JP5622176B2 - 自動水栓装置 - Google Patents
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Description
ここで、連通管外に超音波センサを配置し、超音波センサで発生した超音波を、連通管内に挿入された導波管を介して連通管の先端部まで導くことが考えられる。しかしながら、通常、曲線状である連通管内に、水管と剛体である導波管の両方を干渉しないように適切に配置することは非常に困難であり、組立性が良くないという問題があった。
吐水弁を閉めたときのウォータハンマー現象によって、連通管内の水管が振動するおそれがある。本発明では、連通管が導波管として利用されているので、連通管内で水管が振動すると、その振動を電波センサが検知してしまう。そうすると水管の振動を水栓の使用と誤検知してしまうなど、この振動に起因して電波センサによる誤検知が生じ、検知精度が著しく低下してしまう。そこで、本発明では、振動低減手段を設けることで、水管の振動に起因する誤検知を抑制している。
吐水弁から水管を通して伝わる振動は、水管を固定する固定部材に伝えられるため、振動が大きい場合には、この固定部材が振動するおそれがある。また、固定部材が振動し、その振動を電波センサで検知してしまうと、電波センサによる誤検知が生じ、検知精度が著しく低下してしまうおそれがある。本発明の構成によれば、固定部材が電波導入出部の先端開口よりも上流側に位置するので、電波センサは、固定部材の振動を検知し難くなり、誤検知が抑制される。このように、本発明では、固定部材と電波導入出部の配置関係を工夫するという簡単な構成で、固定部材の振動を検知し難くしているため、別途、振動遮断部材等を設ける必要がなく、小型で、デザイン自由度の高い自動水栓装置を提供することができる。
このように構成された本発明においては、電波導入出部から放射された電波の内、上流側へ進む電波が固定部材で下流側へ反射される。これにより、本発明では、電波放射口から放射される電波放射強度を高いレベルに維持することができ、検知精度をより向上させることが可能となる。
本発明の構成によれば、水管が可撓性を有するフレキシブル管であるので、連通管が、例えば湾曲形状であっても、組立性が良好となる。これにより、連通管の形状の設計自由度を向上させることができる。
一方、水管がフレキシブル管であると、水管の剛性を上げて水管の振動を抑制することが難しい。しかしながら、本発明では、上記固定手段を用いることにより、水管がフレキシブル管である場合であっても、ウォータハンマー現象による振動の影響を低減することが可能となる。
このように構成された本発明においては、吐水中には、吐水口から吐水される洗浄水と、電波放射口から放射される電波ビームとの干渉により、電波ビームを反射させて、検知範囲を止水中とは異なった範囲に変更することができる。例えば、電波放射口内の領域の内、水管の周囲の領域から放射される電波の一部が洗浄水に反射されて、吐水方向と直交する方向に広がる。これにより、本発明では、吐水中に、洗浄ポイントから周囲に検知範囲を広げることができ、手洗い中に確実に手を検出して吐水を継続し続けることが可能となる。
図1に示すように、本実施形態の自動水栓装置1は、シンク2の基台(支持体)3に基端部が固定され使用者側に向けて延びる連通管(スパウト)10及び吐水弁30を備えた水栓本体1Aと、連通管10内に挿入された水管20と、使用者の存在又は使用の有無を含む使用者の動作状態を検出するための電波センサ40と、吐水弁30の開閉動作を制御する制御部50とを備えている。
なお、本実施形態では洗浄水が吐水口26から斜め下方向に吐出されるように構成されているが、洗浄水が吐水口26からほぼ真下に向けて吐出されるように構成してもよい。
チューブ23は、可撓性を有し、電波を透過する材料(例えば樹脂)で形成されており、連通管10内でフレキシブル管22a,22bの間に接続されている。吐水中、チューブ23を透過した電波はチューブ23を通る洗浄水によって減衰される。すなわち、本実施形態では、水管20は、電波減衰部としてのチューブ23を有している。
なお、本実施形態では、チューブ23がフレキシブル管22a,22bの間に介在しているが、チューブ23を介在させなくてもよい。
まず、本実施形態の連通管10について説明する。本実施形態では、連通管10が電波の導波管として機能するように、内径及び長さ等が設定されている。すなわち、電波センサ40から放射された送信電波は、連通管10の内面と水管20の外面との間に形成された電波を通過させるための電波通過用空間内で、連通管10の内面及び水管20の外面で反射を繰り返して下流側へ伝播し、連通管10の先端で吐水口26近傍に設けられた電波放射口27からシンク2へ向けて放射される(図2の放射方向B1参照)。また、人の手で反射された電波(反射波)は、電波放射口27から連通管10内へ入り、連通管10内を伝播して、電波センサ40で受信される。
本実施形態では、水管20は、連通管10の内側面11に当接するように配置されている。図1から分かるように、連通管10の出口部分は、シンク2の底部に向かって斜め下方へ延びている。また、連通管10の出口部分が延びる方向に、自動水栓装置1を使用する際に使用者が立つ位置が設定されている。
本実施形態では、電波放射口27付近において、水管20が連通管10の内部に配置された二重管構造により、電波ビームパターンが調整されている。
図9は、止水中の状況を示している。図9(A)には、電波センサ40の検知範囲a1が示されている。この検知範囲a1は、止水中において、連通管10の電波放射口27から放射される電波ビームにより対象物を検知できる範囲を示している。
吐水中には、電波透過性のチューブ23に洗浄水が流れるため、連通管10内において、電波の一部が洗浄水により減衰され、電波の放射強度を弱めることができる。電波は、音波とは異なり、伝播に媒介が不要であるが、水を通して伝播しない性質を有する。
なお、本明細書では、幅方向又は横方向とは、連通管10に正対した使用者の左右方向を意味し、図1及び図2では紙面に垂直な方向であり、図4及び図5では紙面に対して左右方向である。
上記実施形態では、連通管10を電波の導波管として使用しているが、これに限らず、専用の導波管を用いて、電波センサ40と連通管10の出口との間で電波を導波管により伝播させるように構成してもよい。また、専用の導波管を用いる場合には、この導波管を連通管10の内部又は外部に配置してもよい。
2 シンク
3 基台
10 連通管
11 内側面
12 固定部材
20 水管
26 吐水口
27 電波放射口
28 反射部材(指向性調整手段)
28a 反射面(反射部)
40 電波センサ
41 センサ本体部
42 電波導入出部
42a 先端開口
50 制御部
A 吐水方向
B1,B2 放射方向
a1,a2 検知範囲
Claims (7)
- 支持体に基端部が固定され使用者側に向けて延在する連通管と吐水弁を備えた水栓本体と、前記連通管内に配置され前記水栓本体の端部である吐水口部に形成された吐水口に洗浄水を供給する水管と、使用者の動作状態を検知するための電波センサと、を備え、前記電波センサの信号に基づいて前記吐水弁の開閉を切り替えて、前記吐水口からの洗浄水の吐水と止水を行う制御手段を備えた自動水栓装置において、
前記連通管内と前記水管との間に形成した電波を通過させるための電波通過用空間と、
前記水栓本体の前記基端部側に設けられ、前記電波通過用空間に電波を放出するよう配置された電波センサと、
前記電波通過用空間に連通され、前記連通管内を通過してきた電波を外部に放射すると共に、外部で反射された電波を受け取るために前記吐水口部に形成された電波放射口と、が設けられ、
前記連通管の内面及び前記水管の外面が電波を反射させる部材で形成され、前記連通管の内面及び前記水管の外面によって前記電波通過用空間が形成されており、
前記電波センサから放射された電波を、前記連通管の内面及び前記水管の外面によって反射させて前記電波放射口へ伝播させ、前記電波放射口で受け取った外部からの電波を前記連通管の内面及び前記水管の外面によって反射させて前記電波センサへ伝播させるように構成されていることを特徴とする自動水栓装置。 - 前記吐水弁が閉じるときに生じる前記水管の振動を低減するための振動低減手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動水栓装置。
- 前記電波センサは、電波導入出部を介して前記連通管内との間で電波の送受を行うように構成されており、
前記振動低減手段は、前記吐水弁よりも下流側で、前記電波導入出部及び前記水管を前記連通管に固定する固定部材であり、この固定部材は、前記吐水弁で発生した振動が前記水管の先端側へ伝達するのを遮断し、及び、前記電波導入出部,前記水管及び前記連通管の相対的な変位を低減するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動水栓装置。 - 前記固定部材は、この固定部材よりも下流側に、前記電波導入出部の電波導入出開口が位置するように、前記電波導入出部を前記連通管に固定していることを特徴とする請求項3に記載の自動水栓装置。
- 前記固定部材は、電波を反射する部材で構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の自動水栓装置。
- 前記水管はフレキシブル管であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の自動水栓装置。
- 前記吐水口は、断面円形であり、かつ前記電波放射口よりも小径であり、前記電波放射口の内面に当接して配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の自動水栓装置。
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