吊具を備えたトロリと、電力を供給するための受電装置とを備えたヤードクレーンにおいて、
コンテナが載置されるレーンの近傍に、そのレーンの長手方向に沿って形成された主給電レールと、前記レーンの端部に主給電レールに直交する方向に形成された副給電レールとを設け、
ヤードクレーン本体側に設けた受電装置は、その本体より伸縮あるいは旋回して前記主給電レール或いは副給電レールに受電可能に接触するように構成されていることを特徴とするヤードクレーンにおける給電装置。 - 前記受電装置は、主給電レール或いは副給電レールに接触して電力を受電する集電部が先端に設けられており、この集電部を主給電レール或いは副給電レール側に向ける旋回装置と、集電部をレールに押し付ける伸縮装置とを備えていることを特徴とする請求項1記載のヤードクレーンにおける給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008094406A JP2009242101A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | ヤードクレーンの給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008094406A JP2009242101A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | ヤードクレーンの給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009242101A true JP2009242101A (ja) | 2009-10-22 |
Family
ID=41304479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008094406A Pending JP2009242101A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | ヤードクレーンの給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009242101A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102126677A (zh) * | 2010-01-15 | 2011-07-20 | 三菱重工业株式会社 | 供电装置以及起重机系统 |
WO2011099212A1 (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-18 | 三菱重工業株式会社 | 給電システム |
JP2011255999A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | クレーンシステム |
CN102363504A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-02-29 | 上海振华港机(集团)宁波传动机械有限公司 | 轮胎吊转场自动换电装置 |
WO2012130630A1 (de) | 2011-03-31 | 2012-10-04 | Conductix-Wampfler Gmbh | Stromabnehmersystem, krananlage und verfahren zum zustellen eines stromabnehmerwagens zu einer stromschiene |
DE102011002334A1 (de) * | 2011-04-29 | 2012-10-31 | Stemmann-Technik Gmbh | Strohmabnehmersystem für ein Fahrzeug |
JP2013006640A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置 |
JP2013006641A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置及びクレーン制御方法 |
DE102014105228A1 (de) * | 2014-04-11 | 2015-10-15 | Paul Vahle Gmbh & Co. Kg | Positionierbereich für eine Trasse zum vertikalen Einführen von Stromabnehmerkontakten in die Stromschienen der Trasse |
US20180208443A1 (en) * | 2015-07-14 | 2018-07-26 | Igus Gmbh | Coupling unit |
US10294084B2 (en) | 2014-02-04 | 2019-05-21 | Igus Gmbh | System and coupling device for automatically coupling a mobile machine, in particular a container-stacking crane, to a mobile consumer supply system, and a coupling therefor |
CN110203827A (zh) * | 2019-07-04 | 2019-09-06 | 安徽国祯生态科技有限公司 | 行车起重机供电装置 |
JP2021050086A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 日本製鉄株式会社 | 収納ラック |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04359601A (ja) * | 1991-06-04 | 1992-12-11 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 集電器を備えた搬送台車 |
JP2003137494A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | タイヤ式クレーンの給電装置 |
-
2008
- 2008-03-31 JP JP2008094406A patent/JP2009242101A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04359601A (ja) * | 1991-06-04 | 1992-12-11 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 集電器を備えた搬送台車 |
JP2003137494A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-14 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | タイヤ式クレーンの給電装置 |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102126677A (zh) * | 2010-01-15 | 2011-07-20 | 三菱重工业株式会社 | 供电装置以及起重机系统 |
EP2345619A1 (en) | 2010-01-15 | 2011-07-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Power supply apparatus and crane system |
WO2011099212A1 (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-18 | 三菱重工業株式会社 | 給電システム |
JP2011255999A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | クレーンシステム |
CN103492307A (zh) * | 2011-03-31 | 2014-01-01 | 康达提斯-瓦普弗勒有限公司 | 集电系统、起重机设备和用于使集电滑架向接触轨进给的方法 |
US10717359B2 (en) | 2011-03-31 | 2020-07-21 | Conductix-Wampfler Gmbh | Current collector system, crane system and method for delivering a current collector trolley to a busbar |
EP2616379A1 (de) | 2011-03-31 | 2013-07-24 | Conductix-Wampfler GmbH | Stromabnehmersystem, krananlage und verfahren zum zustellen eines stromabnehmerwagens zu einer stromschiene |
US9669715B2 (en) | 2011-03-31 | 2017-06-06 | Conductix-Wampfler Gmbh | Current collector system, crane system and method for delivering a current collector trolley to a busbar |
WO2012130630A1 (de) | 2011-03-31 | 2012-10-04 | Conductix-Wampfler Gmbh | Stromabnehmersystem, krananlage und verfahren zum zustellen eines stromabnehmerwagens zu einer stromschiene |
DE102011002334A1 (de) * | 2011-04-29 | 2012-10-31 | Stemmann-Technik Gmbh | Strohmabnehmersystem für ein Fahrzeug |
JP2013006640A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置 |
JP2013006641A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン装置及びクレーン制御方法 |
CN102363504A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-02-29 | 上海振华港机(集团)宁波传动机械有限公司 | 轮胎吊转场自动换电装置 |
US10294084B2 (en) | 2014-02-04 | 2019-05-21 | Igus Gmbh | System and coupling device for automatically coupling a mobile machine, in particular a container-stacking crane, to a mobile consumer supply system, and a coupling therefor |
DE102014105228A1 (de) * | 2014-04-11 | 2015-10-15 | Paul Vahle Gmbh & Co. Kg | Positionierbereich für eine Trasse zum vertikalen Einführen von Stromabnehmerkontakten in die Stromschienen der Trasse |
US20180208443A1 (en) * | 2015-07-14 | 2018-07-26 | Igus Gmbh | Coupling unit |
US10723594B2 (en) * | 2015-07-14 | 2020-07-28 | Igus Gmbh | Coupling unit |
CN110203827A (zh) * | 2019-07-04 | 2019-09-06 | 安徽国祯生态科技有限公司 | 行车起重机供电装置 |
CN110203827B (zh) * | 2019-07-04 | 2024-04-09 | 安徽国祯生态科技有限公司 | 行车起重机供电装置 |
JP2021050086A (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 日本製鉄株式会社 | 収納ラック |
JP7252464B2 (ja) | 2019-09-26 | 2023-04-05 | 日本製鉄株式会社 | 収納ラック |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009242101A (ja) | ヤードクレーンの給電装置 | |
WO2018076836A1 (zh) | 一种空中轨道多式联运互通系统 | |
JP2014507358A (ja) | 荷下し及び荷積みクレーン構造、コンテナターミナル、そして船からの荷下し及び船への荷積みの為の方法 | |
JP5127535B2 (ja) | シャトル式門型クレーン | |
JP2003137494A (ja) | タイヤ式クレーンの給電装置 | |
JP5815432B2 (ja) | 資材運搬装置及び資材運搬方法 | |
JP3810455B2 (ja) | 軌道保守機 | |
CN110371859B (zh) | 新型轨道正交式预制场内折线形转运梁施工方法和设备 | |
CN204173814U (zh) | 一种可变高轮胎式起重机 | |
KR101607462B1 (ko) | 컨테이너 운반을 위한 전주의 승하강형 이동식 전차선 시스템 | |
JP2002205579A (ja) | 可動型架空式電車線き電設備 | |
CN103979275A (zh) | 采用超级电容供电的重载物流运输系统 | |
CN110173284B (zh) | 一种掘进机顶部物料输送系统 | |
CN101570200A (zh) | 跨座式单轨车辆外伸式升降检修装置 | |
JP4970332B2 (ja) | ヤードクレーンの給電装置 | |
JP4834461B2 (ja) | 軌陸式運搬装置 | |
JP2013129529A (ja) | クレーンシステム | |
JP2019006601A (ja) | 車輪式カウンターウエイト | |
JP2007321399A (ja) | 線路上空構造物の構築方法及びその装置 | |
CN203890888U (zh) | 一种单臂箱梁架桥机的吊梁行车 | |
CN201817210U (zh) | 用于造船的轮胎式船段空中翻身龙门式起重机 | |
WO2018203447A1 (ja) | 門型クレーン | |
CN103924523A (zh) | 一种单臂箱梁架桥机 | |
CN213417444U (zh) | 一种轨道板运装设备 | |
CN203903334U (zh) | 采用超级电容供电的重载物流运输系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20100326 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120327 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120731 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |